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C 0446 : 1999

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日

本工業規格である。

JIS C 0446

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(参考)  識別の例


C 0446 : 1999

(1) 

目次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  目的

1

3.

  定義

2

3.1

  保護接地線

2

3.2

  露出導電性部分

2

3.3

  接地側電線

2

3.4

  中間線

2

4.

  色による識別

2

4.1

  単一色の使用

2

4.2

  2組み合わせの使用 3

5.

  数字による識別

3

5.1

  一般事項

3

5.2

  多心ケーブル

3

附属書 A(参考)  識別の例

5


日本工業規格

JIS

 C

0446

: 1999

色又は数字による電線の識別

Identification of conductors by colours or numerals

序文  この規格は,1989 年に第 2 版として発行された IEC 60446,Identification of conductors by colours or

numerals

を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した規格であるが,対応国際規格に規定されてい

ない事項を日本工業規格として追加している。

なお,この規格のうち,点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,ケーブルの絶縁線心,配線に用いる絶縁電線及び機器内で識別を必要とする

個々の絶縁電線と裸線を色又は数字によって識別する場合に適用する。

備考1.  この規格の対応国際規格を,次に示す。

IEC 60446 : 1989

  Identification of conductors by colours or numerals

2.

この規格の引用規格を,次に示す。

JIS C 0364-5-51

  建築電気設備  第 5 部:電気機器の選定と施工  第 51 章:共通規定

備考  IEC 60364-5-51 : 1997, Electrical installations of buildings−Part 5 : Selection and erection of

electrical equipment

−Chapter 51 : Common rules が,この規格と一致している。

JIS C 0935

  電気機器の本質安全防爆構造

備考  IEC 60079-11 : 1991, Electrical apparatus for explosive gas atmospheres−Part 11 : Intrinsic safety

‘i’

が,この規格と一致している。

JIS C 3662-2

  定格電圧 450/750V 以下の塩化ビニル絶縁ケーブル,第 2 部:試験方法

備考  IEC 60227-2 : 1997, Polyvinyl chloride insulated cables of rated voltages up to and including

450/750V

−Part 2:Test methods が,この規格と一致している。

IEC 60050 (826) : 1982

  International Electrotechnical Vocabulary. Electrical installations of buildings

IEC 60757 : 1983

  Code for designation of colours

参考  IEC 規格番号は,1997 年 1 月 1 日から実施の IEC 規格新番号体系によるものであり,これよ

り前に発行された規格についても,規格番号に 60000 を加えた番号に切り替えた。これは,番

号だけの切替えであり,内容は同一である。

2.

目的  この規格の目的は,母線を含む電線を識別し,安全を確保する目的で,特定の色又は数字を使

用する場合について規定する。この規格は色の境や色の特性(例えば,つやあり,つやなし,明るい,暗

いなど)については,特に定めていない。

備考  これらの一般則を特定の製品に適用する場合の詳細及び必要な補助的識別法は,該当する JIS 

(IEC) 

に示すことがある。


2

C 0446 : 1999

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

3.1

保護接地線  露出導電性部分に接地を施すために用いる電線。

3.2

露出導電性部分  充電部ではないが故障時に充電するおそれがあり,人が容易に触れることができ

る電気機械器具の導電性部分。

3.3

接地側電線  低電圧電路において技術上の必要によって接地された側の電線。

3.4

中間線  単相 3 線式配線における 1 相の中間点から引出される電線。

備考  我が国では一般に中性点及び中性線といわれている。ヨーロッパ等で一般的な星形結線から引

出きれる三相 4 線式の中性線と我が国で多く採用されている V 結線,三相 4 線式などの 1 相に

おける中間点引出しとの混同を避けるために中間線という用語を用いたものである。IEC の他

の規定では直流配電方式の場合を含め中間線という用語が用いられている。

4.

色による識別

備考  識別方法の例を,附属書 に示す。

4.1

単一色の使用

4.1.1

一般事項  電線の識別には,次の色を標準として使用する。

黒,茶,赤,黄,オレンジ,緑,青(ライトブルーも含む。

,紫,灰色,白,ピンク,青緑。

備考  上に列挙した色は,IEC 60757 からの抜粋である。

誤使用防止のため,単色の黄及び緑は,緑/黄の組合せの場合と混乱するおそれがあるところでは使用

してはならない(4.2 参照)

緑/黄の組合せ色及び緑を使用する保護接地線以外の電線には,次の 3 色が望ましい。

ライトブルー,黒,茶

色による識別は,絶縁材の色,色マーカなどによって電線の全長にわたって行うことが望ましい。

なお,管理された特定の場所に限り,別の識別方法を採用することができる。

4.1.2

ライトブルー及び白の使用  ライトブルー及び白は中性線用又は中間線用として使用する。

回線が色によって識別された中性線又は中間線を含む場合,その識別に使用する色はライトブルー又は

白(薄い灰色)とする。

中性線又は中間線が使われていない場所では,多心ケーブル内のライトブルーの電線を他の目的に使用

することができる。ただし,保護接地線としての使用を除く。

なお,接地側電線及び単相 3 線式回路における接地された中間線を識別するために,使用する色はライ

トブルー又は白(薄い灰色)とする。

色による識別を行う場合,中性線又は中間線として使用される裸線は各隔室,構成単位又は引入れ可能

な各位置において 15∼100mm 幅のライトブルーのしま(縞)で色付けするか全長にわたってライトブル

ーの色付けをする。

備考1.  JIS C 0935 (IEC 60079-11)  に,本質的に安全な回路(本安回路)の端子,端子箱,プラグ及

びソケットのマーキングに色を使用する場合のライトブルーについて規定している。

2.

IEC

は中性線又は中間線の色としてライトブルーを規定しているが,米国及びカナダにおい

ても中性線又は中間線の白による識別がライトブルーによる識別と同等として使用されてい

る。


3

C 0446 : 1999

4.2

2

色の組合せなどの使用

4.2.1

一般事項  混乱するおそれがなければ,4.1 に列挙した各色の組合せを識別に使用してもよい。た

だし,次に示す緑/黄の組合せ以外に黄と緑を組み合わせて使用してはならない。

4.2.2

緑/黄及び緑の使用  緑/黄の組合せ及び緑は保護接地線の識別に使用するものであって,その他

の目的に使用してはならない。

緑/黄は,保護接地線の識別用として認められている唯一の色の組合せである。

保護接地線として使用される裸線についても,15∼100mm 幅の緑/黄のしま(縞)又は緑で,各導線の

全長にわたって又は各隔室,ユニット若しくは各引込み部において色付けしなければならない。粘着テー

プを使用する場合は 2 色テープだけを使用する。

保護接地線として使用される絶縁電線の色は,緑/黄を組合せ電線上の 15mm 長さの部分に 1 色が導線

の表面の 30%以上 70%以下を占め,もう方の色が残りを占めるように色付けする。

備考1. PEN 電線  (IEV 86-04-06)

*

の識別を必要とする場合は,JIS C 0364-5-51514-3-2を参照。

*

国際電気技術用語 (IEV) [IEC 60050 (826)]。

PEN

電線とは保護接地線及び中性線の両方の機能をもつ電線をいう。

2.

保護接地線が同軸ケーブルのようにその形状,構造又は位置によって容易に識別できる場合

は,全長にわたって色付けする必要はない。ただし,端末又は引入れ部は,図記号,緑/黄

の組合せ又は緑によって明確に識別しなければならない。

3.

IEC

は保護接地線の色としては緑/黄を規定しているが,米国及びカナダにおいても保護接

地線の緑による識別が緑/黄の組合せによる識別と同等として使用されている。

5.

数字による識別

5.1

一般事項  番号付け方式が電線の識別及び緑/黄によって識別される電線を含まない一群の電線の

中の各電線の識別に適用する。

この識別方法は,はっきりと区別できるものであり,かつ,耐久性があるものでなければならない。

備考  耐久性の評価に関しては,JIS C 3662-2 (IEC 60227-2)  を参照。

数字はすべて読みやすく,また,絶縁の色に対して強いコントラストを示さなければならない。識別は

アラビア数字で行う。

5.2

多心ケーブル  多心ケーブル内の電線はすべて順番に番号付けをする。

番号は電線の全長にわたって一定の間隔 “d” ごとに繰り返し表示する。この場合,連続する番号の表示

は,互いに逆向きとする。

番号の配置は,

図 に示すように軸方向(縦)又は図 のように横向きのいずれかによる。

図 1  番号の配置(縦書き)


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C 0446 : 1999

図 2  番号の配置(横書き)

番号の位置と間隔 “d” については,関連の製品規格に明記しなければならない。

混乱を避けるため,数字の 6 と 9 又は 6 と 9 を含む数字の組合せにはすべて下線を施す。


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C 0446 : 1999

附属書 A(参考)  識別の例

1.  JIS C 3662-1 (IEC 60227-1)  からの引用による塩化ビニル絶縁ケーブル及び JIS C 3663-1 (IEC

60245-1)

からの引用によるゴムの絶縁ケーブルの線心の色による識別

−  3 心ケーブル:緑/黄,ライトブルー,茶。若しくはライトブルー,黒,茶。

−  保護接地線を含む 4 心ケーブル:緑/黄,ライトブルー,黒,茶

2.  一つのセットの中に3本の黒の単心ケーブルがある場合のカラーマーカによる識別

−  1 番目:ライトブルーのマーカ

−  2 番目:マーカなし又は,確認のため黒のマーカ

−  3 番目:茶のマーカ

3.  3心ケーブル  黒,白,赤

備考  例 1.の緑/黄は,単相 2 線式,単相 3 線式配線などの保護接地線を含む配線に用いられる。

例 3.は,現在我が国の単相 3 線式又は三相 3 線式配線に用いられており,白は接地側(中

間線)として用いられる。


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C 0446 : 1999

接地線色別本委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

小  田  哲  治

東京大学工学系研究科

(委員)

伊  藤      章

通商産業省機械情報産業局

橋  爪  邦  隆

工業技術院標準部

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会

薦  田  康  久

資源エネルギー庁公益事業部

西  澤      滋

建設省大臣官房官庁営繕部

内  田  實太郎

電気保安協会全国連絡会議

浅  井      功

社団法人日本電気協会

真  部  利  應

電気事業連合会

村  田  光  一

東京電力株式会社

三  石  拓  治

中部電力株式会社

酒  井      偉

関西電力株式会社

小  熊  修  蔵

東邦電気株式会社

飯  村  正  憲

日本電設工業株式会社

下  川  英  男

社団法人電気設備学会

福  田  和  典

社団法人日本配線器具工業会

浅  田  能  勝

社団法人日本電機工業会(株式会社日立製作所)

小  田  英  輔

社団法人日本電線工業会

栗  原  武  光

社団法人日本配電盤工業会(森井電業株式会社)

福  島  豊  治

社団法人日本電気計測器工業会(山武ハネウエル株式会社)

(事務局)

赤  嶺  淳  一

社団法人日本電機工業会

小  川      晋

社団法人日本電機工業会

接地線色別分科会  構成表

氏名

所属

(主査)

小  熊  修  蔵

東邦電気株式会社

(委員)

篠  崎  和  紀

工業技術院標準部

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会

浅  井      功

社団法人日本電気協会

内  田  實太郎

電気保安協会全国連絡会議

森  田      陽

東京電力株式会社

三  石  拓  治

中部電力株式会社

酒  井      偉

関西電力株式会社

飯  村  正  憲

日本電設工業株式会社

下  川  英  男

社団法人電気設備学会

福  田  和  典

社団法人日本配線器具工業会

浅  田  能  勝

社団法人日本電機工業会(株式会社日立製作所)

小  田  英  輔

社団法人日本電線工業会

(事務局)

赤  嶺  淳  一

社団法人日本電機工業会

小  川      晋

社団法人日本電機工業会