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C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人電子情報技術産業協会 (JEITA) か

ら,

工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,

経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 62090 : 2002,Product package labels

for electronic components using bar code and two-dimensional symbologies を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS C 0807

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(参考)容器包装用標準−データ識別子 “3N” 使用

附属書 B(参考)用語集

附属書 C(参考)ラベルデザインにおけるシンボルの選択

附属書 D(参考)ラベル品質の特徴−ラベル接着剤の特性及びマークの耐久性


C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

3

4.

  ラベルデータの内容及び要求事項

3

4.1

  データ項目

3

4.2

  データ表示

7

4.3

  必す(須)及び任意データ項目の機械読み可能な符号化と目視可能情報に関する規則

9

4.4

  データキャリア

12

4.5

  ラベルサイズ,レイアウト及びちょう(貼)付位置

14

附属書 A(参考)容器包装用標準−データ識別子  “3N”  使用

17

附属書 B(参考)用語集

20

附属書 C(参考)ラベルデザインにおけるシンボルの選択

28

附属書 D(参考)ラベル品質の特徴−ラベル接着剤の特性及びマークの耐久性

30

 


日本工業規格

JIS

 C

0807

:2005

(IEC 62090

:2002

)

バーコード及び二次元シンボルを使用した

電子部品用容器包装ラベル

Product package labels for electronic components using bar code and

two-dimensional symbologies

序文  この規格は,2002 年に第 1 版として発行された IEC 62090,Product package labels for electronic

components using bar code and two-dimensional symbologies を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更す

ることなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,自動実装用の電子及び電気部品の容器包装ラベルに適用する。これらのラベ

ルには,バーコード(一次元シンボル)及び二次元 (2D) シンボルを使用する。ただし,電子及び電気部

品本体へのラベル表示及び出荷用のラベル表示には,この規格を適用しない。また,小売の販売ルートで

用いる電子及び電気部品の容器包装ラベルにも,この規格を適用しない。

一般に,バーコード及び二次元シンボルは,電子機器の自動実装組立てラインにおける自動識別及び自

動実装用に使用される。所期の目的には,生産ラインの容器包装,在庫及び内部流通の管理を自動化する

システムを含んでいる。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

IEC 62090 : 2002

, Product package labels for electronic components using bar code and

two-dimensional symbologies (IDT)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発効年又は発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格

の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年又は発行年を付記してい

ない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 0806-1 : 1999

  自動実装用部品のパッケージング−第 1 部:アキシャルリード線端子部品の連続

テープによるパッケージング

備考  IEC 60286-1 : 1997  Packaging of components for automatic handling−Part 1 : Tape packaging of

components with axial leads on continuous tapes が,この規格と一致している。

JIS C 0806-2 : 1999

  自動実装用部品のパッケージング−第 2 部:ラジアルリード線端子部品の連続テ

ープによるパッケージング

備考  IEC 60286-2 : 1997  Packaging of components for automatic handling−Part 2 : Tape packaging of


2

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

components with unidirectional leads on continuous tapes からの引用事項は,この規格の該当事

項と同等である。

JIS C 0806-3 : 1999

  自動実装用部品のパッケージング−第 3 部:表面実装部品の連続テープによるパ

ッケージング

備考  IEC 60286-3 : 1997  Packaging of components for automatic handling−Part 3 : Packaging of

leadless components on continuous tapes からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS X 0301 : 2002

  情報交換のためのデータ要素及び交換形式−日付及び時刻の表記

備考  ISO 8601 : 1988  Data elements interchange formats−Information interchange−Representation of

dates and times が,この規格と一致している。

JIS X 0304 : 1999

  国名コード

備考  ISO 3166-1 : 1997  Codes for representation of names of countries and their subdivisions−Part 1 :

Country codes が,この規格と一致している。

JIS X 0503 : 2000

  バーコードシンボル−コード 39−基本仕様

備考  ISO/IEC 16388 : 1999   Information technology − Automatic identification and data capture

techniques−Bar code symbology specifications−Code 39 からの引用事項は,この規格の該当事

項と同等である。

JIS X 0504 : 2003

  バーコードシンボル−コード 128−基本仕様

備考  ISO/IEC 15417 : 2000   Information technology − Automatic identification and data capture

techniques−Bar code symbology specification−Code 128 からの引用事項は,この規格の該当事

項と同等である。

JIS X 0510 : 1999

  2 次元コードシンボル−QR コード−基本仕様

備考  ISO/IEC 18004 : 2000   Information technology − Automatic identification and data capture

techniques−Bar code symbology−QR Code からの引用事項は,この規格の該当事項と同等で

ある。

JIS X 0531 : 2003

  情報技術−EAN/UCC アプリケーション識別子と FACT データ識別子,及びその管

備考  ISO/IEC 15418 : 1999  Information technology−EAN/UCC Application Identifiers and Fact Data

Identifiers and Maintenance が,この規格と一致している。

JIS X 0532-1 : 2003

  情報技術−固有の輸送単位識別子−パート 1:総論

備考  ISO/IEC 15459-1 : 1999  Information technology−Unique identification of transport units−Part

1 : General が,この規格と一致している。

JIS X 0532-2 : 2003

  情報技術−固有の輸送単位識別子−パート 2:登録手順

備考  ISO/IEC 15459-2 : 1999  Information technology−Unique identification of transport units−Part

2 : Registration procedures が,この規格と一致している。

JIS X 0533 : 2003

  情報技術−大容量自動認識情報媒体のための転送構文

備考  ISO/IEC 15434 : 1999  Information technology−Transfer syntax for high capacity ADC media が,

この規格と一致している。

IEC 60194 : 1999

  Printed board design, manufacture and assembly−Terms and definitions

IEC 60286-4 : 1997

  Packaging of components for automatic handling−Part 4 : Stick magazines for

electronic components encapsulated in packages of form E and G


3

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

IEC 60286-5 : 1995

  Packaging of components for automatic handling−Part 5 : Matrix trays

IEC  60286-6  :  1998

  Packaging of components for automatic handling−Part 6 : Bulk case packaging for

surface mounting components

ISO/IEC 15438 : 2001

  Information technology−Automatic identification and data capture techniques−Bar

code symbology specifications−PDF 417

ISO/IEC 16022 : 2000

  Information technology−International symbology specification−Data matrix

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

3.1

電子及び電気部品  組立ての第一段階で使用する電子及び電気部品(例えば,未使用回路基板,集

積回路,コンデンサ,ダイオード,電子モジュール,スイッチ,放熱板,電子・電気用コネクタなど)

3.2

容器包装  供給者が定義する,部品の商取引上の単位の包装。該当する場合には,保護,構造的整

列又は自動実装のための方法を含む。

代表的な例を次に示す。

リード線端子用部品:

−  JIS C 0806-1 及び JIS C 0806-2 に規定のリール又はつづら折り箱に入れるテーピング

表面実装部品:

−  JIS C 0806-3 に規定のテーピングリール

−  IEC 60286-6 に規定のバルクケース

−  IEC 60286-4 に規定のスティックマガジン

−  IEC 60286-5 に規定のマトリックストレイ

この規格における,

“容器包装”には,上記の容器包装の倍数,例えば,一箱中に 4 リールを入れたもの

も含む。

参考  容器リサイクル法での“容器包装”の定義は,次のとおりであるが,この規格では原規格の定

義に従った。

“容器包装”とは,商品の容器及び包装であって,当該商品が消費され又は当該商品と分離

された場合に不要となるものをいう。

3.3

原産国  製品が部品,半組立品又は完成品として,それらの現在の身元の確認をすることができる

製造国。

4.

ラベルデータの内容及び要求事項

4.1

データ項目

4.1.1

一般事項  ラベル形式は必す(須)及び任意のデータ項目に対応する。

この規格はいかなる安全,法規制の表示又はラベルへの要求事項にも取って代わるものではない。この

規格は,ラベルへの必す(須)要求事項があれば,それに加えて適用する。この規格とその他の規格のラ

ベル要求事項は,一枚のラベルに合成するか,又は別々のラベルとして表示してもよい。

データキャラクタ数は,オーバヘッドキャラクタ(適切に符号化されたデータに対して,標準シンボル

仕様で必要とするスタートキャラクタ,ストップキャラクタ,データ識別子及びその他のキャラクタなど)

を除外する。

機械読み可能な媒体の中で符号化されたデータ項目の前には,必ず JIS X 0531 のデータ識別子を置く。

製品及び製品のトレーサビリティの識別に使用するデータの構成には,特定のコーディングの構成及び


4

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:2005 (IEC 62090:2002)

そのコーディングを提供する組織の識別子を含むことが望ましい。このコーディング構造は JIS X 0532-1

で規定する発番機関コード (IAC : Issuing Agency Code) と,その機関が割り当てる企業識別番号 (CIN :

Company Identification Number)  とで構成する。

4.1.2

必す(須)データ項目

−  製品識別子

−  数量又は単位付きの数量

−  トレーサビリティ識別子

シリアル番号又はトレーサビリティ番号を含む。

参考  シリアル番号は連続番号に限らない。

4.1.2.1

製品識別子  製品識別子の割当ては供給者又は顧客のいずれかでよい。取引当事者間の合意によ

って,

顧客製品識別子若しくは供給者製品識別子のいずれか,

又はその両方をラベル上に表示してもよい。

その両方をラベルの上に表示する場合には,少なくとも一つは機械読みが可能なシンボルで符号化する。

顧客が割り当てる製品識別子と,発注書に使用する製品識別子とが同じであることが望ましい。

供給者部品番号は取引当事者間の協定がない場合には,製品識別子として使用する。

このデータ項目の最大長を

表 に示す。

製品識別子のデータ領域の形式は次のいずれかとする。これらの識別子は容器包装に最も頻繁に使用す

る様式である。JIS X 0531 ですべての識別子が規定されている。

  1  製品識別に用いるデータ識別子

データ識別子

データ領域

データ文字の

タイプ及び長さ

説明

P

製品番号 An1+an...25

顧客が割り当てた部品番号

1P

製品番号 An2+an...25

供給者が割り当てた部品番号

25P

製品番号 An3+an...32

IAC/CIN 及び供給者が割り当てた供
給者番号の組合せ

4.1.2.2

数量  数量は,ラベルが付けられる包装又は容器の中味の量である。データ識別子 “Q” の測定

単位(標準設定)は“個”である。

異なる測定単位が必要で取引当事者間の合意がある場合,データ識別子 “7Q” を使用し,量及びそのあ

とに JIS X 0531 で規定される測定単位コードを表す 2 けたの英数字を付ける形式とする。

このデータ項目の最大長は

表 による。

数量データ領域の形式は,

表 のいずれかを使用することが望ましい。これらの識別子は容器包装で最

も頻繁に使用する様式である。


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:2005 (IEC 62090:2002)

  2  数量識別に用いるデータ識別子

データ識別子

データ領域

データ文字の

タイプ及び長さ

説明

例は符号化された文字を示す。空白は,わかりやす
くするためで符号化されない。

Q

包装入り数 an1+n...8

容器包装内の製品入り数(個) 
例:Q 2000

7Q

単位付きの数量 an2+n..8+an2

JIS X 0531

のデータエレメントディクショナリ(デ

ータ要素辞書)に基づく容器包装内の単位付き製品
数量(次の例で CR は m

3

を意味する。

例:7Q 1CR 
(必要なら符号化された小数点を含む。

備考  人にとって読みやすくするため有効数字だけを印字し,有効数字の前のゼロは印字しない。

4.1.2.3

トレーサビリティ識別子  トレーサビリティ識別子は,供給者が割り当てる。この識別子のカテ

ゴリは,シリアル番号及びロット番号又はバッチ番号を含む。トレーサビリティ識別子が,シリアル番号

の場合には,識別子 “S” 又は “25S” を使用し,ロット番号又はバッチ番号の場合には,識別子 “1T” 又

は “25T” を使用することが望ましい。

必要に応じて,シリアル番号及びロット番号又はバッチ番号の両方をラベル上に表示してもよい。この

場合には,少なくとも二つのうち一つは,機械読取可能なシンボルで符号化することが望ましい。

このデータ要素の最大長さを

表 に示す。トレーサビリティ識別子領域の形式は,表 に規定のいずれ

かを使用することが望ましい。これらの識別子は,容器包装で最も頻繁に使用する様式である。

  3  トレーサビリティ情報識別に用いるデータ識別子

データ識別子

データ領域

データ文字の

タイプ及び長さ

説明

S

シリアル番号 an1+an...25

その製品の寿命が続く間,供給者が割り当てたシリ
アル番号又はコード

25S

シリアル番号 An3+an...32

IAC,CIN 及び供給者が割り当てたシリアル番号の
組合せ

1T

ロット番号又は

バッチ番号

an2+an...25

製造業者が定義したロット番号又はバッチ番号

25T

ロット番号又は

バッチ番号

an3+an...32

IAC,CIN 及び供給者が割り当てたロット番号又は
バッチ番号の組合せ

4.1.2.3.1

シリアル番号  シリアル番号は,供給者が割り当てるものであって,その製品の寿命が続く間

は唯一のコードである。シリアル番号の形式は製造業者が定義付ける。

4.1.2.3.2

ロット番号又はバッチ番号  ロット番号又はバッチ番号は唯一のグループの実体(例えば,ロ

ット,バッチなど)を識別するか,又は追跡するために,供給者が割り当てたコードである。ロット番号

又はバッチ番号のための様式は製造業者が定義する。

4.1.3

任意データ項目

−  供給者識別子

−  原産国

−  日付コード


6

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−  その他(この規格では規定しない項目)

4.1.3.1

供給者識別子  供給者識別子は,電子及び電気部品が追跡できる供給者所在地を一義的に識別す

る。

供給者識別子は,取引当事者間の合意によって供給者又は認証団体が割り当てることが望ましいが,顧

客が割り当ててもよい。

ラベル上に示す供給者識別子は,供給者又はその識別子を付与する認証団体が割り当てることを推奨す

る。

供給者識別子領域は,

表 の形式のいずれかとすることが望ましい。

  4  供給者識別に用いるデータ識別子

データ識別子

データ領域

データ文字の

タイプ及び長さ

説明

1V

供給者コード an1+an9

供給者が割り当てた供給者識別子

12V

Dun’s No.

製造業者識別番号

an3+n9

The D&B Corporation が割り当てた製造業者識別子

20V

会社識別子

An3+an1..3+

an3..13+“+”+

an3

IAC/CIN  と団体コード (Party Qualifier Code) の組
合せ  (EDIFACT DE 3035)

21V

会社識別子

An3+an1..3+

an3..13+an...xx

(最大 18 文字)

IAC/CIN 及びサブユニット識別子の組合せ

参考1. Dun’s

No.(ダンズナンバー)は 1962 年に D&B (The D&B Corporation)  が開発した 9 けたの企業識別コー

ド。

2. EDIFACT

は,国連欧州経済委員会・貿易手続簡易化部会で開発された国際 EDI 標準。

さらに全供給者識別子は,次に準拠することを推奨する。

供給者識別子は,JIS X 0532-1 及び JIS X 0532-2 によって割り当てられた発番機関コード (IAC) 及び

IAC が割り当てた企業識別番号 (CIN) と,それに続く,会社内部で割り当てた場所又は存在を識別するた

めのコードとで構成したものを用いる。次に例を示す。

21V

 LE

 XYZ

 12345678901

データ識別子

発番機関コード

会社識別子

内部識別子

このデータ要素の最大の長さは,英数字 18 文字である。

4.1.3.2

原産国  原産国表示がラベル上に要求される場合には,JIS X 0304 で規定する 2 文字を用いて目

視可能情報を表示する。

機械読み可能なコードを付加してもよい。

データ識別子を使用する場合には,このデータ項目は固定長の英字 2 文字である。

原産国コードは,次の形式が望ましい。


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  5  原産国識別に用いるデータ識別子

データ識別子

データ領域

データ文字の

タイプ及び長さ

説明

例は符号化された文字を示す。空白は,見やすくす
るためのものであり,符号化しない。

4L

国名コード An2+an2

ISO

によって割り当てられた 2 文字の国名コード。

取引当事者間の合意により,原産国が複数混在する

場合には国名コード “AA” を使用するものとする。
国名コードは JIS X 0304 参照。 
例: 4L  US

4.1.3.3

日付コード  日付コードは JIS X 0301 の規定による。日付コードは,4 けたの年号を含んでいる

ことが望ましい。機械読み可能なシンボルを用いて符号化する場合には,データ識別子は “11D” 又は

“16D”  を用いることが望ましい。

4.1.3.4

その他(この規格では規定していない項目)  このカテゴリに関するデータ項目の例は“製品説

明”及び“定格値”である。

4.2

データ表示

4.2.1

一般形式  データ項目は,目視可能情報若しくは機械読み可能なシンボル又はその両方をラベル上

に表示することができる。

ラベルは機械読み可能なデータ項目及び目視可能なデータ項目で構成する。

重要なことは,適切な識別子,データ区分記号,スタートキャラクタ及びストップキャラクタが関連産

業,また,記号規格の規定によって使用されることである。この規格では,それぞれのデータ項目に関連

するデータ識別子は,4.1(こちらが望ましい)又は JIS X 0531 に規定する選択肢の中から選ぶ。データ識

別子 “3N” の要求事項に適合することを意図した容器包装に関しては,

附属書 に示すように特別なデー

タの意味付けがある規則を定めている。

4.2.2

機械読み可能なシンボルの一般形式  この規格では,機械読み可能なシンボルはバーコード又は二

次元シンボルである。

4.2.2.1

バーコード

4.2.2.1.1

構文  一般的に,各データ項目は,それぞれ独立した個別のバーコードで符号化することを推

奨する。

取引当事者間で合意する場合には,1 回の読取操作で複数のデータ項目を容易にスキャンするために,

複数データ項目を連結して一つのバーコードにすることができる。

連結データ形式は,JIS X 0531 の規定による。この形式には二つの方法を使う。最初の方法は,固定長

領域の組合せである。2 番目の方法は,可変長領域の間に特別な連結文字を用いる。この 2 番目の方法は

可変長領域で頻繁に使用する。この規格は,コード 39 又はコード 128 のバーコードシンボル体系でデータ

識別子を用いている場合には,可変長領域を区切るために,プラス  “+”  記号(ASCII  キャラクタ値 “43”)

を用いることを推奨する。

4.2.2.1.2

最大バーコード長  バーコードの最大長は,8 cm 未満とすることが望ましい。

4.2.2.2

二次元シンボル

4.2.2.2.1

二次元シンボルの構文  符号化は,JIS X 0533 で規定されているとおりとする。この基準では,

最初の 7 文字  “[ ) >

R

S

06

G

S

”  をメッセージヘッダ及び形式ヘッダとして,最後の 2 文字  “

R

S

E

O

T

”  をメッセ

ージトレーラ及び形式トレーラとして(データ識別子を使用するデータ構文のデータ識別子 “06” と共に)


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C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

規定する。

備考  形式ヘッダは,形式インジケータ及びデータ項目セパレータによって構成する。

複数のデータ項目を二次元シンボルの中で結合する場合には,結合したデータ領域の個々のデータを識

別するために,“

G

S

”(ASCII,ISO/IEC 646  キャラクタ値 “29”,十六進値 “1D”)文字及び適切なデータ識

別子を使用しなければならない。

図 の例はデータ識別子,上記の文字及び必す(須)項目データ[品名コード,数量,トレーサビリテ

ィ識別用データ(例えば,ロット番号又はバッチ番号)

]で構成する。

  1  二次元シンボルにおけるデータ識別子コードデータに関する例

したがって,スペースを含まない文字列の表記は,次のとおりである。

[)>

R

S

06

G

S

1P Item-Ident

G

S

Q Quant.

G

S

1T Trace-Ident

R

S

E

O

T

4.2.3

目視可能情報の一般形式  目視可能情報とは目視可能文字情報,目視可能意味情報,データ項目名

称,自由記述文及びデータである。

4.2.3.1

目視可能文字情報  それぞれのバーコードの目視可能文字情報は,バーコードに隣接して表記す

る。この目視可能文字情報は,符号化したデータを表すものとする(

図 参照)。

目視可能文字情報は,データ識別子は含めないで符号化したデータだけで示す。データ識別子は  デー

タ領域名称[例えば,“(S) Serial #”]の一部として,括弧内に表記する。

バーコードの目視可能文字情報は,バーコードシンボルの上部に印刷する。

二次元シンボルに関しては,目視可能意味情報(4.2.3.2 参照)を使用することが望ましい。

4.2.3.2

目視可能意味情報  目視可能文字情報に加えて,ラベル上の別の位置にバーコード情報を表示し

てもよい(

図 参照)。

二次元シンボルの目視可能意味情報を,ラベル上の別の位置に表示してもよい。

4.2.3.3

データ領域名称  データ領域では,情報はバーコードか目視可能文字情報で構成する。データ領

域は,対応する目視可能文字で表したデータ領域名称によって識別する。データ領域に次のものが存在す

る場合には,データ領域名称は必要ない。

−  1 本のバーコードを,連結した複数のデータ項目で構成する場合

[ ) >

R

S

 06

G

S

 1P Item-Ident

G

S

 Q Quant.

G

S

 1T Trace-Ident

R

S

E

OT

データ識別子

メッセージ 
ヘッダ

フォーマット 
インジケータ

データ項目 
セパレータ

データ項目

メッセージ 
トレーラ

フォーマット
トレーラ


9

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

又は

−  1 回のデータスキャンに対応できるような多段バーコードの場合

バーコードのデータ領域名称は,例えば (S) Serial Number 123456 又は簡略化した (S) Ser. No.

123456 のように表示する。データ項目名称はデータ識別子の直後に配置する。

データ項目名及びデータ識別子を表示するスペースが不十分な場合には,データ領域名称は,括弧

でくくったデータ識別子だけとしてもよい。例えば,(S) 123456

  2  用語例

二次元シンボルを使用する場合には,各二次元シンボルは二次元シンボルの上に表示する,次のデータ

領域名称によって識別されることが望ましい。

二次元シンボルに含まれるデータの意味は,次のとおり。

−  “SPLR”

:供給者

−  “CUST”

:顧客

−  “SPLR/CUST”:供給者及び顧客

4.2.3.4

自由記述文及びデータ  取引相手先の要求事項によって,バーコード情報を符号化していない目

視可能情報を表記してもよい。

4.3

必す(須)及び任意データ項目の機械読み可能な符号化と目視可能情報に関する規則

4.3.1

総則  機械読み可能なデータ項目の前には,必ず適切なデータ識別子をつける。データ識別子は,

4.1

に規定の選択肢の中から,JIS X 0531 に従って選択する。

4.3.2

必す(須)データ項目の規則

4.3.2.1

必す(須)機械読み可能なシンボルでの符号化  必す(須)のデータ項目は,次のとおり機械読

み可能なシンボルで符号化する。

(

QQTY

(1T) TRACE

(4L) ORIGIN

95312Q41XMJH

6

US

  (1V) SPLR ID

0098756

(1P) PART # SPLR

MH80312

SPLR

Supplier: 0098756

Part No.    MH80312
Lot No: 95312Q41XMJH

Origin:  U.S.A.

Quantity:  6

HyperMedia

For HAL Compatibles

バーコード

シンボル

二次元シンボル

データ領域名称

目視可能意味情報

データ識別子

データ項目名称

自由記述文又は
データ表示領域

目視可能文字情報


10

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

−  バーコードだけを使用する場合には,必す(須)データはすべてバーコードに含む。

−  バーコードと二次元シンボルの両方を使用する場合には,バーコードと二次元シンボルとの両方にす

べての必す(須)データを含む。

−  二次元シンボルだけを使用する場合には,二次元シンボルにすべての必す(須)データを含む。この

場合には,取引当事者の双方が二次元シンボルを確実に利用できるように,取引者間での仕様の取り

決めが必要である。

4.3.2.2

符号化したデータ項目の目視可能情報  すべての場合において,次のとおりラベル上には必す

(須)データ項目の目視可能情報を表記する。

−  バーコード:目視可能文字情報

−  二次元シンボル:目視可能意味情報

4.3.3

4.1.3.1

4.1.3.3

に規定する任意データ項目の規則

4.3.3.1

機械読み可能なシンボルでの符号化  任意のデータ項目は,次のとおり機械読み可能なシンボル

に符号化することが望ましい。

−  バーコードだけを使用する場合には,任意データはすべてバーコードに含むことが望ましい。

−  バーコードと二次元シンボルの両方を使用する場合には,バーコードと二次元シンボルの両方にすべ

ての任意データを含むことが望ましい。仮に,バーコードにデータを含む場合には,そのデータは,

二次元シンボルにも含まなければならない。

−  二次元シンボルだけを使用する場合には,二次元シンボルにすべての必す(須)データを含むことが

望ましい。

取引当事者間での合意なしに二次元シンボルを使用する場合には,必す(須)データ領域にはバーコー

ドも表示する。

4.3.3.2

符号化したデータ項目の目視可能情報  バーコードに符号化された任意のデータ項目について

は,すべての場合における目視可能情報はラベル上に表記する。この場合には,必ず目視可能文字情報を

表記する。目視可能意味情報を付加してもよい。

二次元シンボルで符号化されたデータ項目については,ラベル上に目視可能情報を表記することが望ま

しい。その場合には,目視可能意味情報で表示する。

4.3.3.3

符号化しなかったデータ項目の目視可能情報  任意データ項目で,機械読み可能なシンボルに符

号化しなかったものは,目視可能情報だけ表示してもよい。

4.3.4

4.1.3.1

4.1.3.3

に規定しない任意のデータ項目の規則  これらの,その他のデータ要素には,  次

の規定を適用する。

4.3.4.1

機械読み可能なシンボルの符号化

−  バーコードだけを使用する場合には,任意データは,すべてバーコードに含んでもよい。

−  バーコードと二次元シンボルとの両方を使用する場合には,任意データをバーコードに含めてもよい

が,二次元シンボルに含めることが望ましい。仮に,バーコードにデータを含める場合には,そのデ

ータは,二次元シンボルの中にも含んでいなければならない。

−  二次元シンボルだけを使用する場合には,二次元シンボルにすべての任意データを含めることが望ま

しい。

取引当事者間での合意なしに二次元シンボルを使用する場合には,必す(須)データ領域にバーコ

ードも表示する。


11

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

4.3.4.2

符号化したデータ項目の目視可能情報  バーコードで符号化したデータ項目に対しては,必ずラ

ベル上に目視可能情報がなければならない。この場合,目視可能文字情報は表記しなければならないが,

目視可能意味情報を付加してもよい。

二次元シンボルで符号化したデータ項目に対しては,ラベル上に目視可能情報を表記してもよい。その

場合には,目視可能意味情報として表示する。

4.3.4.3

符号化しなかった目視可能情報  その他のデータ項目については,任意文字だけの表示でもよい。

例えば,製品説明と定格値。

4.3.4.4

ラベル表示内容,データ項目の符号化規則及び印刷の概要  ここでは,ラベル表示内容,機械読

み可能なシンボルへの符号化規則及び目視可能情報の印刷に関する概要を,

表 及び表 に示す。このま

とめは,この規格を読みやすくするためのものである。このまとめと 4.14.4 との間に差異がある場合に

は,4.14.4 を優先して使用するものとする。

  6  容器包装ラベルのデータ項目,最大文字数,データ識別子及びデータ選択区分

データ項目

最大文字数  (

1

)

データ識別子  (

1

)

データ選択区分

品名コード

25 an (P, 1P)   
32 an (25P)

P or 1P, 25P

必す(須)

数量

8 n

Q or 7Q

必す(須)

トレーサビリティ

識別子

25 an (S, 1T) 
32 an (25S, 25T)

S, 25S or 1T, 25T

必す(須)

供給者識別子

9 an (1V), an3+n9 (12V), 
an3 + an1..3 + an3..13 + an…xx 
(20V) 
an3+an1..3+an3..13+an..xx  
(最大 18 文字)(21V)

1V, 12V, 20V, 21V

任意

原産国 An2+an2 4L

任意

日付コード

8 n

11D or 16D

任意

その他 25

an

JIS X 0531

を用いる  (

2

)。

任意

注(

1

)  データ識別子 3N の使用については  附属書 参照。

(

2

)  データ識別子については JIS X 0531 参照。


12

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

  7  機械読み可能なシンボルへの符号化及び

目視可能情報の印刷のための規則の要約

符号化の要求事項

データ選択

区分

ラベル上の機械読み

可能なシンボル

バーコード

二次元シンボル

目視可能情報の

要求事項

Bar Code

必要

必要

Bar+2D

必要

必要

必要

必す(須)

2D

必要

必要

Bar Code

符号化するのがよい

必要,

符号化する場合

Bar+2D

符号化するのがよい

(

4

)

符号化するのがよい

バーコードに符号化

するデータには必要

2D

符号化するのがよい

符号化すれば,表示す

るほうがよい

任意

規定あり  (

3

)

No

表示してもよい

Bar Code

符号化してもよい

必要, 
符号化する場合

Bar+2D

符号化してもよい

符号化してもよい

バーコードに符号化
するデータには必要

任意

規定なし  (

3

)

2D

符号化するのがよい

符号化すれば表示し
てもよい

注(

3

)  この規格での“規定あり任意データ項目”とは,供給者識別子,原産国及び日付コードである。それ以外

はすべて規定なしの任意データとする。

(

4

)  もし,データ項目をバーコードに符号化する場合には,その項目は,二次元シンボルに必ず含めなければ

ならない。

4.4

データキャリア

4.4.1

データキャリア選択  バーコードだけ,又はバーコード及び二次元シンボルとの組合せを認める。

この規格では,必す(須)及び任意データを符号化するためのデータキャリアとして,バーコードを使

用するのが標準である。二次元シンボルだけを使用する場合には,取引当事者間の合意が必要である。

データキャリア選択の指針は,次の段落及び

附属書 で提供される。

十分なスペースが必す(須)データ項目を符号化するために存在する場合には,バーコードを使用する。

バーコードで必す(須)データ項目を符号化するのにスペースが不十分である場合には,PDF417 を使用

するのがよい。PDF417 でもスペースが不十分な場合,又は取引当事者間の合意がある場合には,データ

マトリックス ECC200 又は QR コードを使用するのがよい。二次元シンボルで符号化された追加データ項

目と同様に,バーコードシンボルで必す(須)データを符号化するのに十分なスペースがある場合には,

バーコード及び二次元シンボルの両方を用いてもよい。

4.4.2

一般シンボルの要求事項  4.4.2.1.1 及び 4.4.2.2.1 の要求事項を満たすバーコード及び二次元シンボ

ルは,適切な ISO/IEC JTC 1 規格の規定による。

この規格を適用する場合には,リーダからの出力データ列は,ISO/IEC 15424 で詳しく説明するとおり

適切なデータキャリア識別子を含むことが望ましい。

4.4.2.1

バーコードシンボル体系の要求事項

4.4.2.1.1

選択するシンボル  この規格で使用することが望ましいバーコードシンボルは,次のとおり。

−  コード 39(JIS X 0503 参照)


13

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

−  コード 128(JIS X 0504 参照。ただし UCC/EAN 128 を除く。

4.4.2.1.2

バーコードシンボルの要求事項  バーコードの推奨シンボルパラメタは,表 及び表 に示す。

この規格の推奨パラメタから外れる場合には,取引当事者間の合意が必要である。

コード 39 では,任意のチェックディジットは符号化しない。

この規格では,最小細エレメント幅は 0.25 mm を推奨するが,最小細エレメント幅は 0.17 mm 以上とす

る。もし,0.25 mm 未満の細エレメント幅を使用する場合には,取引当事者間において,この小さい細エ

レメントをスキャンできる適切な機器が,必要であることを理解しなければならない。細エレメントの幅

にかかわらず,バーコードは 1.5/05/660 の最小の印刷品質の要求事項を満たすものとする。

  8  容器包装ラベルのシンボルの要求事項−コード 39

コード 39

最小(推奨)

最大(推奨)

寸法(公称)

太細エレメント幅比

細エレメント幅  “X” 
太エレメント幅 
文字間ギャップ

2.25 : 1 
0.25 mm 
JIS X 0503

参照

1X  ∼ 5.3X

3 : 1

バーコードの高さ 5

mm 以上

最小印刷品質 1.5/05/660

  9  容器包装ラベルのシンボルの要求事項−コード 128

コード 128

最小(推奨)

寸法(公称)

モジュール幅 0.25

mm  

バーコードの高さ 5

mm 以上

最小印刷品質等級 1.5/05/660

参考  寸法(公称)の最小(推奨)は,原国際規格が明らかに間違っているため,“10X”  から “0.25 mm” に修正

した。

4.4.2.2

容器包装に使用する二次元シンボル  この規格で使用できる二次元シンボルは,次による。

− PDF417(ISO/IEC 15438 参照)

−  データマトリックス ECC 200(ISO/IEC 16022 参照)

− QR コード(JIS X 0510 参照)

容器包装に対して,この規格は二次元シンボルとして PDF417 の使用を推奨する。取引当事者間の合意

があれば,データマトリックス ECC200 又は QR コードのどちらかを用いてもよい。

附属書 にシンボル

選択の指針を追加する。

バーコード及び PDF417 は,二次元イメージスキャン技術,又は二次元レーザスキャン技術のいずれか

によってシンボルを読むことができる。データマトリックス ECC200 及び QR コードは,二次元イメージ

スキャン技術を必要とする。

使用者は,使用者が選定した読取り技術が,選択したシンボルを読み取ることができるかを,確認する

ことが望ましい。

4.4.2.2.1

X  寸法(エレメント幅)  PDF417,データマトリックス ECC200,及び QR コードの細エレ

メント幅の最小値  “X”  は,0.254 mm とする。各シンボルの推奨  “X”  寸法は,次による。

−  PDF417 : 0.254 mm


14

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

−  データマトリックス ECC 200:0.38 mm(セルサイズ)

− QR コード:0.38 mm(セルサイズ)

X

寸法は,ラベルの供給者及びプリンタの印刷能力によって決定する。

4.4.2.2.2

印刷品質  印刷品質は,次の規格の規定によってテストする。ISO/IEC 15438(バーコードシン

ボル仕様 PDF417)

ISO/IEC 16022(バーコード仕様:データマトリックス)

JIS X 0510(バーコード仕

様 QR コード)

。容器包装に適用される最小の印刷品質等級は,1.5/5/660 にすることが望ましい。

−  推奨印刷品質等級:シンボル印刷時点で 2.5 (B)

−  測定開口径=0.125 mm(0.005 インチ)

−  光源波長=660 nm±10 nm

4.4.2.2.3

誤り訂正レベル  PDF417 シンボル誤り訂正レベルは,データコードワードの数に依存する。最

小の誤り訂正レベル 3 を推奨する。

データマトリックス ECC200 は,ISO/IEC 16022 で規定する自動エラー訂正機能を使用する。

QR コードは,JIS X 0510 で規定する誤り訂正レベル “M” を使用する。

4.4.2.2.3.1

推奨するデータ識別子及びデータ構文  この規格に適合するシンボルは,JIS X 0531 で規定す

るデータ識別子及び,JIS X 0533 で規定するデータ構文を使用することが望ましい。

4.5

ラベルサイズ,レイアウト及びちょう(貼)付位置

4.5.1

ラベルサイズ  ラベルの寸法は,包装の寸法に合わせることが望ましい。また,ラベルの寸法は,

要求される情報に必要なスペースに依存する。

4.5.2

ラベルレイアウト  ラベルレイアウトは,ラベル上の表示領域の位置決めに関連する。バーコード,

又は二次元シンボルのレイアウトはラベル上で使用可能なスペース,包装の方法及びその他の要因に依存

する。

複数のバーコードシンボル又は二次元シンボルを一列若しくは連続した領域に配置する場合には,個々

のデータ要素の読取りを妨げない配置とすることが望ましい。ラベルのレイアウトは,包装容器の大きさ

に適応するように設計して,バーコードの読取りを容易にしなければならない。

ラベルレイアウト形式に関する例を,次に示す。

4.5.3

ラベル及びラベルレイアウトの例

  3  バーコード及び目視可能情報があるラベル

Fixed 

Metal

Glaze

Chip

Resistor

(

1T

)

Lot

No.

:

2B

20000115

(

Q

)

Qty

:

250

Made in 

France

Date: 

2000

-02-15

Fine Products Ltd.

    

-

 Division PGV 

(

21V)

SPLR

ID

:

LEFCL001

(

1P

)

SPLR P/N

:

123456789

(

P

)

CUST

P/N

:

AB45

CJK1

(

4L

)

Country of Origin

 FR


15

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

  4  二次元シンボル及び目視可能情報があるラベル

  5  バーコード,二次元シンボル及び目視可能情報があるラベル

PDF417

(

P

)

C u st.

P art N o .

(Q

)

Q uan tit y

(

1 T

) L ot N o .

AB

4

5C

J

K

1

2

50

2B

9902

1

4

SPLR / CUST

QR コード

(

P

)

C u s

t.

P

art N

 o

.

(Q)

Qu

 a

nt

it

y

(1

T

)

Lo

t

N o

.

AB

4

5C

J

K

1

2

50

2B

9902

1

4

( P )

C u st.

P ar t N o.

(Q)

Qu a nt it y

(1 T )

Lo t N o .

AB

4

5C

J

K

1

2

50

2B

9902

1

4

データマトリックス

SPLR / CUST

SPLR / CUST

Fixed Ceramic Glaze

Chip Capacitor

(1T)

Lot No.:

2B990214

(Q)

Qty

250

Made in Japan

Date: 1999-02-15

(1P)

 SPLR P/N

123456789

     Fine Products Ltd.

             - Division PGV -

(21V)

SPLR ID .:

LEFCL001

SPLR / CUST


16

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

4.5.4 

ラベルちょう(貼)付位置  ラベルちょう(貼)付位置は,包装上のラベルをちょう(貼)付する

位置決めに関連するものである。

各ラベルは,スキャンを容易にする位置にちょう(貼)付することが望ましい。

ラベルのちょう(貼)付場所は,JIS 及び IEC の包装規格の規定によるものとする。

リール,バルクケース,つづら折りテーピング用箱,バッグ,スティックマガジン及びマトリックスト

レイのためのラベルちょう(貼)付位置に関する例を次に示す。

  6  代表的なラベルちょう(貼)付位置


17

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

附属書 A(参考)容器包装用標準−データ識別子  “3N”  使用

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

参考  この附属書は,EIAJEDI 標準を用いている。

附属書   1  バーコードデータ項目  (EIAJ)

データ項目

最大けた長

データ識別子

品名コード 25

an

収納数 7

n

シリアル番号 12

an

供給者コード 6

n

3N (

1

)

注(

1

)  データ識別子は JIS X 0531 参照。

附属書   2  バーコードシンボルの要求事項  (EIAJ)

使用バーコード:コード 39

最小

最大

バー寸法(公称)

細:太エレメント幅比 
細エレメント幅 
太エレメント幅

キャラクタ間ギャップ

1 : 2

0.125 mm 
0.250 mm 
0.125 mm

1 : 3

0.25 mm 
0.75 mm 
0.25 mm

コード密度

キャラクタ数/25.4 mm

15.875

6.383

バーコード高さ 5

mm 以上

バーコード段間ギャップ 5

mm 以上(バーコード 2 段表示の場合)

クワイエットゾーン

バーコード前後の最小領域幅 10X

チェックディジット

なし

スタートキャラクタ及び 
ストップキャラクタ

バーコードでは前後にキャラクタ  “*”  を表示するが,目視可能文字情報 (HRI) では
表示しない。

印刷品質

ISO/IEC 15416

参照

A.1

バーコードデータ形式  バーコードデータ形式は可変長項目データを使用し,各項目はスペースで区

分する。

顧客は共通のバーコード読取シフトウェアを使用することができる。EIAJ パターンはバーコードデー

タ項目とその順序,

識別子及びスペース位置を規定している。

  次にバーコードシンボルのサンプルを示す。


18

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

例 1(全項目を含む 1 段表示)

  DI

LI 項目 1

項目 2

項目 3

項目 4

 * 3N

1  顧客品名コード SP

収納数 SP

シリアル 
番号

SP  供給者コード *

注  あるデータ項目が省略された場合でも,スペースは,そのまま残る(常にスペースは,1 段当たり 3 個ある。)。

例 2(全項目を含む 2 段表示)

 
 

* 3N

1  顧客品名コード SP

収納数

* 

       
 

*

3N

2

SP

シリアル

番号

SP

供給者コード *

注  2 段のバーコードで表示される場合には,2 段目のバーコードは,段数区分 “2” を使う。

上記事例の各項目及び記号の定義は,次による。

顧客品名コード:

顧客によって付与される最大 25 けたのコード 39 で表現できる文字
で構成(SP 文字を除く。

収納数:

最大 7 けたの可変長数字(前ゼロはあってもよい。

シリアル  番号(トレーサビリティ番号)

最大 12 けたの可変長英数字

供給者コード:

顧客,供給者間で合意した 6 けたのコード

*: 

スタートキャラクタ及びストップキャラクタ

データ識別子/段数区分 (DI/LI):

1 段目は “3N1”,2 段目は “3N2” を使う。

スペース (SP):

スペースは各データ項目間の区切りを示す。バーコード 2 段の場合
には,スペースが識別子 “3N2” の次にくる。


19

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

2. 

 バーコード2段の表示例

30 mm

∼50 mm

発注者品名コード

        収納数

供給者品名コード

供給者名

供給者用領域

トレードマーク/ロゴマーク

供給者用バーコード

(供給者品名コードなど)

XYZ Manufacturing Co., Ltd

.

Serial no. D23456789ABC

Trademark

SP34567890123

(1P)SP34567890123

Country of origin

商品説明

定格

発注者用領域

CP2345678901234567890123

METAL GLAZE CHIP RESISTOR

(3N)1CP2345678901234567890123 5000

(3N)2 D23456789ABC 123456

5000pcs. 10k

Ω  ±

 5 

%

50 mm

∼100 mm

Country of origin

XYZ Manufacturing Co., Ltd.

供給者名

50 mm

∼100 mm

30 mm

∼ 50 mm

    収納数

発注者用領域

供給者用領域

定格

商品説明

発注者

品名コード

トレードマーク/ロゴマーク

    供給者

    品名コード

   20000pcs. 10

µ

F 16V

Serial no. 523456789ABC

ALUMINUM ELECTROLYTIC CAPACITOR

CP2345678901234

(3N)1CP2345678901234

20000

523456789ABC

SP456789012

1. 

 バーコード1段の表示例


20

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

附属書 B(参考)用語集

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

1)  2D

シンボル (2D symbol)  “二次元シンボル”参照。

2)

英数字 (alphanumeric)  アルファベット及び数字(句読点を含む。)。

3)  ANSI (American National Standards Institute)

  米国規格協会

4)  ASCII (ASCII)

  情報交換用米国標準コード。ISO 646 に規定されたコンピュータコードで,128 個

の英数字と制御文字からなり,それぞれ 7 ビット(パリティチェックを含めると 8 ビット)で符号

化する。コンピュータ化されたシステム間で,情報交換のために用いる。

5)

バー (bar)  全域的しきい値より低い走査反射率波形の領域に対応するエレメント。

6)

バーコード  (bar code)  データを機械読取可能な形で表現するために,特定のシンボル仕様の符号

化規則によって長方形のバーとスペースとを並列に並べたもの。

7)

バーコード密度(シンボル密度)  バーコードシンボルで表現できる測定単位当たりのキャラクタ

の数で,一次元シンボルの場合には,1 インチ当たりのキャラクタ数 (CPI) 又は 1 cm 当たりのキャ

ラクタ数で表す。マルチローシンボルの場合には,1 平方インチ当たり又は 1 平方センチメートル

当たりのキャラクタ数で表す。バー又はスペースの最小幅,太細比,キャラクタ当たりのバー及び

スペースの数並びにキャラクタ間ギャップ(存在する場合)が,バーコード密度に影響を与える要

因となる。

8)

バーコードシンボル  (bar code symbol)  シンボルキャラクタと特定のシンボル体系で必要な機能,

例えばクワイエットゾーン,スタート・ストップキャラクタ,データキャラクタ,チェックキャラ

クタ及びその他の補助パターンとの組合せ。これによって,走査可能な実体を形成する。

9)

キャラクタ (character)  “キャラクタ集合”,“データキャラクタ”及び“シンボルキャラクタ”参

照。

10)

キャラクタ集合 (character set)  特定のシンボル体系で符号化することができる文字,数字及び記号

の総範囲。

“コードページ”及び“符号集合”参照。

11)

チェックディジット又はチェックキャラクタ (check digit/character)  コードが正しく構成されてい

ることを確認するために,コード中の他のキャラクタから,定義したアルゴリズムを用いて計算し

たけた又はキャラクタ。

“シンボルチェックキャラクタ”及び“データチェックキャラクタ又はデー

タチェックけた”参照。

12)

コード 39 (code 39)  0∼9 及び A∼Z に加え,慣習的に  “*”(アスタリスク)で表示するスタート

キャラクタ及びストップキャラクタを表す特殊キャラクタと同様,“−”(負符号)

,“.”(ピリオド)

スペース,“$”(ドル記号),“/”(斜線)

,“+”(正符号)及び “%”(パーセント)を符号化する分

離形で可変長のバーコードシンボル体系。コード 39 シンボルは,先頭クワイエットゾーン,スター

トキャラクタ,データキャラクタ,ストップキャラクタ及び末尾クワイエットゾーンで構成する。

コード 39 のそれぞれのキャラクタは,合計 9 本のエレメントで構成し,そのうち 3 本が太エレメン

トである。それぞれのシンボルは交互に配置した 5 本のバー及び 4 本のスペースで構成する。キャ

ラクタは,キャラクタ間ギャップによって分離されている。それぞれのエレメント(バー又はスペ


21

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

ース)は 2 種類の幅のどちらか片方の幅である。“X”  寸法及び “N” はシンボル全体で一定の値を

保つ。太エレメント及び細エレメントの特定のパターンによって,符号化するキャラクタを決定す

る。キャラクタ間ギャップは,最低でも公称 1X の幅をもつスペースである。JIS X 0503 参照。

13)

コード 128 (code 128)  ASCII 文字集合 128 文字,拡張 ASCII 文字集合 128 文字及び四つの非データ

機能文字を符号化可能な,連続形で可変長のバーコードシンボル体系。コード 128 は,倍密度モー

ドによって一つのシンボルキャラクタで数字 2 けたを表すことができる。それぞれのコード 128 シ

ンボルは,二つの独立した自己検査機能,すなわちパリティによるキャラクタの自己検査及びモジ

ュロ 103 チェックキャラクタを使用する。コード 128 シンボルは,先頭クワイエットゾーン,スタ

ートパターン,データキャラクタ,チェックキャラクタ,ストップパターン及び末尾クワイエット

ゾーンで構成する。それぞれのコード 128 のキャラクタは 11 本の 1X 幅のモジュールで構成する。

それぞれのシンボルキャラクタは,バーで始まる交互に並ぶ 3 本のバー及び 3 本のスペースで構成

する。それぞれのエレメント(バー又はスペース)は,1∼4 モジュールで構成する。コード 128 は,

コードセット A,B 及び C で表される独自の 3 種類のキャラクタ集合をもつ。コードセット A は,

すべての大文字のアルファベット,数字,ASCII 値 0∼95 の ASCII 制御文字及び七つの特殊文字を

含む。コードセット B は,すべての大文字のアルファベット,数字,小文字のアルファベット(具

体的には ASCII 値 32∼127)及び七つの特殊文字をもつ。コードセット C は,00∼99 までの 100 組

の数字及び三つの特殊文字をもつ。コード 128 のスタートコードに続く最初のキャラクタ位置にあ

る FNC1 は,続くデータが UCC/EAN-128 規格の規定によることを示す。JIS X 0504 参照。

14)

コードページ (code page)  符号化された文字の集合におけるそれぞれのバイト値に割り当てたキ

ャラクタを表すテーブル。

15)

符号集合 (code set)  特定のシンボル体系におけるキャラクタ集合の部分集合。“キャラクタ集合”

参照。

16)

コードワード  (codeword)  シンボルキャラクタ値。シンボルにおける,元のデータと図形的な符号

化との間の中間レベルの記号。

17)

顧客 (customer)  取引きにおいて,商品若しくはサービスを受ける,購入する又は,消費するグル

ープ。

18)

符号化したキャラクタ集合  (coded character set)  キャラクタ集合及びその集合のキャラクタとバイ

ト値との間の関係を規定する,あいまいさがない規則。

19)

電子及び電気部品 (component)  組立ての第一段階で使用する電子及び電気部品(例えば,未使用

回路基板,集積回路,コンデンサ,ダイオード,電子モジュール,スイッチ,放熱板,電子/電気

用コネクタなど)

20)

容器包装 (component packaging)  供給者が定義する,部品の商取引上の単位。該当する場合には,

保護,構造的整列又は自動実装のための方法を含む。

代表的な例を次に示す。

リード線端子用部品:

−  JIS C 0806-1 及び JIS C 0806-2 に規定のリール又はつづら折り箱に入れるテーピング

表面実装部品:

−  JIS C 0806-3 に規定のテーピングリール

−  IEC 60286-6 に規定のバルクケース

−  IEC 60286-4 に規定のスティックマガジン


22

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

−  IEC 60286-5 に規定のマトリックストレイ

この規格における,

“容器包装”には,上記の容器包装の倍数,例えば,一箱中に 4 リールを入れ

たものも含む。

21)

原産国  (country of origin)  製品が部品,半完成品又は完成製品として認知された製造国。原産国の

定義は,各地の規則の規定による。

22)

データ領域タイトル  (data area title)  ラベルの一部にあるデータの目的を示す記述子。一次元シン

ボルでは,データ領域タイトルはデータ識別子及びデータ要素タイトル,例えば,(S) SERIAL

NUMBER,(S) SERIAL #及び/又は OR (S) SN を含む。二次元シンボルでは,データ領域タイトル

は二次元シンボルの使用者,例えば,SPLR CUST 又は CARR を意味する。

“目視可能情報”参照。

23)

データキャラクタ (data character)  情報を表す 1 けたの数字,英字,句読点又は制御文字。シンボ

ルキャラクタと比較する。

24)

データチェックキャラクタ/けた  (data check character/digit)  データが正しく構成されていて,送信

されることを確実にするために,データ列の一部として追加するデータから計算される,けた又は

キャラクタ。シンボルチェックキャラクタと比較する。

25)

データコード語  (data codeword)  あるシンボル体系の圧縮方式に従って,データを符号化したコー

ド語。

26)

データ項目セパレータ (data element separator)  データの分離した領域を区切るために使用する,特

有のキャラクタ。

27)

データ項目タイトル  (data element title)  データ項目,例えば,部品番号及び顧客番号を簡潔に記述

するバーコードのためのデータ領域タイトルの一部。データ項目には,略語を含んでもよい。

28)

データ識別子  (DI)  [data identifier (DI)]  直後に続くデータの特別の用途を定義するための文字列。

識別子は,JIS X 0531(アプリケーション識別子規格)で定義した,アルファベット一文字又は 3

けたまでの数字に続く一文字のアルファベットである。一般的な業務分野又は特殊な用途を定義す

る機械読み可能なシンボルに含まれる文字(又は文字集合)は,同じ機械読み可能なシンボル中に

符号化される。JIS X 0531 参照。

29)

データマトリックス (data matrix)  1989 年に開発され 1995 年に International Data Matrix によって最

終設計を完了し,特殊文字集合に加え,数字だけのデータ,英数字及びすべての ISO 646 (ASCII)  文

字を含み,様々な文字集合を符号化が可能で,誤り訂正機能をもつ二次元マトリックスシンボル。

このシンボル体系は,誤り検出及び訂正機能をもつ。データマトリックスシンボルは,規則正しく

並べられた正方形のモジュールを含むデータ領域で構成されている。暗いモジュールは,2 進の 1,

明るいモジュールは 2 進の 0 である。X,又は 寸法に最小値若しくは最大値の規定はない。デー

タ領域は,位置検出パターンに囲まれていて,シンボルの四辺は,クワイエットゾーンに囲まれて

いる。位置検出パターンは,データ領域に対する境界線で,1 モジュールの幅がある。二つの隣接

する辺は,実線の暗い線で,最初に物理的な大きさ,方向及びシンボルのひずみを決定するために

使用される。反対側の二辺は,交互の暗及び明モジュールで構成され,最初にセル構成を定義する

ために使用されるが,物理的な大きさ及びひずみの決定を補助するためにも使用される。何段階か

の畳み込み誤り訂正機能がある ECC 000∼140 及び,

リードソロモン方式の誤り訂正機能をもつ ECC

200 の,2 種類のデータマトリックスシンボルがある。ISO/IEC JTC 1/SC 31 では,ECC 200 だけが

推奨される。データマトリックスに関連する知的財産権は,パブリックドメインであることが表明

されている。ISO/IEC 16022 参照。


23

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

30)

復号器(デコーダ)(decoder)  読取機からの電気信号を認識可能,又はコンピュータで処理が可能

なデータに変換する電子装置。

31)

ドット  (dot)  周囲と異なる反射率をもつ,局所的な領域。

32)

セル内のドットずれ  (dot misalignment within a cell)  ドットの物理的な中心点と,セルの中心点との

距離。

33)  EDIFICE (EDI Forum for companies with Interest Computing, Electronics and Telecommunication)

  コン

ピュータ及びエレクトロニクスに関心がある企業のための電子データ交換 (EDI) フォーラム(住所

は Rue du Rhone,100,1204 Geneva,Switzerland)

。ヨーロッパの電子産業グループ。

34)  EIA (Electronic Industries Alliance)

  米国電子産業連合。産業界内部の問題の標準化と同様の手順で,

バーコード表示のための標準規約を開発した電子産業の供給者と顧問のグループ。EIA,2500 Wilson

Blvd.,Arlington VA 22201-3834,電話番号+1 703/907-7554,FAX 番号+1 703/907-7501。

35)  EIAJ (Electronic Industries Association of Japan)

(JEITA  社団法人電子情報技術産業協会  Japan

Electronics & Information Technology Industries Association)  電子情報技術産業協会 EDI センター

(EIAJ),〒101-0062  東京都千代田区神田駿河台 3 丁目 11 番地  三井住友海上別館ビル  電話番号

03-3518-6407,FAX 番号  03-3295-8729。

36)

電子データ交換  (EDI) (Electronic Data Interchange)  この文書において,EDI は受信者が標準の商取

引の実行を可能とする,標準データ形式をもった,コンピュータ間のデータ通信を意味するものと

する。コンピュータ処理が可能な形式の日常のビジネス取引(文書)の交換,問合せ,計画,購買,

承認,値付け,発注状況,スケジューリング,テスト結果,出荷及び入荷,送り状,支払い並びに

財務報告のような従来のアプリケーションを範囲とする。

37)

エレメント (element)  バーコードシンボルにおける,単一のバー又はスペース。個々のエレメント

の幅はモジュール又は 寸法の倍数で表すことができる。

38)

エレメント幅 (element width)  エレメントの先端から同じエレメントの後端までの幅。“寸法”参

照。

39)

棄却誤り (erasure)  代入誤り又は間違って復号したシンボルキャラクタに対して,物理的に欠損し

たキャラクタ又は復号に失敗したシンボルキャラクタで表される誤りの一種。

40)

棄却誤り訂正 (erasure collection)  位置がわかっているデータの誤りを訂正するために誤り訂正キ

ャラクタを用いる。これらの位置は画像における不十分な反射率差,画像領域からの逸脱又は誤っ

たシンボルキャラクタのパリティをもっている可能性がある。それぞれの棄却誤りを訂正するため

には一つだけ誤り訂正キャラクタが必要となる。

41)

誤り訂正 (error correction)  誤りの検出と訂正を行うための数学的手順。

42)

誤り訂正符号語 (error correction codeword)  誤り訂正符号語アルゴリズムから導かれた値を符号化

する,シンボルの符号語。復号誤りを検出して,誤り訂正レベルに応じて訂正する。

43)

誤り訂正レベル (error correction level)  誤り訂正能力が固定ではなく,使用者の選択に従って決め

ることができるシンボル体系における,誤り訂正能力の水準。

44)

誤り検出 (error detection)  シンボル中の誤りの数が誤り訂正能力を上回ることを検出するために,

誤り訂正キャラクタを使用する。誤り検出は,シンボルが誤ったデータとして復号されることを防

止する。また,誤り訂正アルゴリズムは,無効な誤り訂正計算結果を検出することによって,誤り

を検出することができる。

45)  EN (European Norm)

  欧州統一規格


24

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

46)

位置検出パターン (finder pattern)  シンボル体系の規則によって,読取視野におけるシンボルの位

置を示すために使われる固有パターン。

47)

第一段階の組立品  (first level assembly)  この規格における,製造された電子的品目又は構成部品か

らなる電子的品目(例えば,プリント基板,プラグイン又は PCMCIA カード)の機械的組立品。

48)

形式(大容量自動認識情報媒体)[format (high-capacity ADC media)]  形式は,一つ以上の“セグメ

ント”を包含する。形式は“一つの形式タイプ”を含む。

49)

形式エンベロープ (format envelope)  “形式ヘッダ”及び“形式トレーラ”からなる形式エンベロ

ープは,規定の“形式”でデータの始めと終わりとを区切る。

50)

形式ヘッダ (format header)  “形式エンベロープ”の先頭を識別するために使われる“形式インデ

ィケータ”を含む文字列。

51)

形式インディケータ (format indicator)  特定のアプリケーションデータの“形式タイプ”を識別す

るために使われる 2 けたの数字。

52)

形式トレーラ (format trailer)  “形式エンベロープ”の終端を識別するためのキャラクタ。

53)

形式タイプ (format type)  特定の“形式”を符号化するための規則。

54)

自由テキスト (free text)  機械読み可能なシンボルでは表示されない,ラベルに含まれる文字,数字

又は他のキャラクタ。例えば,製品説明や適合性表示など。

“目視可能情報”参照。

55)

目視可能文字 (human-readable character)  バーコードデータキャラクタ又はデータチェックキャラ

クタで,機械読み可能な表示と区別して,目視可能な標準的なアルファベット又は数字による表示。

56)

目視可能情報 (human-readable information)  機械読み可能な情報とともにラベルに含まれる情報。

目視可能情報は目視可能文字情報 (HRI),目視可能意味情報,データ領域タイトル及び自由テキス

トを含む。

57)

目視可能文字情報  (HRI)  [human-readable interpretation (HRI)]  符号化されたメッセージと関連付

けられて,バーコード若しくは二次元シンボルに隣接して印刷される文字,数字又は他のキャラク

タ。

“目視可能情報”参照。

58)

目視可能意味情報 (human translation)  機械読み可能なデータから離れた部分に位置する,目視で読

取可能な標準的アルファベット又は数字で表示された機械読み可能なデータ。目視可能意味情報は,

機械読み可能なシンボルに符号化されたデータを,人間にとって,よりわかりやすい表現で提供す

る。

例えば,

(P) PART # SPLR : MH80312 又は (P) MH80312 ではなく,SUPPLIER PART # : MH80312。

目視可能意味情報は,二次元シンボルで符号化される一部又はすべてのデータを人間にとって分か

りやすい方法で表現するために用いる。

“目視可能情報”参照。

59)  JAN (Japanese Article Number)

  UPC-A 又は EAN-13 に相当する日本の共通商品コード。JAN の企業

識別コードは流通コードサービス部が割り当てる。

流通システム開発センター:〒107-0052  東京都港区赤坂 7-3-37  プラース・カナダ 3 階

電話番号  03-5414-8500,FAX 番号  03-5414-8514

60)

日本工業規格 (Japanese Industrial Standard)  工業標準化法に基づいて,すべての工業製品について

定められる日本の国家規格。

日本工業標準調査会 (JISC),財団法人日本規格協会:〒107-8440  東京都港区赤坂 4-1-24

61)

一次元シンボル体系  (linear symbology)  シンボルが一列のシンボルキャラクタで形成されるバー

コードシンボル体系。マルチローシンボル体系と比較する。

62)

マトリックスシンボル体系 (matrix symbology)  画像走査システムで読み取るために,多角形又は円


25

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

形の要素を集積した規則的なパターンでのデータ表現。

63)

メッセージ(大容量自動認識情報媒体)[message (high-capacity ADC media)]  “メッセージエンベロ

ープ”のメッセージ中に含まれるデータ列。

64)

メッセージエンベロープ (message envelope)  “メッセージヘッダ”データ及び“メッセージトレー

ラ”からなり,メッセージエンベロープは与えられたメッセージにおける“データ列”の始めと終

わりを区切る。

65)

メッセージヘッダ (message header)  “メッセージエンベロープ”の先頭を識別するために使われる

文字列。

66)

メッセージトレーラキャラクタ (message trailer character)  伝送終了文字  “

EOT

” (ASCII/ISO 646

04Hex)  はメッセージの終了を示す。

67)

マルチローシンボル体系(スタック型シンボル体系)  [multi-row symbology (also stacked symbology)]

2 列以上の垂直に隣接するシンボルキャラクタから構成されるバーコードシンボル体系。一次元シ

ンボルと比較する。

68)  PDF417 (PDF417)

  1992 年にシンボルテクノロジーによって開発された,誤り訂正能力をもつ二次

元マルチローシンボル,PDF417 は 17 モジュールが 4 本のバーと 4 本のスペースから構成される。

シンボルサイズは 3∼90 列である。又は 寸法の最小幅及び最大幅の規定はない。推奨の,最小

レベルの誤り訂正の場合には,推奨の 寸法は 3X である。推奨の,最小レベルの誤り訂正以下の

場合には,

推奨の 寸法は 4X である。

2X 幅のクワイエットゾーンがシンボルの両側に指定される。

デルタ復号技術によって,このシンボル体系は一定のバー幅の太りによる影響を受けない。PDF417

は列を交差する走査に対応している。PDF417 に関連する知的所有権は,パブリックドメインであ

ることが明言されている。JIS X 0510 参照。

69)

印刷品質 (print quality)  印刷された光学シンボルが,寸法,反射率,エッジの粗さ,スポット,ボ

イド等,読取装置の性能に影響する規定要求事項への適合の度合。

“検証”参照。

70)  QR

コード (QR code)  1994 年に株式会社デンソーによって発表された誤り訂正能力をもつ,マト

リックスシンボル。全体的に正方形のパターンに配置される正方形のモジュールの配列からなる。

シンボルの位置,大きさ及び傾きの検出を容易にするために,三つの隅に配置された固有の位置検

出パターンを含む。四段階の誤り訂正とともに,広範囲のシンボルサイズを規定している。モジュ

ール寸法は,様々な技術のシンボル生成を可能とするために,使用者が規定する。クワイエットゾ

ーンを含まないシンボルサイズは 21×21 モジュール∼177×177 モジュールである。このシンボル

体系は数字,アルファベット及び 8 ビットバイトデータと同じように,効率的に漢字及びカナを符

号化する。ISO/IEC 18004 参照。

71)

クワイエットゾーン (quiet zone)  バーコードシンボルを囲み,特にスタートキャラクタに先行し,

ストップキャラクタに続くことが必要で,シンボルの印字に干渉しない領域。ライトマージン (light

margin)  又はクリアエリア (clear area) とも呼ぶ。

72)

読取装置 (reader)  機械読み可能なシンボル又は他の自動認識媒体で符号化されたデータを読み取

るために使用される装置。機械読み可能なシンボルの読取装置は二つの部分からなる。それぞれの

シンボルの連続したエレメントの反射率に比例した信号を復合器に送るための変換器及びそれらの

信号を解析し,認識可能又はコンピュータで処理可能なデータに翻訳する復号器である。復号器は

読取装置と呼ばれることがある。

73)

分解能 (resolution)  一つの装置が形成する又は識別することができる,画像の細かさの程度。その


26

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

試験下の装置が読み取ることができる最小エレメント幅。

74)

スキャナ (scanner)  光学情報(例えば,印刷されたバーコード)を,その後の復号及びコンピュー

タへの伝送のための電気信号に変換するための電子装置。

“読取装置”及び“復号装置”参照。

75)

セグメント (segment)  “データ要素”の論理的なグループ,特に EDI メッセージの論理的な部分。

76)

セグメント終端子  この単一のキャラクタは,“セグメント”の定義による。

77)

記号論 (semantics)  データ領域の目的を確認するための方法。自動データ取得で使用される記号例

として,JIS X 0531 データ識別子,EAN/UCC アプリケーション識別子,EDI (X12/EDIFACT/CII)  デ

ータ要素適合子,DoD データ要素識別子  (DEIs)  構造化された自由テキストを含む。

78)

シリアル番号 (serial number)  供給者が,あるものの生存期間を通じて割り当てたコード(例えば,

コンピュータシリアル番号,追跡番号及びツール識別番号)

79)

スペース (space)  全域的しきい値より上にある,走査反射率波形の領域に対応する反射率の高いエ

レメント。

80)

細粒 (speck)  “スポット”参照。

81)

スポット  (spot)  高い反射率であることを示すシンボルの領域中のインク,ごみ又は他の低い反射

率の領域。ボイドと比較する。

82)

構造  (structure)  メッセージ内のデータ項目の構成順序。

83)

供給者  (supplier)  取引における商品又はサービスを生産,提供又は装備するグループ。

84)

シンボル (symbol)  “バーコードシンボル”参照。

85)

シンボルキャラクタ  (symbol character)  暗エレメント又は明エレメントのパターンとしての符号語

の物理的な表現。シンボルキャラクタとデータキャラクタ又は補助キャラクタとの間には,直接 1

対 1 の対応関係がなくてもよい。圧縮規則で復号することが,データを認識するのに必要である。

86)

シンボルチェックキャラクタ  (symbol check character)  シンボルキャラクタは,シンボル体系仕様

で定義したアルゴリズムに基づいてバーコードにおける他のシンボルキャラクタから計算し,バー

コードが正しく構成され,読み取られたことを確認するために用いられる。シンボルチェックキャ

ラクタはシンボルに符号化されるデータの一部を構成しない。

87)

シンボル体系  (symbology)  データをバーコードの形で表現する標準的な方法。それぞれのシンボ

ル体系仕様は,その特定の構成規則又はシンボル構造を設定する。

88)

シンボル識別子 (symbology identifier)  復号器で生成し,伝送するデータの前に置き,復号化した

データのシンボル体系を識別するためのキャラクタ列。ISO/IEC 15424  データキャリア識別子(シ

ンボル体系識別子を含む。

)参照。

89)

構文 (syntax)  メッセージを形成するためにデータを組み立てる方法。また,構文はメッセージの

中で適切な識別子,区切り文字,分離キャラクタ及び他の非データキャラクタの使用を規定する規

則を含む。構文は話し言葉における文法と等価である。自動データ取得で使用される構文の例は,

JIS X 0533

大容量自動認識情報媒体のための転送構文を含む。

90)

トレーサビリティ識別 (traceability identification)  物体の固有のグループ(例えば,ロット,バッチ,

項目,改正/バージョン又はシリアル番号)を識別するか,又は追跡することを意味する。

91)

トレーサビリティ番号 (traceability number)  トレーサビリティ識別の目的のために,供給者が割り

当てたコード。

92)

二次元  (2D)  シンボル  [two-dimensional (2D) symbols]  全体のメッセージを読むために垂直及び水

平方向に調べなければならない機械読み可能なシンボル。二次元シンボルは,マトリックスシンボ


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C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

ルとマルチローシンボルとの二つの形式がある。二次元シンボルは誤り検出が可能で,誤り訂正機

能を含むことがある。

93)  UPC (Universal Product Code)

  米国食品業界,及びその業界に引き続き他の流通業界で採用された,

固定長で数字 13 けたのバーコードシンボル。UCC が割り当てた 6 けたの製造業者番号,製造業者

が割り当てた 5 けたの製品コード及び 12 けた目のモジュラス 10 チェックデジットからなる。

EAN-13 との国際的な互換性のために,13 けた目は最も左の位置に導き出した 0 を付加する。

94)

検証 (verification)  バーコードがそのシンボル仕様に適合していることを判定するために測定する

技術的な過程。

95)

ボイド (void)  低い反射率であることを示すシンボルの領域中の高い反射率の領域。細粒,スポッ

トと比較する。

96)  X

寸法 (X dimension)

−  バーコードにおける,指定の細エレメントの幅。

“Z 寸法”参照。

−  二次元シンボルにおける,指定の単一エレメントの幅。

97)  Z

寸法 (Z dimension)  バーコードシンボルにおける細エレメントの平均実測幅。それは,二値幅シ

ンボル体系では,平均細バー幅と平均細スペース幅との合計の半分に等しい。(n,  k)  シンボル体系

ではすべてのキャラクタ幅の平均をキャラクタのモジュール数で除した値に等しい。


28

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

附属書 C(参考)ラベルデザインにおけるシンボルの選択

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

C.1

シンボル  バーコードのコード 39 及びコード 128,二次元シンボルの PDF417,データマトリックス

ECC200 及び QR  コードは,容器包装ラベルに広く使用されていることが知られている。この規格では,

シンボルの選択をこれらのうちの一つ,又は組合せに限定することを推奨する。

C.2

推奨シンボル  バーコードにおいて,コード 39 は,必要な印刷品質水準で印刷することが容易であ

るという理由で,

コード 128 より好ましい。

容器包装の用途では,

技術的な性能に基づく推奨順は PDF417,

データマトリックス ECC200,QR  コードの順である。

PDF417 はレーザスキャナ又は画像認識装置のいずれかで読取可能であるが,データマトリックス

ECC200 及び QR  コードの使用者は,これらのコードの読取りに,画像認識装置が必要であることを知っ

ていることが望ましい。次のフローチャートは,必す(須)及び任意データを容器包装ラベルに表示する

場合のシンボル体系の選択指針を示す(

附属書 図 C.1)。このラベルの使用者の大部分は,バーコードの

読取りに,当面,レーザスキャナ又はペンスキャナを使うことを想定している。次の段階では,二次元シ

ンボルの読取りが可能なレーザスキャナへのアップグレード,又はすべての二次元シンボルの読取りが可

能な装置の購入も考えられる。


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C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

附属書 図 C.1  ラベル設計で用いる,バーコードシンボル体系選択のためのフローチャート

必す(須)データをコード

39

で符号化する

ラベルに必す(須)データをコード 
39 で符号化するための十分 
なスペースがあるか?

ラベルに必す(須)データをコード 
128 で符号化するための十分 
なスペースがあるか?

任意データを符号化する 
ことが必要か?

開始

必す(須)データをコード

128

で符号化する

必す(須)データはコード

39 で

符号化されているか?

ラベルに任意データをコード 
39 で符号化するための十分 
なスペースがあるか?

ラベルに任意データをコード 
128 で符号化するための十分 
なスペースがあるか?

必す(須)及び任意データを 
コード

39 で符号化する

必す(須)及び任意データを 
コード

128 で符号化する

二次元シンボルが必要か?

Yes

No

No

Yes

Yes

Yes

Yes

No

No

Yes

Yes

No

すべてのデータを 
PDF417 で符号化する

PDF417 ですべてのデータを 
符号化するための十分な 
スペースがあるか?

PDF417 ですべてのデータを 
符号化するための十分な 
場所があるか?

PDF417 で必す(須)データを 
符号化するための十分な 
スペースがあるか?

データマトリックス

ECC200 又は QR コード

ですべてのデータを符号化するための十
分なスペースがあるか?

データマトリックス

ECC200 又は QR コード

で必す(須)データを符号化するための十
分なスペースがあるか?

すべてのデータをデータ

マトリックス

ECC200 又は

QR コードで符号化する

必す(須)データを 
PDF417 で符号化する

必す(須)データをデータ

マトリックス

ECC200 又は

QR コードで符号化する

必す(須)データはコード

39 又はコード 128 で

符号化されているか?

目視可能文字には必す(須)

データのみを含むこと

取引当事者間での 
合意が望ましい

Yes

Yes

Yes

Yes

No

Yes

No

No

No

No

End

End

No


30

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

附属書 D(参考)ラベル品質の特徴−ラベル接着剤の特性及び

マークの耐久性

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

次の要求事項及び試験の意図は,ラベル及びマークが様々な屋内環境への長期露出に耐えることができ,

容器包装には(貼)り付けられた状態で残り,その製品寿命の間,読取りが可能であることを保証するこ

とである。

D.1

一般事項  分析,測定及び試験から得られる観測値及び計算値は,JIS Z 8401 の四捨五入法によって

丸める。その丸め方は,規定の限界を表示する数字の最終けたで,最も近い単位までを四捨五入すること

が望ましい。

この仕様で ASTM を参照するところでは,特に指定しない限り,標準化に対して最新版の ASTM 指標

を適用するものとする。

D.2

要求事項  D.3 によって試験したラベルは,これらの指針及び D.2 で定義したシンボル体系の要求事

項を満たしている。

D.2.1

接着の特性  ラベルは,層間はく離,気泡又は粘着剤の浸入が,文字又はバーコードシンボルのイ

メージ品質の低下に関するどんな徴候もないものとする。はく離材が使用される場合には,接着剤は,は

く離材からラベルが容易にはがれる(重ねられている場合には裏側から,筒状の場合には下側から)もの

でなければならない。

ちょう(貼)付 2 時間後の最小初期接着強度は 0.23 N/mm で試験パネルちょう(貼)付後の最小接着強

度は 0.44 N/mm であることが望ましい。

ラベル基材は,D.3 に示す接着テストの間,引き裂きに耐え得るもの。ラベル上のバーコードシンボル

は,0.76 mm を超えない走査幅をもつ接触タイプの読取機で,50 回の読取りによる損傷に耐えるもの。接

触読取りの場合には,読取機とラベルとの間で常に接触を維持すべきである。しかし,ラベルをきず付け

るほどの強い圧力は避けることが望ましい。

D.2.2

使用と保護  湿気,外気,摩耗などに対するラベル保護は,過酷な環境であっても要求されるもの

であり,また,実用上のどんな場所でも要求されるものである。ラミネート,スプレー,窓付き封筒及び

透明なプラスチックの袋は,可能性のある保護方法の事例である。

しかしながら,どの保護方法を選ぶにしても,ラベル又はタグが包装に付けられる最終的な形態である

場合には,ラベルが,この

附属書及び本体の 4.4.2 の印刷品質の要求事項を満たし,保証できるように留

意することが重要である。

D.2.3

保管条件  長期間保管されている包装には(貼)り付けられたラベルで,次にスキャンで読み取ら

れる予定のラベルは,保護なしで常に 49  ℃以上の高い温度が続かない場所に保管されることが望ましい。

D.2.4

耐久性  ラベルは保護環境で,最低 6 か月の期間,この規格の印刷品質の要求事項を満たし,包装

上で読み取り続けることができるものが望ましい。


31

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

D2.5

印刷前のラベルの保管時の汚れ  現場での印刷のために購入した印刷前ラベルの保管は,ほこり及

びばいじん(煤塵)による汚れがないことが望ましい。

D.3

試験方法

D.3.1

接着強度  ゴムで覆われた鉄鋼ローラを入手し,ASTM D 1000,Method A に従って,少なくとも 2

枚のステンレスパネルを用意する。

D.3.1.1

ラベル試験用パネルの準備  はく離ライナからラベルを取り外し,少なくとも 4 枚のラベルを

ASTM ステンレス試験パネルにちょう(貼)付する。固定用として,それぞれのラベルに約 3 mm のはく

離ライナを注意深く残し,ASTM D 1000 に従ってローラをかける。

D.3.1.2

初期接着強度  はく離ライナから少なくとも 3 枚のラベルを取り外し,それらを一枚以上のステ

ンレスパネルにちょう(貼)付する。固定用として,それぞれのラベルに約 3 mm のはく離ライナを注意

深く残し,ASTM D 1000 に従ってローラをかける。2 時間(±10 分)後に約 762 mm の長さのワイヤで 50

mm/分の速度で 90°のはく離力(附属書 図 D.1 参照)を発生させるクロスヘッド引張試験機を用いて,

接着強度が D.2.1 の要求事項に適合しているかどうかの測定をする。そして,接着強度の平均値を算出す

る。

D.3.1.3

短期放置試験(49  ℃,95 %RH−温度/湿度)  パネルを,49  ℃に保ち,非結露で相対湿度 95 %

に制御した恒温恒湿槽に入れる。96 時間後,パネルを取り出し,室温になるまで放置する。恒温恒湿槽か

ら取り出して 1∼3 時間以内に,必要に応じて,ガイドラインの中で定義する方法で 1 枚のパネル上のラベ

ルのバーコード印刷品質及び,もう 1 枚のパネル上のラベル接着強度が D.2 及び D.2.1 の要求事項に適合

するかどうか D.3.1 に従って想定する。少なくとも 3 枚の試験ラベルの接着強度を測定し,その結果の平

均値を総合的な値として判定する。放置後のラベルには,浮き,ラミネートのはがれ,汚れ又は変色が認

められないことが望ましい。

D.3.2

印刷前のラベルの保管時の汚れ  印刷前ラベルのロールを現場のプリンタに取り付ける前に,最低

50 枚の連続したラベルを,目視によりほこり又はばいじん(煤塵)の汚染がないことを検査することが望

ましい。黒い布又はベルベットのいずれかを用いて,50 枚のラベルの表面を軽くふいて,紙の粒子,ほこ

り又は他の異質物がないかどうか布又はベルベットを調べる。肉眼で見て少しでも粒子が確認された場合

には,この試験は不合格で,印刷前ラベルの束は不適合であるとみなす。不適合の在庫品を用いてはなら

ない。

D.3.3

再使用  可能なら,ラベルの材質は,再使用化するため,接着する基材の材質と同質であることが

望ましい。

この規格の要求事項に付随して,再使用性についての要求事項は,関連する内部包装又はリール規格に

規定されている。


32

C 0807

:2005 (IEC 62090:2002)

附属書 図 D.1  接着試験機

関連規格  ISO/IEC 646  Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange

ISO/IEC 15415

  Information technology−Automatic identification and data capture techniques−Bar

code print quality test specification−Two-dimensional symbols

ISO/IEC 15424

  Information technology−Automatic identification and data capture techniques−Data

Carrier Identifiers (including Symbology Identifiers)

ANSI MH10.8.2

  Data Application Identifier Standard

ANSI MH10.8.3

  Material Handling−Unit Loads and Transport Packages−Two-Dimensional Symbols

ASTM E 29-93a : 1999

  Standard Practice for Using Significant Digits in Test Data to Determine

Conformance with Specifications

ASTM D 1000

  Standard Test Method for Pressure-Sensitive Adhesive-Coated Tapes Used for

Electrical and Electronic Applications

JTC 1 31n0890

  Report of the JTC 1/SC 31 Vocabulary Rapporteur (2001-04-16)

EIAJ

  EIAJ - EDI  標準