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日本工業規格

JIS

 B

8804-

1995

鋼製ローラコンベヤ

Steel roller conveyors

1.

適用範囲  この規格は,主として箱物,ユニットロードなどを運搬するために用いる円筒形ローラを

もつ鋼製ローラコンベヤ(以下,コンベヤという。

)について規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS G 3101

  一般構造用圧延鋼材

JIS G 3444

  一般構造用炭素鋼管

JIS G 3445

  機械構造用炭素鋼鋼管

JIS G 3452

  配管用炭素鋼鋼管

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び記号は,従来単位によるものであって,

参考として併記したものである。

2.

種類及び記号  種類及び記号は,表 のとおりとする。

表 1

種類

記号

直線形

S

曲線形

C

3.

品質

3.1

外観  各部の仕上げは良好で,きず,割れ,ひびその他使用上有害な欠点がないものとする。

3.2

ローラの組付け精度  ローラの組付け精度は,次の規定に適合しなければならない。

(1)

ローラの平面度  ローラの平面度は,6.1(1)の試験方法によってすきまを測定したとき,その値は

1.5mm

以下とする。

(2)

ローラの組付け直角度  ローラとコンベヤフレーム(以下,フレームという。)との直角度は,6.1(2)

の試験方法によって測定したとき,90±0.5°とする。

3.3

フレームの曲がり  フレームの曲がりは,次の規定に適合しなければならない。

(1)

直線形コンベヤ  無負荷状態における直線形コンベヤのフレームの曲がりは 6.2(1)及び(2)の試験方法

によって測定したとき,垂直方向はコンベヤ機長の

750

1

以下,水平方向はコンベヤ機長の

000

1

1

以下とす

る。

(2)

曲線形コンベヤ  無負荷状態における 90°以下の曲線形コンベヤのフレームの曲がりは,6.2(3)の試

験方法によって測定したとき,垂直方向は外側フレームの長さの

500

1

以下とする。

3.4

フレームの強さ  フレームの強さは,次の規定に適合しなければならない。

(1)

直線形コンベヤ  直線形コンベヤのフレームの強さは,6.3 の試験を行ったとき,最大たわみ

δは 7mm


2

B 8804-1995

以下とする。コンベヤ機長が 3m 未満のフレームについては,同一形状・寸法の断面をもつ 3m の試

料を用いて試験を行ったとき,最大たわみ

δは 7mm 以下とする。

なお,この荷重を除いた後,フレームにひずみその他の異常が生じてはならない。

(2)

曲線形コンベヤ  曲線形コンベヤのフレームの強さは,同一形状・寸法の断面をもつ直線形コンベヤ

を用いて 6.3 の試験を行ったとき,(1)の規定に適合しなければならない。

3.5

ローラの強さ  ローラの強さは 6.4 の試験を行ったとき,ローラ及び軸の永久変形並びに回転不良な

どの異常が生じてはならない。

3.6

性能  コンベヤの性能は,次による。

(1)

直線形コンベヤの滑走時間  コンベヤ機長 3m の直線形コンベヤで 6.5(2)の試験を行ったとき,3m 当

たりの滑走時間は 7 秒以内とする。

(2)

曲線形コンベヤの滑走時間  曲線形コンベヤで 6.5(3)の試験を行ったとき,その滑走時間は

θ

=90°の

場合は 7 秒以内,

θ

=45°の場合は 5 秒以内とする。

4.

形状及び寸法

4.1

直線形コンベヤ  直線形コンベヤの形状は,原則として図 によって,名称,記号及び寸法は表 2

のとおりとする。

図 1

表 2

単位  mm

名称

記号

寸法

ローラ外径

d 38.1

±0.5, 42.7±0.5, 48.6±0.5

57.2

±0.5, 60.5±0.5, 76.3±0.5

フレーム内幅

B

160, 200, 250, 315, 400, 500, 630

コンベヤ幅

ローラ幅

W

150, 200, 250, 300, 400, 500, 600

ローラ取付け高さ

e

6

以上  (d=38.1) 8 以上  (d=42.7∼76.3)

ローラ取付けピッチ

p

50, 75, 100, 150

コンベヤ機長(

1

)

L

1 000, 1 500, 2 000, 3 000


3

B 8804-1995

単位  mm

名称

記号

寸法

フレーム外幅

G

コンベヤ厚さ

H

ローラパイプ肉厚

t

d

フレーム板厚

t

f

(

2

)

(

1

)

コンベヤ機長は,呼び長さとする。

(

2

)

フレーム外幅,コンベヤ厚さ,ローラパイプ肉厚,フレーム板厚は規

定しない。

備考  許容差のない寸法は推奨寸法とする。 

4.2

曲線形コンベヤ  曲線形コンベヤの形状は,原則として図 によって,名称,記号並びに寸法及び

ローラ本数は,

表 のとおりとする。

図 2

表 3

単位  mm

名称

記号

寸法及びローラ本数

ローラ外径

d 38.1

±0.5, 42.7±0.5, 48.6±0.5

57.2

±0.5, 60.5±0.5, 76.3±0.5

フレーム内幅

B

160, 200, 250, 315, 400, 500, 630

コンベヤ幅

ローラ幅

W

150, 200, 250, 300, 400, 500, 600

ローラ取付け高さ

e

6

以上  (d=38.1)  8 以上  (d=42.7∼76.3)

フレーム半径(内フレーム)

R 900

角度

θ

 

45

° 90°

p

= 50

16

本以上 32 本以上

p

= 75

11

本以上 22 本以上

p

=100

      9 本以上 18 本以上

ローラ本数

対応ピッ

直線コン

ベヤ

p

=150

n

      6 本以上 12 本以上

フレーム外幅

G

(

2

)


4

B 8804-1995

単位  mm

名称

記号

寸法及びローラ本数

コンベヤ厚さ

H

ローラパイプ肉厚

t

d

フレーム板厚

t

f

備考  許容差のない寸法は推奨寸法とする。 

5.

材料  材料は,表 に示すもの又はこれと同等以上の品質のものとする。

表 4

部品番号

名称

材料

1

フレーム

JIS G 3101

の SS400

2

ローラパイプ

JIS G 3452

の SGP

JIS G 3444

の STK

JIS G 3445

の STKM

6.

試験方法

6.1

ローラの組付け精度  ローラの組付け精度は,次によって測定する。

(1)

ローラの平面度  ローラの平面度は図 に示すように,直定規を 3 本のローラにかけて置き,中央の

ローラと直定規とのすきまの最大値を測定する。

図 3

(2)

ローラの組付け直角度  ローラとフレームとの直角度は,図 に示すように測定ジグによって

αを測

定する。


5

B 8804-1995

図 4

6.2

フレームの曲がり  フレームの曲がりは,次によって測定する。

(1)

直線形コンベヤの垂直方向のフレームの曲がりは,

図 に示すようにコンベヤを平らな台の上に置き,

台とフレームとのすきまの最大寸法

δ

1

を測定する。

図 5

(2)

直線形コンベヤの水平方向のフレームの曲がりは,

図 に示すように,フレーム末端を結んだ線と,

フレームとのすきまの最大寸法

δ

2

を測定する。

図 6

(3)

曲線形コンベヤの垂直方向のフレームの曲がりは,

図 に示すように,コンベヤを平らな台の上に置

き,台と外側フレームとのすきまの最大寸法

δ

3

を測定する。


6

B 8804-1995

図 7

6.3

フレームの強さ試験  直線形コンベヤのフレーム強さ試験は,図 に示すように,支点間中央の 2

本のローラ上に静荷重  (W) 1600N {160kgf}  を加えて,フレーム中央の最大たわみ

δ

4

を測定する。

なお,コンベヤ機長 3m 未満の直線形コンベヤ及び曲線形コンベヤについては,同一形状・寸法の断面

をもつ 3m の直線形コンベヤを試料として測定する。

図 8

6.4

ローラの強さ試験  ローラの強さ試験は,図 に示すように,2 本のローラの上にローラ 1 本につき

試験荷重 1 200N {120kgf}  を等分布静荷重になるように負荷してローラ及び軸の形状などの変化を見る。

図 9

6.5

滑走試験  滑走試験は,次によって行う。

(1)

滑走試験片  滑走試験片は,正方形の平滑な鋼板で,底面寸法 500×500mm,質量

3
0

30

+

kg

,底面の状

態は未切削のままとし,かど部は,0.5mm 以下の面取りをする。

(2)

直線形コンベヤの滑走試験  直線形コンベヤの滑走試験は,図 10 に示すように,直線形コンベヤを水

平面から 3°の傾斜を与えて設置し,X

X' 

線上に(1)に規定する滑走試験片の後端がくるように載せ

て,自重によってフレームにほぼ平行に自然滑走させたとき,XX'  から 3m の位置に滑走試験片の

前端が到達するまでの時間を測定する。


7

B 8804-1995

なお,コンベヤ機長 3m 未満のものは,数個のコンベヤを 3m 以上となるように接続して試験を行

う。

図 10

(3)

曲線形コンベヤの滑走試験  曲線形コンベヤの滑走試験は,図 11 に示すように,助走のために同一性

能をもつ曲線形補助コンベヤを,試験を行う曲線形コンベヤに接続し,水平面から 3°の傾斜を与え,

曲線形補助コンベヤの OX 線上に(1)に規定する滑走試験片の中心がくるように載せて,自重によって

コンベヤに沿って自然滑走させ,滑走試験片の前端が O'Y 線上に到達するまでの時間を測定する。


8

B 8804-1995

図 11

7.

検査  検査は,品質,形状及び寸法並びに材料について行い,3.5.の規定を満足しなければならない。

8.

製品の呼び方

8.1

直線形コンベヤの場合  名称,種類の記号,ローラ外径,フレーム内幅又はローラ幅,ローラ取付

けピッチ及びコンベヤ機長とする。

1.  フレーム内幅を基準にした場合


9

B 8804-1995

2.  ローラ幅を基準にした場合

8.2

曲線形コンベヤの場合  名称,種類の記号,ローラ外径,フレーム内幅又はローラ幅,ローラ本数

及び角度とする。

1.  フレーム内幅を基準にした場合

2.  ローラ幅を基準にした場合

9.

表示  コンベヤには適当な箇所に,製造業者名又はその略号,及びコンベヤ幅(又は 寸法,及び

記号)を表示する。

鋼製ローラコンベヤ JIS 改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

鈴  木      震

物流技術研究所

梁  瀬      仁

社団法人日本パレット協会

中  田  哲  雄

通商産業省機械情報産業局

飛  田      勉

工業技術院標準部

池  田  順  一

財団法人日本規格協会

竹  中  泰  彦

株式会社日通総合研究所


10

B 8804-1995

氏名

所属

石  川  安  男

防衛庁装備局

田  中  信  博

花王株式会社

大  橋  清  喜

キリンビール株式会社

山  本      勉

レンゴー株式会社

土  谷  靖  雄

三機工業株式会社

水  津  光  富

オークラ輸送機株式会社

河  口      開

株式会社メイキコウ

城  戸  光  政

株式会社ダイフク

岸  本  茂  夫

株式会社椿本チェイン

粟飯原  和  夫

トーヨーカネツ株式会社