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B 9938

:2002

(1)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会 (JFPA) /

財団法人  日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 7745 : 1989,Hydraulic fluid power

−Fire-resistant (FR) fluids−Guidelines for use を基礎として用いた。

JIS B 9938 : 2002

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)  JIS と対応する国際規格との対比表


B 9938

:2002

(2)

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目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

3.1

  難燃性作動油  [Fire-resistant (FR) fluid]

1

4.

  油圧システム−応用,危険性及び一般的予防処置

2

4.1

  一般

2

4.2

  火災の原因

2

4.3

  一般的予防処置

2

5.

  難燃性作動油に対する要求特性

3

5.1

  要求特性

3

5.2

  その他の要求特性

3

6.

  難燃性作動油の特性及びその選択に影響する要素

3

6.1

  一般

3

6.2

  難燃性作動油の分類

4

7.

  難燃性作動油を導入又は使用する場合に必要な予防処置

6

7.1

  O/W 乳化形作動油(カテゴリ HFAE

6

7.2

  W/O 乳化形作動油(カテゴリ HFB

6

7.3

  水溶性ポリマー溶液(カテゴリ HFC

7

7.4

  水を含まない合成作動油(カテゴリ HFD

7

8.

  油圧回路の据付け

8

8.1

  タンク

8

8.2

  配管

8

8.3

  ストレーナとフィルタ

8

8.4

  回路

8

8.5

  ポンプサクション

9

8.6

  装置性能

9

8.7

  据付けに使用される材料との適合性

9

9.

  油圧システムでの作動油交換

10

9.1

  鉱油系作動油からカテゴリ HFAEHFB 又は HFC 作動油への入替手順

10

9.2

  鉱油系作動油からカテゴリ HFD 作動油への入替手順

11

9.3

  カテゴリ HFAEHFB 又は HFC 作動油からカテゴリ HFD 作動油への入替手順

11

9.4

  カテゴリ HFD 作動油からカテゴリ HFAEHFB 又は HFC 作動油への入替手順

12

解説

20


著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

日本工業規格

JIS

 B

9938

:2002

油圧−難燃性作動油−使用指針

Hydraulic fluid power

−Fire-resistant (FR) fluids−Guidelines for use

序文  この規格は,1989 年に第 1 版として発行された ISO 7745,Hydraulic fluid power−Fire-resistant (FR)

fluids

−Guidelines for use を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書に示す。

1.

適用範囲  この規格は,種々のカテゴリの難燃性作動油に関して,それらの作動特性,長所と短所及

びこれらの難燃性作動油から,適切な作動油を選択するときに考慮すべき詳細な指針を規定する。

この規格は,そのような作動油を使用する場合に生じる困難な問題を少なくするために,望ましい予防

処置及び異なったカテゴリの作動油に交換する場合に必要な予防処置並びに難燃性作動油に関する油圧回

路について規定する。また,難燃性作動油に関する油圧回路についても,この規格で規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 7745 : 1989

  Hydraulic fluid power−Fire-resistant (FR) fluids−Guidelines for use (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0142

  油圧及び空気圧用語

備考  ISO 5598  Fluid power systems and components−Vocabulary からの引用事項は,この規格の該

当事項と同等である。

JIS K 2001

  工業用潤滑油―ISO 粘度分類

備考  ISO 3448  Industrial liquid lubricants−ISO viscosity classification からの引用事項は,この規格

の該当事項と同等である。

ISO 1629

  Rubber and latices−Nomenclature

ISO 6072

  Hydraulic fluid power−Compatibility between elastomeric materials and fluids

ISO 6743-4

  Lubricants, industrial oils and related products (class L)  −Classification−Part 4 : Family H

(Hydraulic systems)

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0142 によるほか,次による。

3.1

難燃性作動油 [Fire-resistant (FR) fluid]  火災の危険を最大限に予防できる燃えにくい作動油。


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備考  “難燃性作動油”の定義は,JIS B 0142 で規定されているが,利用者の便宜のためにここに繰

返し引用した。

4.

油圧システム−応用,危険性及び一般的予防処置

4.1

一般  油圧システムにおける使用圧力は,通常 40 MPa (400 bar) までである。システム構造になん

らかの欠陥がある場合,この圧力によって破裂又は少量の油漏れでも,かなりの距離まで作動油が噴き出

る場合がある。

作動油が引火性であれば,これは多くの状況において,重大な火災を引き起こす可能性がある。

4.2

火災の原因  システムからの油漏れの主な原因は,配管(主として結合部)の故障,バルブ,ガス

ケット又は継手の故障,継手からの配管の外れ及びフレキシブルホースの破裂である。また,火災の原因

は,溶融金属,ガスバーナ,火花,電気器具及び高熱金属面などの着火源が存在する場所での加圧された

作動油の漏れである。摩擦熱によっても,作動油の自然発火を引き起こすのに十分な高温になることがあ

る。火災は,突発的事故又は過失によって加圧下の配管やパイプが外れることによって発生する。断熱被

覆材のような吸収性のある材料の表面に染み込んでいくような,ゆっくりした漏れも燃焼を引き起こすこ

とがある。

4.3

一般的予防処置

4.3.1

主な危険性  次に主な危険性の概要を示す。これらはすべてを網羅したものではないが,その内容

は鉱油又は難燃性作動油を用いたシステムについて,ひとしく適用できる適正な技術基準である。主な危

険事項を次に示す。

a)

漏れ  (4.3.2 参照)

b)

高い油温  (4.3.3 参照)

c)

作動油の劣化  (4.3.4 参照)

d)

貯蔵及び保守不良  (4.3.5 参照)。

4.3.2

漏れ  漏れは,次のような事項によって発生する。

a)

シール装置の故障  (8.7.3 参照)

b)

配管の故障  鋼管,ホース,管継手その他

c)

組立て作業不良

4.3.2.1

シール材  作動油に適合するシール材を使用するとともに,密封装置の取付と使用は,供給者の

推奨に従って正しく行わなければならない。

4.3.2.2

配管  配管は,振動の影響を減少させるような方法で据え付けて固定しなければならない。物理

的な損傷を生じないように部品の設置位置や,配管の経路をよく注意して決めなければならない。配管保

護のため,ピット又は金属製の保護板でカバーすることを推奨する。配管は可能な限りほかの設備,特に

電源の近くに設置しないほうがよい。

4.3.2.3

組立て作業  油圧装置の組立て作業は,資格をもつ専門家が行い,管理することが重要である。

4.3.3

高い油温  適切に設計された油圧システムにおいては,作動油の温度(ポンプ入口での)は,通常

50

℃を超えないことが望ましい。この温度を超える場合は,供給者と購入業者の両者の合意によらなけれ

ばならない。また,その際は,作動油の種類,作動中の温度及び周囲の温度その他の特別に適用される条

件も具体的に指定することが望ましい。

使用温度が上昇すると,作動油の粘度が低下するので,その結果油漏れの量が多くなり,油圧システム

の効率が低下することとなる。高い油温が生じる運転の場合には,冷却器を設置することを推奨する。


3

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4.3.4

作動油の劣化  使用中の作動油は,特に異常な温度に達したとき,化学変化を生じることがある。

汚染物質は,作動油の劣化を加速する。低温始動時に作動油の加熱が必要な場合,熱による劣化を生じな

いよう,その加熱速度は,厳密に管理されなければならない。

4.3.5

貯蔵及び保守不良  油圧機器に生じる故障の多くは,貯蔵及び/又は保守不良に起因する。その典

型的な例として作動油の貯蔵及び取扱いにおける基本的な予防措処置を怠り,又は充てん作業時などによ

る汚染物質の混入などがあげられる。

4.3.6

作動油の廃棄  難燃性作動油は,現行の公的規則に従って廃棄されなければならない。

5.

難燃性作動油に対する要求特性

5.1

要求特性  難燃性作動油を用いる油圧システムが満足すべき性能を発揮するためには,次の特性を

もっていなければならない。

5.1.1

すべての作動温度を通じてシステム内で容易に流動し,流量と圧力の急な変化に対応できるもので

なければならない。

5.1.2

クリアランスの前後圧力差が存在する場合でも,それらの間に望ましくない油漏れを生じることの

ないよう,すべての作動温度範囲において十分な粘性をもっていなければならない。

5.1.3

作動温度範囲で,流体潤滑及び境界潤滑のもとで,しゅう動部分を効果的に潤滑するのに十分な粘

性と油膜強度をもっていなければならない。

5.1.4

システムに使用される構成材料と適合するものとし,腐食性があってはならない。

5.1.5

熱安定性をもち,予期される最高作動温度においても使用に耐えるものでなければならない。

5.1.6

適切な耐久性をもつために化学的安定性をもっていなければならない。

5.1.7

容易に混入空気を放出し,気泡がただちに消滅しなければならない。

5.1.8

化学反応によって生じたものでなく,通常の使用において混入した汚染物質を簡単に分離できるも

のでなくてはならない。

5.1.9

表面張力は,密封が困難にならない範囲で,ぬれ性をもつために十分低い値をもたなければならな

い。

5.1.10

粘度の低下がないよう,十分なせん断安定性をもたなければならない。

5.2

その他の要求特性  システム設計の際には,次の作動油特性を考慮しなければならない。

a)

ろ過特性

b)

ポンプの吸込みヘッドに対応する相対密度

c)

ポンプの吸込み口でキャビテーションを起こさない蒸気圧特性

d)

難燃性

e)

難燃性作動油自体及び発生した蒸気の安全性

6.

難燃性作動油の特性及びその選択に影響する要素

6.1

一般

6.1.1

難燃性作動油は,油圧システムが炎,溶融金属又はその他の高温源と極めて接近している場合や,

火災及び/又は爆発の危険性を最小限にしなければならないような,

特に危険な環境で作動している場合,

従来の鉱油系作動油と代替が可能なように設計されている。このような作動油は,高温表面と接触した場

合も,その作動油が染み込んだ物質が高温となった場合も,自然発火してはならない。


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6.1.2

難燃性作動油として使用される流体は,水分が存在することによるか,又は,化学組成のいずれか

によって難燃性が付与されている。

入手が容易で,全く燃焼することがない水が,一番初めに使用された。しかし,水は非常に粘性が低く,

潤滑性に乏しいために,使用温度限界,腐食及びキャビテーションの問題がある。これらの理由によって,

水そのものでは,作動主要に設計されたシステムでは使用できない。

6.1.3

難燃性作動油は,ISO 6743-4 によって次の四つのカテゴリーに分けることができる。

ISO 6734-4

の規定による分類。

− HFAE

− HFB

− HFC

− HFD

HFAE

は,ベース油が 5 種類の粘度グレードに分類される(6.2.1 参照)

。HFB, HFC 及び HFD は,そ

れぞれ JIS K 2001 に規定されている 7 種類の粘度グレードに分類されている。

−  ISO VG 10

−  ISO VG 15

−  ISO VG 22

−  ISO VG 32

−  ISO VG 46

−  ISO VG 68

−  ISO VG 100

これらの粘度グレードは,40  ℃における動粘度の中心値の数値に対応している。

6.1.4

異なるカテゴリの難燃性作動油を混合してはならない。また,同じカテゴリの作動油であっても入

手先の異なるものは相互の適合性が明確になっている場合を除いて,混合は望ましくない。

さらに,異なる種類の作動油の入替えには,特別な予防対策が必要であり,そのような場合は 9.を参照

しなければならない。

6.2

難燃性作動油の分類

6.2.1

O/W

乳化形作動油(カテゴリ HFAE

備考  ISO 6743-4 で規定している分類は,カテゴリ HFA を二つのサブカテゴリ,HFAE(O/W 乳化形

作動油)と HFAS(ケミカルソリューション形作動油)に分類している。

O/W

乳化形作動油は,水中に 10  %以下の可溶化油を含んでいて,最低限の潤滑性しかもっていないが,

多くのシステムに使用されている。O/W 乳化形作動油が水よりも優れている主な理由は,それがある程度

の防せい性をもっている点である。

これらの作動油は,難燃性は非常に優れているが,低粘度であることと潤滑性が乏しいために,高圧な

システムには通常不適当である。また,多くの水分を含んでいるので,作動温度にも限界がある。

必要とされる耐腐食性を確保するためには,エマルジョンの濃度がある一定の最低値に達していること

が必要である。

この作動油の乳化は,作動油供給者の推奨に従って通常,使用者が現場で調製する。

カテゴリ HFAE のベース油は,粘度グレード 10,15,22,32 及び 46 に分類される。


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6.2.2

W/O

乳化形作動油(逆相乳化型)(カテゴリ HFB)  W/O 型乳化形作動油は,特別な乳化剤,安

定剤及び防止剤を含み,鉱油の連続相中に微細な水滴を分散させたものである。このタイプの作動油は,

そのまま使用できる状態で供給され,通常約 40  %の水を含んでいる。水分含有量の変化によって,安定

性及び/又は難燃性が減少することがある。

W/O

乳化形作動油は,通常の鉱油系作動油と同じ粘度をもち,良好な潤滑性と耐食性を示す。粘性は,

非ニュートン性であるため,加わるせん断力の違いによってシステム内の異なる場所において変化する。

この粘度特性と高い蒸気圧を考慮して,ポンプ吸込み条件の設定にあたっては,キャビテーションが起き

ないようによく注意しなければならない。

カテゴリ HFB は,粘度グレード 22,32,46,68 及び 100 に分類される。

難燃性は,水の蒸発や乳化の不安定性によって低下する。

6.2.3

水溶性ポリマー溶液(カテゴリ HFC

備考  ISO 6743-4 においては,HFC 難燃性作動油は,“水溶性ポリマー溶液”として示されている。

これらは,また,

“グリコール溶液”

“ポリグリコール溶液”

,又は“水グリコール”としても

知られている。

これらの溶液が難燃性であるのは,約 45  %の水分を含むからである。これらの難燃性作動油は HFAE

や HFB のような乳化油ではなく,透明又は半透明の溶液である。

これらは,良好な粘度/温度特性をもっており,W/O 乳化形作動油より低い温度で使用可能であるが,

使用温度の上限はほぼ同じである。

カテゴリ HFC は,粘度グレード 15,22,32,46,68 及び 100 に分類される。

これらは,潤滑油としては満足すべきものであるが,ころがり軸受の疲労寿命は短い。このカテゴリの

作動油は,通常良好な耐食性を示す。

ほとんどの材料に適合性があるが,亜鉛,カドミウム,陽極酸化処理されていないアルミニウム及びマ

グネシウム合金の使用にあたっては,事前に試験を行うことが望ましい。タンク内面塗装やシール材を無

制限に用いることは推奨できない。

6.2.4

水を含有しない合成作動油(カテゴリ HFD

備考  ISO 6743-4 では,HFD 難燃性作動油は,“水を含有しない合成難燃性作動油”と定義されてい

る。また,これらは“非水−合成含有難燃性作動油”としても知られている。

このカテゴリの難燃性作動油は,合成作動油の主成分によって二つのサブカテゴリに分類される。これ

らのサブカテゴリは,次のように分類される:

− HFDR:水を含まず,りん酸エステルからなる合成難燃性作動油

− HFDU:水を含まず,その他の成分からなる合成難燃性作動油

このカテゴリの難燃性作動油は,粘度グレード 15,22,32,46,68 及び 100 に分類される。

このカテゴリの難燃性作動油は,良好な潤滑性及び耐摩耗性,良好な貯蔵安定性並びに耐熱性をもつ。

特定の場合には,温度は 150  ℃に達してもよいが,難燃性作動油は,このような高温に達した場合急速な

劣化を生じやすく,頻繁に品質確認を行う必要がある。

カテゴリ HFD の作動油は,その化学成分そのものが難燃性をもっている。また,適切な反応抑制物質を

配合することにより,ほとんどの金属と適合し,さび及び腐食の予防に有効である。HFD 難燃性作動油の,

毒性は変化しやすい。製品によってはある種の粘度指数向上剤を含むものもあるが,一般的には粘度/温

度特性は劣っている。

HFD

難燃性作動油の大部分は,水や湿気の存在には敏感であり,腐食を発生したり,製品の化学的安定


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性に影響を受ける。

システムの内面塗装は,行わないほうがよい。外面塗装は,適合性の良い,例えばフェノール−エポキ

シ樹脂やナイロン樹脂などの塗装材によって保護することが望ましい。

シール,ホース,パッキン及びアキュムレータ用ブラダは,フルオロエラストマー,PTFE 又はシリコ

ーンゴムのような適合性のある材料を用いて製造しなければならない。エチレン−プロピレン及びブチル

エラストマーは,ある種の難燃性作動油に適合するが,その使用にあたっては,供給業者と協議すること

が望ましい。

7.

難燃性作動油を導入又は使用する場合に必要な予防処置

7.1

O/W

乳化形作動油(カテゴリ HFAE

7.1.1

構成ユニット及び装置との適合性

7.1.1.1

エラストマーとの適合性  鉱油と適合するシール,ホース,パッキン及びアキュムレータ用ブラ

ダは,一般に使用に適している。コルク,アスベスト及び皮製パッキンは,適していないと考えられる(8.7.3

参照)

7.1.2

取扱い

7.1.2.1

貯蔵  ある種の作動油に含まれている乳化剤は,低温に関して敏感なので,作動油は少なくとも

0

℃以上で貯蔵することを推奨する。

7.1.2.2

混合物の調整  乳化の安定のためには,無機塩量の少ない水を使用することが好ましい。しかし,

それが困難であるか,硬水しか利用できない場合には,そのような水に対して安定な乳化油を選択する必

要が生じる。このような場合には,作動油供給業者の助言を受けることが望ましい。

特定の乳化油を選定しておけば,油の補充を適当に制御することを除いて,自動的な比率設定に特別な

注意を払う必要がない。

手作業による調製の場合には,作動油を撹拌しながら,乳化油を水の中へゆっくりと添加し,混合しな

ければならない。

乳化剤の成分を特定なものだけを添加すると,作動油特性に悪影響を与える。

7.1.2.3

使用温度  通常の使用温度は,+5  ℃から+50  ℃の範囲である。

このカテゴリの作動油は,その潤滑性に限度がある。潤滑をそれほど必要としない装置にだけ使用され

る。

備考  これらの乳化形作動油の油分が増加しても,混合物の潤滑性能が大きく向上することはない。

7.1.2.4

作動時の予防処置  油分は,乳化油供給業者によって規定された限度内で,一定に保たなければ

ならない。

油圧システムから突発的に漏えい(洩)した作動油は,そのまま放置せずに,取り除かなければならな

い。さもないと,乳化分離のおそれがあり,分離油は引火性物質となるだろう。

作動時のエマルジョンの油分測定は,試験室的な方法か現場用携帯屈折計のいずれかを使用して実施す

ることができる。

7.1.2.5

油抜きした装置(保管)  油抜きをしたあとに腐食が起きる危険性があるので,保管中の装置に

対しては特別な注意を払わなければならない。この目的上,さび止め油の使用や腐食防止剤を添加した特

別な乳化油を使用する方法がある。

7.2

W/O

乳化形作動油(カテゴリ HFB

7.2.1

構成ユニット及び装置との適合性


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7.2.1.1

金属及び合金との適合性  ほとんどの HFB 作動油は,通常鉱油系作動油システムに使用される

金属及び合金と適合する。しかし,亜鉛,カドミウム及びマグネシウム合金の使用にあたっては,それら

を使用する前に適合性試験を行わなければならない。

7.2.1.2

エラストマーとの適合性  鉱油系作動油に適合性のあるシール,ホース,パッキン及びアキュム

レータ用ブラダは,通常問題なく使用できる。コルク,アスベスト及び皮製パッキンは,適さないと考え

られる(8.7.3 参照)

7.2.1.3

ろ過  HFB 作動油は,懸濁液中に汚染粒子を保持する傾向があり,効果的なろ過を必要とする。

入り口側ストレーナ及び圧力側フィルタは,それぞれ 70

μm 及び 100  μm 以下のスクリーン又は孔径をも

っていることが望ましい。フィルタ(ストレーナ)は,作動油粘度,作動温度,流量及び許容圧力低下を

考慮し,定格ポンプ容量の約 2∼3 倍の(公称)流量をもっていることが望ましい。通常は,金属フィルタ,

すなわちワイヤメッシュ又は焼結フィルタのいずれかが,

乳化作動油に適合するが,

ペーパエレメントは,

作動油及び/又はフィルタ供給業者の推奨する樹脂注入形を使用することが望ましい。白土フィルタやフ

ェルトエレメントは,使用しないことが望ましい。

7.2.2

取扱い

7.2.2.1

使用温度  通常の使用温度は,+5  ℃から+50  ℃の範囲内である。HFB 作動油のほとんどのも

のは,上に述べた温度範囲で使用することを推奨するが,グリコールを含んだ低温タイプのものでは

−10  ℃の低温で使用できるものもある。タンクの加熱は避けることが望ましいが,加熱が必要な場合,乳

化の安定性に影響を及ぼさないように,加熱密度は 3 W/cm

2

以上にしてはならない。 W/O 乳化形作動油

は,0  ℃以下で保管してはならない。

7.2.2.2

作動時の予防措置  作動油中の水分含有量は,難燃性が低下しないように,また,作動油粘度の

許容を超えた変動が生じないように,規定された限度内で一定に維持されるよう管理しなければならない。

長期間にわたって休止する装置では,時々運転して,水層と油層との分離を避ける。

7.3

水溶性ポリマー溶液(カテゴリ HFC

7.3.1

構成ユニット及び装置との適合性

7.3.1.1

金属との適合性  HFC 作動油は,通常鉱油系作動油で使用しているほとんどすべての金属に適合

する。しかし,亜鉛,マグネシウム,陽極酸化処理されていないアルミニウム及びカドミウムについては,

使用する前に適合試験を行わなければならない。

7.3.1.2

エラストマーとの適合性  鉱油系作動油と適合するシール,ホース,パッキン及びアキュムレー

タ用ブラダは,通常適合性がよいが,コルク,アスベスト及び皮製パッキンは,適合しない場合がある(8.7.3

参照)

7.3.2

取扱い

7.3.2.1

使用温度  通常の使用温度は,−20  ℃から+50  ℃の範囲である。

7.3.2.2

作動時の予防措置  作動油中の水分含有量は,難燃性が低下しないように,また,作動油の許容

を超えた変動が生じないよう,規定された限度内で一定に維持されるよう管理しなければならない。この

ため供給業者は,正常な水分含有量を回復できるように,情報を提供しなければならない。この目的のた

めには,蒸留水又はイオン交換水を使用しなければならない。

7.4

水を含まない合成作動油(カテゴリ HFD

7.4.1

構成ユニット及び装置との適合性


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7.4.1.1

金属との適合性  HFD 作動油は,通常鉱油系作動油に用いられているほとんどの金属と通常適合

するが,なんらかの問題があると思われる場合には装置及び/又は作動油供給業者に問い合わせなければ

ならない。

7.4.1.2

エラストマーとの適合性  従来から使用されているエラストマーの多くは,HFD 作動油と接触し

た場合その特性が急速に劣化する。作動温度が高い場合は,劣化速度はさらに増大する(8.7.3 参照)

7.4.2

取扱い

7.4.2.1

使用温度  通常の使用温度は,−20  ℃から+70  ℃の範囲である。場合によっては,150  ℃まで

の温度が許容されることがあるが,作動油はそのような温度では,急激な劣化を生じるので,頻繁に点検

しなければならない。低温では,適切な加熱装置を使用する必要があることもある。

例えば,100  ℃以上の高温油圧回路においては,特殊な材料のシール,パッキン,ホースなどを使用し

なければならないこともある。

7.4.2.2

作動時の予防措置  HFD 作動油の使用にあたっては,鉱油系作動油の場合と同様の注意を払い,

また,その人体への安全性を考慮しなければならない。

使用中,作動油の粘度,酸性度及び汚染度は,一定期間ごとに確認しなければならない。

作動油は,水による汚染をうけてはならない。

なんらかの突発的な事故によって水が混入した場合には,

密度差によって,作動油表面に浮上したり,沈降したりするので,水を除かなければならない。

鉱油による汚染は,難燃性を弱めるので,できる限り鉱油の混入を避けなければならない。

8.

油圧回路の据付け

8.1

タンク  適切なエアブリーザや仕切板を備えた,十分な大きさのタンクを用意しなければならない。

作動油の戻り配管の吐出口は,泡立ちを防止するために,作動油の許容最低レベルの位置よりも下に配置

されなければならない。カテゴリ HFA,HFB 及び HFC 作動油の場合は,気密性を上げることによって,

水分の蒸発と汚染を最小限に維持することができる。

作動油への空気混入を避けるために,作動油の吸込み口は,戻り管吐出口からできるだけ遠い位置に設

置しなければならない。

8.2

配管  配管の設計にあたっては,カテゴリ HFB,HFC 及び HFD 作動油の相対密度が比較的高いこ

とと,HFD 作動油の粘度が低温下で増加することを考慮しなければならない。吸込側については,作動油

供給者が示す作動油の特性値によって,流速を決めなければならない。

設計段階又は難燃性作動油を選定する前に,長い配管で生じる圧力損失について考慮しなければならな

い。

8.3

ストレーナとフィルタ  低温で相対密度や粘度が高くなる作動油においては,十分大きなろ過面積

をもつフィルタやストレーナを使用するのがよい。フィルタサイズの決定にあたっては,流体のもつ高粘

度や高い相対密度の大きさに比例して,フィルタを通過するときの流量が減少するので,両者の影響を考

慮しなければならない。原則として,ろ過面積は鉱油系作動油の場合の 2∼3 倍あることが望ましい。

油圧回路の圧力ラインや戻りラインには,例えば 5∼10

μm の粒子を取り除けるような精密ろ過を適用

することを推奨する。

活性白土や吸着フィルタのような種類のフィルタエレメントは,使用してはならない。

8.4

回路  凍結,沸騰,水分の減少及びキャビテーションなどのすべての危険を避けるため,作動油の

温度に注意しなければならない。


9

B 9938

:2002

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8.5

ポンプサクション  吸込み側配管を通る流量は,大きすぎると,ポンプ吸込み圧力が低くなるので

避けなければならない。正圧でブーストするとよい。

8.6

装置性能  難燃性作動油の防食性は,鉱油系作動油と比較するとやや劣っているので,耐用期間が

低下することを防ぐために,油圧装置の運転定格値を軽減したり,回路及び/又は部品を適切なものに変

更することもある。

潤滑が難しい油圧ユニットの場合には,装置製造業者及び作動油供給業者と事前協議を行うことがよ

い。

8.7

据付けに使用される材料との適合性

8.7.1

金属との適合性  油圧回路に組み込まれる可能性のある種々の金属について,耐食性試験を行うこ

とが望ましい。

難燃性作動油に反応しやすい金属は避けなければならない。また,電位差に大きな差がある金属の組合

せ及び陽極腐食を起こす金属の組合せも避けなければならない。

8.7.2

塗装及び塗料との適合性  鉱油系作動油の油圧回路において通常用いられる内面塗装は,難燃性作

動油,特にカテゴリ HFB,HFC 及び HFD に適合しないおそれがあり,効果的な処理方法を推奨すること

は困難である。しかし,多くの難燃性作動油は良好な耐食性を示すので,特別な保護塗装処理なしにこれ

らを使用することは可能である。

備考  特殊な樹脂をベースにした塗料は,難燃性作動油に対して優れた性能をもっているが,新しい

装置又は稼動中の装置に対してこのような特性をもった塗料の使用は,同じカテゴリの作動油

でもその成分によって適合性が異なる。このため,耐久性のある塗装を得るには選定と塗装方

法との両面で,特別な注意を必要とする。

保管中の油圧システムにさび止め剤が塗布されている場合,システムを作動させる前に,この塗布膜を

取除く必要がある。しかし,難燃性作動油とエラストマー材料の両方に適合する油によって,表面を保護

する方法もある。

また,ある種の難燃性作動油は,気相防せい(錆)性が乏しいので,作動油面より上の空間が防せい処

理されていない場合,そこから発生するさびが汚染源となる場合がある。

8.7.3

シール材との適合性  鉱油系作動油用の,シール,パッキン,ホース及びアキュムレータに従来か

ら使用されている材料は,ある種のカテゴリの難燃性作動油には不適合である。水が存在することによっ

て,膨潤及び/又は劣化する皮,紙,アスベスト及びコルクのシール材は使用してはならない。

油圧伝動用の作動油とエラストマーとの適合性試験方法については,ISO 6072 を参照しなければならな

い。

表 にエラストマー選定の一般指針を示す。


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  1  FR 作動油とエラストマーとの適合性についての指針

作動油カテゴリ

適合するエラストマーの種類

HFAE

HFB

HFC

HFDR

HFDU

NBR

, FPM

NBR

, FPM

NBR

, SBR, EPDM, IIR, NR

FPM

, EPDM, IIR

適合性試験を実施する必要がある。

略号一覧

NBR

FPM

SBR

EPDM

IIR

NR

AU

EU

−  アクリロニトリル−ブタジエンゴム

−  ポリマー鎖中にふっ素及びフルオロアルキル又はフ

ルオロアルコキシ置換基をもっているゴム

−  スチレン−ブタジエンゴム

−  エチレン−プロピレン−ジエン三重合体ゴム 
−  イソブテン−イソプレンゴム 
−  天然イソプレンゴム

−  ポリエステルウレタンゴム 
−  ポリエーテルウレタンゴム

備考1.  ポリウレタン(AU と EU)をベースにしたエラストマーは,水が

存在すると加水分解によって損傷するおそれがある。

2.

エラストマーに使用される命名法と略号は ISO 1629 による。しか

し,これらの名称は,総称であるということに注意するほうがよ
い。すなわち,一つの総称の中に多くの化合物が存在するが,そ
れら種々の化合物はそれぞれに固有の特性をもっている。そのた

め,規格の中に,基本的な材料(例えば,NBR, FPM, EPDM)
に加えて,要求特性の仕様(例えば,硬さ,引張り強度,使用温
度範囲,膨潤性など)を明記する必要がある。

3. NBR

, FPM 及び AU は,鉱油系作動油と適合する。

9.

油圧システムでの作動油交換

9.1

鉱油系作動油からカテゴリ HFAEHFB 又は HFC 作動油への入替手順

9.1.1

適合性  回路中の各部品は,交換される難燃性作動油の特性とも適合しなければならない。シール,

パッキン,ホース及び塗装もまた,選定した作動油と適合していなければならない。

9.1.2

回路の油抜き及び洗浄  回路の油抜き及び洗浄は,次による。

9.1.2.1

配管から抜き出し,圧縮空気で吹き飛ばす。

9.1.2.2

バルブとタンクを洗浄する。

9.1.2.3

ストレーナとフィルタユニットのふたをはずし,洗浄する。カートリッジとフィルタエレメント

を取り替える。

9.1.2.4

必要に応じて,ポンプ,アキュムレータ,ラム形シリンダその他のふたをはずし,洗浄する。

9.1.2.5

必要に応じて,圧縮空気を使用して,回路内の低い箇所に残っている作動油を注意深く吹き飛ば

す。

9.1.2.6

洗浄の目的で,四塩化炭素や塩素系の洗浄剤を使用してはならない。

備考  残存する少量の鉱油系作動油が,HFAE,HFB 及び HFC カテゴリの難燃性作動油の性能を変え

ることはないが,その残存量によっては,難燃性と作動油の安定性とを低下させるおそれがあ

る。

9.1.3

回路のフラッシング  回路のフラッシングは,次による。


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9.1.3.1

油圧回路を正常に作動できる最少量のフラッシング油で回路を満たしてフラッシングする。供給

業者が,特別なフラッシング油を推奨している。

9.1.3.2

充てんしたフラッシング油を抜き出す。フラッシング油がまだ温かい場合のほうが好ましい。

9.1.4

回路への再充てん  フィルタを洗浄するか,又は交換した後に再充てんする。できるだけ低い負荷

で開始し,それから徐々に負荷を増していく。必要に応じて,空気を追い出す。

9.1.5

確認手順  確認手順は,次による。

9.1.5.1

過去に形成された堆積物がカテゴリ HFC 作動油によって洗浄されて再び浮遊し,その結果フィ

ルタ詰まりを生じるので,数日間フィルタ詰まりを観察する。

9.1.5.2

同時に,作動油の状態を観察する。表面に浮かんでいる鉱油をすくい取る。

9.2

鉱油系作動油からカテゴリ HFD 作動油への入替手順

9.2.1

適合性  回路中の各部品は,交換される難燃性作動油の特性とも適合しなければならない。また,

シール,パッキン,ホース及び塗装も選定した作動油と適合していなければならない。

9.2.2

回路の油抜き及び洗浄  回路の油抜き及び洗浄は,次による。

9.2.2.1

配管から抜き出す。

9.2.2.2

バルブとタンクを洗浄する。

9.2.2.3

ストレーナとフィルタユニットのふたをはずし,洗浄する。カートリッジとフィルタエレメント

を取り替える。

9.2.2.4

必要ならば,ポンプ,アキュムレータ,ラム形シリンダその他のふたをはずし,洗浄する。

9.2.2.5

回路内の低い箇所や液溜りに残っている作動油を注意深く抜き出す。

備考1.  回路内に湿気が混入するおそれがあるため,圧縮空気の使用を避ける。

2.

一般的な指針として,鉱油とカテゴリ HFD 作動油との間には少なくとも部分的な混和性があ

る。少量の残存鉱油は,カテゴリ HFD 作動油の性能には影響を及ぼさないが,難燃性の低下

を生じるおそれがある。

9.2.3

回路のフラッシング  回路のフラッシングは,次による。

9.2.3.1

油圧回路を正常に作動させるために必要な最少量の HFD 作動油を回路に充てんする。

9.2.3.2

1

∼2 時間回路を作動させる。負荷を徐々に増加し,その間必要に応じてシステムから空気を放出

させる。

9.2.3.3

フラッシング油が温かい間にフラッシング油を抜き出す。

9.2.4

回路への再充てん  フィルタを洗浄するか,又は交換した後に再充てんする。できるだけ低い負荷

で運転し,それから徐々に負荷を増やしていく。その間必要に応じてシステムから空気を放出させる。

9.2.5

確認手順  数日後,フィルタと作動油の状態を観察する。表面に浮かんでいる鉱油をすくい取る。

9.3

カテゴリ HFAEHFB 又は HFC 作動油からカテゴリ HFD 作動油への入替手順

9.3.1

適合性  回路中の各部品は,交換される難燃性作動油の特性と適合しなければならない。また,シ

ール,パッキン,ホース及び塗装も,選定された作動油に適合するものでなければならない。

9.3.2

回路の油抜き及び洗浄  回路の油抜き及び洗浄は,次による。

9.3.2.1

配管から抜出し,圧縮空気で吹き飛ばす。

9.3.2.2

バルブとタンクを洗浄する。

9.3.2.3

ストレーナとフィルタユニットのふたをはずし,洗浄する。カートリッジとフィルタエレメント

を取り替える。

9.3.2.4

必要ならば,ポンプ,アキュムレータ,ラム形シリンダその他のふたをはずし,洗浄する。


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9.3.2.5

回路内の低い箇所や液だま(溜)りに残っている作動油を注意深く抜き出す。

備考  腐食の危険性があるので,HFD 作動油を使用する前に水を完全に除去することが,最も重要で

ある。

9.3.3

回路のフラッシング  回路のフラッシングは,次による。

9.3.3.1

油圧回路の正常な作動に必要な最少量の難燃性作動油を充てんする。

9.3.3.2

回路の複雑さに応じて,回路をそれに見合った時間作動させる(例えば,12∼24 時間)

。最初は

低い負荷から徐々に負荷を大きくする。その間の作動油の変化を観察し,表面に浮いてくる水分又は沈降

した水分を除去する。必要に応じて,回路内の空気を注意深く放出させる。

9.3.3.3

フラッシング油が温かい間にフラッシング油を抜き出す。

9.3.3.4

もし,わずかに水が存在している場合は,目視によって,抜出した作動油の状態を確認する。シ

ステム,特にストレーナやフィルタが清浄かどうか確認する。

9.3.4

回路への再充てん  フィルタを洗浄するか,又は交換した後にできるだけ低い負荷で充てんを開始

し,それから徐々に負荷を増やしていく。

9.3.5

確認手順  確認手順は,次による。

9.3.5.1

数日間,フィルタの詰まりと作動油の状態を観察する。

9.3.5.2

計画的に水と表面に生成する不純物を除く。

9.4

カテゴリ HFD 作動油からカテゴリ HFAEHFB 又は HFC 作動油への入替手順

9.4.1

適合性  回路中の各部品は,交換される難燃性作動油の特性と適合しなければならない。また,シ

ール,パッキン,ホース及び塗装も,選定させた作動油に適合するようにしなければならない。

9.4.2

回路の油抜き及び洗浄  回路の油抜き及び洗浄は,次による。

9.4.2.1

配管から抜き出し,圧縮空気で吹き飛ばす。

9.4.2.2

バルブとタンクのすべての手の届く範囲の表面を洗浄する。

9.4.2.3

ストレーナ及びフィルタユニットのふたをはずし,洗浄する。カートリッジとフィルタエレメン

トを取り替える。

9.4.2.4

必要に応じて,ポンプ,アキュムレータ,ラム形シリンダその他のふたをはずし,洗浄する。

9.4.2.5

必要に応じて,圧縮空気で回路の低い箇所から,残油を抜き出す。

9.4.3

回路のフラッシング  回路のフラッシングは,次による。

9.4.3.1

油圧回路の正常な作動に必要な,最少量の難燃性作動油を回路に充てんする。必要に応じて,注

意して回路から空気を放出する。

9.4.3.2

回路の複雑さに応じて,それに見合った時間回路を作動させる(例えば,24∼48 時間)

9.4.3.3

9.4.3.2

の作業が終了後,直ちにフラッシング油を抜き出す。

9.4.3.4

適切な HFA,HFB 又は HFC 作動油で回路を再充てんし,フラッシングする。回路の複雑さに応

じて,20 時間まで作動する。

9.4.3.5

9.4.3.4

の作業が終了後,直ちに 2 回目のフラッシング油がまだ温かい間にフラッシング油を抜き

出す。

9.4.4

回路への再充てん  フィルタを洗浄するか,又は交換した後に再充てんする。できるだけ低い負荷

で開始し,それから徐々に負荷を増していく。

9.4.5

確認手順  数日後,フィルタの詰まりと作動油の状態を観察する。


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B 9938

:2002

  2  油圧システムでの作動油交換に関する推奨

作動油交換

前油

残存量

%

(体積)

以下

洗浄 
用品

フラッ
シング

交換後の作動油に不適合な材料

性能低下範囲

交換時に推奨される

予防処置

交換前  交換後

ホース

シール

塗料

塗装

金属

材料

フィルタ

材料

タンク

油温

ポンプ

吸込圧

粘度

空気

分離

ゴミ

分離

鉱油

F E

H AE

7.1.2

参照

不織布又は

紙ワイパ 
圧縮空気

ポリウレタン

アスベスト
皮,コルク

8.7.3

参照

鉱油

HFB

6 HFB

7.2.2

参照

鉱油 HFC

1

HFC

7.3.2

参照

タンクの戻
りラインと

吸込口間の
距離を長く
とり,空気が

抜けるよう
に配慮する。

すべての従

来の塗装作
動油供給者
に問い合わ

せる。

亜鉛(

1

)

カドミウム(

2

)

8.7.1

参照

含浸してい

ない紙(

2

)

綿 
セルロース

60

℃以上

供給者の取
扱説明書を
参照する。

ポンプ,フ

ィルタ及び
作動油供給
者の取扱説

明書を参照
する。

ヒータ設定

温度は,供
給者の推奨
に従い低い

温度にする。

システムの

要求に基づ
くエレメン
トのろ過精

鉱油 HFD

1(

3

)

不 織 布 又 は

紙ワイパ 
圧縮空気は 
使用しない。

HFD

エラストマー

NBR

,SBR

NR

,AU

8.7.3

参照

HFB HFAE

5

HFAE

7.1.2

参照

不織布又は

紙ワイパ 
圧縮空気

ポリウレタン

HFB HFC

1

HFC

アスベスト

7.3.2

参照

皮,コルク

8.7.3

参照

HFB HFD

0.1

不織布又は

紙ワイパ 
圧縮空気は 
使用しない。

HFD

エラストマー

NBR

,SBR

NR

,AU

8.7.3

参照

ヒ ー タ 設 定

温 度 は , 供
給 者 の 推 奨
に 従 い 低 い

温度にする。

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:2002

  2  油圧システムでの作動油交換に関する推奨(続き)

作動油交換

前油

残存量

%

(体積)

以下

洗浄 
用品

フラッ
シング

交換後の作動油に不適合な材料

性能低下範囲

交換時に推奨される

予防処置

交換前

交換後

ホース

シール

塗料

塗装

金属

材料

フィルタ

材料

タンク

油温

ポンプ

吸込圧

粘度

空気

分離

ゴミ

分離

F

F E

F E

7.1.2

参照

不織布又は

紙ワイパ 
圧縮空気

ポリウレタン

アスベスト
皮,コルク

8.7.3

参照

HFC

HFB 1

HFB

7.2.2

参照

7.3.2

参照

タンクの戻
りラインと

吸込口間の
距離を長く
とり,空気が

抜けるよう
に配慮する。

すべての従

来の塗装作
動油供給者
に問い合わ

せる。

亜鉛(

1

)

カ ド ミ ウ ム

(

1

)

8.7.1

参照

含浸してい

ない紙(

2

)

綿 
セルロース

60

℃以上

供給者の取
扱説明書を
参照する。

ポンプ,フ

ィルタ及び
作動油供給
者の取扱説

明書を参照
する。

ヒータ設定

温度は,供
給者の推奨
に従い低い

温度にする。

システムの

要求に基づ
くエレメン
トのろ過精

HFC HFD  0.1

不織布又

は紙ワイパ 
圧縮空気は 
使用しない。

HFD

エラストマー

NBR

,SBR

NR

,AU

8.7.3

参照

HFD HFAE

0.1

HFAE

7.1.2

参照

不織布又は

紙ワイパ 
圧縮空気

ポリウレタン

HFD HFB  0.1

HFB

を伴う

鉱油

アスベスト

7.2.2

参照

皮,コルク

8.7.3

参照

HFD HFC  0.1

HFC

8.7.3

参照

7.3.2

参照

注(

1

)

作動油の成分による。

  (

2

)

供給者の取扱説明書を参照する。

  (

3

) FPM

エラストマーが使用される場合,交換前の残存量は,3  %(体積)まで許容できる。

備考  不明な点があれば,作動油,ポンプ又はフィルタ製造業者に相談するのがよい。

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:2002

附属書(参考) JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 9938

:2002  油圧−難燃性作動油−使用指針

国際規格  ISO 7745:1989  難燃性作動油−使用指針

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)  国際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差

異の項目ごとの評価及びその内容
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

1.

適 用 範

難 燃 性 作 動 油 の 使 用 指 針
について規定する。

ISO 7745

1

JIS

と同じ

IDT

2.

引 用 規

JIS B 0142

JIS K 2001 

ISO 1629

ISO 6072

ISO 6743-4

ISO 7745

2

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

IDT

IDT

IDT

IDT

IDT

− 

− 
− 

3.

定義

主な用語の定義

ISO 7745

3

JIS

と同じ

IDT

4.

油 圧 シ

ステム−
応用,危
険性及び

一般的予
防処置

4.1

一般

4.2

火災の原因

4.3

一般的予防処置

ISO 7745

4

4.1

4.2

4.3

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

IDT

IDT

IDT

− 
− 

5.

難 燃 性

作動油に
対する要

求特性

5.1

要求特性

5.2

その他の要求特性

ISO 7745

5

5.1

5.2

JIS

と同じ

JIS

と同じ

IDT

IDT

− 

15

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(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)  国際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差

異の項目ごとの評価及びその内容
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

6.

難 燃 性

作動油の

特性及び
選択に影
響する要

6.1

一般

6.2

難燃性作動油の分類

6.2.1 O/W

乳化形作動油の

粘度グレード分類

6.2.2 W/O

乳化形作動油(逆

相乳化形)

(カテゴリ HFB)

6.2.3

水溶性ポリマー溶液

(カテゴリ HFC)

6.2.4

水を含有しない作動

油(カテゴリ HFD)

合 成 作 動 油 主 成 分 に よ る

サブカテゴリの分類。

ISO 7745

6

6.1

6.2

6.2.1

6.2.2

6.2.3

6.2.4

JIS

と同じ

O/W

乳化形作動油の

粘度グレード分類

JIS

と同じ

JIS

と同じ

合 成 油 主 成 分 に よ っ
て 四 つ の サ ブ カ テ ゴ
リに分類する。

サブカテゴリ 
− HFDR 
− HFDS

− HFDT 
− HFDU

IDT

MOD/

IDT

IDT

MOD/

MOD/

JIS

では,O/W 乳化形

作 動 油 の ベ ー ス 油 の

粘 度 グ レ ー ド を 規 定
した。

JIS

では,二つのサブ

カテゴリに分類した。

JIS

では,サブカテゴ

リの HFDS 及び HFDT
は削除した。

ISO

の規定は,O/W 乳化形作動油の粘

度グレードが,当該作動油のどのよう

な状態の粘度グレードを規定している
のかが不明確なため,状態を具体的に
明記した。今後,ISO へ修正提案する

予定である。 

ISO

の規定は,サブカテゴリ HFDS 及び

HFDT

に塩素化炭化水素を含んでいる

が,ISO 6743-4 Lubricants, industrial oils

and related products (class L)

Classification

− Part 4 : Family H

(Hydraulic systems)

と整合性を図るため

に,サブカテゴリ HFDS 及び HFDT を削
除し,二つのサブカテゴリに分類した。

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2002

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無断での複製,転載等は禁止されてお

ります。


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B 9938

:2002

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)  国際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差

異の項目ごとの評価及びその内容
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

7.

難 燃

性作動油

を導入又
は使用す
る場合に

必要な予
防処置

7.1 O/W

乳化形作動油(カ

テゴリ HFAE)

7.2 W/O

乳化形作動油(カ

テゴリ HFB)

7.3

水 溶 性 ポ リ マ ー 溶 液

(HFC)

7.4

水を含まない合成作動

油(カテゴリ HFD)

7.4.1

構成ユニット及び装

置との適合性

7.4.2

取扱い

a)

使用温度

b)

作動時の予防処置水が

HFD

作動油に混入した場

合の予防処置

ISO 7745

7.

7.1

7.2

7.3

7.4

7.4.1

7.4.2

7.4.2.1

7.4.2.2

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

水が HFD 作動油に混

入 し た 場 合 の 予 防 処
 

IDT

IDT

IDT

IDT

IDT

MOD/

JIS

では,水が HFD 作

動油に混入した場合,
沈 降 す る 場 合 の 予 防
処置も規定した。

ISO

の規定は,HFD 作動油のサブカテ

ゴリに密度が 1 以下の作動油が含まれ,
工業的に使用されていることについて
考慮されていない。

8.

油 圧

回路の据
付け

8.1

タンク

8.2

配管

8.3

ストレーナとフィルタ

8.4

回路

8.5

ポンプサクション

8.6

装置性能

8.7

据付けに使用される材

料との適合性

8.7.1

金属との適合性

ISO 7745

8

8.1

8.2

8.3

8.4

8.5

8.6

8.7

8.7.1

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

IDT

IDT

IDT

IDT

IDT

IDT

IDT

− 

− 
− 

− 

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(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)  国際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差

異の項目ごとの評価及びその内容
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

 8.7.2

塗装及び塗料との適

合性

8.7.3

シール材との適合性

表 1  作動油カテゴリ 
−HFAE

−HFB 
−HFC 
−HFDR

−HFDU

8.7.2

8.7.3

JIS

と同じ

表 1  作動油カテゴリ 
−HFAE

−HFB 
−HFC 
−HFDR

−HFDS 
−HFDT 
−HFDU

IDT

MOD/

− 

JIS

では,作動油カテ

ゴリ HFDS 及び HFDT

を削除した。

上記,6.2.4 と整合性を図るために削除
した。

9.

油 圧

システム
での作動

油交換

9.1

鉱油系作動油からカテ

ゴリ HFAE,HFB 又は HFC

作動油への入替手順

9.2

鉱油系作動油からカテ

ゴリ HFD 作動油への交換

9.3

カテゴリ HFAE,HFB

又はカテゴリ HFD 作動油
への交換

9.3.1

適合性

9.3.2

回路の油抜き及び洗

9.3.3

回路のフラッシング

水 が 混 入 し た 場 合 の 回 路
のフラッシング手順

ISO 7745

9

9.1

9.2

9.3

9.3.1

9.3.2

9.3.3

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

水が HFD 作動油に混
入 し た 場 合 の 回 路 の
フラッシング手順

IDT

IDT

IDT

IDT

IDT

MOD/

− 

− 

− 

− 

JIS

では,水が HFD 作

動油に混入した場合,
沈 降 す る 場 合 の 回 路

の フ ラ ッ シ ン グ 手 順
を追加した。

上記,7.4.2 の b)と整合性を図った。

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(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅱ)  国際

規格番号

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差

異の項目ごとの評価及びその内容
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理

由及び今後の対策

 9.3.4

回路への再充てん

9.3.5

確認手順

9.4

カテゴリ HFD 作動油

からカテゴリ HFAE,HFB
又は HFC への交換

9.3.4

9.3.5

9.4

JIS

と同じ

JIS

と同じ

JIS

と同じ

IDT

IDT

IDT

− 

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT……………… 技術的差異がない。

    ―  MOD/削除………  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。 

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日本工業標準調査会標準部会  産業機械技術専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

岡  村  弘  之

東京理科大学理工学部

(委    員)

朝  田  泰  英

財団法人電力中央研究所

伊  藤  正  人

厚生労働省労働基準局安全衛生部

大  地  昭  生

日本内燃機関連合会(株式会社東芝電力システム社)

大  湯  孝  明

社団法人日本農業機械工業会

重  久  吉  弘

財団法人エンジニアリング振興協会

鈴  木  通  友

社団法人全国木工機械工業会

筒  井  康  賢

独立行政法人産業技術総合研究所

橋  元  和  男

国土交通省総合政策局建設施工企画課

平  野  正  明

社団法人日本機械工業連合会

藤  咲  浩  二

社団法人日本産業機械工業会

松  山  新一郎

株式会社豊田自動織機

吉  田  岳  志

農林水産省生産局

渡  邉  和  夫

社団法人日本建設機械化協会