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C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  一般 

1

1.1

  適用範囲  

1

1.2

  規格について一般的に考慮する事項  

1

1.3

  引用規格  

2

1.4

  性能特性  

3

2

  技術情報  

4

2.1

  用語及び定義  

4

2.2

  水準の体系  

5

2.3

  耐候性カテゴリによる分類  

6

2.4

  空間距離及び沿面距離  

7

2.5

  電流容量  

7

2.6

  JIS 形名  

7

2.7

  表示  

7

3

  寸法情報  

7

3.1

  図面及び寸法  

7

3.2

  レタリング方式  

7

3.3

  目的  

8

3.4

  詳細事項  

8

3.5

  ゲージ  

8

4

  品質評価の手順  

9

5

  試験及び試験計画  

9

5.1

  一般事項  

9

5.2

  試験計画  

9

5.3

  試験手順及び測定方法  

9

5.4

  前処理  

10

5.5

  試料の配線及び取付け  

10

附属書 A(規定)図面に用いる共通のレタリング方式  

11

参考文献  

13


C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人電子

情報技術産業協会(JEITA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業

規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業

規格である。これによって,JIS C 5401-1:2005 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 5401

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS C 5401-1

  第 1 部:品目別通則

JIS C 5401-2

  第 2 部:品種別通則−丸形コネクタ

JIS C 5401-2-001

  第 2-001 部:ブランク個別規格−丸形コネクタ

JIS C 5401-3

  第 3 部:品種別通則−角形コネクタ

JIS C 5401-3-001

  第 3-001 部:ブランク個別規格−角形コネクタ

JIS C 5401-4

  第 4 部:品種別通則−プリント配線板用コネクタ

JIS C 5401-4-001

  第 4-001 部:ブランク個別規格−プリント配線板用コネクタ


日本工業規格

JIS

 C

5401-1

:2015

(IEC 61076-1

:2006

)

電子機器用コネクタ−製品要求事項−

第 1 部:品目別通則

Connectors for electronic equipment-Product requirements-

Part 1: Generic specification

序文 

この規格は,2006 年に第 2 版として発行された IEC 61076-1 を基に,技術的内容及び構成を変更するこ

となく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

一般 

1.1 

適用範囲 

この規格は,電子及び電気機器に用いるコネクタに関する通則的事項及び技術情報について規定する。

ただし,高周波同軸コネクタには適用しない。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 61076-1:2006

,Connectors for electronic equipment−Product requirements−Part 1: Generic

specification

(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

1.2 

規格について一般的に考慮する事項 

1.2.0A 

一般事項 

この規格は,コネクタに関する用語,定義,記号,試験計画及び試験情報を含むか,又はこれらに対す

る引用規格を示す。

この規格は,製品ライフサイクルを通じて,自然環境に製品が与える影響を最小にする必要性を推奨し

ている IEC Guide 109 とともに用いる。

この規格並びに製造工程及び組立工程で認められている幾つかの材料は,環境へ悪い影響を与える可能

性があることを理解しなければならない。技術の進歩が受入れ可能な代替材料をもたらしたとき,環境に

影響を及ぼす材料は,この規格から除かなければならない。不適切な製造工程は,容易な保守性及び分解

を特徴とした製品設計に置き換えることが望ましい。

この規格と品種別通則との間に規定事項の相違がある場合には,品種別通則の要求事項が優先する。

1.2.1 

品種別通則 

関連する品種別通則(例えば,プリント配線板用,丸形,角形コネクタ及びその他の接続部品)には,

コネクタの特定の品種(subfamily)に対する固有の全ての詳細事項を含む。

その品種別通則は,その品種に適用する全ての試験方法及び手順の選択肢並びに寸法及び特性に対する


2

C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

厳しさ及び推奨値の選択肢を含まなければならない。

その内容は,この規格に基づかなければならない。

品種別通則と個別規格との間に規定事項の相違がある場合には,個別規格の要求事項が優先する。

この規格に関連する品種別通則は,次による。

a)  JIS C 5401-2

  第 2 部:品種別通則−丸形コネクタ

b)  JIS C 5401-3

  第 3 部:品種別通則−角形コネクタ

c)

JIS C 5401-4

  第 4 部:品種別通則−プリント配線板用コネクタ

1.2.2 

ブランク個別規格 

ブランク個別規格には,統一した個別規格を作成するために採用するレイアウト及び規定する情報を含

むガイダンスを記述する。

ブランク個別規格の規定内容は,この規格又は品種別通則に基づき,当該コネクタの品種(subfamily)

の設計パラメータを検証するために必要かつ十分な技術基準の選択肢を列挙する。

この規格に関連するブランク個別規格は,次による。

a)  JIS C 5401-2-001

  第 2-001 部:ブランク個別規格−丸形コネクタ

b)  JIS C 5401-3-001

  第 3-001 部:ブランク個別規格−角形コネクタ

c)

JIS C 5401-4-001

  第 4-001 部:ブランク個別規格−プリント配線板用コネクタ

1.2.3 

個別規格 

個別規格は,該当するコネクタ又はコネクタの範囲を記述するために必要な全ての情報を直接規定する

か,又はその他の規格を引用する。

これらの内容は,この規格又は品種別通則に基づくものとし,当該コネクタの設計パラメータを検証す

るために必要かつ十分な技術基準の選択肢を列挙するとともに,管理目的を完全かつ十分に考慮しなけれ

ばならない。

1.3 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0031:2003

  製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状の図示方法

注記  対応国際規格:ISO 1302:2002,Geometrical Product Specifications (GPS)−Indication of surface

texture in technical product documentation

(IDT)

JIS B 0401-1:1998

  寸法公差及びはめあいの方式−第 1 部:公差,寸法差及びはめあいの基礎

注記  対応国際規格:ISO 286-1:1988,ISO system of limits and fits−Part 1: Bases of tolerances,

deviations and fits

(IDT)

JIS B 0401-2:1998

  寸法公差及びはめあいの方式−第 2 部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の

注記  対応国際規格:ISO 286-2:1988,ISO system of limits and fits−Part 2: Tables of standard tolerance

grades and limit deviations for holes and shafts

(IDT)

JIS B 0621:1984

  幾何偏差の定義及び表示

注記  対応国際規格:ISO 1101:2004,Technical drawings−Geometrical tolerancing−Tolerancing of form,

orientation, location and run-out

−Generalities, definitions, symbols, indications on drawings(IDT)

JIS C 5402

(規格群)  電子機器用コネクタ−試験及び測定


3

C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

注記  対 応 国 際 規 格 : IEC 60512 (all parts) , Connectors for electronic equipment − Tests and

measurements

(MOD)

JIS C 60068-1:1993

  環境試験方法−電気・電子−通則

注記  対応国際規格:IEC 60068-1:1988,Environmental testing−Part 1: General and guidance(IDT)

JIS C 60664-1:2009

  低圧系統内機器の絶縁協調−第 1 部:基本原則,要求事項及び試験

注記 1  対応国際規格:IEC 60664-1:1992,Insulation coordination for equipment within low-voltage

systems

−Part 1: Principles, requirements and tests,Amendment 1:2000 及び Amendment 2:2002

(IDT)

注記 2  IEC 60664-1 は,2007 年版が発行されており,採用した JIS は,この版の翻訳版である。

JIS Z 8203:2000

  国際単位系(SI)及びその使い方

注記  対応国際規格:ISO 1000:1992,SI units and recommendations for use of their multiples and of

certain other units

(IDT)

JIS Z 8317-1:2008

  製図−寸法及び公差の記入方法−第 1 部:一般原則

注記  対応国際規格:ISO 129-1:2004,Technical drawings−Indication of dimensions and tolerances−

Part 1: General principles

(MOD)

IEC 60050-581:1978

,International Electrotechnical Vocabulary (IEV)−Chapter 581: Electromechanical

components for electronic equipment

IEC 62197-1:2006

,Connectors for electronic equipment−Quality assessment requirements−Part 1: Generic

specification

IEC 62225:2001

,Guidance on terms for connectors and mechanical structures in electronic equipment

IEC Guide 109:2003

,Environmental aspects−Inclusion in electrotechnical product standards

1.4 

性能特性 

1.4.1 

一般 

コネクタを設計する場合の性能特性は,環境的及び機械的ストレスを表す。また,電気特性の長期安定

性といった性能特性も表す。性能特性は,次の事項に基づく。

a)

環境条件  性能特性は,また異なる性能水準(一つ以上の因子が変動すると異なる性能水準)となる

次の因子の追加を認める。

−  電気的特性

−  機械的特性

−  互換性

必須の特性に加え,次の追加特性も規定する。

b)

試験計画

c)

試験条件の厳しさ

d)

試験終了後の要求事項

e)

特性に関する異なった(より狭い)公差

f)

環境試験に対する異なった厳しさ

性能水準の詳細は,2.2.2 を参照。

1.4.2 

動作環境 

動作環境は,次のパラメータの値及び定義を含む。

a)

温度及び温度範囲


4

C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

b)

高温高湿(定常)

c)

減圧

d)

液体浸せき及び耐性

e)

工業用の雰囲気における腐食(汚染ガス濃度又は塩水噴霧に対する耐久性)

1.4.3 

電気的特性 

電気的特性は,次のパラメータの値及び定義を含む。

a)

空間距離及び沿面距離

b)

耐電圧

c)

電流容量

d)

接触抵抗

e)

絶縁抵抗

f)

伝送特性

1.4.4 

機械的特性 

機械的特性は,次のパラメータの値及び定義を含む。

a)

機械的動作

b)

結合力及び離脱力

c)

コンタクト保持機構の機能性

d)

キーイング及び/又は極性の性能

e)

軸方向の静的な力

f)

機械的衝撃及び振動

1.4.5 

互換性 

互換性は,異なる製造業者によって供給される個々のコネクタを結合した一対のコネクタに対して要求

事項に適合したことを保証するため,取付けの互換性(intermountability)

,結合の互換性(intermateability)

及び/又は性能の互換性(interchangeability)からなる(2.2.3 参照)

このようなパラメータの例を,次に示す。

a)

コンタクトの構造

b)

結合部の形状及び寸法

c)

材料の仕様

d)

ルーズパートコンタクト又はリムーバブルコンタクトの保持に関する情報

e)

ロック機構

f)

取付けに関する情報

注記  互換性の追加要求事項は,自動実装機,組立工具及びはんだ付け又は無はんだターミネーショ

ンの工具との適合性を満足させるために,個別規格に規定してもよい。

技術情報 

2.1 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,IEC 60050-581 及び IEC 62225 によるほか,次による。

2.1.1

品目(family)

コネクタ。


5

C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

2.1.2

品種(sub-family)

基本形状又は用途によって区分されるコネクタ群。

例えば,次による。

a)

丸形コネクタ

b)

角形コネクタ

c)

プリント配線板用コネクタ

2.1.3

形式(type)

プリント配線板用コネクタのエッジソケットコネクタ,又はツーパートコネクタのような特定の品種内

のコネクタ。

2.1.4

形状(style)

形式内の特定のコネクタ。

2.1.5

類似品(variant)

形式内及び形状内,又は関連するコネクタの群内での変種。

類似品の例は,次による。

a)

品目:コネクタ

b)

品種:プリント配線板用コネクタ

c)

形式:プリント配線板用ツーパートコネクタ

d)

形状:特殊な形状,例えば,フランジ付

e)

類似品:極数,極性,ターミネーションなど

注記  次の用語の定義は,JIS C 60664-1 を参照。

−  空間距離

−  沿面距離

−  定格電圧

−  動作電圧

2.2 

水準の体系 

2.2.1 

一般 

用語“水準”は,2.2.2 及び 2.2.3 に規定するような異なった意味をもって用いるため,その意味を明確

にする必要がある。

水準及びこれらの組合せの全ての詳細は,個別規格に規定する。

個別規格は,二つ以上の性能水準及び互換性の水準を含めてもよい。

2.2.2 

性能水準 

用語“性能水準”は,試験中の部品に加わる環境的ストレス及び機械的ストレスの分類を表し,また,

電気的特性の長期的安定性のような特性の分類をも表す。これらの水準は番号付けを行い,通常一番小さ

い番号(1)は最上位の性能を示す。

2.2.3 

互換性の水準 

2.2.3.1 

一般 


6

C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

四つの水準は,

標準化の程度に応じて,

異なる製造業者のコネクタの互換性を特徴づける。

2.2.3.2

2.2.3.5

に定義するこれらの水準を適用する場合は,コネクタの個別規格に適宜規定する。

注記  異なる互換性水準のコネクタを結合する場合には,下位の水準を優先する。

2.2.3.2 

水準 1−取付けの互換性 

この水準は,外形寸法及びプリント配線板上の取付け寸法又はパネルカットアウト寸法,並びにケーブ

ルターミネーションアッセンブリだけを標準化する。異なる製造業者のコネクタは,必ずしも結合の互換

性はない。

この水準を満足するために,個別規格に必要とする情報は,プリント配線板用コネクタの場合は,次に

よる。

a)

プリント配線板レイアウト

b)

配線板の距離及び方向(平行又は垂直)

c)

パネルカットアウト寸法及びその位置(適用する場合)

可動形ケーブルコネクタは,ケーブルターミネーションアッセンブリの特性を含む。

2.2.3.3 

水準 2−結合の互換性 

この水準は,電気的インタフェース及び結合部の寸法だけを標準化する。異なる製造業者のコネクタを

結合した場合には,電気的,機械的及び環境性能は,完全には保証しない。

2.2.3.4 

水準 3−結合及び取付けの互換性 

この水準は,取付寸法,電気的インタフェース及び結合部の寸法並びに外形寸法だけを標準化する。

異なる製造業者のコネクタを結合した場合には,電気的,機械的及び環境性能は,完全には保証しない。

2.2.3.5 

水準 4−性能の互換性 

この水準は,異なる製造業者のコネクタを結合した場合,コネクタの電気的,機械的及び環境性能の適

合性を保証する全ての要素を標準化する。

注記  水準 4 では,性能の互換性を実証する複雑さがある。したがって,この水準を規定する前に評

価することが望ましい。

2.3 

耐候性カテゴリによる分類 

コネクタは,JIS C 60068-1 に規定する一般規則に従って耐候性カテゴリに分類する。

推奨温度及び高温高湿(定常)の厳しさを

表 に示す。どの数値の組合せを用いてもよく,例えば,

10/070/04

といった形式で,適用する品種別通則及び個別規格に規定する。

表 1−耐候性カテゴリ−推奨値 

低温(耐寒性)

高温(耐熱性)

高温高湿(定常)

−10

−25

−40 
−55

−65

70

85

100

125

155

175

200

260

4

10

21

56


7

C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

2.4 

空間距離及び沿面距離 

定格電圧又は許容動作電圧は,アプリケーション及び適用又は規定する安全規格の要求事項によって決

まる。

したがって,空間距離及び沿面距離は,規定する気圧下での耐電圧と同様に,個別規格に規定する。

指針は,JIS C 60664-1 の規定による。

2.5 

電流容量 

電流容量は,個々のコネクタに対し個別規格に規定する。その電流容量は,JIS C 5402 規格群(試験 5b)

によって定めた軽減曲線を用いることが望ましい。

2.6 JIS

形名 

この規格を適用するコネクタは,関連する品種別通則に規定する形名を付ける。

2.7 

表示 

2.7.1 

コネクタ上の表示 

個々のコネクタには,技術的に可能な場合,コネクタ上に個別規格に規定するコンタクト位置を表示す

る。それに加えて次の事項を表示する。

a)

製造業者名又は商標

b)

個別規格に規定する場合,製造年月又は製造週

c)

JIS

形名。製造業者は対照表を用意できる場合,製造業者独自の部品番号を用いてもよい。全ての表

示をする場所がない場合には,規定する順序によってできる限り多くの情報を表示する(2.6 参照)

注記  JIS の規格番号方式の一部である“ダッシュ”は,表示する場所を確保するために省略して

もよい。

例  JISC54014101

2.7.2 

包装上の表示 

2.7.1

の a)b)及び c)に規定する事項を包装上に表示する。

寸法情報 

3.1 

図面及び寸法 

各規格の比較を容易にするために,図面情報の統一した表示形式が望ましい。図面及び寸法の表示は,

次による。

a)

一角法又は三角法,いずれか一つの投影法を個別規格に一貫して用いて表示する。

b)

単位系は,SI 単位を用いる(JIS Z 8203 参照)

。したがって,全ての寸法は,メートル単位で表示し,

オリジナル設計寸法を明記する。オリジナル寸法がインチの場合には,インチ数字を括弧書きで追加

してもよい。

c)

寸法,公差及び許容差は,JIS B 0031JIS B 0401-1JIS B 0401-2JIS B 0621 及び JIS Z 8317-1 の規

定による。

3.2 

レタリング方式 

統一したレタリング方式を適宜,用いる。レタリングの表示は,次による。

a)

大文字は,

附属書 に示す図面及びレタリングの例に従って,主要寸法を示す場合に用いる。

b)

小文字は,その他の全ての寸法を示すために,任意に選び用いてもよい。

c)

添え数字としての奇数番号は,固定形コネクタに関する寸法を示すために用い,偶数番号は,可動形

コネクタに関する寸法を示すために用いる。


8

C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

d)

同じ文字を適宜,可動形及び固定形コネクタの対応する寸法のために用いる。

3.3 

目的 

図面は,製造図面として用いるものではない。

図面の目的は,次に示す。

a)

使用者が,コネクタを選択及び適用するために必要な情報を提供する。

b)

製造業者,使用者及び検査機関が,互換性(1.4.5 参照)を保証及び確認するために必要な情報を提供

する。

c)

機器設計者が,特定の設計の基本条件として必要な情報を提供する。

図面及び関連する寸法は,この目的を達成するために必要な全ての情報を含めなければならない。

許容差を必要な箇所に記載する。公差なしの公称値又は単に最大値若しくは最小値で十分な箇所には,

これらを示す。

“コネクタの形状は,規定する寸法が影響を受けない限り,図面に示した形状と相違してもよい。

”とい

う文言を記載する。

3.4 

詳細事項 

図面及び寸法には,次の事項を含めなければならない。

a)

関連するコネクタの共通特性,並びにコネクタを機械的構造物に用いる場合の高さ,幅及び奥行きの

データム平面に対する整合寸法(co-ordination dimensions)を含む基本設計を示す等角投影図

b)

固定形コネクタ

c)

可動形コネクタ及び/又はエッジソケットコネクタ

d)

結合情報

e)

アクセサリ

f)

固定形コネクタの取付け情報

g)

適用する場合,可動形コネクタの取付け情報

h)

適用する場合,アクセサリ付コネクタの取付け情報

i)

ゲージ,プローブ及び試験ジグ

注記  取付け情報は,プリント配線板(例えば,取付穴の直径及び真位置),パネル,バックプレーン

及びシャシ(例えば,取付穴の直径及び真位置,パネルカットアウト)にコネクタを取り付け

るときに必要な全ての詳細事項を含むことが望ましい。

3.5 

ゲージ 

ゲージには,次の事項を含めなければならない。

a)

寸法公差,表面仕上げ,ゲージの重要部分の硬度などの詳細

b)

材料,めっきの種類及びめっきの厚さ(必要とする場合)

c)

公差を含む厳密な質量

d)

ゲージの機能を表す名称

e)

サイジングゲージは,最大条件(最もきつい,はめ合わせ)をシミュレートし,保持力ゲージは,最

小条件(最も緩いはめ合わせ)をシミュレートする。

f)

結合,離脱,挿入及び引抜きゲージは,ノミナル条件をシミュレートする。

注記  ノミナル条件とは,指定する設計値の公差を考慮しない条件をいう。


9

C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

品質評価の手順 

この規格は,品質評価手順又は認証のためのガイダンスを提供するものではない。

品質評価手順のガイダンスは,異なるタイプの認証が説明されているコネクタの品質評価通則 IEC 

62197-1

による。

試験及び試験計画 

5.1 

一般事項 

全ての試験は,適用可能な場合,JIS C 5402 規格群に従って実施する。

品種別通則には,試験計画を規定し,試料数は各試験群において 3 個以上とする。個別規格には,品種

別通則に規定するとおり適用する試料数を含む試験群の選択について規定する。

個々の類似品は,これら特定の類似品認証のために形式試験を受けてもよい。

全ての範囲から選択された代表試料に対し,試験する類似品の数を削減(個別規格に規定する範囲より

も小さく)してもよいが,各特性は,評価しなければならない。

コネクタは,現在実施している最良の方法で処理しなければならない。

5.2 

試験計画 

品種別通則には,基本試験計画及び妥当性確認試験の計画を含める。両方の計画を明確に規定し,中間

試験計画は,その計画の仕方とともに規定する。各試験計画は,次による。

a)

基本試験計画

全ての場合において,最低限度の試験

b)

本試験計画

環境的,電気,電子的及び機械的な性能を実証する試験

c)

中間試験計画

本試験計画から不適当とみなされる試験を省略することによって形成された一組の試験

これらの試験計画には,個別規格に規定する試験の厳しさ及び要求事項とともに,コネクタの性能水準

を定義する。

この規格の要求事項は,

“個別規格で要求する試験は,品種別通則に規定する試験よりも少なくてはなら

ない”ということである。

個別規格の試験段階番号は,品種別通則に規定するとおり用い,修正してはならない。

試験群の試験段階の順序が,特定の形式又は形状に全く適切でない状況においても,上記のとおりとす

る。試験の順序は,個別規格で変更してもよいが,試験に続いて行う測定は変えてはならない。

試験段階の照合は,順序の変更を明確にすることによって各試験に対して維持される。

個別規格が試験を要求する追加特性を含む場合には,既存の試験又は新しい試験は,試験計画の適切な

箇所に配置する。これらの特性は,追加の試験群に規定してもよい。新しい試験は,個別規格の附属書に

追加する。

注記  品質認証の試験手順は,IEC 62197-1 を参照。

5.3 

試験手順及び測定方法 

関連規格(例えば,JIS C 5402 規格群)に規定する試験方法は,推奨する方法であるが,必ずしもこれ

にこだわらない。ただし,試験方法に疑義を生じた場合には,個別規格に規定する方法を判定の手段とし

て用いる。全ての試験は,その他に規定がない場合には,JIS C 60068-1 に規定する試験のための標準大気

条件下で行う。


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C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

5.4 

前処理 

コネクタは,個別規格に規定がない場合,試験を実施する前に JIS C 60068-1 に規定する標準大気条件で

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時間放置する。

5.5 

試料の配線及び取付け 

a)

配線  試料の配線を必要とする場合は,試験を行うために十分な情報を個別規格に規定する。

b)

取付け  試験において取付けを必要とする場合は,コネクタは金属板,プリント配線板又は規定する

アクセサリに,しっかり取り付ける。


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C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

附属書 A

(規定)

図面に用いる共通のレタリング方式

A.1 

ツーパートコネクタ 

ツーパートコネクタの例を,

図 A.1 に示す。

投影法  一角法 
注記  は,結合情報に規定する。

図 A.1−ツーパートコネクタの例 


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C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

A.2 

エッジソケットコネクタ 

エッジソケットコネクタの例を,

図 A.2 に示す。

投影法  一角法 
注記  は,結合情報に規定する。

図 A.2−エッジソケットコネクタの例 


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C 5401-1

:2015 (IEC 61076-1:2006)

参考文献

JIS C 5401-2:2005

  電子機器用コネクタ−第 2 部:品種別通則−丸形コネクタ−品質評価付

注記  対応国際規格:IEC 61076-2:1998,Connectors for use in d.c., low-frequency analogue and digital high

speed data applications

−Part 2: Circular connectors with assessed quality−Sectional specification

(IDT)

JIS C 5401-3:2005

  電子機器用コネクタ−第 3 部:品種別通則−角形コネクタ−品質評価付

注記  対応国際規格:IEC 61076-3:1999,Connectors for use in d.c., low-frequency analogue and digital

high-speed data applications

− Part 3: Rectangular connectors with assessed quality − Sectional

specification

(IDT)

JIS C 5401-4:2005

  電子機器用コネクタ−第 4 部:品種別通則−プリント配線板用コネクタ−品質評価

注記  対応国際規格:IEC 61076-4:1995,Connectors with assessed quality, for use in d.c., low-frequency

analogue and in digital high-speed data applications

−Part 4: Sectional specification−Printed board

connectors

(IDT)