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B 8820

:2004

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本クレ

ーン協会(JCA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの

申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が改正した日本工業規格

である。

これによって,JIS B 8820:1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本

工業標準調査会は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願

公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 8820

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)ISO 2374-1983  巻上装置−基本モデルのための最大容量の範囲


B 8820

:2004

(2)

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定格荷重

1

4.

  定格速度

1

5.

  旋回半径

1

附属書(参考)ISO 2374-1983  巻上装置−基本モデルのための最大容量の範囲 

8

 


日本工業規格

JIS

 B

8820

:2004

クレーンの定格荷重,定格速度及び旋回半径

Rated capacity,rated speeds and slewing radius of cranes

1. 

適用範囲  この規格は,クラブ式天井クレーン,特殊天井クレーン,橋形クレーン(アンローダを含

む)及びジブ付クレーン(アンローダを含む)の定格荷重,定格速度及び旋回半径について規定する。こ

の規格に規定されていないクレーンについても,この規格に定める数値を準用することが望ましい。

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0146-1

  クレーン用語−第 1 部:一般

3. 

定格荷重  定格荷重は,表 による。

4. 

定格速度  定格速度は,次による。

a)

フック付天井クレーンの定格速度(巻上,横行及び走行)は,

表 による。

b)

フック付天井クレーン以外の巻上速度は,

表 による。

c)

フック付天井クレーン以外の定格速度(横行及び走行)は,

表 による。

d)

旋回速度は,

表 による。

e)

起伏速度は,

表 による。

f)

引込速度は,

表 による。

5. 

旋回半径  旋回半径は,表 による。


2

B 8820

:2004

  1  定格荷重

単位  t

定格荷重

クレーンの種類

3.2

4

5

6.3

8

10

12.5

16

20

25

32 40 50

63

80

100 125 160 200 250 320 400 500 630 800

1

000

高速形

       5

8

8

10

16

16

20

25

32

40

普通形

  

3.2

5

5

8

8

10

16

16

20

25

32

40

50

63

フック

低速形

    

3.2

5

5

8

8

10

16

16

20

25

32

40

50

63

80

80

100

天井

クレーン

クラブ式

バケット付

レードルクレーン

    

16

16

20

25

32

40

50

50

63

80

80

100

特殊天井

クレーン

クロークレーン

クラブ式

フック付

コンテナクレーン

軌道式

トランスファ

クレーン

無軌道式

 

橋形

クレーン

橋形アンローダ

ジブクレーン

フック付

ダブルリンク式

スイングレバー式

フック

ロープバランス式

引込クレーン

バケット付

ジブ付

クレーン

引込式アンローダ

備考1.  ○印は,一般に使用される定格荷重を示し,○印に下の数字は補巻付の場合の補巻荷重を示す。

2.

ジブ付クレーンの荷重は,最大値を示す。

3.

橋形アンローダ,引込式アンローダ及びバケット付クレーンの荷重は,つり上げ荷重を示す。

4.

定格荷重の定義は,JIS B 0146-1 による。

2

B 8820


2004

 


3

B 8820

:2004

  2  フック付天井クレーンの定格速度(巻上,横行及び走行)

単位  上段 m/min,下段 m/s

定格荷重

巻上速度

横行速度

走行速度

(t)

高速形

普通形

低速形

高速形

普通形

低速形

高速形

普通形

低速形

12.5

− 40 −

− 100 −

3.2

 0.208

 0.667

 1.667

 20

 12.5

− 40 63 40 − 125 100 −

5

0.333 0.208

0.667 1.050 0.667

2.083 1.667

 16

 10

− 40 63 40 − 125 100 −

8

0.267 0.167

0.667 1.050 0.667

2.083 1.667

 16

  8

− 40 63 40 − 125 100 −

10

0.267 0.133

0.667 1.050 0.667

2.083 1.667

 12.5

  8

  2

40

63

40

10

125

100

 20

16

0.208 0.133 0.033 0.667 1.050 0.667 0.167 2.083 1.667 0.333

 12.5

  6.3

  2

40

63

40

10

125

100

 20

20

0.208 0.105 0.033 0.667 1.050 0.667 0.167 2.083 1.667 0.333

 12.5

  6.3

  2

40

63

40

10

125

100

 20

25

0.208 0.105 0.033 0.667 1.050 0.667 0.167 2.083 1.667 0.333

 10

  5

  1.6

40

63

40

10

125

100

 20

32

0.167 0.083 0.027 0.667 1.050 0.667 0.167 2.083 1.667 0.333

 10

  5

  1.6

40

63

40

10

125

 80

 20

40

0.167 0.083 0.027 0.667 1.050 0.667 0.167 2.083 1.333 0.333

  8

  4

  1.6

40

−  32  10  100

80

20

50

0.133 0.067 0.027 0.667

0.533 0.167 1.667 1.333 0.333

  8

  4

  1.25

40

−  32  10  100

80

20

63

0.133 0.067 0.021 0.667

0.533 0.167 1.667 1.333 0.333

  6.3

  3.2

  1.25

40

−  32  10  100

63

20

80

0.105 0.053 0.021 0.667

0.533 0.167 1.667 1.050 0.333

  5

  2.5

  1.25

32

25

10

 80

 63

 20

100

0.083 0.042 0.021 0.533

0.417 0.167 1.333 1.050 0.333

  5

  2.5

  1

32

25

10

 80

 50

 20

125

0.083 0.042 0.017 0.533

0.417 0.167 1.333 0.833 0.333

    2

    1

− 20 10 −

 50

 20

160

 0.033

0.017

 0.333

0.167  0.833

0.333

    2

    1

− 20 10 −

 40

 20

200

 0.033

0.017

 0.333

0.167  0.667

0.333

    1.6

    1

− 20 10 −

 40

 20

250

 0.027

0.017

 0.333

0.167  0.667

0.333

    1.6

    1

− 20 10 −

 40

 20

320

 0.027

0.017

 0.333

0.167  0.667

0.333

    1

− 10 −

20

400

0.017

 

0.167

0.333

    1

− 10 −

20

500

0.017

 

0.167

0.333

    1

− 10 −

20

630

0.017

 

0.167

0.333

備考  定格荷重の定義は,JIS B 0146-1 による。


4

B 8820

:2004

  3  フック付天井クレーン以外のクレーンの巻上速度

巻上速度(上段 m/min,下段 m/s)

4  5  6.3  8  10 12.5

16 20 25 32 40 50 63 80 100

125

160

200

クレーンの種類

0.067

0.083

0.105

0.133

0.167

0.208

0.267

0.333 0.417

0.533

0.667

0.833

1.050

1.333

1.667

2.083

2.667

3.333

天井

クレーン

クラブ式

バケット付

レードルクレーン

特殊天井

クレーン

クロ−クレーン

クラブ式

フック付

表 の値を適用する。

コンテナクレーン

軌道式

トランスファ

クレーン

無軌道式

橋形

クレーン

橋形アンローダ

ジブクレーン

フック付

ダブルリンク式

スイングレバー式

ロープバランス式   

20

16

10

8  5

3.2

    

フック付

数字は定格荷重(t)

引込

クレーン

バケット付

ジブ付

クレーン

引込式アンローダ

備考1.  ○印は,一般に使用される巻上速度を示す。

2.

レードルクレーンの補巻速度は,主巻速度と同一とする。

3.

巻上速度の定義は,JIS B 0146-1 による。

2

B 8820


2004


5

B 8820

:2004

  4  フック付天井クレーン以外のクレーンの定格速度(横行及び走行)

横行速度(上段 m/min,下段 m/s)

走行速度(上段 m/min,下段 m/s)

40 50 63 80 100

125

160

200

250 20 25 32 40 50 63 80 100

125

160

クレーンの種類

0.667

0.833

1.050

1.333

1.667

2.083

2.667

3.333 4.167

0.333

0.417

0.533

0.667

0.833

1.050

1.333

1.667

2.083

2.667

天井

クレーン

クラブ式

バケット付

レードルクレーン

特殊天井

クレーン

クロ−クレーン

クラブ式

フック付

表 の値を適用する。

コンテナクレーン

軌道式

トランスファ

クレーン

無軌道式

ロープトロリ式

橋形

クレーン

橋形

アンローダ

クラブトロリ式

ジブクレーン

フック付

ダブルリンク式

スイングレバー式

フック

ロープバランス式

引込クレーン

バケット付

ジブ付

クレーン

引込式アンローダ

備考1.  ○印は,一般に使用される巻上速度を示す。

2.

定格速度の定義は,JIS B 0146-1 による。

2

B 8820


2004


6

B 8820

:2004

  5  旋回速度

旋回速度

最大旋回半径  (

1

  (m)

クレーンの

種類

r/min rad/s 10 12.5 14 16 18 20 22.5

25 28 32 35.5

40 45 50 56 63 71 80

2.00 0.209

1.60 0.168

1.25 0.131

1.00

0.105

  

0.80

0.084

  

0.50

0.052

      

0.32

0.034

      

2.00 0.209

1.60 0.168

1.25 0.131

1.00

0.105

  

0.80

0.084

  

0.50

0.052

      

1.60 0.168

1.25 0.131

1.00

0.105

  

0.80

0.084

  

0.50

0.052

      

0.32

0.034

      

0.20

0.021

      

2.00 0.209

1.60 0.168

1.25 0.131

1.00

0.105

  

0.80

0.084

  

0.50

0.052

      

0.32

0.034

      

2.00 0.209

1.60 0.168

1.25

0.131

  

1.00

0.105

  

0.80

0.084

      

0.50

0.052

      

1.60

0.168

  

1.25

0.131

  

1.00

0.105

  

0.80

0.084

      

0.50

0.052

      


7

B 8820

:2004

(

1

)

最大旋回半径に対する最小旋回半径は,

表 による。

  6  起伏速度

クレーンの種類

起伏速度

4 6.3 10 16

ジブ付クレーン

ジブクレーン

フック付

0.067 0.105 0.167 0.267

備考

速度の上段は m/min,下段は m/s を示す。

  7  引込速度

引込速度(上段 m/min,下段 m/s)

20 25 32 40 50 63 80 100

125

クレーンの種類

0.333

0.417

0.533

0.667

0.833

1.050 1.333 1.667

2.083

ダブルリンク式

スイングレバー式

フック付

ロープバランス式

ジブ付 
クレーン

引込 
クレーン

バケット付

引込式アンローダ

備考  ○印は,一般に使用されている引込速度を示す。

  8  旋回半径(最大及び最小)

単位  m

クレーンの種類

最大

又は

最小

旋回半径

最大 10 12.5 14 16 18 20 22.5

25 28 32 36 40 45 50 56 63 71 80

ジブクレーン

最小

5.6

7.1  8  9  10 10 11.2

12.5

14 16 18 20 22.5 25 28 32 35.5

40

最大

  16 18 20 22.5

25 28 32 36 40 45 50

ダブル

リンク式

最小

5.6

6.3

6.3

7.1

8

9

10

11.2

12.5

16

18

 

最大

  16 18 20 22.5

25 28 32 36 40 45 50 56 63 71 80

スイング

レバー式

最小

  9  10 10 11.2

12.5

14 16 18 20 22.5 25 28 32 35.5

40

最大

16

18

20

22.5

25

28

      

機械式

最小

5.6

6.3

7.1

8

9

10

      

最大

  16 18 20 22.5

25 28 32 36 40 45 50 56 63 71 80

引込クレーン

最小

  6.3 7.1

8  9  10 11.2

12.5

14 16 18 20 22.5 25 28 32

最大

  20 22.5

25 28 32 36 40 45 50 56 63

ジブ付クレーン

引込式

アンローダ

最小

   

6.3

7.1

8

9

10

11.2

12.5

14

16

18

20

備考1.  ○印は,一般に使用される旋回半径を示す。

2.

旋回半径の定義は,JIS B 0146-1 による。


8

B 8820

:2004

附属書(参考)ISO 2374-1983  巻上装置−

基本モデルのための最大容量の範囲

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではな

い。

1. 

適用範囲  この国際規格は,最大荷重が 0.1∼1 000 t のクレーンに適用する推奨値を定める。

この国際規格は,すべての機種のクレーンに適用する。

2. 

定義  この国際規格の目的のために,次の定義を適用する。

2.1 

最大容量,安全荷重  特定したタイプのクレーンに対して,等級分類を考慮した指定条件のもとで,

つり上げ装置からつり下げることができる最大荷重。ジブタイプのクレーンの場合,最大容量は,作業条

件に対応するジブの許容最小長さ及び半径により決まる。

備考  最大容量には,安全荷重,巻上荷重など多くの同義語がある。しかし,最大容量を推奨する。

2.2 

基本モデル  基本モデルとは,将来,つり上げ機構(lifting appliances)の変更(modification),すな

わちジブやタワーの長さ,駆動装置の形式,巻上げロープの掛け数などの変更を行うことができる基本形

式をいう。変更した場合の最大容量は,設計計算に基づいて決定される。

3. 

基本モデルの最大容量の範囲  最大容量の範囲は,次の表に記載された値に一致していること。

附属書表  1  基本モデル用最大容量

単位  t

0.1 1  10 100

1

000

(11.2)

(112)

0.125 1.25  12.5  125

(14)

(140)

0.16 1.6  16  160

(18)

(160)

0.2 2 20

200

(25)

(225)

0.25 2.5  25  250

(28)

(280)

0.32 3.2  32  320

(36)

(360)

0.4 4 40

400

(45)

(450)

0.5 5 50

500

(56)

(560)

0.63 6.3  63  630

(71)

(710)

0.8 8 80

800

(90)

(900)

備考

括弧内の最大容量の値を使うことは,避ける。