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B8390 :

 20
00(ISO

 63
58 :

198

9

) 解

JIS

と対応する国際規格との対比表 

JIS B 8390 : 2000

  空気圧−圧縮性流体用機器−流量特性の試験方法

ISO 6358 : 1989

  空気庄−圧縮性流体用機器−流量特性の決定方法

対比項目

規定項目

(I)  JIS

の規定内容 (II)

国 際 規 格 番

(III)

国際規格の規定内容 (IV)

JIS

と国際規格との相違点 (V)

JIS

と国際規格との整合

が困難な理由及び今後の

対策

(1)

適用範囲

○  コンダクタンス及び臨界圧

力比をパラメータとし,流量

計により計測する流量特性
試験について規定

ISO 6358

○ コンダクタンス及び臨界圧力比

をパラメータとし,流量計により

計測する流量特性試験について
規定

ADP

附属書を除き一致

附 属 書

E

放出法

○  有効断面積をパラメータと

し,容器からの放出量により
計測する流量特性試験につ

いて規定

≠ 附属書には,ISO にない有効

断面積法を追加して規定し
ている。

(4)

に理由などを記載

(2)

引用規格

○  JIS B 0202, JIS B 0205   

JIS B 0142 

ISO 6358 

○ ISO 228-1, ISO 261 

ISO 5598

(3)

用語・記号

○ 

コンダクタンス 
臨界圧力比

有効流路面積

ISO 6358 


コンダクタンス 
臨界圧力比

有効流路面積

ADP

附 属 書

E

放出法

有効断面積

≠ ISO には有効断面積は,規定

されていない。

有効断面積とコンダクタン

スは,定率換算可能なので,
換算法を附属書に記載

(4)

種類・等級

流量特性試験

ISO 6358

○ 流量特性試験

ADP

附 属 書

E

放出法

○  流量特性試険:放出法

≠ 放出法は ISO には規定され

ていない。

附属書には試験手段,適用範
囲が異なる放出法による試

験を規定している。

(5)

試験方法

○ 

○ 
○ 

試験装置 
試験手順

試験条件 
計測手順 
特性計算

表示

ISO 6358 




試験装置 
試験手順

試験条件 
計測手順 
特性計算

表示

ADP

放出法は ISO には規定され
ていない。

放出法は簡便な試験装置で,
短時間で計測ができるため,

流量の大きい範囲及び試験
回数の多い場合必要な方法
である。

ISO  6358

の 改 訂 時 に は

ISO/TC131

会議に放出法を

含む改正を提案する予定。


 

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B8390 :

 20
00(ISO

 63
58 :

198

9

) 解


JIS

と対応する国際規格との対比表(続き)

対比項目

規定項目

(I)  JIS

の規定内容 (II)

国 際 規 格 番

(III)

国際規格の規定内容 (IV)

JIS

と国際規格との相違点 (V)

JIS

と国際規格との整合

が困難な理由及び今後の
対策

(6)

寸法

○ 20A 以下の機器に適用

ISO 6358 

○ 20A 以下の機器に適用

ADP

附 属 書

E

放出法

○ 6A 近傍から 80A 程度の機器

に適用

≠ 放出法は ISO には規定され

ていない。

ISO

は,20A より大きい機器

の場合,低流量試験データか
ら,大流量域の性能を計算で

決めることも規定している
が,精度が期待できないの
で,JIS 原案では大流量時の

測定が容易で,精度も上がる
放出法を加えている。

(7)

手順・方法

○  試験回路の流れが定常にな

った後,流量計を用いて流量
を測定

ISO 6358 

○ 試験回路の流れが定常になった

後,流量計を用いて流量を測定

ADP

附 属 書

E

放出法

○  タンクに蓄積した空気を機

器から放出し,タンクの圧力
変化から有効断面積を計算

する。

− 放出法は ISO には規定され

ていない。

ISO

の規定する 20A の機器

の流量測定でも 50kW 程度
の圧縮機を必要とするが,放

出法では数 m

3

の空気タンク

で 80A 程度までの流量測定
ができる。試験方法の実用性

の面でも,放出法は必要な方
法である。

備考1.  対比項目(I)及び(III)の小欄で,“○”は該当する項目を規定している場合,“−”は規定していない場合を示す。

2.

対比項目(IV)の小欄の記号の意味は,次による。

“=”

JIS と国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。

“ADP”

(ADOPTION の略)

JIS は,国際規格と対応する部分を国際規格そのまま変更なしで採用している。ただし,採用した部分において,JIS として

必要な規定内容を追加し,又は適用範囲,規定項目及び/又は規定内容の一部を不採用としている。

“≠”

:国際規格には規定されていない。

“−”

:該当項目がない場合。