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C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標

準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業

大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 61355:1997,Classification and

designation of documents for plants, systems and equipment

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。

経済産業大臣及び日本工業標準調会は,

このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登

録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS C 0451

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(規定) 分類記号の一覧

附属書 B(参考) 簡略説明付きの確立された文書種類

附属書 C(参考) 情報交換のための文書種類に関する付加情報

附属書 D(参考) 文書交換リスト

附属書 E(参考) 関連規格

附属書 1(参考)  技術文書の分類及び指定について

附属書 2(参考)  用語索引


C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

2

3.1

  データ媒体  (data medium)

2

3.2

  文書  (document)

2

3.3

  文書群  (document set)

2

3.4

  文書化  (documentation)

2

3.5

  文書種類  (document kind)

2

3.6

  文書種類の分類  (document kind class)

2

3.7

  対象物  (object)

2

3.8

  システム  (system)

2

3.9

  プラント  (plant)

2

3.10

  装置  (equipment)

2

3.11

  プロジェクト  (project)

2

3.12

  対象物の指定  (object designation)

2

3.13

  文書指定  (document designation)

3

4.

  文書種類の分類

3

4.1

  一般

3

4.2

  文書種類分類コード

4

4.3

  文書種類の種別の割当て

5

5.

  文書指定

7

6.

  文書群

7

7.

  適用指針

10

7.1

  文書の交換に関する伝達手段

10

7.2

  別の目的に対する文書指定の適用

10

附属書 A(規定)分類記号の一覧

13

附属書 B(参考)簡略説明付きの確立された文書種類

23

附属書 C(参考)情報交換のための文書種類に関する付加情報

37

附属書 D(参考)文書交換リスト

39

附属書 E(参考)関連規格

41

附属書 1(参考)技術文書の分類及び指定について

42

附属書 2(参考)用語索引

43


日本工業規格

JIS

 C

0451

:2004

(IEC 61355

:1997

)

電気及び関連分野−プラント,システム及び

装置用の技術文書の分類及び指定

Classification and designation of documents for plants,

systems and equipment

序文  この規格は,1997 年に第 1 版として発行された IEC 61355,Classification and designation of documents

for plants, systems and equipment

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本

工業規格である。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,文書の分類及び指定に関する指針を与え,例えば,システム及び装置をもつ

プラントのような,主として大規模な設備に求められる構造化文書を作成するための基本的な基準につい

て規定する。また,すべての技術分野に適用し,文書化及び文書システムの次への発展につなげるもので

ある。さらに,この規格は,文書化の分野でコミュニケーションとしての用途及び文書の識別に適用する。

この規格の適用範囲は,エンジニアリング過程の間に伴う技術分野以外の文書も含む。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

IEC 61355:1997, Classification and designation of documents for plants

,systems and equipment (IDT)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格を構成するも

のであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年を付記していない引用規格は,その最新版(追

補を含む。

)を適用する。

JIS C 1082-1

  電気技術文書−第 1 部:一般要求事項

備考  IEC 61082-1:1991, Preparation of documents used in electrotechnology − Part 1:General

requirements

が,この規格と一致している。

JIS C 1082-3

  電気技術文書−第 3 部:接続図,表及びリスト

備考  IEC 61082-3:1993, Preparation of documents used in electrotechnology−Part 3:Connection diagrams,

tables and lists

が,この規格と一致している。

JIS C 0452-1

  電気及び関連分野−工業用システム,設備及び装置並びに工業製品−構造化原理及び参

照指定−第 1 部:基本原則

備考  IEC 61346-1:1996, Industrial systems, installations and equipment and industrial products −

Structuring principle and reference designations

−Part 1:Basic rules が,

この規格と一致している。


2

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

JIS Q 9001

  品質マネジメントシステム−要求事項

備考  ISO 9001:2000, Quality management systems−Requirements が,この規格と一致している。

JIS X 0304

  国名コード

備考  ISO 3166-1:1997, Codes for the representation of names of countries and their subdivision−Part

1:Countrycodes

が,この規格と一致している。

JIS X 4101

  開放型文書体系 (ODA) 及び交換様式−第 1 部  総則

備考  ISO/IEC 8613-1:1994, Information technology − Open Document Architecture (ODA) and

interchange format:Introduction and general principles

からの引用事項は,この規格の該当事項と

同等である。

ISO 639:1988

  Code for the representation of names of languages

ISO 7200:1984

  Technical drawings−Title blocks

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

3.1

データ媒体  (data medium)  データを記録でき,かつ,読み出しができるもの。

3.2

文書  (document)  

備考  “文書”は,法律的な意味だけ制限するものではない。

a)

データ媒体上の情報。通常,文書は,情報の形式及び表示形式に従って指定される。例えば,全体図,

接続表,ファンクションチャートなど(JIS C 1082-1 参照)

備考  情報は,紙上に及びマイクロフィルム上に静的に又は(ビデオ)ディスプレイ装置上に動的に

表示される。

b)

読み手が理解するために構成化した情報の全体は,使用者間及びシステム間で一つの単位として交換

が可能である(JIS X 4101 参照)

c)

データ媒体上の情報は,一つの単位として扱う(定義は,ISO/TC10/SC 1 WG5 による。

3.3

文書群  (document set)  論理的に関係する一連の文書。

3.4

文書化  (documentation)  所定の主題に関連する文書の収集(JIS C1082-1 参照)。

備考  これには,技術,商用,その他の文書を含む。

3.5

文書種類  (document kind)  指定した情報の内容と表示形式とによって定義した文書のタイプ。

3.6

文書種類の分類  (document kind class)  表示形式に関係なく,情報が同じような特徴をもつ文書種

類のグループ。

3.7

対象物  (object)  設計,エンジニアリング,製作・建設,運転,保守及び廃棄のプロセスのなかで扱

う“実体 (entity)”

JIS C 0452-1 参照)

備考1.  物理的若しくは非物理的な“もの (thing)”,又はそれに附属する情報の集まりを実体  (entity)

という言葉で表す。

2.

実体 (entity) の目的によって,対象物は,“観点(側面)

”と呼ばれる色々な視点でとらえら

れることがある。

3.8

システム  (system)  相互に関係するオブジェクトの集合。

3.9

プラント  (plant)  特定の場所に存在する様々なシステムの集合体。

3.10

装置  (equipment)  特定の目的に必要とされる又は使用される複数の構成品及び部品。

3.11

プロジェクト  (project)  特定の対象に関係している技術的及び商業的活動  (activity)  の総称。

3.12

対象物の指定  (object designation)  特定の対象物の識別子。


3

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

備考  対象物の指定には,参照指定(正式には品目指定という),形式番号,連続番号,名称などがあ

る。

3.13

文書指定  (document designation)  対象物に関係する特定の文書の識別子。

4.

文書種類の分類

4.1

一般  文書は,プラント,システム又は装置のライフサイクルの中で行われる様々な活動  (activity)

及び様々な目的に対して必要な情報を提供する。ここで扱う用語の“文書”は,紙の上に表現された情報

だけに限定するものではない。例えば,電子メディア又はデータベースのデータファイルのような他の表

示形式も含まれる。

情報は,合意した形式を基に表現した読みやすく,かつ,解釈可能なものでなければ,それ自体で読み

手が理解できるものではない。通常,表示形式は伝統的な紙による文書が一般的であり,文書の種類は紙

の表示による表現方法に従い派生している。他の形式で視覚化したもの(例えば,ディスプレイ又はビデ

オスクリーン上の表示など)は,紙の上の表現と同等とみなされる。

文書は,次に示す観点から分類する。

対象物(文書が属する対象物)

−  情報の内容

−  目的[どの様な活動 (activity) にその文書が必要とされるか]

−  表示形式(

附属書 参照)

文書種類の分類は,情報の内容に基づく。分類の定義は,特定の文書が属している対象物からは独立し

ている。

文書は複数の目的に使用するという理由から,

文書の目的を分類の基準とするのは適切ではない。

文書が作成又は使用されるプラント,システム又は装置のライフサイクルの段階に対しても同様なことが

いえる。文書に含まれる情報が様々な方法で表示されるので,表示形式による分類も適切な方法でない。

文書種類は,表示形式及び情報の内容の特徴によって定義する。二つの異なる文書が情報の内容が同じ

ような特徴をもち,かつ,それらが同じ表示形式の場合は,同じ種類である。

文書は,特定の対象物及び/又は目的のために作成され,特定の情報の内容及び表示形式を備えた文書

種類として定義することができる。

文書種類の名称は,様々な表現が使用され,それらのうちの多数は標準化されていない。しかし,特定

の使用者グループの間ではよく知られていることがある。さらに,文書種類が同じでも,異なった使用者

グループでは異なった名称を用いている場合もある。そのため,文書種類の名称を使用することは,異な

る団体・組織間のコミュニケーションには不適切である。

団体・組織間で授受される文書の共通の理解を得るため,文書種類分類コード (DCC) をこの規格で規

定した。このコードは,文書種類の名称が定義又は規格化されていないことに関係がなく,情報の内容を

理解する基準となる。

附属書 に,情報の内容の簡略説明及びその分類に属している文書種類の例を付けて,それぞれの文書

種類分類コードを規定している。規格化又は一般によく知られている確立された文書種類の例を情報の内

容の簡略説明とともに記載している。簡略説明の説明は二つの情報から成り,一つは情報の最小限の内容

を表すリストであり,もう一つは付加情報である(

附属書 参照)。

この規格は,

プラント,システム又は装置のライフサイクル中で使われるすべての文書種類に適用する。

同一のプロジェクトに様々な技術分野で作成された文書が混在する場合は,それらの文書は明らかに見分

けがつかなければならない。さらに,これから新たに作られる文書の構造も規定された構造に合致しなけ


4

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

ればならない。これらの観点は,次の方法による。

−  トップレベルにおいては,文書種類は“技術分野”の観点によって分ける。それぞれの専門的な分野

は,そのレベルの下に同じ分類体系を使用することが望ましい。

備考  それぞれの技術分野でトップレベルの下にすべての分類が定義されるわけではない。その場合

には分類はない。

−  主分類への分類は,すべての技術分野に合致する。

−  すべての技術分野のなかで,適切に文書種類を当てはめるためには,文書の副分類への分類する方法

が,一般的である。

−  文書種類の主分類及び副分類の分類記号には,将来の拡張用の空欄(スペース)を設けてある。

−  使用者グループがこの規格でリスト化されてない特定の文書種類を用いる場合がある。この場合は,

文書種類の確立されている副分類の中から選択しなければならない。

4.2

文書種類分類コード

4.2.1

文書種類の分類の基本原理  文書種類の分類のための主項目は,情報の内容である。文書種類が複

数の情報を含んでいる場合,主要な観点によって分類する。

文書種類は,様々なレベル及び観点によって分類する(

図 参照)。

レベル A0

すべての文書種類

レベル A1

技術分野

レベル A2

主分類

レベル A3

副分類

  1  文書種類の分類構成

レベル A0 は,すべての既存の文書種類を表す。

備考  構成化の原則に従って,トップノード(頂上の節点)は,指定とは関連がない。

レベル A1 の各ノードは,特定の技術分野で使用するすべての文書を表す。例えば,文字 E によって指

定されるノードは,電気技術において使われるすべての文書種類を表す。レベル A1 での各ノードにおい

て,下位レベル A2 及び A3 は同じ構成を使用する。

レベル A2 での各ノードは,文書種類の主分類を表す。主分類は,レベル A1 での一つのノードに関連し

た文書種類 A1 の細分を表す。主要な情報が同じ種類の場合,文書種類は同じ主分類に属する。

レベル A3 での各ノードは,文書種類の副分類を表す。副分類は,レベル A2 で存在している主分類の細

  A                                    B                          C                            E                                        M

A            B              C  ・・        Z

A              B              C  ・・      Z

A              B              C  ・・      Z

A              B            C  ・・      Z

A              B              C  ・・        Z

A              B              C  ・・      Z

同じ下位分類

同じ下位分類

C の下 
位分類

Z の下 
位分類

A の下 
位分類

C の下 
位分類

Z の下 
位分類

A の下 
位分類

A の下 
位分類

C の下 
位分類

Z の下 
位分類


5

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

別を表す。レベル A2 での主分類の説明の範囲内で,情報の内容が共通の説明をもつ場合,文書種類は同

じ副分類に属する。

4.2.2

文書種類分類コード  (DCC)  の配置  図 は,DCC の配置を示す。接頭辞“&”(アンパサンド)

に続くこの規格で規定している三つの記号で構成する。それぞれの記号の位置は  A1,A2,A3 によって示

し,誤認するおそれがない場合は,接頭辞を除くことができる。

備考  接頭辞は,DCC の始りを示す。

                                                DCC

  &

A1

A2

A3

接頭辞

技術分野の記号

文書種類の主分類の記号

文書種類の副分類の記号

  2  文書種類の分類コードの構成

DCC

内の記号の位置は,次のとおりである。

− A1 は,分類構成のレベル A1 内のノードを表す(

図 参照)。技術分野の表示に用いる(表 A.1 参照)。

備考    “技術分野”は,より一般的な意味で用いる。例えば,マネジメントなど。

− A2 は,分類構成の A2 レベル内のノードを表す。文書種類の主分類の記号に用いる(

表 A.2 参照)。

− A3 は,分類構成の A3 レベル内のノードを表す。主分類に対して個別に定義される文書種類の副分類

の記号に用いる。A3 は,A2 と組合せて用いる(

表 A.2 参照)。

A1

,A2 及び A3 には,I 及び O を除いたすべての文字(アルファベットの大文字)を用いることができ

る。

一つのプロジェクト内で様々な技術分野で作成した文書を用いることにより,混乱する場合は,

表 A.1

の記号を使用する。

表 A.1 の記号を使用する場合は,関係する様々な技術分野で合意していなければなら

ない。

表 A.1 に示す以外の他の文字は,合意がある場合は特定の目的に用いてもよい。

−   建築士が作成する建物だけに関係する図面は“建築エンジニアリング”として分類される。

−  電気技術部門で作成する建物だけに関係する図面は“建築エンジニアリング”として分類される。

−  建築士が建築だけに関係する図面を作成し,電気技術者が電気情報を加筆した建物図面は,

“建築

エンジニアリング”から“電気技術”に変わり,電気設備図面となる(これは実際,新しい文書

種類になる。

参考  IEC 61355 における用語 “civil engineering” は,この規格では“建築エンジニアリング”と訳し

ている。

表 A.1 の記号 A 及び B は,これらの文書種類に使用し,複数の技術分野に関係する。

表 A.2 は,文書種類の主分類及び副分類のための記号を示す。DCC を適用する場合に A2 及び A3 は必

す(須)である。

4.3

文書種類の種別の割当て

4.3.1

分類方法  文書種類の分類は,4.2.1 によって情報の内容に基づいて行う。

主分類は,情報の内容の簡略説明によってこの規格で規定する(

表 A.2 参照)。この説明が適用されるす


6

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

べての文書は,その主分類に属する。

情報の内容のより詳細な説明は,各々の副分類での簡略説明(

表 A.2 参照)によって示す。主分類の説

明とともに記述のあるこの説明は,この副分類に割り当てられるすべての文書に有効である。

文書種類を種別に分類する手法は,次に示すトップダウン方式による。最初に,情報の内容の主要な観

点が主分類の記述に合致しなければならない。次のステップでは,副分類の説明(

表 A.2 参照)に合致し

ていなければならない。

文書種類の主要な観点からみた情報の内容がこの規格で示す主分類及び副分類の説明に合致する場合,

この文書種類は,主分類及び副分類に割り当てなければならない。

情報の内容が主分類だけに合致するが,副分類の説明は合致しない場合は,副分類に記号 Z を使用しな

ければならない。この分類記号を文書の作成及び授受のために使用する場合は,副分類の記号 Z の簡略説

明を記述しなければならない。主分類に適切な説明がない場合は,主分類に記号 Z を主分類に使用しなけ

ればならない。

4.3.2

確立した文書種類の分類  この規格に関連して文書種類が“確立した”とみなされるのは,次のい

ずれかの場合である。

−  規格によって規定されたもの。

−  例えば,慣習的によく知られているもの。

確立した文書種類の例は分類され,

表 A.2 の該当する副分類としてリスト化している。

これら文書種類の規格化の程度は,大きく異なっている。また,文書種類の名称は,多くの場合,一様

ではない。多くの同義語が使用され,しばしば文書の対象又は目的に適合していない。

文書種類の名称を明確化するため,情報の内容の簡略説明が示す(

表 B.1 参照)。この簡略説明は次の原

則によっている。

簡略説明は,文書の内容が推定できるような主分類の簡潔な要約とする。内容は可能な限り,次の二つ

に分けることが望ましい。

−  最小限の情報内容の列挙 (MI)

−  含まれる情報要素の例(付加情報:AI)

規格で規定された文書種類の場合,その規格から幾つかの文例が引用されている。それは,元の文書を

詳しく説明することではなく,手短に概要を伝えることを意図している。

備考  規格化された文書種類の簡略説明は,規定事項ではない。使用者は詳細情報を得るためには,

引用先の文書を参照することが望ましい。

4.3.3

確立していない文書種類の分類  確立していない文書種類は,4.3.2 のように,情報の内容の主要

な点を分析し主分類又は副分類に関連付けして,分類しなければならない。確立した文書種類で用いられ

る記述方法による簡略説明は,有用である。

4.3.4

複合文書種類の分類  複合文書種類は,各種の一般文書種類の組合せとみなすことができ,通常,

各々の部分は

表 A.2 による各種の分類に関連している。

すべての文書種類の分類原理に従い,複合文書種類は,情報の内容の主要な観点によって分類しなけれ

ばならない。この場合,組合せの中の主構成要素による。例えば,部品リストを含んでいる接続図は,接

続図が主要な部分であるならば,接続図としてみなさなければならない。

もし,主たる構成が明確でないならば,構成する文書種類のいずれかを選択してもよい。

備考  複合文書の各々の構成は,情報要素としてその各々の DCC と関連付けてもよい。これは,コ

ンピュータを利用した文書体系には有用である。


7

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

5.

文書指定  文書は,常に指定された対象物のためにある。その文書がどの対象物に対応しているかを

示すことが重要である。

このため,各々の文書は,

図 で示すように,文書が対応している対象物(例えば,機能,位置又は製

品)の指定の組合せ,及び DCC で表示することが望ましい。

備考  文書指定で用いられた対象物の指定は,文書自体の含まれる対象物の参照指定とは異なる場合

がある。

対象物の指定

&

A1

A2

A3

N

N

N

文書に対応した対象物の指定

(例えば,機能,位置又は製品)

DCC

の接頭辞記号

DCC

表 A.1

及び

表 A.2

参照)

文書種類計数番号

  3  文書指定の原理

対象物の指定の際に,標準化又は認定されたコード,例えば,JIS C 0452-1 の記載事項を参照すること

が望ましい。しかし,一般に,いかなる対象物の指定も,例えば,タイプ指定又は説明文のようにしても

よい。

備考  この規格の例では,主として,対象物の指定に JIS C 0452-1 による参照指定を使用している。

同じ対象物に関連した様々な文書の種類は,DCC によって区別することができる。DCC は,最大 3 け

たの計数番号の数字による。この連続番号は,同じ DCC を伴う二つ又はそれ以上の文書種類の間で区別

するために使用する。例えば,同じ対象物に関連があり,副分類の異なる二つの文書種類が,一つの対象

物に適用されるとき(例えば,操作指示,メンテナンス指示など)に使用してもよい。一般に,DCC に連

続番号を追加することは自由であり,他の目的で使用してもよい。

6.

文書群  文書全体としては,多くの様々な種類の文書を含んでもよい。文書は,次に示すように様々

な点を考慮して構成しなければならない。

−  様々な段階[例えば,エンジニアリング,据付け,調整(試運転)など]で適応できる情報の柔軟

性。

−  実際的な構成(例えば,機能指向,位置指向によるプラントの構造など)

参考  JIS C 1082-1 では,“機能中心”及び“位置中心”と称している。

−  集中化及び/又は分散化の有用性。

−  関係する当事者の組織。

上記に示した各々の観点は,文書の論理的な集合に関する必要性を示している。集合する際の主要な観

点は関係する当事者間で合意しなければならない。

文書を適切にグループ化するときの望ましい方法は,文書を文書化の対象物(プラント,システム,そ

の他)ごとに関係する文書群に分けることである。

通常,プラント又はシステムの構成は,参照指定システムによって表される。DCC と組合せて参照指定

を文書指定に用いることによって,文書及び対応する対象物との関係が直接結び付けられる(

図 参照)。

同一の対象物に関連するすべての文書は,文書群を形成する。

図 に,文書化におけるシステムの異なる二つの構造及びその関係の一例を示す。それらのノードが,


8

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

どの文書に関係があるかツリー構造によって示す。したがって,対応するノードの参照指定によって DCC

及び必要に応じて文書種類計数番号との組合せで文書が指定できる。このように,文書群を組み立て,フ

ァイルできる。

参考  JIS C 1082-1 では,“ツリー構造”を“木構造”と称している。

備考  どの文書種類が必要で,どのように関係し,かつ,ファイルするかは,契約上の当事者間の合

意による。

次の原則を用いることが望ましい。

−  定義されたノードにおいて指定されたすべての文書は,ノードで代表されるすべての対象物に関す

る有用な情報を含む。

−  下位レベルのノードで示される対象物に対して,より詳細な情報が要求される場合には,別の文書

で表現する。冗長性を避けるために,この情報は,上位レベルのノードに割り付けられる文書から

除くことが望ましい。

図 において,原理を点線の三角形で示す。三角形の頂点は,文書構造の中で文書種類が付加されるノ

ードを含む。


9

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

説明

指定された文書に対応するノード

−−

情報をもつ文書の境界

  4  システムの構造及びそのシステムに関連する文書の構造例


10

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

7.

適用指針

7.1

文書の交換に関する伝達手段  この規格の主な目的は,プロジェクトで作成又は授受される文書及

び文書化作業のために,より良い伝達手段を提供することにある。文書指定は,この目的のために使用さ

れるのが望ましい。

要求される文書種類は,情報が提供される目的又は対象物に依存する。最初に,プラント,システム又

は装置の構成及びその参照指定について同意し,その後,必要な文書種類をこの構造(6.及び

図 参照)

に関連付けることが望ましい。参照指定は,後の時点で文書指定(5.及び 7.2 参照)と切離せない部分にな

る。

例えば,エンジニアリング,製作,据付け,調整(試運転)

,運転,保守などのプロジェクト,又はライ

フサイクルにおいて,様々な情報及び多分様々な文書種類が必要とされる。特定の目的で,特定の文書種

類から文書内容の部分的な情報が必要とする場合がある。

したがって,

次の内容を知ることが重要である。

−  どの工程を考慮しているか。

−  どの文書がその工程で必要か。

−  どの情報がこの目的で最小限必要か。

必要とされる文書種類は,プロジェクトにおいて,対象物又は工程(目的)を明確に区別し,DCC を用

いて記述することが望ましい。DCC によって文書種類の主分類及び副分類の内容(

表 A.2 参照)が判明す

る。そのことで必要とする情報の形式をあらかじめ判断できる。

より詳細なものは,確立した文書種類の名称を使用することが望ましい。それらの簡略説明(

表 B.1 

照)は,内容又は規格に基づいてより詳細に記述し,文書種類を規定している。

他に管理上の情報についても次の例のように表示することが望ましい。

−  文書の編集の責任者

−  文書の受け手

−  記録媒体の仕様

−  コピーの送付部数

図 D.1,図 D.2 及び図 D.3 に,文書交換リストの例を示す。伝達の基本として,これらを使うことが望

ましい。形式は,プロジェクトの固有の要求に合致していることが望ましい。

図 D.1 は,送付されるすべての文書に共通する一般情報のための形式の例を示す。

図 D.2 は,対象物に対応した文書関連リストの形態の一例を示す。既に存在し,また知られている場合

には,これを明らかになっている対象(キュービクル,機能,ソフトウエアなど)ごとに,参照指定も用

いて適用してもよい。

図 D.3 は,図 D.2 の文書交換リストの記入例を示す。

7.2

別の目的に対する文書指定の適用  識文書を識別する目的で,通常,図面番号体系又は他の番号体

系を用いる。通常,これらは識別のため及び企業固有の要求のためによるものである。したがって,これ

らの番号体系は,規格化の対象とはなり得ない。

次に示す内容は,対応する対象物に関して,文書の指定が特有であることを意味する。

備考1.  この規格は,既存の番号体系の廃止又は置き換えを意図するものではない。一般的に適用で

きる識別方法に対して,追加して適用の可能できる方法を示すだけである。

2.

規定した方法による文書指定は,対象物の指定によって左右される。したがって,対象物の

指定が変われば,文書指定も変わる。厳密な意味では,指定は識別することではない。この

ことは,文書の有効期間中に識別子を変えないことによって解決できる。


11

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

将来的には,共通に用いられ,規格化された,例えば,コンピュータによる文書検索システムのような

識別体系を用いてもよい。次の規定及びガイドは,この目的のための原理として適用してもよい。文書指

定の指定範囲は,

“一つのプラント又はシステムのための文書”から“広範囲にわたるすべての文書”まで

に広げてもよい。

プラント又はシステムの範囲内で文書指定を決定するとき,5.で記述したように対象物の指定と DCC の

組合せを使用することが望ましい。

特に,相互参照を行う場合には,文書の各々のページを識別することが頻繁に要求される。

この目的のためには,ページ計数番号を用いることが望ましい。ページ計数番号は,1 行(

図 参照)

で表現する場合には,文字“/”(斜線)によって文書指定の部分と区別する。支障がなければ,例えば,

ページ計数番号が文書中の表題欄の 1 区画又は表中のある列に表現する場合には,この区分記号を除いて

もよい。

文書指定          /      A.......N

文書指定(

5

.

による)

分離記号

ページ計数番号(最大 6 文字)

  5  文書ページの指定

ページ計数番号は,英字(I 及び O を除いた文字 A ... Z)及び/又は数字(数 0,1 ... 9)で構成する。

より読みやすくするには,最高 6 文字に制限することが望ましい。

ページ計数番号では,分類を表示してもよい。これらは,広範囲の適用に関連して自由に取り決めるこ

とができる。

備考1.  ページ計数番号は,通常,図面番号に関係したページ番号と同一でない。

2.

図 による一連の指定は,文書の表題欄の様々な内容の記述に関しているため,規定ではな

い。

通常,

図 の指定方法は,ライフサイクルの間,一律性を保つために変更記号(例えば,2 度目の修正,

工場テスト,完成の後の変更)及び/又は進ちょく(捗)指定(

附属書 参照)によって補完する。変更

記号又は進ちょく(捗)指定は,文書指定とは別に独立した情報要素として扱われなければならない。

一般的な意味で,文書指定を特有なものとするために,上記の原理に加え,追加情報が必要である。こ

の理由で,次の情報を含めるように考慮してもよい。

−  文書が作られた国を示すための JIS X 0304 による国名コード(2 文字)

−  文書の責任を負う企業。国際規格による企業コードは,国名コードとともに使用してもよい。

−  企業コード又は類似の形で決められるプロジェクト指定

−  ISO 639 による言語コード

参考  JIS X 0304ISO 3166-1 に最新の国名コードが掲載されている。

文書指定事項に対応した要求は,文書の供給側と受け手側との間の合意による。

図 は,この情報が文書の表題欄にどのように表示されるかを示す。表題欄で示する文書ページは,例

えば,“= S 1 = P 2 & E F S / M A 1”  のように,他の文書から参照してもよい。


12

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

備考  この例では,この規格による情報が技術文書の表題部分において,他の関連情報(例えば,文

書番号,題名,変更記号,言語コード)とともにどのように示すかを表している。それが文書

管理のためすべて必要な情報を表しているわけでなく,表題部分の形状を規制するわけでもな

い。表題部分の国際規格は ISO 7200 であり,現在改正中である。

プラントで使用される文書を指示する

ページ計数番号を含む文書指定

ポンプ制御システム

供給者の ID

対象

DCC

ページ計数番号

CH-AA4B1

=S1=P2

&EFS

MA1

企業名

言語

en

プロジェクト

WSS-95-123

ページ数

22

 

回路図

改訂

A

文書番号(供給者)

X1-Y2-123456-78

ページ

3

文書の帰属企業で使用される文書を指示する

ページ番号を含む文書番号

  6  表題欄における文書に関係する情報の表示例


13

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

附属書 A(規定)分類記号の一覧

表 A.1  技術分野の分類記号

DCC

技術分野

& A1 A2 A3

 A

全体管理

 B

全体技術

 C

建設エンジニアリング

 E

電気技術(制御,情報及び通信技術を含む。

 M

機械エンジニリング 
(通常はプロセスエンジニアリングを含む。

 P

プロセスエンジニアリング 
(コード M との区別が必要な場合だけ。

備考  表に示す分類記号は,文書分類及び指定の目的にだけ使用する。

これらには,技術分野を一般的な意味で規格化するような意図は
ない。


14

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  A.2  DCC 及び文書種類の分類の説明

備考 DCC 欄の文字は DCC 内の A2 と A3 のデータ位置を表す主分類の概要(A2 データ位置)

A

文書化記述文書

 B

管理文書

 C

契約及び非技術的文書

 D

一般技術情報文書

Q

品質マネジメント文書及び安全性記述文書

T

幾何学的形状記述文書

E

技術要求及び寸法文書

F

機能記述文書

L

位置文書

M

接続記述文書

P

構成品リスト

W

運転手順及び記録

DCC 

文書種類分類

情報の内容

文書種類の例

& A1 A2 A3

(主分類/副分類)

↑  ↑

*  簡略説明(表 B.1 参照)

文書化記述文書

文書自体の情報を示す文書 
情報要素を含む 
図面/文書番号

文書種類分類コード 
シート枚数 
文書(又は文書群)の題名(セット)

文書の構造

  A

A

総括文書

内容及び関連について一般文書に優先する管理文

表紙 * 
目次 
文書説明

文書構造計画案

  A

B

一覧表(文書に関する)  文書,文書群又は文書化の内容を示す文書

文書一覧表 *

一覧表 * 
索引

A C ...  A Y

<将来の標準化用>

  A

Z

<使用者の自由定義用>

管理文書 

要員,コスト,材料,時間などの資源に関する主

な情報を含んだ文書。それらは,計画,製作,発
送,建設,調整(試運転)

,運転などのそれぞれの

活動 (activity) に必要なものであり,それぞれの活

動 (activity) のための手続き又は規則についての
情報を含でいる。

  B

A

登録書

ビジネスパートナ,例えば供給者,顧客,コンサ
ルタント,その他に関する情報を示す文書

ベンダーリスト 
供給者一覧表

配布物一覧表


15

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  A.2  DCC 及び文書種類の分類の説明(続き)

DCC 

文書種類分類

情報の内容

文書種類の例

& A1 A2 A3

(主分類/副分類)

↑  ↑

*  簡略説明(表 B.1 参照)

  B B

報告書

管理面に関する所見についての情報を示す文書。

備考  報告はそれらの主題が品質管理面に関

係するのであれば,分類 QA に,又はよ
り安全性に関係するのであれば分類 QB
に指定する。

打合せ報告 
状況報告

技術報告 
損害報告 
取扱い方法

  B C

往復書簡

書簡などのような他に分類できない文書

書簡 
注記

  B D

プロジェクト管理文書

プロジェクト管理及び監督活動  (activity)  に関す
る情報を示す文書

文書交換リスト * 
作業時間計算表

  B E

資源計画文書

時間,要員,及び材料の計画に関する情報を示す文

工程表 * 
活動  (activity)  関連計画書  *
資源投入図表 *

  B F

発送,保管及び輸送文書  商品の発送に必要な情報を示す文書

発送仕様書 
発送リスト

こん(梱)包リスト 
航空貸物運送状 
貨物引換証

原産地証明書 
保管仕様* 
輸送仕様*

  B G

現地計画及び現地組織文

現地における要員,活動  (activity)  及び設備に必要
な情報を示した文書

要員の現地要件*

  B H

変更に関わる文書

変更の発生に関する情報を示した文書 
変更は,様々な活動  (activity)  の手順及び規制,

間違い又は過失に対する必要な修正に関係してい

変更通知書 
変更要求書

B J  ...  B R

<将来の標準化用>

  B S

安全性文書

外的要因による危険性又は損傷の防止に関して,

象(要員,文書及びデータを含む資産)の防護につ

いての情報を示す文書

回避計画書 
非常時指示書

消火防護計画書 
騒音防護計画書

  B T

トレーニング仕様文書

次のようなトレーニングに限定した情報を示す文

トレーニングの対象

トレーニングの時間及び期間 
トレーニングの場所 
トレーニング受講者の人数

トレーニング受講者の資格

トレーニング説明書 *

B U ...  B Y

<将来の標準化用>

  B Z

<使用者の自由定義用>


16

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  A.2  DCC 及び文書種類の分類の説明(続き)

DCC 

文書種類分類

情報の内容

文書種類の例

& A1 A2 A3

(主分類/副分類)

↑  ↑

*  簡略説明(表 B.1 参照)

契約及び非技術的文書

プラント,システム又は装置の契約上(技術的及び
商務的)及び非技術的側面の情報を主に示す文書

  C A

引合い,計算及び申込み

文書

顧客によって要求される装置及び/又はサービス
における,部品,材料,コスト及び時間の計算に必
要な情報を示す文書

指定された商品及び/又はサービスに応じたコス
ト計算に関する情報を示す文書 
供給者から受ける価格,

タイムスケジュール,

部品,

材料及びサービスの情報を示す文書

引合い書 
計算シート 
(商務)

申込書 
落札内示書 
検収通知書

   C B

承認用文書

法又は他の指定に基づいた当局,又は権限を委譲さ

れている人々による承認についての情報を示す文

適用承認書

承認/許可 
許可書

   C C

契約文書

契約の一部又は附帯する文書,又は契約上のイベン
トに関する正式な情報を示す文書

契約書 
検収完了証 
受渡し条件

   C D

発注及び納入文書

発注された商品及びサービスの情報を示す文書

注文書 
貨物引渡し通知書

   C E

送付文書

納入された商品,サービス,支払い価格及び期間の
情報を示す文書

送り状

   C F

保険文書

保険事項についての情報を示す文書

保険契約書 
損害評価表

   C G

保証文書

保証事項の情報を示す文書

保証証明書

   C H

専門技術知識

専門家の意見又は知識を示す文書

専門技術資料

C J  ...  C Y

<将来の標準化用>

   C Z

<使用者の自由定義用>

一般技術情報文書

他のより特定化されたグループによって包含され
ないプラント,システム又は装置の一般技術事項に

ついて情報を主に示す文書

   D A

データ文書

それらの正常な稼動に必要な材料,製品又はシステ
ムについての技術データと特性の情報を示す文書
例えば,

・供給電圧 
・消費電力 
・耐熱性

・密度 
・範囲 
・重量

・特性 
・寸法 
・据付情報

データシート 
寸法図*

   D B

説明文書

システムの技術的理解及び/又は他の文書の解読
を容易にする一般的情報を示す文書

システム説明書* 
プラント構成説明書

システム設計説明書 
文書化構成説明書


17

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  A.2  DCC 及び文書種類の分類の説明(続き)

DCC 

文書種類分類

情報の内容

文書種類の例

& A1 A2 A3

(主分類/副分類)

↑  ↑

*  簡略説明(表 B.1 参照)

   D C

指示書及びマニュアル

製品,ユニット,システム,プラントの取扱,又は
設置方法に関する一般情報を示す文書 
例えば,

・開こん(梱) 
・組立 
・設置

・調整(試運転) 
・運転 
・損傷の防止

・故障の対処 
・サービス

製造指示書 
据付指示書 
運転指示書*

検査指示書 
保守指示書* 
取扱説明書

   D D

技術報告書

技術面に関する所見,試験,検査,実績,その他の
結果についての一般的情報を示す文書

技術報告書 
研究開発報告書

   D E

カタログ掲載文書

供給者から提供される製品及びサービスの範囲に
ついての情報を示す文書

カタログ 
製品リーフレット

   D F

技術刊行資料

刊行物の形で,技術的又は科学的な内容についての
一般的な情報を示す文書

技術刊行物

D G  ...  D Y

<将来の標準化用>

   D Z

<使用者の自由定義用>

技術要求及び寸法文書

ライフサイクルの間にプラント,システム,又は装
置の一般技術面,それらに関係する活動 (activity)
に関する情報を主に示す文書

   E A

法的要求文書

技術的制限又は当局による許可の情報を示す文書 建築規制

運転に関する法令 
環境に関する法令

   E B

規格及び規制

標準化組織によって発行され国際的又は国内で同
意された規則,かつ,特定の目的のための規則は,
既存の国際若しくは国内の規格を補足するか,又は

規格がない場合には指針となる。 
規則は,顧客,供給者,認められた関係者などによ
って決められる。

備考  多くの場合,考え得る規格及び規制のリ

ストを準備すれば十分である。

IEC

規格

ISO

規格

JIS 


18

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  A.2  DCC 及び文書種類の分類の説明(続き)

DCC 

文書種類分類

情報の内容

文書種類の例

& A1 A2 A3

(主分類/副分類)

↑  ↑

*  簡略説明(表 B.1 参照)

   E C

技術仕様/要求文書

購入者の要求を満たす適切な装置,システム,プラ
ント及び活動 (activity) の設計と引渡しに必要な
情報を示す文書

確実な仕様書にするため対象を明確にしなければ
ならない。それには次のようなものが含まれる

・運転条件

・生産量 
・機能要求内容 
・制限値

・環境条件 
・設計寸法データ,設計基準 
・インタフェース

・電力供給及び補機の要求 
・将来の拡張性

要求仕様書* 
技術仕様書 
消耗品一覧表

計装及び制御設備の構成品
/装置リスト 
計測点及び判定基準リスト

電動機及び負荷リスト 
試験仕様書 * 
材料仕様書

   E D

寸法文書

データ,基本条件,及び処理され評価されているこ
れらのデータと同様の適切なシステム手段,部品又
は材料の選定に用いられる仮定値に関する情報を

示す文書

計算シート(技術の)*

E E  ...  E Y

<将来の標準化用>

   E Z

<使用者の自由定義用>

機能記述文書

対象ごとの機能,働き又は動作を主に図又は文章で

示した文書 
情報の要素は,次の事項を含む。

・機能記述図記号

・図記号間の相互接続 
・依存性 
・命令,作用

・時間関係

   F A

機能全体文書

図示の形で,システムの機能的動作,又は構造を全

体的に示す文書

全体図 *

ネットワークマップ * 
ブロック線図*

   F B

流れ線図

プラント又はシステムの技術,運転手順及びプラン
ト又はシステム内の機械,機器,設備,装置などの

間の材料の流れについての情報を示す文書

ブロック線図* 
プロセスフロー図*

配管・計装線図 (P&ID) * 
ユーティリティ・フロー線図

(UFD) *

   F C

 MMI

配置文書

(MMI =マンマシンイン
タフェース)

マンマシンインタフェース設備の配置及び属性を
示す文書

表示盤配置図

   F D

<将来の標準化用>


19

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  A.2  DCC 及び文書種類の分類の説明(続き)

DCC 

文書種類分類

情報の内容

文書種類の例

& A1 A2 A3

(主分類/副分類)

↑  ↑

*  簡略説明(表 B.1 参照)

  F E

機能説明

主に文章の形でシステム,サブシステム,据え付け,
装置,ソフトウエアなどの機能的動作に関する情報
を示す文書

それらの文書は,通常の運転条件下でのいろいろな
機能,条件自身,運転要素又は,より一般的である
が,説明される対象の境界での入・出力値を説明し

なければならない。その説明は図示表現によって補
足する場合がある

機能説明*

  F F

機能図表

機能的動作を,動きの優先順に,独立的に示す文書機能線図*

論理機能線図 * 
ファンクションチャート*

等価回路図* 
(タイム)シーケンスチャー
ト(表)*

F G ...  F N

<将来の標準化用>

  F P

信号説明

機能ユニットの入力又は出力として定義される信

号に関する情報を示す文書

信号リスト*

  F Q

設定値文書

設定値及び/又は値の設定についての情報を示す

文書

設定値リスト

  F T

ソフトウエア仕様文書

ソフトウエアに特定の情報を提供している文書。そ
の情報は,ソフトウエア自身を説明するか,又は関

係するソフトウエアとだけ共存する対象を扱う(そ
れらの文書だけでは他の種類のソフトウエアと関
連づけることはできない。

プログラム線図* 
コード・リスト*

設計説明書*

F U ...  F Y

<将来の標準化用>

  F Z

<使用者の自由定義用>

位置文書

主に対象物の地形的又は幾何学的な位置を示す文
書 
情報の要素として次の事項を含む。

  ・実際の対象物の単純化した形状 
  ・主要寸法 
  ・対象物の記号的表現

  L A

開発・調査文書

開発(例えば道路へのアクセス,給水,電力供給)
及び建設地の調査に関する情報を示す文書

土地計画図

  L B

土木・基礎工事文書

建設地での土木工事及び/又は基礎工事に関する

情報を示す文書

掘削計画図

基礎図

  L C

建物骨組文書

構造物の位置と特性(例えば,壁,天井,床,貫通
部)に関する情報を示す文書

配筋図 
静荷重図

  L D

現地位置文書

現地での設備の位置に関する情報を示す文書

現場平面図* 
据付け図(現場)*

配置図(現場)*  
据付け線図(現場)* 
ケーブル・経路図(現場)*

接地平面図(現場)*

L E ...  L G

<将来の標準化用>


20

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  A.2  DCC 及び文書種類の分類の説明(続き)

DCC 

文書種類分類

情報の内容

文書種類の例

& A1 A2 A3

(主分類/副分類)

↑  ↑

*  簡略説明(表 B.1 参照)

   L H

建造物内位置文書

参考  用語“建造物”

は,船舶,航空

機 な ど に も 適
用する。

建造物,船舶,航空機などにおける設備,構成部
品などの位置に関する情報を示す文書

建築図* 
配置図(建造物)* 
据付け図(建造物)*

ケーブル経路図(建造物)*
接地線図(建造物)

L J  ...  L  T

<将来の標準化用>

   L U

機器内(上)位置文書

キュービクル,盤,ハウジング又はプリント回路

基板のように,機器上又は機器内に使われている
小さな構成部品などの位置に関する情報を示す文

組立図*

配置図(装置)*

L V ...  L  Y

<将来の標準化用>

   L Z

<使用者の自由定義用>

接続記述文書

主に接続そのものとその認識に重点を置いて対象

物間の物理的な接続を記述する文書 
情報要素には次の事項を含む。 
  ・端子指定

  ・信号指定 
  ・両端の指定 
  ・接続される対象物の位置指定

  ・接続のタイプ

   M

A

接続文書

接続文書は,部品,装置,組立品,設備などの間

の物理的接続についての情報を示す文書 
接続文書は,機器を組立,据付け又は保守すると
きに使われる(JIS C 1082-3 参照)

ユニット接続図(表)

(リス

ト)*  
相互接続図(表)

(リスト)*

端子接続図(表)

(リスト)*

   M

B

ケーブル又は配管文書

現地におけるケーブル又は配管の布設に必要な情

報を示す文書

ケーブル線図

(表)

(リスト)

*

ケーブル布設カード* 
配管リスト

M C  ...  M  Y

<将来の標準化用>

   M

Z

<使用者の自由定義用>

構成品リスト

プラント,システム又は機器を作るために使われ
る材料及び部品を表にした文書 
情報の要素として次の事項を含む。

  ・タイプ 
  ・技術データ 
  ・識別コード

  ・数量 
  ・製造会社名 
  ・参照規格

   P A

材料リスト

主に据え付け,調整(試運転)など,プラントの様々

な活動 (activity) に必要な材料に関する情報を示
す文書。ここでいう材料には,ケーブル,電線管,
ボルト,ねじ,工具,計測器などがある。

材料リスト*


21

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  A.2  DCC 及び文書種類の分類の説明(続き)

DCC 

文書種類分類

情報の内容

文書種類の例

& A1 A2 A3

(主分類/副分類)

↑  ↑

*  簡略説明(表 B.1 参照)

   P B

部品リスト

設計対象物の構成部品又は将来の交換用のために
保管する部品についての情報を示す文書

部品リスト*  
予備品リスト* 
ラベルリスト*

   P C

品目リスト

数量を特定することなく,製造に必要な部品,材
料,工具,補助器具などの情報を示す文書

品目リスト

   P D

製品リスト及び製品タイ
プリスト

数量又は使用場所とは関係なく,特定の用途に使
われる製品のタイプについての情報を示す文書

製品リスト 
製品タイプリスト

P E ... P  Y

<将来の標準化用>

   P Z

<使用者の自由定義用>

品質マネジメント文書と
安全性記述文書

主に品質要求が満たされており,かつ,品質保証

システムが機能していることを証明する情報を示
す文書,及び主に人・環境・機器に損害を与えな
いよう予防するための情報を示す文書

   Q A

品質マネジメント文書

品質保証活動 (activity) に関する情報を示す文書

これには,次のような情報が含まれる。 
  ・QA システムの確立又は展開 
  ・品質に関連した事項(配送者,製造プロセス,

機器,トレーニングプログラムなど)の評価

  ・製品への要求が満足されているかどうかを確

認する試験

試験合格証*

材料証明書*  
試験成績書*  
事故報告書/是正処置(JIS 

Q 9001

参照)

監査記録*  
不適合リスト*

適合宣言

   Q B

安全性記述文書

次に対する危険及び損害の防止に関する製品の安

全性についての情報を示す文書 
  ・要員又は使用者の人命及び健康 
  ・環境

  ・資産及び材料

安全性検討

危険度評価

Q C ...  Q Y

<将来の標準化用>

   Q Z

<使用者の自由定義用>


22

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  A.2  DCC 及び文書種類の分類の説明(続き)

DCC 

文書種類分類

情報の内容

文書種類の例

& A1 A2 A3

(主分類/副分類)

↑  ↑

*  簡略説明(表 B.1 参照)

幾何学的形状記述文書

主に,製造される対象物の幾何学的な形状及びそれ

らの相互関係を述べる文書 
情報要素には,次の事項を含む。 
  ・さまざまな投影図及び断面図を使って表現する

    図面 
  ・形状,プロセス,製造のための図記号 
  ・寸法

   T A

計画図

計画又は構想段階における対象物の情報を示す文

概念図

設計図

   T B

構造設計図

最終段階での対象物の情報を示す文書

寸法図

取合い図 
分解図

3D-

   T C

製作及び組立図

機器の製作及び/又は組立てに必要な情報を示す
文書

製作図 
穴あけ計画

溶接計画

T D ... T K

<将来の標準化用>

   T L

配置文書

構成部品の配置に関する情報を示す文書

配置図

T M ... T Y

<将来の標準化用>

   T Z

<使用者の自由定義用>

運転手順及び記録

プラント又はシステムの運転期間中の設定値,イベ
ント及び連続的又は周期的に記録した値について

の情報を,それらに対する評価とともに示す文書
情報には次の事項を含む。 
  ・設定値

  ・計測値 
  ・状態(数量,圧力,温度,レベル) 
  ・時刻

  ・テキスト(報告書) 
  ・評価 
  ・警報判定基準

  ・消費値 
  ・生成値

   W

A

設定値文書

プロセスの運転に関連する設定値情報を示す文書 作業処方書

W B  ...  W  S

<将来の標準化用>

   W

T

履歴記録簿

特定の段階又は活動 (activity) 中のイベントの定
期的な記録の情報を示す文書

運転履歴記録*  
保守及び改修履歴記録* 
試験履歴記録*

W U  ...  W  Y

<将来の標準化用>

   W

Z

<使用者の自由定義用>


23

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

附属書 B(参考)簡略説明付きの確立された文書種類

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類

備考  文書書類は,簡略説明が利用可能である場合

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

文書化記述文書

   A

A

表紙

情報は,次の事項を含む。

    ・文書群の題名 
    ・文書群の参照指定 
    ・他の文書群への参照

    ・有効性 
    ・進ちょく(捗) 
    ・目的

   A

B

文書一覧表

文書の内容の整理されたリスト

MI:

・図面/文書番号

・シート枚数 
・改訂インデックス 
・文書指定コード

・文書の題名

AI:

・作成/改訂日付 
・データ媒体

   A

B

一覧表

文書の主題の概要

マネジメント文書

   B D

文書交換リスト

作成・配布・交換する文書のリスト

MI:

・対象物 
・DCC 
・文書の題名

・作成責任をもつ団体 
・文書を受領する団体 
・配布日付

・コピー部数

AI:

・データ媒体 
・配布日付

・言語

   B E

工程表

活動 (activity) と期間との関係

MI:

・定義された活動

    ・必要に応じ,下位活動への分割[事前調査,設計,製

造,試験,出荷,建設,調整(試運転)など]

    ・各々の活動の開始及び終了の日付

AI:

・活動間の依存性

    ・クリティカルパス

    ・可能な余裕時間 
    ・保持点/確認点


24

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

   B E

活動 (activity) 関連計画書

活動 (activity) 間の相互関係と依存性

MI:

・定義された活動

    ・活動の間の依存性

AI:

・活動に対する責任

    ・クリティカルパス

    ・開始と終了の日付

資源投入図表

時間軸に応じた資源の投入量

MI:

・資源の名称

    ・時間に応じた資源 
    ・時間に応じた資源投入量

AI:

・資源に応じた活動 (activity)

   B F

保管仕様

顧客が現場で(その他の場所であっても)適切な保管設備を

準備するために必要な情報 
  例えば, 
    ・必要な保管場所

    ・保管の種類(被い,屋外,空調) 
    ・必要なつり上げ高さ/容積 
    ・警備と盗難防止

    ・輸送上の要求事項(レール,道路,クレーン,その他)
    ・必要な時間

輸送仕様

現場での物品の輸送準備に必要な情報

  例えば,

    ・輸送重量 
    ・こん(梱)包の番号と種類

    ・寸法 
    ・つり上げ高さ 
    ・つり上げ場所とけん引金具

    ・重心 
    ・特別な保護対策

   B G

要員の現地要件

サイトにおける作業及び住居施設/条件の準備に必要な情
報 
  例えば,

    ・要員の数とカテゴリ 
    ・要員の時間/負荷カーブ 
    ・作業場所区域要求

    ・オフィス施設要求 
    ・電気ユーティリティの要求 
    ・通信施設

    ・建物要求(一部屋当たりの人数,洗濯施設,シャワー,

トイレ,食堂など)

    ・サイトへの要員の輸送

    ・利用可能な医療サービス


25

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

   B T

トレーニング説明書(

1

)

IEC/FDIS 

61506 

“トレーニングの準備と実施に関連した情報を示す”文書

    ・システムに特有の技術 
    ・アプリケーションに特有な,又はプロセスに関連する

技術

MI:

・目的及び手段の説明

    ・システム説明 
    ・トレーニング施設

    ・システムの運転に関するトレーニング説明

一般技術情報文書

  D

A

寸法図

適切に設置するために必要な,機器の形状,寸法,配置及び
取付けに関する情報を示す文書

備考  寸法図は,多くの場合一般的なデータシート又は

指示の一部である。

  D

C

保守指示書(

1

)

IEC/FDIS 

61506 

“ハードウェアとソフトウエアの障害に関する診断,改修の
要求に関する記述又は保守手続きを示す”文書

MI:

・システムの説明

    ・運転指示書 
    ・システム保守指示書

運転指示書(

1

)

IEC/FDIS 

61506 

“プロセスの運転に必要,かつ,関連するすべての情報を含

む” 
文書

MI:

・運転手順

    ・マンマシンインタフェース 
    ・通常の運転 
    ・特定の手順

    ・警報処理システム 
    ・データマネジメントシステム 
    ・エラーメッセージ

    ・ユーティリティの説明

注(

1

)  IEC/FDIS 61506

からの簡略説明


26

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

技術要求及び寸法文書

  E

C

要求仕様書(

1

)

IEC/FDIS 

61506 

“使用者は,システムにおいてどのようなサービスを要求す
るかを明示しなくてはならない。設計は,先入観をもっては
ならない。

MI:

・全体概要

    ・役割と一般的な構成 
    ・機能の仕様

    ・インタフェース 
    ・制限と予備容量 
    ・タイミング

    ・利用率 
    ・保守と診断の要求 
    ・トレーニング

    ・環境要求

AI:

・騒音要求

    ・問題区域

    ・データリスト 
    ・安全性要求

試験仕様書(

1

)

IEC/FDIS 

61506 

“要求仕様,機能説明及び運転指示書に従ってシステム又は
モジュールが,機能及び性能をもっていることを確認するた
めに必要な試験装置及び手順”についての情報を示す文書

MI:

・試験される機能

    ・試験環境 
    ・試験結果に関する文書

    ・試験手順

  E

D

計算シート(技術の)

データ処理及び評価方法に加え,適切なシステム手段,部品

又は材料の選択に使用したデータ,基本条件及び仮定につい
ての情報を示す文書

MI:

・使用する計算方法

    ・入力データ 
    ・結果 
    ・結果の分析

AI:

・事例研究

    ・様々な技術手段の検証

注(

1

)

  IEC/FDIS 61506 からの簡略説明


27

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

機能記述文書

F  A

全体図

JIS C 1082-1

JIS C 1082-2

“全体図は,製品の全体を規定する。

“システム,サブシステム,設備,部品,機器又はソフトウ
エア内の品目間の主要な相互関係又は接続を示す結線図で,

しばしば単線表現を用いて表現される。

備考  この種類の文書は,様々なレベルの回路図と機能

図の総括として用いることもできる。

MI:

・図記号

・主な相互関係又は接続

・下位レベル文書の参照及び指定(存在するならば,原

文の様式又は対象の参照指定)

AI:

・位置情報

・プロセスフロー図の部品

・実施依存している情報(例えば,技術データ,測定点

など)

・説明に役立つ情報(例えば,供給及びサービス限度に

関するデータなど)

ネットワークマップ

JIS C 1082-1

“マップでネットワーク(例えば,発電所,変電所,電力線,

電気通信装置及び通信線)を示す全体図” 
情報は,次の事項を含む。

・主な構成要素の位置(電気所,塔,支柱)

・電線ルート

・機器の識別

ブロック線図

JIS C 1082-2

“主にブロック図記号を用いる全体図。

F  B

ブロック線図

ISO/DIS 

10628-1 

“ブロック線図は,線で相互接続され,名称が書かれた方法
又は長方形のボックスを用いた単純な様式でプロセスプラ

ントを表す。

MI:

・ボックスの名称

・流入・流出する材料及びエネルギーの名称

・主要な流れの方向

AI:

・ボックス間の主な流れの名称

・流入・流出するエネルギー流の量

・ボックス間の主な流れの量

・特徴的な動作条件


28

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

   F B

プロセスフロー図

ISO/DIS 

10628-1 

“プロセスフロー図は,線によって相互接続された図記号を
用いて,プロセス又はプロセスプラントを表す。図記号は機
器を表し,線は,量,エネルギー流又はエネルギー媒体を表

す。

MI:

・駆動装置を除く,プロセスに必要な機器及び機械の種

・駆動装置を除く機器及び機械の識別番号

・流入・流出する材料及びエネルギー流のルート及び方

・流入・流出する材料名称,量及び流れ率

・エネルギー流又はエネルギー媒体の指定

・特徴的な運転条件

AI:

・プロセス流体の名称,量又は流れ率

・エネルギー量,又はエネルギー媒体

・プロセス上,重要なバルブ

・プロセス上,重要な計測又は制御の機能要求事項

・補助運転条件

・機器及び機械の特性データ

・駆動装置の特性データ

・架台の高さ,機器及び機械のおおよその相対垂直位置

・機器及び機械の名称

配管計装線図  (P & ID)

ISO/DIS 

10628-1 

“配管計装線図  (P & ID)  は,プロセスフロー図に基づいて

書かれ,プロセス計測制御の機能,又は機器及び配管の図記
号を用いてプロセスの技術的な実体 (realization) を表す。

MI:

・駆動装置,配管,運搬装置,弁,継手,予備装置を含

む機器及び機械の種類

・機器及び機械の識別番号。駆動装置,運搬装置及び予

備装置を含む

・機器及び機械の特性データ

・配管の直径,圧力定格値,材料及び種類の指示

・断熱,加熱冷却機器,機械,配管弁及び継手に関する

詳細

・識別番号の付いたプロセス測定値と制御機能

・駆動装置の特性データ

AI:

・流体名称,エネルギー又はエネルギー媒体の量

・エネルギー又はエネルギー媒体の流れの経路及び方向

・重要な一次検出端とセンサーの種類

・機器及び機械に関する重要な建設材料

・架台の高さ,機器及び機械のおおよその相対垂直位置

・バルブ及び継手のための識別番号

・機器及び機械の名称

ユーティリティフロー線図

(UFD)

ISO/DIS 

10628-1 

“プロセスプラントの中にあるユーティリティシステムの P

& ID

。ユーティリティーの輸送,配分及び収集に必要となる

すべてのラインを表現したもの。UFD でのプロセス機器は,
名称入りのボックス(識別番号)とユーティリティ接続で表し
てよい。


29

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

   F E

機能説明(

1

)

IEC/FDIS 

61506 

“機能説明は,供給者のシステムによって要求仕様がどのよ
うに満足しているかを詳述したもの。

MI:

・全体概要

・役割及び一般的な構成

・システム機能

・システムインタフェース

・システム制限及び予備容量

・タイミング/パフォーマンスの考慮

・利用率

・保守及び診断の要点

・トレーニング要求

・環境面

AI:

・騒音仕様

・問題区域

・データリスト

・他の要求

   F F

機能線図(

1

)

IEC/FDIS 

61506 

“システム,サブシステム,設備,機器,ソフトウエアなど

の機能的な動きを詳述し,機能がどのように実行されたかは
考慮しない。

MI:

・機能のために必要な図記号。信号及び主な制御経路接

続を含む。

AI:

・実行に依存する情報。例えば,

−  対象物参照指定

−  端子指定 
−  アドレス情報(ソフトウエアのための)

・説明のための情報(例えば,..波形,公式,アルゴリ

ズムなど)

論理機能線図

JIS C 1082-1

“主に 2 進法要素に対して記号を用いる機能線図。

ファンクションチャート

JIS C 1082-1

IEC 60848

“制御系の機能及び作用を示すチャートで,ステップ及びト

ランジションを用いる。

注(

1

)

  IEC/FDIS 61506 からの簡略説明

F F

  等価回路図

JIS C 1082-1

JIS C 1082-2

“等価回路図は特別な形式の機能線図であり,システムの物
理的な動作の詳細を説明及び解析することを目的としたも

の。

MI:

・等価回路では,特性又は作用の分析及び計算の補助と

して用いられる電気図記号を用いる

AI:

・実行に依存している情報。例えば,

−  対象参照指定

−  端子指定

    ・説明に役立つ情報(例えば,信号のフロー方向など)

シーケンスチャート(表)

タイムチャート(表)

JIS C 1082-1

“チャート(表)は,システムの各単位の運転又は状態の順

序を示し,個別のユニットの運転又は状態を一方向に,また,
処理ステップ又は時間をそれと直角になるように配置する”
“タイムチャートは,目盛りに対して時間軸を配置したシー

ケンスチャート。


30

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

F P

信号リスト

品目,組立品,機器,プラント,設備又はシステムの集合体
内の合い点(例えば,端子,機能など)の機能的,電気的な
接続のリスト

MI:

・信号名

・信号の来先,行き先の指定

AI:

・詳細な信号の指定

・信号の形態(アナログ,バイナリ又はデジタル)

・値の範囲

・他文書への参照

・信号の来先,行き先

F S

回路図

JIS C 1082-1

JIS C 1082-2

“システム,サブシステム,設備,機器などの実行を詳細に

示す線図であるが,物理的サイズ,形状又は位置を必ずしも
考慮に入れる必要はない。

MI:

・回路の機能又は構成要素を表している図記号

・図記号間の接続

・参照指定

・端子指定

・論理信号に適用できる信号のレベルの規則

・パス又は回路をたどるために必要な情報(信号指定位

置参照)

・機能を理解するために必要な補助情報

AI:

・技術データ

・他の文書の参照

・配線の情報

・ケーブルとケーブル心との識別

端子機能線図

JIS C 1082-1

“機能単位の線図で,インタフェース接続のための端子を示

し,内部機能を説明する。これらは,回路図を便宜上簡略化
して,機能線図,ファンクションチャート,シーケンスチャ
ート又はテキストを用いて示すようにする。

F T

コードリスト(

1

)

IEC/FDIS 

61506

“コード及び付加情報から成る文書”

MI:

・ソースコード

・識別

・プログラミング言語

・コメント

・モジュールの機能の説明

・データカタログの説明

・エラーメッセージ

・データベースの説明

・データベース管理システム

・インタフェース

AI:

・ソフトウェア概要

・データ応答リスト

・操作説明

・その他


31

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

F T

設計説明書(

1

)

IEC/FDIS 

61506 

“設計説明書は,機能仕様において指定されるサービスを供
給するソフトウエア構造について説明する。それはコードを
作成するのに詳しく文書化しなくてはならない。

MI:

・全体的なシステム説明

・サブシステム説明

・プログラム説明

・モジュール説明

・データ構造説明

・ソフトウエア環境説明

プログラム線図

JIS C1082-1

“プログラムの要素,モジュール及びそれらの連結の相互関
係を明確に把握できるように配置することによって詳細に

示す線図”

注(

1

)

  IEC/FDIS 61506 からの簡略説明

位置文書 

  L

D

現場平面図

JIS C 1082-1

JIS C 1082-4

“現場の位置を示す平面図で,建設作業,サービスネットワ
ーク,道路工事及び景観,アクセス,現場の総合レイアウト
についての情報の“設定ポイント”に関連する。

MI:

・地形

・地理的基準点

・方位

・建造物の位置及び外観

・大規模構成物の位置及び外観

・出入設備

・通行区域

・サービスネットワーク(電気,ガス,水道,情報など)

・現場境界

・距離

AI:

・隣接する設備(交差する送電線,橋など)

据付け図[平面図]

(現場)

配置図(現場)

JIS C 1082-1

JIS C 1082-4

“据付けの構成部分の位置決めを示す図面” 
通常,現場平面図は,この手の文書の根拠として使われる。

MI:

・対象物の単純化された形状又は図記号

・対象物の主な寸法

・距離

AI:

・参照指定

・技術データ

据付け線図(現場)

JIS C 1082-1

JIS C 1082-4

“各品目間の接続を示す据付け図”

MI:

・対象物の単純化した形状又は図記号

・対象物の主要寸法

・装置の識別

・距離

・接続

AI:

・参照指定

・技術データ


32

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

   L D

ケーブル経路図(現場)

JIS C 1082-4

多くの場合,ケーブル支持具の位置とともにケーブルの経路
についての情報を示す図面

含まれる情報は,次のとおり。 
    ・ケーブルの始点及び終点 
    ・ケーブル指定

    ・ケーブル経路 
    ・ケーブル布設を支持する設備 
    ・ケーブル経路の中間点

    ・ケーブル支持具の指定 
    ・ケーブル布設の追加情報

接地平面図(現場)

JIS C 1082-4

保護及び運転のための接地極及び主接地導体の布設に必要
な情報

MI:

・導体及び極の位置

・導体の寸法

・主要構成物の接地点

AI:

・電動機,遮断器,計器のような装置への接地導体の位

置,寸法及び指定

・接続の情報

   L H

建築図

JIS C 1082-4

建造物の地表平面図及び断面図

MI:

・建造物の外観及び寸法

・エレベータ,クレーン,冷暖房,換気システムのよう

な設備のための空間

・電気設備の重要な他の装置

AI:

・耐床荷重

配置図(建造物) 
据付け図(平面図)

(建造物)

JIS C 1082-1

JIS C 1082-4

“特定の目的に求められる所定の情報を簡略化又は補足す
る組立図” 
配置文書は,建築図を基にしている。

MI:

・対象物の単純化した形状又は図記号

・装置の識別

・距離

AI:

・参照指定

・対象物の主な寸法

・技術データ

据付け線図(建造物)

JIS C 1082-1

JIS C 1082-4

“各品目間の接続を示す据付け図”

MI:

・対象物の単純化した記号

・装置の識別

・距離

・接続

AI:

・参照指定

・対象物の主要寸法

・技術データ


33

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

   L H

ケーブル経路図(建造物)  JIS C 1082-4 多くの場合,ケーブル支持具の位置とともにケーブルの経路

についての情報を示す図面

含まれる情報は,次のとおり。 
    ・ケーブルの始点及び終点 
    ・ケーブル指定

    ・ケーブル経路 
    ・ケーブル布設を支持する設備 
    ・ケーブル経路の中間点

    ・ケーブル支持具の指定 
    ・ケーブル布設の追加情報

   L U

組立図

JIS C 1082-1

JIS C 1082-4

“グループの集合部分の空間的位置及び形状を示す図面で,
通常縮尺して描く。

MI:

・組立部品の形状

・取り付け場所と部品との関係

・部品の識別

AI:

・特殊工具及び組立方法

配置図(装置)

JIS C 1082-1

JIS C 1082-4

“特定の目的に求められる所定の情報を簡略化又は補足す
る組立図” 
記号又は単純化した外形図によって組立部品の位置を示す

単純化した組立図

接続記述文書 

  M

A

ユニット接続図(表)

(リスト)

JIS C 1082-1

JIS C 1082-3

“ユニット接続図及び表は,単一の構成ユニット又はユニッ
トの組立内の内部接続に関するすべての必要な情報が含ま
れていなければならない。

MI:

・導体又はケーブル形式情報(例えば,ケーブル形式名

称,カタログ又は部品番号,材質,構造,大きさ,絶
縁,電圧定格,色,導体数,その他の技術データ)

・終端の識別又は表現(例えば,品目,端子指定など)

AI:

・布設,配線経路,端末処理,取付け,よりあわせ,遮

へい,その他の指示又は方法

・接続の長さ

・信号指定及び/又は信号についての技術データ

・特別な分類又は情報

・相手先終端指定

・導体,ケーブル番号又は参照指定

相互接続図(表)

(リスト)

“相互接続図及び表には,装置又は設備の異なった構成ユニ
ット間の接続について必要なすべての情報が記載されてい
なければならない。

情報の内容については上記のとおりであるが,導体,ケー

ブル番号,又は参照指定は必す(須)である。

端子接続図(表)

(リスト)

“端子接続図又は表には,単独構成のユニット又は機器の外
部接続に必要なすべての情報が記載されていなければなら
ない。

  情報の内容については上記のとおりであるが,導体,ケー

ブル番号,又は参照指定は必す(須)である。


34

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

   M

B

ケーブル線図(表),(リス

ト)

JIS C 1082-1

JIS C 1082-3

“ケーブル図及び表には,装置又は設備の構造ユニット間の
ケーブル布設に必要なすべての情報が記載されていなけれ

ばならない。

MI:

・ケーブル番号又は参照指定

・終端の識別

・ケーブル形式情報

AI:

・長さ

・ケーブル経路データ

・布設の説明又は方法

ケーブル布設カード

情報の内容については上記のとおりであるが,多くの場合,

ケーブル布設及びマーキングの目的で各々のケーブル個別
に表示。

製品リスト類

   P A

材料リスト

主に据付け,調整(試運転)などのプラントの様々な活動

(activity)

に必要な材料。ここでいう材料には,ケーブル,

電線管,ボルト,ねじ,工具,測定器などがある。

MI:

・種類

・形式

・仕様

AI:

・用途

・製造者/供給者

・数量

・重量

・参照説明文書

   P B

部品リスト

JIS C 1082-1

“組立品(又は半組立品)を構成する各品目(部品,構成部
品,ソフトウエア,装置など)及び適宜必要に応じてその参
照文書を規定するリスト”

MI:

・品目の名称

・形式

・品目の識別

・製造者/供給者

AI:

・用途

・数量

・重量

・参照仕様

・技術データ

・他の参照文書

・物品番号


35

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

   P B

予備品リスト

JIS C 1082-1

“予防保全及び保守に必要な各品目(部品,構成部品,ソフ
トウエア,共用部品など)及び適宜必要に応じてその参照文
書を規定するリスト”

MI:

・品目の名称

・形式

・数量

・物品番号

・製造者/供給者

AI:

・用途

・重量

・参照仕様

・技術データ

・他の参照文書

ラベルリスト

プラント,システム及び装置で使用されるラベルを明記した

文書 
情報に次の事項を含んでもよい。 
    ・ラベルの材質/形式

    ・大きさ 
    ・文字の大きさ及び書体 
    ・銘記文字

    ・取付け場所

品質保証文書 
安全性記述文書

   Q A

試験合格書

特定された規定及び/又は規格との適合性を,中立の認定試
験団体が証明した文書

材料証明書

注文材料の正しい組成及び/又は特性を証明している文書
で,要求がある場合には注文品に添付する。 
これらの証明書は,注文書の中で要求される。

監査記録

JIS Q 9001

次に示す異なる種類の監査の組合せで作成する記録 
    ・品質システム監査

    ・製品監査 
    ・プロジェクト監査 
情報に次の事項を含んでもよい。

    ・監査の形式 
    ・参加者 
    ・所見リスト

    ・是正措置 
    ・責任団体

不適合リスト

JIS Q 9001

プロジェクト監査に関連して装置に発見された技術不適合

のリスト 
このリストは,すべての不適合が是正されるまで使用する。
情報に次の事項を含んでもよい。

    ・監査範囲 
    ・不適合 
    ・日程

    ・責任団体


36

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

表  B.1  電気技術分野で使用する文書種類(続き)

DCC

確立した文書種類

参考

簡略説明

& A1 A2 A3

MI:

情報の最少内容

↑  ↑

AI:

付加情報

   Q A

試験成績書

試験した対象物の特性を証明する文書

MI:

・試験日

・試験責任者の署名

・対象の識別(形式,連続番号など)

・測定値

AI:

・使用した試験設備/計測器

・参照試験手順

・結果

試験成績書(

1

)

IEC/FDIS 

61506 

試験対象及び試験の結果についての情報を示す文書

MI:

・試験された機能

・試験環境

・試験結果文書

   

運転手順及び記録

   W T

運転履歴記録(

1

)

IEC/FDIS 

61506 

“運転中の制御システムの挙動”についての情報を示す文書

MI:

・イベントリスト

・日付及び時間

・障害対応の記述

保守及び改修履歴記録(

1

)

IEC/FDIS 

61506 

“エラーを是正するために取った作業,実施した変更,又は
システムの異常挙動の監視についての時系列的記録”

MI:

・日付及び時刻

・関係者

・作業の根拠

・実施済み作業

・起きた変化

・交換品目

・変更された文書

・保守作業の検証

試験履歴記録(

1

)

IEC/FDIS 

61506 

“システム又は試験中の試験設備に対して実施する試験作
業及び変更によるいかなる中断も,記述しなければならな

い。

MI:

・日付及び時刻

・関係者

・作業及びイベント

注(

1

)

  IEC/FDIS 61506 からの簡略説明


37

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

附属書 C(参考)情報交換のための文書種類に関する付加情報

C.1

  表示形式  ある文書種類については,その情報の内容を異なる表示形式で示す場合がある。当該文書

の作成者が,どのような表示形式が必要とされているか,正確に把握していることが望ましい。

JIS C 1082-1

では,異なる表示形式が決められている。異なる形式での情報交換を容易にするために,

表 C.1 に,それらの形式の文字記号を示す。この文字記号は,例えば,文書交換リストの中で使用される

ことがある。この文字記号の具体的な使用例を,この附属書の中に示す。

この文字記号は,DCC の一部ではなく,また,文書指定の一部であることも意図していないということ

に注意しなければいけない。

複数の表示形式を使用している文書,例えば,図面の中に表を含むような文書については,主たる形式

の文字記号を選択する。

表 C.1  表示形式の文字記号

文字記号

表示形式

G

図形式 
物質的部分,組立の形,寸法などを描く図形表示。よく縮尺で描く。 

P

平面図 
水平,断面又は切断面を示す図面。

D

線図 
図記号及び記名のある外形図を用いて,各構成部分間,相互連結をなすシ

ステム又は装置の部分間の関係を描く図形表示。

M

マップ 
据付けの図形表示で,据付けの周囲の描写に関するもの。

C

チャート及びグラフ 
システムの習性を描く図形表示。例えば,二つ以上の可変量,操作又は状

態の関係を示す。 

T

表及びリスト 
横行,縦列を用いる表示形式。

X

テキスト形式 
テキスト(例えば,指示及び説明を文で示すもの)を用いる表示形式。

写真画像,音声記録,映像,等角図,透視図などの表示形式を使用する場合がある。これらを使用する

場合,文字コードは補足又は調整すべきであり,必要とする範囲で追加説明を含める。

C.2

文書の進ちょく(捗)状況  ある場合においては,進ちょく(捗)の異なる段階であることを示した

文書を,何度も提出することが必要である。情報の範囲が,段階から段階によって増大することがある。

各段階において必要となる情報の種類は,その目的に応じて変化するものである。

段階の例を示す。

−  参考用,暫定版

−  引合い用

−  承認用

−  ○○○用

−  現場用


38

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

各段階の決定方法について,関係者は特段の契約又は協定を交わしておくのが望ましい。例えば,更に

詳細な定義又は段階を表す情報の提示方法について,契約又は協定を交わしておくのが望ましい。


39

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

附属書 D(参考)文書交換リスト

項目

発送先

配布部数

データ媒体

備考

エンジニリング

製造

据付

調整(試運転)

運転

保守

プロジェクト名:

対象物:

図 D.1  文書交換リスト,一般事項

文書対象

DCC

文書種類名称

  表示形式

作成

承認

製造

据付

調整︵


運転

保守

 

備考

プロジェクト名:

対象物:

図 D.2  文書交換リスト,詳細事項


40

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

文書対象

DCC

文書名

表示形式

作成

承認

製造

据付

調整︵


運転

保守

備考

AB

文書一覧表

AAA

×

×

×

×

×

EC

電動機及び負荷リスト

T

CCC

×

形式シート

ML12

ED

感度計算

AAA

×

×

×

FA

全体図

CCC

×

×

FA

全体図

AAA

×

×

×

FS

回路図

AAA

×

×

×

×

FF

ファンクションチャート

AAA

×

×

×

LU

組立図,キュービクル

AAA

×

×

×

LU

組立図,ラック

BBB

×

×

×

MA

接続図

AAA

×

×

×

×

PB

部品リスト,キュービクル

AAA

×

×

×

PB

部品リスト,ラックス

BBB

×

×

QA

試験合格証

AAA

×

QA

試験成績書

AAA

×

プロジェクト名:

XYZ

プラント

対象:

制御システム=AB1

=AB1 &BD

図 D.3  文書交換リスト,記入例


41

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

附属書 E(参考)関連規格

JIS C 1082-2:1999

  電気技術文書−第 2 部:機能図

備考  IEC 61082-2:1993, Preparation of documents used in electrotechnology−Part 2:Function-oriented

diagrams

が,この規格と一致している。

JIS C 1082-3:1999

  電気技術文書−第 3 部:接続図及びリスト

備考  IEC 61082-3:1993, Preparation of documents used in electrotechnology−Part 3:Connection diagrams,

tables and list

が,この規格と一致している。

JIS C 1082-4:1999

  電気技術文書−第 4 部:配置及び据付け文書

備考  IEC 61082-4:1996, Preparation of documents used in electrotechnology − Part 4:Location and

installation documents

が,この規格と一致している。

IEC 60848:1988

  Preparation of function charts for control systems

IEC/FDIS 61506

  Documentation of software for process control systems and facilities (

1

)

ISO/DIS 10628-1

  Flow diagrams for process plants−Part 1:General rules

ISO 11442-1:1993  Technical product documentation

−Handling of computer-based technical information−Part

1:Security requirements

ISO 11442-2:1993  Technical product documentation

−Handling of computer-based technical information−Part

2:Original documentation

ISO 11442-3:1993  Technical product documentation

−Handling of computer-based technical information−Part

3:Phases in the product design process

ISO 11442-4:1993  Technical product documentation

−Handling of computer-based technical information−Part

4:Document management and retrieval systems

注(

1

)  FDIS (Final Draft International Standard)

は当時の (65/210/FDIS) 参照。


42

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

附属書 1(参考)技術文書の分類及び指定について

序文  この附属書は,この規格の位置付けの理解のため,参考として示すものであり,規定の一部ではな

い。

なお,この

附属書は,原国際規格の“INTRODUCTION(緒言)”に記載されている事項である。

1.

緒言  文書化は,プラント,システム及び設備を含む技術製品のライフサイクルのすべての活動に,

情報を提供する上で必要なことである。文書化は,どの段階や活動においても行われる。文書は当事者か

ら当事者へやりとりされる。様々な当事者が様々な情報を必要とし,意図する目的に最も適したものに応

じて,同じ情報でも異なった見方をする。

この規格では,

“文書”は一般的な意味で用いられている。データが記録できる媒体であれば,この用語

は,これらすべての媒体に適用する。しかし,文書種類の説明は,使用者が見やすく,読みやすい紙の文

書から派生している。

この規格の目的の一つは,文書をやりとりする上で,当事者間のコミュニケーション及び理解をよりよ

いものとするための方法を確立することである。一つの体系の基礎を築くには,文書が今日においてどう

呼ばれるかは,無視する必要がある。同じ文書種類に様々な名称が使用されたり,同じ名称が様々な当事

者の間で,様々な意味で使用されたりしている。目的や興味の対象となるものは,文書の題名の部分であ

り,それは,全体の理解を妨げている。

この規格のもう一つ目的は,文書が記述された対象物に関連づける規則を規定することである。そのた

め,プラント,システム及び装置で使用される対象物指定に文書種類指定をリンクさせる,文書指定シス

テムというものが用いられる。規則や推奨内容に従うことによって,文書化は“実際の配置”を反映する。

それによりこのガイドは,例えば,文書修復システムの情報の検索構造と同様に,整理及びファイリング

にも役立つ。

分類の原理は,一般にコンピュータに基づく文書化の際にも,要求を満足する。増加する情報量は蓄積

され,また標準化されたデータベースフォーマットに変換される。配信される情報は,当事者の要求,ま

たは合意された文書が受けてのコンピュータシステムのデータベースから取り出し可能な方法で決定され

てもよい。このことが,例えば,情報及びデータ要素,詳細な文書種類の定義及び表現の規則によって将

来の標準化作業に役立つ。

この規格は,主として電気工学の分野の専門家によって制定されたが,ISO 関連分野からの専門家を交

えて規格を作成したことにより,電気工学以外の文書も統合した。


43

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

附属書 2(参考)用語索引

序文  この附属書(参考)は,使用されている用語を参考として示すものであり,規定の一部ではない。

IEC

規格原文で使用している用語は従来の JIS にない新しい用語が多く,抽象的な意味をもっており,

又相互に関連して使用されており,翻訳した日本語だけを掲載することは技術上のあいまいさを生み出す

おそれがある。このため,理解を容易にする趣旨で参考として出現順に一括掲載する。 

IEC

原文の英語

JIS C 0451

箇条

備考

data medium

データ媒体

3.1 

document

(技術)文書

3.2 

document set

(技術)文書群

3.3 

Documentation

(技術)文書化

3.4 

document kind

文書種類

3.5 

document kind class

文書種類の分類

3.6 

object

対象物

3.7 

system

システム

3.8 

plant

プラント

3.9 

equipment

装置

3.10 

project

プロジェクト

3.11 

object designation

対象物の指定

3.12 

document designation

文書指定

3.13 

classification of document kinds

文書種類の分類

4. 

document kind classification code (DCC)

文書種類分類コード (DCC)

4.2 

basic principles for classification of document

kinds

種類の分類の基本原理

4.2.1 

classification structure of document kinds

文書種類の分類構成

4.2.1 

図 

layout of document kind classification code (DCC)

文書種類分類コード (DCC) の配置

4.2.2 

structure of document kind classification code

文書種類の分類コードの構成

4.2.2 

図 

assigning document kinds to classes

文書種類の種別の割当て

4.3 

classification method

分類方法

4.3.1 

classification of established document kinds

確立した文書種類の分類

4.3.2 

classification of non-established document kinds

確立していない文書種類の分類

4.3.3 

classification of composite document kinds

複合文書種類の分類

4.3.4 

designation of documents

文書指定

5. 

principle of document designation 

文書指定の原理

5. 

図 

document sets

文書群

6. 


44

C 0451

:2004 (IEC 61355:1997)

IEC

原文の英語

JIS C 0451

箇条

備考

examples of structures of a system and of

the system-related structure of the

documentation

システムの構造及びそのシステムに関連する文
書の構造例

6. 

図 

application guidelines

適用指針

7.

tools for communication about document

interchange

文書の交換に関する伝達手段

7.1 

application of document designation for

identification purpose

識別の目的に対する文書指定の適用

7.2 

designation of document pages

文書ページの指定

7.2 

図 

example of presentation of document-related

information in a title field

表題欄における文書に関係する情報の表示例

7.2 

図 

Table for code letters

分類記号の一覧

附属書 A

code letters for technical areas

技術分野の分類記号

表 A.1

DCC and descriptions of document kind classes

DCC

と文書種類の分類の説明

表 A.2

overview on main classes (A2 data position)

主分類の全体(A2 データ位置)

表 A.2

A Documentation-describing documents

A

文書化記述文書

A

B Management documents

B

管理文書

B

C Contractual and non-technical documents

C

契約及び非技術的文書

C

D General technical information documents

D

一般技術情報文書

D

E Technical requirement and dimensioning

documents

E

技術要求と寸法文書

E

F Function-describing documents

F

機能記述文書

F

L Location documents

L

位置文書

L

M Connection-describing documents

M

接続記述文書

M

P Product listings

P

構成品リスト

P

Q Quality management documents;

afety-describing documents

Q

品質マネジメント文書と安全性記述文書

Q

T Geometry-related documents

T

幾何学的形状記述文書

T

W Operation records

W

運転手順と記録

W

established Document kinds in electrotechnology

簡略説明付きの確立された文書種類

附属書 B

document kinds used in electrotechnology

電気技術分野で使用する文書種類

表 B.1

additional information about document kinds for

communication purposes

情報交換のための文書種類に関する付加情報

附属書 C

form of presentation

表示形式

C.1 

letter code for forms of presentation

表示形式の文字記号

表 C.1

status of documents

文書の進ちょく(捗)状況

C.2  

document interchange lists

文書交換リスト

附属書 D

Document interchange list, general part

文書交換リスト,一般事項

図 D.1

document interchange list, object-related part

文書交換リスト,詳細事項

図 D.2

Document interchange list, filled-in example

文書交換リスト,記入例

図 D.3

Bibliography

関連規格

附属書 E