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C2320 : 1999

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS C 2320 : 1993 は改正され,この規格に置き換えられる。

JIS C 2320

には,次に示す附属書がある。

附属書(規定)  電気絶縁油

なお,この規格の対応国際規格では,電気絶縁油の試料採取方法及び試験方法についても規定している

が,この規格では品質などについて規定している。試料採取方法及び試験方法については,JIS C 2101(電

気絶縁油試験方法)で規定している。


日本工業規格

JIS

 C

2320

: 1999

電気絶縁油

Electrical insulating oils

序文  この規格は,対応国際規格である。

IEC 60296 : 1982

  Specification for unused mineral insulating oils for transformers and switchgear

Amendment No.1 (1986)

IEC 60465 : 1988

  Specification for unused insulating mineral oils for cables with oil ducts

IEC 60836 : 1988

  Specification for silicone liquids for electrical purposes

IEC 60867 : 1993

  Insulating liquids−Specifications for unused liquids based on synthetic aromatic

 hydrocarbons

IEC 60963 : 1988

  Specification for unused polybutenes

を元に,本体には従来日本工業規格で規定していた電気絶縁油について規定し,これらに対応する国際規

格に規定されている項目については附属書として作成した日本工業規格である。

1.

適用範囲  この規格は,油入コンデンサ,油入ケーブル,油入変圧器,油入遮断器などに用いる未使

用の電気絶縁油(以下,絶縁油という。

)について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

IEC 60296 : 1982

  Specification for unused mineral insulating oils for transformers and switchgear

Amendment No.1 (1986)

IEC 60465 : 1988

  Specification for unused insulating mineral oils for cables with oil ducts

IEC 60836 : 1988

  Specification for silicone liquids for electrical purposes

IEC 60867 : 1993

  Insulating liquids−Specifications for unused liquids based on synthetic aromatic

hydrocarbons

IEC 60963 : 1988

  Specification for unused polybutenes

2.

引用規格  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構

成する。これらの規格は,最新版を適用する。

JIS C 2101

  電気絶縁油試験方法

JIS Z 1601

  液体用鋼製ドラム

JIS Z 1602

  金属板製 18 リットル缶

JIS Z 1620

  鋼製ペール

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

a)

鉱油  原油を精製したもので,炭化水素を主成分とするもの。


2

C2320 : 1999

b)

アルキルベンゼン  ベンゼン環にアルキル基をもつもの。

アルキルベンゼンには,直鎖形アルキルベンゼンと分岐鎖形アルキルベンゼンがあり,直鎖形アル

キルベンゼンとは,主成分が直鎖形アルキル基をもつベンゼンであり,分岐鎖形アルキルベンゼンと

は,主成分が分岐鎖形アルキル基をもつベンゼンをいう。

c)

ポリブテン  n−ブテンとイソブテンの共重合体。

d)

アルキルナフタレン  ナフタレン環にアルキル基をもつもの。

e)

アルキルジフェニルアルカン  ジフェニルアルカンにアルキル基をもつもの。

f)

シリコーン油  ジメチルポリシロキサン構造からなるもの。

g)

添加剤  絶縁油の特定の特性を改善する目的で少量添加するもの。

1)

流動帯電抑制剤  変圧器において絶縁油循環の際に生じる流動帯電を抑制するための添加剤。ベン

ゾトリアゾ−ルを用いる。

2)

流動点降下剤  流動点を下げるための添加剤。通常,エチレン−プロピレン共重合体,ポリメタク

リレートなどを用いる。

4.

種類  種類は,主に成分によって区分し,表 及び表 のとおりとする。表 の種類 B の絶縁油につ

いては附属書で規定する。

表 1  絶縁油 A

種類

主な成分

主な用途

1

油入コンデンサ,油入ケ−ブル

2

(2)

油入変圧器,油入遮断器

3

(2)

厳寒地以外の場所で用いる油入変圧器,油入遮断器

1

4

(2)

鉱油

高電圧大容量油入変圧器

1

低粘度

2

分岐鎖形

高粘度

3

低粘度

2

4

アルキル

ベンゼン

直鎖形

高粘度

油入コンデンサ,油入ケ−ブル

1

低粘度

2

中粘度

3

3

ポリブテン

高粘度

油入コンデンサ,油入ケ−ブル

1

低粘度

4

2

アルキルナフタレン

高粘度

油入コンデンサ

1

低粘度

5

2

アルキルジフェニル

アルカン

高粘度

油入コンデンサ

6

シリコ−ン油

油入変圧器

1

油入コンデンサ,油入ケーブル

2

(2)

油入変圧器,油入遮断器

3

(2)

厳寒地以外の場所で用いる油入変圧器,油入遮断器

7

(1)

4

(2)

鉱油,アルキルベンゼン

高電圧大容量油入変圧器

(

1

)  7

種絶縁油は1種絶縁油と2種絶縁油の混合油であり,混合した絶縁油成分は10.b)によって

表示する。混合割合は,受渡当事者間の協定による。

(

2

)

流動帯電抑制剤及び/又は流動点降下剤の添加の有無,その添加量などについては,受渡
当事者間の協定によることとし,これらの添加剤を添加した場合は 10.b)によって表示す
る。

備考  種類 A は,従来 JIS で規定していた種類である。


3

C2320 : 1999

表 2  絶縁油 B

種類

主な成分

用途

IEC

規格(参考)

クラス I

クラス II

1

種 IEC 1 号

クラス III

鉱油

油入ケーブル

IEC 60465 : 1988

クラス I

クラス II

1

種 IEC 2 号

クラス III

鉱油

油入変圧器, 
油入遮断器

IEC 60296 : 1982

クラス I A

クラス II A

1

種 IEC 2A 号

クラス III A

酸化防止剤添加鉱油

油入変圧器,

油入遮断器

IEC60296 : 1982

クラス I

クラス II

2

種 IEC

クラス III

アルキルベンゼン

油入コンデンサ, 
油入ケ−ブル

IEC 60867 : 1993

クラス I

低粘度

タイプ I

3

種 IEC

クラス II

タイプ II

ポリブテン

高粘度

油入コンデンサ,

油入ケ−ブル

IEC 60963 : 1988

4

種 IEC

アルキルナフタレン

油入コンデンサ

IEC 60867 : 1993

5

種 IEC 1 号

メチルポリアリルメタン

油入コンデンサ

IEC 60867 : 1993

5

種 IEC 2 号

アルキルジフェニルエタン

油入コンデンサ

IEC 60867 : 1993

6

種 IEC

シリコーン油

油入変圧器

IEC 60836 : 1988

5.

品質  6.によって試験を行ったとき,表 の規定に適合しなければならない。


4

C

 2320 :

 19
99

表 3  品質

動粘度

mm

2

/s

引火点

蒸発量

%

酸化安定性

120

75

時間

種類

主な成分

密度

(15

℃)

kg/l

(40

℃) (100℃)

流動点

低温

流動

(

5

開放式

密閉式

燃焼性

mm/s

150

24

時間

比分散

(25

℃)

全酸価

mg

KOH/kg


スラッ 
ジ  %

全酸価 mg

KOH/kg

臭素価

gBr/100g

水分

mg/kg

ベンゾ

トリア

ゾ−ル

添加量

 (6)

絶縁破

壊電圧

kV

2.5mm

誘電正

接  %

80

℃50

又は

60Hz

比誘電

率 80℃

50

又は

60Hz

体積

抵抗率

T

Ω・m

(

7

(80

℃)

1

− 110 以上

− 40 以上

0.1

以下 0.5 以上

2

−27.5 以下

0.1

以上

3

−15 以下

30

以上

1

4

鉱油 0.91 以下 13 以下

4

以下

−27.5 以下

(

0.4

以下

0.6

以下

30

以下(

3

)

40

以下(

4

)

受渡当

事者間

の協定

による

0.1

以下 0.5 以上

1

低粘度 10 未満

3

以下

−45 以下

130

以上

2

分岐鎖

高粘度 10 以上

  50 以下

6

以下

−35 以下 150 以上

3

低粘度

5

未満

2

以下

−45 以下 130 以上

2

4

アルキル

ベンゼン

直鎖形

高粘度

5

以上

   50 以下

6

以下

−35 以下 150 以上

40

以上

1

低粘度 300 未満

−20 以下

130

以上

30

以上

2

中粘度 300 以上 400 未満

  0 以下 150 以上

10

以上

3

3

ポリブテン

高粘度

− 400 以上

− 200 以上

30

以上

1

低粘度

8

以下

2

未満

−40 以下

2.50

05

.

0

50

.

2
±

4

2

アナキルナフタレン

高粘度 12 以上

   15 以下

2

以上

    3 以下

−30 以下

140

以上

2.45

05

.

0

45

.

2
±

1

低粘度

4

未満

2

以下

−50 以下 130 以上

5

2

アルキルジフェニル

アルカン

高粘度

4

以上

    7 未満

2

以下

−40 以下

140

以上

40

以上

2.50

05

.

0

50

.

2
±

6

シリコ−ン油

36

以上

  42 以下

13

以上

  19 以下

−50 以下

300

以上

− 1.5 以下 0.30 以下

60

以下

50

以上

0.05

以下

2.55

05

.

0

55

.

2
±

1

以上

1

 110

以上

40

以上

0.1

以下 0.5 以上

2

−27.5 以下

0.1

以上

3

−15 以下

30

以上

7

4

鉱油

アルキルベンゼン

殿

0.91

以下 13 以下

4

以下

−27.5 以下

− 130 以上

0.02

以下

0.4

以下

0.6

以下

30

以下(

3

)

40

以下(

4

)

受渡当

事者間

の協定

による

40

以上

0.1

以下

0.5

以上

(

3

)

タンク車の場合

(

4

)

ドラムの場合

(

5

)

流動点降下剤を添加しているものに適用する。

(

6

)

流動帯電抑制剤を添加しているものに適用する。

(

7

)  T

Ω・m:1012Ω・m


5

C2320 : 1999

6.

試験方法

6.1

試験状態  試験状態は,JIS C 2101 の 4.(試験状態)による。

6.2

試料採取  試料採取は,JIS C 2101 の 5.(試料採取)による。

6.3

外観試験  外観試験は,JIS C 2101 の 6.(外観試験)による。

6.4

密度試験  密度試験は,JIS C 2101 の 8.(密度試験)による。

6.5

動粘度試験  動粘度試験は,JIS C 2101 の 9.(動粘度試験)による。

6.6

流動点試験  流動点試験は,JIS C 2101 の 10.(流動点試験)による。

6.7

低温流動性試験  低温流動性試験は,JIS C 2101 の 11.(低温流動性試験)による。

6.8

引火点試験  引火点試験は,JIS C 2101 の 12.(引火点試験)による。

6.9

燃焼性試験  燃焼性試験は,JIS C 2101 の 13.(燃焼性試験)による。

6.10

蒸発量試験  蒸発量試験は,JIS C 2101 の 14.(蒸発量試験)による。

6.11

比分散試験  比分散試験は,JIS C 2101 の 15.(屈折率試験及び比分散試験)による。

6.12

全酸価試験  全酸価試験は,JIS C 2101 の 16.(全酸価試験)による。

6.13

腐食性硫黄試験  腐食性硫黄試験は,JIS C 2101 の 17.(腐食性硫黄試験)による。

6.14

酸化安定性試験  酸化安定性試験は,JIS C 2101 の 18.(酸化安定性試験)による。

6.15

臭素価試験  臭素価試験は,JIS C 2101 の 19.(臭素価試験)による。

6.16

水分試験  水分試験は,JIS C 2101 の 20.(水分試験)による。

6.17

ベンゾトリアゾール定量試験  ベンゾトリアゾール定量試験は,JIS C 2101 の 21.(ベンゾトリアゾ

ール定量試験)による。

6.18

絶縁破壊電圧試験  絶縁破壊電圧試験は,JIS C 2101 の 22.(絶縁破壊電圧試験)による。

6.19

誘電正接及び比誘電率試験  誘電正接及び比誘電率試験は,JIS C 2101 の 23.(誘電正接試験及び比

誘電率試験)による。

6.20

体積抵抗率試験  体積抵抗率試験は,JIS C 2101 の 24.(体積抵抗率試験)による。

7.

検査  検査は,表 の該当する項目について 6.の試験方法によって行い,5.の規定に適合しなければ

ならない。ただし,検査は受渡し時に行うものとする。

8.

容器  絶縁油の容器は,JIS Z 1601JIS Z 1602 及び JIS Z 1620 に規定するもの又はタンク車を用い

ることとし,清浄で,かつ,取扱い中に,水分,浮遊物,その他有害なものが混入するおそれがない構造

でなければならない。

9.

製品の呼び方  製品の呼び方は,種類及び名称による。

例  1 種 1 号電気絶縁油

10.

表示  絶縁油の容器には,見やすい所に,次の事項を表示する。ただし,タンク車の場合は送り状な

どに記載することができる。

a)

名称

b)

種類[種,号及びクラスを表示する。例えば鉱油の場合は 1 種 1 号,1 種 2 号又は 1 種 IEC1 号クラ

スⅠのように表示する。7 種絶縁油のような混合油については,混合成分の種及び号(例えば,混合

成分 1 種 1 号,2 種 2 号)を,また,流動帯電抑制剤及び/又は流動点降下剤添加油については,流動


6

C2320 : 1999

帯電抑制剤及び/又は流動点降下剤添加油であることを表示する。

c)

製造業者名又はその略号

d)

正味容量

e)

製造年月又はその略号

f)

製造番号

g)

消防法で定める危険物の品名(例えば,第 3 石油類又は第 4 石油類


7

C2320 : 1999

附属書(規定)  電気絶縁油

序文  この附属書は対応国際規格である,

IEC 60296 : 1982

  Specification for unused mineral insulating oils for transformers and switchgear

Amendment No.1 (1986)

IEC 60465 : 1988

  Specification for unused insulating mineral oils for cables with oil ducts

IEC 60836 : 1988

  Specifications for silicone liquids for electrical purposes

IEC 60867 : 1993

  Insulating liquids−Specifications for unused liquids based on synthetic aromatic

hydrocarbons

IEC 60963 : 1988

  Specification for unused polybutenes

に規定の項目のうち,品質などに関する部分を元に,附属書としたものである。

なお,この附属書で点線の下線を施してある部分は対応国際規格にない部分である。

1.

適用範囲  この附属書は,電気機器に使われる電気絶縁油に関するものであり,次のものに適用する。

1.1

変圧器及び遮断器用鉱油系絶縁油  変圧器,遮断器及び同様の電気機器に絶縁体又は熱伝導体とし

て使用される,引き渡された状態の未使用鉱油系絶縁油。これらの油は,石油の蒸留と精製とによって得

られるものである。

なお,添加剤入り油及び無添加油

(1)

はともにこの附属書の適用範囲である。

この附属書はクラス I,クラス II,クラス III の三つのクラスがある。これらのクラスは一定の物理特性,

すなわち,引火点,流動点及び 40℃と特定の低温での粘度の値に基づいて決めている。クラス数の後に続

く A は酸化防止剤の存在を示す。

(

1

)

この附属書を満足する同一クラスの無添加油は互いに同等であり,いかなる割合にも混合でき

る。このことは必ずしも添加油には当てはまらない。もし使用者がこれらの油の混合を望む場

合には,混合油がこの附属書の要求を満足することを保証するための確認をしなければならな

い。

1.2

ケーブル用鉱油系絶縁油  油通路付ケーブルに使用される引き渡された状態の未使用鉱油系絶縁油。

これらは中空導体ケーブル,パイプ形ケーブル及び油を流すための設備すべてを含む。ここで規定する油

は石油を蒸留及び精製したものである。添加剤を含む油及び含まない油ともにこの附属書の適用範囲に含

む。

この附属書の目的を達成するために油を三つのクラス(クラス I,クラス II,クラス III)とし,粘度,

引火点及び流動点によってクラス分けする。

1.3

シリコーン油  変圧器,その他の電気機器において絶縁油として使用されるシリコーン油。シリコ

ーン油の性質,安全,保管及び廃棄について規定し,包装及び表示についても規定する。また,主に変圧

器に用いられる液状ジメチルポリシロキサンの品質について規定する。他の品質項目についても必要があ

れば追加される。

1.4

合成芳香族炭化水素  電気機器に用いられる未使用の合成芳香族炭化水素からなる電気絶縁油。規

定の値は中空ケーブル用として使用する未使用のアルキルベンゼン,油入コンデンサ用として使用する未

使用のアルキルベンゼン,アルキルジフェニルエタン,アルキルナフタレン,ポリアリルメタンにだけ適

用する。


8

C2320 : 1999

1.5

ポリブテン  電気機器に用いられる引渡し時の未使用ポリブテンからなる絶縁油。規定の値は紙絶

縁コンデンサ及びケーブル含浸油並びにパイプタイプケーブルの充てん油として使用される未使用ポリブ

テン油だけに適用する。この附属書にはクラス I,クラス II の 2 種類のポリブテン油があり,特定の物理

特性すなわち,粘度,引火点及び流動点によって分類されている。

備考  規定する内容が,特定の絶縁油を指定して記述している場合は他の絶縁油には適用しないもの

とする。

2.

引用規格  次に掲げる引用規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の規定の一部

を構成する。出版時に明示している版号が有効であるが,すべての規格は改正されるので,この附属書の

関係者は次の規格の最新のものを調査し,適用するよう奨励する。

IEC 61039 : 1990

  General classification of insulating liquids

3.

定義  この附属書で用いる主な用語の定義は,次による。

3.1

添加剤 (Additive)   鉱油系絶縁油及びポリブテンにおいて,ある特性を改善する目的で少量を人為

的に加える適切な物質。

3.2

酸化防止剤 (Anti-oxidant)   変圧器用及び遮断器用絶縁油において,酸化による劣化を減少又は遅

延させるため絶縁油中に調合された添加剤。

3.3

流動点降下剤 (Pour point depressant)   変圧器用及び遮断器用絶縁油において,鉱油系絶縁油の流

動点を低下させることのできる添加剤。

3.4

酸化防止剤無添加油 (Uninhibited oil) (

2

)

  変圧器用及び遮断器用絶縁油において,酸化防止剤を含

まない鉱油系絶縁油。他の添加剤を含むこともある。

(

2

)

ある国々では質量で0.08%までの2,6-ジ-tert-ブチル-パラクレゾール (DBPC) 又は2,6-ジ-tert-ブ

チル-フェノール (DBP) を含む油は無添加油と考えられている。

3.5

酸化防止剤添加油  (Inhibited oil) (

3

)

  酸化防止剤を含む鉱油系絶縁油。

(

3

)

ある国々では,質量で少なくとも0.15%以上,0.4%未満の2,6-ジ-tert-ブチル-パラクレゾール

(DBPC)

又は2,6-ジ-tert-ブチル-フェノール (DBP) を含む油は添加油と考えられている。

3.6

シリコーン油 (Silicone liquids)   液状のジメチルポリシロキサン。その分子構造はシリコン原子と

酸素原子が互いに連なった直鎖状であり,シリコン原子には炭化水素基が付いている。

3.7

アルキルベンゼン (Alkylbenzene) (

4

)

  ベンゼン環とアルキル基からなる絶縁油。アルキル基は直鎖

形又は分岐形である。

(

4

)

二つのタイプのアルキルベンゼンは赤外吸収スペクトル分析によって識別できる。直鎖形は

1 360

∼1 380cm

1

領域で単一の吸収ピークを示し,分岐形は二つのピークを示す。

3.8

アルキルジフェニルェタン (Alkyldiphenylethane) (

5

)

  ジフェニルエタン誘導体からなる絶縁油。通

常二つの芳香族環が短いアルキル基をもったものである。

(

5

)

このタイプの製品は,3 070,1 606及び705cm

1

の赤外吸収バンドが特徴である。

3.9

アルキルナフタレン (Alkylnaphthalene) (

6

)

  置換基をもったナフタレン構造からなる絶縁油。

(

6

)

このタイプの製品は,3 070,1 605及び1 380cm-1の赤外吸収バンドが特徴である。

3.10

メチルポリアリルメタン (Methylpolyarylmethane) (

7

)

  主にモノ/ジ-ベンジルトルエン (M/DBT) に

基づくメチルアリルメタン誘導体からなる絶縁油。

(

7

)

このタイプの製品は,3 025,1 606及び705cm

1

の赤外吸収バンドが特徴である。


9

C2320 : 1999

3.11

ポリブテン (Polybuteme) (

8

)

  通称ポリブテンと呼ばれるポリイソブチレンで,分岐形ポリオレフィ

ンである。

イソプチレンの重合によって製造され,分子量は 300∼1 500 の範囲である。

(

8

)

赤外吸収バンドの1 390,1 360,1 230,950,924cm

-1

によって特徴づけられる。

4.

種類  種類は,本体 3.の表 による。

5.

品質  JIS C 2101 の附属書に規定する試験方法によって試験を行ったとき,各絶縁油は附属書表 19

に適合しなければならない。

6.

シリコーン油の一般的記述

6.1

特徴及び一般特性  変圧器用のシリコーン油は,引火点及び燃焼点が高いので燃えにくい。燃焼時

の熱の放散速度は,炭化水素油の燃焼時の放散速度に比べて非常に低い。シリコーン油は液表面がかく乱

されない状態で燃焼するときは,シリカが液面に形成され,これが酸素の供給を妨げる。シリコーン油は

炭化水素油に比べて酸化されにくく,より高い温度で使用できる。シリコーン油の水分溶解度は鉱物油よ

りも大きい。他の物理的特性,例えば,機器の設計に必要な熱伝導率は,炭化水素油の熱伝導率と異なっ

ているので,設計者はこの点を考慮しなければならない。

6.2

安全  シリコーン油は分解し,天然に生成する単純な物質になる。シリコーン油の取扱いは健康に

対して有害ではない。目に直接触れた場合には,多量のきれいな流水で洗うと刺激が和らぐ。もし,刺激

が続く場合には医師に相談する。

7.

保管及び廃棄  法律に従って行う。

8.

配送及び引渡しの一般的な要求事項  絶縁油は特別に洗浄されたタンクローリ車,タンク車又はドラ

ムで配送し引き渡される。

変圧器用及び遮断器用鉱油系絶縁油においては,個々の配送に当たっては,製造業者は少なくとも製造

業者名,油のクラス及び存在する添加剤を特定した文書を添付しなければならない。

もし,酸化防止剤が存在するならば,その一般的な特性を表示すべきである。

流動点降下剤が油中に含まれる場合は,使用者(

9

)

と製造業者間の協定が必要である。この場合,降下剤

の一般的な性質が使用者に知らされなければならない。

(

9

)

使用者は,基油タイプ又は精製方法などの重要な変更が使用者に知らされることなく行われる

ことのないように,要求することができる。

ケーブル用鉱油系絶縁油においては,油引渡しに際して少なくとも製造業者名,油のクラス及び添加剤

の性質の仕様について製造業者は文書を添付しなければならない。

もし,酸化防止剤又は流動点降下剤が油に含まれる場合は,この点は使用者と製造業者の受渡当事者間

で合意しなければならない。この場合,両方の添加剤の性質を使用者に知らせなければならない。

備考  製造業者は,使用者に知らせずに原油及び/又は精製工程の大きな変更をすべきではない。

ポリブテンの引渡し時には製造業者側の書類として少なくとも製造業者名,ポリブテンのクラス別及び

添加剤がある場合は,その機能を明記する。

9.

製品の呼び方  製品の呼び方は,本体 9.による。


10

C2320 : 1999

10.

表示  表示は,本体 10.による。

11.

個別品質に関する一般事項

a)

各電気絶縁油について JIS C 2101 の附属書に規定した方法によって試験したとき,各絶縁油に対応す

る表に示した値を満足しなければならない。これらの値は機器に封入される前の未使用油にだけ適用

する。

b)  JIS C 2101

の附属書に規定の方法に示した精度の値は,2 回の測定値が一致する範囲の目安として使

用されるべきであり,

附属書表 1に規定した値の限界値を広げるものとみなすべきでない。

備考  変圧器及び遮断器用鉱油系絶縁油では特別な条件での適用の場合などは,他の特性をもった油

が用いられることがある。これらの油はこの附属書に示した値の幾つかを満足しないことがあ

る。

附属書表 1  種 IEC1 号の品質

品質

項目

試験方法

適用箇条

(

附属書)

クラス I

クラス II

クラス III

透明で浮遊物及び/又は沈殿物がない

0.900

以下

4.1 

4.2 

4.3 

4.4

    13

以上

 6.5

∼13

  6.5

以下

140

以上

 125

以上

 100

以上

150

以上

 135

以上

 110

以上

4.6

−30 以下

−30 以下

−40 以下

物理特性

  外観 
  密度    kg/l 20℃ 
  動粘度  mm

2

/s

  40℃

  引火点:(

10

)

  密閉式  ℃ 
  開放式  ℃

  流動点  ℃ 
  曇り点  ℃(

11

)

4.7

    20

以下

化学特性

  中和価  mgKOH/g 
  水分    mg/kg 
  腐食性硫黄

  酸化防止剤

    4.9 

    4.11 

  4.10 

  4.14

0.03

以下

参考参照

腐食性がない

(

12

40

以上(

13

)

0.002

以下

電気特性 
  絶縁破壊電圧  kV 
  誘電正接  90℃  50Hz 又は 60Hz

  ガス吸収性

μl/min

4.18 

4.19 

4.17 

A

 

2

以上

(

10

)  1

方法だけ使用すべき。

(

11

)

わずかな乳白色だけ,固形生成物の分離は不可。

(

12

) 8.

を参照。

(

13

)

船荷で引き渡される鉱油の品質。ドラムの引渡しに対しては,次の値が容認さ
れる。

:絶縁破壊電圧最小 30kV。

参考  IEC 規格では水分に関して次のような注がある。

使用する前に処理を行うことが普通であるため,引渡し時の水分については規定しない。幾つかの国では,

規格として引渡し時に最高限度水分量を規定することが普通である。この場合は水分量は船荷引渡しに対して
は 30mg/kg 未満,ドラム引渡しに対しては,40mg/kg 未満が好ましい。


11

C2320 : 1999

附属書表 2  種 IEC2 号の品質

品質

項目

試験方法

適用箇条

(

附属書)

クラス I

クラス II

クラス III

特理特性

  外観

4.1

透明で沈降物及び/又は浮遊物のない

  密度      kg/l

20

4.2 0.895

以下(

15

)

  動粘度    mm

2

/s

  40℃(

14

)

16.5

以下

 11.0

以下

 3.5

以下

        −15℃

4.3 800

以下

        −30℃

− 1

800

以下

        −45℃

− 150 以下

  引火点(密閉式)    ℃

4.4 140

以上

 130

以上

 95

以上

参考 a)参照

  流動点              ℃

4.6

−30 以下

−45 以下

−60 以下

  界面張力    N/m  25℃

4.12

参考 b)参照

化学特性

  中和価      mgKOH/g

4.9 0.03

以下

  腐食性硫黄

4.10

腐食性がない

  水分        mg/kg

4.11

参考 c)参照

  酸化防止剤

4.14

検出できない(

16

)

  酸化安定性:(

17

)

4.15

  中和価      mgKOH/g

0.40

以下

  スラッジ    質量%

0.10

以下

電気特性

  絶縁破壊電圧

4.18

  受入れ状態  kV

              30 以上

  処理後      kV

              50 以上(

18

)

  誘電正接  90℃,40∼60Hz

4.19

           0.005 以下

(

14

) 20

℃で対応する動粘度は,クラス I 油に対しては約40mm

2

/s

,クラス II 油に対して

は25mm

2

/s

,クラス III 油に対しては約6mm

2

/s

である。

(

15

)

密度の最大限界値は,油浸絶縁機器が非常な低温に置かれたとき油中に浮遊する
氷結晶の害を最小にする目的で規定される。

(

16

)

無添加油には,酸化防止剤が含まれてはならない(3.4 

注参照)。

(

17

)

酸化油の測定は中和価とスラッジに限られる。しかしながら,ある国々では,誘
電正接も測定されるのが普通である。この場合,誘電正接の値は購買者と供給者
の同意によって決められる。

(

18

)

この試験は,配送時に取られたサンプル油が 30kV より低い破壊電圧を示し,汚染
物が比較的緩やかな処理によって有効に除去されることを示すことが望まれる場
合にだけ要求される。

参考  IEC 規格では引火点,界面張力及び水分に関してそれぞれ次のような注がある。

a)

ある国々では,法的又は安全規制によって 100℃より高い引火点が通常要求され
る。

b)

この規格では表面張力は含まない。しかし,幾つかの国では規格で最小値を規
定することが普通であり,その場合界面張力は 40×10

-3

N/m

以上とされている。

c)

この規格では水分は含まない。しかし,幾つかの国では規格で最大値を規定す

ることが普通である。その場合水分含有量は,タンク配送の場合 30mg/kg,ドラ
ム配送の場合 40mg/kg 以下とされている。


12

C2320 : 1999

附属書表 3  種 IEC2A 号の品質

品質

項目

試験方法

適用箇条

(

附属書)

クラス IA

クラス IIA

クラス IIIA

物理特性

  外観

4.1

透明で沈降物及び/又は浮遊物のない

  密度      kg/l    20℃

4.2 0.895

以下(

20

)

  動粘度    mm

2

/s

  40℃(

19

)

4.3 16.5

以下

11.0

以下

3.5

以下

        −15℃

800

以下

        −30℃

− 1

800

以下

        −45℃

− 150 以下

  引火点(密閉式)    ℃

4.4 140

以上

130

以上 95 以上

参考 a)

参照

  流動点              ℃

4.6

−30 以下

−45 以下

−60 以下 

  界面張力     N/m 25℃

4.12

参考 b)参照

化学特性

  中和価    mgKOH/g

4.9 0.03

以下

  腐食性硫黄

4.10

腐食性がない

  水分      mg/kg

4.11

参考 c)参照

  酸化防止剤

4.14

(

21

  酸化安定性:

参考 d)参照

4.15

(

22

電気特性

  絶縁破壊電圧

4.18

  受入れ状態  kV

                30 以上

    処理後      kV

                50 以上(

23

)

  誘電正接  90℃40∼60Hz

4.19

             0.005 以下

(

19

) 20

℃で対応する動粘度は,クラス IA 油に対しては約40mm

2

/s

,クラス IIA 油に対し

ては約25mm

2

/s

,クラス IIIA 油に対しては約6mm

2

/s

である。

(

20

)

密度の最大限界値は,油浸絶縁機器が非常な低温に置かれたとき油中に浮遊する氷
結晶の害を最小にする目的で規定される。

(

21

)

酸化防止剤のタイプと含有量は使用者と製造業者の受渡当事者間で契約条項とし

て取り決められるべきである(3.5 

注参照)。

(

22

)

限界値はまだ規定されていない。単なるガイドではあるが,変圧器の運転において
満足な特性を与えるとして知られている油は総じて 120h を超える誘導期間をもっ

ている。

(

23

)

この試験は,配送時に取られたサンプル油が 30kV より低い破壊電圧を示し,汚染
物が比較的緩やかな処理によって有効に除去されることを示すことが望まれる場

合だけ要求される。

参考  IEC 規格では引火点,界面張力,水分及び酸化安定性に関してそれぞれ次のような

注がある。

a)

ある国々では,法的又は安全規制によって 100℃より高い引火点が通常要求され
る。

b)

幾つかの国では規格で最小値を規定することが普通であり,その場合界面張力は

40

×10

3

N/m

以上とされている。

c)

幾つかの国では規格で最大値を規定することが普通である。その場合水分含有量
は,タンク配送の場合 30mg/kg,ドラム配送の場合 40mg/kg 以下とされている。

d)

添加油の場合には,誘導期間だけが測定される。ある国では誘電正接が測定され
るのが普通である。この場合,誘電正接の最大値は使用者と製造業者の受渡当事
者の同意によって決められる。


13

C2320 : 1999

附属書表 4  種 IEC の品質

品質

項目

試験方法

適用箇条

(

附属書)

クラス I

クラス II

クラス III

物理特性

外観

4.1

透明で沈殿物及び/又は懸濁物を含まない

  密度      kg/l

20

4.2 0.850

∼0.880 0.850∼0.880 0.850∼0.885

  動粘度    mm

2

/s

  40℃

4.3

      6

以下

5

∼11 10∼50

  引火点(密閉式)    ℃

4.4

110

以上

130

以上

150

以上

  流動点              ℃

4.6

−45 以下

−45 以下

−30 以下

化学特性

  中和価    mgKOH/g

4.9 0.03

以下

  塩素含量  mg/kg

4.13

30

以下

  水分      mg/kg

4.11

75

以下

  腐食性硫黄

4.10

腐食性がない

電気特性

  絶縁破壊電圧    kV

4.18

      30

以上(

24

)

  誘電正接  90℃,40∼60Hz

4.19 0.002

以下(

24

)

  体積抵抗率  T

Ω・m  90℃

4.19

    0.5

以上(

24

)

  ガス吸収性

4.17

(A 法又は B 法)(

25

)

μl/min A 法

    20

以上

  ml B 法

2.5

以上

(

24

)

規定の値は最も好ましくない配送条件を考慮している。これらの値は受取り時のものである。

(

25

)  A

法又は B 法のどちらかで測定された規格値に合うことを要求しており,両方の方法で測定

しなくてよい。

IEC 61039

による識別番号

コンデンサ及びケーブル用アルキルベンゼン;L-NY-8671


14

C2320 : 1999

附属書表 5  種 IEC の品質

品質

クラス II

項目

試験方法

適用箇条

(

附属書)

クラス I

タイプ I

タイプ II

物理特性

  外観

4.1

透明で沈殿物及び/又は懸濁物がない

  密度  kg/l

20

℃  動粘度 350mm

2

/s

以下

4.2 0.800

∼0.860

                  動粘度 350mm

2

/s

を超える

− 0.840∼0.890 0.880∼0.920

  動粘度  mm

2

/s

  40℃

4.3 350

以下(

27

) 350

以上(

28

) 350

以上(

28

)

                100℃

    30

以下 30∼150 151∼1500

  引火点:(

26

)

4.4

    密閉式℃

      100

以上

      130

以上

      150

以上

    開放式℃

      110

以上

      150

以上

      180

以上

  流動点    ℃

4.6

−30 以下

          0

以下

        20

以下

化学特性

  中和価    mgKOH/g

4.9

                  0.03 以下

  水分      mg/kg

4.11

                   60 以下

  酸化防止剤

4.14

検出できない

電気特性

  絶縁破壊電圧    kV

4.18

                    40 以上(

29

)

  誘電正接  90℃,50Hz 又は 60Hz

4.19

                 0.002 以下

  ガス吸収性

μl/min

4.17

A

法 10 以上

(

26

)

どちらか一方の方法を用いる。

(

27

) 40

℃での動粘度 350mm

2

/s

以下であるクラス I のポリブテン油はコンデンサ及び油通路のあるケーブル

に用いられる。パイプケーブルの充てん油及び油の流動性の要求される他の用途も含まれる。

(

28

) 40

℃での動粘度 350mm

2

/s

以上であるクラス II のポリブテン油はコンデンサ及びケーブルの含浸コンパ

ウンドとして用いられる。

(

29

)

タンクで引き渡されるときの要求値,ドラム引渡しでは 30kV 以上でもよい。


15

C2320 : 1999

附属書表 6  種 IEC の品質

項目

試験方法

適用箇条

(

附属書)

品質

物理特性

  外観

4.1

透明で沈殿物及び/又は懸濁物を含まない

  密度      kg/l

20

4.2 0.950

∼1.000

  動粘度    mm

2

/s

  40℃

4.3

                    8 以下

  引火点(密閉式)    ℃

4.4

                  140 以上

  流動点              ℃

4.6

                  −40 以下

化学特性

  中和価    mgKOH/g

4.9

                  0.03 以下

  塩素含量  mg/kg

4.13

                    30 以下

  水分      mg/kg

4.11

                   100 以下

  腐食性硫黄

4.10

腐食性がない

電気特性

  絶縁破壊電圧    kV

4.18

                    30 以上(

30

)

  誘電正接  90℃,40∼60Hz

4.19

                 0.002 以下(

30

)

  体積抵抗率  T

Ω・m  90℃

4.19

                   0.5 以上(

30

)

  ガス吸収性

μl/min

4.17

A

                   100 以上

(

30

)

規定の値は最も好ましくない配送条件を考慮している。これらの値は受取り時のものであ

る。

IEC 61039

による識別番号

コンデンサ用アルキルナフタレン;L-NC-867-3

附属書表 7  種 IEC1 号の品質

項目

試験方法

適用箇条

(

附属書)

品質

物理特性

  外観

4.1

透明で沈殿物及び/又は懸濁物を含まない

  密度    kg/l

20

4.2 0.980

∼1.020

  動粘度  mm

2

/s

  40℃

4.3

                    5 以下

  引火点(密閉式)  ℃

4.4

                  130 以上

  流動点            ℃

4.6

                  −50 以下

化学特性

  中和価    mgKOH/g

4.9

                 0.03 以下

  塩素含量  mg/kg

4.13

                   30 以下

  水分      mg/kg

4.11

                  100 以下

  腐食性硫黄

4.10

腐食性がない

電気特性

  絶縁破壊電圧    kV

4.18

                   30 以上(

31

)

  誘電正接  90℃,40∼60Hz

4.19

                0.004 以下(

31

)

  体積抵抗率  T

Ω・m  90℃

4.19

                 0.25 以上(

31

)

  ガス吸収性

μl/min

4.17

A

                  130 以上

(

31

)

規定の値は最も好ましくない配送条件を考慮している。これらの値は受取り時のものであ

る。

IEC 61039

による識別番号

コンデンサ用メチルポリアリルメタン;L-NC-867-4


16

C2320 : 1999

附属書表 8  種 IEC2 号の品質

項目

試験方法

適用箇条

(

附属書)

品質

物理特性

  外観

4.1

透明で沈殿物及び/又は懸濁物を含まない

  密度      kg/l

20

4.2 0.950

∼1.000

  動粘度  mm

2

/s

  40℃

4.3

                    7 以下

  引火点(密閉式)  ℃

4.4

                  140 以上

  流動点            ℃

4.6

                  −40 以下

化学特性

  中和価    mgKOH/g

4.9

                 0.03 以下

  塩素含量  mg/kg

4.13

                   30 以下

  水分      mg/kg

4.11

                  100 以下

  腐食性硫黄

4.10

腐食性がない

電気特性

  絶縁破壊電圧    kV

4.18

                  30 以上(

32

)

  誘電正接  90℃,40∼60Hz

4.19

                0.002 以下

  体積抵抗率  T

Ω・m  90℃

4.19

                  0.5 以上

  ガス吸収性

μl/min

4.17

A

                  100 以上

(

32

)

規定の値は最も好ましくない配送条件を考慮している。これらの値は受取り時のものであ

る。

IEC 61039

による識別番号

コンデンサ用アルキルジフェニルエタン;L-NC867-2


17

C2320 : 1999

附属書表 9  種 IEC の品質

項目

試験方法

適用箇条

(

附属書)

品質

物理特性

  色

4.1.1 35

以下

  外観

4.1

透明で沈殿物及び/又は懸濁物がない

  密度  kg/l  20℃

4.2 0.955

∼0.970

  動粘度  mm

2

/s

  40℃

4.3 40

±4

  引火点  ℃(密閉式)

4.4 240

以上

  燃焼点  ℃

4.5 330

以上

  屈折率    20℃

4.8 1.404

±0.002

  燃焼性

検討中

  流動点  ℃

4.6

−50 以下

化学特性

  水分    mg/kg

4.11

                  50 以下(

33

)

  中和価  mgKOH/g

4.9 0.02

以下

  劣化試験

4.16

検討中

電気特性

  破壊電圧  kV

4.18

                  40 以上(

33

)

  誘電正接  90℃  50Hz

4.19

               0.001 以下(

33

)

(

35

)

  誘電率    90℃

4.19 2.55

±0.05(

34

)

  体積抵抗率  T

Ω・m  90℃

4.19

                 0.1 以上

(

33

)

受け取ったままの未処理油に対して適用 

(

34

)

コンデンサ用として使用される場合だけ必要 

(

35

) 40

∼60Hz の間の周波数 (Hz)  の場合は,次の式によって換算する。

[

]

(Hz)

tan

50

(Hz)

Hz)

50

(

tan

f

f

δ

δ

=


18

C2320 : 1999

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

日  野  太  郎

神奈川大学

(幹事)

鈴  木  敏  夫

愛知電機株式会社

石  井  敏  次

ユカインダストリーズ株式会社

(委員)

兼  谷  明  男

工業技術院標準部

伊  藤      章

通商産業省機械情報産業局

本  城      薫

資源エネルギー庁石油部

加  覧  俊  平

千葉工業大学

山  下  久  直

慶應義塾大学

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

中  村  正  司

出光興産株式会社

月  岡  淑  郎

ユカインダストリーズ株式会社

高  本      清

株式会社関西テック

松  永  充  史

株式会社ジャパンエナジー

平  井      進

昭和電線電纜株式会社

伏  見  保  則

東京電力株式会社

井  上  良  之

株式会社東芝

神  庭      勝

日新電機株式会社

河  野  吉  紀

日石テクノロジー株式会社

水  野  泰  宏

株式会社日立製作所

増  田  雄  彦

株式会社富士電機総合研究所

高  橋      享

株式会社フジクラ

宮  本  晃  男

三菱電機株式会社

西  澤      喬

株式会社明電舎

宇  根  廣  司

社団法人石油学会

原案作成分科会  構成表

氏名

所属

(委員長)

鈴  木  敏  夫

愛知電機株式会社

(幹事)

石  井  敏  次

ユカインダストリーズ株式会社

中  村  正  司

出光興産株式会社

(委員)

月  岡  淑  郎

ユカインダストリーズ株式会社

高  本      清

株式会社関西テック

斉  藤      隆

株式会社コスモ総合研究所

松  永  充  史

株式会社ジャパンエナジー

高  山      一

呉羽化学工業株式会社

平  井      進

昭和電線電纜株式会社

栗  原  二三夫

株式会社高岳製作所

伏  見  保  則

東京電力株式会社

井  上  良  之

株式会社東芝

角  田      章

財団法人中部電気保安協会

向  井  正  彦

中国電機製造株式会社

神  庭      勝

日新電機株式会社

河  野  吉  紀

日石テクノロジー株式会社

岡  田  美津雄

日本石油株式会社

大  江  悦  男

株式会社日立製作所

増  田  雄  彦

株式会社富士電機総合研究所

仲  神  芳  武

株式会社富士電機総合研究所

高  橋      享

株式会社フジクラ

瀬  戸  一  樹

松村石油株式会社

柴  田  正  明

三菱石油株式会社


19

C2320 : 1999

氏名

所属

宮  本  晃  男

三菱電機株式会社

西  澤      喬

株式会社明電舎