>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 B

9215

-1988

農業用トラクタの連結ピン

Connecting-pins for Agricultural Tractors

1.

適用範囲  この規格は,農業用トラクタと作業機との連結に用いる連結ピン(以下,ピンという。)の

うち主要なものについて規定する。

備考  この規格で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考と

して併記したものである。

引用規格: 

JIS B 9209

  歩行形トラクタのヒッチ部寸法

JIS G 3522

  ピアノ線

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

対応国際規格: 

ISO 7072

  Agricultural wheeled tractors−Three-point-linkage−Linch pins−Dimensions

関連規格  JIS D 6703  農業用車輪トラクタの 3 点支持装置の主要寸法

JIS D 6704

  農業用トラクタのヒッチ部の主要寸法

JIS D 6705

  農業用車輪トラクタのリンク形ドローバーの主要寸法

2.

種類  ピンの種類は,表 による。

表 1  種類

農業用トラクタ

ピンの種類

ヒッチピン

歩行形トラクタ

車軸ピン

アッパリンクピン

アッパヒッチピン(ベータピンを含む。

リンチピン

4

輪トラクタ

ドローバーヒッチピン(ベータピンを含む。

3.

形状・寸法  ピンの形状・寸法は,付図 1による。ただし,規定寸法以外の外形は,取付け及び取

外しが容易で,かつ,脱落しにくい形状とする。

4.

外観  ピンの表面は滑らかで,使用上有害な割れ,きず,かえり,さび,密着面のずれや傾きなどの

欠陥があってはならない。

5.

材料  材料は,表 に示すもの又はこれと同等以上の品質のものとする。


2

B 9215-1988

表 2  材料

種類

材料

ヒッチピン

JIS G 4051

(機械構造用炭素鋼鋼材)の S43C(

1

)

又は S45C(

1

)

車軸ピン

JIS G 4051

の S43C(

1

)

又は S45C(

1

)

アッパリンクピン

JIS G 4051

の S43C(

1

)

又は S45C(

1

)

アッパヒッチピン

JIS G 4051

の S43C(

1

)

又は S45C(

1

)

リンチピン

JIS G 4051

の S43C(

1

)

又は S45C(

1

)

JIS G 3522

(ピアノ線)の SWP-A 又は SWP-B(

2

)

ドローバーヒッチピン  JIS G 4051 の S43C(

1

)

又は S45C(

1

)

(

1

)

熱処理を施すこと。

(

2

)

リンチピンのストッパリング部に用いる。 

6.

表面処理  ピンには,さび止め油を塗布するなど防せい処理を施す。

7.

検査  ピンの検査は,次による。

(1)

形状・寸法  形状・寸法の検査は,限界ゲージその他の方法によって行い,3.の規定に適合しなけれ

ばならない。

(2)

外観  外観の検査は目視によって行い,4.の規定に適合しなければならない。

8.

製品の呼び方  ピンの呼び方は,種類及び呼び×長さとする。

例: 4 輪トラクタアッパヒッチピン  19×80

9.

表示  ピンの包装には,外面に次の事項を表示しなければならない。

(1)

種類

(2)

呼び×長さ

(3)

数量

(4)

製造業者名又はその略号


3

B 9215-1988

付図 1  ヒッチピン

単位 mm

ヒッチの呼び(

1

)

長さ l

75 95

以上

95 120

以上

(

1

)

ヒッチの呼びは,JIS B 9209(歩行形トラク
タのヒッチ部寸法)による。

備考  リヤヒッチ,フロントヒッチに併用が望ましい。 

付図 2  車軸ピン 

単位 mm

直  径

長  さ

抜止め挿入ピン穴

d

呼  び

基準寸法

許容差

l

d

1

l

1

 7

 7

 8

 8

10 10

12 12

16 16

0

2

.

0

40

,45

50

,55,60,

65

,70,75,

80

,85

2.5

以上

4

以上


4

B 9215-1988

付図 3  アッパリングピン及びアッパヒッチピン

単位 mm

直径

d

(参考)

呼び

基準寸法

許容差

長さ

l

頭部の直径

D

カテゴリ

トラクタの出力 (kW) {PS}

0

形 14.7{20 以下}

1N

形 35.3{48 以下}

19 19

76

以上

25

以上

1

形 11∼44.1 {15∼60}

25 25.4

0

2

.

0

 93

以上

30

以上

2

形 29.4∼73.6 {40∼100}

32 31.75

0

25

.

0

102

以上

35

以上

3

66.2

{90 以上}

(

2

)

呼び19のベータピンの場合には,d

1

=5以上でもよい。 


5

B 9215-1988

付図 4  リンチピン

備考  ストッパリングの機能作動が確実で,ピン本体から脱落しにくいこと。

単位 mm

呼び(

3

)

d

1

±0.5

d

2

最小

a

最小

b

1

最大

b

2

最大

h

最大

l

±1

b

3

最小

12

×45 11 3.6  9  15 14 22 45 35

12

×55 11

9  15 14 22 55

17

×60 16

4

12.5 21 20 29 60

47

(

3

)

呼びは,穴径×長さを示す。

備考  この表は,ISO 7072(Agricultural wheeled tractors−Three-point-linkage−Linch pins−Di-

mensions)

によっている。 


6

B 9215-1988

付図 5  ドローバーヒツチピン

単位 mm

直径

d

呼び

基準寸法

許容差

(参考) 
カテゴリ

22 22

0

1N

1

25 25.4

1

28 28

    0

−0.2

2

32 31.75

    0

−0.25

2

3

(

4

)

括弧内の寸法は,ベータピンの場合を示す。

(

5

)

動力取出軸 (PTO) 駆動系に当たらないよう配慮が望ましい。

(

6

)

ベータピンの場合には,

2

d

以上が望ましい。 


7

B 9215-1988

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

田  原  虎  次

日本大学

藍      房  和

東京農工大学

森  田  昭  三

工業技術院標準部

菅  原  淳  夫

財団法人日本規格協会

森  本  国  夫

生物系特定産業技術研究推進機構

船  曳  英  夫

日本農業機械化協会

田  中  行  平

全国農業協同組合連合会

渡  辺      崇

全国農業機械商業協同組合連合会

佐  藤  文  男

石川島芝浦機械株式会社

関  屋  隆  史

井関農機株式会社

上  田  喜  一

久保田鉄工株式会社

上  戸  重  夫

ヤンマーディーゼル株式会社

辻          章

三菱農機株式会社

斎  藤  博  信

株式会社本田技術研究所

柿  木  英  夫

富士ロビン株式会社

小  橋  健  志

小橋工業株式会社

川  上  喜  之

松山株式会社

青  木  仁  弥

株式会社デリカ機器製作所

大  川  鐘  一

スター農機株式会社

(事務局)

栗  原  靖  一

社団法人日本農業機械工業会

天  野      謙

社団法人日本農業機械工業会