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C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標

準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業

大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 61346-1 : 1996,Industrial systems,

installations and equipment and industrial products―Structuring principles and reference designations―Part 1 :

Basic rules を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS C 0452-1 : 2004

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(参考) 参照指定システムの基本要求及び必要な特性

附属書 B(参考) ある観点から他の観点へ遷移する例

附属書 C(参考) ある観点から他の独立表現の観点へ遷移する例

附属書 D(参考) プロセスシステム内の参照指定の例

附属書 E(参考) (削除)

附属書 F(参考)  この規格,旧  IEC 60750ISO 3511 及び ISO/DIS 1219-2 で定義される指定システ

ム間の差及び類似性

附属書 G(参考) 関連規格

附属書 1(参考)  技術文書の参照指定について

附属書 2(参考)  電気関連技術文書の規格グループ

附属書 3(参考)  ISO/IEC 646 の 7 ビット符号 “G0 set”

附属書 4(参考)  用語索引


C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

2

3.

  定義

2

3.1

  オブジェクト

2

3.2

  システム

2

3.3

  観点

3

3.4

  機能

3

3.5

  製品

3

3.6

  構造

3

3.7

  参照指定

3

3.8

  単一レベルの参照指定

3

3.9

  複数レベルの参照指定

3

3.10

  参照指定のセット

3

3.11

  参照指定のグループ

3

4.

  構造化原理

4

4.1

  一般事項

4

4.2

  機能指向の構造

5

4.3

  製品指向の構造

6

4.4

  位置指向の構造

6

4.5

  構造を形作るオブジェクトの記述方法及びオブジェクトのオカレンス

7

5.

  参照指定の構造

9

5.1

  一般事項

9

5.2

  参照指定のフォーマット

10

5.3

  同一タイプの追加観点

13

5.4

  異なった観点を使用したオブジェクトの識別

16

5.5

  参照指定のセット

19

5.6

  参照指定のグループ

20

6.

  位置指定

21

附属書 A(参考)参照指定システムの基本要求及び必要な特性

22

附属書 B(参考)ある観点から他の観点へ遷移する例

25

附属書 C(参考)ある観点から他の独立表現の観点へ遷移する例

30

附属書 D(参考)プロセスシステム内の参照指定の例

31

附属書 F(参考)この規格,旧 IEC 60750ISO 3511 及び ISO/DIS 1219-2 で定義される指定システム

間の差及び類似性

36


C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)  目次

(3)

ページ

附属書 G(参考)関連規格

38

附属書 1(参考)技術文書の参照指定について

39

附属書 2(参考)電気関連技術文書の規格グループ

42

附属書 3(参考)ISO/IEC 646 の ビット符号“G0 set

45

附属書 4(参考)用語索引

46

 
 


C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

白      紙


日本工業規格

JIS

 C

0452-1

:2004

(IEC 61346-1

:1996

)

電気及び関連分野−

工業用システム,設備及び装置,並びに工業製品−

構造化原理及び参照指定−

第 1 部:基本原則

Industrial systems, installations and equipment and industrial products

Structuring principles and reference designations

Part 1 : Basic rules

序文  この規格は,1996 年に第 1 版として発行された IEC 61346-1 : 1996,Industrial systems, installations and

equipment and industrial products―Structuring principles and reference designations―Part 1 : Basic rules を翻訳し,

技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格の本体で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

また,

附属書 1は,原国際規格にはない附属書である。

また,原国際規格にある序文は,この規格の

附属書 に記載した。

なお,

附属書 には,電気製品及び関連分野の電気関連技術文書を規定する規格グループを,その目的

別に分類し参考とする。

1.

適用範囲  この規格は,システムに関する情報の構造及びシステム自体の構造を記述する一般原則に

ついて規定する。これらの原理に基づき,あらゆるシステムの“オブジェクト”にも明確な“参照指定”

を与えるような原則及び指針を示している。

参照指定によって,異なる種類の文書及び異なる製品の中から特定の“オブジェクト”の情報を構造的

に関連付けてそのオブジェクトを識別できる。文書中だけでなく,製造,据付け及び保守の目的で,該当

するオブジェクトに対応する物理的な対象物又はその近くにこの参照指定自体を表示しても差し支えない。

参考  “システム”とは複合的な製品の集合であるプラント,部品的な“製品”である CPU(中央演

算ユニット)などがある。オブジェクトの説明は 3.1 を参照。

定められた原則は一般的で,すべての技術的な分野に適用できる。この参照システムは異なる技術に基

づく他の対象システムにも,又は複数の技術を組み合わせたシステムにも適用することができる。

備考  この対応規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

IEC 61346-1 :  1996

,Industrial systems, installations and equipment and industrial products―

Structuring principles and reference designations―Part 1 : Basic rules (IDT)


2

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成

するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最

新版(追補を含む。

)を適用する。

IEC 61346-2 : 2000

  Industrial systems, installations and equipment and industrial products−Structuring

Principles and reference designations−Part 2 : Classification of objects and codes for classes

ISO/IEC 646 : 1991

  Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange

参考  5.2.2 参照。関連規格として ISO/IEC 646 を基礎とし拡張した JIS X 0201“7 ビット及び 8 ビッ

トの情報交換用符号化文字集合”があるが,拡張部分に含まれるいわゆる 1 バイト片仮名(半

角文字符号の片仮名)への対応は困難(文字化けの発生の可能性)であり,これらの文字符号

の使用は必ずしも適切でない場合があり,ISO/IEC 646 と同じ範囲を使用するのがよい。また,

関連するものとして,ISO 8859-1 に含まれる 8 ビット符号は欧州標準文字(いわゆる西洋ラテ

ン文字)を含んでおり,通常 7 ビット処理である日本の計算機システムでは対応が困難である

ため使用に適しない(ISO/IEC 646 の 7 ビット符号の“G0  セット符号”を

附属書 に掲載す

る。

ISO 3166 : 1993

  Codes for the representation of names of countries

参考  ISO 3166 を翻訳し規定内容の一部を我が国の実情に即し変更した JIS X 0304“国名コード”が

ある。

ISO 4157-1 : 1980

  Building drawings−Part 1 : Designation of buildings and parts of buildings

ISO 4157-2 : 1982

  Technical drawings−Construction drawings−Designation of buildings and parts of

buildings−Part 2 : Designation of rooms and other areas

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

3.1

オブジェクト  (object)  設計,エンジニアリング,製作・建設,運転,保守及び廃棄のプロセスの中

で扱う“エンティティ (entity)”

備考1.  物理的若しくは非物理的な“もの (thing)”,又はそれに附属する情報の集まりをエンティテ

ィ (entity) という言葉で表す。

2.

エンティティ (entity) の目的によって,オブジェクトは,

“観点(側面)

”と呼ばれる色々な

視点でとらえられることがある。

参考  原国際規格で使用されている用語 “object”は,物理的な“物”又は“対象物”を意味する場合

と,抽象的な“もの”を意味する場合とがある。この規格では抽象的な“もの”又は情報シス

テムで扱う“もの”を包含し,もちろん“製品”も含む広義の“もの”を意味する。したがっ

て,この規格では“オブジェクト”と表記した。

なお,3.1 

備考 1.に記載の“エンティティ”(entity)  について,原国際規格にその定義がな

く,また,この 3.1 以外で使用されていず,重要な意味をもたない。原国際規格で使用されて

いる用語は従来の JIS にない新しい用語が多く,抽象的な意味をもっており,また相互に関連

して使用されており,翻訳した日本語だけを掲載することは技術上のあいまいさを生み出すお

それがある。このため,理解を容易にする趣旨で

附属書 に出現順に一括掲載する。

3.2

システム  (system)  相互に関係するオブジェクトの集合。

備考1.  システムの例  駆動システム,給水システム,ステレオシステム,コンピュータシステムな


3

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

ど。

2.

あるシステムが他のシステムの一部である場合,そのシステムは一つのオブジェクトとみな

してもよい。

3.3

観点  (aspect)  システム又はシステム内のオブジェクトの情報の選択又は記述の仕方。

備考  その方法は,次に示すものがある。

−  システム又はオブジェクトが何をするか[機能観点(機能視点)

−  システム又はオブジェクトがどのように構成されているか[製品観点(製品視点)

−  システム又はオブジェクトがどこに配置されるか[位置観点(位置視点)

参考  原国際規格には,“aspect”  と同じ意味で “view point” も使用されている。

3.4

機能  (function)  オブジェクトに関係する目的。

3.5

製品  (product)  自然若しくは人工的プロセス又は労働を通して得た意図的な結果,又は達成した結

果。

備考1.  通常,製品は“部品番号”,“注文番号”,“タイプ指定 (type designation)”及び/又は“名前”

をもつ。

2.

技術的なシステム又はプラントを製品とみなすことがある。

3.6

構造  (structure)  あるシステムに含まれるオブジェクト間の構成関係(包含/部分)を有機的に記

述し表現したもの。

3.7

参照指定  (reference designation)  一つ又は複数の“観点 (aspect)”を通してシステムの中から特定

のオブジェクトを識別する方法。

参考  用語“参照指定”のうちの“指定”(designation)  は,旧 JIS C 0401 の中では,“品目指定 (item

designation)  ”の中に現れていた。(JIS C 1082-1-4 : 1999 の発効によって旧 JIS C 0401 は 1999

年に廃止された。

“参照指定”は,3.7 にその目的が定義され,他の箇条では派生した用語が定

義されているだけで,基本的な内容の説明・定義が不足している。ここでは,読者の理解のた

め簡単に内容を説明する。

“参照指定”は,技術文書中の“もの”と“もの”との間の参照関係

又は接続関係を意図的に結び付ける表現であり,文書中の“もの”は,その中で示す具体的な

“もの(対象)

”自体又はその端子に表示することも含んでいる。ここでいう“参照”は一般に

使用されている“呼び合い”である。

“指定”には,

“意図的”という意味も含まれている。

3.8

単一レベルの参照指定  (single-level reference designation)  そのオブジェクトに直属の構成要素であ

るオブジェクトに割り付ける参照指定。

3.9

複数レベルの参照指定  (multi-level reference designation)  システム全体の中を一つの構造パス(経

路)でたどる参照指定。

3.10

参照指定のセット  (reference designation set)  その中の少なくとも一つの参照指定が対象のオブジ

ェクトを明確に識別することができる参照指定の組合せ・集合(セット)

備考  参照指定のセットの中の他の参照指定は,対象のオブジェクトを識別できる必要はないが,そ

のオブジェクトが構成要素となっている他のオブジェクト(構造上上位に位置するオブジェク

ト)の識別に使われる。

3.11

参照指定のグループ  (reference designation group)  その中の構成オブジェクト単独では明確な識別

ができないが,全体のオブジェクトの組合せとしては参照指定で識別できるグループ。


4

C 0452-1

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4.

構造化原理

4.1

一般事項  システムの効率的な設計,製造,サービス及び運転のため,システム及びそれに関連す

る情報は,通常,各部分に細分化される。部分から下位の部分への細分化及び組織化の一連の作業を構造

化と呼ぶ。

次に示す項目に,既存の確立している構造が反映されている。

−  システムの情報構造(システムで情報の格納法)

−  各々の文書内容の構造(JIS C 1082-1[2]参照)

−  参照指定の構造(5.参照)

参考  情報の格納法の事例には,パソコンのディレクトリの格納構造がある。

この情報構造は,当然,システム又は設備自体に反映される。各々の構成オブジェクトも,システムと

同様に,

図 に示すように,幾つかの観点を変えてみることができる。

−  それが何をするか

−  それがどのように構成されているか

−  それがどこに配置されるか

  1  オブジェクトの観点

システム内のオブジェクトの構造及び適合性の情報は,観点が異なれば,やはり違ったものになる。こ

のため,各々の観点で違った構造ができる。

この規格では,次に示す三つの観点のタイプで選定する。

−  “機能指向”の構造(4.2 参照)

−  “製品指向”の構造(4.3 参照)

−  “位置指向”の構造(4.4 参照)

他のタイプとして,プロジェクトマネジメント及び材料分類のような観点及び構造があり,これらが指

定システムの基礎となる場合があるが,この規格ではこれらを扱わない。


5

C 0452-1

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4.2

機能指向の構造  機能指向の構造は,システムの目的に基づいている。機能指向の構造は,位置の

観点又は機能を実現する製品の観点を考慮しないで,システムを機能観点に基づく構成要素のオブジェク

トに分割・細分化したものである。

文書内に図的表現及び/又はテキストで,システムの機能が下位の機能にどのように分けられるかを記

述し,機能指向の構造に基づいた情報を与える。

なお,下位の機能は意図した目的を満たすように相互に結合されている。

図 に機能指向の構造を示す。

  2  機能指向の構造の説明図


6

C 0452-1

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4.3

製品指向の構造  製品指向の構造は,中間又は最終の製品を含むシステムの設計,製作,出荷の実

現の仕方を基礎としている。製品指向の構造は,機能及び/又は位置を考慮せず,製品観点でシステムの

構成要素のオブジェクトに細分化していったものである。

製品は,

一つ以上の独立した機能をもっている。

また,一つのシステム製品が 2 か所以上の位置にまたがり存在することもある(例えば,2 か所のスピー

カを含めたステレオシステム)

参考  図にはスピーカが現れていないが,スピーカは全体システムには不可欠であることを前提にし

ている。

文書内に図及び/又はテキストで,製品を実現(製造)又は出荷に至るまでの間で,加工・組立て・一

括こん(梱)包する中で使用する下位の製品の分割・細分化を記述し,製品指向の構造に基いた情報を与

える。

図 に製品指向の構造を示す。

  3  製品指向の構造の説明図

4.4

位置指向の構造  位置指向の構造は,システムの地形的配置及び/又はシステムが設置される環境

に基づいている。位置指向の構造は,製品及び/又は機能の観点を考慮せず,システムを位置観点に基づ

く要素のオブジェクトに細分化したものである。1 か所の位置に複数の製品を含む場合がある。

位置指向の構造で,位置を連続的に詳細化していく場合があり,次にその例を示す。

−  土地区域内

−  建築物

−  床

−  部屋/座標


7

C 0452-1

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−  盤の組立て又は列の位置

−  盤の位置

−  パネルの位置

−  プリント回路基板スロット

−  基板上の配置

文書内に図及び/又はテキストで,システムを構成する製品が物理的にどこにあるかを記述し,位置指

向の構造に基づいた情報を与える。

図 に位置指向の構造を示す。

  4  位置指向の構造の説明図

4.5

構造を形作るオブジェクトの記述方法及びオブジェクトのオカレンス  オブジェクトは,他のオブ

ジェクトと同じ観点で記述することができる。オブジェクトは,他のオブジェクトの下位オブジェクトに

なり得る。同じ観点で識別されたオブジェクトの連続的な細分化の結果を

図 のツリー構造のように表す

ことができる。

  5  オブジェクトタイプ をある観点でみたツリー構造


8

C 0452-1

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このツリー構造のもう一つの表現形式を

図 に示す。

  6  オブジェクトタイプ のある観点でみたツリー構造

図 に示すツリー構造は,通常,段階的な手順で作られる。次に,図 に示したツリー構造を作る手順

の例を示す。

図 は,オブジェクトタイプ A の一つの観点からみた細分化を示す。考慮している観点では,オブジェ

クトタイプ A は三つの構成要素をもっている。これらの構成要素のうち二つは,オブジェクトタイプ B で

あり,同一のものである。

  7  オブジェクトタイプ のある観点の構成要素

図 にオブジェクトタイプ B の同じ観点の細分化を示す。考慮している観点では,オブジェクトタイプ

B は二つの構成要素をもっている,一つはオブジェクトタイプ D を参照し,もう一方はオブジェクトタイ

プ E を参照している。


9

C 0452-1

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  8  オブジェクトタイプ の観点でみた構成要素

オブジェクトタイプ D には考慮している観点の構成要素がなく,一方,オブジェクトタイプ E は,

図 9

に示すように四つの構成要素がある。

  9  オブジェクトタイプ の観点で見た構成要素

図 10 に示すように,オブジェクトタイプ A のある観点における全体ツリー構造は,参照したオブジェ

クトタイプの観点が同一のため,ツリー構造を連結し組立てることができ,

(○)を(

)にした]この

省略表現が

図 である。

 10  オブジェクトタイプ を一つの観点でみたツリー構造

5.

参照指定の構造

5.1

一般事項  参照指定は,システム中のオブジェクトを明確に識別する必要がある。図 に示すツリ

ー状の構造に含まれている“ノード”がオブジェクトを表す。

“ブランチ”は,あるオブジェクトを他のオ

ブジェクト(すなわち,下位のサブオブジェクト)に分割することを表す。分割された各オブジェクトに

は,元のオブジェクトの範囲内で一意な単一レベルの参照指定を割り付けなければならない。最上位ノー

ド(最上位のノード)によって表されるオブジェクトには単一レベルの参照指定を割り当てない。

備考  最上位ノードで表されるオブジェクトは,部品番号,注文番号,タイプ番号,名前などの識別

子をもつ場合がある(序文を参照。

。最上位ノードで表されるオブジェクトは,システムがよ

り大きいシステムに組み込まれるとき参照指定を割り付ける。


10

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

参考  参照指定の具体的適用に関しては,社団法人日本電機工業会規格 JEM 1090 : 2001(制御器具番

号)があり,製品への参照指定適用時に確認することが望ましい。

5.2

参照指定のフォーマット

5.2.1

単一レベルの参照指定  オブジェクトに割り付ける“単一レベルの参照指定”は,“接頭辞”に続

く次のいずれかの文字で構成する。

−  文字記号

−  番号が続く文字記号

−  数字

4.1

に記述している観点のタイプに用いられる参照指定の“接頭辞”の文字は,

=”  オブジェクトの機能観点に関係している場合(半角のイコール記号・等号)

-”  オブジェクトの製品観点に関係している場合(半角のハイフン−マイナス記号)

+”  オブジェクトの位置観点に関係している場合(半角のプラス記号)

コンピュータの実装に当たっては,接頭辞は ISO/IEC 646  の“G0-セット”又はこれと等価な国際規格

から選定する。

“文字記号”と“数字”とを一緒に使う場合には,数字は文字記号の後に続ける。この場合,数字は同

じ文字記号を割り付けたオブジェクトの構成要素を区別する。

なお,数字単独,又は文字記号と一緒に使う場合で数字が重要な意味をもつ場合には,その文書中又は

関係書類の中で説明しておく。読みやすくするために,数字や文字記号はできる限り短くすることが望ま

しい。

参考  主に一般産業分野で使用された旧 JIS C 0410 : 1982“シーケンス制御用展開接続図”では,当

時の IEC 60750 から“品目の記号”(item designation)  の表現方法として,品目と品目との 1 対

1 の接続関係に,

表示符号  =,-,+  ブロック 1(上位の区分)  ブロック 2(位置)  ブロック 3(種類と機能)  ブロック 4(端子)

という文字列を導入していたが,我が国では,このうち“ブロック 3”に用いる“品目の種類

の指定用文字記号(表)

”だけを単独で利用するのが主であった。この規格の“参照指定”は,

上の“品目の記号”と同じもので,また,この規格の“

(参照指定の)接頭辞”

(=, -, +)は,上

の“表示符号”と同じものである。

なお,この規格の参照指定は,1 : N の接続関係が可能となっている。

図 11 に,この規格の“単一レベルの参照指定”の例を示す。

あるオブジェクトの

機能指向の参照指定

あるオブジェクトの

製品指向の参照指定

あるオブジェクトの

位置指向の参照指定

          =A1

            -A1

            +G1

          =ABC

            -RELAY

            +RM

     =123

      -561

      +101

          =TXT12

            -LET12

            +RM101

 11  単一レベルの参照指定の例


11

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5.2.2

文字記号  5.2.1 に記述するように,単一レベルの参照指定に文字記号を入れてもよい。この場合,

オブジェクトを指定する次の文字記号を用いても差し支えない。

−  オブジェクトを示す記号(

例  国の位置の指定には国名コードを使用する。)

−  オブジェクトの分類を示す記号

オブジェクトの分類を記述する“文字記号”には,次を適用する。

−  文字記号は,オブジェクトが特定のケースでどのように使われるかに依存せずに分類する。

−  文字記号の文字数を制限しなくてよい。複数の文字列から成り立っている文字記号では,第 2(第

3 など)文字は第 1(第 2 など)文字によって示した分類の下位の分類を示す。

備考1.  この分類体系は,システムの構造から独立している。

“文字記号”は,A から Z までのラテン大文字(いわゆるアルファベットの大文字)で構成する(特別

な国家の文字を使用しない。

。アラビア数字の“1”

(いち)と“0”

(零)使用で混乱のおそれがあるなら,

“I”

(アイ)と“O”

(オー)の文字は使わない。

オブジェクトの分類を示す文字記号は,IEC 61346-2 から選択される。

5.2.3

複数レベルの参照指定  複数レベルの参照指定は,ツリー構造の最上位オブジェクトから対象のオ

ブジェクトまでに通過するパス(経路)を記号化する。パスは,多くのノード(オブジェクト)を含む。

複数レベルの最上位から始まる一連の単一レベルの参照指定を文字連結することによって組み立てること

ができる。パスを構成するノード数は,対象システムの必要性及び複雑さに依存する。

備考  上位のノードによって表されるオブジェクトは,部品番号,注文番号,タイプ番号又は名前な

どの識別子で表現する(

附属書 11.(緒言)”の表 を参照)。そのシステムがより大きいシス

テムの中に統合される場合には,最上位のノードで表されるオブジェクトに参照指定を割り付

ける。

単一レベルの参照指定の接頭辞が,前の単一レベルの参照指定のもと同一である場合は,次の方式を使

用することができる。

−  前の単一レベルの参照指定が数字で終わり,かつ,次の参照指定が文字記号で始まる場合に,そ

の接頭辞を省略しても差し支えない。

−  接頭辞を“  .  

(ピリオド/終止符)に置き換えてもよい。

上記の方法から一つを選択し,複数レベルの参照指定に使用する。

図 12 に,単一レベルの参照指定と複数レベルの参照指定との間の関係を示す。

 12  複数レベルの参照指定と単一レベルの参照指定との関係

(六つの単一レベルの参照指定をもつ一つの複数レベルの参照指定)

図 13 に複数レベルの参照指定の例及びその記述法を示す。

   =A1=B=C3

   -A1-1-C-D4

 -A1-B2-C-D4

   +G1+111+2

 +G1+H2+3+S4

   =A1B2C3

   -A1-1C-D4

 -A1B2C-D4

   +G1.111.2

 +G1H2+3S4

   =A1.B2.C3

   -A1.1.C.D4

 -A1.B2.C.D4

 +G1.H2.3.SS4

 13  複数レベルの参照指定の例


12

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

複数レベルの参照指定の表現で,異なる単一レベルの参照指定を区別するために,スペースを使っても

差し支えない。ただし,スペースに重要な意味はなく,単に読みやすくするだけである。

5.2.4

構造及び参照指定の例  図 14,図 15 及び図 16 は,図 7,図 及び図 と同じツリー構造を機能指

向の単一レベルの参照指定で示した図である。

図 17 に,機能指向の複数レベルの参照指定の例を,図 5

のような連結ツリーで示す。

 14  オブジェクトタイプ の機能指向の構造

 15  オブジェクトタイプ の機能指向の構造

 16  オブジェクトタイプ の機能指向の構造

 17  オブジェクトタイプ の連結した機能指向のツリー構造


13

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

5.3

同一タイプの追加観点  一つの観点の中だけでも,複数の見方が必要な場合には,同一タイプの追

加観点として参照指定に接頭辞を 2 回(3 回)など複数個使用することで定式化する。追加した参照指定

の適用方法及びその意味を,その文書又は文書作成要領の中で説明しておく。

図 18 に,複数の接頭辞を用いた複数レベルの参照指定を示す。

      - -A1- -B2- -3- -D

    ++B1++2++D++G1++H2

      = =A= =B= =W

      - - A1B2- -3D

    ++B1++2D++G1H2

      = =A.B.W

      - -A1.B2.3.D

    ++B1.2.D.G1.H2

 18  複数の接頭辞をもつ複数レベルの参照指定

複数の接頭辞を用いた複数レベルの参照指定の例を示す。

1.  図 19 において,同一のプリント基板組立品 A (PCBA)  が異なる組立工程で製造される場合があ

り,したがって,異なる複数の製品指向のツリー構造として記述してもよい。このとき,異な

った手順で生産された PCBA は完全に交換可能である。一つの接頭辞は,一つの組立製造工程

に対応した参照指定に使用する。

なお,製品(

例  PCBA)に対し,使用者が文書化のときに異なった製品指向のツリー構造

が必要で,かつ,元の参照指定と区別する必要がある場合には,

-

, “- -

, “- - -”  又は “

- - -

”を文書の中で使用する。

 19  付加的な製品指向の構成の例

参考  上に示す四つの製品構造の例  ”-”,”--”,”- - -”,”- - - -”の見方のうち,いずれかを選択す

るかは実際の組立ての仕方に合わせて選択することになる。

例 2.  エンジニアリング,建設,運転,保守などの異なった使用目的に応じて,製品を異なったツリ

ー構造で表現してもよい。

図 19 に示した例は,同じくこの方法を説明している。これは製品指

向の構造の見方を追加した例である。


14

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

参考  “機能指定”又は“製品指定”の文字記号として,この規格の規定の範囲内で,例えば,JEM 

1090  : 2001

(制御器具番号)の“器具番号”を利用することが可能である。欧米の製造業者で

は,ANSI/IEEE C 37.2 の中の“デバイス機能番号  (Device Function Number)”を“機能指定”

としている例がある。また,プラントなどの展開接続図で,製品の図記号は,そのオブジェク

トの集合が存在する“設置場所”を示す“ロケーション記号”

例  中央操作室を (CCR),#3

コントロールセンタを (#3MCC)と表記]が従来から利用されてきたが,これを“位置指定”の

基礎として扱うことは可能である。また“位置指定”でない単なる図面上の “注釈 (annotation)”

又は“注記 (note)”として扱うならば,この規定の範囲外として利用可能である。

なお,実際の適用に当たっては,当事者間で事前調整して使用することが望ましい。

例 3.  図 20 に,産業プロセスプラントの付加的な機能指向の構造を示す。プロセスからみた機能に基

づいて 1 番目の機能指向の構造が作られている。2 番目の機能指向の構造は制御機能に基づい

ており,3 番目の機能指向の構造はエネルギー供給システムに基づいている。図に示すように,

電動機はすべての三つの構造で識別している。

 20  産業プロセスプラントの付加的機能の視点からの概念説明図

例 4.  組立てユニットのエンジニアリングに関連して,2 種類の位置観点の構造を使うと便利な場合

がある。

−  一つはプラント(システム)の地形的な位置に基づいたもの。

−  もう一つは組立てユニット内の相対位置に基づいたもの。

ある特定のプラントにおいて,三つの組立てユニットが必要である場合,エンジニアリング

の早い段階ではプラントの地形的な位置に基づいてユニットの位置指向の参照指定を用いるこ


15

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

とは適切でなく,また,可能でもない。この場合,

図 21 に示すように,地理的な位置を使わ

ずに,プラント全体との関係で明確な参照指定が可能である。

 21  プラントの位置指向の構造

P1,P2 及び P3 を起点とすれば,各組立てユニットは,その設置セクションごとに位置指向

の構造として適切な参照指定を割り当てることができる(

図 22 参照)。組立てユニットは,全

体として,名前,注文番号などで識別する。

 22  組立てユニット内の位置指向の構造

エンジニアリングの後の段階で必要な情報がすべて入手できる段階で,それぞれの組立てユ

ニットにプラントの地理的な位置に基づいた参照指定を追加することができる。後者の参照指

定は必ずしも明確である必要性はない。例えば,P1 と P2 とは同じ部屋に配置してもよい。

この例では,一つのプラス(+)は組立てユニットに基づいた位置指向の構造の参照指定に

用い,二つのプラス(++)はプラントの地形的な位置に基づいた参照指定として用いている(

23

参照)

 23  プラントの位置指向の構造


16

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

5.4

異なった観点を使用したオブジェクトの識別  システムを識別するのに,一つの観点だけを使用す

るのは十分とはいえず,また,適切でもない。一つの観点からもう一つの観点に遷移することによって,

異なった観点でつないだ連続したオブジェクトの識別を使うことができる。

1.  位置の観点は製品(例えば,プリント回路基板組立て PCBA)の位置の識別に使用する。また,

製品の観点は,その製品の下位の製品(例えば,抵抗器)の識別に使われる。したがって,同

じオブジェクトにおいて,一つの観点からもう一つの観点への遷移が発生する。この遷移は,

一つ以上の観点をもっているオブジェクトにおいて可能である。各々の観点は,一つ又は幾つ

か独立したオブジェクトで表現してもよい(すなわち,ツリー構造のノードとして)

2.  四つの独立した NAND―機能をもっている集積回路が製品の観点では一つの表現をもち,また,

機能の観点では四つの表現をもつことになる。

3.  三つの独立した弁をもつ弁ブロックは,製品の観点では一つの表現をもち,そして機能の観点

では三つの表現をもつことになる。

図 24 に一つの観点で幾つかの独立した表現をもつオブジェ

クトを示す。

 24  ある観点で幾つかの独立した表現方法をもつオブジェクト

遷移が行われるオブジェクトは,そこから遷移する観点に従って参照指定する。構成要素オブジェクト

は,遷移される観点に従って単一レベルの参照指定を与える(

図 25 参照)。

遷移が行われるオブジェクトが遷移される観点で幾つかの独立した表現をもっている場合には,これら

の表現は,オブジェクトの観点の中で一意に識別される(

図 26 参照)。

備考  これらの一意な識別は,前もって定義されているか,又は連続した番号でもよい。

対象としているシステムの中で観点が遷移する場合,遷移先の表現及び/又は構成要素オブジェクトを

明確に識別する方法は,次による。

a)

遷移が行われるオブジェクトを参照指定する。

b)

対象とするオブジェクトがある観点から遷移し,遷移先の観点で幾つかの独立した表現をもつ場合に

は,括弧で囲んだ識別子を加える。

c)

構成要素オブジェクトを識別した場合,構成要素オブジェクトに単一レベルの参照指定を付加する。


17

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

 25  異なった観点を使用した複数レベルの参照指定の例

 26  一つの観点の中で幾つかの独立した表現を含んでいるオブジェクトの

異なった観点を使用した複数レベルの参照指定の例

遷移するオブジェクトの観点がただ一つの表現であるような遷移を,次に示す。

−  機能がその製品だけで完全に実現されているとき,機能観点から製品観点へ遷移し,したがっ

て,それ自体だけで機能を完全に実現する下位の製品はない。

−  製品が一つの機能だけを完全に実現しているとき,製品観点から機能観点へ遷移する。

−  製品が一つの位置にだけ存在するとき,製品観点から位置観点へ遷移し,製品を完全に含む下

位の位置はない。

−  一つの位置を占有するとき,位置観点から製品観点へ遷移し,完全に位置を占有する下位の製

品はない。

備考1.  製品は,必ずしも 1 か所に位置付けられない多くの構成ユニットから成り立ってもよい。

2.

製品を製品指向の構造に基づく参照指定によって指定することは,必ずしも必要でない。

機能指向又は位置指向の構造に基づく参照指定として指定できる。

遷移を含む複数レベルの参照指定の補足説明を,次に示す。


18

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

−  機能観点から製品観点に至る遷移とは,次のことを意味する。

  製品指向の参照指定(すなわち,

図 27 の“-B1”)で示したオブジェクトは,その前の機能指向

の参照指定(すなわち,

図 27 の“=A2”)で示した機能を実現する製品の下位の製品である。

 27  機能観点から製品観点への遷移

−  製品観点から機能観点への遷移とは,次のことを意味する。

  機能指向の参照指定(すなわち,

図 28 の“=B1”)で示したオブジェクトは,その前の製品指

向の参照指定(すなわち,

図 28 の“-A2”)で示した製品で実現する下位の機能である。

 28  製品観点から機能観点への遷移

−  製品観点から位置観点への遷移とは,次のことを意味する。

  位置指向の参照指定(すなわち,

図 29 の“+B1”)で示したオブジェクトは,その前の製品指

向の参照指定(すなわち,

図 29 の“-A2”)で示した製品全部が位置付けられている位置の下位

の位置にある。

 29  製品観点から位置観点への遷移

−  位置観点から製品観点への遷移とは,次のことを意味する。

  製品指向の参照指定(すなわち,

図 30 の“-B1”)で示したオブジェクトは,その前の位置指向

の参照指定(すなわち,

図 30 の“+A2”)で示した位置を完全に占める製品の下位の製品である。


19

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

 30  位置観点から製品観点への遷移

附属書 に,それが遷移する観点内に一つの表現だけをもつオブジェクトの分かりやすい遷移の例を示

す。

附属書 は,それが遷移する観点内に幾つかの独立した表現があるオブジェクトの分かりやすい遷移

の例を示す。

5.5

参照指定のセット  オブジェクトは,異なった観点から検討し,異なるツリー構造を組み合わせて

もよい,それぞれの構造は,オブジェクトが別の(下位の)オブジェクトになる観点を細分化して表現す

る。それぞれの(下位の)オブジェクトは,同様なオブジェクトを異なる観点で表現した幾つかのツリー

構造で表現し,これを参照指定のセットという(

図 31 参照)。

 31  オブジェクト,観点及び構造

着目オブジェクトを異なった観点で検討できるから,異なった構造の中で,着目するオブジェクトのポ

ジションを識別する複数レベルの参照指定をもつことができる。

これら複数レベルの参照指定で特定の目的を指す必要がある場合には,製品指向の構造内で,着目する

オブジェクトの場所及び着目するオブジェクトがどこにあるかの両方を指し示す例として,参照指定のセ

ットを規定する。

参照指定のセットでは,次を適用する。

−  それぞれの参照指定を 5.25.3 及び 5.4 の原則に従い構築する。

−  それぞれの参照指定は,他の参照指定と明確に区別する。

−  少なくとも一つの参照指定は,着目するオブジェクトを明確に識別できる。

−  セット中の幾つかの参照指定の(下位の)オブジェクトの識別が,不明確(例えば,オブジェク

トが構成要素である何かを識別するとして)であったり,混乱が生じるようなものであれば,そ

の表現を他のものとはっきりと区別するように選定する。


20

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

備考  この規格では,この区別のために標準的な省略記号(…)を用いる。

図 32 の a)に,モータコントロールセンタ (MCC) の配置を示す。図 32 の b)  に,製品指向の構造によ

るもの及び位置指向の構造によるものの二つの参照指定が完全に一致する(下位の)オブジェクトを識別

する参照指定のセットの例を示す。

図 32 の c)及び図 32 の d)に,最初の参照指定が製品観点の構造に従っ

て(下位の)オブジェクトを識別し,2 番目の参照指定はこの(下位の)オブジェクトだけではなく他の

ものも含んでいる位置を識別する例を示す。

 32  参照指定のセットの例

5.6

参照指定のグループ  5.25.3 及び 5.4 は,システムの中の着目するオブジェクトを明確に参照指定

する方法の原則を規定しているが,また,明確に識別子を組み立てる他の方法として,グループ化のメカ

ニズムがある。この方法では,着目するオブジェクトを明確に識別する参照指定のグループという識別子

を規定しなければならない。参照指定のグループでは,次を適用する。

−  グループのすべての参照指定は,この明確な識別子の一部とする。

−  それぞれの参照指定を明確に他のものから分離する。

−  完全な参照指定のグループを,文書の中,及びオブジェクトに対応する物理的な箇所の近くの両

方に表示する。

−  参照指定のグループの適用を文書内,又は補足文書に明記する。

−  5.25.3 及び 5.4 に記述した方法を併用する場合には,

“参照指定のグループ”に属している参照

指定の表現を,他の“参照指定”から明確に区別し識別する。


21

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

備考1.  オブジェクトの明りょうな識別のために“参照指定のグループ”を用いるには,かかわるす

べての供給者とパートナ(

参考  製造業者及び購入使用者の関係は,その一例である。)との

間で,システムに対し指定の重複を引き起こさないような慎重,かつ,緊密な協力関係が必

要である。構成要素を構造化し,これを厳密に運用すれば,このような重複は本質的に避け

られる。

2.

参照指定のグループを用いてオブジェクトの新たな識別子を作ることを認めてはいるが,そ

れはツリー状構造の中でシステム的に必ずつながることに限るという制約が必要である。

図 33 に明確な識別子を形作るグループメカニズムの適用例を示す。三つの押しボタンが三つの異なる場

所に位置し,互いに相互に関連して単機能の遮断器:

“閉(投入)

”操作を行う。各々の押しボタンは,機

能指向の参照指定として示してはいない。各々の押しボタンは,必ずしも明りょうとはいえない場所の製

品指向又は位置指向の参照指定をもつ(同じ製品指向の参照指定又は位置指向の参照指定をもつ他の装置

がある。

。明確にするには,不明確な機能指向,製品指向及び位置指向の参照指定をグループ化すること

である。

 33  参照指定のグループの例

6.

位置指定  位置指定は,次の規格を適用する。

−  国名の指定は,ISO 3166 を適用する。

−  市,村,ある特定の地域などの指定は,実用的な範囲で短くする。

備考1.  適宜,IATA 都市コード[7], IATA 空港コード[8], ICAO 空港コード[9],郵便番号など,一

般的に認知されたコードシステムを使用してもよい。

−  適宜,地理的なエリアを指定するために,UTM 万国横メルカトル座標系,又は地図に用いる

座標系を使用してもよい。

−  建物の指定は,ISO 4157-1 に従う。

−  建物の床の指定は,ISO 4157-1 に従う。

−  建物の部屋の指定は,ISO 4157-2 に従う。建物又は構造物において,位置を指定するために,

座標を使用してもよい。

装置,組立品などの位置指定は,これらを製造する製造業者によって決定する。

備考2.  位置指定のための文字記号は IEC 61346-2 に規定している。


22

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附属書 A(参考)参照指定システムの基本要求及び必要な特性

序文  この附属書(参考)は,参照指定システムの補足説明であり,規定の一部ではない。

A.1

一般  この規格は,システムに関する情報の構造化原則を定義し,システムのオブジェクトを明確に

定式化するための原則である。理解を促すため,

“参照指定”システムの基本要求を A.2 に定義する。A.3

には,これらの基本要求から導かれる参照指定システムとして必要な特性を記述している。A.4 には,最

終的にこの規格における参照指定システムに必要とされる特性を記述している。

A.2

参照指定システムに対する基本要求

a)

参照指定システムは,技術製品のライフタイムのあらゆる段階(すなわち,設計,エンジニアリング,

建設,据付け,運転,保守,試運転,解体,その他)において一貫して適用できる能力をもつ必要が

ある。ここで,技術製品はプラント,システム,組立品,部品などのことである。

b)

参照指定システムは,トップダウンアプローチ及びボトムアップアプローチのいずれの手法も適用可

能でなければならない。ほとんどの場合トップダウンアプローチは早い段階に使用され,ボトムアッ

プアプローチの多くはシステムのライフタイムの後半に使われる。

c)

参照指定システムは,全体システム内の,どのようなオブジェクトに対しても明確に識別できる能力

をもつ。

d)

参照指定システムは,あらゆる技術分野に適用できるのが望ましい。

e)

下位のシステム及び製品を,複数の組織から,他の組織の参照システムへもち込んでも,参照指定シ

ステムは,オリジナルの下位のシステム,文書などを変更しないでそのまま使える。

f)

参照指定システムは,システムの複雑さに関係なく,様々な観点からシステムで表現できる。

g)

参照指定システムは,コンピュータプログラム,及び製品の一部としてのプログラムに利用できる。

h)

参照指定システムは,その適用が容易で,また,使用者が容易に理解できるものであることが望まし

い。

i)

参照指定システムは,エンジニアリング,建設,運転,保守などに使用するコンピュータ支援ツール

で利用できることが望ましい。

j)

参照指定システムは,

“端子指定”

“信号名”

“文書分類コード”などと組み合わせて使用する。

A.3

参照システムに必要な特性  基本要求 A.2a)は,次の特性になる。

a)

参照指定システムは,異なったタイプの情報であっても受入れでき,また,ライフタイムの異なる段

階にも適用できる構造である必要がある。

b)

参照指定システムは,柔軟であることが望ましい。すなわち,

1)

異なったニーズに対応し,異なった段階にも適用可能であることが望ましい。

2)

入手できる情報から,参照指定を構築できることが望ましい。

基本要求 A.2b)は,次の特性になる。

c)

参照指定システムは,参照指定の前後どちら側へも拡張できる。

基本要求 A.2c),A.2h),A.2i)から,次の特性となる。


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C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

d)

参照システムを構成するためのルールを含んでおり,このルールによって明確に参照指定の定式化が

できる。解釈の原則も提供する。

基本要求 A.2d)は,次の特性になる。

e)

参照指定システムは,特定の技術分野内で使用できないような原則及び制限を含まない。

f)

参照指定システムは,特定の分野において制限されるものでなく,すべての技術分野において予見で

きるシステム参照を可能にし,すべての分野をカバーできるものでなければならない。

基本要求 A.2e)は,次の特性になる。

g)

参照指定システムは,より大きなシステムに取り入れられた場合においても,最初に与えられた参照

指定システムが全体のシステムの内部においても参照関係を維持する。

基本要求 A.2f),A.2g)は,次の特性になる。

h)

参照指定システムは,複数の独立した機能を単一の製品内に取り入れることができる記述ができる。

i)

参照指定システムは,システムの異なった観点でも記述が可能で,システム内の異なったオブジェク

ト(機能,要素,装置など)間の複雑な関係を表す。

基本要求 A.2j)は,次の特性になる。

j)

参照指定システムは,端子指定,信号名,文書分類コードの組み合わせの使用において,禁止事項を

含まない。参照指定システムは,端子指定,信号名及び文書分類コードから明確に区別できる。

A.4

この規格における参照指定システムの特性  参照指定システムが A.3 のリストの必要な特性を満た

す方法を,次に示す。

a)

この規格は,他の観点で使える場合があるかもしれないが,

“もの(すなわち,オブジェクト)

”を,

機能,製品及び位置の三つの観点で区別して使っている。

b-i)

この規格は,同じ観点(下位の観点を意味する)において付加的な構造の記述を許しており,異なっ

た目的で使用する参照指定でも利用可能である。

“参照指定のセット”

5.5 参照)の考え方は,異なっ

た目的に利用可能な参照指定の必要なことを補足している。

b-ii)

構造間(5.4 参照)の遷移の考え方は,システムのライフタイムにおいて,ある特定の時間に現れる情

報を有効に活用できるように柔軟性にしている。

c)

この規格は,トップダウンアプローチにおける構造化原則を確立する。4.1 及び 4.5 では,オブジェク

トがその構成要素に分解でき,

更にその下位までも再分割できることを記述している。しかしながら,

ツリー状の構造の規則に従っている限り,ボトムアップアプローチを禁止する記述はない。この規格

の原則は,オープンな参照指定を可能にしている。

d)

参照指定を作成するための規則を,次に示す。

−  ツリー構造(5.1 参照)

−  参照指定は,構造の上位から下位へ特定のオブジェクトまで通過するすべてのノードの連結で

ある(5.2.3 参照)

−  異なった観点間での遷移であっても,意味付けをもたせて,異なった観点を統合させる方法が

ある(5.4 参照)

この規格では,あいまい性が生じることがないように規則を作っている。

また,規則を利用する場合,参照指定をどのように解釈するべきかについてのガイドを記述している。

コンピュータ支援システムでこれらの基本規則を実装しても,参照指定システムの適用を制限する制約は

ない。


24

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

e)

この規格は,特定の分野に参照指定システムを使用制限することはない。もしある分野において,更

なる要求があれば,基本システムにこれを取り入れる可能性がある。

f)

ここで規定してある参照指定システムは,自由に利用することができ,多くの可能性を認めている。

提供している内容が種々の応用分野においてそのすべてが利用できるわけではないが,いかなる者も,

必要に応じて,この規格を使用することができる。

g)

この規格は,階層設計手法を用いており,システム内の参照指定が階層的に維持されたまま,より大

きなシステムに統合できる。

h)

機能指向の構造及び製品指向の構造を明確に区別することによって,多くの独立した機能をもつ要素

(製品)を表現することができる。

i)

この規格は,それぞれの観点又は下位の観点での部分的な情報の構造化を可能にしている。  オブジェ

クトは,異なった目的に必要な参照指定に分割される。これらすべての分割された参照指定は,参照

指定のセットから分離する(5.35.5 参照)

j)

この規格は,端子指定,信号名又は文書分類コードを連結した参照指定の使用を禁止する規則を含ん

でいない。端子指定,信号名又は文書分類コードは,接頭辞や接尾辞の(.)

(ピリオド/終止符)を含

まない限り,他の参照指定から区別することができる。


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C 0452-1

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附属書 B(参考)ある観点から他の観点へ遷移する例

序文  この附属書(参考)は,観点が遷移する例を示したものであり,規定の一部ではない。

図 B.1B.4 に,機能指定“=A1”を表現する四つの異なった方法を示す。

機能“=A1”は二つの構成要素,すなわち,機能“=B1”及び“=B2”を含み,更に,これらの機能はそ

れぞれ,機能“=C1”,

“=C2”及び“=D1”,

“=D2”

“D=3”の構成要素を含んでいる。機能“=Cn”及び

“=Dn”は,それぞれ,製品“-Gn”及び“-Hn”によって実現している。これらの製品は,製品構成“-F1”

“-F2”及び“-J1”  の組合せであるという別の見方もできる。

図 B.1a),図 B.2a),図 B.3a)  及び図 B.4a)に,機能指向の構造と製品指向の構造とを重ねている。点線(-

- -)は,機能の境界の枠を示す。破線(−−−)は,製品の境界の枠を示す。実線(───)は,機能及び

製品の両方の観点をもつ境界の枠を示す。同様の方法で,

図 B.1e),図 B.2e),図 B.3e)  及び図 B.4e)に,上

記の線種で示す各々の観点を重ねたツリー構造を示す。

図 B.1e),図 B.2e),図 B.3e)及び図 B.4e)は,機能“=A1”の他の異なった実現手順の細分化構造を示す。

図 B.1e),図 B.2e),図 B.3e)及び図 B.4e)は,機能“=A1”の他の異なった実現手順のツリー構造である。

図 B.1b),図 B.2b),図 B.3b)及び図 B.4b)に,着目したある特定のオブジェクト(図的表現で示されたオ

ブジェクト)について,可能な幾つかの“複数レベルの参照指定”を示す。実際には,このように同時に

使用するケースは一つで,複数あったとしても数は少ない。

図 B.1 及び図 B.2 に,それぞれ,製品“-F1”及び“-F2”が機能“=B1”及び機能“=B2”を実現するこ

とを示す。

図 B.1 の製品“-F1”と製品“-F2”との間に直接的な関係はない。図 B.2 では,製品“-F1”と

製品“-F2”とがまとまって製品“-E1”となっている。機能“=A1”は,製品“-E1”によって実現してい

る。


26

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

図 B.1  機能=A1 が製品に直接的に反映しない場合


27

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

図 B.2  製品-E1 によって直接実現される機能=A1

図 B.3 及び図 B.4 は,機能“=B1”と機能“=B2”とが,他と関連し合って実現しており,一つの製品の

ような独立性がないことを示す。

図 B.3 に,製品“-F1”と製品“-F2”との間には直接的な関連がない場

合を示す。

図 B.4 に,製品“-F1”と製品“-F2”とが結合し,製品“-E1”となっている場合を示す。機能

“=A1”は,製品“-E1”によって実現している。


28

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

図 B.3  独立した機能及び製品指向の構造


29

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

図 B.4  分岐したあと集合した機能指向及び製品指向の構造の例


30

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

附属書 C(参考)ある観点から他の独立表現の観点へ遷移する例

序文  この附属書(参考)は,遷移についての補足説明であり,規定の一部ではない。 

図 C.1 には,位置“+A1”内に,その下位の位置“+B1”と“+B2”を含み,また,下位の位置“+B1”

はその下位の位置“+C1”

“+C2”を含んでいることを示す。また,下位の位置“+B2”には,更に下位の

位置“+D1”

“+D2”及び“+D3”を含んでいる。位置“+Cn”は製品“-Gn”の位置で,位置“+Dn”は製

品“-Hn”の位置である。位置“+A1”内には,二つの独立した製品(1)及び製品(2)を含んでいる。製品(1)

は(下位の)製品“-G1”,製品“-H1”及び製品“-H2”から組み立てられている。製品(2)は,

(下位の)

製品“-G1”及び製品“-H1”から組み立てられている。

図 C.1a)に,位置指向の構造及び製品指向の構造の重ね合わせを示す。点線(- - -)は,位置の境界を示

す。破線(−−−)は,製品の境界の枠を示す。実線(───)は,位置及び製品両方の境界枠を示す。同

様の方法で,

図 C.1c)∼C.1e)に,それぞれ同じ線種を用いたオブジェクトの下位分割を示す。

図 C.1b)に,着目したオブジェクトについて,可能な幾つかの“複数レベルの参照指定”を示す[この

オブジェクトは,

図 C.1a)の網掛け部分]。

図 C.1  独立した製品をもつ位置の例

参考  図 C.1c)は,IEC 原文表題の“機能指向”を“位置指向”に修正している。


31

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

附属書 D(参考)プロセスシステム内の参照指定の例

序文  この附属書(参考)は,参照示のプロセスへの適用例であり,規定の一部ではない。 

図 D.1 は,材料取扱いプラントのプロセスフロー図の例を示しており,また,個々の下位のシステムも

示す。

図 D.2 は,プロセスシステムの一部分 (=U1) 及び電力供給システム (=G1) の一部分を含む全体構

造図で,プロセスシステムのベルトコンベアの機能を重点的に示す。

備考  簡略化のため,接続及びケーブルの指定を省略している。

図 D.1  材料取扱いプラントのプロセスフロー図


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C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

図 D.2  電力供給システム  (=G1)  及びプロセスシステム  (=U1) の一部分の全体図


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C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

図 D.3 に材料取扱いプラントの部分的な機能指向のツリー構造を示す。

図 D.3  材料取扱いプラントの機能指向のツリー構造

図 D.4 は,モータコントロールセンタ (MCC)“=G1A1”の配置図である。この MCC は,主母線,垂直

母線,受電フィーダ用の遮断器その他を含む製品として注文されることを示す。電動機始動器は MCC と

は別に出荷され,MCC の中には始動器用のスペースが準備されている。設計図面には,MCC の上に始動

器を置く位置指向の参照指定を示す。MCC には,位置指向の参照指定のマークがある。

参考  始動器の参照指定は,この図 D.4 及び図 D.5 の範囲には示していないが,後述の説明で図 D.4

の盤 no.3  のパネル no.1 を意味する位置“+3+A1”に収納されることが分かる。通常,設計図

面にはこの指定の表示を記載している。

図 D.5 に,図 D.4 に示す MCC の製品指向及び位置指向のツリー構造を示す。表 D.1 に示すように,MCC

は,プラントの位置“+X1”に設置される。


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C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

備考 MCC の構成部品の参照指定は,引出し線(←)で,MCC の外側に示している。

図 D.4  モータコントロールセンタ  (MCC=G1A1 の盤面配置図

図 D.5  モータコントロールセンタ (MCC)  の製品及び位置観点のツリー構造

図 D.6a)に,電動機始動器の構成要素を製品観点による参照指定した始動器の回路図で示す。同じく,

b)

に電動機始動器の製品観点のツリー構造を示す。モータコントロールセンタ (MCC) の特定の場所に収

納する仕様であるが,始動器が別製品として注文される場合がある。

図 D.2 に示すように,始動器はベル

トコンベア“機能”の実現に使用し,また,MCC(すなわち,MCC 内の位置指定“+3+A1”

)の盤 no.3 の

パネル no.1 の“位置”に収納される。


35

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

図 D.6  電動機始動器

表 D.1 はモータコントロールセンタ及び電動機始動器の異なった要素の参照指定のセットを示す。表に

は,着目するオブジェクトを一意に識別できない複数レベルの参照指定を省略記号(...)で表示している。

 D.1  モータコントロールセンタ及び電動機始動器の構成品の参照指定のセット

参照指定

構成要素

機能指定

位置指定

モータコントロールセンタ

  =G1A1

 +X1

  変流器

  =G1A1-T1

 +X1+1A1...

  遮断器

  =G1A1-O1

 +X1+1A1...

  主母線

  =G1A1-W1

 +X1...

  垂直母線

  =G1A1-W2

 +X1+2...

  垂直母線

  =G1A1-W3

 +X1+3...

電動機始動器

  =U1W2M1Q1

 +X1+3A1

  主スイッチ

  =U1W2M1Q1-S1

 +X1+3A1-S1

  主ヒューズ

  =U1W2M1Q1-F1

 +X1+3A1-F1

  電磁接触器

  =U1W2M1Q1-K1

 +X1+3A1-K1

  過電流保護器

  =U1W2M1Q1-F2

 +X1+3A1-F2

  変流器

  =U1W2M1Q1-T1

 +X1+3A1-T1


36

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

附属書 F(参考)この規格,旧 IEC 60750,ISO 3511 及び ISO/DIS 1219-2

で定義される指定システム間の差及び類似性

序文  この附属書(参考)は,規格間の差を示したものであり,規定の一部ではない。

F.1

観点  この規格では,対象システム内に発生するオブジェクトを,参照システムの三つの観点でみて,

指定することができる。IEC 60750[1]では,

“情報ブロック”(blocks of information)  を規定しており,その

ブロックがシステムの異なった観点を表現できるかどうか触れていないが,異なったブロックも可能(ブ

ロック no.4 の例外)であるため,拡大して考えると,この規格  (JIS C 0452-1)  の観点の扱いと類似してい

るとみなせる。

参考  既にこの旧 IEC 60750 が削除されているのと,“情報ブロック”が類似であるという単なる経過

説明でしかない。

ISO 3511[4][5]

はシステムの機能観点だけで構成されている。

ISO/DIS 1219-2[6]

はシステムの製品観点だけから構成されている。

参考  ISO 1219-2 は 1995 年に発行されている。

F.2

構造化  この規格は,システムの観点で,オブジェクトを構成オブジェクトに細分化できるとしてい

る。この分割を連続して使うと,ツリー状の構造ができあがる。旧 IEC 60750[1]では,ツリー状の構造の

方式に対応しているが,詳細な規定又は構造化に対する手引きを与えていなかった。旧 IEC 60750[1]の適

用では,通常,システム下位のレベルの機能視点(すなわち,ブロック no.1)を適用できず,また,上位

レベルに製品視点(すなわち,ブロック no.3)も適用できない。

ISO 3511[4][5]

は,基本的には図記号の規格であるため,システムの構造化の形式を含んでいない。しか

し,ISO 3511[4][5]の例では,ANSI/ISA-S5.1 の規約とともに使用されている。このため,プラント領域及

びループ番号の情報が追加されることになる。ループ番号は,機能コードの後ろへ付加される。同一のル

ープ番号は幾つかの機能をもてるため,この方法によって,指定を構造化できる。ただし,フォーマット

の符号の順序は,この規格及び ISO/DIS 1219-2[6]で推奨する構成とは逆である。

ISO/DIS 1219-2[6]

で規定されている指定記号には,3 レベル(インストール/回路/コンポーネント)

のシステム又はプラント構造が含まれている。基本的にこの構造は,この規格  (JIS C 0452-1)  で推奨する

構造に類似しており,特定の応用として考えられる。

F.3

明確な識別子  この規格では,システムで任意のオブジェクトに対して明確な識別子を作成する原則

を規定しており,次の可能性がある。

−  一つの観点のだけの使用が可能。

−  複数の観点の使用が可能。

(異なった観点を使用するための厳密な原則が規定されているため。

先の旧 IEC 60750[1]には,明確な識別のための完全な原則の規定が含まれていなかった。旧 IEC 60750

では,異なった情報ブロック間を結合するような識別が若干推奨されてはいたが,詳細な原則ではなかっ


37

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

た。

旧 IEC 60750[1]によると,製品の例では,通常,ブロック no.3 指定(すなわち,

“=F1-M1”

)が製品に

割り当てられる。この旧 IEC 60750 も,製品に機能指定(又は位置指定)

(すなわち,

“=F1=M1”

)によっ

て識別することが可能であった。

ANSI/ISA-S5.1

で与えられる原則で,ISO 3511[4][5]を適用すると,一つのオブジェクトだけをあいまい

に識別する“タグ番号 (tag number)”を使うことになる。

明確にするには,ISO/DIS 1219-2[6]の識別コードが必要であった。

F.4

端子指定  この規格では,一般に適用できるようにするため,“端子指定”はこの参照指定ステムに

は含めない。

“信号指定”

JIS C 0450 : 2004“信号指定及び接続指定”を参照。

なお,この規格は JIS 策定中。

)と同じ方法で取り扱う必要があり,

“端子指定”は別の規格として発行

されている。

参考

端子指定”(terminal designations)用の IEC 61666 : 1997,Industrial systems, installations and

equipment and industrial products−Identification of terminals within a system が発行されている。

IEC 60750[1]

には,四つの情報ブロックの一つとして端子指定を扱っている。

ISO 3511[4][5]

には,端子指定は考慮されていない。

ISO/DIS 1219-2[6]

は,端子指定(すなわち,ポート)を線図に表記することを要求しているだけで端子

指定に関する規則は全く規定していない。

F.5

  文字記号  この規格は“文字記号”の表を定義するものではない。例外として,文字記号を定義する

ための要求,及び,その構造にかかわる若干の原則を規定している。文字記号の表は,別の分冊 IEC 61346-2

として発行されている。

旧 IEC 60750[1]では,

ブロック no.3 の指定に使われる文字記号が定義されている。

この文字記号の表は,

特定の技術分野にだけ関係し,整った分類となってはいないので,

“品目(オブジェクト)

”[item (object)]

に二つ以上の文字記号を割り当てる場合がある。

ISO 3511[4][5]

は,主たる図記号の機能を指定する限定図記号に使用される文字記号を定義している。

F.6

  参照文書

JIS C 0450 : 2004

  電気及び関連分野−信号指定及び接続指定

ANSI/ISA S5.1 : 1984

  Instrumentation Symbols and Identification


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C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

附属書 G(参考)関連規格

序文  この附属書(参考)は,関連規格を示したものであり,規定の一部ではない。

[1]  旧 IEC 60750 : 1983

Item designation in electrotechnology (Replaced by IEC 1346-1
参考

旧 IEC 60113-2 : 1997 が,旧 IEC 60750 : 1993 を経て,IEC 61346に置き換
えられている。原規格 IEC 61346-1 内で旧 IEC 60750 : 1993 が部分引用され
ている。この JIS でも同じ部分引用を踏襲している。

[2] JIS C 1082-1 : 1991

電気技術文書―第1部:一般要求事項 
備考

JIS C 1082-1

は IEC 1082-1 : 1991

  Preparation of documents used in

 electrotechnology 
Part 1 : General requirements”の整合化 JIS である。

[3] IEC 61346-4 : 1996

Discussion of the concepts of the reference designation system(参考  IEC 技術報告)

[4] ISO 3511-1 : 1977

Process measurement control functions and instrumentation―Symbolic representation― 
Part 1 : Basic requirements

[5] ISO 3511-2 : 1984

Process measurement control functions and instrumentation―Symbolic representation― 
Part 2 : Extension of basic requirements

[6] ISO/DIS 1219-2 : 1993

Fluid power systems and components―Graphic symbols and circuit diagrams―Part 2 : 
Circuit diagrams

[7] IATA Ref. 626

City code directory, International Aviation Transport Association (IATA), Montreal

[8] IATA Ref. 9095

Airline coding directory, International Aviation Transport Association (IATA), Montreal

[9] ICAO Ref. 7910

Location indicators, International Civil Aviation Organization (ICAO), Montreal


39

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

附属書 1(参考)技術文書の参照指定について

序文  この附属書(参考)は,この規格の位置付けの理解のため,参考として示すものであり,規定の一

部ではない。 

この

附属書の 1.の内容は,原国際規格の“INTRODUCTION(緒言)”に記載されている説明文が長いた

め,この附属書に移したものである。さらに,この JIS の最終目的である“電気系技術文書”の体系上に,

この JIS C 0452-1 又は原国際規格 IEC 61346-1 の位置付けを,2.に記載する。

なお,

附属書 には,電気製品及び関連分野の電気系技術文書を規定する規格グループを,参考として

その目的別に仮に分類した。技術用語については,その日本語の訳語が必ずしも定着しているわけではな

く,また,類義語が使用されており,この規格の内容を正確にするために,日本語の訳語に続け括弧内に

原語である IEC 規格の英語を併記する。

1.

緒言  設計,エンジニアリング,製作,建設,運転,保守及び廃棄などのシステムのライフサイクル

において,多くの識別システムが必要である。その例を次に示す。

−  製品タイプの識別に使用する製品(物品)番号システム[product (article) number system]

−  製品個々の識別に使用する連続番号システム (serial number system)

−  注文/契約の識別に使用する注文番号システム  (order number system)

−  システム/プラントのオブジェクト識別に使用する参照指定システム (reference designation)

この規格では,

“参照指定システム”だけを扱う。

次の表に,これら識別システムの相互関連について示す。影のついた領域は“文字記号”(letter codes)  を

用いて表す“参照指定システム”(reference designation system)  の適用範囲を表す。又は参照指定は,製造

又は運転部門において次の表で示すように使用される。

附属書   1  各関係分野における識別及び参照指定  (Identifications and their contexts)

関係分野

(Context) 

クラス又はタイプ(

1

)

(Class or Types)

オカレンス又は具現(

2

)

(Occurrences of types )

インスタンス又は

個々の一般的な識別(

3

)

(Instance or Individuals )

一般技術分野

(The technical area in general)

一般的な文字記号分類

(Letter codes for generic 

types) 

該当なし

(Not applicable)

該当なし

(Not applicable)

製造分野

(Manufacturing company)

タイプ指定,物品番号

[Type designation, article

(parts) number]

参照指定

(Reference designation) 

連続番号

(Serial Number)

プラント/システムのプロ

ジェクト

(Plants/systems project)

代表的な識別番号

(Identity No. of typicals)

参照指定

(Reference designation) 

連続番号,注文番号,

管理番号 (Serial number,

  Order number, Inventory

 number)

運転分野

(Operating company) 

社内的番号

(Internal parts number)

参照指定

(Reference designation) 

管理番号(連続番号)

[Inventory number (serial

number)]

注(

1

)  type(タイプ):同種の特徴をもつ“オブジェクト”の分類。


40

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

参考

意味的には分類された標準状態である“クラス” (class) という情報技術用語が該当し,表では 
“types”  に “class” を追加した。

注(

2

)  occurrences(オカレンス又は具現):プラント又はシステムのある特定な位置での分類・タイプの使用。

参考

  “オカレンス又は具現 (Occurrences of types)”の意味は,CAD などの設計ツール上又は電子指示
などの中間的な“もの”を指す。例えば,CAD 図面上に置かれた電動機の図記号及びその表示属性

がオカレンスである。4.5 も参照。この後のインスタンスに引き継がれる。

(

3

)  Individuals(個々の一般的な識別):どこで用いられているかにかかわらない具体的な発生例。

参考

意味的には,実際の“もの”を指す“インスタンス (instance)”と同じである。

参考

この表の先頭行の注で示されている三つの英語と,表中の “type” という英語は,現在では不適切
な用法となっており,文脈・相互関係から “class” を追加した。また,原国際規格の導入部分でも
あり,この表全体の意味を明確に理解するために,次に要約しておく。

表はあらゆる識別を列挙している。適用対象は,製品と製品とが接続関係にある盤・設備・プラントのネ

ットワークである。また,

附属書 にあるように,技術製品のライフタイムのあらゆる段階(設計,エン

ジニアリング,建設,据付け,運転,保守,試運転,解体,その他)を,製品を扱う場所で言い換え,関係

分野の列(1 列目)を上から下へ,製造分野・システム又はプロジェクト・運転分野で区分し,ある対象製
品の分類したタイプ・分類(例:遮断器・交流電動機というタイプ,ステレオのコンパクトディスク・スピ
ーカというタイプ)欄に各整理用の識別があり(2 列目)

,これらを実際に具体的な製品として製造するこ

とで,実際の製品を手配するための“設計上の中間的なもの”が現れ,この状態のものをここでは“オカレ
ンス又は具現”という言葉としている(3 列目)

。この具体的な製品と製品との間の接続ネットワークを対

象とし,この規格の“参照指定”で表現する必然性があると述べている。また,一般技術分野の分類(

例:

国コード記号・場所コード記号)も“参照指定”の一部として活用するために表に加えられている。右欄(3
列目)は,ネットワークとは別に,実際の製品が個々にもっている属性(

例:製品の製造番号)で,ネット

ワークを表現する性質はないものである。

この表をふかん(俯瞰)すると,あらゆる分野の製品と一般分類とのマトリックス表の上で,この規格が

対象とする“参照指定システム”の適用範囲を一般的に説明しようと試みている。これは,この序文の下の
説明で,

附属書 を先に理解しておくことが望ましい”と記載されていることで明白である。この表の注

で示すあいまい(曖昧)な用語は,他の箇条では参照されていない。

(本参考は,この表を理解するうえで

不可欠であり,この箇所に記載した。

この規格は,多様な参照指定の構造に適用できるように規定している。規定する一部の仕組みを使用す

れば多くのシステムに対応することができる。

この規格の参照指定システムにおける基本事項について“この規格における参照システムの特性”として

附属書 で説明している。この規格の本体を読む前に,附属書 を先に理解しておくのが望ましい。附属

書 では,必要とされる特性に対比し,この規格の参照指定システムがもつ特性を説明している。

なお,参照指定システムの基本概念の幅広い検討は,報告書 IEC 61346-4[3](

4

)に記載されている。

附属書 の内容は,旧 IEC 60750[1]の表 で定義される文字記号の再録である。

附属書 は,この規格で定義する参照指定システムと,IEC 60750 [1],ISO 3511[4][5]及び ISO/DIS 1219-2

[6]との類似点及び相違点を簡単に説明している。この附属書 は,この規格の改正時に削除する予定であ

る。

注(

4

)  角括弧[  ]の中の数字は,附属書 の参考文献の番号を参照。以下同様。

参考  原国際規格 IEC 61346-1 の発行に伴い旧 IEC 60750 は廃止となっているが,部分的に引用され

ている。また,引用部分は,発行されて IEC 61346-2 : 2000 に反映されている。

なお,IEC 61346-1 の改正作業は 2000 年から開始されている。


41

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

2.

IEC

国際規格の技術文書の接続仕様の経緯  IEC の技術文書にかかわる複数のシリーズ規格は,順次

その規定内容が変遷して,

附属書 に示す規格グループとなって現在に至っている。一般に一番知られて

いるものは現在の IEC 60617 シリーズ(電気用図記号)で,古くから JIS C 0617 シリーズとして整合導入

されている。次に掲載の内容を理解するのに必要な事項を示す。

技術文書のうち,接続図などは,多数の電気用図記号の間を接続するのが重要な手段・目的となってい

る。この接続の方法を規定する基本となる規格シリーズとして,旧 IEC 113 シリーズ(Part 1 : 1971∼Part 8 :

1983)の Part 2  : 1971 があり,設計,エンジニリング,製造,据付け,運転までのフェーズの図表をカバ

ーしていた。次に,旧 IEC 60750 : 1983 Item designation in electrotechnology(電気分野の品目指定)では,

保守/改良フェーズまでの一般技術文書を追加カバーし,更には現在の IEC 64314 シリーズの Part 1 : 1976

に拡張してきており,廃棄/再利用のフェーズまで拡張し,一般技術情報を扱うようになっている。

これらは,日本を含む IEC に参加している国々の投票によって承認されている。

この接続の表現方法の仕様について,我が国では,旧 JIS C 0401[昭和 45 制定,昭和 57 年(1982 年)

改正。平成 12 年(2000 年)に JIS C 1082-11082-4 に切換で廃止。

“シーケンス制御用展開接続図”の

1982 年改正の中で,前述の旧 IEC 60113(図表,グラフ,表)の図表及び接続仕様(品目の指定)を導入

している。この品目の指定は,あとの旧 IEC 60750 : 1983 の規定内容とほぼ同じである。

品目指定は,指定ブロック (designation block) の文字列の記号で,各々の先頭に(  = + - :  )という接頭

辞 (prefix sign) を付けていた(旧 JIS C 0401 では,

“表示符号”と定義。

。この四つのブロックをつなげ

て,一つの接続関係を表示するものであった。

矢印(→)の右側に,旧 JIS C 0401 での導入の仕方を示す。

              旧 IEC 方式

旧 JIS C 0401 方式[品目の記号]

ブロック no.1:

=  high-level(上位のレベル)

→       =  上位の区分

ブロック no.2:

+  location  (位置)

→       +  位置

ブロック no.3:

-  item     (品目の指定)

→       -  種類と機能

ブロック no.4:

:  terminal  (端子)

→       :  端子

原国際規格の整合化のこの規格  (JIS C 0452-1)  の

附属書 にでてくる古い指定ブロックは,上記の指定

そのものである。旧 JIS C 0401 には,ブロック no.3 に,IEC 方式ではなく,

“(その時点の)従来の延長

としての文字記号を使用してもよいとし,将来は,IEC の方式に統合していくのが望ましい。”としてお

り,この内容で現在まで至っている。実際には,ブロック no.1,ブロック no.2,ブロック no.4 も規定はあ

ったが普及していない。

旧 JIS C 0401 は,1996 年から 3 年間の国際整合化で,同等な国際規格の整合 JIS C 1082-1-4 : 1999 発

効にともなって廃止となっている[JIS C 1082-1-4 は,接続の事例集及び適用ガイドを規定しており,

接続の仕方は,この規格  (JIS C 0452-1)  に示されている。

旧 JIS C 0401 の“種類と機能”には,

“品目の区別,同一品目のもつ特有の働き,性質,用途などをい

う。

”との定義で,旧 IEC 60750 の文字記号を基本とした分類である JEM 1115 の文字記号・JEM 1090

1094

の各分野の制御器具番号及び米国系の器具機能番号(いわゆるデバイス番号)及び類似のものを使用

してきている(現在,社団法人日本電機工業会で改正作業中である。


42

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

附属書 2(参考)電気関連技術文書の規格グループ

序文  この附属書(参考)は,この規格の位置付けの理解のため,参考として示すものであり,規定の一

部ではない。

この

附属書 は基礎とした IEC 61346-1 にはないが,この規格の第一の目的である“技術文書”の体系

上に JIS C 0452-1 又は IEC 61346-1 の位置付けを明確化する必要性から,この

附属書 2(参考)を設けて

いる。

“技術文書”を規定する複数の IEC 規格グループ(一部 ISO との連携を含む。

)があり,この規格の基

礎とした IEC 規格はその一つで,スタートとなるものである。IEC/TC 3/SC 3B Documentation(技術文書)

委員会が扱っている既存の規格及び制定審議中の規格は,次の表に示すように,ISO との共同・他委員会

の関連規格を含めると約 25 件を超し,これらは,電気及び関連技術文書の電子交換を目指して統合的・体

系的な標準化を継続している。

この規格群は国際整合化のため導入が不可欠であり,コンピュータ支援ツールの開発を含む具体的な適

用には,規格群の全体を理解しておくことが重要であり,関連する IECISO 規格群を一覧として,その

分類と参考の和名の表題を括弧(  )内に示す。

なお,基礎とした IEC 61346-1 の発行時点(1996 年)では,この Part 1 だけが発行されたが,現在まで

次のシリーズとなっている。Part 3 を除き制定・発行されている。

IEC 61346-1 : 1996

  Basic rules

IEC 61346-2 : 2000

  Classification of objects and codes for classes

IEC 61346-3 : 2000/FDIS

  Application guidelines  [参考  2000 年 10 月 16 日の国際規格原案 (CDV) 段

階。

IEC 61346-4 : 1998

  Discussion of some concepts used in the reference designation system (technical report)

ただし,これらは,基礎的な“構造化の原理”という内容を規定するものであり,更に,技術文書を規

定する他の関連規格を入れて,全体の技術文書の体系を形成している。表にこれらすべての規格を参考一

覧として示す。 

IEC

規格が規定する電気関連の技術文書にかかわる IEC 規格群には,次があり,IEC/TC3 技術委員会の

中の TC3/SC3B(技術文書化)分科委員会  (Sub-Committee 3B “Documentation” of Technical Committee No.3

“Information structures, documentation and graphical symbols” of the International Electrotechnical Commission),

TC3/SC3D (Data sets for libraries),  又は,それらの関連する WG(作業会)・ISO との JWG(合同作業会)

が管轄し新規規格制定作業化及び既存規格の改正作業を継続している。

(そのうち幾つかは,

1995 年から 3

年間の JIS の国際整合化で,掲載した JIS になっているが,技術文書システムの全体系の一部分であり,

その他の国際規格の JIS への導入・整合化が必要である。


43

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

IEC

が規定する電気関連の技術文書にかかわる IECISO 規格群及び JIS

接続の呼び合いの基本原則,分類の規定,構成 
  IEC 61346-1   

:1996

Industrial systems, installations and equipment and industrial products ―
Structuring principles and reference designation−Part 1: Basic rules(基本原則)

  IEC 61346-2

:2000

Part 2 : Classification of objects and codes for classes(オブジェクトの分類及び
分類の文字符号)

  IEC 61346-3(TR)

:2001

Part 3 : Application guidelines(適用指針)

  IEC 61346-4(TR)

:1998

Part 4 : Discussion of concepts (Technical Report)(概念の検討)

  旧  IEC 60750 :1983

Item designation in electrotechnology (Replaced by IEC 61346-1
(電気工学の品目指定)

【1996 年廃止】

  旧  JIS C 0401 :1982

“シーケンス制御用展開接続図”【1999 年廃止】

  JEM 1090  改訂 5 :1999

“制御器具番号”[参考  品目種類の“器具番号”の文字記号(表)も規定]

  JIS C 0450 :2004

Industrial systems, installations and equipment and industrial products ―
Designation of signals and connections(工業システム,設備及び装置並びに工
業製品−システム内信号と接続の指定)

  IEC 61666 

:1997

Industrial systems, installations and equipment and industrial products ―
Identification of terminals within a system(工業システム,設備及び装置並び
に工業製品−システム内の端子の識別)

  IEC 62023 

:2000

Structuring of technical information and documentation(技術情報と技術文書の
構造化)

文書の分類及びコード化の規定 
  JIS C 0451 

:2004

電気及び関連分野−プラント,システム及び装置用の技術文書の分類及び

指定

実際の各種文書作成にあたっての事例と指針 
  JIS C 1082-1 

:1999 “電気技術文書―第 1 部:一般要求事項”

  JIS C 1082-2 

:1999 “電気技術文書―第 2 部:機能図”

  JIS C 1082-3 

:1999 “電気技術文書―第 3 部:接続図,表及びリスト”

  JIS C 1082-4 

:1999 “電気技術文書―第 4 部:配置図及び据付け文書“

IEC 61082-1 : (Ed.1 : 1991)

Amd.2 
:1996

Preparation of documents used in electrotechnology ― Part 1 : General 
requirements  
(電気技術文書―第 1 部:一般要求事項)

IEC 61082-2

:1992

Preparation of documents used in electrotechnology―Part 2 : Function-oriented 
diagrams  (第 2 部:機能図)

IEC 61082-3

:1993

Preparation of documents used in electrotechnology ― Part 3 : Connection 
diagrams, table and lists  (第 3 部:接続図及び据付け図)

IEC 61082-4

:1996

Preparation of documents used in electrotechnology―Part 4 : Location and 
installation documents(第 4 部:配置図及び据付け文書)

  IEC 61082-6 

:1996

Preparation of documents used in electrotechnology−Part 6 : Index 
(第 6 部:電気技術文書,索引)

各種技術文書に固有の規定

  IEC 62027 

:2000

Preparation of parts lists(部品リスト)

  IEC 62079 

:2000

Preparation of instructions and manuals(取扱説明書の作成)

  IEC 60848 

:2000

Preparation of function charts for control systems (制御用機能チャート:
GRAFCET の作成)


44

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

IEC

が規定する電気関連の技術文書にかかわる IECISO 規格群及び JIS(続き)

図記号の設計原則又は集合

 ISO/IEC 81714-1 

:1999

Design of graphical symbols for use in technical documentation of products−Part 
1 : Basic Rule(製品の技術文書に用いる図記号の設計−第 1 部:基本原則)

 ISO/IEC 81714-2 

:1998

Design of graphical symbols for use in technical documentation of products−Part 
2 :Specification for graphical symbols in a computer sensible form, including 
graphical symbols for a reference library, and requirements for their interchange
(製品の技術文書に用いる図記号の設計−第 2 部:図形シンボルの仕様)

 ISO/IEC 81714-3 

:1998

Design of graphical symbols for use in technical documentation of products−Part 
3 : Classification of connect nodes, networks and their encoding(製品の技術文書
に用いる図記号の設計,第 3 部:接続点,ネットワークの分類)

  JIS C 0617-1

12 :1997

:1999

電気用図記号:第 1 部から第 12 部

* IEC 60617-1

12

(省略)  Graphical Symbols for Diagrams Part 1 - 12(電気用図記号)

  【参考:IEC/TC3 専門委員会の直属管理】

情報化関連

 IEC 61286 

:1995 Information

technology―Coded graphic character set for use in the preparation of

documents used in electrotechnology and for information interchange   
(情報技術−電気関連文書作成と電子交換のための符号化図文字セット)

技術文書管理の仕組み

<Management data (metadata) associated with technical documents> 
[技術文書に付随するマネジメントデータ(メタデータ)

 ISO/IEC 82045-1 :2001

Document

management―Part 1 : Principles and Methods

(文書管理−第 1 部:文書の管理方法と原理)

 ISO/IEC 82045-2

原案 Document

management―Part 2 : Collection of metadata

(文書管理−第 2 部:文書管理データ集)

ISO

他と連携のデータ交換関連

 IEC 61360

シリーズ

(略)

Standard data element types with associated classification scheme for electric 
components(電気・電子データモデル)(TC3/SC3D 管轄)

  ISO 10303-212 

(略)

Industrial automation systems and integration―Product data representation and 
exchange—Part 212 : Application protocol : Electrotechnical design and   
installation(製品データ表現及び交換−アプリケーションプロトコル:電気
設計及び設備)

  ISO 10303-210 

(略)

Industrial automation systems and integration―Product data representation and 
exchange―Part 210 : Application protocol : Electronic assembly, interconnection, 
and packaging design.(製品データ表現及び交換−アプリケーションプロト
コル:電子回路,相互接続,パッケージデザイン)

  ISO 13584 PLIB series 

(略) Parts

Library

(電気・電子製品のデータライブラリ)

備考

IEC

規格,  ISO 規格の英語表題の括弧“

(    )

”内に示す日本語名は,読者の理解ために,便宜的に訳した

もので,正式題名ではない。また,規格番号の前に“*”印があるものは,表内に同時掲載の JIS に整合

化導入されている IEC(又は ISO)規格である。


45

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

附属書 3(参考)ISO/IEC 646 の 7 ビット符号“G0 set”

序文  この附属書(参考)は,この文字符号のため,参考として示すものであり,規定の一部ではない。

ISO/IEC 646

の  “Table 5 –Version with the G0 set of the IRV” と同一の図が JIS X 0201 

参考 図 2

ISO/IEC 646 国際基準版)に示されており,そのまま次に再録する。


46

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

附属書 4(参考)用語索引

序文  この附属書(参考)は,使用している用語を参考として示すものであり,規定の一部ではない。

原国際規格 IEC の技術文書規格群で使用している用語は,従来の JIS にない新しい用語が多く,抽象的

な意味をもっており,また相互に関連して使用されており,翻訳した日本語だけを掲載することは技術上

のあいまいさを生み出すおそれがある。このため,技術用語の原国際規格との関連を明確にしておき,理

解を容易にする趣旨から参考として出現順に一括掲載する。

IEC

原文の英語

この規格  (JIS C 0452-1)  の日本語

章節

備考

objects

オブジェクト

3.1

entity

エンティティ,もの

3.1

   

system

システム

1, 3.2

   

aspect

観点

3.3

   

function viewpoint

機能観点,

(機能視点)

3.3

   

product viewpoint

製品観点,

(製品視点)

3.3

   

location viewpoint

位置観点,

(位置視点)

3.3

   

function

機能

3.4

   

product

製品

1, 3.5

   

type designation

タイプ指定

3.5

   

structure

構造

3.6

reference designation

参照指定

1, 3.7

   

single-level reference designation

単一レベルの参照指定

3.8, 5.2.1

   

reference designation set

複数レベルの参照指定

3.9

   

reference designation set

参照指定のセット

3.10

   

reference designation group

参照指定のグループ

3.11

   

structuring principles

構造化原理

4. 

aspects of an object

オブジェクトの観点

4.1

   

図 1

function-oriented

機能指向

4.1 

図 11

product-oriented

製品指向

4.1 

図 11

location-oriented

位置指向

4.1 

図 11

function-oriented structure

機能指向の構造

4.2

   

Illustration of a function-oriented structure

機能指向の構造の説明図

4.2

   

図 2

product-oriented structure

製品指向の構造

4.3  

illustrates a product-oriented structure

製品指向の構造の説明図

4.3 

図 3

product-oriented structure

位置指向の構造

4.4

   

Illustration of a location-oriented structure

位置指向の構造の説明図

4.4

   

図 4

ground area

土地区域内

4.4  

building

建築物

4.4 

floor

4.4 

room/coordinates

部屋/座標

4.4 

location of an assembly or row of cubicles

盤の組立て又は列の位置

4.4 

location of a cubicle

盤の位置

4.4 

location of a panel

パネルの位置

4.4 

printed circuit board slot

プリント回路基板スロット

4.4 

position on a board

基板上の配置

4.4  


47

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

IEC

原文の英語

この規格  (JIS C 0452-1)  の日本語

章節

備考

object description and object occurrence in 
forming structures

構造を形作るオブジェクトの発生

4.5

   

structure tree in one aspect of object type A

オブジェクトタイプ A をある観点でみたツリ

ー構造

4.5

   

図 5

constituents in one aspect of object type A

オブジェクトタイプ A のある観点の構成要素  4.5

   

図 7

construction of reference designation

参照指定の構造

5.  

node

ノード

5.1  

branch

ブランチ

5.1  

subobject

(下位の)サブオブジェクト

5.1  

format of reference designations

参照指定のフォーマット

5.2

   

single-level reference designation

単一レベルの参照指定

5.2.1

   

assign

割り付ける

5.2.1

   

prefix sign

接頭辞

5.2.1

   

letter code followed by a number

番号が続く文字記号

5.2.1

   

a number

数字

5.2.1

   

function-oriented reference designation of an 
object

あるオブジェクトの機能指向の参照指定

5.2.1

   

product-oriented reference designation of an 
object

あるオブジェクトの製品指向の参照指定

5.2.1

   

location-oriented reference designation of an 
object

あるオブジェクトの位置指向の参照指定

5.2.1

   

format of reference designations

参照指定のフォーマット

5.2.1

   

single-level reference designations

単一レベルの参照指定

5.2.1

   

図 11

letter code(s)

文字記号

5.2.15.2.2, 

F.5, 

附属書 1

item designation

品目の記号

5.2.1,

参考 

relation between a multi-level reference   
designation and its single-level reference   
designations

複数レベルの参照指定と単一レベルの参照

指定との関係

5.2.3

   

図 12

multi-level reference designations

複数レベルの参照指定

5.2.3, 

附 属

書 D   

図 13

structures and reference designation(s)

構造と参照指定

5.2.4

   

concatenated tree

連結ツリー

5.2.4

   

function-oriented structure of object type A

オブジェクトタイプ A の機能指向の構造

5.2.4

   

図 14

concatenated function-oriented structure tree of 
object type A

オブジェクトタイプ A の連結した機能指向の
ツリー構造

5.2.4 

図 17

additional aspects of the same type

同一タイプの追加観点

5.3

   

multi-level reference designations using multiple 
prefix signs

複数の接頭辞をもつ複数レベルの参照指定

5.3

   

図 18

additional product-oriented structures

付加的な製品指向の構成

5.3 

図 19

Device Function Number

デバイス機能番号

5.3  

annotation

注釈

5.3  

note

注記

5.3  

concept of additional functional views of an 
industrial-process plant

産業プロセスプラントの付加的機能の視点
からの概念

5.3 

図 20

location-oriented structure of a plant

プラントの位置指向の構造

5.3 

図 21

location-oriented structure within an assembly unit

組立てユニット内の位置指向の構造

5.3 

図 22

location-oriented structures of the plant

プラントの位置指向の構造

5.3 

図 23


48

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

IEC

原文の英語

この規格  (JIS C 0452-1)  の日本語

章節

備考

Identifying objects using different aspects

異なった観点を使用したオブジェクトの識

5.4

   

object with several independent representations in 
one aspect

ある観点で幾つかの独立した表現方法をも

つオブジェクト

5.4

   

図 24

multi-level reference designation using different 
aspects

異なった観点を使用した複数レベルの参照

指定

5.4

   

図 25

multi-level reference designations using different 
aspects of an object with several independent 
representations in one aspect

一つの観点の中で幾つかの独立した表現を

含んでいるオブジェクトの異なった観点を
使用した複数レベルの参照指定

5.4

   

図 26

transition from function to product aspect

機能観点から製品観点への遷移

5.4

   

図 27

transition from product to function aspect

製品観点から機能観点への遷移

5.4

   

図 28

transition from product to location aspect

製品観点から位置観点への遷移

5.4

   

図 29

transition from location to product aspect

位置観点から製品観点への遷移

5.4

   

図 30

reference designation set

参照指定のセット

5.5

   

図 32

objects, aspects, and structures

オブジェクト,観点及び構造

5.5

   

図 31

reference designation group

参照指定のグループ

5.6

   

physical part

物理的な箇所

5.6

   

reference designation groups

参照指定のグループの例

5.6

   

図 33

location designation

位置指定

6.  

universal transverse mercator

UTM 万国横メルカトル座標系

6.

basic requirements and required properties of the 
reference designation system

参照指定システムの基本要求及び必要な特性

附属書 A  

basic requirements for a reference designation 
system

参照指定システムに対する基本要求

A.2

   

required properties of a reference designation 
system

参照システムに必要な特性

A.3

   

properties of the reference designation system of 
this standard

この規格における参照指定システムの特性

A.4

   

transitions from one aspect to another aspect

ある観点から他の観点への遷移

附属書 B  

function =A1 not directly implemented by a 
product

機能=A1 が製品に直接反映しない場合

附属書 


B.1  

function =A1 directly Implemented by a product 
“-E1”

製品-E1 によって直接実現される機能 “=A1”

附属書 


B.2 

independent function-and product-oriented   
structures

独立機能及び製品指向の構造

附属書 


B.3

diverging and converging function-and   
product-oriented structures

分岐したあと集合した機能指向及び製品指
向の構造の例


B.4

transition from one aspect to another aspect where 
the latter aspect has independent representations

ある観点から他の独立表現の観点へ遷移

附属書 C  

location with Independent products

独立した製品をもつ位置

附属書 


C.1  

reference designations within a system

プロセスシステム内の参照指定

附属書 D  

process flow diagram for a material-handling plant

材料取扱いプラントのプロセスフロー図

附属書 


D.1  

overview diagram of part of the processing system 
(=U1) and part of the power supply system (=G1)

電力供給システム (=G1) 及びプロセスシス

テム (=U1) の一部分の全体図

附属書 


D.2  

function-oriented structure tree for the   
material-handling plant

材料取扱いプラントの機能指向のツリー構

附属書 


D.3   


49

C 0452-1

:2004 (IEC 61346-1:1996)

IEC

原文の英語

この規格  (JIS C 0452-1)  の日本語

章節

備考

drawing

設計図面

附属書 


D.4  

layout drawing of the motor control center (MCC) 
=G1A1

モータコントロールセンタ (MCC)=G1A1 の

盤面配置図

附属書 


D.4  

product-and location-oriented structure tree for the 
motor control center (MCC)

モータコントロールセンタ (MCC)の製品及

び位置観点のツリー構造

附属書 


D.5

motor starter

電動機始動器

附属書 


D.6   

drawing

設計図面

附属書 D  

element

構成要素

附属書 D  

reference designation set for the constituents of the 
products motor control center (MCC) and motor 
starter

モータコントロールセンタ (MCC) 及び電動

機始動器の構成品の参照指定のセット

附属書 


D.1  

element

構成要素

附属書 


D.1  

differences and similarities between the 
designation system defined in this standard, IEC 
60750
ISO 3511 and ISO/DIS 1219-2

この規格,

旧 IEC 60750

ISO 3511

及び ISO/DIS 

1219-2

で定義される指定システム間の差及び

類似性

附属書 

blocks of information

情報ブロック

F.1 

structuring

構造化

F.2 

unambiguous identifiers

明確な識別子

F.3 

tag number

タグ番号

F.3 

terminal designations

端子指定

F.4

   

qualifying symbols

限定図記号

F.5

   

item (,object)

品目(,オブジェクト)

F.5

   

reference documents

参照文書

F.6 

bibliography

関連規格(・書誌)

附属書 

context

関係分野

附属書 

Product (article) number system

製品(物品)番号システム

附属書 

serial number system

連続番号システム

附属書 

order number system

注文番号システム

附属書 

Identifications and their contexts

各関係分野における識別及び参照指定

附属書 

class

クラス

附属書 

types

タイプ

附属書 

occurrences of types

オカレンス又は具現(タイプの発生)

附属書 

instance

インスタンス

附属書 

individuals

個々の一般的な識別

附属書 

technical area in general

一般技術分野

附属書 

letter codes for generic types

一般的な文字記号分類

附属書 

manufacturing company

製造分野

附属書 

type designation, article (parts) number

タイプ指定,物品番号

附属書 

identity No.of typicals

代表的な識別番号

附属書 

serial number, order number, inventory number

連続番号,注文番号,管理番号

附属書 

Operating company

運転分野

附属書 

internal parts number

社内的番号

附属書 

item designation in electrotechnology

電気分野の品目指定

附属書 

designation block

指定ブロック

附属書 

documentation

文書(主として技術文書)

附属書