>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

(1)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人  日本騒音制御工学会(INCE/J)/財

団法人  日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本

工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 61260:1995,Electroacoustics―

Octave

-band and fractional-octave-band filters を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS C 1514

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(参考) 中心周波数

附属書 B(参考) 1/3 オクターブバンドフィルタに対する最大及び最小相対減衰量限界の不連続点で

の規準化周波数

附属書 C(参考) バンドパスフィルタの電気性能特性の検証に関する推奨事項


C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

(2)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

2.1

  日本工業規格

1

2.2

  国際規格

2

3.

  定義

2

3.1

  バンドパスフィルタ(bandpass filter)

2

3.2

  オクターブ比(octave ratio)

2

3.3

  帯域幅を表す分数(bandwidth designator)

2

3.4

  基準周波数(reference frequency)

2

3.5

  厳密な中心周波数(exact midband frequency)

2

3.6

  公称中心周波数(nominal midband frequencies)

3

3.7

  帯域端周波数(bandedge frequencies)

3

3.8

  規準化周波数(normalized frequency)

3

3.9

  フィルタ帯域幅(filter bandwidth)

3

3.10

  オクターブバンドフィルタ(octave-band filter)

3

3.11

  1/オクターブバンドフィルタ(fractional-octave-band filter)

3

3.12

  フィルタ減衰量(filter attenuation)

3

3.13

  基準減衰量(reference attenuation)

4

3.14

  相対減衰量(relative attenuation)

4

3.15

  規準化実効帯域幅(normalized effective bandwidth)

4

3.16

  規準化基準帯域幅(normalized reference bandwidth)

4

3.17

  フィルタ積分応答(filter integrated response)

4

3.18

  基準レベルレンジ(reference level range)

4

3.19

  基準入力信号レベル(reference input signal level)

4

3.20

  レベル差(level difference)

4

3.21

  基準レベル差(reference level difference)

4

3.22

  レベル直線性誤差(level linearity error)

4

3.23

  線型動作範囲(linear operating range)

4

3.24

  レベルレンジ調整器(level range control)

5

3.25

  測定範囲(measurement range)

5

3.26

  アナログフィルタ(analogue filter)

5

3.27

  標本化データフィルタ(sampled-data filter)

5

3.28

  ディジタルフィルタ(digital filter)

5

3.29

  実時間動作(real time operation)

5


C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)  目次

(3)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

ページ

3.30

  エリアシングされた周波数成分(allased frequency components)

5

3.31

  アンチエリアシングフィルタ(anti-allas filter)

5

4.

  性能要求事項

5

4.1

  一般

5

4.2

  公称中心周波数

5

4.3

  基準減衰量

5

4.4

  相対減衰量

5

4.5

  フィルタ積分応答

7

4.6

  線型動作範囲

7

4.7

  実時間動作

8

4.8

  アンチエリアシングフィルタ

8

4.9

  出力信号の和

8

4.10

  平たん周波数特性

8

4.11

  最大入力信号

8

4.12

  終端インピーダンス

8

4.13

  基準環境条件

8

4.14

  環境変化による影響

8

4.15

  電源のチェック

9

5.

  試験方法

9

5.1

  一般

9

5.2

  試験機器

9

5.3

  相対減衰量

9

5.4

  フィルタ積分応答

10

5.5

  線型動作範囲

10

5.6

  実時間動作

10

5.7

  アンチエリアシングフィルタ

11

5.8

  出力信号の和

12

5.9

  平たん周波数特性

12

5.10

  基準条件からの変化に対する感度

12

5.11

  静電放電に対する感度

12

5.12

  無線周波数電磁場に対する感度

12

6.

  機器の表示

12

7.

  取扱説明書

12

附属書 A(参考)中心周波数

14

附属書 B(参考)1/オクターブバンドフィルタに対する最大及び

最小相対減衰量限界の不連続点での規準化周波数

16

附属書 C(参考)バンドパスフィルタの電気性能特性の検証に関する推奨事項

18

解  説

19


C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)  目次

(4)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

白      紙


   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

日本工業規格

JIS

 C

1514

:2002

(IEC 61260

:1995

)

オクターブ及び 1/オクターブバンドフィルタ

Electroacoustics

―Octave-band and fractional-octave-band filters

序文  この規格は,1995 年に第 1 版として発行された IEC 61260,Electroacoustics―Octave-band and

fractional

-octave-band filters を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業

規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲

1.1

この規格は,アナログ,標本化データ及びディジタル動作によるフィルタセット,又はスペクトル

分析器に組み込まれるバンドパスフィルタの性能要求事項,及び試験方法を規定する。フィルタの相対減

衰特性の通過地帯の幅は,帯域幅の等しいすべてのフィルタで,中心周波数に対して定比である。この規

格の要求事項に適合する機器は,任意の数のバンドパスフィルタを備えて,いかなる周波数範囲をもその

測定範囲とすることができる。

1.2

クラス 0,クラス 1 及びクラス 2 と表示する三つのクラスに対して,性能要求事項を規定する。許容

差は,クラスの数字の増加に伴い大きくなる。

1.3

この規格の性能要求事項に適合するバンドパスフィルタは,測定システムの一部分であっても,特

定の機器の主要部分であってもよいが,実時間で動作しなければならない。性能要求事項は,製造業者が

選択したすべての設計方法に適用する。

1.4

この規格の要求事項に適合する機器は,例えば,間欠的及び定常的な時間変動の信号,広帯域及び

離散的な周波数をもつ信号,長い継続時間及び短い継続時間の信号というような,様々な信号のスペクト

ル情報を提供する能力をもつ。

これらの要求事項に適合するものであっても,原理の異なるフィルタでは,

過渡的信号を加えた場合,異なる結果を与えることもある。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

IEC 61260

:1995  Electroacoustics―Octave-band and fractional-octave-band filters (IDT)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その

最新版(追補を含む。

)を適用する。

2.1

日本工業規格

JIS Z 8106

  音響用語


2

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

備考  IEC 60050(801) , Internationl Electrotechnical Vocabulary(IEV) ― Chapter 801 : Acoustics and

electroacoustics

からの引用部分が,この規格と一致している。

2.2

国際規格

IEC 60801

-2:1991  Electromagnetic compatibility for industrial-process measurement and control equipment

―Part 2:Electrostatic discharge requirements

IEC 60801

-3:1984  Electromagnetic compatibility for industrial-process measurement and control equipment

―Part 3:Radiated electromagnetic field requirements

ISO 266

:1997  Acoustics―Preferred frequencies

OIML

:1978  Vocabulary of legal metrology―Fundamental terms

参考  原国際規格では IEC 60651:1979,Sound level meters 及びその Amendment 1 並びに IEC 60804

1985

,Integrating-averaging sound level meters,その Amendment 1 及び Amendment 2 を引用規格

として掲げているが,原国際規格に引用している箇所がないので,この規格では削除した。

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

備考  この規格に定義しない用語に関しては,JIS Z 8106 及び OIML 法定計量用語集を参照する。

3.1

バンドパスフィルタ(bandpass filter)  ゼロより大きい下端周波数から有限の上端周波数までにわた

る伝送帯域(又は小さな相対減衰量の通過帯域)をもつ単一のフィルタ。

3.2

オクターブ比(octave ratio)  2:1 の公称周波数比。一般的記号 G  

備考1.  この規格は,オクターブバンド又は 1/N オクターブバンド周波数比を決定するために,10

のべき(冪)による系及び 2 のべきによる系の二つの方法を認める。

2. 10

のべきによる系では,次の値とする。

G

10

=10

3

/

10

…  (1)

3.

2

のべきによる系では,次の値とする。

G

2

=2  (2)

4. 10

のべきによる系を推奨する。

3.3

帯域幅を表す分数(bandwidth designator)  フィルタの帯域幅をオクターブバンドの分数で表示する

ための 1 を含む正の整数の逆数。量記号 1/N  

3.4

基準周波数(reference frequency)  厳密に周波数 1 000 Hz。量記号 f

r

3.5

厳密な中心周波数(exact midband frequency)  規定する帯域幅のフィルタセットのすべてのフィルタ

で,任意の隣接するバンドパスフィルタの中心周波数の比が同一となるように,基準周波数に対して規定

する周波数で,単位はヘルツ。量記号 f

m

。帯域幅を表す分数の分母 が奇数の場合,フィルタセットの

任意のフィルタの厳密な中心周波数 f

m

は,次の式で求められる。

f

m

=(G

x

/

N

)(f

r

) (3)

また,帯域幅を表す分数の分母 が偶数の場合,フィルタセットの任意のフィルタの厳密な中心周波数

f

m

は,次の式で求められる。

f

m

=(G

(

2x

1

)/(

2N

)

)(f

r

) (4)

                      ここに,x:正,負又はゼロの任意の整数

備考1.  式(3)又は式(4)から決定される厳密な中心周波数は,1/N オクターブバンドフィルタの出力

を合成して,より広い帯域幅の厳密な中心周波数及び帯域端周波数に対応するバンドレベル

を与えることを可能にする。


3

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

2. 10

のべきによる系では,10:1 の周波数範囲内に含まれる厳密な中心周波数は,他の 10:1

の周波数範囲内の厳密な中心周波数と小数点の位置を除いて同じである。2 のべきによる系

では,厳密な中心周波数は唯一の値であり,繰り返さない。

3.

例えば,1/3 オクターブバンドフィルタにおいて,公称中心周波数 5 000 Hz の小数点以下 3

けたまでの厳密な中心周波数は,10 のべきによる系で 5 011.872 Hz,2 のべきによる系で

5 039.684 Hz

であり,その違いは約 0.6  %である。公称中心周波数 50 000 Hz の厳密な中心周

波数は,10 のべきによる系で 50 118.723 Hz,2 のべきによる系で 50 796.834 Hz であり,その

違いは約 1.4  %である。

4.

帯域幅を表す分数の分母 が奇数のとき,フィルタセット中の一つのフィルタの中心周波数

は 1 000 Hz となる。帯域幅を表す分数の分母 が偶数のとき,フィルタセット中のある隣接

したフィルタ対の帯域端周波数を 1 000 Hz とすることはできるが,中心周波数を 1 000 Hz と

することはできない。

5.

通常の可聴周波数範囲におけるオクターブバンド及び 1/3 オクターブバンドフィルタの厳密

な中心周波数を

表 A.1 に示す。

3.6

公称中心周波数(nominal midband frequencies)  バンドパスフィルタを識別するために,厳密な中心

周波数を丸めた周波数。単位はヘルツ。

3.7

帯域端周波数(bandedge frequencies)  厳密な中心周波数がそのバンドパスフィルタの下端及び上端

周波数の幾何平均となるようにしたフィルタ通過帯域の下限及び上限周波数。単位はヘルツ,量記号はそ

れぞれ f

1

及び f

2

。帯域端周波数は,次の式で求める。

f

1

=(G

1

/(

2N

)

)(f

m

)  (5)

                      及び

f

2

=(G

1

/(

2N

)

)(f

m

)  (6)

                      ここに,G:10 のべきによる系の式(1)又は 2 のべきによる系の式(2)で計算する

オクターブ周波数比

f

m

:式(3)又は式(4)による厳密な中心周波数

3.8

規準化周波数(normalized frequency)  あるバンドパスフィルタで,厳密な中心周波数に対する周波数

の比。記号 f/f

m

3.9

フィルタ帯域幅(filter bandwidth)  あるフィルタで,式(6)による上端周波数 f

2

から式(5)による下端

周波数 f

1

を減じたもの。単位はヘルツ。

3.10

オクターブバンドフィルタ(octave-band filter)  下端周波数に対する上端周波数の公称比が 2 のバン

ドパスフィルタ。

3.11  1

/N

オクターブバンドフィルタ(fractional-octave-band filter)  下端周波数 f

1

に対する上端周波数 f

2

の比が,該当する帯域幅を表す分数を指数とするオクターブ比のべき乗であるバンドパスフィルタ。

備考  帯域幅周波数比は,記号で G

1

/

N

f

2

/f

1

と表される。

3.12

フィルタ減衰量(filter attenuation)  バンドパスフィルタで,任意の周波数の時間平均二乗入力信号の

レベルから時間平均二乗出力信号のレベルを減じたもの。両信号レベルとも同じ電圧を基準とし,単位は

デシベル。量記号は A

備考  デシベルで表した時間平均二乗入力信号レベル L

in

は量記号で,次のように表される。

dB

d

1

log

10

2

0

0

2

in

10

in

÷

ø

ö

ç

è

æ

û

ù

ë

é

ò

V

t

t

V

T

L

T

/

)

(

)

/

(

(7)


4

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

                      ここに,V

in

(t):瞬時入力信号で時刻 の関数

                                T:積分の経過時間

                                V

0

:20

µ

V

のような適切な基準量

対応する表現を,時間平均二乗出力信号のレベルにも適用する。

3.13

基準減衰量

(reference attenuation)  ある機器内のすべてのバンドパスフィルタに対し,相対減衰量を

決定するために製造業者が規定する通過帯域の公称フィルタ減衰量。単位はデシベル。量記号は A

ref

3.14

相対減衰量

(relative attenuation)  バンドパスフィルタで,任意の周波数において,フィルタ減衰量か

ら基準減衰量を減じたもの。単位はデシベル。量記号は

ΔA

備考

任意の規準化周波数 f/f

m

で,デシベルを単位とする相対減衰量

ΔA(f/f

m

)は,次の式で求められ

る。

ΔA(f/f

m

)=A(f/f

m

)−A

ref

(8)

                      ここに,A(f/f

m

):規準化周波数 f/f

m

でのフィルタ減衰量

                                A

ref

:基準減衰量

厳密な中心周波数 f

m

は,式(3)又は式(4)から計算する。

3.15

規準化実効帯域幅

(normalized effective bandwidth)  フィルタセットの出力として読取装置が指示す

る時間平均二乗信号の時間平均二乗入力信号に対する比の,規準化周波数についての積分。一定振幅の正

弦波電気入力信号による。時間平均二乗信号の比は A

ref

をデシベルを単位とする基準減衰量として 10

0.1A

ref

に等しい定数を乗じて規準化する。量記号は B

e

備考

規準化実効帯域幅の解析的表現を

4.5.2

に与える。

3.16

規準化基準帯域幅

(normalized reference bandwidth)  あるバンドパスフィルタで,厳密な周波数に対

するフィルタ帯域幅の比。量記号は B

r

備考

規準化基準帯域幅 B

r

は,次の式で求める。

B

r

=(f

2

f

1

)/f

m

=[G

1

/(

2N

)

G

1

/(

2N

)

]  (9)

3.17

フィルタ積分応答

(filter integrated response)  規準化基準帯域幅に対するフィルタの規準化実効帯域

幅の比の常用対数の 10 倍。単位はデシベル。量記号は

ΔB

備考

Δの解析的表現を

4.5.1

に与える。

3.18

基準レベルレンジ

(reference level range)  製造業者が電気性能特性試験のために規定する,利用可能

なレベルレンジの一つ。単位はデシベル。

3.19

基準入力信号レベル

(reference input signal level)  製造業者が規定する基準レベルレンジ上の入力信

号のレベル。単位はデシベル。

3.20

レベル差

(level difference)  バンドパスフィルタで,任意のレベルレンジにおいて,出力信号レベル

から入力信号レベルを減じ,もしレベルレンジ調整器があればその公称減衰量を加えたもの。単位はデシ

ベル。

3.21

基準レベル差

(reference level difference)  基準レベルレンジ上の中心周波数の,基準入力信号レベル

の入力信号に対するレベル差。単位はデシベル。

3.22

レベル直線性誤差

(level linearity error)  任意のレベルレンジ上で,中心周波数のレンジ差から基準レ

ベル差を減じたもの。単位はデシベル。

3.23

線型動作範囲

(linear operating range)  明示されたフィルタの帯域幅及び明示されたレベルレンジで,

レベル直線性誤差が規定する許容差の下限から上限内に維持される定常正弦波入力信号レベルの範囲。単

位はデシベル。


5

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

3.24

レベルレンジ調整器

(level range control)  機器の総合動作を線型動作範囲内に維持するために,入力

信号レベルの変化に対応して機器の感度を調整する装置。

3.25

測定範囲

(measurement range)  任意の公称中心周波数の,

最も感度が低いレベルレンジでの線型動作

範囲の入力信号レベルの上限から,最も感度が高いレベルレンジでの線型動作範囲の入力信号レベルの下

限を減じた値。単位はデシベル。

3.26

アナログフィルタ

(analogue filter)  フィルタ出力を生成させるために,

入力信号に対して連続に動作

するフィルタ。

3.27

標本化データフィルタ

(sampled-data filter)  フィルタ出力を発生させるために,入力信号の標本に対

して動作する演算処理。

3.28

ディジタルフィルタ

(digital filter)  入力データをディジタル化して動作する標本化データフィルタ

の一種。

3.29

実時間動作

(real time operation)  すべての入力データが標本化間隔内で処理され,入力信号のすべて

の標本が等しい重みでフィルタを通過した出力信号レベルに反映されるように,標本化間隔の時間内に各

標本化に関する計算を完遂し,バンドパスフィルタを通した出力信号レベルを生成する標本化データフィ

ルタシステムの動作状態又は能力。

3.30

エリアシングされた周波数成分

(allased frequency components)  時間変動する連続入力信号を,入力

信号の最も高い周波数成分に対して低すぎる周波数で標本化した場合に生じる,標本化データバンドパス

フィルタからの出力信号の偽りの周波数成分。

3.31

アンチエリアシングフィルタ

(anti-allas filter)  エリアシングされた周波数成分の発生を,無視でき

るレベルまで低減させるための低域通過フィルタ。

4.

性能要求事項

4.1

一般

  この規格で規定するオクターブバンド及び 1/N オクターブバンドフィルタの電気応答性能は,

4.13

の基準環境条件下で適用する。

この規格で適用するすべての要求事項を満足する機器を提供するために,10 又は 2 のべきによるオクタ

ーブ比の,任意の設計で実現されるフィルタを使用してよい。

4.2

公称中心周波数

  オクターブバンド又は 1/N オクターブバンドフィルタは,厳密な周波数を適切に

丸めた値である公称中心周波数で識別又は表現する。

附属書 A

に,オクターブバンド及び 1/3 オクターブ

バンドフィルタの厳密な中心周波数及び公称中心周波数を規定する。また,1/4 から 1/24 オクターブバン

ドに対する公称中心周波数を決定する手順を述べる。

4.3

基準減衰量

  製造業者は,通過帯域の基準減衰量を規定する。一つのフィルタセットのすべてのフ

ィルタの基準減衰量は,同一でなければならない。

4.4

相対減衰量

4.4.1

クラス 0,1 又は 2 のオクターブバンドフィルタで,任意のフィルタの相対減衰量は,オクターブ

バンド規準化周波数 f/f

m

=Ωの規定値に対して最小及び最大相対減衰量を与える

表 1

の限界値内になけれ

ばならない。

4.4.2

1

/N オクターブバンドフィルタで,精度の各クラスに対する有限の相対減衰量の限界値に対応する

高周波数側の 1/N オクターブバンド規準化周波数Ω

h

(

1

/

N

)

は,Ω≧1 に対して,次の式で計算される。

Ω

h

(

1

/

N

)

=1+[(G

1

/(

2N

)

−1)/(G

1

/

2

−1)](Ω−1) (10)

Ω<1 に対して,相対減衰量に関して同じ限界値となる低周波数側の 1/N オクターブバンド規準化周波


6

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

数Ω

1

(

1

/

N

)

は,次の式で計算する。

Ω

1

(

1

/

N

)

=1/Ω

h

(

1

/

N

)

(11)

備考

附属書 B

に 1/3 オクターブバンドフィルタに対する最小及び最大相対減衰量限界値の不連続点

での規準化周波数の計算例を示す。

  1  オクターブバンドフィルタの相対減衰量の限界値

最小;最大減衰量限界値 dB

フィルタのクラス

規準化周波数

f

/f

m

=Ω

0 1 2

G

0

−0.15;+0.15

−0.3;+0.3

−0.5;+0.5

G

±

1

/

8

−0.15;+0.2

−0.3;+0.4

−0.5;+0.6

G

±

1

/

4

−0.15;+0.4

−0.3;+0.6

−0.5;+0.8

G

±

3

/

8

−0.15;+1.1

−0.3;+1.3

−0.5;+1.6

G

1

/

2

G

1

/

2

−0.15;+4.5

−0.3;+5.0

−0.5;+5.5

G

±

1

/

2

(

1

)

+2.3;+4.5

+2.0;+5.0

+1.6;+5.5

G

±

1

+18.0;+∞

+17.5;+∞

+16.5;+∞

G

±

2

+42.5;+∞

+42;+∞

+41;+∞

G

±

3

+62;+∞

+61;+∞

+55;+∞

G

4

+75;+∞

+70;+∞

+60;+∞

G

4

+75;+∞

+70;+∞

+60;+∞

注(

1

)  下端帯域端周波数以下の周波数及び上端帯域端周波数以上の周波数で,最大相対減衰量の限界値は

+∞;

図 参照。

4.4.3

オクターブバンドフィルタに対して

表 1

に与える規準化周波数又は 1/N オクターブバンドフィル

タに対して式(10)又は式(11)に従って計算される二つの規準化周波数Ω

a

及びΩ

b

の間の規準化周波数Ω

x

における相対減衰量

ΔA

x

の限界値は,直線補間の関係から決定する。

ΔA

x

ΔA

a

+[

ΔA

b

ΔA

a

] [log

10

x

a

)/log

10

b

a

)]  (12)

                      ここに,

ΔA

a

:規準化周波数Ω

a

での相対減衰量の限界値

ΔA

b

:規準化周波数Ω

b

での相対減衰量の限界値

4.4.4

図 1

に,オクターブバンドフィルタの相対減衰量の最小及び最大限界値を図示する。また,

図 1

は,相対減衰量の最小及び最大限界値が帯域端周波数で不連続に変化し,

表 1

の不連続点となる規準化周

波数の間では相対減衰量の変化は直線的であることを示す。


7

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

  1  オクターブバンドフィルタ・クラス の相対減衰量の最小及び最大限界値の図解

4.5

フィルタ積分応答

4.5.1

デシベルで表したバンドパスフィルタのフィルタ積分応答

Δは,次の式で算出する。

ΔB=10 log

10

(B

e

/B

r

) (13)

                      ここに,B

e

:規準化実効帯域幅

                              B

r

:同一中心周波数に対する式(9)による規準化基準帯域幅

4.5.2

厳密な中心周波数 f

m

の任意のフィルタの規準化実効帯域幅は,次の式で表される。

B

e

ò

0

m

1

.

0

d

10

m

)

/

(

)

/

(

f

f

f

f

A

Δ

(14)

                      ここに,

Δ

A

(f/f

m

):連続相対減衰フィルタ応答で,単位はデシベル。

実際には,式(14)の積分は,数値計算される(5.4 を参照)。

4.5.3

一つの機器内の各バンドパスフィルタのフィルタ積分応答は,クラス 0,1 及び 2 の機器で,それ

ぞれ±0.15 dB,±0.3 dB 及び±0.5 dB 以内とする。

4.6

線型動作範囲

4.6.1

すべてのフィルタ帯域幅,及び備えていれば平たん周波数特性並びに利用できる各レベルレンジの,

線型動作範囲及びレベル直線性誤差はクラス 0,1 及び 2 のフィルタで,それぞれ少なくとも 60 dB,50 dB

及び 40 dB の線型動作範囲にわたり±0.3 dB,±0.4 dB 及び±0.5 dB 以内とする。

4.6.2

二つ以上のレベルレンジを備えている場合,その線型動作範囲はクラス 0 及び 1 のフィルタで少な

くとも 40 dB,クラス 2 のフィルタで少なくとも 30 dB 重なり合うものとする。


8

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

4.6.3

二つ以上のレベルレンジを備える場合,それが基準レベルレンジでなければ,最も感度の高いレン

ジの線型動作範囲が狭くなることが許される。

4.6.4

表示部が一体となったフィルタ,若しくはその出力が外部表示器又はその他のシステムに転送され

るフィルタで,表示範囲が線型動作範囲より大きい場合,製造業者は,線型動作範囲外で維持されるレベ

ル直線性誤差を明示する。

4.7

実時間動作  周波数を一定速度に対数的に変化させたとき,一定振幅正弦波入力信号に応答する出

力信号のレベルが,クラス 0 及びクラス 1 の機器で理論的出力信号レベルの±0.3 dB 以内,クラス 2 の機

器で±0.5 dB 以内となる帯域幅及び対応する周波数範囲を,製造業者は明示する。一定振幅の掃引周波数

の正弦波入力信号に対する出力信号レベルの理論値を 5.6 に与える。

4.8

アンチエリアシングフィルタ  標本化データ又はディジタルフィルタシステムには,アナログ又は

ディジタルの適切なアンチエリアシングフィルタを含む。アンチエリアシングフィルタは,入力信号のエ

リアシングされた周波数成分を生成し,

表 の該当する最小減衰量限界値の最も大きな値を超えるような

相対減衰量特性を引き起こす,入力信号と標本化処理との間の干渉を最小限としなければならない。

4.9

出力信号の和  二つの隣接するオクターブ又は 1/N オクターブ中心周波数の間の任意の周波数の正

弦波入力信号で,(a)入力信号のレベルから基準減衰量を減じたレベルと,(b)規定するフィルタ帯域幅の

多数のフィルタからの時間平均出力信号の和のレベルとの差は,クラス 0,1 及び 2 の機器で,それぞれ±

1.0 dB

,+1.0;−2.0 dB 及び+2.0;4.0 dB 以内とする。

4.10

平たん周波数特性  機器が,周波数に独立な(いわゆる“平たんな”)伝送範囲をもつならば,製造

業者は,クラス 0,1 及び 2 のフィルタで,それぞれ,その相対減衰量が基準周波数における相対減衰量の,

±0.15 dB,±0.3 dB 及び±0.5 dB 以内となる周波数範囲を明示する。平たん周波数特性での相対減衰量の

測定のための基準減衰量は,バンドパスフィルタに対する相対減衰量に等しい。

4.11

最大入力信号  製造業者は,その機器内のすべてのフィルタがこの規格の要求事項に適合する,各

レベルレンジの正弦波入力信号の最大実効電圧を明示する。

4.12

終端インピーダンス  製造業者は,機器の適切な動作を確実とするための入力及び出力終端インピ

ーダンスを明示する。

4.13

基準環境条件  基準環境条件は,周囲温度 20  ℃,相対湿度 65  %,大気圧 101.325 kPa とする。

4.14

環境変化による影響

4.14.1

周囲温度  0  ℃から+50  ℃を最小範囲とする気温で,機器で使用可能なすべてのフィルタの公称

中心周波数での相対減衰量は,基準環境条件の同一周波数の相対減衰量からの変化は,クラス 0,1 及び 2

のフィルタで,それぞれ±0.15 dB,±0.3 dB 及び±0.5 dB 以内とする。

4.14.2

相対湿度  製造業者は,機器が連続使用可能な相対湿度及び対応する周囲温度の範囲を明示する。

相対湿度 75  %の湿度雰囲気,+40  ℃の周囲温度及び供試機器の内部部品に結露がない条件に 24 時間暴

露後,その機器で用い得るすべてのフィルタの公称中心周波数での相対減衰量が,基準環境下の同一周波

数での相対減衰量からの変化は,クラス 0,1 及び 2 のフィルタで,それぞれ±0.15 dB,±0.3 dB 及び±

0.5 dB

以内とする。

4.14.3

交流磁場  フィルタセットの動作に対する,50 Hz 又は 60 Hz(及び基本周波数の高調波)の交流磁

場の影響は,実用上問題とならないように減少させる。

4.14.4

静電放電  フィルタセットの動作に対する静電放電の影響は, 実用上問題とならないように減少

させる。


9

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

4.14.5

無線周波数磁場  フィルタセットの動作に及ぼす無線周波数電磁場の影響は,実用上問題とならな

いように減少させる。

4.15

電源のチェック  電池を必要とする機器では,この規格のすべての要求事項に従い機器が動作する

ために十分な電源が供給されていることを確認するための適切な方法を備える。

5.

試験方法

5.1

一般  この箇条では,フィルタセットの性能が,4.に規定する許容差内で維持し続けていることを決

定するための型式評価又は定期検査として行われるであろう試験方法を記述する。製造業者は,この規格

の要求事項に対する適合性を示すために,5.に述べる方法に替わる等価な試験を用いてもよい。

附属書 C

に,型式評価及び定期的検査で行うことのある推奨試験を示す。

すべての試験は,4.13 の基準環境条件を基準とする。供試機器は,電源に接続し,電源を投入し,すべ

ての試験の開始前に,少なくとも製造業者が規定する最小時間は動作させる。

5.2

試験機器

5.2.1

実時間動作の周波数限界を求める試験を除いて,4.の要求事項に従うことを示すすべての試験は,

種々の周波数及び信号レベルの定常正弦波信号を利用する。実時間動作の周波数限界を決定する試験は,

周波数を対数的に一定速度で変化又は掃引する一定振幅正弦波信号を使用する。信号発生器は,供試機器

内のすべてのフィルタ,すべてのフィルタ帯域幅の相対減衰量試験に必要とされる周波数範囲にわたって

正弦波試験信号を発生できる性能をもつ。

備考  試験周波数の間隔は,式(15)で与える。

5.2.2

すべての周波数で,信号発生器の出力での定常正弦波信号の寄生成分を含む全ひず(歪)みは,試験

に使用する最大信号レベルで 0.01  %以下とする。正弦波試験信号の周波数は,表示周波数の±0.01  %以

内の精度とする。

5.2.3

定常正弦波試験信号のレベルは,少なくとも 80 dB の範囲で変化させることのできる性能とする。

5.2.4

騒音計の要求事項に適合する測定装置とともに動作するように設計されたバンドパスフィルタで

は,その装置の指示表示器を,フィルタセットからの出力信号レベルの測定に使用することが望ましい。

5.2.5

ディジタル数値読取装置,又は製造業者が規定するディジタルフォーマットでの出力を備える(例

えば,ディジタルインタフェース接続を通した)フィルタセットでは,出力のレベルは,読み取った数値又

は適切な記録装置へのディジタル出力によって求めることが望ましい。

5.2.6

ディジタル実時間動作の試験では,周波数掃引信号発生器の出力レベルは既知であり,選択した公

称中心周波数にわたって,公称信号レベルの±0.1 dB 以内で一定とする。周波数掃引が網羅する周波数範

囲の各 10:1 の周波数比において,試験信号の周波数を変化する対数速度は,公称周波数掃引速度の±1  %

以内で一定とする。

5.3

相対減衰量

5.3.1

フィルタセットの各フィルタの相対減衰量特性は,基準レベルレンジで測定する。入力信号レベル

は,線型動作範囲上限から 1 dB 以内とする。

5.3.2

必要であれば,製造業者が規定するインピーダンスで機器の入力及び出力を終端し,フィルタセッ

トの入力に定常正弦波信号を加える。適切な周波数で,入力及び出力信号のレベルを測定する。

5.3.3

型式評価試験,及びその他のフィルタ評価試験(試験信号の周波数及び入出力信号レベルの測定が

プログラムによって自動的に制御される試験)では,正弦波試験信号の周波数は,厳密な中心周波数を中心

として,できれば,対数目盛上で等間隔に配置する。S をフィルタ帯域幅当たりの試験周波数の数とする


10

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

と,番目の試験信号の規準化周波数 f

i

/f

m

は,次の式で算出する。

f

i

/f

m

=[G

1

/(

NS

)

]

i

(15)

                      ここに,i:ゼロを含む正又は負の整数

フィルタ帯域幅当たりの試験周波数の数 S は,24 以上とする。周波数による相対減衰量の変化が大きい

場合,試験周波数の数はフィルタ帯域幅当たり 24 を超えるように増やす。帯域幅当たりの試験周波数の数

は,フィルタ積分応答の計算値が,1/10 デシベルの分解能で S と無関係になるまで 12 ずつ増加する。

5.3.4

任意の周波数 での相対減衰量

Δ

A

(f/f

m

)は,式(8)で算出する。

5.3.5

4.4

の相対減衰量の要求事項に対する適合性の定期検査では,入力信号周波数は,

表 の規準化周

波数Ωに対応する 17 個の,オクターブ又は 1/N オクターブ規準化周波数に限定してもよい。1/N オクタ

ーブバンドフィルタに対する実際の試験周波数は,オクターブバンド規準化周波数と規定された帯域幅の

規準化周波数との関係を定める式(10)及び式(11)から計算する。

5.4

フィルタ積分応答

5.4.1

フィルタ積分応答は,規準化実効帯域幅に対する式(14)の積分表現の数値解に基づく式(13)から,

5.3

に記述するように測定した相対減衰量を用いて決定する。

5.4.2

フィルタセットの各フィルタで,式(14)の数値積分の推奨手順は,次の式に従って要素面積の総和

を求める台形則による。

B

e

)]

(

)

[(

}

{

m

m

1

)

/

(

1

.

0

)

/

(

1

.

0

/

/

10

10

2

1

m

1

m

f

f

f

f

i

i

n

i

n

i

f

f

A

f

f

A

i

i

=−

å

Δ

Δ

(16)

                      ここに,

Δ

A

(f

i

/f

m

):番目の規準化試験周波数で測定した相対減衰量

n

:任意のフィルタ帯域幅及び精度のクラスに対して,少なくと

も 5S=120 以上

5.5

線型動作範囲

5.5.1

入力での信号レベルの変化によるフィルタセットの応答の直線性は,定常正弦波信号で試験する。

線型動作範囲は,少なくともこの規格の要求事項への適合性を要求されるすべての帯域幅での最低及び最

高公称中心周波数のフィルタに対して測定する。平たん周波数特性を備えている場合,少なくとも製造業

者が示す平たん周波数特性の最低及び最高周波数で測定する。

5.5.2

各試験周波数で,任意のレベルレンジのレベル直線性誤差は,入力信号レベルを 5 dB 以下で段階

的に変化させ 3.22 の定義に従って決定する。線型動作範囲の下限及び上限値を決定するために,入力信号

レベルの段階的変化を 1 dB まで減少させる。

5.5.3

測定中の平均化時間は,低い入力信号レベルにおいて内部で発生する雑音の影響を考慮し,安定な

指示を得るために十分長くする。

5.5.4

製造業者が推奨するならば,線型動作範囲に対する 4.6 の要求事項は,二つの正弦波信号で構成さ

れる一つの複号信号で検証されてもよい。一つの信号は試験信号であり,他方は線型動作範囲の上限より

20 dB

低い一定レベルで,4.4 に与えるフィルタ応答の相対減衰量に対する許容最小限界の最大値に対する

周波数範囲内の試験周波数より高い又は低い周波数の補助信号である。

5.6

実時間動作

5.6.1

フィルタが実時間で動作する周波数範囲は,掃引周波数試験で決定する。

5.6.2

機器の出力において読取装置が指示する時間平均又は等価連続出力信号レベル L

0

は,一定振幅の

正弦波信号が入力に加えられ,ある帯域幅でのすべてのフィルタの周波数範囲にわたり信号の周波数を対

数的に一定の速さで変化させた場合,すべてのフィルタに対して同一であることが望ましい。


11

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

5.6.3

与える周波数掃引正弦波入力信号に対し,相対減衰量が実際のフィルタの基準減衰量に等しく帯域

端周波数外では無限大減衰量であるフィルタが,出力において指示する時間平均出力信号レベルの理論値

L

c

は,次の式で与えられる。

L

c

L

in

A

ref

+10 log

10

{

(T

sweep

/T

ave

)[log

10

(f

2

/f

1

)/log

10

(f

end

/f

start

)]} dB  (17)

                      ここに,L

in

:一定振幅入力信号の時間平均信号レベルの測定値

T

sweep

:開始周波数 f

start

から終了周波数 f

end

まで対数速度で掃引するために

必要な時間

f

1

及び f

2

:帯域端周波数

T

ave

:出力信号レベル L

0

を測定するために選択した平均時間

備考  式(17)の log

10

(f

2

/f

1

)は,10 のべきによる系で 3/(10N),2 のべきによる系で(1/N)log

10

(2)であ

る。

5.6.4

時間平均出力レベルの測定値 L

0

,対応する時間平均出力レベルの一定の理論値 L

c

,及びフィルタ

積分応答の測定値

Δ

B

の差

δ

は,次の式で与えられる。

δ

L

0

Δ

B

L

c

(18)

5.6.5

実時間動作の試験は,基準レベルレンジで行う。入力信号レベルは,基準レベルレンジの線型動作

範囲上限より 3 dB 低くする。対数周波数掃引速度は,そのフィルタ帯域幅に適切でありフィルタ通過帯域

の相対減衰量の正確な測定ができるように十分に遅くする。掃引開始周波数 f

start

は,そのフィルタ帯域幅

に対する最低公称中心周波数の約半分とする。掃引終了周波数 f

end

は対応する最高公称中心周波数の約 2

倍とする。平均時間 T

ave

は,総掃引時間より少なくとも 5 秒長くする。

備考1.  対数掃引率,単位毎秒“ディケード”は,次の式で定義する。

[log

10

(f

end

/f

start

)]/T

sweep

                      ここに,f

end

:掃引終了周波数

f

start

:掃引開始周波数

T

sweep

:秒を単位とした掃引時間

2.

掃引率は,毎秒 0.5“ディケード”(又は毎秒 1.6“オクターブ”)以下であることが望ましい。

参考  ディケード(decade)とは,10 倍の周波数比を表す。

5.6.6

時間平均の開始後,3 秒以内に周波数掃引を開始し,f

start

から f

end

までの周波数範囲を 1 回掃引する。

時間平均出力信号レベルを測定し,式(18)に従う出力信号レベルの計算値と比較する。その機器で使用で

きるすべてのフィルタ帯域幅に対して,差δの絶対値が 4.7 の許容差を最初に超過する公称中心周波数が,

実時間動作の下限及び上限周波数を定義する。

5.7

アンチエリアシングフィルタ

5.7.1

標本化データフィルタに対し,入力信号の不要スペクトル成分を十分に減衰させるためのアンチエ

リアシングフィルタの性能試験は,入力に定常正弦波信号を加えて実施する。入力信号レベルは,基準レ

ベルレンジの線型動作範囲上限に等しくする。

5.7.2

その機器に使用可能な各フィルタ帯域幅に対し,入力試験信号の周波数は,該当する標本化周波数

からその帯域幅のフィルタセットの全周波数範囲の各 1:10 の周波数比ごとに少なくとも一つのフィルタ

の公称中心周波数を減じたものとする。例えば,20 Hz から 20 kHz の公称中心周波数の範囲では,20 Hz

から 200 Hz の範囲内から一つ,200 Hz から 2 kHz の範囲内から一つ,2 kHz から 20 kHz の範囲内から一

つを選択する。


12

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

5.7.3

各試験周波数で,出力信号のレベルは入力信号のレベルから最小相対減衰量の最大値に関する

表 1

から該当する限界値を減じたもの以下とする。

5.8

出力信号の和

5.8.1

j

は,フィルタセット内の一つのフィルタを表し,j−1 及び j+1 は j 番目の低い方と高い方の,中

心周波数が隣接するフィルタを表すものとする。

Δ

A

j

Δ

A

j

1

及び

Δ

A

j

1

は,それぞれ,任意の試験周波

数での三つのフィルタの相対減衰量の測定値を表す。

5.8.2

S

が 5.3 の要求事項に従い実施した相対減衰量試験でのフィルタ帯域幅当たりの周波数の数に等し

いとき,M は S/2 以下の最大整数とし,i は式(15)に従う相対減衰量の測定に対する周波数 f

i

を算出する

ための−M から+M までの任意の整数とする。

5.8.3

厳密な中心周波数が f

m

である j 番目のフィルタの下端及び上端周波数間の任意の周波数で,入力信

号のレベルから基準減衰量を減じたものと出力信号の和のレベルとの差

Δ

P

(f

i

)は,次の関係で決定され

る。

Δ

P

(f

i

)=10 log

10

[10

0.1ΔA

j

1

+10

0.1ΔA

j

+10

0.1ΔA

j

1

] dB  (19)

                      ここに,

Δ

A

j

1

:j−1 番目のフィルタの規準化周波数 G

[

i

/(

NS

)+

1

/

N

]

での相対減衰量

測定値

Δ

A

j

:j 番目のフィルタの規準化周波数 G

[

i

/(

NS

)]

での相対減衰量測定値

Δ

A

j

1

:j+1 番目のフィルタの規準化周波数 G

[

i

/(

NS

)−

1

/

N

]

での相対減衰量

測定値

5.8.4

試験は,フィルタセットの最低中心周波数から最大中心周波数まで行う。

5.8.5

すべてのフィルタ帯域幅で,隣接する二つのオクターブ又は 1/N オクターブバンド中心周波数の

間の任意の周波数で式(19)に従い計算される差

Δ

P

(f

i

)は,4.9 の許容差内とする。

5.9

平たん周波数特性  平たん周波数特性を備えるフィルタセットでは,4.10 の相対減衰量に関する許

容差が維持される周波数範囲の広がりは,入力に対し定常レベル正弦波信号を加え,対応する出力信号レ

ベルを記録して試験する。入力信号レベルは,基準レベルレンジの基準入力信号レベルと等しくする。試

験信号の周波数は,製造業者が明示する平たん周波数範囲の下限及び上限,並びに上限及び下限の間のオ

クターブバンドフィルタの公称中心周波数を含む。

5.10

基準条件からの変化に対する感度  周囲温度の範囲に関しては 4.14.1 に,相対湿度の影響に関して

は 4.14.2 に与える要求事項にフィルタが適合することを確認する試験を行う。温度試験の各周囲温度での

暴露時間は,供試機器が周囲温度と平衡することができるように十分長くする。

5.11

静電放電に対する感度  製造業者は,IEC 60801-に従い静電放電の影響を決定することが望まし

い。

5.12

無線周波数電磁場に対する感度  製造業者は,IEC 60801-に従い無線周波数電磁場の影響を決定す

ることが望ましい。

6.

機器の表示  この規格のすべての要求事項を満足するフィルタセットは,“YYY  バンドフィルタ,ク

ラス  X,JIS C 1514:2002”と表示する。ここで,YYY は,例えばオクターブというような帯域幅,及び

X

は,0,1 又は 2 の該当するものである。また,フィルタセットには,可能であれば,製造業者の名称,

型式及び製造番号を表示する。

7.

取扱説明書  フィルタセットの取扱説明書には,少なくとも次の事項を記載する。


13

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

a

)  フィルタセットの,(二つ以上のチャネルが使用可能ならば)各分析チャネルで使用可能なすべての公

称帯域幅のすべてのフィルタが,この規格のすべての要求事項を,ある精度のクラスの許容差内で適

合することの記述。

b

)  フィルタの設計を達成するために選択した解析的手法の解説。

c

)  ディジタル又は標本化データフィルタでは,該当する各種フィルタの標本化周波数。

d

)  使用可能な各分析チャネルで,

附属書 の指針に従う使用可能な各フィルタ幅のすべてのフィルタの

公称中心周波数の一覧。

e

)  オクターブ周波数比を決定するために選択した,10 のべきによる系か 2 のべきによる系かの記述。

f

)  基準レベルレンジ

g

)  基準入力信号レベル

h

)  基準減衰量

i

)  線型動作範囲及び線型動作範囲外で表示される出力信号レベルの直線性許容差(最大レベル直線性誤

差)。

j

)  各レベルレンジで,測定が線型動作範囲内で行われることを保証する機器の推奨操作方法。

k

)  使用可能な各公称帯域幅で,実時間動作の周波数範囲並びに過渡及び時間変動信号の実時間スペクト

ル分析に関連するその他の情報。

l

)  使用可能であれば,平たん周波数特性の公称周波数範囲。

m

)  機器の範囲内のすべての周波数の,各レベルレンジでの正弦波入力信号の最大実効電圧。

n

)  必要であれば,その機器の入力及び出力での望ましい終端インピーダンスの実部及び虚部。

o

)  それを超過した場合,機器に恒久的損傷を与える結果を及ぼす,温度限界及び対応する暴露時間。

p

)  交流磁場源に近接した機器の使用に関する制限。

q

)  特に低湿度条件での,静電放電源に近接する機器の動作に関する制限。

r

)  無線周波数電磁場源に近接する機器の動作に関する制限。

s

)  電池で動作するならば,検査時に電池から供給される電力がすべての該当する許容範囲内で機器が動

作するのに十分であることを確認する推奨手法。

t

)  フィルタセットが騒音計又は等価な機器と接続して動作することを意図しているならば,その機器の

特定。

u

)  通常使用する周囲温度中に温度平衡に達するまで十分長い時間放置したフィルタセットに通電後,該

当するすべての周囲温度に対しフィルタのかかった出力信号レベルが,この規格の要求事項に従うよ

うになるまでに必要な最大時間。

v

)  フィルタセットがこの規格の性能要求事項の該当する許容差内であることを証明するための試験の実

施,及びクラスに対する精度の許容差内のフィルタのかかった出力信号を得るための機器の使用法に

関して要求されるすべての付加情報。


14

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

附属書 A(参考)  中心周波数

A.1

オクターブ及び 1/3 オクターブバンドフィルタの厳密な中心周波数及び公称中心周波数を

表 A.1 

示す。厳密な中心周波数は,式(3)又は式(4)から有効数字 5 けたで計算した。正確な値は,†で表示した。

A.2

3.2

に定義するオクターブ周波数比及び 1/4 から 1/24 を含む帯域幅を表す分数のいずれでも,厳密

な中心周波数は,式(1)のオクターブ周波数比の 10 のべきとするものに対し,式(3)又は式(4)の該当する

ものから計算する。

A.3

厳密な中心周波数の最大けた(すなわち,最も左側)の数値が 1 と 4 の間である場合,計算した公称

中心周波数は,有効数字 3 けたで丸める。

A.4

厳密な中心周波数の最大けたの数値が 5 と 9 の間である場合,計算した公称中心周波数は,有効数

字 2 けたに丸める。

例えば,

G

=10

3

/

10

の 10 のべきによる系で,

1

/N=1/24 及び x=−111 の式(4)による厳密な中心周波数は,

有効数字 5 けたで 41.567 Hz である。対応する公称中心周波数は,41.6 Hz となる。x=+75 では,厳密な

中心周波数は,有効数字 5 けたで 8 758.2 Hz であり,対応する公称中心周波数は 8 800 Hz となる。

A.5

帯域幅を表す分数の分母 が 24 を超える場合,すべての 1:10 の周波数比の中の公称中心周波数が

唯一の値を与えるように,有効数字のけた数を増やす。


15

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

 A.1  可聴範囲におけるオクターブバンド及び 1/オクターブバンドの中心周波数

指数

10

のべきによる厳密

な中心周波数

f

m

,(10

x

/

10

)(1 000) Hz

2

のべきによる厳密な中

心周波数

f

m

,(2

x

/

3

)(1 000) Hz

公称中心周波数

Hz

1

/3 オクターブ

オクターブ

−16

    25.119

    24.803

    25

−15

    31.623

    31.250

        31.5

−14

        39.811

        39.373

        40

−13

    50.119

    49.606

    50

−12

    63.096

    62.500

        63

−11

        79.433

        78.745

        80

−10

   100.00

    99.213

  100

−9

   125.89

   125.00

   125

−8

   158.49

   157.49

   160

−7

   199.53

   198.43

   200

−6

   251.19

   250.00

   250

−5

   316.23

   314.98

   315

−4

   398.11

   396.85

   400

−3

   501.19

   500.00

   500

−2

   630.96

   629.96

   630

−1

   794.33

   793.70

   800

   0

 1 000.0

1

000.0

1

000

   1

 1 258.9

 1 259.9

 1 250

   2

 1 584.9

 1 587.4

 1 600

   3

 1 995.3

 2 000.0

2

000

   4

 2 511.9

 2 519.8

 2 500

   5

 3 162.3

 3 174.8

 3 150

   6

 3 981.1

 4 000.0

4

000

   7

 5 011.9

 5 039.7

 5 000

   8

 6 309.6

 6 349.6

 6 300

   9

 7 943.3

 8 000.0

8

000

  10

10 000

10 079

10 000

    11

12 589

12 699

12 500

  12

15 849

16 000

† 16

000

    13

19 953

20 159

20 000

備考1.  厳密な中心周波数は,†で表示した厳密な値を除き,有効数字 5 けたまで式(3)及び式(4)から計算した。

2.

オクターブ及び 1/3 オクターブバンドフィルタのその他の公称中心周波数は,ISO 266 を参照する。


16

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

附属書 B(参考)  1/オクターブバンドフィルタに対する最大及び最小相対

減衰量限界の不連続点での規準化周波数

B.1

この附属書は,1/3 オクターブバンドフィルタ,すなわち,1/N=1/3 での最大及び最小相対減衰量

の限界値の規準化周波数の計算例を示す。

B.2

最初の計算として,Ω=G

1

/

8

とする。式(10)から,高い周波数での不連続点が,次の一般的な関係

から求まる。

Ω

h

(

1

/

3

)

=1+[(G

1

/

6

−1)/(G

1

/

2

−1)](G

1

/

8

−1)

B.3

 10

のべきによる系では,G=10

3

/

10

として計算する。

Ω

h

(

1

/

3

)

=1+[(10

1

/

20

−1)/(10

3

/

20

−1)](10

3

/

80

−1)

≅ 1.026 67

B.4

2

のべきによる系では,G=2 として計算する。

Ω

h

(

1

/

3

)

=1+[(2

1

/

6

−1)/(2

1

/

2

−1)](2

1

/

8

−1)

≅ 1.026 76

B.5

式(11)から,対応する低い周波数での不連続点が求まる。

Ω

l

(

1

/

3

)

≅ 0.974 02    10 のべきによる系

及び

Ω

l

(

1

/

3

)

≅ 0.973 94    2 のべきによる系

B.6

表 のオクターブバンド不連続点周波数に式(10)及び式(11)を適用し,1/3 オクターブバンドフィル

タに対する

表 B.1 の規準化周波数を得る。


17

C 1514

:2002 (IEC 61260:1995)

   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

 B.1  1/オクターブバンドフィルタの相対減衰量の限界値

最大;最小の減衰量の限界値 dB

規準化周波数 f/f

m

Ω

h

及びΩ

l

フィルタのクラス

10

のべきによる系

2

のべきによる系

0 1 2

1.000 00

1.000 00

−0.15;+0.15

−0.3;+0.3

−0.5;+0.5

1.026 67

1.026 76

0.974 02

0.973 94

−0.15;+0.2

−0.3;+0.4

−0.5;+0.6

1.055 75

1.055 94

0.947 19

0.947 02

−0.15;+0.4

−0.3;+0.6

−0.5;+0.8

1.087 46

1.087 76

0.919 58

0.919 32

−0.15;+1.1

−0.3;+1.3

−0.5;+1.6

<1.122 02

<1.122 46

>0.891 25

>0.890 90

−0.15;+4.5(

1

)

−0.3;+5.0(

1

)

−0.5;+5.5(

1

)

>1.122 02

>1.122 46

<0.891 25

<0.890 90

+2.3;+4.5(

1

)

+2.0;+5.0(

1

)

+1.6;+5.5(

1

)

1.294 37

1.295 65

0.772 57

0.771 81

+18.0;+∞

+17.5;+∞

+16.5;+∞

1.881 73

1.886 95

0.531 43

0.529 96

+42.5;+∞

+42;+∞

+41;+∞

3.053 65

3.069 55

0.327 48

0.325 78

+62;+∞

+61;+∞

+55;+∞

≧5.391 95

≧5.434 74

≦0.185 46

≦0.184 00

+75;+∞

+70;+∞

+60;+∞

注(

1

)  下端周波数以下の周波数及び上端周波数以上の周波数で,最大相対減衰量の限界値は+∞である。


   

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

附属書 C(参考)  バンドパスフィルタの電気性能特性の

  検証に関する推奨事項

C.1

この附属書は,4.の性能要求事項の 5.に与える方法によっていずれを型式評価で,いずれを定期検定

で確認することが望ましいかを示す。4.及び 5.の関連する細分した箇条の番号を括弧内に記す。欄内の X

は,実行することが望ましい試験を示し,―は,実行しなくてもよいことを示す。

試験すべき特性

型式評価

定期検定

1

  相対減衰量  (4.45.3) X

X

(周波数を減らす)

2

  フィルタ積分応答  (4.55.4) X

3

  線型動作範囲  (4.65.5) X

X

4

  実時間動作  (4.75.6) X

5

  アンチエリアシングフィルタ  (4.85.7) X

X

6

  出力信号の和  (4.95.8) X

X

7

  平たん周波数レスポンス  (4.105.9) X

(備えられる場合) X

(備えられる場合)

8

  周囲温度による影響  (4.14.15.10) X

9

  湿度による影響  (4.14.25.10) X  ―

日本工業標準調査会標準部会 計測計量技術専門委員会 構成表

     氏名

      所属

(委員会長)   杉  浦      賢       財団法人ファナック FA ロボット財団

(委員)

井  戸  一  朗

社団法人日本電気計測器工業会

伊  藤  尚  美

社団法人日本計量機器工業連合会

今  井  秀  孝

独立行政法人産業技術総合研究所

大  園  成  夫

東京電機大学

梶  村  皓  二

財団法人機械振興協会

苅  谷  道  郎

株式会社ニコン映像カンパニー

河  野  嗣  男

東京都立科学技術大学

齊  藤  照  博

独立行政法人製品評価技術基盤機構適合性評価センター

高  辻  乗  雄

日本精密測定機器工業会

山  田  範  保

環境省大臣官房