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日本工業規格

JIS

 C3844

-1995

低  圧  ピ  ン  が  い  し

Low-voltage pin type insulators

1.

適用範囲  この規格は,磁器製の低圧ピンがいし(以下,がいしという。)について規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 0205

  メートル並目ねじ

JIS B 0209

  メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差

JIS C 3801

  がいし試験方法

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS R 5210

  ポルトランドセメント

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考として併記したものである。

2.

種類及び記号  種類及び記号は,その形状によって表 のとおり 9 種類とする。

表 1  種類及び記号

種類

記号(

1

)

低圧小ピンがいし PLS

10165

低圧小曲ピンがいし  1 号

PLS 10138 B-1

低圧小曲ピンがいし  2 号

PLS 10138 B-2

低圧中ピンがいし    1 号

PLM 10165

低圧中ピンがいし    2 号

PLM 10190

低圧中曲ピンがいし  1 号

PLM 10138 B

低圧中曲ピンがいし  2 号

PLM 12138 B

低圧大ピンがいし    1 号

PLL 12190

低圧大ピンがいし    2 号

PLL 12210

(

1

)

文字は,次の意味を表す。

P

:ピンがいし

中央の L:低圧

S

:小カップ

M

:中カップ

末尾の L:大カップ

B

:曲ピン

数字は,次の意味を表す。

初めの 2 けたは,ピンの外径寸法 (mm)
あとの 3 けたは,ピンの全長寸法 (mm)

3.

性能  性能は,7.に規定する方法によって試験したとき,表 のとおりとする。


2

C3844-1995

表 2  性能

項目

性能

商用周波電圧 20kV でがいしの各部に異状を認めないこと。

曲げ耐荷重

5

度以上の偏位を生ぜず,かつ,がいしの各部に異状を生じ

ないこと。

冷熱

冷水温度 0∼20℃,温度差 70K {℃}  以上,浸し時間はそれ
ぞれ 10 分間で,がいしの各部に異状を認めないこと。

吸湿

磁器内部に液がしみこまないこと。

亜鉛めっき

塩化アンチモン法による付着量は 35mg/cm

2

以上。硫酸銅法

による均一性は 4 回で終止点にならないこと。

なお,タップ通しを行ったナットは,この限りでない。

4.

材料及び組立

4.1

材料  材料は,表 のものを用い,ピン,ナットには,全面一様に完全な溶融亜鉛めっきを施さな

ければならない。ただし,ナットは,めっき後タップ通しを行ってもよい。

表 3  材料

各部名称

材料

磁器部

露出部に

付図 で鎖線を施した部分を除き,全面一様にう

わ薬を施した磁器。 
色の指定がないときは,白色とする。

ピン,ナット

JIS G 3101

に規定する SS400 又はこれと同等以上の引張強

さをもつ鋼材

セメント

JIS R 5210

に規定するポルトランドセメント

4.2

組立  組立は,付図 に示すように磁器と金具のそれぞれの中心線が合うように,また曲ピンの場

合には,がいしの線溝の中心とねじ切り部の中心が合うようにしなければならない。

5.

形状及び寸法  形状及び寸法は,付図 及び付図 のとおりとする。ピンのねじ部は,JIS B 0205 

よって,その精度は,亜鉛めっき前に JIS B 0209 に規定する 3 級とする。

めっき後の本体のボルト・ナットは,同一サイズに対してすべて互換性をもち,よくはめ合うものでな

ければならない。

6.

外観  外観は,実用上有害な欠点があってはならない。

7.

試験方法

7.1

構造  構造は,JIS C 3801 の 4.(構造試験)による。

7.2

外観  外観は,JIS C 3801 の 5.(外観試験)による。

7.3

曲げ耐荷重  曲げ耐荷重は,JIS C 3801 の 7.1.2(曲げ耐荷重試験)による。

なお,曲げ耐荷重の曲げ荷重は,

表 による。


3

C3844-1995

表 4  曲げ荷重

種類

曲げ荷重

N {kgf}

低圧小ピンがいし

  784 { 80}

低圧小曲ピンがいし  1 号

  490 { 50}

低圧小曲ピンがいし  2 号

  686 { 70}

低圧中ピンがいし    1 号

  588 { 60}

低圧中ピンがいし    2 号

1 568 {160}

低圧中曲ピンがいし  1 号

  686 { 70}

低圧中曲ピンがいし  2 号

1 470 {150}

低圧大ピンがいし    1 号

1 568 {160}

低圧大ピンがいし    2 号

1 568 {160}

7.4

冷熱  冷熱は,JIS C 3801 の 9.(冷熱試験)による。

7.5

吸湿  吸湿は,JIS C 3801 の 10.(吸湿試験)による。

7.6

亜鉛めっき  亜鉛めっきは,JIS C 3801 の 11.(亜鉛めっき試験)による。

7.7

商用周波電圧  商用周波電圧は,JIS C 3801 の 6.5(商用周波油中破壊電圧試験)による。

8.

検査  検査は,7.の試験方法によって,次の形式検査及び受渡検査を行う。

(1)

形式検査  形式検査は,表 に示す全項目について行い,3.6.の規定に適合しなければならない。

なお,この検査の検査個数は,3 個とする。

(2)

受渡検査  受渡検査は,抜取検査と全数検査の 2 種類とする。

(a)

抜取検査  抜取検査は,表 の 1.∼6.の項目について行い,3.5.の規定に適合しなければならない。

この検査の抜取方式は,受渡当事者間の協定による。

(b)

全数検査  全数検査は,表 に示す 7.の項目について行い,6.の規定に適合しなければならない。

表 5  検査項目

検査項目

1.

  構造

2.

  商用周波電圧

3.

  曲げ耐荷重

4.

  冷熱

5.

  吸湿性

6.

  亜鉛めっき

7.

  外観

9.

製品の呼び方  製品の呼び方は,種類又は記号による。

例  低圧大ピンがいし  2 号

又は PLL-12210

10.

表示  表示は,次の事項をがいしの磁器部に容易に消えない方法で記さなければならない。

(1)

製造業者名又はその略号

(2)

製造年(西暦の場合は,末尾の 2 けたでもよい。


4

C3844-1995

付図 1  形状及び寸法

単位 mm

種類

D

D

1

D

2

D

3

H

a

b

c

d

e

f

低圧小ピンがいし 
低圧小曲ピンがいし  1 号 
低圧小曲ピンがいし  2 号

45

35

15

50

65

35

15

15

15

35 8

低圧中ピンがいし    1 号 
低圧中ピンがいし    2 号

低圧中曲ピンがいし  1 号 
低圧中曲ピンがいし  2 号

55

40

18

65

70

35

20

15

20

35 10

低圧大ピンがいし    1 号

低圧大ピンがいし    2 号

65

45

20

75

80

40

25

15

25

35 12

備考  数値は,基準寸法とする。


5

C3844-1995

付図 2  形状及び寸法

付図 3  形状及び寸法

単位 mm

種類

A B C D 

E

F

G H 

R

1

 

R

2

 P 

備考

低圧小ピンがいし 15

0

4

+

 100

0

3

+

 50

以上

10

5

.

0

0

.

1

+

17

17

7

.

0

0

8±0.8

M10

付図 2

低圧小曲ピンがいし  1 号 20

0

4

+

 88  50±3

10

5

.

0

0

.

1

+

− 12 18

4.5

付図 3

低圧小曲ピンがいし  2 号 30

0

4

+

 85  53±3

10

5

.

0

0

.

1

+

− 22 10

4.5

付図 3

低圧中ピンがいし    1 号 10

0

4

+

 100±3 50

以上

10

5

.

0

0

.

1

+

17

17

7

.

0

0

8±0.8

M10

付図 2

低圧中ピンがいし    2 号 15

0

4

+

 120±3 70

以上

12

5

.

0

0

.

1

+

19

24

19

8

.

0

0

10±0.8

M12

付図 2

低圧中曲ピンがいし  1 号 25

0

4

+

 85  53±3

10

5

.

0

0

.

1

+

− 22 10

4.5

付図 3

低圧中曲ピンがいし  2 号 25

0

4

+

 85  53±3

12

5

.

0

0

.

1

+

− 22 10

4.5

付図 3

低圧大ピンがいし    1 号 10

0

4

+

 120±3 70

以上

12

5

.

0

0

.

1

+

19

24

19

8

.

0

0

10±0.8

M12

付図 2

低圧大ピンがいし    2 号 30

0

4

+

 120±3 70

以上

12

5

.

0

0

.

1

+

19

24

19

8

.

0

0

10±0.8

M12

付図 2

備考  許容差のない数値は,基準寸法とする。


6

C3844-1995

電気材料部会  がいし専門委員会  構成表(昭和 50 年 8 月 1 日改正のとき)

氏名

所属

(委員会長)

巽      良  知

社団法人電気学会

中  島  好  忠

横浜国立大学工学部

鈴  木  玄八郎

通商産業省生活産業局

児  玉  勝  臣

資源エネルギー庁公益事業部

常  沢  秀  夫

工業技術院標準部

加  藤      勲

電磁器協会

新  宮  行  太

朝日碍子株式会社技術部

中  島

  一

愛知県陶磁器工業組合

百  田  弥之助

株式会社香蘭社碍子工場

藤  村  哲  夫

日本碍子株式会社技術部

松  岡  志  郎

会津碍子株式会社

三  田  保  三

大トー株式会社佐野工場

石  井  豊  章

東京電力株式会社工務部

浦  下      康

中部電力株式会社東京支杜

津  田      宏

関西電力株式会社工務部

平  田  康  夫

三菱電機株式会社伊丹製作所

宮  崎  邦  夫

日本国有鉄道電気局

村  野      稔

東京芝浦電気株式会社電機技術研究所

山  田  信  義

社団法人日本電機工業会

(事務局)

武  笠  二  郎

工業技術院標準部電気規格課

中  林  賢  司

工業技術院標準部電気規格課

(事務局)

平  野  由紀夫

工業技術院標準部電気規格課

(平成 7 年 1 月 1 日改正のとき)

稲  垣  勝  地

工業技術院標準部電気規格課

(平成 7 年 1 月 1 日改正のとき)