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B 8600 : 2001

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本冷凍

空調学会  (JSRAE)/財団法人日本規格協会  (JSA)  から工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これ

によって,JIS B 8600 : 1986 は改正され,この規格に置き換えられる。


日本工業規格

JIS

 B8600

: 2001

冷媒用圧縮機の定格温度条件

Standard conditions of rating temperature

for refrigerant compressors

1.

適用範囲  この規格は,冷媒用圧縮機(以下,圧縮機という。)の冷凍能力,冷媒循環量,入力などの

性能を求める試験における定格温度条件について規定する。

備考  遠心圧縮機及び特殊用途の圧縮機には,適用しない。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 8606

  冷媒用圧縮機の試験方法

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

a)

冷媒用圧縮機  冷媒蒸気を圧縮する冷凍・空調用の圧縮機。

b)

定格温度条件  圧縮機の性能を求める試験において必要な冷媒の温度条件。

c)

冷媒液の過冷却度  単成分冷媒又は共沸混合冷媒の場合には,吐出し圧力に対応する飽和温度と冷媒

液温度との温度差。非共沸混合冷媒の場合には,吐出し圧力に対応する沸点温度と冷媒液温度との温

度差。

4.

定格温度条件  圧縮機の定格温度条件は,表 による。

5.

圧縮機の試験  4.の定格温度条件を用いて行う圧縮機の試験は,JIS B 8606 による。

関連規格:ART 540-99 : Positive displacement refrigerant compressors and compressor units.

ART 520-90 : Positive displacement refrigerant condensing units.

ART 510-93 : Ammonia compressor units.


2

B8600 : 2001

表 1  定格温度条件

冷媒液の温度又は過冷却度

吸込み過熱蒸気の温度

過冷却冷

媒液の温
度  ℃

冷媒液の過冷却度

K

区分  吸込み圧力に

対応した飽和
温度又は露点

温度  ℃

吐出し圧力に
対応した飽和
温度又は露点

温度  ℃

I  II III  I  II III

 A1

7.2

37.7

− 18.3 −

− 0.0 8.3

 A2

7.2

54.4

− 18.3 35.0 − 0.0 8.3

 B

7.0

55.0

15.0

18.0

− 0.0 5.0

 C

5.0

55.0

13.0

18.0

− 0.0 5.0

 D

4.4

40.6

− 18.3 −

− 0.0 5.0

 E1

0.0

40.0

8.0

18.0

− 0.0 5.0

 E2

0.0

50.0

8.0

− 0.0 5.0

 F

−5.0 45.0 3.0

18.0

− 0.0 5.0

 G

−6.7 54.4

− 35.0 − 0.0 8.3

 H

−10.0 45.0

−2.0 18.0  −

− 0.0 5.0

 I

−12.2 54.4

− 32.2 32.2 0.0  −

 J1

−15.0 35.0 5.0

− 0.0 5.0

 J2

−15.0 40.0 5.0

− 0.0 5.0

 J3

−15.0 40.6

− 18.3 −

− 0.0 −

 J4

−15.0 54.4

− 18.3 −

− 0.0 −

 J5

−15.0 55.0

−7.0 18.0  −

, 0.0 5.0

 K1

−23.3 40.6

− 32.2 32.2 0.0  −

 K2

−23.3 54.4

−  18.3 32.2 32.2  0.0  −

 L

−25.0 55.0

− - 32.2

32.2

0.0

 M

−28.0 50.0

−20.0 18.0  −

− 0.0 5.0

 N1

−30.0 35.0

−10.0

− 0.0 5.0

 N2

−30.0 40.0

−10.0

− 0.0 5.0

 O

−35.0 40.0

−27.0 18.0  −

− 0.0 5.0

 P1

−40.0 35.0

−20.0

− 0.0 5.0

 P2

−40.0 40.0

−20.0 18.0  −

− 0.0 5.0

 P3

−40.0 40.6

−20.0 18.3  −

− 0.0 5.0

 P4

−40.0 45.0

−20.0 18.0  −

− 0.0 5.0

備考1.  冷媒の種類及び圧縮機の種類,容量,用途に応じて,区分 A∼P のうちから,吸込み過

熱蒸気の温度の I∼III のうちから,また,過冷却された冷媒液の温度又は過冷却度の I
∼III のうちからいずれかを選択する。

2.

吸込み圧力,吐出し圧力に対応した冷媒の温度は,単成分冷媒又は共沸混合冷媒の場
合には飽和温度,非共沸混合冷媒の場合には露点温度で示す。

3.

冷媒の種類,圧縮機の用途によって,表の定格温度条件が適用できない場合は,変更

した条件を明記しなければならない。


3

B8600 : 2001

JIS B 8600

(冷媒用圧縮機の定格温度条件)改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

樋  口  金次郎

元東京農工大学工学部

(幹事)

五  島  正  雄

東京商船大学交通機械工学講座

穐  山  貞  治

工業技術院標準部

橋  本      進

財団法人日本規格協会技術部

柴  田  稜威夫

三機工業株式会社業務統括室

北  野  松  司

社団法人日本冷蔵倉庫協会技術部

池  田  泰  之

株式会社前川製作所技術研究所

栗  須  芳  孝

三菱電機株式会社住環境事業本部

辻      健  次

ダイキン工業株式会社汎用空調生産本部

堀  内  敬  一

三菱重工業株式会社エアコン製作所技術部

植  田  英  之

株式会社日立空調システム清水生産本部

村  松      繁

松下電器産業コンプレッサー事業部技術部

都      久  男

東芝キヤリア株式会社部品統括部

高  木      宏

三洋電機株式会社コンプレッサ事業部

(事務局)

児  玉  岩  男

社団法人日本冷凍空調学会