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C 3215-0-6:2017

1)

目  次

ページ

序文  

1

1  適用範囲  

1

2  引用規格  

2

3  用語及び定義,試験における一般事項並びに外観  

2

3.1  用語及び定義  

2

3.2  試験における一般事項  

3

3.3  外観  

3

4  寸法 

3

4.1  導体径  

3

4.2  導体の真円度  

6

4.3  最小両側被覆厚さ  

6

4.4  最大仕上り外径  

6

5  導体抵抗  

6

6  伸び 

6

7  軟らかさ  

6

7.1  公称導体径 1.600 mm 以下のもの 

6

7.2  公称導体径 1.600 mm を超えるもの  

6

8  可とう性及び密着性  

6

9  耐熱衝撃  

6

10  耐軟化  

6

11  耐摩耗  

7

12  耐溶剤  

7

13  絶縁破壊  

7

13.1  ガラス巻銅線  

7

13.2  エナメルガラス巻銅線  

7

14  均一性  

7

15  温度指数  

7

16  耐冷媒  

7

17  はんだ付け性  

7

18  融着性  

8

19  誘電正接  

8

20  耐トランス油  

8

21  加熱減量  

8

22  ピンホール試験  

8

23  包装  

8


C 3215-0-6:2017

2)

ページ

附属書 A(参考)中間公称導体径の寸法(R40  

9

附属書 B(参考)導体抵抗  

10

附属書 C(参考)高温中破壊試験  

11

附属書 JA(規定)代替特性  

12

附属書 JB(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

14


C 3215-0-6:2017

3)

まえがき

この規格は,工業標準化法第

12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本電線工業会(JCMA)及び

一般財団法人日本規格協会(

JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があ

り,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

なお,JIS C 3204:1988 の規定を JIS C 3215 の規格群の附属書に順次移行させることによって,JIS C 

3204:1988 は廃止された。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 3215 の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS C 3215-0-1  巻線共通規格-第 0-1 部:一般特性-エナメル銅線

JIS C 3215-0-2  巻線共通規格-第 0-2 部:一般特性-エナメル平角銅線

JIS C 3215-0-3  巻線共通規格-第 0-3 部:一般特性-エナメルアルミニウム線

JIS C 3215-0-4  巻線共通規格-第 0-4 部:一般特性-ガラス巻平角銅線及びエナメルガラス巻平角銅

JIS C 3215-0-6  巻線共通規格-第 0-6 部:一般特性-樹脂又はワニスを含浸させたガラス巻銅線及び

エナメルガラス巻銅線

JIS C 3215-1  巻線個別規格-第 1 部:クラス 105 のポリビニルアセタール銅線

JIS C 3215-2  巻線個別規格-第 2 部:クラス 130 の融着層付きはんだ付け可能ポリウレタン銅線

JIS C 3215-4  巻線個別規格-第 4 部:クラス 130 のはんだ付け可能ポリウレタン銅線

JIS C 3215-8  巻線個別規格-第 8 部:クラス 180 のポリエステルイミド銅線

JIS C 3215-14  巻線個別規格-第 14 部:クラス 105 のポリビニルアセタールアルミニウム線

JIS C 3215-17  巻線個別規格-第 17 部:クラス 105 のポリビニルアセタール平角銅線

JIS C 3215-31  巻線個別規格-第 31 部:樹脂又はワニスを含浸させた,温度指数 180 のガラス巻平角

銅線及びエナメルガラス巻平角銅線

JIS C 3215-32  巻線個別規格-第 32 部:樹脂又はワニスを含浸させた,温度指数 155 のガラス巻平角

銅線及びエナメルガラス巻平角銅線

JIS C 3215-48  巻線個別規格-第 48 部:樹脂又はワニスを含浸させた,温度指数 155 のガラス巻銅線

及びエナメルガラス巻銅線

JIS C 3215-49  巻線個別規格-第 49 部:樹脂又はワニスを含浸させた,温度指数 180 のガラス巻銅線

及びエナメルガラス巻銅線

JIS C 3215-54  巻線個別規格-第 54 部:クラス 155 のポリエステル銅線


日本工業規格

JIS

 C

3215-0-6

2017

巻線共通規格-第 0-6 部:一般特性-

樹脂又はワニスを含浸させたガラス巻銅線

及びエナメルガラス巻銅線

Specifications for particular types of winding wires-

Part 0-6: General requirements-Glass-fibre wound resin or varnish

impregnated, bare or enamelled round copper wire

序文 

この規格は,

2007 年に第 1.1 版として発行された IEC 60317-0-6 を基とし,完全整合化に向けた経過措

置として,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,附属書 JB に示す。また,附属書 JA は対応国際規格にはない事項である。

適用範囲 

この規格は,樹脂又はワニスを含浸させたガラス巻銅線及びエナメルガラス巻銅線の一般特性について

規定する。

なお,公称導体径の範囲は,個別規格による。

JIS C 3215 の規格群から巻線の種類を参照する場合は,次による。

  JIS 番号

  公称導体径(mm)

  絶縁の厚さ

絶縁は,厚さのグレードによって,次の種類がある。

 GL1:導体に一重にガラス繊維を巻いたもの

 GL2:導体に二重にガラス繊維を巻いたもの

  グレード 1 GL1:グレード 1 のエナメル線に一重のガラス繊維を巻いたもの

  グレード 1 GL2:グレード 1 のエナメル線に二重のガラス繊維を巻いたもの

  グレード 2 GL1:グレード 2 のエナメル線に一重のガラス繊維を巻いたもの

  グレード 2 GL2:グレード 2 のエナメル線に二重のガラス繊維を巻いたもの

この規格では,対応国際規格で引用がない巻線試験方法の規格について,引用する規格番号及び適用箇

条を具体的に規定している。

注記

  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60317-0-6:2007 , Specifications for particular types of winding wires - Part 0-6: General

requirements-Glass-fibre wound resin or varnish impregnated, bare or enamelled round copper


2

C 3215-0-6:2017

wire(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“

MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 3215(規格群)  “巻線共通規格”及び“巻線個別規格”

JIS C 3216(規格群)  巻線試験方法

注記  対応国際規格:IEC 60851 (all parts),Winding wires-Test methods(MOD)

JIS C 3216-2  巻線試験方法-第 2 部:寸法

JIS C 3216-3  巻線試験方法-第 3 部:機械的特性

JIS C 3216-5  巻線試験方法-第 5 部:電気的特性

注記  対応国際規格:IEC 60851-5:1996,Winding wires-Test methods-Part 5: Electrical properties,

Amendment 1:1997 及び Amendment 2:2004(MOD)

JIS C 3216-6  巻線試験方法-第 6 部:熱的特性

JIS Z 8703  試験場所の標準状態

ISO 3,Preferred numbers-Series of preferred numbers

注記

  標準数を規定する規格として JIS Z 8601 があり,この規格で用いる標準数と一致している。

用語及び定義,試験における一般事項並びに外観 

3.1 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1.1 

皮膜(

coating)

導体上又は線の上に,適切な手段で乾燥又は硬化させて形成したもの。

3.1.2 

導体(

conductor)

巻線から絶縁物を取り除いた後の裸の金属。

3.1.3 

被覆(

covering)

裸導体又は絶縁被覆した導体の周囲に編んだり,包んだり,又は巻いたりしたもの。

3.1.4 

亀裂(

crack)

指定する拡大率で,導体が露出して見える絶縁物の開口部。

3.1.5 

エナメル線(

enamelled wire)

熱硬化樹脂を塗装した線。

3.1.6 

グレード(

grade)


3

C 3215-0-6:2017

絶縁の厚さによる区分。

3.1.7 

絶縁(

insulation)

特定の耐電圧機能をもつ,導体上の皮膜又は被覆。

3.1.8 

公称導体寸法(

nominal conductor dimension)

JIS C 3215 の規格群による導体寸法の公称値。

3.1.9 

巻線(

winding wire)

磁界を与えるコイル巻線用の線。

3.1.10 

線(

wire)

絶縁被覆又は絶縁塗装した導体。

3.1.11 

通常視力(

normal vision)

裸眼視力又は矯正視力が

1.0 以上の視力。

3.2 

試験における一般事項 

全ての試験方法は,JIS C 3216-2JIS C 3216-6 による。適用する試験方法を規定している規格番号及び

箇条番号を,各箇条の名称の後に角括弧書き“[  ]”で示す。

試験方法に関する規格とこの規格との間に相違のある場合は,この規格の規定を優先する。

試験項目に,公称導体径の規定がない場合は,全ての公称導体径が対象となる。

特に指定のない限り,全ての試験は,JIS Z 8703 に規定する温度 20±15  ℃及び相対湿度 (65±20) %の

標準条件で実施する。試験を行う前に,試験片はこの標準条件に安定するまであらかじめ放置しておく。

試験片は巻枠から採取する。このときに,線に張力を与えたり,不必要に曲げを与えたりしてはならな

い。試験片に損傷部分が含まれないことを確実にするため,各試験前に十分な長さの線を廃棄した後,試

験片を採取する。

3.3 

外観 

巻枠に巻かれた状態で通常視力で検査したとき,滑らかかつ一様で,膨れ又は異物があってはならない。

寸法[JIS C 3216-2 の箇条 又は JIS C 3216-2 の JA.3 

寸法は,4.14.4 による。ただし,受渡当事者間の協定がある場合は,附属書 JA を選択してもよい。

4.1 

導体径 

公称導体径の値及び許容差は,表 及び表 による。表 及び表 の値は,ISO 3 の標準数 R20 に従っ

ている。

なお,ISO 3 の標準数 R20 に含まれない公称導体径を表 及び表 に追加している。

技術的な理由によって中間公称導体径の値及び許容差を選ぶ場合は,ISO 3 の標準数 R40 から選ぶ。実

際の値及びその許容差は,附属書 に記載がある。

導体径は,表 及び表 に規定する値を超えて,公称導体径と異なってはならない。


4

C 3215-0-6:2017

表 1-グレード 又はグレード の一重エナメルガラス巻銅線の寸法 

公称導体径

導体径許容差

±

最小両側被覆厚さ

最大仕上り外径

mm

mm mm

mm

グレード

1 GL1

グレード

2 GL1

0.500

0.005

0.064

0.665

0.685

0.550

0.006

0.102

0.715

0.735

0.560

0.006

0.102

0.776

0.795

0.600

0.006

0.102

0.809

0.834

0.630

0.006

0.102

0.839

0.864

0.650

0.007

0.102

0.859

0.884

0.700

0.007

0.102

0.909

0.934

0.710

0.007

0.102

0.922

0.949

0.750

0.008

0.102

0.970

0.997

0.800

0.008

0.102

1.020

1.047

0.850

0.009

0.102

1.075

1.105

0.900

0.009

0.102

1.125

1.155

0.950

0.010

0.102

1.170

1.210

1.000

0.010

0.102

1.230

1.260

1.100

0.011

0.102

1.330

1.360

1.120

0.011

0.102

1.352

1.385

1.200

0.013

0.102

1.432

1.465

1.250

0.013

0.102

1.485

1.518

1.300

0.014

0.102

1.535

1.568

1.400

0.014

0.102

1.640

1.676

1.500

0.016

0.102

1.741

1.780

1.600

0.016

0.102

1.841

1.880

1.700

0.018

0.102

1.985

1.800

0.018

0.102

 2.085

1.900

0.020

0.102

2.185

2.000

0.020

0.102

 2.285

2.100

0.022

0.102

2.385

2.200

0.022

0.102

2.485

2.240

0.022

0.102

 2.535

2.300

0.025

0.102

2.595

2.400

0.025

0.102

2.695

2.500

0.025

0.102

 2.800

2.600

0.028

0.114

2.900

2.700

0.028

0.114

3.000

2.800

0.028

0.114

 3.130

2.900

0.032

0.114

3.230

3.000

0.032

0.114

3.342

3.150

0.032

0.114

 3.492

3.200

0.036

0.114

3.542

3.550

0.036

0.114

 3.896

4.000

0.040

0.114

 4.353

4.500

0.045

0.114

 4.861

5.000

0.050

0.114

 5.370

注記 1  中間公称導体径は,次に大きい公称導体径の導体径許容差及び最小両側被覆厚さを考慮する。この

とき,点線の下線付きで追加した寸法は無視する。

注記 2  標準数 R40 の中間公称導体径の寸法は,附属書 に記載がある。 
注記 3  グレード 1 GL1 は,グレード 1 のエナメル線に一重にガラス繊維を巻いたものである。

グレード

2 GL1 は,グレード 2 のエナメル線に一重にガラス繊維を巻いたものである。


5

C 3215-0-6:2017

表 2-二重ガラス巻銅線,グレード 又はグレード の二重エナメルガラス巻銅線の寸法 

公称導体径

導体径許容差

±

最小両側被覆厚さ

最大仕上り外径

mm

mm mm  mm GL2

グレード

1 GL2  グレード 2 GL2

0.500

0.005

0.115

0.670

0.723

0.745

0.550

0.006

0.150

0.720

0.773

0.795

0.560

0.006

0.150

0.802

0.853

0.877

0.600

0.006

0.150

0.843

0.895

0.921

0.630

0.006

0.150

0.873

0.925

0.951

0.650

0.007

0.150

0.893

0.945

0.971

0.700

0.007

0.150

0.943

0.995

1.021

0.710

0.007

0.150

0.958

1.010

1.037

0.750

0.008

0.150

0.998

1.053

1.082

0.800

0.008

0.150

1.048

1.103

1.132

0.850

0.009

0.150

1.099

1.158

1.190

0.900

0.009

0.150

1.149

1.208

1.240

0.950

0.010

0.150

1.199

1.261

1.298

1.000

0.010

0.150

1.249

1.311

1.348

1.100

0.011

0.150

1.349

1.411

1.448

1.120

0.011

0.150

1.370

1.434

1.467

1.200

0.013

0.150

1.450

1.514

1.547

1.250

0.013

0.150

1.511

1.576

1.610

1.300

0.014

0.150

1.561

1.626

1.660

1.400

0.014

0.150

1.662

1.730

1.764

1.500

0.016

0.150

1.767

1.837

1.873

1.600

0.016

0.150

1.867

1.937

1.973

1.700

0.018

0.150

1.968

2.077

1.800

0.018

0.150

2.068

 2.177

1.900

0.020

0.150

2.169

2.281

2.000

0.020

0.150

2.269

 2.381

2.100

0.022

0.150

2.369

2.481

2.200

0.022

0.150

2.469

2.581

2.240

0.022

0.150

2.516

 2.632

2.300

0.025

0.180

2.576

2.692

2.400

0.025

0.180

2.676

2.792

2.500

0.025

0.150

2.782

 2.900

2.600

0.028

0.180

2.882

3.000

2.700

0.028

0.180

2.982

3.100

2.800

0.028

0.180

3.123

 3.246

2.900

0.032

0.180

3.223

3.346

3.000

0.032

0.180

3.331

3.456

3.150

0.032

0.180

3.481

 3.606

3.200

0.036

0.180

3.531

3.656

3.550

0.036

0.180

3.883

 4.012

4.000

0.040

0.180

4.335

 4.483

4.500

0.045

0.180

4.843

 4.980

5.000

0.050

0.180

5.345

 5.486

注記 1  中間公称導体径は,次に大きい公称導体径の導体径許容差及び最小両側被覆厚さを考慮する。このと

き,点線の下線付きで追加した寸法は無視する。

注記 2  標準数 R40 の中間公称導体径の寸法は,附属書 に記載がある。 
注記 3 GL2 は,裸線に二重のガラスを巻いたものである。

グレード

1 GL2 は,グレード 1 のエナメル線に二重にガラス繊維を巻いたものである。

グレード

2 GL2 は,グレード 2 のエナメル線に二重にガラス繊維を巻いたものである。


6

C 3215-0-6:2017

4.2 

導体の真円度 

導体径の最大値及び最小値は,どの点をとっても表 及び表 の導体径許容差以下でなければならない。

4.3 

最小両側被覆厚さ 

最小両側被覆厚さは,表 又は表 に規定する値以上でなければならない。

4.4 

最大仕上り外径 

最大仕上り外径は,表 又は表 に規定する値以下でなければならない。

導体抵抗[JIS C 3216-5 の箇条 3 

導体抵抗の最大値及び最小値は,規定しない。標準抵抗値は,附属書 に記載がある。

伸び[JIS C 3216-3 の 3.1 

最小伸びは,表 に規定する値以上でなければならない。

表 3-伸び 

公称導体径

mm

最小伸び

%

を超え

以下

 0.630

0.630 1.250

15

1.250 2.800

20

2.800 5.000

30

軟らかさ[JIS C 3216-3 の箇条 4

7.1 

公称導体径 1.600 mm 以下のもの 

軟らかさは,規定しない。

7.2 

公称導体径 1.600 mm を超えるもの 

最大戻り角度は,次の値に適合しなければならない。

  ガラス巻銅線:5 度以下

  エナメルガラス巻銅線:5.5 度以下

可とう性及び密着性[JIS C 3216-3 の箇条 5 

可とう性及び密着性は,公称導体径の

10 倍径のマンドレルに巻き付けたとき,被覆に導体又はエナメル

線が見える割れがあってはならない。

耐熱衝撃 

耐熱衝撃は,規定しない。

10  耐軟化 

耐軟化は,規定しない。


7

C 3215-0-6:2017

11  耐摩耗 

耐摩耗は,規定しない。

12  耐溶剤 

耐溶剤は,規定しない。

13  絶縁破壊[JIS C 3216-5 の箇条 又は JIS C 3216-5 の JA.4 

13.1  ガラス巻銅線 

絶縁破壊電圧は,表 に適合しなければならない。ただし,受渡当事者間の協定がある場合は,附属書

JA を選択してもよい。

表 4-絶縁破壊電圧 

公称導体径

mm

巻付外径

最小絶縁破壊電圧

V

を超え

以下

 mm

GL1  GL2

 0.500

25

 200

0.500 2.500

25

 260

2.500 5.000

50

 300

13.2  エナメルガラス巻銅線 

絶縁破壊電圧は,表 に適合しなければならない。

表 5-絶縁破壊電圧 

公称導体径

mm

巻付外径

最小絶縁破壊電圧

V

を超え

以下

 mm

グレード

1 GL1

グレード

1 GL2

グレード

2 GL1

グレード

2 GL2

1.000

25

  750

1 000

1 000

1 200

1.000

2.500

25

1 000

1 200

1 260

1 500

2.500

5.000

50

1 200

1 500

1 600

1 800

14  均一性 

均一性は,規定しない。

15  温度指数[JIS C 3216-6 の箇条 5 

温度指数は,使用する含浸剤の種類による。評価方法は,受渡当事者間の協定による。許容最高温度は,

実績によって決定する。

16  耐冷媒 

耐冷媒は,規定しない。

17  はんだ付け性 

はんだ付け性は,規定しない。


8

C 3215-0-6:2017

18  融着性 

融着性は,規定しない。

19  誘電正接 

誘電正接は,規定しない。

20  耐トランス油 

耐トランス油は,規定しない。

21  加熱減量 

加熱減量は,規定しない。

22  ピンホール試験 

ピンホール試験は,規定しない。

23  包装 

包装の種類は,線の特性(例えば,軟らかさ)に影響を与える可能性がある。したがって,包装(例え

ば,スプールのタイプ)は,受渡当事者間の協定による。線は,スプール又は容器に緩み及び/又はほつ

れがないように巻くものとし,受渡当事者間の協定のない限り,

1 条を限度とする。1 条を超えるとき,容

器中の継ぎ目位置のラベル表示は,受渡当事者間の協定による。線を納入する場合,体積及び最大質量は,

受渡当事者間の協定による。線の保護も受渡当事者間の協定による。

ラベルは,次の内容を含み,受渡当事者間の協定によって,個々の包装に表示する。

a)

製造業者名及び/又は商標

b)  線及び絶縁の種類(例えば,製品名,記号及び/又は JIS 個別規格番号)

c)

線の質量

d)  線の公称導体寸法及び絶縁のグレード

e)

製造年月

f)

製造番号


9

C 3215-0-6:2017

附属書 A

(参考)

中間公称導体径の寸法(R40)

表 A.1 及び表 A.2 は,使用者の技術的な理由によって選ばれる中間公称導体径の寸法(R40)について

記載したものである。

表 A.1-グレード 又はグレード の一重エナメルガラス巻銅線の寸法(R40 

公称導体径

導体径許容差

±

最小両側被覆厚さ

最大仕上り外径

mm

mm mm  mm

グレード

1 GL1

グレード

2 GL2

0.530 0.006  0.102

0.746

0.765

0.600 0.006  0.102

0.809

0.834

0.670 0.007  0.102

0.882

0.909

0.750 0.008  0.102

0.970

0.997

0.850 0.009  0.102

1.075

1.105

0.950 0.010  0.102

1.170

1.210

1.060 0.011  0.102

1.290

1.325

1.180 0.012  0.102

1.412

1.448

1.320 0.013  0.102

1.560

1.596

1.500 0.015  0.102

1.741

1.780

1.700 0.017  0.102

1.985

1.900 0.019  0.102

2.185

2.120 0.021  0.102

2.415

2.360 0.024  0.102

2.660

2.650 0.027  0.114

2.990

3.000 0.030  0.114

3.342

3.350 0.034  0.114

3.696

3.750 0.038  0.114

4.103

4.250 0.043  0.114

4.611

4.750 0.048  0.114

5.120

表 A.2-二重ガラス巻銅線,グレード 又はグレード の二重エナメルガラス巻銅線の寸法(R40 

公称導体径

導体径許容差

±

最小両側被覆厚さ

最大仕上り外径

mm

mm mm

mm

GL2

グレード

1 GL2

グレード

2 GL2

0.530 0.006

0.150

0.772

0.823

0.847

0.600 0.006

0.150

0.843

0.895

0.921

0.670 0.007

0.150

0.918

0.970

0.997

0.750 0.008

0.150

0.998

1.053

1.082

0.850 0.009

0.150

1.099

1.158

1.190

0.950 0.010

0.150

1.199

1.261

1.298

1.060 0.011

0.150

1.310

1.374

1.407

1.180 0.012

0.150

1.441

1.506

1.540

1.320 0.013

0.150

1.582

1.650

1.684

1.500 0.015

0.150

1.767

1.837

1.873

1.700 0.017

0.150

1.968

2.077

1.900 0.019

0.150

2.169

2.281

2.120 0.021

0.150

2.396

2.512

2.360 0.024

0.150

2.642

2.760

2.650 0.027

0.180

2.973

3.096

3.000 0.030

0.180

3.331

3.456

3.350 0.034

0.180

3.665

3.800

3.750 0.038

0.180

4.085

4.233

4.250 0.043

0.180

4.593

4.730

4.750 0.048

0.180

5.095

5.236


10

C 3215-0-6:2017

附属書 B

(参考) 
導体抵抗

表 B.1 に記載する公称導体抵抗は,参考とする。これらの値は,公称導体径と公称導体抵抗率 1/58.5 Ω・

mm

2

m

1

とを用いて算出した。

表 B.1-公称導体抵抗 

公称導体径

mm

公称導体抵抗

Ω/m

0.500

0.087 06

0.550

0.071 95

0.560

0.069 40

0.600

0.060 46

0.630

0.054 84

0.650

0.051 51

0.700

0.044 42

0.710

0.043 18

0.750

0.038 69

0.800

0.034 01

0.850

0.030 12

0.900

0.026 87

0.950

0.024 12

1.000

0.021 76

1.100

0.017 99

1.120

0.017 35

1.200

0.015 11

1.250

0.013 93

1.300

0.012 88

1.400

0.011 10

1.500

0.009 673

1.600

0.008 502

1.700

0.007 531

1.800

0.006 718

1.900

0.006 029

2.000

0.005 441

2.100

0.004 935

2.200

0.004 497

2.240

0.004 338

2.300

0.004 114

2.400

0.003 779

2.500

0.003 482

2.600

0.003 220

2.700

0.002 986

2.800

0.002 776

2.900

0.002 588

3.000

0.002 418

3.150

0.002 193

3.200

0.002 125

3.550

0.001 727

4.000

0.001 360

4.500

0.001 075

5.000

0.000 8706


11

C 3215-0-6:2017

附属書 C 
(参考)

高温中破壊試験

高温中破壊試験は,規定しない。

試験方法は,JIS C 3216-6 の附属書 による。


12

C 3215-0-6:2017

附属書 JA

(規定) 
代替特性

この附属書は,本体の対応する箇条を補足するものであり,本体で規定する箇条に対し,置き換えて適

用が可能な規格値について規定する。

注記

  この附属書で規定する規格値は,この規格を IEC 60317-0-6 に整合させるに当たり,この内容

によって大きな変更となり市場の混乱が予想される事項について,完全整合化に向けた経過措

置として,JIS C 3204:1988 に従った規格値を併記したものである。

JA.4  寸法[JIS C 3216-2 の JA.3 

公称導体径及びその許容差,最小被覆厚さ並びに最大仕上り外径は,表 JA.1 に適合しなければならない。

JA.13  絶縁破壊[JIS C 3216-5 の JA.4 

ガラス巻銅線の最小絶縁破壊電圧値は,表 JA.2 に適合しなければならない。


13

C 3215-0-6:2017

表 JA.1-ガラス巻銅線の寸法 

公称導体径

導体径許容差

±

最小被覆厚さ

mm

最大仕上り外径

mm

mm mm

一重ガラス巻銅線

GL1

二重ガラス巻銅線

GL2

一重ガラス巻銅線

GL1

二重ガラス巻銅線

GL2

0.300 0.004

0.060

0.100

0.450

0.550

0.320 0.004

0.060

0.100

0.470

0.570

0.350 0.004

0.060

0.100

0.500

0.600

0.370 0.005

0.060

0.100

0.520

0.620

0.400 0.005

0.060

0.100

0.550

0.650

0.450 0.005

0.060

0.100

0.600

0.700

0.500 0.005

0.060

0.100

0.650

0.750

0.550 0.006

0.060

0.100

0.710

0.830

0.600 0.006

0.060

0.100

0.760

0.880

0.650 0.007

0.060

0.100

0.810

0.930

0.700 0.007

0.060

0.100

0.860

0.980

0.750 0.008

0.060

0.100

0.910

1.030

0.800 0.008

0.060

0.100

0.960

1.080

0.850 0.009

0.060

0.100

1.010

1.130

0.900 0.009

0.060

0.100

1.060

1.180

0.950 0.010

0.060

0.100

1.110

1.230

1.000 0.010

0.060

0.100

1.170

1.290

1.100 0.011

0.060

0.100

1.270

1.390

1.200 0.013

0.060

0.100

1.370

1.490

1.300 0.013

0.060

0.120

1.490

1.630

1.400 0.014

0.060

0.120

1.590

1.730

1.500 0.015

0.060

0.120

1.690

1.830

1.600 0.016

0.060

0.120

1.790

1.930

1.700 0.017

0.060

0.120

1.890

2.030

1.800 0.018

0.060

0.120

1.990

2.130

1.900 0.019

0.060

0.120

2.090

2.230

2.000 0.020

0.060

0.120

2.190

2.330

2.100 0.021

 0.120

2.430

2.200 0.022

 0.120

2.530

2.300 0.024

 0.120

2.630

2.400 0.025

 0.140

2.770

2.500 0.025

 0.140

2.870

2.600 0.027

 0.140

2.970

2.700 0.028

 0.140

3.070

2.800 0.028

 0.140

3.170

2.900 0.030

 0.140

3.270

3.000 0.030

 0.140

3.370

3.200 0.034

 0.140

3.580

表 JA.2-ガラス巻銅線の最小絶縁破壊電圧 

試験方法

公称導体径

mm

最小絶縁破壊電圧

V

金属シリンダ法

以上

以下

一重ガラス巻銅線

GL1

二重ガラス巻銅線

GL2

0.300 0.500

200

300

0.550 0.950

250

400

金属はく法

 1.000

1.200

300

500

1.300 2.300

350

550

2.400 3.200

600

参考文献 JIS 

3204:1988  横巻線 

JIS Z 8601  標準数


14

C 3215-0-6:2017

附属書 JB

(参考)

JIS と対応国際規格との対比表

JIS C 3215-0-6:2017  巻線共通規格-第 0-6 部:一般特性-樹脂又はワニスを含
浸させたガラス巻銅線及びエナメルガラス巻銅線

IEC 60317-0-6:2007,Specifications for particular types of winding wires-Part 0-6: 
General requirements-Glass-fibre wound resin or varnish impregnated, bare or enamelled 
round copper wire

(

I)JIS の規定

(

II)国際

規格番号

(

III)国際規格の規定

(

IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと

の評価及びその内容

(

V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

1  適用範囲

巻 線 試 験 方 法 の 規

 1

JIS とほぼ同じ

追加

巻線試験方法を規定する規格の規
格番号及び適用箇条を具体的に規
定した。

規格利用者の利便を図ったもので
あり,対応国際規格との技術的差
異はない。

3  用語及び
定義,試験
における一
般事項並び
に外観

3.2  試験における一
般事項

 3.2

温度

15~35  ℃,相対湿

45~75 %

変更

JIS Z 8703 に 従 っ て 温 度 20 ±
15  ℃,相対湿度(65±20) %とした。

国内の環境条件に合わせた。次回
見直し時,IEC 規格整合化を図る。

4  寸法

JIS とほぼ同じ

選択

受渡当事者間の協定によって,附属

JA を選択してもよいこととし

た。

国内の IEC 規格対応状況を勘案
し,経過処置として JIS C 3216-2

JA.3 の試験方法を用いてもよ

いこととした。次回見直し時,IEC
規格整合化を図る。

導体寸法

  4

標準数

R20 だけ

追加

従来使用していた JIS C 3204:1988
の公称導体径を追加した。

国内の IEC 規格対応状況を勘案
し , 従 来 使 用 し て い た JIS C 

3204:1988 の附属書 3 の公称導体
径を使用できるようにした。次回
見直し時,IEC 規格整合化を図る。

中間公称導体径

4 選定方法

追加

選定するときに点線の下線付きで
追加した寸法は無視することを追
加した。

選定ミスを防止するために追加記
載した。次回見直し時,IEC 規格
整合化を図る。

14

C

 321

5-0

-6


20
17


15

C 3215-0-6:2017

(

I)JIS の規定

(

II)国際

規格番号

(

III)国際規格の規定

(

IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごと

の評価及びその内容

(

V)JIS と国際規格との技術的差

異の理由及び今後の対策

箇条番号

及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

13  絶 縁 破

13

JIS とほぼ同じ

選択

受渡当事者間の協定によって,附属

JA を選択してもよいこととし

た。

国内の IEC 規格対応状況を勘案
し , 経 過 処 置 と し て JIS C 

3204:1988 の附属書 3 の規定値を
使用できるようにした。次回見直
し時,IEC 規格整合化を図る。

22  ピ ン ホ
ール試験

23

ピンホール試験

変更

箇条番号を,この規格内の序列に合
わせ,

22 に変更した。

箇条番号変更は,関連規格と合わ
せ,規格内で整合させた。

23  包装

30 包装

変更

箇条番号を,この規格内の序列に合
わせ,

23 に変更した。

箇条番号変更は,関連規格と合わ
せ,規格内で整合させた。

 30

ラベルの表示場所及び
位置

選択

受渡当事者間の協定によって決め
てもよいこととした。

IEC 規格では,巻枠のつば及び包
装にラベルを取り付ける規定にな
っているが,包装の大きさによっ
て 取 付 け で き な い 場 合 を 考 慮 し
た。次回の IEC 規格見直し時,国
際提案する予定である。

 30

表示例は IEC 規格番号

変更

表示例の IEC 規格番号を JIS の規
格番号に変更した。

JIS 様式による。

 30

追加

f)  製造番号”を追加した。

同一製品を識別するために追加し
た。次回の IEC 規格見直し時,国
際提案する予定である。

附属書

B

(参考)

導体抵抗

  Table

B.1

標準数

R20 だけ

追加

従来使用していた JIS C 3204:1988 
の公称導体径を追加した。

国内の IEC 規格対応状況を勘案
し , 従 来 使 用 し て い た JIS C 

3204:1988 の附属書 3 の公称導体
径を使用できるようにした。次回
見直し時,IEC 規格整合化を図る。

附属書

JA

(規定)

代替特性

追加

寸法及び絶縁破壊の代替特性を追
加した。

国内の IEC 規格対応状況を勘案
し , 経 過 処 置 と し て JIS C 

3204:1988 の附属書 4 に規定した
規格値を追加した。次回見直し時,

IEC 規格整合化を図る。

15

C

 321

5-0

-6


20
17


16

C 3215-0-6:2017

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60317-0-6:2007,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

  変更  国際規格の規定内容を変更している。

  選択  国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

 MOD

国際規格を修正している。

16

C

 321

5-0

-6


20
17