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日本工業規格

JIS

 B

8808

-1995

ポータブルベルトコンベヤ

Portable belt conveyors

1.

適用範囲  この規格は,主として鉱石,土砂,石炭,セメント,穀類などのばら物の運搬に用いるポ

ータブルベルトコンベヤ(

1

)

(以下,コンベヤという。

)について規定する。

(

1

)

ここにいうポータブルベルトコンベヤとはモータプーリを使用し,ベルトがトラフ板上を走行

するものをいう。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS C 3312

  600V ビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル

JIS C 3327

  600V ゴムキャブタイヤケーブル

JIS C 4210

  一般用低圧三相かご形誘導電動機

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 3131

  熱間圧延軟鋼板及び鋼帯

JIS G 3141

  冷間圧延鋼板及び鋼帯

JIS G 3444

  一般構造用炭素鋼管

JIS G 3452

  配管用炭素鋼鋼管

JIS K 6322

  布層コンベヤゴムベルト

2.

この規格で{  }を付けて示してある単位及び数値は従来単位によるもので,参考として併

記したものである。

2.

品質

2.1

外観  各部の仕上がりは良好で,使用上有害な欠点がなく,適当なさび止め処理が施されていなけ

ればならない。

2.2

コンベヤの曲がり  図 に示すようにコンベヤの両端から糸を張り,フレームの曲がり

δ

1

を測定す

る。その値は,6.3mm 以下とする。

図 1

2.3

ベルト  ベルトは,次の各項による。

(1)

長さ  図 に示すように ab = cd の印をつけたベルトを平たんな場所に置き,ベルトを移動して ac  ,

bd

を測定し,次の式によってベルトの厚さの中心における長さ l

b

を算出する。


2

B 8808-1995

その値は,13 550±50mm とする。

bd

ac

ab

l

b

2

=

図 2

(2)

曲がり

  ベルトを平たんな場所に置き,

図 3

に示すようにベルト耳部に糸を張り,

ベルトを移動して,

任意の位置でベルトの最大曲がり

δ

2

を測定する。その値は 25mm 以下とする。

図 3

(3)

外観,カバーゴムの厚さ,引張強さ及び伸びは,

表 1

による。

表 1

項目

範囲

ベア(

2

)

深さ 1mm×長さ 20mm×幅 20mm 以下のものが長さ 3m 当たり(片面)3 個以下

外観

耳割れ(

3

)

深さ 1mm×長さ 100mm 以下のものが長さ 1m 当たり(片側)2 個以下

カバーゴム厚さ 1.6mm+規定しない

引張強さ 90kg 以上(幅 10mm に対し)

伸び(

4

)

幅 10mm のものに荷重 800N {80kgf}  を加えたときの伸びは,20%以下とする。

(

2

)

ベアとは,型加硫において,空気残存,ゴムの流れ不良又はゴム生地の不足によって生じた表面
のくぼみをいう。

(

3

)

耳割れとは,ベルト耳部に長さ方向の割れ目を生じているものをいう。

(

4

)

試験方法は JIS K 6322 による。 

2.4

コンベヤの強さ

  コンベヤの強さは,

図 4

に示すように静荷重 W=1 000N {100kgf}  を加えたとき,

最大たわみ

δ

3

=8mm 以下とする。

なお,この荷重を取り除いたのち,フレームに異状がないものとする。


3

B 8808-1995

図 4

2.5

モータプーリ

  モータプーリの品質は,

表 2

による。

なお,モータプーリに使用する電動機は,

JIS C 4210

に準じる。

表 2

電動機出力

(kW)

モータプーリ周速(

5

)

(m/min)

減速機効率

定格電圧

(V)

定格

(h)

キャブタイヤケーブルの

アース線の色

1

50Hz

のとき 38±10%

60Hz

のとき 46±10%

70%

以上 200  1

緑色

(4 心アース付)

(

5

)

モータプーリの周速は,電動機定格出力時の状態による。 

2.6

コネクタ

  コネクタは,

表 3

による。

なお,キャブタイヤケーブルの挿入部には,防水処理を行う。

表 3

極数

許容電圧

(V)

許容電流

(A)

4

(1 極はアース)

250 20

以上

2.7

運搬能力

  コンベヤを上り傾斜角度 15°にし,湿った砂を

図 5

の積載状態に乗せたときの運搬能力

は,18m

3

/h

以上(36t/h 以上)とする。この場合,湿った砂は,見掛け比重

γ=2t/m

3

にしたものとする。

図 5


4

B 8808-1995

3.

各部の名称及び寸法

3.1

各部の名称は,

図 6

による。


5

B 8808-

199

5

図 


6

B 8808-1995

3.2

フレーム及びモータプーリの寸法は,次による。

(1)

フレームの寸法は,

表 4

による。

表 4

単位

mm

寸法

ベルト幅

B

L

W

H

1

及び

H

2

 

トラフの深さ

h

テークアップ有

効移動距離

350 7

000

±10 475 以下 425 以下 50 以上 150 以上

(2)

モータプーリの寸法は,

表 5

による。

表 5

単位

mm

寸法

キャブタイヤケーブル

電動機出力

 (kW)

D

l

l

 

l

2

 

l

3

 

d

S

長さ

公称断面積

(mm

2

)

線心数

1 220

2
8

+

+

 380  390  450 28

±2 23

600

±20

0.75

以上

4

心アース付

備考  許容差のない寸法は,基準寸法を示す。 

4.

材料

  材料は,

表 6

又はこれと同等以上とする。

表 6

部品名

材料

JIS G 3101

の SS400

JIS G 3131

によるもの

JIS G 3141

によるもの

JIS G 3444

によるもの

フレーム,トラフ板及びホッパ

JIS G 3452

によるもの

JIS C 3327

によるもの

キャブタイヤケーブル

JIS C 3312

によるもの

5.

検査

  検査は,品質,寸法,材料及び運搬能力について行い,

2.

4.

の規定に適合しなければならない。

6.

製品の呼び方

  製品の呼び方は,規格番号及び名称による。


7

B 8808-1995

  JIS B 8808

ポータブルベルトコンベヤ

7.

表示

  フレーム側面に,次の事項を表示する。

(1)

製造業者名又はその略号

(2)

製造年月

(3)

製品質量

(4)

重心位置

一般機械部会  ポータブルコンベヤ専門委員会  構成表(昭和 42 年 10 月 1 日制定のとき)

氏名

所属

(委員会長)

加  藤  竹  夫

三機工業株式会社

藤  吉  三  郎

建設省大臣官房

和  田  敏  信

通商産業省重工業局

吉  永  正  則

工業技術院標準部

高  橋  定  彦

日本砕石協会

江  原  栄太郎

石灰石鉱業協会

大  内  藤  郎

防衛庁技術研究本部

小  倉      寛

電興輸送機株式会社

芝      俊  雄

中国工業株式会社

大  芝  邦  雄

三鈴工機株式会社

西  村      忠

ゴムベルト工業会

樋  口  桜  五

日本ゴム協会

通  地      登

日本電機工業会

坂  本  武  男

日本産業機械工業会

高  松  良  夫

東洋火熱工業株式会杜

(専門委貝)

相  原      守

工業技術院標準部

(関係者)

釣  谷  栄一郎

三機工業株式会社

(事務局)

横  溝  眞一郎

工業技術院標準部機械規格課

(事務局)

松  川  東  一

工業技術院標準部機械規格課(昭和 51 年 12 月 1 日改正のとき)

矢  野  友三郎

工業技術院標準部機械規格課(昭和 51 年 12 月 1 日改正のとき)

(事務局)

坂  元  耕  三

工業技術院標準部機械規格課(平成 7 年 11 月 1 日改正のとき)