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C 2550-2

:2011

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

2

4

  測定方法

2

4.1

  平たん度 

2

4.2

  巻ぐせ

3

4.3

  横曲がり 

4

4.4

  内部応力による切断線の変化

4

4.5

  切断かえり高さ

4

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

7


C 2550-2

:2011

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本電機工業会(JEMA)及び

財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

これによって,JIS C 2550:2000 は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS C 2550

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS C 2550-1

  第 1 部:エプスタイン試験器による電磁鋼帯の磁気特性の測定方法

JIS C 2550-2

  第 2 部:寸法・形状の測定方法

JIS C 2550-3

  第 3 部:中間周波磁気特性の測定方法

JIS C 2550-4

  第 4 部:表面絶縁抵抗の測定方法

JIS C 2550-5

  第 5 部:電磁鋼帯の密度,抵抗率及び占積率の測定方法


日本工業規格

JIS

 C

2550-2

:2011

電磁鋼帯試験方法−

第 2 部:寸法・形状の測定方法

Test methods for electrical steel strip and sheet-

Part 2: Methods of determination of the geometrical characteristics of

electrical steel strip and sheet

序文 

この規格は,1987 年に第 1 版として発行された IEC 60404-9 を基とし,我が国で一般的となっている技

術と整合させるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,電磁鋼帯の次に掲げる寸法・形状を測定するための試験方法について規定する。

−  平たん度

−  巻ぐせ

−  横曲がり

−  内部応力による切断線の変化

−  切断かえり高さ

この規格は,JIS C 2552JIS C 2553 並びに IEC 60404-1:2000 の B.2C.21 及び C.22 に対応する電磁鋼

帯に適用する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60404-9:1987

, Magnetic materials. Part 9: Methods of determination of the geometrical

characteristics of magnetic steel sheet and strip(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7502

  マイクロメータ

JIS C 2552

  無方向性電磁鋼帯


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C 2550-2

:2011

注記  対応国際規格:IEC 60404-8-4:1998,Magnetic materials−Part 8-4: Specifications for individual

materials−Cold-rolled non-oriented electrical steel sheet and strip delivered in the fully-processed

state(MOD)

JIS C 2553

  方向性電磁鋼帯

注記  対応国際規格:IEC 60404-8-7:1998,Magnetic materials−Part 8-7: Specifications for individual

materials−Cold-rolled grain-oriented electrical steel sheet and strip delivered in the fully-processed

state(MOD)

IEC 60404-1:2000

,Magnetic materials−Part 1: Classification

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

平たん度(flatness, wave factor)

電磁鋼帯の平たん性を表す尺度で,側波(側端部の波)の高さの波長に対する比(

図 参照)。[波形係

数(wave factor)で表し,百分率で示す。

図 参照)。

3.2

巻ぐせ(residual curvature)

巻き戻した鋼帯の圧延方向に現れる,永久的な反り変形(

図 参照)。

3.3

横曲がり(edge camber)

鋼帯の圧延方向のエッジの 2 部位を結ぶ線分とエッジとの間の最大距離(

図 参照)。

3.4

内部応力による切断線の変化(deviation from the shearing line due to internal stresses)

圧延方向に切断した鋼帯のエッジを再び合わせたときの,切断エッジの間の最大距離(

図 参照)。

3.5

切断かえり高さ(burr height)

鋼帯の切断エッジと,このエッジから 10 mm 程度の距離でそれぞれ測定された厚さの差(

図 参照)。

測定方法 

4.1 

平たん度 

4.1.1 

試験片 

試験片は,製品規格(JIS C 2552JIS C 2553)で規定された長さの鋼帯とする。

4.1.2 

測定手順 

試験片は,定盤からはみ出さないように置く。その際,試験片の一端を持ち上げ,落として元に戻す。

最大側波(側端部の波)の高さ(h)と波長(l)とを,ミリメートル目盛の定規を用いて測定する(

図 1

及び

図 参照)。


3

C 2550-2

:2011

図 1−側波(側端部の波)の例 

図 2−波形係数 

4.2 

巻ぐせ 

4.2.1 

試験片 

試験片は,鋼帯から製品幅のまま,長さ 500 mm で切断する。試験片の軸は,圧延方向と平行とする。

4.2.2 

測定手順 

試験片は,凸面が支持台に向かうように置き,上端 30 mm 部を押さえて垂直につ(吊)るす。試験片の

下端と支持台との間の距離(a)を測定する(

図 参照)。この際,試験片の幅全体が支持台と密着するよ

うなクランプ力で支持する。

単位  mm

図 3−巻ぐせ測定装置 


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C 2550-2

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4.3 

横曲がり 

4.3.1 

試験片 

試験片は,製品規格(JIS C 2552JIS C 2553)で規定された長さの鋼帯とする。

4.3.2 

測定手順 

試験片は,定盤の上に置き,凹側の片エッジに長さ 2 m の基準線を当て,エッジと基準線との間の最大

隙間(e)を測定する(

図 参照)。

図 4−横曲がりの測定 

4.4 

内部応力による切断線の変化 

4.4.1 

試験片 

試験片は,製品規格(JIS C 2552JIS C 2553)で規定された長さの鋼帯とする。

4.4.2 

測定手順 

試験片を圧延方向に沿って切断する。切断された二つの部分は裏返しとせず,重しを載せて平たんにす

る。二つの切断エッジを合わせ,二つの切断エッジの間の最大隙間(c)を測定する(

図 参照)。

a)

  閉じた隙間の例 b)  開いた隙間の例 

図 5−内部応力による切断線の変化 

4.5 

切断かえり高さ 

4.5.1 

一般事項 

鋼帯の切断エッジと,このエッジから 10 mm 程度の距離でそれぞれ測定された厚さの差(t)とで表す

図 参照)。切断かえり高さは,コンパレータ,又は外側マイクロメータのような線形測定装置を使用

して測定する。


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C 2550-2

:2011

図 6−切断かえり高さ 

4.5.2 

試験片 

試験片は,製品規格(JIS C 2552JIS C 2553)で規定された長さの鋼帯とする。

4.5.3 

外側マイクロメータを使用した測定手順 

外側マイクロメータは,JIS B 7502 で規定されたものを使用する。測定は,手触りによる切断かえりが

大きい箇所で実施する。

外側マイクロメータを切断部に当て,ラチェットが 1 回音を立てたときの読み(t

2

)と,外側マイクロ

メータを切断部から外し,近接した部分に当てたときの読み(t

1

)との差をとる(

図 参照)。

4.5.4 

コンパレータを使用した測定手順 

コンパレータは,次に掲げる機能をもつ。

−  分解能:1 μm

−  不確かさ:±2 μm

−  移動アンビルは,回転させないで軸方向に移動する。

−  移動アンビルの寸法:16 mm×8 mm

−  移動アンビルに作用する力:4±0.2 N

試験片を定盤上で平らに保持する。移動アンビルの動きが定盤に対して垂直になるように,線形測定装

置をしっかりとスタンドに固定する(

図 参照)。

移動アンビルの接触表面は定盤に対して平行とする。厚さゲージ又はサンプルの厚さとほぼ等しい高さ

の他の装置を使用して,この平行度を確認することができる。移動アンビルの接触表面上のどの点におい

ても,定盤までの距離の差が 2 μm を超えてはならない。3 点式調節テーブルが必要である。

試験では,切断エッジから 10 mm 程度での鋼板の厚さ(t

1

)と切断エッジの厚さ(t

2

)とを測定し,移

動アンビルの最大寸法(16 mm)は,切断エッジに平行とする(

図 参照)。

測定の有効長さは 1 m とする。

測定は,試験片を移動して,50 mm ごとに行い,切断かえり高さは 20 測定の平均値と最大値で表示す

る。

試験片は,最小 50 mm 又は 50 mm の倍数で切り分けてもよい。このとき,切断かえりが測定しようと

する切断かえりと同じ側に生じるように切断しなければならない。

測定中において,温度は一定でなければならない。


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C 2550-2

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図 7−切断かえり高さ測定装置 

図 8−アンビルの位置 


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C 2550-2

:2011

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS C 2550-2:2011

  電磁鋼帯試験方法−第 2 部:寸法・形状の測定方法 IEC 

60404-9:1987

  Magnetic materials. Part 9: Methods of determination of the

geometrical characteristics of magnetic steel sheet and strip 

(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇条番号 
及び題名

内容

(II) 
国際

規格
番号

箇条
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

2  引用規格

こ の 規 格 で 引 用 し
て い る 規 格 の リ ス

規定なし

追加

JIS

ではこの規格で引用してい

る規格のリストを記載した。

対応 IEC 規格には引用規格が記載
されていない。

4.2.2  測定手順

3.2.2

Fig.6a 及び Fig.6b に巻ぐせ
測定装置の押さえ機構例を

示す。本文での引用なし。

削除 Fig.6a 及び Fig.6b を削除した。

日本では一般的でないため。

4.5.1  一般事項

切 断 か え り 高 さ に
関する一般事項

追加

JIS

では切断かえり高さに関す

る一般的説明を記載した。

日本で一般的に使用されているマ
イクロメータによる測定を追加し

たため。

4.5.3  外 側 マ イ
クロメータを使
用した測定手順

外 側 マ イ ク ロ メ ー

タ を 使 用 し た 測 定
手順

追加

JIS

では外側マイクロメータに

よる測定を記載した。

日本ではコンパレータよりもマイ

クロメータによる測定が一般的で
あるため。

4

試験成績書に記載する内容

削除

項目自体を削除した。

試験規格で成績書の内容を規定す

る必要はないため。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60404-9:1987,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

−  追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。 

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