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B 9224

:2013

(1)

目  次

ページ

1

  適用範囲  

1

2

  用語及び定義  

1

3

  種類 

1

4

  形状・寸法  

2

4.1

  標準オートヒッチ  

2

4.2

  特殊オートヒッチ  

4

5

  必要空間  

6

5.1

  標準オートヒッチ  

6

5.2

  特殊オートヒッチ  

9

附属書 A(参考)農業用車輪トラクタの 点支持装置  

13


B 9224

:2013

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本農業機械工業会(JFMMA)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,団体規格(JFMMAS 0001:1997 及び JFMMAS 0002:1997)

を基に作成した工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の

審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 B

9224

:2013

農業用トラクタ−

オートヒッチと作業機との取付寸法

Agricultural tractors-

Mounting dimensions of automatic hitch and implements

適用範囲 

この規格は,農業用トラクタと作業機の着脱を,乗車したまま行う時に用いるオートヒッチと作業機と

の取付寸法について規定する。

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

2.1 

オートヒッチ 

農業用トラクタの 3 点支持装置における作業機の着脱を,乗車したまま行える装置。

注記  通常,トラクタの 3 点支持装置側は,オートヒッチフレームで連結し,作業機の着脱をトラク

タに乗りながら行う。

2.2 

3

点支持装置 

作業機の装着機構で,1 本のトップリンクと 2 本のロワーリンクとによって作業機に取り付ける構造の

装置。

注記  農業用トラクタの 3 点支持装置については,附属書 参照。

2.3 

PTO

パワーテイクオフ(power take off)

作業機を駆動するためにトラクタ動力を出力する機構。

2.4 

PIC

パワーインテイクコネクション(power intake connection)

作業機を駆動するためにトラクタ動力を入力する機構。

種類 

オートヒッチは,3 点支持装置のリンクモーションの違いによって次の 2 種類に区分する。

a)

標準オートヒッチ  標準 3 点支持装置を装備したトラクタに装着する。

b) 

特殊オートヒッチ  特殊 3 点支持装置を装備したトラクタに装着する。


2

B 9224

:2013

   

形状・寸法 

4.1 

標準オートヒッチ 

標準オートヒッチの形状・寸法は,

図 1,図 及び表 による。

図 1−作業機側 

図 2−オートヒッチフレーム側 


3

B 9224

:2013

表 1−標準オートヒッチの寸法 

単位  mm

機器

項目

作業機側の区分

備考

0

−I 兼用(S カプラ)

I

−II 兼用(L カプラ)

オートヒッチフレーム区分

a)

A B

C

作業機側

A

1

外 565±2

外 683±2

A

2

(最小) 250

250

2
1

410

+

2
1

460

+

2

0

45

+

2

0

54

+

図 参照

F

0

 70

±1 70±1

G

0

 100

±1 100±1

d

1

0

21

.

0

22

0

21

.

0

22

又は

0

21

.

0

28

d

2

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

3

.

19

+

d

2

d

3

の左右は問わ

ない。

d

3

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

3

.

19

+

又は

21

.

0

0

7

.

25

+

d

4

 (12)

(12)

d

5

0

21

.

0

40

0

21

.

0

40

d

6

0

21

.

0

34

0

21

.

0

34

52

±1 52±1

0

1

18

0

1

18

60

∼70 60∼70

R

1

(最小) 70

70

R

2

(最小) 70

70

θ

0

 (

゜) 5±1 5±1

38 38

F

1

(最小) 50

50

F

2

(最小) 150

150

F

3

(最小) 140

140

F

4

(最小) 130

115

オートヒッチ

フレーム側

内  565(最大)
外  683(最大)

内  565(最大)
外  683(最大)

内  683(最大) 
外  825(最大)

 

0

1

408

0

1

408

0

1

458

d

1

 

0

21

.

0

22

0

21

.

0

22

0

21

.

0

22

又は

0

21

.

0

28

d

2

 

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

3

.

19

+

d

2

d

3

の左右は問わ

ない。

d

3

 

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

3

.

19

+

又は

21

.

0

0

7

.

25

+

d

4

 

12 12

12

2

0

45

+

2

0

45

+

2

0

54

+

500 500

50 50

110 110

52

±1 52±1 56±1

569

±1 605±1 723±1

D

3

 0

0

R

3

 11

±0.5 18±0.5 18±0.5

R

4

 12

±0.5 21±0.5 21±0.5

注記 1  msd

5

及び d

6

は,ガイドカラー装着の場合の寸法を示す。

注記 2  R

1

及び R

2

は,必要空間を定義するための半径を示す(

図 及び図 参照)。

注記 3  d

2

及び d

3

は穴径,d

6

は外径を示す。

注記 4  hjkD

3

は,二つ以上の位置を設けてもよいが,必ず一つ標準寸法を確保できるよう設ける。

注記 5  作業機側の d

4

の括弧内の寸法は,推奨値である。

a)

区分 A は,ガイドカラーを使用しない場合,区分 B 及び区分 C は,ガイドカラーを使用する場合に
適用する。区分 A の S カプラのピン径は,

0

084

.

0

19

を使用することができる。


4

B 9224

:2013

   

4.2 

特殊オートヒッチ 

特殊オートヒッチの形状・寸法は,

図 3,図 及び表 による。

図 3−作業機側 

図 4−オートヒッチフレーム側 


5

B 9224

:2013

表 2−特殊オートヒッチの寸法 

単位  mm

機器

項目

オートヒッチフレームの区分

備考

A

−I 形

A

−II 形

B

作業機側

A

1

 465

±2 465±2 565±2

A

2

(最小) 250

250

250

2
1

340

+

2
1

340

+

2
1

340

+

D

2

 50

±1 50±1 50±1

2

0

45

+

2

0

45

+

2

0

45

+

d

1

0

21

.

0

22

0

21

.

0

22

0

21

.

0

22

d

2

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

3

.

19

+

d

3

a)

0

084

.

0

19

0

084

.

0

19

0

084

.

0

19

d

4

 (12)

(12)

55 55 40

(42

±1) (42±1)

R

1

(最小) 70

70

70

R

2

(最小) 70

70

70

R

5

(最小) 60

60

60

Y(最大) 38

38

38

0 0 0

XY 100±1 50±1 100±1  
F

1

(最小) 20

20

20

F

2

(最小) 150

150

150

F

3

(最小) 140

140

140

F

4

(最小) 130

130

130

オートヒッチ

フレーム側

(340) (340) (340)

相手側は作業機

側の B

D

2

 

50

±1 50±1 50±1

2
3

45

+

2
3

45

+

2
3

45

+

d

1

 

0

21

.

0

22

0

21

.

0

22

0

21

.

0

22

d

2

 

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

3

.

19

+

d

4

 

(12) (12) (12)

42

±1 42±1 42±1

R

4

 

(11)

(11)

(11)

相手側ピン径は

作業機側の d

1

(19)

(19)

(19)

相手側ピン径は

作業機側の d

3

(9.5)

(9.5)

(9.5)

注記 1  R

1

R

2

及び R

5

は,必要空間を定義するための半径を示す(

図 11 及び図 13 参照)。

注記 2  R

5

は,サポートパイプとの必要空間寸法を示す。

注記 3  d

2

は,取外し可能時の穴径を示す。

注記 4  作業機側の d

4

及び は括弧表示とし,穴を適用する場合の寸法を示す。

注記 5  オートヒッチフレーム側の d

4

R

4

及び の括弧内の寸法は,参考値である。

a)

  d

3

は,トップリンクピンの径を示し,取外し及び溶接構造はどちらでも可能とする。


6

B 9224

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必要空間 

5.1 

標準オートヒッチ 

図 1,図 及び表 に規定する標準オートヒッチの必要空間の寸法は,次の a)f)  及び図 5∼図 10 に示

すとおりとし,オートヒッチと作業機との連結作業に支障があってはならない。

なお,図は,PIC が前下がり 5°の状態を想定している。ただし,

図 10 は,作業機を装着するときの姿

勢を想定している。

a)

トップマスト周りのオートヒッチフレーム側必要空間は,

図 に示すように,作業機で幅(E)の範

囲に適用し,斜線部の範囲にはトップリンクに関わる部品を除き,作業機側に構造物があってはなら

ない。

なお,必要空間の範囲(斜線部)は,オートヒッチフレーム側に R

1

接線で全域の寸法と,下方(垂

直から 20°)方向に R

1

の接線で全域の寸法とで求める。

単位  mm

図 5−トップマスト周りのオートヒッチフレーム側必要空間 

b)

幅(E)の外側のトップマスト周りの作業機側必要空間は,

図 に示す斜線部の範囲とし,斜線部内

(作業機のトップマスト域)にはオートヒッチフレーム側の構造物があってはならない。


7

B 9224

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単位  mm

図 6−トップマスト周りの作業機側必要空間 

c)

ロワーリンク周りのオートヒッチフレーム側必要空間の寸法は,

図 に示すように,作業機側で幅(m

s)の範囲に適用し,斜線部の範囲にはロワーリンクピンに関わる部品を除き,作業機側に構造物が

あってはならない。

なお,必要空間の範囲(斜線部)は,オートヒッチフレーム側に R

2

の接線で全域の寸法と,下方向

に R

2

の接線で地上に対し 60°(最大)線とで求める。

単位  mm

図 7−ロワーリンク周りのオートヒッチフレーム側必要空間 


8

B 9224

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d)

幅方向 A

5

のロワーリンク周りの作業機側必要空間は,

図 に示す斜線部の範囲とし,斜線部内にはオ

ートヒッチフレーム側の構造物があってはならない。

単位  mm

図 8−ロワーリンク周りの作業機側必要空間 

e) PIC

周りの必要空間の寸法 F

1

F

2

F

3

及び F

4

は,

図 に示すように,作業機側で幅方向 A

2

の範囲に

適用し,斜線部の範囲には PIC 及び安全カバーを除き作業機側に構造物があってはならない。

単位  mm

図 9PIC 周りの必要空間 


9

B 9224

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f)

スタンドなどによって全体をかさ(嵩)上げ及び傾きを規制しないと着脱できないことがあるため,

装着姿勢については

図 10 の寸法とするのがよい。

単位  mm

図 10−装着姿勢 

5.2 

特殊オートヒッチ 

図 3,図 及び表 に規定する特殊オートヒッチの必要空間の寸法は,次の a)g)  及び図 11∼図 17 

示すとおりとし,オートヒッチと作業機との連結作業に支障があってはならない。

図において PIC の位置は水平を想定している。ただし,

図 17 は作業機を装着するときの姿勢を想定し

ている。

a)

トップマスト周りのオートヒッチフレーム側必要空間は,

図 11 に示すように,作業機で幅(E)の範

囲に適用し,斜線部の範囲にはトップリンクに関わる部品を除き,作業機側に構造物があってはなら

ない。


10

B 9224

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単位  mm

図 11−トップマスト周りのオートヒッチフレーム側必要空間 

b)

幅(E)の外側のトップマスト周りの作業機側必要空間は,

図 12 に示す斜線部の範囲とし,斜線部内

(作業機のトップマスト域)にはオートヒッチフレーム側の構造物があってはならない。

単位  mm

図 12−トップマスト周りの作業機側必要空間 

c)

ロワーリンク周りのオートヒッチフレーム側必要空間の寸法 R

2

及び R

5

は,

図 13 に示すように作業機

側で幅(L)の範囲に適用し,斜線部の範囲にはロワーリンクピンに関わる部品を除き,作業機側に

構造物があってはならない。


11

B 9224

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単位  mm

図 13−ロワーリンク周りのオートヒッチフレーム側必要空間 

d)

幅方向 A

3

のロワーリンク周りの作業機側必要空間は,

図 14 に示す斜線部の範囲とし,斜線部内には

オートヒッチフレーム側の構造物があってはならない。

単位  mm

図 14−ロワーリンク周りの作業機側必要空間 

e) PIC

周りの必要空間の寸法 F

l

F

2

F

3

及び F

4

は,

図 15 に示すように作業機側で幅方向 A

2

の範囲に適

用し,斜線部の範囲には PIC 及び安全カバーを除き,作業機側に構造物があってはならない。


12

B 9224

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単位  mm

図 15PIC 周りの必要空間 

f) PIC

有効スプライン長さを,

図 16 に示す(JIS D 6702 の PTO 軸を参照)。

単位  mm

図 16PIC 有効スプライン長さ 

g)

スタンドなどによって全体をかさ(嵩)上げ及び傾きを規制しないと着脱できないことがあるため,

装着姿勢については

図 17 の寸法とするのがよい。

単位  mm

図 17−装着姿勢 


13

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附属書 A

(参考)

農業用車輪トラクタの 3 点支持装置

この附属書は,JIS D 6703 に規定する農業用車輪トラクタの 3 点支持装置の主要寸法について記載する。

3

点支持装置の主要寸法は

表 A.1 に,各部の名称は図 A.1 に示す。

表 A.1点支持装置の主要寸法 


14

B 9224

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表 A.1点支持装置の主要寸法(続き) 

単位  mm

項目

種類

0

形 1N 形

1

2

3

ト ラ ク タ の 出
力(kW)

(参考)

15

以下 35 以下 10∼44 30∼75 70 以上

0

084

.

0

19

0

084

.

0

19

0

084

.

0

19

0

13

.

0

4

.

25

0

25

.

0

75

.

31

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

3

.

19

+

21

.

0

0

7

.

25

+

25

.

0

0

32

+

C(最大)

44 44 44 51 51

D(最小) 76

76

76

93

102

E(最大)

69 69 69 86 95

F(最小) 44.5  44.5  44.5  52

52

0

21

.

0

22

0

21

.

0

22

0

21

.

0

22

0

21

.

0

28

0

2

.

0

6

.

36

33

.

0

0

4

.

22

+

33

.

0

0

4

.

22

+

33

.

0

0

4

.

22

+

33

.

0

0

7

.

28

+

35

.

0

0

4

.

37

+

0

2

.

0

35

0

2

.

0

35

0

2

.

0

35

0

2

.

0

45

0

2

.

0

45

K(最小)

a)

39 (51)

39 (51)

39 (51)

49 (61)

52 (64)

12 12 12 12 12

L' 

12 12 12 12 17

M(最小)

b)

 

410 360 460 510 560

N

b)

 

565

±1.5

(465

±1.5)

400

±1.5 683±1.5 825±1.5 965±1.5

P

b)

 

300

(250)

218 359 435 505

R(最小)

−  60  100 125 125

S(最小)

c)

75  75  100 100 125

U(最小)

b)d)

500

600

820 (780)

890 (800)

1 016

V(最大)

b)e)

 

200 200 200 200 230

W(最小)

f)

 300

420 560

(550) 600

680

X(最小)

b)

100 100 100 100 100

(最小)

−  300 500 500 500

(最大)

−  375 575 575 575

注記  括弧内の寸法は,なるべく使用しない。 

a)

  K

の括弧内は,ロワーリンクの振止めを外側に取り付ける場合に適用する。

b)

MNの数値は,特殊な作業機の場合,この数値を変更することができる。また,UVの数
値は,推奨値とする。

c)

  S

は,片側のロワーリンクヒッチ点に適用する。

d)

  U

は,ロワーリンクを最高に上げたときのロワーヒッチ点の地上高(リフトロッド長さ,取付位置な

どを調節してもよい。

)を示す。

e)

  V

は,ロワーリンクを最低に下げたときのロワーヒッチ点の地上高(リフトロッド長さ,取付位置な

どを調節してもよい。

)を示す。

f)

  W

は,リンクの調節なしに,ロワーヒッチ点が移動する垂直方向の範囲を示す。


15

B 9224

:2013

図 A.1点支持装置の各部の名称 

参考文献  JIS D 6702  農業用トラクタの動力取出軸

JIS D 6703

  農業用車輪トラクタの 3 点支持装置の主要寸法