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C 4526-2-1:2016

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1  適用範囲  

1

2  引用規格  

2

3  用語及び定義  

2

4  一般要求事項  

2

5  試験に関する一般注意事項  

3

6  定格 

3

7  分類 

3

8  表示及び文書  

3

9  感電に対する保護  

4

10  接地接続の手段  

4

11  端子及び端子部  

4

12  構造  

5

13  機構  

9

14  固形異物,水の浸入及び高湿状態に対する保護  

10

15  絶縁抵抗及び耐電圧  

10

16  温度上昇  

10

17  耐久性  

10

18  機械的強度  

10

19  ねじ,通電部品及び接続  

11

20  空間距離,沿面距離,固体絶縁及び剛性プリント配線板アセンブリのコーティング  

11

21  耐火性  

11

22  耐食性  

11

23  電子的スイッチの異常動作及び故障状態  

11

24  電子的スイッチの構成部品  

11

25  EMC 要求事項  

11

附属書  

15

附属書 JA101(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

16


C 4526-2-1:2016

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

配線システム工業会(JEWA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工

業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工

業規格である。これによって,JIS C 4526-2-1:2005 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 4526 の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

C

4526-1  第 1 部:一般要求事項

JIS

C

4526-2-1  第 2-1 部:コードスイッチの個別要求事項


日本工業規格

JIS

 C

4526-2-1

:2016

機器用スイッチ-

第 2-1 部:コードスイッチの個別要求事項

Switches for appliances-Part 2-1: Particular requirements for cord switches

序文 

この規格は,2010 年に第 2 版として発行された IEC 61058-2-1 を基に,我が国固有の技術基準に従った

コードを接続できるようにするため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格であり,JIS C 

4526-1:2013(機器用スイッチ-第 1 部:一般要求事項)と併読する規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項又は JIS C 

4526-1:2013 の項目に合わせる上で相違が生じた部分である。変更の一覧表にその説明を付けて,附属書

JA101 に示す。

適用範囲 

この規格は,JIS C 4526-1 の箇条 による。ただし,1.1 及び 1.2 を,次に置き換える。また,1.4 は,こ

の規格では適用しない。

1.1

この規格は,定格電圧 250 V 以下,定格電流 16 A 以下で,家庭用又はこれに類する用途の電気機器

及び他の装置の内部若しくは外郭に付けるか又はこれとともに使用し,手,足又は他の人の動作によって

操作する機器用のコードスイッチについて規定する。

注記 1  電子的スイッチは,完全遮断又は微小遮断を行う機械的スイッチと組み合わせてもよい。

注記 2  電源回路にある,機械的スイッチをもたない電子的スイッチは,電子的遮断だけを行う。し

たがって,負荷側の回路は常に充電部とみなされる。

注記 3  熱帯性気候で使用するスイッチに対しては,要求事項の追加が必要になる場合がある。

注記 4  機器に関する規格が,スイッチに対して追加の,又は代替の要求事項を含んでいる場合があ

るので注意を要する。

注記 5  この規格において,用語“機器”は,“機器又は装置”を意味する。

注記 6  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 61058-2-1:2010,Switches for appliances-Part 2-1: Particular requirements for cord switches

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,“修正している”

ことを示す。

1.2

この規格を適用する“スイッチ”は,可とうケーブルの接続を意図する。

注記  この規格において,用語“ケーブル”は,“ケーブル又はコード”を意味する。


2

C 4526-2-1:2016

引用規格 

引用規格は,JIS C 4526-1 の箇条 によるほか,次による。

JIS C 3662(規格群)  定格電圧 450/750 V 以下の塩化ビニル絶縁ケーブル

注記  対応国際規格:IEC 60227 (all parts),Polyvinyl chloride insulated cables of rated voltages up to and

including 450/750 V

JIS C 3662-5:2009  定格電圧 450/750 V 以下の塩化ビニル絶縁ケーブル-第 5 部:可とうケーブル(コ

ード)

注記  対応国際規格:IEC 60227-5:1997,Polyvinyl chloride insulated cables of rated voltages up to and

including 450/750 V-Part 5: Flexible cables (cords),Amendment 1(1997)及び Amendment 2

(2003)(MOD)

JIS C 3663(規格群)  定格電圧 450/750 V 以下のゴム絶縁ケーブル

注記  対応国際規格:IEC 60245 (all parts),Rubber insulated cables-Rated voltages up to and including

450/750 V

JIS C 4526-1:2013  機器用スイッチ-第 1 部:一般要求事項

注記  対応国際規格:IEC 61058-1:2008,Switches for appliances-Part 1: General requirements(MOD)

JIS C 9335-2-17:2005  家庭用及びこれに類する電気機器の安全性-第 2-17 部:毛布,パッド及びこれ

に類する可とう電熱機器の個別要求事項

注記  対応国際規格:IEC 60335-2-17:2002,Household and similar electrical appliances-Safety-Part

2-17: Particular requirements for blankets, pads and similar flexible heating appliances,Amendment

1(2006)及び Amendment 2(2008)

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 4526-1 の箇条 によるほか,次による。

3.3.101 

コードスイッチ(cord switch)

可とうケーブルで電源及び/又は機器に接続するように意図した,機器の外郭とは独立した外郭をもつ

スイッチ。

注記  可とうケーブルは,スイッチの外郭に対してあらゆる方向から接続する可能性があり,また,

外郭と一直線上になることもある。

3.5.101 

コード交換形スイッチ(rewirable switch)

スイッチの外郭を開いて端子に接続し,外部導体を交換できるスイッチ。

3.5.102 

コード非交換形スイッチ(non-rewirable switch)

接続及び組立後には,可とうケーブルと構造的に一体化し,スイッチを破壊しない限り,外部導体を交

換することができない構造のスイッチ。

一般要求事項 

一般要求事項は,JIS C 4526-1 の箇条 による。


3

C 4526-2-1:2016

試験に関する一般注意事項 

試験に関する一般注意事項は,JIS C 4526-1 の箇条 によるほか,次による。

5.101

コード非交換形スイッチでは,箇条 16 及び箇条 17 の試験のために特別な試料を用意してもよい。

また,12.3.101 及び 12.3.102 の両方に対し,更にそれぞれ 3 個の試料を用いなければならない。

定格 

定格は,JIS C 4526-1 の箇条 による。ただし,6.1 及び 6.3 を,次に置き換える。

6.1

最大定格電圧は,250 V とする。

注記  推奨値は,50 V,125 V,130 V 及び 250 V である。推奨値とは異なる定格電圧でもよい。

6.3

最大定格電流は,16 A とする。

6.16.3 の適否は,表示及び文書の検査によって行う。

分類 

分類は,JIS C 4526-1 の箇条 によるほか,次による。ただし,7.1.15.2 は,この規格では適用しない。

7.1.101

スイッチとの接続の方法による分類は,次による。

7.1.101.1

コード交換形スイッチ

7.1.101.2

コード非交換形スイッチ

7.1.102

つり下げ手段による分類は,次による。

7.1.102.1

つり下げ手段あり

7.1.102.2

つり下げ手段なし

7.1.103

スイッチが適するコードのタイプによる分類は,次による。

7.1.103.1

丸形コードの接続に適するスイッチ

7.1.103.2

平形コードの接続だけに適するスイッチ

7.1.103.3

丸形コード及び平形コードの両方の接続に適するスイッチ

表示及び文書 

表示及び文書は,JIS C 4526-1 の箇条 によるほか,次による。

JIS C 4526-1 の表 に,次を追加する。

表 3-スイッチの情報 

番号

特性

項目

情報の提示手段

共通タイプの記号

C.T.

特定タイプの記号

U.T.

端子/導体

5.101 

コードスイッチが,コード非交換形の場合,こ
れを文書化しなければならない。

7.1.101.2

Do Do

5.102 

コードスイッチが平形コードにしか適さない場
合,これを文書化しなければならない。

7.1.103.2

Do Do

101 

スイッチを使用する機器のタイプのカテゴリ

101.1 

照明器具専用の制御を意図するコードスイッチ

 Do

Do

101.2 

スイッチを使用できる JIS C 9335-2-17 に基づく
器具のタイプのカテゴリ

 Do

Do

注記  “Do”は,文書によって情報が提供できることを表す(JIS C 4526-1 の 8.1.2 参照)。


4

C 4526-2-1:2016

8.101

照明器具制御専用のコードスイッチに対しては,“OFF”表示は,必要ではない。

感電に対する保護 

感電に対する保護は,JIS C 4526-1 の箇条 によるほか,次による。

9.1

JIS C 4526-1 の 9.1 によるほか,次による。

コードスイッチについては,表 に規定する最大又は最小断面積のいずれか不利になる方のコードを,

スイッチに取り付けて試験を行う。

9.1.2

JIS C 4526-1 の 9.1.2 を,次に置き換える。

工具を使用しないでカバー,カバープレート又はヒューズが取り外せる場合,カバー又はカバープレー

トを取り外した後でも充電部への接触に対する保護がされていなければならない。

ヒューズが内部にある表示がスイッチの外側にあり,工具を使用してカバー又はカバープレートを外さ

なければならない場合,カバー又はカバープレートを取り外した後でも充電部への接触に対する保護がさ

れていなければならない。

ヒューズが内部にある表示がスイッチの外側になく,取扱説明書にヒューズが内部にあり,工具を使用

してカバー又はカバープレートを外さなければならない旨が書かれている場合,カバー又はカバープレー

トを取り外した後でも充電部への接触に対する保護がされているか,又は取扱説明書に“開く前に電源か

ら切り離す”旨を明記しなければならない。

適否は,JIS C 0922 の検査プローブ B で検査する。

9.101

コード非交換形スイッチは,製造業者が取り付けたコードを使用して試験する。

10 

接地接続の手段 

接地接続の手段は,JIS C 4526-1 の箇条 10 によるほか,次による。ただし,10.3 は,この規格では適用

しない。

10.1

JIS C 4526-1 の 10.1 によるほか,次による。

接地の連続性のための端子は,それらを充電部から基礎絶縁によって分離し,かつ,可触部分から付加

絶縁によって分離している場合は許容する。

注記  接地の連続性のための絶縁システムの例を,図 105 に示す。

10.101

プリント配線板の印刷導体は,次の条件の下では保護接地導体として使用してもよい。

-  独立したはんだ用の接続箇所をもつ二つ以上の経路を使用し,そのスイッチは各経路に対し 10.4 を満

足している。

-  プリント配線板の材料は,ガラス繊維及びエポキシ樹脂の積層板である。

-  プリント配線板の印刷導体は,23.3 の短絡試験に耐える。

11 

端子及び端子部 

端子及び端子部は,JIS C 4526-1 の箇条 11 によるほか,次による。ただし,表 を,次に置き換える。


5

C 4526-2-1:2016

表 4-端子に通電する抵抗負荷電流及び未処理導体用端子の断面積の関係 

端子に通電する

抵抗負荷電流

A

可とう導体

断面積

mm

2

端子サイズ

最小

中間

最大

  3 以下

- 0.5 0.75 -

3 を超え  6 以下 0.5

0.75

1.0

0

6 を超え 16 以下 0.75

1.0

1.5

1

注記  断面積が 0.5 mm

2

の導体を接続する場合,関連する製品規格及び施工規則が存在することに注意す

る。

11.1.2

コード交換形スイッチに対しては,JIS C 4526-1 の 11.1.2 はこの規格では適用しない。

12 

構造 

構造は,JIS C 4526-1 の箇条 12 によるほか,次による。

12.1.2

JIS C 4526-1 の 12.1.2 によるほか,次による。

-  短く硬い電線は,端子ねじが緩んでいるときに,正しい位置に留まっている場合,端子から抜けるお

それがあるとはみなさない。

12.1.101

はんだ付け端子が,JIS C 4526-1 の 7.2.14 に従って区分される場合,導体を固定するための追

加装置を設けなければならない。

注記  対応国際規格では 7.2.12 を引用しているが,明らかな誤記であり,7.2.14 に修正した。

12.3.101

コードスイッチは,導体を端子に接続する場所で導体がねじりを含むひずみから解放され,コ

ードのシースが摩擦から保護されて所定位置に保持されるように,コード止めをもたなければならない。

12.3.102

応力の除去及びねじれ止めの方法が,明らかでなければならない。

12.3.103

コードに結び目をつける,端をひも(紐)で縛るなどの間に合わせの方法は,使用してはなら

ない。

12.3.104

コードスイッチのコード止めは,絶縁材料製とするか,又は金属製であれば,接触できる金属

部又は接触できる絶縁面から付加絶縁の要求事項を満足する絶縁物によって,絶縁しなければならない。

12.3.105

コード交換形スイッチについては,コード止めは,スイッチにコードが取り付けられていない

場合でも,スイッチのカバーを外したときに部品が脱落しない設計でなければならない。

12.3.106

コード止めは,次のような設計でなければならない。

-  コードの絶縁物が切れる又は他の重大な破損が生じるような方法で,絶縁物を貫通してコードを固定

しない。

注記  コードの絶縁物が切れない又は他の重大な破損が生じないような絶縁物の緩やかな変形は,

許容できる。

-  コード止めのクランプねじが可触であるか又は可触金属部と電気的に接続している場合,コードがコ

ード止めのクランプねじと接触することがない。

-  ねじが絶縁材製の場合を除き,コードに直接接触するねじでコードをクランプしない。

-  コード交換形スイッチについては,一つ以上の部品がスイッチにしっかり固定される。

-  コード交換形スイッチについては,コードの交換に特殊目的の工具を使用する必要がない。

-  コード交換形スイッチについては,接続できる様々なタイプのコードにスイッチが適合している。

12.3.107

コード交換形スイッチのコード止めは,コードの交換が簡単にできる設計及び配置でなければ


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C 4526-2-1:2016

ならない。

12.3.10112.3.107 の要求事項に対する適否は,目視検査,並びに図 101 に示すものと同様の試験機での

引張試験及びそれに続く図 104 に示すものと同様の試験機でのトルク試験によって判定する。試験条件は,

次による。

-  コード非交換形スイッチは,出荷時のコードを使用して試験し,試験には 3 個の新しい試料を使用す

る。

-  表 101 に規定する最小及び最大断面積をもつ塩化ビニル被覆コードを使用して 3 個の新しいコード交

換形スイッチを試験する。試験前に,コードの長さを,150±5 mm に切る。

-  塩化ビニル絶縁平形コード(JIS C 3662-5)を接続するため特別に設計した入線口をもつコード交換形

スイッチは,平形コードだけを使用して試験する。

表 101-定格電流及び関係する可とうコードのタイプ 

定格電流

(抵抗性負荷)

A

線心の数

公称断面積

mm

2

JIS C 3662-5 に基づく

コードのタイプ

fl=平形

外径

最小

mm

最大

mm

 0.2

を超え  3 以下 2

0.5

52

52 (fl)

4.6

3.0×4.9

5.9

3.7×5.9

0.75 52

52 (fl)

4.9

3.2×5.2

6.3

3.8×6.3

3 0.5

52

4.9  6.3

0.75 52

5.2

6.7

 3  を超え  6 以下 2

0.75

52

52 (fl)

53

53 (fl)

4.9

3.2×5.2

5.7

3.7×6.0

6.3

3.8×6.3

7.2

4.5×7.2

 1.0

53

53 (fl)

5.9

3.9×6.2

7.5

4.7×7.5

3 0.75

52

53

5.2

6.0

6.7

7.6

4 0.75

53

6.6  8.3

1.0 53  7.1

9.0

 6  を超え 16 以下 2

0.75

52

52 (fl)

53

53 (fl)

4.9

3.2×5.2

5.7

3.7×6.0

6.3

3.8×6.3

7.2

4.5×7.2

1.0 53  5.9

7.5

1.5 53  6.8

8.6

3 0.75

52

53

5.2

6.0

6.7

7.6

1.0 53  6.3

8.0

1.5 53  7.4

9.4

4 1.0

53

7.1  9.0

1.5 53  8.4

10.5

コードの導体をコード交換形スイッチの端子に差し込み,導体が位置を簡単に変えないようにするのに


7

C 4526-2-1:2016

十分なだけ金属端子ねじを締める。

コード止めを通常の方法で使用し,クランプねじを 19.2 に規定するトルクの 2/3 で締める。ただし,絶

縁物製ねじの場合は,表 103 に規定するトルクの 2/3 で締める。スイッチを組み立て直した後,その構成

部品がきちんと合わなければならず,目立つほどコードをスイッチに押し込むことができてはならない。

まず,コードが試料に入る場所でコードの軸が垂直になるように図 101 に示す試験機にスイッチを固定

する。次に,コードに 60 N の引張力を 100 回加える。引張力は急激な動きなしに,毎回 1 秒間加える。

この試験の直後に,図 104 に示すものと同様の試験機で,次のトルクを 1 分間コードに加える。

-  公称断面積が 0.75 mm

2

以下のコードに対しては,0.15 Nm

-  公称断面積が 1 mm

2

以上のコードに対しては,0.25 Nm

トルクは,スイッチにできる限り近いところに加える。

JIS C 9335-2-17 に適合する毛布,パッド及び類似の電熱機器用のスイッチに対し,100 N の引張力及び

0.15 Nm のトルクを加える。

試験中にコードが破損してはならない。試験後にコードが縦方向に 2 mm を超えて移動していてはなら

ず,接続部に目立ったひずみがあってはならない。沿面距離及び空間距離が箇条 20 に規定する数値未満に

低下していてはならない。コード非交換形スイッチについては,電気接続部に破断があってはならない。

縦方向移動の測定については,最初の引張力を加えている間にコードにマークを付ける。試験後,付加

引張力をコードに加えている間に試料に対するコード及びマークの移動を測定する。

12.3.108

コード非交換形スイッチは,JIS C 3662 の規格群又は JIS C 3663 の規格群に適合するコード又

は製造業者の指定するコードを付けなければならない。

適否は,目視検査によって判定する。

12.3.109

コードを交換するときに操作する必要があるねじがある場合,他の部品を固定する役目をして

はならない。ただし,ねじを付け忘れる若しくは間違った場所に戻すとスイッチが使用不能となる若しく

は明らかに不完全になる場合,又は固定するように意図された部品がコードを交換するときに工具を使用

しないと取り外せない場合を除く。

注記  この要求事項は,カバーをコード止めとして,又はコード止めの一部として使用することを排

除しない。

適否は,目視検査によって判定する。

12.3.110

コードスイッチは,コードが通常の使用中に発生しそうな曲げに耐える設計でなければならな

い。挿入口又はブッシングにとがった角があってはならない。

この要求事項を満たすためにコード保護部を設ける場合,コード保護部はコードと一体であってはなら

ない。ただし,7.2.3 に基づいて区分された,例えば,成形コード保護部をもつ特殊コードを固定する端子

をもつスイッチで,サービス時にコード保護部がない標準コードを取り付けることができない場合を除く。

適否は,スイッチに使用できるコード又は一連のコードを取り付けたスイッチに,次の試験を行って判

定する。

スイッチを,図 102 に示す屈曲試験装置に取り付ける。試験については,次の条件を適用する。

a)

最大寸法のコードを取り付けて 1 回だけ試験を行う。

b) 3

A を超える定格電流のスイッチに対しては,JIS C 3662-5 のコードを使用する。

c)

スイッチが,7.1.103.3 に基づいて区分される場合,両タイプのコードを使用して試験する。

d)  スイッチが,7.1.103.2 に基づいて区分される場合,平形コードを使用する。

e)

コード非交換形スイッチについては,追加の試料を使用する。


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C 4526-2-1:2016

コードに取り付けたおもり及びコードそのものが,試験中に最小の横運動しかしないように振動軸を選

ぶ。平形コードを付けた試料は,断面の長軸が振動軸と平行になるように取り付ける。挿入口を通るコー

ドに質量 1 kg のおもりを使用して力をかける。スイッチを定格電圧で使用したときに,その特定の心線を

通る定格電流に等しい電流を各心線に流し,心線間の電圧を最大定格電圧にする。振動部材を(垂線の両

側に)22.5°の角度で前後に動かし,曲げ回数(つまり,45°運動 1 回)を 5 000 回とし,曲げ速度を毎分

60 回曲げとする。

JIS C 9335-2-17 を適用する毛布,パッド及び類似の電熱機器用のスイッチに対しては,振動部材を(垂

線の両側に)45°の角度で,コードに質量 0.6 kg のおもりを使用する。

コード交換形スイッチについては,回数を 10 000 回とし,コード非交換形スイッチについては,回数を

20 000 回とする。

試験中,試験電流の中断及び導体間の短絡があってはならない。

試験後,試料がこの規格の意味での破損を示してはならない。

12.3.111

コード交換形スイッチについては,スイッチ内部の外部導体用空間が導体を容易に差し込んで

接続するのに十分でなければならず,カバー(ある場合)は,導体又はその絶縁物を破損する危険なしに

取り付けられなければならない。カバーを取り付ける前に,導体が正しく接続及び配置されていることを

確認することが可能でなければならない。

適否は,目視検査及び表 に規定する最大断面積のコードを接続することによって判定する。

12.3.112

コード交換形単極スイッチは,開閉しない極の単数又は複数の導体の接続を可能にする,追加

の単数又は複数の端子を設けていなければならない。

この単数又は複数の端子は,開閉しない極の単数又は複数の導体の入線及び出線端末の両方の接続も可

能でなければならない。

12.3.113

コード非交換形スイッチには,はんだ付け,溶接,圧着又は同等に有効な永久的接続部を設け

なければならない。

コード非交換形スイッチの構造は,スイッチを永久的に使用不能にしない限り,次のような構造でなけ

ればならない。

-  コードをスイッチから分離できない。

-  手で又は工具を使用してスイッチを開けることができない。

スイッチの組み立てにおいて,最初の部品又は材料でないものを必要とする場合は,スイッチは永久的

に使用不能とみなす。

注記  最初の部品とは,最初のスイッチからの部品で予備部品ではないと考える。

適否は,目視検査及び手による試験で判定する。ねじなし端子に関しては,11.1.3.4(温度耐久試験)の

試験を行って判定する。

12.3.114

事前にコードを接続したスイッチについては,JIS C 3662 の規格群又は JIS C 3663 の規格群に

適合したコードの電流定格は,スイッチの電流定格に適合しなければならず,表 102 に規定する数値のと

おりでなければならない。ただし,JIS C 3662 の規格群又は JIS C 3663 の規格群以外のコードの場合は,

スイッチの電流定格以上の許容電流をもっていなければならない。


9

C 4526-2-1:2016

表 102-導体サイズ 

スイッチの定格電流(抵抗性負荷)

A

導体の断面積

mm

2

3 以下 0.5~0.75

3 を超え

6 以下 0.75~1.0

6 を超え 10 以下 0.75~1.0

 10 を超え 16 以下 0.75~1.0~1.5

12.3.115

接地の連続性のための端子が付いたコード交換形スイッチは,張力除去装置が故障した場合に

保護接地導体の接続部分が通電導体の接続部分の後に張力を受け,また,張力が過度の場合に保護接地導

体が通電導体の後に切断するように,保護接地導体のたるみに対して十分な空間をもって設計しなければ

ならない。

適否は,次の試験によって判定する。

通電導体が張力除去装置から対応する端子へ可能な最短経路を通って導かれるように,コードをコード

スイッチに接続する。

それらを正しく接続した後,保護接地導体の線心をその端子に導き,その適正な接続のために必要な長

さより 8 mm 長く切断する。

その後,保護接地導体をその端子に接続する。その後,コードスイッチのカバーを再度取り付け,正し

く固定したとき,心線を押し出すか,又はそれに圧力を加えることなく,配線空間で拘束を受けずに,保

護接地導体の余剰長さによって保護導体が形成するループをしまい込むことができなければならない。

12.3.116

つり下げ手段があるコードスイッチは,使用中に加えられるストレスに耐えるために,十分な

機械的強度をもたなければならない。

適否は,次の試験によって判定する。

スイッチを壁につり下げるとき,壁に固定するつり下げ手段のための空間と充電部との間で,機械的応

力を受けるおそれがある隔壁は,次のとおり試験する。

直径 3 mm で,半径 1.5 mm の半球形の先端をもつ円柱状の鋼棒を 75 N の力で,その隔壁に向かい 10 秒

間最も不利となる方向で,つり下げる壁面に垂直に押し付ける。棒は,隔壁を貫通してはならない。

上記の棒と同一の寸法をもち,隔壁の裏側に触れるのに十分な長さの円柱状の鋼棒で,可とうコードを

付けたスイッチを通常の使用の場合と同様に壁につるす。

電源可とうコードの最も不利になる位置に,60 N の引張力を 10 秒間加える。

試験中,壁上のスイッチつり下げ手段が破壊してはならず,又はそれらが破壊したとしても,充電部は,

標準試験指で接触できてはならない。

12.3.117

コードスイッチは,軸径 3 mm の丸形頭付きねじを使用して,通常の使用状態のように,壁に

懸垂し,急激な力で引かないで,50 N を加えた状態で,引張試験にかける。

引張力は,つり下げ手段に最大の応力を与える方向に 10 秒間加える。

試験中,壁上のスイッチつり下げ手段が破壊してはならず,又はそれらが破壊したとしても,充電部は,

標準試験指で接触できてはならない。

注記  試験は,2 個以上のつり下げ手段をもつ場合,各つり下げ手段について実施する。

13 

機構 

機構は,JIS C 4526-1 の箇条 13 による。


10

C 4526-2-1:2016

14 

固形異物,水の浸入及び高湿状態に対する保護 

固形異物,水の浸入及び高湿状態に対する保護は,JIS C 4526-1 の箇条 14 による。

15 

絶縁抵抗及び耐電圧 

絶縁抵抗及び耐電圧は,JIS C 4526-1 の箇条 15 による。

16 

温度上昇 

温度上昇は,JIS C 4526-1 の箇条 16 による。

17 

耐久性 

耐久性は,JIS C 4526-1 の箇条 17 による。

18 

機械的強度 

機械的強度は,JIS C 4526-1 の箇条 18 によるほか,次による。

18.2

JIS C 4526-1 の 18.2 の最後に,次を追加する。

18.2 の試験に対しては,足踏みタイプ以外のコードスイッチは,厚さ 15 mm のベニヤ板と接触した状態

に置く。

足踏みタイプのものは,厚さ 25 mm の堅固な板の上に置く。

18.101

足踏みタイプ以外のコードスイッチは,図 103 に示すタンブリングバレルで試験する。

バレルの幅は,275 mm 以上で,コードを取り付けたスイッチの自由落下が確保されるものでなければ

ならない。試験は,一度に一つの試料だけで行う。

コード交換形スイッチには,最小断面積で長さが約 50 mm の表 101 に規定するコードを取り付ける。端

子ねじは,19.2 に規定するトルクの 2/3 で締める。

コード非交換形スイッチは,附属するコードを使用して試験し,スイッチから突き出るように単数又は

複数のコードを長さ約 50 mm に切断する。

50 cm の高さから厚さ 3 mm の鋼板上に試料を落下させ,落下回数は次のとおりとする。

-  コードなしの試料の質量が 100 g 以下の場合,1 000 回

-  コードなしの試料の質量が 100 g を超え,200 g 以下の場合,500 回

-  コードなしの試料の質量が 200 g を超える場合,100 回

バレルを毎分 5 回転の速度で回転させ,これによって毎分 10 回の落下が生じる。試験後,試料には,こ

の規格に適合しなくなる損傷があってはならない。試験後のコードの接続部に特に注意を払う。

感電保護に影響がなく,破損してもアクチュエータを使用することによって宣言された回路の切断が得

られる場合には,小片が取れてもかまわず,アクチュエータが破損してもかまわない。試験中に接続部が

緩んではならない。

18.102

足踏みタイプのコードスイッチは,次の圧縮試験を行う。

-  適切なコードを取り付けたスイッチを,厚さ 15 mm の水平鋼板上に通常の使用姿勢で置く。鋼板上で

スイッチが動かないようにする。

-  スイッチに直径 50 mm の鋼棒を通して力を加える。初期値 250±5 N を,1 分にわたり 750±5 N まで

増加する。この力を更に 1 分間持続し,その後外す。

-  異なる位置に力を加えて,試験を更に 2 回繰り返す。3 個の点は,最も故障するおそれがある点を試


11

C 4526-2-1:2016

験するように選ぶ。

試験後,試料には,この規格に適合しなくなる損傷があってはならない。

19 

ねじ,通電部品及び接続 

ねじ,通電部品及び接続は,JIS C 4526-1 の箇条 19 によるほか,次による。

19.101 

絶縁物製のねじ 

絶縁物製のねじに加えるトルクは,表 103 による。

表 103-絶縁物製のねじ 

ねじ山の公称直径

mm

トルク

Nm(+10/0 %)

2.8 以下 0.2

 2.8 を超え 3.0 以下 0.25

 3.0 を超え 3.2 以下 0.3

 3.2 を超え 3.6 以下 0.4

 3.6 を超え 4.1 以下 0.5

 4.1 を超え 5.3 以下 0.6

 5.3 を超え 0.7

19.102

絶縁物製のねじを金属ねじと置き換えたときに安全性が低下する場合(例えば,空間距離が減少

する。),置き換えが可能であってはならない。

20 

空間距離,沿面距離,固体絶縁及び剛性プリント配線板アセンブリのコーティング 

空間距離,沿面距離,固体絶縁及び剛性プリント配線板アセンブリのコーティングは,JIS C 4526-1 

箇条 20 による。

21 

耐火性 

耐火性は,JIS C 4526-1 の箇条 21 による。

22 

耐食性 

耐食性は,JIS C 4526-1 の箇条 22 による。

23 

電子的スイッチの異常動作及び故障状態 

電子的スイッチの異常動作及び故障状態は,JIS C 4526-1 の箇条 23 による。

24 

電子的スイッチの構成部品 

電子的スイッチの構成部品は,JIS C 4526-1 の箇条 24 による。

25 EMC 要求事項 

EMC 要求事項は,JIS C 4526-1 の箇条 25 による。


12

C 4526-2-1:2016

単位  mm

図 101-コード止め試験引張装置 

単位  mm

図 102-屈曲試験装置 


13

C 4526-2-1:2016

単位  mm

図 103-タンブリングバレル 


14

C 4526-2-1:2016

1:試料

2:コード

A:試料の固定装置

B:試料のコードを固定する装置

C:コード端末

D:回転シャフト(中空)

r:プーリの半径

F:おもり:トルク=F×r

P:プーリ

図 104-コード止め試験トルク装置 

B:基礎絶縁

D:二重絶縁

O:機能絶縁

R:強化絶縁

S:付加絶縁

C:可触部分

(単極コードスイッチ)

図 105-接地の連続性の絶縁システム例 


15

C 4526-2-1:2016

附属書

附属書は,JIS C 4526-1 の附属書 A~附属書 による。


16

C 4526-2-1:2016

附属書 JA101

(参考)

JIS と対応国際規格との対比表

JIS C 4526-2-1:2016  機器用スイッチ-第 2-1 部:コードスイッチの個別要
求事項

IEC 61058-2-1:2010,Switches for appliances-Part 2-1: Particular requirements for cord

switches

(I)JIS の規定

(II) 
国際規
格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条 
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

6.1

定格

6.1

JIS にほぼ同じ

追加

推奨値として 125 V を追加した。 併読する JIS C 4526-1 では推奨定格電

圧を削除しているが,この規格では我
が国の配電電圧を考慮した。

11

端子及び端子部

表 4

JIS にほぼ同じ

追加

断面積が 0.5 mm

2

の導体を接続す

る場合の注記を追加した。

我が国では一般に 0.5 mm

2

の導体の使

用を禁止しているため,注記を追加し
た。

12.3.107

構造

12

JIS にほぼ同じ

追加

IEC 規 格 の 表 101 は , IEC 

60227-5:1979 に 基 づ い て い る た
め , 現 在 使 用 さ れ て い る IEC 

60227-5:1997,Amd.1 及び Amd.2

JIS C 3662-5:2009)に合わせて修

正した。

IEC 規格も次の改正で修正される見込
み。電線の JIS が IEC 規格と JIS とを
併記している間は,デビエーションを
継続する。

12.3.108

構造

12.3.108

JIS にほぼ同じ

追加

コード非交換形スイッチに使用
するコードとして製造業者の指
定するコードを追加した。

我が国固有の技術基準に従ったコード
を使用できるよう配慮した。 
将来,我が国固有の技術基準に従った
コードは,解釈別表第四で規定するコ
ードスイッチだけを使用し,本 JIS 
コードスイッチを使用しない方向にす
るため,IEC 提案はしない。

16

C

 452

6-2

-1


20
16


17

C 4526-2-1:2016

(I)JIS の規定

(II) 
国際規
格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理
由及び今後の対策

箇条番号 
及び題名

内容

箇条 
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

12.3.114

構造

12.2.114

JIS にほぼ同じ

追加

表 102 の導体サイズを適用するの
は,JIS C 3662 の規格群又は JIS C 

3663 の規格群を使用する場合の
条件とした。

我が国固有の技術基準に従ったコード
を使用できるよう配慮した。 
将来,我が国固有の技術基準に従った
コードは,解釈別表第四で規定するコ
ードスイッチだけを使用し,本 JIS 
コードスイッチを使用しない方向にす
るため,IEC 提案はしない。

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 61058-2-1:2010,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

-  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

- MOD

国際規格を修正している。

17

C

 452

6-2

-1


20
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