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B 8607:2008

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本冷凍

空調学会(JSRAE)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 8607: 2002 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新

案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このよ

うな技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登録出願にか

かわる確認について,責任をもたない。

JIS B 8607 には,次に示す附属書がある。

附属書 1(規定)一般冷媒配管用銅管の種類・寸法

附属書 2(規定)一般冷媒配管用ろう付け管継手の種類・寸法


 
B 8607:2008

(2) 

目  次

ページ

1.  適用範囲

1

2.  引用規格

1

3.  種類及び最高使用圧力(設計圧力) 

1

4.  性能

2

5.  形状・寸法 

2

6.  外観

9

7.  材料

9

8.  製造方法

9

9.  フレアナットの締付けトルク

9

10.  耐圧及び気密の性能試験方法

9

11.  検査 

10

12.  管継手の呼び方

10

13.  表示

11

附属書 1(規定)一般冷媒配管用銅管の種類・寸法 

12

附属書 2(規定)一般冷媒配管用ろう付け管継手の種類・寸法

14

 


     

日本工業規格

JIS

 B

8607

:2008

冷媒用フレア及びろう付け管継手

  Flare type and brazing type fittings for refrigerants

1.  適用範囲  この規格は,銅及び銅合金に対して腐食性のない冷媒を用いた,冷凍装置の銅管の接続に

使用するフレア管継手(管端部のフレア加工を含む。),銅合金ろう付けソケット管継手及びろう付け管継

手(以下,管継手と総称する。)について規定する。

備考  この規格で用いる圧力は,ゲージ圧力をいう。

2.  引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0208  ユニファイ細目ねじ

JIS B 0212  ユニファイ細目ねじの許容限界寸法及び公差

JIS B 0405    普通公差−第 1 部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差

JIS H 0321  非鉄金属材料の検査通則

JIS H 3250  銅及び銅合金棒

JIS H 3300  銅及び銅合金継目無管

3.  種類及び最高使用圧力(設計圧力)  管継手の種類及び種別並びに最高使用圧力(設計圧力)は,表
に示す。

  1  管継手の種類及び種別並びに最高使用圧力(設計圧力)

種別及び最高使用圧力(設計圧力)

管継手の種類

第 1 種

3.45 MPa

第 2 種

4.30 MPa

第 3 種

4.80 MPa

毒性又は可燃性のない冷媒

表 6(1)

表 6(2)

住宅,ホテルなどの人が就寝する部屋,病院な

どの人がその行動が拘束される場所,不特定多
数の人がいる場所などに置かれた冷凍装置の
配管継手に用いる場合。

使用不可

使用不可

フレア 
管継手 
 
 

毒 性 又 は 可 燃

性のある冷媒 
 
 

同上を除く場所(例えば,機械室,屋外など)

表 6(1)

表 6(2)

銅合金ろう付けソケット管継手

表 7

表 7

表 

接合銅管基準外径  3.17 mm 以上 22.22 mm 以下

表 9

第 3 種

表 9

第 3 種

表 9

第 3 種

接合銅管基準外径 25.40 mm 以上 44.45 mm 以下

表 9

第 2 種

表 9

第 2 種

ろう付け 
管継手

接合銅管基準外径 31.75 mm 以上 79.38 mm 以下

表 9

第 1 種

備考1.  表中の―印は規定していないことを示す。

2.  種別と最高使用圧力との区分による対象冷媒の例は,次の表に示す。 



B 8607:2008

     

種別

最高使用圧力

対象冷媒の例(高圧側に使用する場合)

第 1 種 3.45

MPa

R 22,R 134a,R 404A,R 407C,R 507A など

第 2 種 4.30

MPa

R 410A など

第 3 種

4.80 MPa

4.30 MPa を超え,4.80 MPa 以下で使用する冷媒

4.  性能   
4.1 

耐圧性能  耐圧性能は,10.の試験を行ったとき,破壊又は異常な変形があってはならない。

4.2 

気密性能  気密性能は,10.の試験を行ったとき,漏れがあってはならない。

5.  形状・寸法     
5.1 

フレア管継手及び銅合金ろう付けソケット管継手の基本的な形状・寸法は,次による。

a)  管継手の形状・寸法及び寸法許容差は,表 2による。 
b)  管継手には,断面の急激な変化があってはならない。管継手に断面積変化が必要な場合には,適切な

丸み又はこう(勾)配を付けて,断面の急激な変化を避けなければならない。

c)  寸法許容差の指定がない場合には,JIS B 0405 に規定する公差等級が中級の許容差を適用する。

d)  表 及び表 の管継手において,冷媒の通路となるドリル孔は,直線状に両端面からあけられている

場合には,相互に中心線が 0.2 mm 以上の偏心があってはならない。

e)  管継手におけるねじの中心とフレアシート部の中心とは,0.125 mm を超える偏心があってはならない。

ただし,

表 のフレア管端の振れは,0.4 mm 以下でなければならない。

f)  管継手の冷媒の通路の交わり点における断面積は,孔の径が小さい方の通路の断面積よりも小さくて

はならない。

g)  管継手本体の厚さは,管継手のいかなる部分でも,内外径及び半径方向の振れに対する寸法及び許容

差によって定まる厚さよりも小さくてはならない。

h)  ねじ  フレア管継手に用いるねじは,次による。

1)  ねじは,第 1 種及び第 2 種ともに共通で,表 及び表 の JIS B 0208 に規定するねじを使用する。

ただし,呼び 1

1

/

16

−14 UNS ねじは,3)  の規定による。

2)  ねじの等級は,特に指定がなければ,JIS B 0212 によって,おねじに対しては 2A,めねじに対して

は 2B とする。

3)  呼び 1

1

/

16

−14 UNS ねじについては,

基準寸法を

表 に,また,許容限界寸法及び公差を表 に示す。

  2  呼び 1

1

/

16

−14 UNS ねじの基準寸法

単位  mm

めねじ

谷の径  

有効径  D

2

内径  D

1

おねじ

ねじの呼び

ねじ山数

(25.4 mm につき)

n

(参考)

ピッチ

P

ひっかかり

の高さ

H

1

外径  

有効径  d

2

谷の径  d

1

1

1

/

16

−14 UNS

14

1.814

0.982

26.987

25.809

25.024

備考  この表は,JIS B 0208 の 2.3 に準じて表し,使用している記号の定義は,JIS B 0208 の 2.による。 

  3  呼び 1

1

/

16

−14 UNS ねじ許容限界寸法及び公差


3

B 8607:2008

     

単位  mm

おねじ

外径

有効径

谷の径

ねじの呼び

max

d

min

d

d

T

2max

d

2min

d

d2

T

1max

d

1min

d

1

1

/

16

−14

UNS

26.947

26.685 0.262 25.768 25.634 0.134 24.722  −

めねじ

谷の径

有効径

内径

ねじの呼び

max

D

min

D

2max

D

2min

D

D2

T

1max

D

1min

D

D1

T

1

1

/

16

−14 UNS

25.984 25.809 0.175 25.425 25.024 0.401

備考1.  おねじの谷の径の最小許容寸法は,規定しない。

2.  めねじの谷の径の最大許容寸法は,規定しない。 
3.  めねじの谷の径の最小許容寸法は規定しないが,谷径と基準山形との間に,通常,多少のすき間を設ける。
4.  この表は,JIS B 0212 の 3.に準じて表し,使用している記号の定義は,JIS B 0212 の 2.による。 

  4  フレア管端部の形状・寸法

単位  mm

A

−0 4

0

.

呼び

管の外径

0

D

第 1 種

第 2 種

1/4 6.35 9.0 9.1 
3/8 9.52 13.0

13.2

1/2 12.70 16.2

16.6

5/8 15.88 19.4

19.7

3/4 19.05 23.3

24.0

備考1.  フレアする銅管は O 材,又は OL 材を用いなければな

らない。

2.  フレア管端部の振れは,0.4 mm 以下でなければならな

い。

3.  第 1 種のフレア管端部は第 1 種のフレアナットで,ま

た,第 2 種のフレア管端部は第 2 種のフレアナットで
接続する場合に用いる。 

  5  フレア管継手端部の形状・寸法



B 8607:2008

     

単位  mm

呼び

適用する

管の外径

ねじの呼び(

1

)

D

1 0 15

0

− .

D

2

D

3

L

L

1

(最小)

L

2

1/4 6.35

7

/

16

−20 UNF

4.8

5.5

9.2

13.5

11.3

3.7

3/8 9.52

5

/

8

−18 UNF

7

8

13.5

16.5

14

4.8

1/2 12.70

3

/

4

−16 UNF

10

11

16

19.5

16.8

5.5

5/8 15.88

7

/

8

−14 UNF

12.5

13.5

19

23

19.9

6

3/4 19.05  1

1

/

16

−14 UNS

16

18

24

26.5

23.4

6

(

1

)  ねじ部は,5.1 h)による。

備考  フレア管継手端部の寸法は,第 1 種及び第 2 種ともに共通である。 


5

B 8607:2008

     

  6  フレアナットの形状・寸法

(1)

第 1 種のフレアナットの寸法

単位  mm

呼び  適用する

管の外径

ねじの呼び(

1

)

d

B

−0 6

0

.

D

0

0 1

.

E

(最小)

H

± 0 8.

J

L

± 0 5

.

T

G

C

(約)

1/4 6.35

7

/

16

−20

UNF

17 6.5 13  12 6.3 15 9.0 9.7 16.5

3/8 9.52

5

/

8

−18

UNF 22  9.7  20  16  7.8  18 10.8 14.3 21

1/2 12.70

3

/

4

−16

UNF 24 12.9 20  16 10.0 22 13.0 17.3 23

5/8 15.88

7

/

8

−14

UNF 27 16.0 24  20 12.5 26 15.5 20.2 26

3/4 19.05 1

1

/

16

−14

UNS 36 19.2 28  24 16.0 30 19.0 25  34

(2)

第 2 種のフレアナットの寸法                         

単位  mm

呼び  適用する

管の外径

ねじの呼び(

1

)

d

B

−0 6

0

.

D

0

0 1

.

E

(最小)

H

± 0 8

.

J

L

± 0 5

.

T

G

C

(約)

1/4 6.35

7

/

16

−20

UNF 17 6.5 13  12 6.3 15 9.0 9.7 16.5

3/8 9.52

5

/

8

−18

UNF 22  9.7  20  16  7.8  18 10.8 14.3 21

1/2 12.70

3

/

4

−16

UNF 26 12.9 23  19 10.0 22 13.0 17.3 26

5/8 15.88

7

/

8

−14

UNF 29 16.0 25  22 12.5 26 15.5 20.2 28

3/4 19.05 1

1

/

16

−14

UNS 36 19.2 28  24 16.0 30 19.0 25  34

(

1

)  ねじ部は,5.1 h)  による。

備考1.  呼び 1/4,3/8 及び 3/4  は,第 1 種(最高使用圧力 3.45 MPa 以下)と第 2 種(最高使用圧力 4.30 MPa 以下)とが共通

である。

2.  第 1 種及び第 2 種ともに,A 部に示したねじ切削時の逃げはなくてもよいが,完全ねじ部の の長さは小さくな

ってはならない。 



B 8607:2008

     

  7  銅合金ろう付けソケット管継手の形状・寸法

単位  mm

呼び

最小長さ

A B

接合銅管

基準外径

0

D

基準内径  

(許容差)

G

K

最小外径

E

面取り

C

内径

O

1/8 3.17

3.27 (±0.03) 5

6  5.6

− 2.4

3/16 4.76

4.86 (±0.03) 5

6  7.2

− 3.9

6

 6.00  6.10 (±0.03) 6

7  8.3

− 5.0

1/4 6.35

6.45 (±0.03) 6

7  8.7

− 5.3

8

 8.00  8.10

(±0.03) 7

8  10.2

0.3

6.8

3/8 9.52

9.62 (±0.03) 7

8  12.2

0.3

8.2

10

 10.00  10.10 (±0.03) 7 8  12.7

0.3

8.6

1/2 12.70  12.81 (±0.03) 8 9  15.3

0.3

11.0

5/8 15.88  16.00 (±0.03) 8 9  18.8

0.3

14.0

3/4 19.05  19.19 (±0.03) 10

11  21.9

0.3

17.0

7/8 22.22  22.36 (±0.03) 10

11  24.9

0.3

20.0

備考1.  この表に示した銅合金ろう付けソケット管継手の最高使用圧力(設計圧力)は,4.80 MPa であり,第 1 種,第

2 種及び第 3 種共用である。

2.  呼びは A 又は B のいずれかを用いる。ただし,必要に応じて A 又は B の記号を,寸法を表す記号の後に付

けて区分する。

3.  おすとして使用する場合は,

E

の外径は銅管の内径に合わせて用いてもよい。

4.  端面は,ばりがないように仕上げる。 

5.2 

ろう付け管継手の種類,形状及び寸法は,次による。

a)  種類は,形状及び接合部の基準によって,表 のとおりとし,それらを図 1に示す。 
b)  管継手の寸法及び許容差は,表 による。 
c)  管継手の図 1の X及び の寸法は,製造業者があらかじめ明示し,その許容差は,表 10 によ

る。ただし,径違いの場合は,口径の大きい方の許容差を適用する。

d)  管継手の角度の許容差は,±20′とする。

e)  管継手の口径による組合せは,附属書 表 1による。


7

B 8607:2008

     

  8  種類及び記号

種類

記号

接合部

図の例

T T

めす

図 

90°エルボ A 90EA  めす

図 

90°エルボ B 90EB めす,おす

図 

45°エルボ A 45EA  めす

図 

ソケット S めす

図 

径違いソケット RS

めす

図 

  図 1  T

図 2  90°エルボ A

  図 3

90°エルボ B

図 4  45°エルボ A

図 5  ソケット

図 6  径違いソケット



B 8607:2008

     

  9  ろう付け管継手の寸法及びその許容差

単位  mm

接合部

参考数値

おす

めす

差込みの
最小深さ

接合銅管 
基準外径

0

D

基準外径 
(許容差)

A

基準内径 
(許容差)

F

K

G

だ円値

継手の

最小

厚さ

種別

最高使用

圧力

P

MPa

許容引張

応力

a

σ

N/mm

2

3.17 3.17

(±0.03) 3.27

(±0.03) 6 5

0.04 以下

0.50 22.021

4.76 4.76 (±0.03) 4.86 (±0.03) 6 5

0.05 以下

0.50 13.990

6.00 6.00 (±0.03) 6.10

(±0.03) 7 6

0.05 以下

0.50 10.892

6.35 6.35 (±0.03) 6.45 (±0.03) 7 6

0.06 以下

0.50 10.252

8.00 8.00 (±0.03) 8.10 (±0.03) 8 7

0.06 以下

0.50 8.026

9.52 9.52 (±0.03) 9.62 (±0.03) 8 7

0.08 以下

0.60 8.097

10.00 10.00 (±0.03) 10.10 (±0.03) 8 7 0.08 以下

0.60 7.689

12.70 12.70 (±0.03) 12.81 (±0.03) 9 8 0.10 以下

0.70 7.034

15.88 15.88 (±0.03) 16.00 (±0.03) 9 8 0.13 以下

0.80 6.404

19.05 19.05

(±0.03) 19.19 (±0.03) 11

10

0.15 以下

0.80 5.301

22.22 22.22

(±0.03) 22.36 (±0.03) 11

10

0.16 以下

0.90

第 3 種

5.106

25.40 25.40 (±0.04) 25.56 (±0.04) 13

12

0.18 以下

0.95 4.703

28.58 28.58 (±0.04) 28.75 (±0.04) 13

12

0.20 以下

1.00 4.391

31.75 31.75 (±0.04) 31.93 (±0.04) 13

12

0.22 以下

1.10 4.347

34.92 34.92 (±0.04) 35.11 (±0.04) 13

12

0.24 以下

1.20 4.310

38.10 38.10 (±0.05) 38.31 (±0.05) 15

14

0.27 以下

1.35 4.448

41.28 41.28 (±0.05) 41.50 (±0.05) 15

14

0.29 以下

1.45 4.409

44.45 44.45 (±0.05) 44.68

(±0.05) 15

14

0.31 以下

1.55

第 2 種

4.376

31.75 31.75 (±0.04) 31.93 (±0.04) 13

12

0.22 以下

1.05 4.144

34.92 34.92 (±0.04) 35.11 (±0.04) 13

12

0.24 以下

1.20 4.310

38.10 38.10 (±0.05) 38.31 (±0.05) 15

14

0.27 以下

1.25 4.110

41.28 41.28 (±0.05) 41.50 (±0.05) 15

14

0.29 以下

1.25 3.785

44.45 44.45 (±0.05) 44.68 (±0.05) 15

14

0.31 以下

1.25 3.509

50.80 50.80 (±0.05) 51.03 (±0.05) 17

16

0.31 以下

1.40

3.438

(

2

)

53.98 53.98 (±0.05) 54.22 (±0.05) 17

16

0.32 以下

1.50 3.467

63.50 63.50 (±0.05) 63.77 (±0.05) 19

18

0.38 以下

1.75 3.438

(

2

)

66.68 66.68 (±0.05) 66.96 (±0.05) 22

21

0.40 以下

1.85 3.461

76.20 76.20 (±0.05) 76.48 (±0.05) 22

21

0.40 以下

2.10 3.438

(

2

)

79.38 79.38 (±0.05) 79.66 (±0.05) 22

21

0.40 以下

2.20

第 1 種

3.457

61

(温度 125℃

における質

別 1/2H 材の

許容引張応

力)

(

2

)  この表にある第 1 種のろう付け管継手は,最高使用圧力 3.45 MPa の条件を満たしているが,接合銅管基準外径が

50.80mm,63.50mm 及び 76.20 mm のろう付け管継手だけ,最高使用圧力が 3.438 MPa のため,使用上に注意が必
要である。

備考1.  基準外径 の許容差とは,接合部の任意の断面で測った最大外径及び最小外径の平均値と基準外径との差の許

容限界をいう。

2.  基準内径 の許容差とは,接合部の任意の断面で測った最大内径及び最小内径の平均値と基準内径との差の許

容限界をいう。

3.  この場合のだ円値とは,接合部の任意の断面で測ったφの最大外径と最小外径との差,又はφの最大内径と

最小内径との差をいう。

4.  A F K

G

, ,

及び

は,

図 の各部の寸法をいう。

5.  最小厚さは,継手全体にわたる厚さで,口径の大きなものと口径の小さなものとを組み合わせた管継手におい

ては,管継手の各部口径に応じて

表 の最小厚さ以上になるようにしなければならない。


9

B 8607:2008

     

接合部

おす

めす

  7  接合部の各寸法の呼び方

 10  X,Y,部寸法の許容差

単位  mm

接合部の基準外径(内径)

許容差

10  未満

±0.8

10  以上 25  未満

±1.0

25  以上 50  未満

±1.2

50  以上 80  未満

±1.5

6.  外観  管継手の内外面は,滑らかで使用上有害なきず,割れ,ばり,かえり,油などの汚れ,その他

の欠陥があってはならない。

7.  材料  管継手及び銅管に用いる材料は,次による。 
a)  フレア及び銅合金ろう付けソケット管継手

            JIS H 3250 の C 3604,C 3771

b)  ろう付け管継手

            JIS H 3300 の C 1220

c)  フレア及びろう付け用銅管

            JIS H 3300 の C 1220

8.  製造方法  管継手は,7.の材料を用い,切削加工,熱間加工及び冷間加工によって継目なく製造する。

9.  フレアナットの締付けトルク  フレアナットの締付けトルクは,表 11 の値とする。

 11  フレアナットの締付けトルク

呼び

1/4 3/8 1/2 5/8 3/4

トルク(N・m) 16±2 38±4 55±6 75±7 110±10

10.  耐圧及び気密の性能試験方法   
10.1  フレア管継手及び銅合金ろう付けソケット管継手の試験の場合  フレア管継手及び銅合金ろう付け

ソケット管継手の試験は,受渡当事者間の協議によって行う。

10.2  ろう付け管継手の試験の場合  ろう付け管継手の試験は,次による。 
a)  耐圧試験は,附属書 に規定した銅管をろう付けした管継手に,表 の最高使用圧力(設計圧力)の 1.5


10 
B 8607:2008

     

倍以上の水圧を加える。

b)  気密試験は,耐圧試験を行った管継手を常温の水中に浸し,表 の最高使用圧力(設計圧力)以上の空

気圧又は不燃性ガス(酸素及び毒性ガスを除く。)圧を加える。

なお,漏れ検出液を塗布してガス漏れを検出する場合には,大気中で気密試験を行ってもよい。

11.  検査  検査は,管継手の受渡当事者間の協議によって行う。 
11.1  形式検査  管継手の形式検査(

3

)は,新規設計のもの,製造方法の変更などによって,性能に影響を

及ぼすものについて,次の検査を行い,4.10.の規定に適合しなければならない。

ただし,材料の検査に関する一般的な事項は,JIS H 0321 による。

a)  形状・寸法

b)  外観(継目の状態を含む。)

c)  材料

d)  耐圧性能

e)  気密性能

(

3

)  形式検査とは,製品の品質が設計で示されたすべての品質項目を満足するかどうかを判定する

ための検査をいう。

11.2  受渡検査  管継手の受渡検査は(

4

),性能が確認された管継手と同種類のものについて,次の検査を

行い,5.及び 6.の規定に適合しなければならない。

ただし,次の検査及び抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。

a)  形状・寸法

b)  外観

(

4

)  受渡検査とは,既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造にかかわる製品の受渡しに当た

り,必要と認められる品質項目が満足するものであるかどうかを判定するための検査をいう。

12.  管継手の呼び方   
12.1  フレア管継手及び銅合金ろう付けソケット管継手の種別を示し,管継手の大きさを表す呼び方は,

管継手の呼びで行う。

1.  第 3 種フレア管継手 1/4B

2.  銅合金ろう付けソケット管継手 6A

12.2  ろう付け管継手の種類及び大きさを表す呼び方は,接合銅管基準外径

0

D

を呼び径とし,継手の種類

及び大きさによって,次による。

a)  T は,(記号)(同一中心線上にある呼び径)×[頭部の呼び径(同一中心線上の呼び径と同じ場合には省

略してもよい。)]の順序で呼ぶ。ただし,同一中心線上にある呼び径が異なるものは,規定しない。

1.  第 3 種  T  12.70×9.52

2.  第 3 種  T  10.00

b)  エルボ,ソケット及び径違いソケットは,(記号)[両端の呼び径の(大)×(小)]の順序で呼ぶ。ただ

し,呼び径が同一の場合には,一方を省略してもよい。

なお,90°エルボ B の場合は,めすの呼び径及びおすの呼び径を明示する。

1.  第 3 種  90 EA  19.05

2.  第 1 種  S 76.20


11

B 8607:2008

     

3.  第 3 種  RS  15.88×12.70

13.  表示  管継手には,1 包装ごとに,次の事項を表示しなければならない。 
a)  フレア管継手及び銅合金ろう付けソケット管継手の場合は、呼び。ろう付け管継手の場合は、種類又

はその記号,及び呼び径による組合せ。

b)  製造番号又は製造年月日

c)  製造業者名又はその略号


12 
B 8607:2008

     

附属書 1(規定)一般冷媒配管用銅管の種類・寸法

1.  適用範囲  この附属書は,一般冷媒配管用銅管の種類・寸法及びその許容差について規定する。

備考  一般冷媒配管とは,冷凍装置の冷凍機ユニット間の冷媒を通す配管をいい,冷凍機ユニット内

の冷媒配管とは異なる。

2.  銅管の寸法及びその許容差  一般冷媒配管用銅管の寸法及びその許容差は,附属書 表 及び附属書
表 による。

附属書   1  一般冷媒配管用銅管の寸法及びその許容差(質別 O  及び OL)

参考数値

質別

基準外径 
(許容差)

0

D

mm

肉厚

(許容差)

t

mm

真円度の

許容差

mm

種別

最高使用圧力

P

MPa

許容引張応力

a

σ

N/mm

2

3.17 (±0.03) 0.70 (±0.06) 17.701

4.76 (±0.03) 0.70 (±0.06) 11.000

6.00 (±0.03) 0.70 (±0.06) 8.492 
6.35 (±0.03) 0.80 (±0.06) 9.246 
8.00 (±0.03) 0.80 (±0.06) 7.173 
9.52 (±0.03) 0.80 (±0.06) 5.945

10.00 (±0.03) 0.80 (±0.06)

第 3 種

5.641

12.70 (±0.03)

0.80 (±0.06) 4.378

15.88(±0.03)

1.00(±0.09) 4.376

19.05(±0.03)

1.20(±0.09)

第 2 種

4.378

19.05(±0.03)

1.00(±0.09) 3.616

22.22(±0.03)

1.15(±0.09) 3.563

25.40(±0.04)

1.30(±0.09) 3.522

28.58(±0.04)

1.45(±0.10) 3.490

31.75(±0.04)

1.60(±0.10) 3.465

34.92(±0.04)

1.75(±0.10) 3.445

(

1

)

38.10(±0.05)

1.90(±0.10) 3.428

(

1

)

41.28(±0.05)

2.10(±0.13) 3.500

44.45(±0.05)

2.25(±0.13) 3.481

50.80(±0.05)

2.55(±0.18) 3.451

O

及び

OL

53.98(±0.05)

2.75(±0.18)

第 1 種

3.505

33

(温度 125  ℃

における許

容引張応力)

(

1

)  第 1 種の銅管は,最高使用圧力 3.45 MPa の条件を満たしているが,接合銅管基準外径が 34.92 mm の

銅管だけ,最高使用圧力は 3.445 MPa のため,使用上に注意が必要である。また,接合銅管基準外径
が 38.10 mm の銅管だけ,最高使用圧力は 3.428 MPa のため,使用上に注意が必要である。

備考1.  最高使用圧力は,直管として使用する場合,又は,管を曲げ加工して,曲げ部分の管の中心線にお

ける曲げ半径が管の径の 4 倍以上の場合の値である。

2.  管を曲げ加工して,曲げの管の中心線における曲げ半径が管の外形の 4 倍未満の場合には,曲げ加

工に伴う管の肉厚減少を考慮した肉厚の補正を行わなければならない。

3.  基準外径の許容差とは,管の任意の断面で測った最大外径及び最小外径の平均値と基準外径との差

の許容限界をいう。ただし,コイル巻きした管については適用しない。

4.  真円度の許容差は,質別 O 及び OL の管,コイル巻きした管については適用しない。真円度の許容

差とは,管の任意の断面において測った長径と短径との差の値をいう。 


13

B 8607:2008

     

附属書   2  一般冷媒配管用銅管の寸法及びその許容差(質別 1/2H  及び H)

参考数値

質別

基準外径 
(許容差)

0

D

mm

肉厚

(許容差)

t

mm

真円度の

許容差

mm

種別

最高使用圧力

P

MPa

許容引張応力

a

σ

N/mm

2

3.17 (±0.03) 0.70 (±0.06) 0.03

以下 32.720

4.76 (±0.03) 0.70 (±0.06) 0.04

以下 20.333

6.00 (±0.03) 0.70 (±0.06) 0.05

以下 15.698

6.35 (±0.03) 0.80 (±0.06) 0.05

以下 17.092

8.00 (±0.03) 0.80 (±0.06) 0.07

以下 13.260

9.52 (±0.03) 0.80 (±0.06) 0.08

以下 10.990

10.00 (±0.03) 0.80 (±0.06) 0.08

以下 10.427

12.70 (±0.03) 0.80 (±0.06) 0.11

以下 8.092

15.88 (±0.03) 1.00 (±0.09) 0.13

以下 8.090

19.05 (±0.03) 1.00 (±0.09) 0.16

以下 6.684

22.22 (±0.03) 1.00 (±0.09) 0.23

以下 5.695

25.40 (±0.04) 1.00 (±0.09) 0.26

以下

第 3 種

 
 
 
 

4.959

28.58 (±0.04) 1.00 (±0.09) 0.29

以下 4.391

31.75 (±0.04) 1.10 (±0.09) 0.32

以下 4.347

34.92 (±0.04) 1.20 (±0.09) 0.35

以下 4.310

38.10 (±0.05) 1.35 (±0.09) 0.39

以下 4.448

41.28 (±0.05) 1.45 (±0.10) 0.42

以下 4.409

44.45 (±0.05) 1.55 (±0.10) 0.45

以下

第 2 種

4.376

34.92 (±0.04) 1.10 (±0.09) 0.35

以下 3.942

38.10 (±0.05) 1.15 (±0.09) 0.39

以下 3.773

41.28 (±0.05) 1.20 (±0.09) 0.42

以下 3.630

44.45 (±0.05) 1.25 (±0.09) 0.45

以下 3.509

50.80 (±0.05) 1.40 (±0.13) 0.51

以下 3.438

(

2

)

53.98 (±0.05) 1.50 (±0.15) 0.54

以下 3.467

63.50 (±0.05) 1.75 (±0.15) 0.64

以下 3.438

(

2

)

66.68 (±0.05) 1.85 (±0.15) 0.67

以下 3.461

76.20 (±0.05) 2.10 (±0.18) 0.77

以下 3.438

(

2

)

1/2H

及び

H

79.38 (±0.05) 2.20 (±0.18) 0.80

以下

第 1 種

 
 
 
 
 

3.457

61

(温度 125 ℃に

おける許容引張

応力)

(

2

)  第 1 種の銅管は,大部分,最高使用圧力 3.45 MPa の条件を満たしているが,接合銅管基準外径が

50.80mm,63.50mm 及び 76.20 mm の銅管だけは最高使用圧力が 3.438 MPa  のため,使用上に注意が必
要である。

備考1.  最高使用圧力は,直管として使用する場合,又は,管を曲げ加工して,曲げ部分の管の中心線にお

ける曲げ半径が管の径の 4 倍以上の場合の値である。

2.  管を曲げ加工して,曲げの管の中心線における曲げ半径が管の外形の 4 倍未満の場合には,曲げ加

工に伴う管の肉厚減少を考慮した肉厚の補正を行わなければならない。

3.  基準外径の許容差とは,管の任意断面で測った最大外径及び最小外径の平均値と基準外径との差の

許容限界をいう。

4.  真円度の許容差とは,管の任意の断面において測った長径と短径との差の値をいう。 


14 
B 8607:2008

     

附属書 2(規定)一般冷媒配管用ろう付け管継手の種類・寸法

1.  適用範囲  この附属書は,一般冷媒配管用ろう付け管継手(以下,ろう付け管継手という。)の種類及

び寸法について規定する。

2.  ろう付け管継手の種類  ろう付け管継手の種類は,附属書 表 1による。

附属書   1  T の接合銅管による組合せ

単位  mm

同一中心線上の接合部の

接合銅管基準外径

0

D

頭部の接合部の接合銅管基準外径

0

D

3.17

3.17

   

4.76

4.76

   

6.00

6.00

   

6.35

6.35

   

8.00

6.00 6.35 8.00

9.52

6.35 8.00 9.52

10.00

10.00

   

12.70

6.35 8.00 9.52 12.70

15.88

6.35 8.00 9.52 12.70 15.88 19.05

19.05

9.52  12.70 15.88 19.05

22.22

12.70 15.88 19.05 22.22

25.40

12.70 15.88 19.05 22.22 25.40

28.58

28.58

   

31.75

19.05 25.40 31.75

34.92

34.92

   

38.10

19.05 25.40 31.75 38.10

41.28

41.28

   

44.45

44.45

   

50.80

50.80

   

53.98

53.98

   

63.50

63.50

   

66.68

66.88

   

76.20

76.20

   

79.38

79.38

   


15

B 8607:2008

     

附属書 表 2  90EA,90EB,45EA 及び S の標準寸法

単位  mm

接合銅管基準外径

0

D

90EA 90EB 45EA  S

6.35

9.52

10.00

12.70

15.88

19.05

22.22

25.40

28.58

31.75

34.92

38.10

41.28

44.45

50.80

53.98

63.50

66.68

76.20

79.38

附属書   3  RS の接合銅管による組合せ

単位  mm

大きい方の接合部の

接合銅管基準外径

0

D

小さい方の接合部の

接合銅管基準外径

0

D

6.35 3.17

4.76

8.00 3.17

4.76

6.35

9.52 3.17

4.76

6.35

12.70 6.35

9.52

15.88 6.35

9.52

12.70

19.05 9.52

12.70

15.88

22.22 12.70

15.88

19.05

25.40 15.88

19.05

22.22

31.75 15.88

19.05

25.40

38.10 25.40

31.75

44.45 31.75

38.10

50.80 38.10

44.45

63.50 44.45

50.80

76.20 50.80

63.50

79.38 63.50

76.20


16 
B 8607:2008

     

関連規格  ANSI B70.1  American standard refrigeration flare type fittings

SAE J513    Automotive tube fittings