>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 B

9204

-1994

農業機械用フィードチェーン

Agricultural machinery

−Feed chains

1.

適用範囲  この規格は,定置式又は自走式自動脱穀機及びコンバインに用いるフィードチェーン(以

下,チェーンという。

)について規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 7721

  引張試験機

JIS B 7725

  ビッカース硬さ試験機

JIS B 7726

  ロックウェル硬さ試験機

JIS Z 2241

  金属材料引張試験方法

JIS Z 2244

  ビッカース硬さ試験方法

JIS Z 2245

  ロックウェル硬さ試験方法

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考として併記したものである。

2.

種類

2.1

呼び番号  チェーンの呼び番号は,ピッチ及び内リンク内幅によって,表 に示す 20 種類とする。

2.2

形式  チェーンは,その中に含まれるプレートの形式によって,A 形,C 形,C′形及び C″形の 4

種類に区分する。

3.

性能

3.1

長さの許容差  長さの許容差は,基準の長さの±0.4%とする。ただし,基準の長さは,次の式によ

る。

K

P×R

ここに,

K

:  基準の長さ (mm)

P

:  ピッチ (mm)

R

:  リンク数

3.2

破断荷重  破断荷重の測定は,6.2 によって行い,破断荷重は,表 による。

表 1  破断荷重

プレート厚さ

破断荷重(最小)

外プレート厚さ  1.2mm の場合

15.7kN {1 600kgf}

その他の場合 19.6kN {2

000kgf}

3.3

硬さ  各部品の硬さの測定は,6.3 によって行い,表 による。


2

B 9204-1994

表 2  硬さ

部品の名称

硬さ HRC (HRA)

プレート 30 以上(65 以上)

ピン 39 以上(70 以上)

ローラ 26 以上(63 以上)

3.4

外観  チェーンの外観は,有害なきず,さび,ばり,その他の有害な欠点があってはならない。

3.5

運転機能  チェーンは,図 に示すローラに 180°巻き付けて動かしたとき,リンク相互の動きが円

滑でなければならない。

図 1  運転機能検査用ローラ

4.

構成部品の名称  構成部品の名称は,図 による。

図 2  構成部品の名称

5.

構造及び寸法

5.1

チェーンの構造及び寸法  チェーンの構造及び寸法は,表 による。


3

B 9204-1994

表 3  チェーンの構造及び寸法

単位  mm

プレート厚さ

呼び番号

ピッチ

P

内リンク

内幅

W

ローラ外径

D

1

ピン外径

D

2

内プレート

T

1

外プレート

T

2

S3058 30

5

.

0
0

58

 (S3318)

5

.

0
0

18

S3320

5

.

0
0

20

 (S3322)

5

.

0
0

22

S3325

5

.

0
0

25

S3330

5

.

0
0

30

S3335

5

.

0
0

35

S3340

5

.

0
0

40

S3350

5

.

0
0

50

S3355

5

.

0
0

55

S3358

33

5

.

0
0

58

S3540

5

.

0
0

40

S3550

5

.

0
0

50

S3558

35

5

.

0
0

58

10

±0.1

0

07

.

0

7

1.6

±0.17

2.0

±0.2

1.2

±0.1

1.6

±0.17

2.0

±0.2

3350

5

.

0
0

50

3355

5

.

0
0

55

3358

33

5

.

0
0

58

3550

5

.

0

0

50

3558

5

.

0
0

58

3568

35

5

.

0
0

68

12.7

±0.1

0

 

07

.

0

5

.

9

1.6

±0.17

2.0

±0.2

1.6

±0.17

2.0

±0.2

備考  呼び番号に括弧を付けたものはできるだけ用いない。 


4

B 9204-1994

5.2

プレートの厚さの組合せ  内プレート及び外プレート厚さの組合せは,表 による。

表 4  内プレート及び外プレート厚さの組合せ

単位

mm

プレート厚さ

ローラ外径

D

1

内プレート  T

1

外プレート  T

2

1.2

1.6

1.6

10

2.0

2.0

1.6

2.0

12.7

2.0

1.6

5.3

プレートの形式及び寸法  プレートの形式及び寸法は,表 による。


5

B 9204-1994

表 5  プレートの形式及び寸法

単位

mm

プレートの高さ

プレート

の形式

H

1

H

2

H

3

H

4

プレートの

高さ記号

 0

01000

 6

01006

10 01010

15 01015

18 01018

25 01025

30 01030

45 01045

50 01050

A 10 10

60

01060

15 01815

18 01818

10 18

20

01820

12 16 10

− 21610

13 15 10

− 31510

10 51310

C

15 13

27

51327

10 13 10

− 01310

 0

31000

15 31015

20 31020

25 31025

10

30

31030

13

20 15

− 32015

10 51010

10

15

51015

15

18 51815

C

18 15

15

81515

12

36

  236

C

13

33

  333

備考  プレートの高さ記号の表し方

(1)

形式 A, C, C′の場合,H

1

の数値の 1 位の数字,H

2

,  H

3

の数値を並べて表

す。

(2)

形式 C″の場合,H

1

の数値の 1 位の数字,H

4

の数値を並べて表す。 

5.4

内プレートに施すバーリング部の寸法  バーリング部の寸法は,一般に表 による。

なお,バーリングとは,穴の周縁に加工した輪状の突起をいう。


6

B 9204-1994

表 6  バーリング部の寸法

6.

試験方法

6.1

長さ  チェーンの長さの測定は,

15

リンク以上の長さの塗油していないものを用い,チェーンの一

端を固定し,他端に

175N {17.84kgf}

の荷重を加えた状態で測定する。

製品の全長を直接測定できない場合は,

15

リンク以上の長さの測定値を基準に換算してもよい。

6.2

破断荷重  破断荷重の測定は,

5

リンク以上のチェーンを試験片とし,その両端部ピン位置に

図 3

に示すような測定ジグの

B

部を装着する。それを JIS B 7721 に適合する引張試験機に取り付けて試験を行

う。その場合の試験方法は,JIS Z 2241 に準じて行う。

図 3  測定ジグ

備考1.  A 部は,引張試験機のつかみ部を示すが,必ずしも図3のような形状

でなくてもよい。

2.  W

は,試験片の内幅寸法をいう。

6.3

硬さ  チェーンの硬さは,JIS B 7726 に規定する試験機を用いて,JIS Z 2245 に規定する試験方法に

よって測定する。

また,JIS B 7725 に規定する試験機を用い,JIS Z 2244 に規定する試験方法によって測定し,

HRC

又は

HRA

に換算してもよい。

7.

検査  チェーンの検査は,性能及び寸法について行い,3.6.の規定に適合しなければならない。


7

B 9204-1994

8.

製品の呼び  チェーンの呼び方は,規格番号,呼び番号,プレートの形式,プレートの高さ記号,内

プレートの厚さ,外プレートの厚さ及びチェーン中に含まれるリンク数による。ただし,内プレートにバ

ーリング加工を施したものは,プレートの形式の後に

b

を付ける。

例 1.

2.

JIS B 9204

S3550A

01006-1.6-2.0-50

3.

JIS B 9204

S3550Cb

01815-2.0-2.0-50

(バーリング加工を施した場合)

9.

表示  チェーンは,包装容器に次の事項を表示する。

(1)

呼び番号

 S3550

(2)

製造業者名又はその略号

JIT B 9204

改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

田  原  虎  次

東京農工大学名誉教授

藍      房  和

東京農工大学農学部

林      清  輝

通商産業省機械情報産業局

桐  山  和  臣

工業技術院標準部

波  川  鎮  男

農林水産省農蚕園芸局

安  食  恵  治

生物系特定産業技術研究推進機構安全試験室

船  曳  英  夫

社団法人日本農業機械化協会

渡  邊      崇

社団法人全国農業機械商業協同組合連合会

谷田部  勝  男

全国農業協同組合連合会

波  多  幸  夫

株式会社クボタ作業機技術部

福  永  喜  一

井関農機株式会社技術管理部

安  田  国  昭

ヤンマー農機株式会社中央技術研究所技術管理部

辻          章

三菱農機株式会社管理部(東京)

佐  藤  文  男

石川島芝浦機械株式会社トラクタ技術部

木  内      渥

株式会社丸山製作所研究開発本部管理部

井之川  明  嗣

本田技研工業株式会社朝霞東研究所

太  田  万  喜

小橋工業株式会社開発部

平  松  献  三

株式会社共立技術本部

苫米地      眞

株式会社佐竹製作所調製機事業部

(事務局)

栗  原  靖  一

社団法人日本農業機械工業会

天  野      謙

社団法人日本農業機械工業会