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B 8807

:2003

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本クレ

ーン協会(JCA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの

申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣及び厚生労働大臣が改正した日本工業規格

である。

これによって,JIS B 8807:1995 は改正され,この規格に置き換えられる。


B 8807

:2003

(2)

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  材料

1

5.

  形状及び寸法 

2

5.1

シーブのピッチ円直径(シーブの呼び)の選定方法 

2

 


日本工業規格

JIS

 B

8807

:2003

クレーン用シーブ

Cranes

―Sheave

1.

適用範囲  この規格は,クレーン及び移動式クレーン(*)に用いるシーブについて規定する。ただし,

エコライザシーブは除く。

注*  ここでいうクレーン及び移動式クレーンとは, JIS B 0146-1  クレーン用語―第 1 部:一般の

3.

の a)の形式により分類されたクレーンをいう。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0146-1

  クレーン用語―第 1 部:一般

JIS B 0146-2

  クレーン用語―第 2 部:移動式クレーン

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 3106

  溶接構造用圧延鋼材

JIS G 3114

  溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材

JIS G 3128

  溶接構造用高降伏点鋼板

JIS G 3136

  建築構造用圧延鋼材

JIS G 4051

  機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 5101

  炭素鋼鋳鋼品

JIS G 5102

  溶接構造用鋳鋼品

JIS G 5501

  ねずみ鋳鉄品

JIS G 5502

  球状黒鉛鋳鉄品

JIS Z 3104

  鋼溶接継手の放射線透過試験方法

3.

定義  この規格で用いられる主な用語の定義は,JIS B 0146-1 及び JIS B 0146-2 による。

4.

材料  シーブに用いる材料は,表 によるか,又はこれと同等以上のものとする。また,鋼材の定数

は,

表 による。


2

B 8807

:2003

  1  材料

JIS

番号

名称

JIS G 3101 

一般構造用圧延鋼材

JIS G 3106 

溶接構造用圧延鋼材

JIS G 3114 

溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材

JIS G 3128 

溶接構造用高降伏点鋼板

JIS G 3136 

建築構造用圧延鋼材

JIS G 4051 

機械構造用炭素鋼鋼材

JIS G 5101 

炭素鋼鋳鋼品

JIS G 5102 

溶接構造用鋳鋼品

JIS G 5501 

ねずみ鋳鉄品

JIS G 5502 

球状黒鉛鋳鉄品

  2  鋼材の定数

縦弾性係数            E

206 000 N/mm

2

せん断弾性係数        G 79

000

N/mm

2

ポアソン比            ν(1/m)

   0.3

線膨張係数            α

   1.2×10

-5

密度                  ρ

  7.85 g/cm

3

5.

形状及び寸法

5.1

シーブのピッチ円直径(シーブの呼び)の選定方法

a)  クレーン    シーブのピッチ円直径(シーブの呼び)は、つり上げ装置等の等級及びワイヤロープの分

類により、表3から選定する。つり上げ装置等の等級はクレーン構造規格(**)別表第3に定める等級

を示す。

天井クレーンの場合はワイヤロープの1グループに分類されたピッチ円直径を選定する。ステンレスの

ワイヤロープや1グループ以外のワイヤロープを使用する場合は2グループまたは3グループに分類され

たピッチ円直径を選定する。

注**  労働安全衛生法に基づき定められた規格(平成 13 年 2 月 23 日厚生労働省告示第 41 条)

ワイヤロープの分類は下記に記述する他、クレーン構造規格表Eに定めるものとする。

1グループ    6ストランド又は8ストランドの平行よりのワイヤロープ及び37本線6よりのワイ

ヤロープでステンレス製以外のもの

2グループ    3ストランド、4ストランド又は多層ストランドワイヤロープ及び6ストランド(3

7本線6本よりのワイヤロープを除く。

)又は8ストランドの交差よりのワイヤロープ

でステンレス製以外のもの並びに6ストランド又は8ストランドの平行よりのワイヤ

ロープ及び37本線6よりのワイヤロープでステンレス製のもの

    3 グ ル ー プ     1 グ ル ー プ の ワ イ ヤ ロ ー プ 及 び 2 グ ル ー プ の ワ イ ヤ ロ ー プ 以 外 の ワ イ ヤ ロ ー

         
b)  移動式クレーン    シーブのピッチ円直径(シーブの呼び)はワイヤロープの分類により、表4から選

定する。ワイヤロープの分類は 5.1 の a)に記述する他、移動式クレーン構造規格(***)表Eに定

めるものとする。

注***  労働安全衛生法に基づき定められた規格

(平成 12 年 12 月 25 日厚生労働省告示第 120 条)

 


5.2 

形状及び主要寸法    シーブの形状及び主要寸法は、原則として表5によるものとする。

6. 

検査  シーブの検査は,材料、形状寸法、外観について行うほか、材料や製造方法によっては,次に

示す検査を行うこと。ただし、当事者間で合意した場合は,この限りではない。

    溝部の硬度検査

    シーブの振れ

    溶接部の非破壊検査


4

B 8807

:2003

  3  シーブのピッチ円直径(クレーン)

機種

    クレーン

ワイヤ

ロープの 
分類

1グループ

2グループ

3グループ

D/d

の値

D/d

の値

 16

18

20

25

31.5

40 22.4 28

つり上げ装置等の等級

つり上げ装置等の等級

ロープ径 A

B

C

F B  B

d(mm)

シーブの呼び (mm)

シーブの呼び (mm)

5 80

90

  100 125 160 200

112  140

6 100 112 125 150

190 250  140  170

6.3 106  118  132  160 200  265

150

180

8  132 150 160  200 265 335

180  224

9  150 170 180  236 300 375

212  265

10  160 180 200  250 315 400

224  280

11.2 180 212 224  280 355 450

265  315

12.5 200 236 250  315 400 500

280  355

14  224 265 280  355 450 560

315  400

16  265 300 335  400 530 670

375  450

18  300 335 375  450 600 750

425  530

20  335 375 400  500 630 800

450  560

22.4 375 425 450  560 710 900

530  630

25 400 450 500 630

800

1

000  560  710

28 450 530 560 710

900

1

120  630  800

30 500 560 600 750

950

1

250  710  850

31.5

530

600

630

800

1 000

1 320

710

900

33.5

560

630

670

850

1 060

1 400

800

950

35.5

600

670

710

900

1 120

1 500

800

1 000

37.5

600

710

750

950

1 250

1 500

850

1 060

40

670

750

800

1 000

1 320

1 600

900

1 120

42.5

710

800

850

1 120

1 400

1 700

1 000

1 250

45

750

850

900

1 180

1 500

1 800

1 060

1 320


  表  4  シーブのピッチ円直径(移動式クレーン)

機種

移動式クレーン

ワイヤロープの分類

1グループ

2グループ

3グループ

D/d

の値

 16

20

25

ロープ径 d(mm)

シーブの呼び D(mm)

5 80

100

125

6 96

120

150

6.3 101

126 158

8 128

160

200

9 144

180

225

10 160

200

250

11.2 180

224 280

12 192

240

300

12.5 200

250 313

14 224

280

350

16 256

320

400

18 288

360

450

20 320

400

500

22 352

440

550

22.4 359

448 560

24 384

480

600

25 400

500

625

26 416

520

650

28 448

560

700

30 480

600

750

31.5 504

630 788

32 512

640

800

33.5 536

670 838

(34) 544

680 850

35.5 568

710 888

36 576

720

900

37.5 600

750 938

(38) 608

760 950

40 640

800

000

42.5 680

850

1

063

45

720 900  1

125

          備考

括弧内のロープ径は,JIS にない寸法を示す。

 
 


6

B 8807

:2003

 5   シーブ溝部寸法表

単位  mm

ロープ径

 

溝底半径

 

溝深さ

 

シーブ幅

(最大)

5 2.8

7.5

17

6 3.35

9 19

6.3 3.55 9.5 20 
8 4.5

12.5

25

9 5 14 28

10 5.6

15 31.5

11.2 6  17  35.5

12 6.7

18 35.5

12.5 6.7 19  35.5 
14 7.5

21.2

40

16 9 25 45 
18 10 28  50 
20 11.2

30  56

22 11.8

33.5 63

22.4 12.5 35.5  63 
24 13.2

37.5 71

25 14 37.5 71 
26 14 40  75 
28 15 42.5 80 
30 17 45  90 
31.5 17  47.5  90 
32 18 50  90 
33.5 18  53  100

(34) 19  53  100

35.5 19  56  100 
36 20 56 100 
37.5 21.2 60  112

(38) 21.2 60  112

40 22.4

60 112

42.5 23.6 67  118 
45 25 71 125

備考

括弧内のロープ径は,JIS にない寸法を示す。