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B 8669

:2006 (ISO 9461:1992)

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会(JFPA)

/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日

本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 9461:1992,Hydraulic fluid power―

Identification of valve ports, subplates, control devices and solenoids

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


B 8669

:2006 (ISO 9461:1992)

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

1A.

  引用規格 

1

2.

  サブプレート取付形バルブ 

2

3.

  二つの主ポートをもつバルブ

2

3.1

  インライン取付形バルブ 

2

3.2

  圧力リリーフ弁

2

3.3

  圧力リリーフ弁を除く他の ポート形バルブ

2

4.

  三つの主ポートをもつバルブ

2

5.

  四つの主ポートをもつバルブ

2

6.

  補助ポート 

2

6.1

  パイロットポート

2

6.2

  ドレンポート 

3

6.3

  検出ポート 

3

7.

  ソレノイド 

3

8.

  規格適合表示 

3

 


日本工業規格     

JIS

 B

8669

:2006

(ISO 9461

:1992

)

油圧 バルブのポート,サブプレート,マニホール

ドブロック及びソレノイドの識別記号

Hydraulic fluid power

Identification of valve ports, subplates, control

devices and solenoids

序文  この規格は,1992 年に第 1 版として発行された ISO 9461,Hydraulic fluid power−Identification of valve

ports, subplates, control devices and solenoids

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作

成した日本工業規格である。

なお,引用規格の箇条は,対応国際規格では,脱落していたため追加している。

1. 

適用範囲  この規格は,油圧システムに用いるバルブ,サブプレート,マニホールドブロックのポー

ト及びソレノイドの識別記号について規定する。この規格は,現在バルブポートのマーキングが異なって

いる 2 又は 3 ポートをもったバルブを,将来開発しようとする場合に適用する。そのため,

表 に規定す

る内容は,現在規格化されている JIS B 8357JIS B 8664 及び JIS B 8666 による機器には対応していない。

この規格の識別記号は,二つのバルブ間,又はバルブと配管との間のポートについて適用する。すなわ

ち,この識別記号は,インラインに取り付けるバルブ,及びバルブを取り付けるサブプレートにも有効で

ある。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 9461:1992

,Hydraulic fluid power−Identification of valve ports, subplates, control devices and

solenoids (IDT)

1A. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発効年又は発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格

の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。

JIS B 8355:1997

  油圧用サブプレート取付形 4 ポート電磁切換弁

備考 ISO 

4401:1994

,Hydraulic fluid power−Four-port directional control valves−Mounting surfaces か

らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS B 8357:2000

  油圧用圧力補償付流量調整弁―取付面及び取付寸法

備考 ISO 

6263:1997

,Hydraulic fluid power−Compensated flow-control valves−Mounting surfaces が,

この規格と一致している。

JIS B 8664:2001

  油圧―圧力制御弁(リリーフ弁除く)

,シーケンス弁,アンロード弁,絞り弁及びチ

ェック弁―取付面


2

B 8669

:2006 (ISO 9461:1992)

備考 ISO 

5781:1987

,Hydraulic fluid power−Pressure-control valves (excluding pressure-relief valves),

sequence valves, unloading valves, throttle valves and check valves

−Mounting surfaces が,この規

格と一致している。

JIS B 8666:2001

  油圧―リリーフ弁―取付面

備考 ISO 

6264:1998

,Hydraulic fluid power−Pressure-relief valves−Mounting surfaces が,この規格

と一致している。

2. 

サブプレート取付形バルブ  サブプレート取付形バルブは,実際には,バルブポートに対応するサブ

プレートを用いることによって機能する。

この識別記号は,

元々あるバルブ用に設計したサブプレートを,

他の用途に用いる場合にも適用される。例えば,用いるバルブのポート数が,サブプレートのそれより少

ない場合などである。

3. 

二つの主ポートをもつバルブ 

3.1 

インライン取付形バルブ  どのような場合でも混乱が起きなければ,識別記号は,流れの矢印の方

向で代用できる。

3.2 

圧力リリーフ弁 

P

は,入口ポートを表す。

T

は,タンクへの戻りポートを表す。

3.3 

圧力リリーフ弁を除く他の ポート形バルブ 

P

は,入口ポートを表す。

A

は,出口ポートを表す。

4. 

三つの主ポートをもつバルブ  これらは,余剰油をタンクに逃がす流量調整弁,又はアクチュエータ

ポートが別の供給ポートに戻るバルブである(必要な場合は,後者のバルブは異なったポートに接続され

る。

P

は,通常の入口ポートを表す。

A

は,通常の出力ポートを表す。

T

は,通常のタンクへの戻りポートを表す。

5. 

四つの主ポートをもつバルブ 

P

は,通常の入口ポートを表す。

A

及び

B

は,通常の出力ポートを表す。

T

は,通常のタンクへの戻りポートを表す。

6. 

補助ポート 

6.1 

パイロットポート  これらのポートは,パイロットで操作するバルブの遠隔制御用として用いる。

−  圧力信号を用いる場合

−  より低い圧力信号を用いる場合 (又は戻りラインをタンクに,又は考えているポートの圧力より低

い部分でのエア抜きを行う場合)

−  パイロット方向切換弁(通常,供給及び戻りを含む。

)への供給ポートとして用いる場合


3

B 8669

:2006 (ISO 9461:1992)

X

及び

Y

は,一般的には圧力パイロットポートを表し,通常,遠隔制御用のパイロットポート,

又はパイロット弁の供給ポート及び戻りポートのいずれかを表す。

備考

X

は,制御ポート,又は A を加圧するためのパイロット弁の供給ポートとして用いる。 V

は,より低い圧力へのエア抜きを行うためのパイロットに用いる。

6.2 

ドレンポート  これらのポートは,バルブの動作を満足させるために必要な,すき間からの漏れ量,

又はノズルからの連続した流量をタンクへ戻すために用いる。

L

は,ドレンポートを表す。

3.

で規定しているサブプレート取付形バルブの場合,混乱が起きなければ, Y

及び

T

もドレンポ

ートを表すのに用いることができる。

6.3 

検出ポート  これらのポートは,使用している作動油を検査のためにサンプリングする場合に用い

る。

M

は,検出ポートを表す。

7. 

ソレノイド  直動形,又はパイロット操作形切換弁におけるソレノイドについては,その動作によっ

て加圧されるメインポートと同じ識別記号を用いる。

8. 

規格適合表示  この規格に適合していることを,試験報告書,取扱説明書,及び販売資料に記述する

ときは,次の表示を用いる。

バルブポートの識別は,JIS B XXXX 油圧―バルブポート,サブプレート,マニホールドブロック及

びソレノイドの識別に適合している。

なお、識別記号の要約を

表1に示す。

  1  識別記号の要約

主ポートの数 2

3

4

バルブのタイプ

圧力リリーフ弁

他のバルブ

流量調整弁

方向切換弁及び

機能ブロック

入口

P P P P

1

番目の出力

― A  A  A

2

番目の出力

― B

主ポート

タンクへの戻り T

― T  T

1

番目のパイロット

― X ― X

2

番目のパイロット

― Y

パイロット(より低い圧力)

V V V

ドレン

L L L L

補助ポート

検出点

M M M M

備考  この表は,JIS B 8357JIS B 8664 及び JIS B 8666 による機器には適用しない。