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C 2315-3-1

:2010

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  種類

1

4

  要求事項

1

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

4


C 2315-3-1

:2010

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,電気機能材料工業会(JEIA)及び財団法人

日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業

標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。これによって JIS C 2315:1999

は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。

JIS C 2315

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

C

2315-1

  第 1 部:定義及び一般要求事項

JIS

C

2315-2

  第 2 部:試験方法

JIS

C

2315-3-1

  第 3-1 部:個別製品規格−平板


日本工業規格

JIS

 C

2315-3-1

:2010

電気用バルカナイズドファイバー−

第 3-1 部:個別製品規格−平板

Vulcanized fibre for electrical purposes-

Part 3-1: Specifications for individual materials-Flat sheets

序文 

この規格は,1986 年に第 1 版として発行された IEC 60667-3-1 を基に,技術的内容を変更して作成した

日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。また,附属書 JA は対応国際規格にはない事項である。

適用範囲 

この規格は,電気絶縁に用いるバルカナイズドファイバーの平板(以下,板という。

)について規定する。

ただし,コルゲート板,丸棒,丸管及び板を接着剤で多層に接合した製品は,適用外とする。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60667-3-1:1986

,Specification for vulcanized fibre for electrical purposes−Part 3: Specifications

for individual materials

−Sheet 1: Flat sheets(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,記載の年の版を適用する。

JIS C 2315-1:2010

  電気用バルカナイズドファイバー−第 1 部:定義及び一般要求事項

JIS C 2315-2:2010

  電気用バルカナイズドファイバー−第 2 部:試験方法

種類 

材料の種類は,JIS C 2315-1 に規定する A 種,B 種又は C 種とする。

要求事項 

板は,JIS C 2315-1 に規定する箇条 5(一般要求事項)から箇条 7A(表示)までを満足しなければなら

ない。

板は,JIS C 2315-2 に規定する方法で試験を行い,

表 の要求事項を満足しなければならない。


2

C 2315-3-1

:2010

表 1−特性規格値 

特性

試験方法

JIS C 2315-2 

の箇条

単位

要求事項

厚さ

a)

許容差

厚さ

a)

許容差

厚さ

a)

許容差

0.10 0.60 4.0

0.12 0.80

±0.10

4.8

0.13 1.0

±0.10 5.0

0.15 1.2

±0.12 6.0

±0.30

0.18 1.5

±0.15 6.4

0.20 1.6

±0.16 8.0

0.25 2.0

±0.20 9.0

±0.40

0.30 2.4

±0.24 9.5

0.35 2.5 10

0.40 3.0 11

±0.60

厚さ

mm

0.50

±0.05

3.2

±0.25

12

±0.80

厚さ

a)

 mm

A

B

C

超え

以下

 0.25

− 70 以上

35

以上 70 以上 35 以上

0.25 0.80

90

以上

45

以上

80

以上

40

以上 80 以上 40 以上

0.80 1.6 90

以上

45

以上

90

以上

45

以上 90 以上 45 以上

1.6 2.5

80

以上

45

以上

80

以上

45

以上 80 以上 45 以上

引張強さ

MPa

2.5

65

以上

35

以上

65

以上

35

以上

A

B

C

厚さ

a)

 mm

曲げ強さ

MPa

10

以上 85 以上

75

以上

85

以上

75

以上

厚さ

a)

 mm

A

B

種及び C 種

0.30

以上 0.40 未満 500 以上

0.40

以上 0.50 未満  1 000 以上

0.50

以上 0.80 未満  1 500 以上

破裂強さ

b)

kPa

0.80

適用しない

2 000

以上

厚さ

a)

 mm

A

B

及び C 種  縦  B 及び C 種  横

0.30

以上 0.50 未満 2.0 以上 2.5 以上

0.50

以上 0.80 未満 3.0 以上 3.5 以上

引裂強さ

b)

N

0.80

適用しない

4.0

以上 4.5 以上

厚さ

a)

 mm

A

B

C

超え

以下

比重測
定方法

気中測
定方法

比重測
定方法

気中測
定方法

比重測
定方法

気中測
定方法

 0.25

− 1.15 以上

0.90

以上 1.10 以上 0.85 以上

0.25 0.80

1.25

以上

1.15

以上

1.15

以上

1.05

以上 1.10 以上 1.00 以上

0.80 2.5 1.25

以上

1.20

以上

1.15

以上

1.10

以上 1.15 以上 1.10 以上

2.5 6.0

1.25

以上

1.25

以上

1.15

以上

1.15

以上

密度

9.1

比 重 測

定方法

c)

9.2

気 中 測

定方法

c)

g/cm

3

6.0 12 1.20

以上

1.20

以上

1.10

以上

1.10

以上


3

C 2315-3-1

:2010

表 1−特性規格値(続き) 

特性

試験方法

JIS C 2315-2 

の箇条

単位

要求事項

厚さ

a)

 mm

A

B

C

超え

以下

 0.25

− 8.0 以上 9.0 以上

絶 縁 破 壊
の強さ

11 

kV/

mm

0.25 3.0

9.0

以上 9.0 以上 9.0 以上

耐 ア ー ク

12 

s 70

以上

塩 素 含 有

13 

mg/kg 500

以下

硫 酸 塩 含
有量

d)

14 

mg/kg 500

以下

灰分

15 

% A

種 2.0 以下

B

種及び C 種 5.0 以下

柔軟性

16 

縦方向及び横方向それぞれの試験片に割
れがあってはならない。

水分

17 

% 10.0

以下

試験方法

A

B

種及び C 種

18.1

e)

 kN

層方向引張強さ

1.8

以上 1.2 以上

層間強さ

18.3A

e)

N

層間はく離強さ

18

  以上 12  以上

収縮率

19 

%

縦 2.0 以下

横 3.0 以下

厚さ 6.0 以下

注記  試験は,受渡当事者間の協定によって,一部を省くことができる。 

a)

記載していない厚さの規定は,適用外である。

b)

  IEC

規格がスポットで規定している規格値の厚さ補完ができないため,破裂強さ及び引裂強さは,参考値とす

る。

c)

密度の試験方法は,特に指定がない限り,いずれの方法を用いてもよい。

d)

  IEC

規格で試験方法を規定しておらず,値の信頼性が確認できないため,硫酸塩含有量は,参考値とする。

e)

層間強さの試験方法は,特に指定がない限り,いずれの方法を用いてもよい。


附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS C 2315-3-1:2010

  電気用バルカナイズドファイバー−第 3-1 部:個別製品規格

−平板

IEC 60667-3-1:1986

  Specification for vulcanized fibre for electrical purposes−Part 3:

Specifications for individual materials

−Sheet 1: Flat sheets 

(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの
評価及びその内容

箇条番号
及び題名

内容

(II) 
国際

規格
番号

箇条 
番号

内容

箇条ごと
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

4

要 求 事

パート 1 の箇条 5∼

7A

を引用。

 3

(TABLE I)

パート 1 の一般要求
事項を引用。

追加

具体的な要求事項の箇条を追加した。

IEC

へ提案する。

厚さ 
公称厚さごとに許容
差を規定。

追加

厚さ

JIS C 2315-1

  6.1 に規定する厚さを追

加した。

JIS

とほぼ同じ。

変更

厚さが 1.2 mm の許容差を変更した。

16

,17.5,20,25 mm

を規定。

削除

現在世界で流通していない 12.0 mm を

超える厚さを削除。

JIS

とほぼ同じ。

追加 
変更

厚さが 0.8 mm 以下を,0.25 mm  以下,
及び 0.25 mm を超え 0.8 mm 以下に細分

化し規定した。

0.25 mm

を超え 0.8 mm 以下について,

A

種の規格値を追加し,さらに B 種及

び C 種の縦の規格値を変更した。

IEC

規格は,制定後改訂されて

おらず現在流通の主流となって
いる 1.0 mm 以下の厚さについて

は,規定されておらず,現在の流
通品とかい離している点が多い
など規定内容が不十分である。

項目,厚さ範囲,規格値を含め検
討し,IEC へ積極的な提案行う。

引張強さ 
厚さ区分ごとに引張

強さを規定。

12

mm

を超えるもの

も規定。

削除

現在世界で流通していない 12.0 mm を

超える厚さを削除。

破裂強さ(参考) 
厚さ区分ごとに破裂

強さを規定。

0.3

,0.4,0.5,0.8 mm

だけ規定。

追加 
変更

旧 JIS になく,十分な検証ができない
ため,参考規格とした。

厚さを範囲表示とした。

引裂強さ(参考)

厚さ区分ごとに破裂
強さを規定。

0.3

,0.5,0.8 mm だけ

規定。

追加

変更

旧 JIS になく,十分な検証ができない

ため,参考規格とした。 
厚さを範囲表示とした。

4

C

 231

5-

3-

1


2

010


(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ごとの
評価及びその内容

箇条番号

及び題名

内容

(II) 
国際
規格

番号

箇条

番号

内容

箇条ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

4

要 求 事

項(続き)

密度

厚さ区分ごとに密度
を規定。

JIS

とほぼ同じ。

追加

選択

厚さが 0.8 mm 以下を,0.25 mm  以下,

及び 0.25 mm を超え 0.80 mm 以下に細
分化し規定した。また,0.8 mm を超え

6.0 mm

以下を,0.80 mm を超え 2.5 mm

以下,及び 2.5 mm を超え 6.0 mm 以下
で細分化し,さらに気中測定方法によ
る密度規定値を追加し,いずれの方法

を用いてもよいことにした。

IEC

規格は,制定後改訂されて

おらず現在流通の主流となって
いる 1.0 mm 以下の厚さについて
は,規定されておらず,現在の流

通品とかい離している点が多い
など規定内容が不十分である。

項目,厚さ範囲,規格値を含め検
討し,IEC へ積極的な提案行う。

絶縁破壊の強さ

厚さ区分ごとに絶縁
破壊の強さを規定。

JIS

とほぼ同じ。

削除

対象厚さのない A 種の 0.25 mm 以下の

規定値を削除した。

耐アーク性

検討中としている。

追加

対応国際規格では,検討中としている
が,規定した。

硫酸塩含有量(参考)

変更

旧 JIS になく,十分な検証ができない

ため,参考規格とした。

層間強さ

JIS

とほぼ同じ。

選択

試験方法が層間はく離による層間はく

離強さを追加し,いずれの方法を用い
てもよいことにした。

収縮率

追加

縦・横・厚さについて収縮率を規定し

た。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:IEC 60667-3-1:1986,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

−  削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

−  追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

−  変更 国際規格の規定内容を変更している。

−  選択 国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

−  MOD  国際規格を修正している。 

5

C

 2

3

15
-3

-1


2

010