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C 0364-7-704:2009 (IEC 60364-7-704:2005) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

700.1 概要 ························································································································· 1 

704.1 適用範囲 ··················································································································· 1 

704.2 引用規格 ··················································································································· 2 

704.3 一般特性の評価 ·········································································································· 2 

704.313 電源 ······················································································································ 2 

704.4 安全保護 ··················································································································· 2 

704.410.3 感電保護手段の適用 ······························································································· 2 

704.410.3.1 一般事項 ············································································································ 2 

704.411.1.4 非接地回路 (SELV) に対する要求事項 ····································································· 3 

704.411.1.5 接地回路 (PELV) に対する要求事項 ········································································ 3 

704.412 直接接触保護 ·········································································································· 3 

704.412.3 オブスタクル ········································································································ 3 

704.412.4 アームズリーチ外への設置 ······················································································ 3 

704.413.1.1.1 電源の自動遮断 ································································································· 3 

704.5 機器の選定及び施工 ···································································································· 3 

704.51 共通規定 ·················································································································· 3 

704.52 配線設備 ·················································································································· 3 

704.53 開閉装置及び制御装置 ································································································ 3 

704.536.2.2 断路装置 ············································································································ 3 

704.556 安全設備 ················································································································ 4 

C 0364-7-704:2009 (IEC 60364-7-704:2005) 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本

工業規格である。 

これによって,JIS C 0364-7-704 : 2002は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。 

JIS C 0364,JIS C 60364の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS C 60364-1 第1部:基本的原則,一般特性の評価及び用語の定義 

JIS C 60364-4-41 第4-41部:安全保護−感電保護 

JIS C 60364-4-42 第4-42部:安全保護−熱の影響に対する保護 

JIS C 60364-4-43 第4-43部:安全保護−過電流保護 

JIS C 60364-4-44 第4-44部:安全保護−妨害電圧及び電磁妨害に対する保護 

JIS C 60364-5-51 第5-51部:電気機器の選定及び施工−一般事項(予定) 

JIS C 60364-5-52 第5-52部:電気機器の選定及び施工−配線設備 

JIS C 60364-5-53 第5-53部:電気機器の選定及び施工−断路,開閉及び制御 

JIS C 60364-5-54 第5-54部:電気機器の選定及び施工−接地設備,保護導体及び保護ボンディング

導体 

JIS C 60364-5-55 第5-55部:電気機器の選定及び施工−その他の機器 

JIS C 60364-6 第6部:検証(予定) 

JIS C 60364-6-61 第6-61部:検証−最初の検証 

JIS C 0364-7-701 第7-701部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項−バス又はシャワーのある場

所(予定) 

JIS C 0364-7-702 第7部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項 第702節:水泳プール及びその

他の水槽 

JIS C 0364-7-703 第7-703部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項−サウナヒータのある部屋及

び小屋 

JIS C 0364-7-704 第7-704部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項−建設現場及び解体現場にお

ける設備 

JIS C 0364-7-705 第7-705部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項−農業用及び園芸用施設(予

定) 

JIS C 0364-7-706 第7-706部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項−動きを制約された導電性場

所 

JIS C 0364-7-708 第7部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項 第708節:キャラバンパーク及

びキャラバンの電気設備 

C 0364-7-704:2009 (IEC 60364-7-704:2005) 

(3) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS C 0364-7-709 第7部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項 第709節:マリーナ及びレジャ

ー用舟艇 

JIS C 0364-7-711 第7部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項 第711節:展示会,ショー及び

スタンド 

JIS C 0364-7-712 第7-712部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項−太陽光発電システム 

JIS C 0364-7-713 第7部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項 第713節:家具 

JIS C 0364-7-714 第7部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項 第714節:屋外照明設備 

JIS C 0364-7-715 第7-715部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項−特別低電圧照明設備 

JIS C 0364-7-717 第7-717部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項−移動形又は運搬可能形ユニ

ット 

JIS C 0364-7-740 第7-740部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項−催し物会場,遊園地及び広

場の建造物,娯楽装置及びブースの仮設電気設備 

JIS C 0364-7-753 第7-753部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事項−床暖房及び天井暖房設備 

C 0364-7-704:2009 (IEC 60364-7-704:2005) 

(4) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

白   紙 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

C 0364-7-704:2009 

(IEC 60364-7-704:2005) 

低圧電気設備− 

第7-704部:特殊設備又は特殊場所に関する 

要求事項−建設現場及び解体現場における設備 

Low-voltage electrical installations-Part 7-704 : Requirements for special 

installations or locations-Construction and demolition site installations 

序文 

この規格は,2005年に第2版として発行されたIEC 60364-7-704を基に,技術的内容及び対応国際規格

の構成を変更することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 

700.1 概要 

第7部の要求事項は,JIS C 60364 規格群の他の部の要求事項のある部分を補足し,修正し又は置き換

えるものである。 

第7-704部を示す固有番号 (704) に続く番号が,対応する他の部の要求事項の番号である。 

対応する他の部の要求事項の番号がない場合は,相当する他の部の要求事項をそのまま適用することを

意味する。 

704.1 適用範囲 

次の要求事項を追加する。 

704.1.1 この部の特別要求事項は,例えば次のものを含む建設工事又は解体工事の期間中,建設現場及び

解体現場のための仮設設備に適用する。 

− 新設建築物の建設工事 

− 既設の建築物又は既設の建築物の一部分の修繕,改築,増築及び解体工事 

− 土木工事 

− 土工事 

− これらに類する工事 

この要求事項は,固定設備又は可動形設備に適用する。 

この規定は,次のものには適用しない。 

− JIS C 60364の第1部〜第6部の一般規定を適用する建設現場の管理所の設備(事務所,クローク,打

合せ室,売店,食堂,宿舎,洗面所など) 

注記1 特殊な環境では,例えば,動きを制約された導電性場所に関する第7-706部1)のようなより

厳しい要求事項を適用する。 

C 0364-7-704:2009 (IEC 60364-7-704:2005) 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

注1) JIS C 0364-7-706 低圧電気設備−第7-706部:特殊設備又は特殊場所に関する要求事

項−動きを制約された導電性場所 

注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を示す記号を,次に示す。 

IEC 60364-7-704 : 2005,Low-voltage electrical installations−Part 7-704 : Requirements for special 

installations or locations−Construction and demolition site installations (IDT) 

なお,対応の程度を表す記号 (IDT) は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,一致していること

を示す。 

704.2 引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 8285-1 工業用プラグ,コンセント及びカプラ−第1部:通則 

注記 対応国際規格:IEC 60309-1,Plugs, socket-outlets and couplers for industrial purposes−Part 1 : 

General requirements (MOD) 

IEC 60245-4,Rubber insulated cables−Rated voltages up to and including 450/750 V−Part 4 : Cords and 

flexible cables 

IEC 60309-2,Plugs, socket-outlets and couplers for industrial purposes−Part 2 : Dimensional  

interchangeability requirements for pin and contact-tube accessories 

IEC 60439-4,Low-voltage switchgear and controlgear assemblies−Part 4 : Particular requirements for 

assemblies for construction sites (ACS) 

704.3 一般特性の評価 

704.313 電源 

次の注記を追加する。 

注記 一つの建設現場で,発電機などを含むいくつかの電源を使用することがある。JIS C 60364-5-55

の第551節参照。 

704.4 安全保護 

704.410.3 感電保護手段の適用 

704.410.3.1 一般事項 

次の要求事項を追加する。 

704.410.3.1.6 定格電流が32 A以下のコンセントに電気を供給する回路及び定格電流が32 A以下の手持形

電気機器に電気を供給する回路は,次のいずれかによって保護しなければならない。 

− 定格感度電流30 mA以下の漏電遮断器 (412.5) 

− SELV又はPELV (411.1) によって電気を供給する。 

− 回路は,電気的に分離 (413.5) し,それぞれのコンセント及び手持形機器は,専用の絶縁変圧器によ

って,又は絶縁変圧器の分離巻線から電気を供給する。 

704.410.3.3.2 

次の注記を追加する。 

注記 電気的分離を使用する場合は,413.5.1.3の要求事項に特に注意する必要がある。 

C 0364-7-704:2009 (IEC 60364-7-704:2005) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

704.411.1.4 非接地回路 (SELV) に対する要求事項 

次の要求事項を追加する。 

704.411.1.4.3 411.1.4.3に従った直接接触保護に対する要求事項を,公称電圧に関係なく施さなければなら

ない。 

704.411.1.5 接地回路 (PELV) に対する要求事項 

次の要求事項を追加する。 

704.411.1.5.2 411.1.5.1に従った直接接触保護に対する要求事項を,公称電圧に関係なく施さなければなら

ない。 

704.412 直接接触保護 

次の要求事項を追加する。 

704.412.3 オブスタクル 

オブスタクル (412.3) による保護手段を使用してはならない。 

704.412.4 アームズリーチ外への設置 

アームズリーチ外への設置 (412.4) による保護手段を使用してはならない。 

704.413.1.1.1 電源の自動遮断 

次の要求事項を追加する。 

704.413.1.1.1.1 定格電流が32 Aを超えるコンセントに電気を供給する回路に対しては,電源の自動遮断

用として定格感度電流が500 mA以下の漏電遮断器を使用しなければならない。 

704.5 機器の選定及び施工 

704.51 共通規定 

次の要求事項を追加する。 

704.511.1 建設現場及び解体現場におけるすべての配電装置 [ACS 2) ] は,IEC 60439-4の要求事項に適合

しなければならない。 

注2) ACS : Assembly for construction sites 

定格電流が16 Aを超えるプラグ及びコンセントは,IEC 60309-2の要求事項に適合しなければならず,

又は互換性を必要としない場合はJIS C 8285-1の要求事項に適合しなければならない。 

704.52 配線設備 

次の要求事項を追加する。 

704.522.8.10 損傷回避のために,現場の道路又は歩道を横切って配線しないことが望ましい。横切る必要

がある場所では,建設現場での機械的損傷及び建設機械との接触に対する特別な保護を施さなければなら

ない。 

建設現場での環境及び作業で発生する機械的損傷に対する露出配線及び架空配線の保護に特別な注意を

払わなければならない。 

可動性を必要とする可とうケーブルは,IEC 60245-4のタイプ66又は同等の耐磨耗性及び耐水性のもの

でなければならない。 

704.53 開閉装置及び制御装置 

704.536.2.2 断路装置 

次の要求事項を追加する。 

建設現場のための各配電装置 (ACS) は,引込み電源を開閉及び断路するための装置を組み込んだもの

C 0364-7-704:2009 (IEC 60364-7-704:2005) 

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

でなければならない。 

引込み電源を断路するための装置は,開位置を確実に保持することに適していなければならない

(536.2.1.3参照)(例えば,施錠又は施錠可能なエンクロージャ内に設置)。 

電気使用機器は,ACS電気を供給しなければならない。それぞれのACSは,次のもので構成する。 

− 過電流保護器 

− 間接接触保護を行い得る装置 

− 必要な場合,コンセント 

安全及び予備電源は,異なる電源との相互接続を防止するように整えられた装置によって接続しなけれ

ばならない。 

704.556 安全設備 

次の注記を追加する。 

注記 現場の状況によっては,避難照明などのような安全設備の保護手段の要素を必要とする場合が

ある。