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C 3323

:2012

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  種類及び記号 

1

4

  特性

1

5

  材料,構造及び加工方法 

2

6

  試験方法

3

6.1

  外観

3

6.2

  構造

3

6.3

  導体抵抗 

4

6.4

  耐電圧

4

6.5

  絶縁抵抗 

4

6.6

  絶縁体の引張り

4

6.7

  加熱

4

6.8

  曲げ

4

6.9

  引裂き

4

7

  検査

5

8

  製品の呼び方 

5

9

  表示及び包装 

5

9.1

  電線の表示 

5

9.2

  包装の表示 

6

9.3

  包装

6


C 3323

:2012

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本電線

工業会(JCMA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準

調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS C 3323:2000 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 C

3323

:2012

600 V

けい素ゴム絶縁電線

600 V Silicone rubber insulated wires

適用範囲 

この規格は,主として屋内の高温の場所で,600 V 以下の回路に用いるけい素ゴム絶縁電線及びけい素

ゴム絶縁ガラス編組電線(以下,電線と総称する。

)について規定する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 3005

  ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法

JIS C 3102

  電気用軟銅線

JIS C 3152

  すずめっき軟銅線

種類及び記号 

種類及び記号は,

表 による。

表 1−種類及び記号

種類

記号

a)

600 V けい素ゴム絶縁電線 IK 
600 V けい素ゴム絶縁ガラス編組電線 KGB 

a)

  記号の意味は,次による。

K:けい素ゴム 
G:ガラス 
B:編組 
I:屋内用

特性 

特性は,箇条 によって試験を行ったとき,

表 による。


2

C 3323

:2012

表 2−特性

項目

特性

試験方法
適用箇条

導体抵抗

表 及び表 の値以下

6.3 

ガラス編組がないもの

表 の試験電圧に 1 分間耐えなければならない。

半製品

a)

耐電圧

ガラス編組
があるもの

完成品

表 の試験電圧に 1 分間耐えなければならない。

6.4 

絶縁抵抗

表 及び表 の値以上

6.5 

引張強さ 7

MPa 以上

ガラス編組

がないもの

伸び 200

%以上

引張強さ 4

MPa 以上

絶 縁体の

引張り

ガラス編組
があるもの

伸び 200

%以上

6.6 

引張強さ

加熱前の値の 70 %以上

加熱

伸び

加熱前の値の 60 %以上

6.7 

曲げ

ガラス編組
があるもの

ガラス編組に裂け目ができたり又はコンパウンドが著
しく

がれてはならない。

6.8 

引裂き

ガラス編組
がないもの

250 N/cm 以上

6.9 

a)

  半製品とは,箇条 5 c)のガラス編組の前のものをいう。

材料,構造及び加工方法 

材料,構造及び加工方法は,

表 3,表 及び a)c)による。

表 3600 V けい素ゴム絶縁電線

導体

参考

導体抵抗

(20  ℃)

Ω/km

公称

断面積

mm

2

構成

素線数/素線径

mm

外径

(参考)

mm

絶縁体

厚さ

 

mm

仕上外径
(参考)

 

mm

めっき

あり

めっき

なし

試験
電圧

 

V

絶縁抵抗
(20  ℃)

 

MΩ・km

概算

質量

kg/km

標準

条長

m

1.25 7/0.45

1.35

3.6

17.5 16.5

25

2 7/0.6  1.8

4.0

9.63

9.24

35

3.5 7/0.8

2.4

4.6

5.41

5.20

100

50

5.5 7/1.0

3.0

5.2

3.47

3.33

90 70

8 7/1.2  3.6

5.8

2.41

2.31

1 500

80 95

14 7/1.6  4.8

1.1

7.0 1.35  1.30

60  160

22 7/2.0  6.0

8.8

0.849

0.824

2 000

70 250

38 7/2.6  7.8

1.4

11.0 0.502 0.487

400

100

60 19/2.0  10.0

1.8

14.0

0.313

0.303

640

100 19/2.6  13.0

18.0

0.185

0.180

2 500

1 070

150 37/2.3  16.1

2.3

21 0.121

0.118

1

590

200

37/2.6

18.2

24

0.095 1

0.092 2

2 060

250 61/2.3  20.7

2.9

27

0.074 4

0.072 2

3 000

50

2 610

50


3

C 3323

:2012

表 4600 V けい素ゴム絶縁ガラス編組電線

導体

参考

導体抵抗

(20  ℃)

Ω/km

公称

断面積

mm

2

構成

素線数/素線径

mm

外径

(参考)

mm

絶縁体

厚さ

 

mm

ガラス

編組厚さ
(参考)

mm

仕上 
外径

(参考)

mm

めっき

あり

めっき

なし

試験 
電圧

 

V

絶縁抵抗

(20  ℃)

 

MΩ・km

概算

質量

kg/km

標準

条長

m

1.25 7/0.45  1.35

4.6

17.5

16.5

35

2 7/0.6 1.8

5.0

9.63

9.24

45

3.5 7/0.8  2.4

5.6

5.41

5.20

100

65

5.5 7/1.0  3.0

6.2

3.47

3.33

90 90

8 7/1.2 3.6

0.5

6.8 2.41  2.31

1 500

80 120

14 7/1.6 4.8

1.1

8.2 1.35  1.30

60  190

22 7/2.0 6.0

10.0

0.849

0.824

2 000

70 290

38 7/2.6 7.8

1.4

12.0 0.502 0.487

450

100

60 19/2.0 10.0

1.8

0.6

15.0 0.313 0.303

700

100 19/2.6 13.0

19.0

0.185

0.180

2 500

1 180

150 37/2.3 16.1

2.3

23 0.121

0.118

1

700

200

37/2.6

18.2

26

0.095 1

0.092 2

2 190

250 61/2.3 20.7

2.9

0.7

28

0.074 4

0.077 2

3 000

50

2 770

50

a)

導体  導体は,JIS C 3152 に規定するすずめっき軟銅線を同心円状により合わせたものとする。導体

上には適切なセパレータを施してもよい。

導体上にセパレータを施す場合は,すずめっきを施さなくてもよい。この場合の導体は,JIS C 3102

に規定する軟銅線を同心円状により合わせたもの又は硬銅線を同心円状により合わせた後焼きなまし

て,軟銅にしたものとする。

なお,最外層のより方向は S よりとする。

b)

絶縁体  絶縁体は,a)の導体の上にけい素ゴムを表 及び表 の絶縁体厚さに導体と同心円状に被覆

する。絶縁体の平均厚さは,6.2(構造)により試験を行ったとき,

表 及び表 の値の 90 %以上と

し,最小厚さは,

表 及び表 の値の 80 %以上とする。

600 V けい素ゴム絶縁電線(IK)については,この絶縁加工を終わったものを完成品とする。この

場合,IK の表面には,6.1(外観)により試験を行ったとき,有害なきず及び気泡があってはならな

い。

c)

ガラス編組  600 V けい素ゴム絶縁ガラス編組電線(KGB)は,b)の絶縁体の上にガラス糸で二重に

編組を施し,耐熱性コンパウンドを含浸し,その表面を平滑に仕上げる。内側の編組は,ガラステー

プにしてもよい。

なお,KGB の表面には,6.1(外観)により試験を行ったとき,有害なきずがあってはならない。

試験方法 

6.1 

外観 

外観は,JIS C 3005 の 4.1(外観)による。

6.2 

構造 

構造は,JIS C 3005 の 4.3(構造)による。


4

C 3323

:2012

6.3 

導体抵抗 

導体抵抗は,JIS C 3005 の 4.4(導体抵抗)による。

6.4 

耐電圧 

耐電圧は,絶縁体を被覆したものについて,JIS C 3005 の 4.6 a)(水中)及び 4.6 b)(空中)による。絶

縁体上にガラス編組を施した場合,更に適切な長さの試料をとり,その中央部約 1 m を浸水して JIS C 3005

の 4.6 a)によって行うか,又はその中央部約 1 m に金属はくを巻き付け,JIS C 3005 の 4.6 b)による。

6.5 

絶縁抵抗 

絶縁抵抗は,絶縁体を被覆したものについて行い,JIS C 3005 の 4.7.1(常温絶縁抵抗)による。

6.6 

絶縁体の引張り 

絶縁体の引張りは,JIS C 3005 の 4.16(絶縁体及びシースの引張り)による。

6.7 

加熱 

加熱は,JIS C 3005 の 4.17(加熱)による。加熱温度及び加熱時間は,JIS C 3005 の 4.17.2(試験方法)

表 の H による。

6.8 

曲げ 

曲げは,JIS C 3005 の 4.27.3(編組構造)による。ただし,円弧の半径は

表 による。

表 5−円弧の半径

仕上外径

mm

円弧の半径

7.0 以下

仕上外径の 6 倍

7.0 を超え  12.0 以下

仕上外径の 7 倍

12.0 を超え  20 以下

仕上外径の 8 倍

 20 を超え 30 以下

仕上外径の 10 倍

6.9 

引裂き 

引裂きは,ガラス編組がないものについて行う。

図 に示す試験片 3 個を完成品の絶縁体から(完成品の絶縁体から取ることができない場合には,完成

品とする前のけい素ゴム混合物のコンパウンドから)取り,18  ℃∼28  ℃の温度において,引張試験機に

よって毎分 500 mm±25 mm の速さでそれぞれの試験片を切断するまで引っ張り,次の式によって算出さ

れる引裂き強さの平均値を求める。

t

F

TR

=

ここに,

TR

引裂き強さ(N/cm)

F

最大荷重(N)

t

試験片の試験部分の厚さ(cm)

この場合において,試験片の幅を 25 mm とすることができないときは,その幅を 25 mm 未満とするこ

とができる。


5

C 3323

:2012

単位  mm

注記 1  厚さは,2.3 mm∼2.8 mm とする。 
注記 2  試験片のくぼみの内面の中央には,深さ 0.50 mm±0.08 mm の切込みを施す。

図 1−試験片

検査 

検査は,次の項目について箇条 によって行い,箇条 及び箇条 の規定に適合しなければならない。

ただし,受渡当事者間の協定によって,その一部又は全部を省略してもよい。

a)

外観

b)

構造

c)

導体抵抗

d)

耐電圧

e)

絶縁抵抗

f)

絶縁体の引張り

g)

加熱

h)

曲げ

i)

引裂き

製品の呼び方 

製品の呼び方は,種類及び公称断面積,又は種類の記号及び公称断面積による。

例 1 600

V けい素ゴム絶縁電線 8 mm

2

又は IK8 mm

2

例 2 600

V けい素ゴム絶縁ガラス編組電線 14 mm

2

又は KGB14 mm

2

表示及び包装 

9.1 

電線の表示 

電線の表示は,次の事項について適切なところに容易に消えない方法で連続表示する。

a)

製造業者名又はその略号

b)

製造年又はその略号


6

C 3323

:2012

9.2 

包装の表示 

包装の表示は,次の事項について適切な方法で表示する。

a)

種類又は記号

b)

公称断面積

c)

長さ

d)

質量(ドラム巻きの場合は,総質量も併記する。

e)

ドラムの回転方向

f)

製造業者名又はその略号

g)

製造年又はその略号

9.3 

包装 

包装は,1 条ずつドラム巻き又はたば巻きとし,運搬中損傷しないように適切な方法で行う。

参考文献  IEC 60228,Conductors of insulated cables