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C 3215-14

:2014

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

2

3

  用語及び定義,試験における一般事項並びに外観  

2

4

  寸法 

2

5

  導体抵抗  

2

6

  伸び及び引張り強さ  

2

7

  軟らかさ  

2

8

  可とう性及び密着性  

3

9

  耐熱衝撃  

3

10

  耐軟化  

3

11

  耐摩耗  

3

12

  耐溶剤  

4

13

  絶縁破壊  

4

14

  均一性  

4

15

  温度指数  

4

16

  耐冷媒  

4

17

  はんだ付け性  

4

18

  融着性  

5

19

  誘電正接  

5

20

  耐トランス油  

5

21

  加熱減量  

5

22

  ピンホール試験  

5

23

  包装  

5

附属書 JA(規定)代替特性  

6

附属書 JB(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

7


C 3215-14

:2014

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

電線工業会(JCMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を

改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格で

ある。これによって,JIS C 3215-14:1999 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 3215

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS C 3215-0-1

  巻線共通規格−第 0-1 部:一般特性−エナメル銅線

JIS C 3215-0-2

  巻線共通規格−第 0-2 部:一般特性−エナメル平角銅線

JIS C 3215-0-3

  巻線共通規格−第 0-3 部:一般特性−エナメルアルミニウム線

JIS C 3215-0-4

  巻線共通規格−第 0-4 部:一般特性−ガラス巻平角銅線及びエナメルガラス巻平角銅

JIS C 3215-1

  巻線個別規格−第 1 部:クラス 105 のポリビニルアセタール銅線

JIS C 3215-8

  巻線個別規格−第 8 部:クラス 180 のポリエステルイミド銅線

JIS C 3215-14

  巻線個別規格−第 14 部:クラス 105 のポリビニルアセタールアルミニウム線

JIS C 3215-17

  巻線個別規格−第 17 部:クラス 105 のポリビニルアセタール平角銅線

JIS C 3215-31

  巻線個別規格−第 31 部:温度指数 180 のポリエステル(イミド)塗料焼付ガラス巻平

角銅線及びエナメルガラス巻平角銅線

JIS C 3215-32

  巻線個別規格−第 32 部:温度指数 155 のポリエステル(イミド)塗料焼付ガラス巻平

角銅線及びエナメルガラス巻平角銅線


日本工業規格

JIS

 C

3215-14

:2014

巻線個別規格−第 14 部:クラス 105 の

ポリビニルアセタールアルミニウム線

Specifications for particular types of winding wires-

Part 14: Polyvinyl acetal enamelled round aluminium wire, class 105

序文 

この規格は,1990 年に第 2 版として発行された IEC 60317-14 を基とし,技術的内容を追加及び変更し

て作成した日本工業規格である。IEC 60317-14 は,2003 年に廃止となったが,この規格の製品は広く国内

で使用されているため,JIS C 3215 の規格群の改正内容に合わせて改正した。

この規格の共通規格は,JIS C 3215-0-3:2014 である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JB に示す。また,附属書 JA は対応国際規格にはない事項である。

適用範囲 

この規格は,クラス 105 のポリビニルアセタール樹脂を主体とした単一被覆層のエナメルアルミニウム

線(以下,ポリビニルアセタールアルミニウム線という。

)について規定する。ポリビニルアセタール樹脂

は,基本的な化学特性が変わらず,かつ,規定する全ての電線特性を満足すれば,変性したものでもよい。

注記 1  変性した樹脂とは,特性及び適用性を向上させるため,化学的に変性した樹脂又は 1 種類以

上の添加剤を加えた樹脂をいう。

注記 2  ポリビニルアセタールアルミニウム線は,ホルマールアルミニウム線ともいう。

この規格は,次のサイズ範囲のポリビニルアセタールアルミニウム線について規定する。

−  グレード  1:0.400 mm 以上,1.600 mm 以下

−  グレード  2:0.400 mm 以上,5.000 mm 以下

−  0 種: 0.400 mm 以上,3.200 mm 以下

−  1 種: 0.400 mm 以上,3.200 mm 以下

公称導体径は,JIS C 3215-0-3 の箇条 に規定がある。

注記 3  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60317-14:1990

,Specifications for particular types of winding wires−Part 14: Polyvinyl acetal

enamelled round aluminium wire, class 105

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。


2

C 3215-14

:2014

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

)は適用しない。

JIS C 3215-0-3:2014

  巻線共通規格−第 0-3 部:一般特性−エナメルアルミニウム線

注記  対応国際規格:IEC 60317-0-3:2008,Specifications for particular types of winding wires−Part 0-3:

General requirements

−Enamelled round aluminium wire(MOD)

JIS C 3216-3:2011

  巻線試験方法−第 3 部:機械的特性

注記  対応国際規格:IEC 60851-3:2009,Winding wires−Test methods−Part 3: Mechanical properties

(MOD)

JIS C 3216-4:2011

  巻線試験方法−第 4 部:化学的特性

JIS C 3216-5:2011

  巻線試験方法−第 5 部:電気的特性

JIS C 3216-6:2011

  巻線試験方法−第 6 部:熱的特性

注記  対応国際規格:IEC 60851-6:1996,Winding wires−Test methods−Part 6: Thermal properties,

Amendment 1:1997

及び Amendment 2:2003(MOD)

用語及び定義,試験における一般事項並びに外観 

3.1 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 3215-0-3 の 3.1 による。

3.2 

試験における一般事項 

試験における一般事項は,JIS C 3215-0-3 の 3.2 による。ただし,JIS C 3215-0-3 とこの規格との間に相

違のある場合は,この規格の規定を優先する。

クラス 105 のポリビニルアセタールアルミニウム線は,温度指数 105 以上,かつ,耐熱衝撃温度 155  ℃

以上に適合しなければならない。

注記  温度指数に相当する温度(℃)は,その温度での線の使用を必ずしも推奨するものではない。

推奨する使用温度は,使用機器に含まれる多くの要因に依存する。

3.3 

外観 

外観は,JIS C 3215-0-3 の 3.3 による。

寸法 

寸法は,JIS C 3215-0-3 の箇条 による。

導体抵抗 

導体抵抗は,JIS C 3215-0-3 の箇条 による。

伸び及び引張り強さ 

伸び及び引張り強さは,JIS C 3215-0-3 の箇条 による。

軟らかさ 

軟らかさは,JIS C 3215-0-3 の箇条 による。


3

C 3215-14

:2014

可とう性及び密着性 

可とう性及び密着性は,JIS C 3215-0-3 の箇条 による。ただし,JIS C 3215-0-3 

表 における丸棒の

径は 2とする。ただし,受渡当事者間の協定がある場合は,JA.8 によってもよい。

耐熱衝撃 

耐熱衝撃は,JIS C 3216-6 の箇条 によって試験する。熱衝撃の最低試験温度 155  ℃とする。

9.1 

公称導体径 1.600 mm 以下のもの 

耐熱衝撃は,皮膜に亀裂があってはならない。丸棒の径は,

表 による。

表 1−耐熱衝撃

公称導体径

mm

丸棒の径

を超え

以下

0.400 1.600  

注記  は,仕上り外径を示す。

9.2 

公称導体径 1.600 mm を超えるもの 

耐熱衝撃は,JIS C 3215-0-3 の 9.2 による。

10 

耐軟化 

耐軟化は,JIS C 3216-6 の箇条 によって試験したとき,170  ℃で 2 分以内に短絡してはならない。た

だし,受渡当事者間の協定がある場合は,JA.10 によってもよい。

11 

耐摩耗 

耐摩耗は,公称導体径 0.400 mm 以上,2.500 mm 以下のものに適用する。JIS C 3216-3 の箇条 によっ

て試験したときの最小破壊力は,

表 に適合しなければならない。


4

C 3215-14

:2014

表 2−耐摩耗

公称導体径

グレード 1

グレード 2

最小平均

破壊力

3

回の試験

の中の

最小破壊力

最小平均

破壊力

3

回の試験

の中の

最小破壊力

mm N N N N

0.400 2.05 1.75 3.25 2.75

0.450 2.20 1.85 3.50 2.95

0.500 2.35 2.00 3.75 3.20

0.560 2.50 2.15 4.00 3.40

0.630 2.70 2.30 4.30 3.65

0.710 2.85 2.45 4.60 3.90

0.800 3.05 2.60 4.95 4.20

0.900 3.30 2.80 5.30 4.50

1.000 3.55 3.00 5.65 4.80

1.120 3.80 3.25 6.05 5.10

1.250 4.10 3.50 6.45 5.50

1.400 4.40 3.75 6.95 5.90

1.600 4.75 4.00 7.45 6.30

1.800

− 8.00 6.75

2.000

− 8.50 7.20

2.240

− 9.10 7.70

2.500

− 9.70 8.20

注記  この表に記載のない公称導体径の場合,より大きく最も近い公称

導体径の最小破壊力を適用する。

12 

耐溶剤 

耐溶剤は,JIS C 3215-0-3 の箇条 12 による。

13 

絶縁破壊 

絶縁破壊は,JIS C 3215-0-3 の箇条 13 による。ここで,高温での試験温度は 105  ℃とする。

14 

均一性 

均一性は,JIS C 3215-0-3 の箇条 14 による。

15 

温度指数 

温度指数は,JIS C 3215-0-3 の箇条 15 による。ここで,最小温度指数は 105 とする。

16 

耐冷媒 

耐冷媒は,適用しない。

17 

はんだ付け性 

はんだ付け性は,適用しない。


5

C 3215-14

:2014

18 

融着性 

融着性は,適用しない。

19 

誘電正接 

誘電正接は,適用しない。

20 

耐トランス油 

耐トランス油は,適用しない。ただし,受渡当事者間の協定によって試験する場合は,JIS C 3216-4 

箇条 による。

21 

加熱減量 

加熱減量は,適用しない。

22 

ピンホール試験 

ピンホール試験は,JIS C 3216-5 の箇条 によって試験したとき,ピンホール個数は,

表 に適合しな

ければならない。ただし,受渡当事者間の協定がある場合は,JA.22 によってもよい。

表 3−最大ピンホール個数

区分

最大ピンホール個数

グレード 1

5

グレード 2

3

23 

包装 

包装は,JIS C 3215-0-3 の箇条 23 による。


6

C 3215-14

:2014

附属書 JA

(規定) 
代替特性

この附属書は,本体の対応する箇条を補足するものであり,本体で規定する箇条に対し,適用が可能な

規格値について規定する。

注記  この附属書で規定する規格値は,この規格を IEC 60317-14 に整合させるに当たり,この内容に

よって大きな変更となり市場の混乱が予想される事項について,完全整合化に向けた経過措置

として,JIS C 3202:1994 に従った規格値を併記したものである。

JA.8 

可とう性及び密着性 

JIS C 3216-3

の JA.5.1 によって,

表 JA.1 に規定する丸棒に巻き付けて試験したとき,皮膜に導体が見え

る亀裂があってはならない。

表 JA.1−エナメル線の丸棒の径

公称導体径

d

mm

丸棒の径

0.40

∼1.1 1d

1.2

∼2.0 2d

2.1

∼3.2 3d

JA.10 

耐軟化 

JIS C 3216-6

の JA.4 によって試験したときの耐軟化温度は,170  ℃以上とする。

JA.22 

ピンホール試験 

JIS C 3216-5

の箇条 によって試験したときのピンホール個数は,

表 JA.2 に適合しなければならない。

なお,ピンホール数が規定値に適合しない場合は,同一巻枠から更に 2 本をとって再試験を行うことが

できる。

表 JA.2−最大ピンホール個数

区分

最大ピンホール個数

0

種 2

1

種 3

参考文献  JIS C 3202:1994  エナメル線


7

C 3215-14

:2014

附属書 JB

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS C 3215-14:2014

  巻線個別規格−第 14 部:クラス 105 のポリビニルアセター

ルアルミニウム線

IEC 60317-14:1990

  Specifications for particular types of winding wires −Part 14:

Polyvinyl acetal enamelled round aluminium wire, class 105

(I)JIS の規定

(II) 
国際

規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理由及
び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

1

適用範囲

1

JIS

にほぼ同じ

追加

IEC 60317-14:1990

は JIS C 3202

の附属書 3 と対象となる品名呼
称が異なる。

従来から使用しているホルマールアルミニ

ウム線という呼称を注記として追加した。

6

伸び及び

引張り強さ

6

JIS

にほぼ同じ

追加

表題に“及び引張り強さ”を追加

した。

引用先である JIS C 3215-0-3 の箇条 6 には規

格値として伸びだけでなく,引張り強さも規

定されている。内容を分かりやすくするた
め,表題に“引張り強さ”を追加した。

8

可とう性

及び密着性

8

JIS

にほぼ同じ

選択

受渡当事者間の協定によって,

JIS C 3216-3

の JA.5.1 の試験方法

を用いてもよい。

国内の IEC 規格対応状況を勘案し,経過処

置として JIS C 3216-3 の JA.5.1 の試験方法

を用いてもよいこととした。 
次回見直し時,IEC 規格整合化を図る。

10

耐軟化

10  JIS

にほぼ同じ

選択

受渡当事者間の協定によって用

いる試験方法を追加した。

国内の IEC 規格対応状況を勘案し,経過処

置として JIS C 3216-6 の JA.4 の試験方法を

用いてもよいこととした。 
次回見直し時,IEC 規格整合化を図る。

20

耐 ト ラ

ンス油

20

JIS

にほぼ同じ

追加

受渡当事者間の協定によって選

択可能な代替特性を追加した。

受渡当事者間の協定によって取り決めるこ

とが妥当と考えられる。

22

ピ ン ホ

ール試験

追加

規定値を設定した。

JIS C 3202:1994

では既に規定されており,

実績もあることから今回新たに設定した。グ
レード  1 及びグレード  2 の規定値は現在

IEC

で検討中の数値を記載した。

7

C

 321

5-14


20
14


8

C 3215-14

:2014

(I)JIS の規定

(II) 
国際

規格

番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異の理由及
び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

附属書 JA

(規定)

代替特性

追加

適用する巻付け径,試験方法,規

定値が異なる可とう性及び密着
性,耐軟化並びにピンホール試験

の規定を追加した。

国内の IEC 規格対応状況を勘案し,経過処

置として JIS C 3202:1994 の附属書 3 に準じ
た規格値を追加した。

次回見直し時,IEC 規格整合化を図る。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60317-14:1990,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−  選択  国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。

8

C

 321

5-14


20
14