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C 3407

:2003

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人  日本電

線工業会(JCMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調

査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS C 3407:1987 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


C 3407

:2003

(2) 

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  種類及び記号 

1

4.

  特性

2

5.

  材料,構造及び加工方法 

2

4.

  試験方法

2

6.1

  構造

2

6.2

  導体抵抗 

2

6.3

  耐電圧

3

6.4

  曲げ

3

7.

  検査

3

8.

  製品の呼び方 

3

9.

  表示及び包装 

3

9.1

  ケーブルの表示

3

9.2

  包装の表示 

4

9.3

  包装

4

 


日本工業規格

JIS

 C

3407

:2003

X

線用高電圧ケーブル

High voltage cables for X-ray apparatus

1. 

適用範囲  この規格は,主に X 線装置の直流高電圧回路に用いる X 線用高電圧ケーブル(以下,ケー

ブルという。

)について規定する。

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 3005

  ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法

JIS C 3102

  電気用軟銅線

JIS C 3152

  すずめっき軟銅線

JIS G 3505

  軟鋼線材

JIS G 3506

  硬鋼線材

3.

種類及び記号  種類及び記号は,表 のとおりとし,構造の断面を図 に示す。

表 1  種類及び記号

種類

記号(

1

)

DC 75kV X

線用ビニルシースケーブル XV-

75

DC 100kV X

線用ビニルシースケーブル XV-100

DC 150kV X

線用ビニルシースケーブル XV-150

注(

1

)

  記号の意味は,次による。

X

:X 線用

V

:ビニル

数字:最高使用電圧

図 1  構造の断面


2

C 3407

:2003

4.

特性  特性は,6.によって試験を行ったとき,表 による。

表 2  特性

項目

特性

試験方法 
適用箇条

導体抵抗

付表の線心の導体抵抗の値以下

6.2 

A

線心間及び A・B 線心間

付表の試験電圧に 1 分間耐えなければならない。

耐電圧

ケ−ブル心と遮へい間

付表の試験電圧に 10 分間耐えなければならない。

6.3 

A

線心間及び A・B 線心間

付表の試験電圧に 1 分間耐えなければならない。

曲げ

ケ−ブル心と遮へい間

付表の試験電圧に 10 分間耐えなければならない。

6.4 

5.

材料,構造及び加工方法  材料,構造及び加工方法は,付表及び次による。

a)

導体  導体は,JIS C 3102 に規定する軟銅線又は JIS C 3152 に規定するすずめっき軟銅線をより合わ

せたものとする。

なお,必要により,JIS G 3505 に規定する軟鋼線若しくは JIS G 3506 に規定する硬鋼線にすずめっ

き又は亜鉛めっきを施したものとより合わせてもよい。

また,B 線心は,すずめっき,亜鉛めっきを施した軟鋼線又は硬鋼線をより合わせたものに代えて

もよい。

b)

線心の被覆

(1) A

線心  A 線心は,a)の導体の上に絶縁体として EP ゴム等の合成ゴム又は架橋ポリエチレン,ふっ

素樹脂等のプラスチックを被覆するか,又はこれらのテープ状のものを巻き付けてもよい。

なお,必要により,導体上及び絶縁体上には紙テープ,布テープ又はその他適切なテープを施して

もよい。

(2) B

線心  B 線心は,a)の導体又はその導体の上に半導電層を施したものとする。

c)

ケーブル心  ケーブル心は,A 線心 2 心又は 3 心及び B 線心 1 心又は 2 心をより合わせた上に半導電

層を施す。

d)

線心の識別  線心の識別は,絶縁体の色,テープの色などにより行う。

e)

高圧部絶縁体  高圧部の絶縁体は,c)のケーブル心の上に EP ゴム等の合成ゴム又は架橋ポリエチレ

ン等のプラスチックを被覆する。

なお,必要により,絶縁体の上には半導電層を施してもよい。

f)

遮へい層  遮へい層は,e)の絶縁体の上に JIS C 3102 に規定する軟銅線若しくは JIS C 3152 に規定

するすずめっき軟銅線を素線とした編組又はこれらの素線と綿糸若しくはその他適切な繊維糸との交

織編組を施す。

なお,必要により,編組上には布テープ又はその他適切なテープを施してもよい。

g)

シース  シースは,f)の遮へい層の上に 1.0mm 以上の厚さのビニルを被覆する。

6.

試験方法

6.1

構造  構造は,JIS C 3005  の 4.3(構造)による。

6.2

導体抵抗  導体抵抗は,JIS C 3005  の 4.4(導体抵抗)による。

6.3

耐電圧  耐電圧は,JIS C 3005  の 4.6 b)(空中)による。ただし,ケーブル心と遮へい間は,直流で

行う。


3

C 3407

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6.4

曲げ  曲げは,完成品から適切な長さの試料をとり,図 のように,その仕上外径の 5 倍の半径を

もつ金具に挟み,これを一方に 90 度曲げ(これを曲げ 1 回という。

,次に元の位置に戻し(これを曲げ 2

回という。

,次に,同様にして反対方向に 90 度曲げ(これを曲げ 3 回という。

,元の位置に戻す(これを

曲げ 4 回という。

。同様の操作を 4 000 回繰り返し,いずれか一方に 90 度曲げた状態で 6.3 の耐電圧を行

う。

図 2  曲げ試験方法

7.

検査  検査は,6.の試験方法によって,次の項目について行い,4.及び 5.の規定に適合しなければな

らない。ただし,d)は,受渡当事者間の協定によって省略することができる。

a) 

構造

b) 

導体抵抗

c) 

耐電圧

d) 

曲げ

8.

製品の呼び方  製品の呼び方は,種類又は記号による。

例: DC 75kV X 線用ビニルシースケーブル又は XV-75

9.

表示及び包装

9.1

ケーブルの表示  ケーブルには,適切な方法で次の事項を表示する。

a) 

製造業者名又はその略号

b) 

製造年

c) 

電圧

なお,電圧の表示は,

表 に示す色糸を適切な箇所に入れる方法に代えてもよい。

表 3  電圧の表示方法

電圧

糸の色

DC  75kV

DC 100kV

黄赤

DC 150kV

9.2

包装の表示  包装には,適切な方法で次の事項を表示する。

a) 

種類又は記号

b) 

長さ


4

C 3407

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c) 

質量(ドラム巻きの場合は,総質量も併記する。)

d) 

ドラムの回転方向(ドラム巻きの場合だけ)

e) 

製造業者名又はその略号

f) 

製造年月

9.3

包装  包装は,1 条ごとにドラム巻き又はたば巻きとし,運搬中損傷しないように適当な方法で行う。

付表  線用高電圧ケーブル

試験電圧

参考

A

線心の導体 
標準構成

素線数/素線径

mm

種類

(記号)

仕上外径

 
 
 

mm

線心の導体抵抗

(20

℃) 
 
 

Ω/km

A

線心間及び A・

B

線心間

(AC)

kV

ケーブル心と

遮へい間

(DC)

kV

標準条長

 
 

m

XV- 75

29.0

以下 120

XV-100 33.0

以下 160

XV-150 41.5

以下

19.8

B

線心の導体に鋼よ

り線を使用した B 線心
は 50.0 とする。

2

240

2/0.32 7/0.32  300