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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 9221-1987 

刈払機の仕様書様式 

Standard Form of Specifications for Bush Cutters 

1. 適用範囲 この規格は,エンジン付きの刈払機(1)(以下,刈払機という。)の仕様書の様式及びその記

入要領について規定する。 

注(1) この規格でいう刈払機とは,回転刈刃を装備した手作業用の刈払機であり,主として農林業で,

雑草などの刈払作業に用いるものをいう。 

備考 この規格で{ }を付けて示してある単位は,従来単位によるものであって,参考として併記

したものである。 

引用規格: 

JIS B 8031 内燃機関用スパークプラグ 

JIS B 9212 刈払機用刈刃 

2. 仕様書の様式 仕様書の様式は,次による。 

(1) 仕様書の様式は,付表による。この付表は,刈払機の諸元及び性能の概要を示す。 

(2) 記入項目は,目的に応じて適当に選ぶことができ,必要に応じて各部の構造,材料などを付記する。 

(3) 全体図などの図面を添付し,刈払機の外形,エンジン,ハンドル,刈刃取付部などの概要及び主要寸

法を示す。 

3. 仕様書の記入要領 仕様書の記入要領は,次による。 

(1) 銘柄・型式及び種類 刈払機に表示してある銘柄,刈払機の型式記号及び種類(肩掛け,背負など)

を記入する。 

(2) 通称名 製造業者が称する通称名を記入する。 

(3) 製造業者名 刈払機の製造業者名又は製造工場を記入する。 

(4) 主要寸法 刈払機の標準の整備状態から刈刃を外し,主管を水平にしたときの寸法(設計値)につい

て略図を添付して次によって記入する。ただし,背負式については,組立時に挿入される部分の寸法

を除く。 

(a) 全長 最大長を記入し,その部位を併記する。 

(b) 全幅 最大幅を記入し,その部位を併記する。 

(c) 全高 最大高を記入し,その部位を併記する。 

(5) 質量 燃料を規定量とし,標準的な刈刃を装着した全装備質量並びに乾燥質量,燃料,刈刃,バンド

及び腰当の内訳を記入する。ただし,背負式の乾燥質量には,バンドを含める。 

(6) 支持ハンドルの種類 主管,片手・両手ハンドルの別を略図を添付して記入する。 

(7) 主管 主管の外径を記入する。 

B 9221-1987  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(8) クラッチ クラッチの有無,これがある場合にはその種類を記入する。 

(9) バンド 片肩掛,両肩掛などの別を記入する。 

(10) 刈刃防護装置 標準品として装備されているものについて,形状,構造,材料などを記入する。 

(11) 刈刃の回転方向 作業者から見た刈刃の回転方向を記入する。 

(12) 刈刃の種類 標準品として装備されている刈刃の外径,刃数及び厚さを記入し,ナイロンコードなど

特殊なものについては,その旨を記入する。ただし,JIS B 9212(刈払機用刈刃)に規定する刈刃を

使用するものでは,その呼び寸法を記入する。 

(13) 防振装置 防振装置の有無,ある場合にはその装着部位を記入する。 

(14) 動力伝達機構 駆動軸(直軸,たわみ軸),プーリ,スプロケットホイール・歯車の別及び軸径,プー

リの有効径,スプロケットホイール・歯車の歯数を記入する。 

(15) 常用回転数 通常の使用時におけるエンジンの推奨回転数の範囲を記入する。 

(16) エンジン 

(a) 銘柄・型式 エンジンに表示してある銘柄及び型式記号を記入する。 

(b) 形式 冷却方式,シリンダ数,2サイクル・4サイクルの別,その他,必要な項目があれば記入する。 

(c) 総行程容積 次の式で算出した値を記入する。 

×

=

×

=

3

2

6

2

10

4

10

4

N

L

D

V

N

L

D

V

π

π

ここに, 

V: 総行程容積 (l {cc}) 

D: シリンダ内径 (mm) 

L: 行程 (mm) 

N: シリンダ数 

π: 3.1416 

なお,記入値は小数点以下第4位を切り捨て,小数点以下第3位までとする。 

(d) 回転方向 出力軸に向かっての回転方向を記入する。 

(e) 使用燃料 ガソリン,混合などの別を記入する。混合の場合には,混合比(ガソリン:2サイクル

エンジン油)も記入する。 

(f) 燃料タンク容量 規定量を記入する。 

(g) 気化器 ダイヤフラム,フロートなどの別を記入する。 

(h) 点火装置 接点式,無接点式などの別を記入する。 

(i) 点火プラグ 使用するプラグの種類をJIS B 8031(内燃機関用スパークプラグ)によって記入する。 

(j) 始動方式 セルモータ式,リコイル式などの方式を記入する。 

(17) 安全装置 刈刃の停止,作業者離脱装置など,特記すべき事項があれば記入する。 

(18) その他 安全鑑定適合機では安全鑑定番号を,他の公的機関の試験結果があるものはその番号を記入

する。 

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B 9221-1987  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

B 9221-1987  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

新規原案調査作成委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員会長) 

田 原 虎 次 

日本大学農獣医学部 

藍   房 和 

東京農工大学農学部 

白 井   宏 

通商産業省機械情報産業局 

鷹 尾 宏之進 

生物系特定産業技術研究推進機構 

戸 田 政 則 

農林水産省農蚕園芸局 

池 上   稔 

工業技術院標準部 

船 曳 英 夫 

社団法人日本農業機械化協会 

田 中 行 平 

全国農業協同組合連合会 

渡 辺   崇 

全国農業機械商業協同組合連合会 

久和野 通 泰 

株式会社共立 

光 岡 秀 人 

株式会社ニッカリ 

吉 井 政 則 

日本クライス株式会社 

波多野 洋 明 

富士ロビン株式会社 

宇 野 元 象 

株式会社新宮商工 

(事務局) 

中 島 元 夫 

社団法人日本農業機械工業会 

天 野   謙 

社団法人日本農業機械工業会