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B 8375-1:2007 (ISO 5599-1:2001) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲 ························································································································· 1 

2 引用規格 ························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

4 インタフェース取付面の要求寸法及び公差 ············································································ 2 

5 ポート及び開口部の識別 ···································································································· 2 

6 規格準拠表示 ··················································································································· 3 

B 8375-1:2007 (ISO 5599-1:2001) 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フル

ードパワー工業会(JFPA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS B 8375-1:2000は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案又は出願公開後の実用新案登録出願に抵

触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,

出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任はもた

ない。 

JIS B 8375の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS B 8375-1 第1部:電気コネクタなしインタフェース取付面 

JIS B 8375-2 第2部:電気コネクタ付きインタフェース取付面 

JIS B 8375-3 第3部:弁機能伝達用コード体系 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

B 8375-1:2007 

(ISO 5599-1:2001) 

空気圧用5ポート方向制御弁− 

第1部:電気コネクタなしインタフェース取付面 

Pneumatic fluid power−Five-port directional control valves− 

Part 1: Mounting interface surfaces without electrical connector 

序文 

この規格は,2001年に第3版として発行されたISO 5599-1を基に,技術的内容及び対応国際規格の構

成を変更することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある注記は,対応国際規格にはない事項である。 

適用範囲 

この規格は,最高使用圧力1.6 MPaの空気圧用5ポート方向制御弁の電気コネクタのないインタフェー

ス取付面(以下,インタフェース取付面という。)について規定する。 

− インタフェース取付面の寸法及び公差 

− ポートの識別 

− 制御機構の作動結果の識別 

ただし,インタフェースの機能的特性には適用しない。 

注記1 この規格でいうインタフェース取付面とは,ボディ及びベース間においてベース側の取付面

を表す。 

注記2 この規格は,インタフェース取付面の特性について規定するものであるが,その特性にかか

わる規定は,設計の目標値を示すものであり,この規格によって適合性評価を行うことは意

図していない。 

注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 5599-1:2001,Pneumatic fluid power−Five-port directional control valves−Part 1: Mounting 

interface surfaces without electrical connector (IDT) 

なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示

す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0021 製品の幾何特性仕様(GPS)−幾何公差表示方式−形状,姿勢,位置及び振れの公差表示方

式 

注記 対応国際規格:ISO/DIS 1101:1996,Geometrical product specifications (GPS)−Geometrical 

B 8375-1:2007 (ISO 5599-1:2001) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

tolerancing−Tolerances of form, orientation, location and run-out (IDT) 

JIS B 0031 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状の図示方法 

注記 対応国際規格:ISO 1302:2002,Geometrical Product Specifications (GPS)−Indication of surface 

texture in technical product documentation (IDT) 

JIS B 0142 油圧及び空気圧用語 

注記 対応国際規格:ISO 5598:1985,Fluid power systems and components−Vocabulary (NEQ) 

JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式−用語,定義及び表面性状パラメー

タ 

注記 対応国際規格:ISO 4287:1997,Geometrical Product Specifications (GPS)−Surface texture: Profile 

method−Terms,definitions and surface texture parameters (IDT) 

JIS B 8380 空気圧用制御弁及び他機器のポート及び制御機構の識別 

注記 対応国際規格:ISO 11727:1999,Pneumatic fluid power−Identification of ports and control 

mechanisms of control valves and other components (IDT) 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0142による。 

インタフェース取付面の要求寸法及び公差 

4.1 

インタフェース取付面のサイズ1,サイズ2及びサイズ3の寸法は,図1及び表1による。 

4.2 

インタフェース取付面のサイズ4,サイズ5及びサイズ6の寸法は,図2及び表2による。 

4.3 

インタフェース取付面の形状,位置の主な寸法及び公差は,図3,図4及び表3による。 

4.4 

インタフェース取付面の公差は,次による。 

− 表面粗さ:Ra 1.6 μm(JIS B 0031及びJIS B 0601参照) 

− 平面度公差:100 mmにつき0.1 mm(JIS B 0021参照) 

例 

4.5 

インタフェース取付面に規定した開口部以外の開口部は,その取付面にあってはならない。また,

インタフェース取付面に規定したすべての流路は,ベースに設けたポートに接続できなければならない。 

ポート及び開口部の識別 

5.1 

インタフェース取付面の開口部及びこれらの開口部に連通するポートの識別は,次による(図4参

照)。 

− ポート“1”,“2”,“3”,“4”及び“5”は,主要な流路とする。 

− ポート“12”及び“14”は,駆動用流路とする。 

注記 外部パイロットを単一で供給する場合には,ポート14を使用するとよい。 

5.2 

単動バルブのノーマル位置は,図5に示すように,制御機構12によって切り換えられた状態である。 

5.3 

圧力信号がポート12に供給されたとき,ポート1はポート2へ(ポート4はポート5へ)接続され,

圧力信号がポート14に供給されたとき,ポート1はポート4へ(ポート2はポート3へ)接続する(図6

及びJIS B 8380参照)。 

5.4 

ベース上のポート2〜5と制御機構12及び制御機構14との関連付けを,図5及び図6に示す。 

    0.1 / 100 

B 8375-1:2007 (ISO 5599-1:2001) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

5.5 

ポート識別に対する追加のオプションは,JIS B 8380に適合しなければならない。 

規格準拠表示 

インタフェース取付面には,この規格に従っている場合,試験報告書,製品の添付文書及び販売資料に,

次の表示をする。 

“インタフェース取付寸法は,JIS B 8375-1 空気圧用5ポート方向制御弁−第1部:電気コネクタなし

インタフェース取付面に準拠する。” 

background image

B 8375-1:2007 (ISO 5599-1:2001) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

 取付面を含み,幅Y,長さが最低4 L1の平面には,取付ボルト以外のものは通さない構造とする。 

図1−取付面−サイズ1,サイズ2及びサイズ3 

表1−取付面の寸法−サイズ1,サイズ2及びサイズ3 

単位 mm 

サイズ 

G a) 

G1 

L1 

LT 

T b) 

X1 

Y c) 

幅A溝部 

の面積 

mm2 

最小 最小 

最大 

最小 

4.5 

14 

13.5 32.5 

65 

8.5 

2.5 

M5×0.8 

38 

16.5 11.25 43 

70 

12 

19 

14.5 40.5 

81 

10 

M6×1 

50 

22 

13.5 

56 

143 

10 

16 

24 

17.5 

53 

106 

13 

M8×1.25 

64 

29 

16.5 

71 

269 

注a) 幅Gの開口部最小深さは,Gと等しくする。 

b) ベース最小ねじ深さは,ボルト径Tの2倍とする(図4,断面X−X参照)。 

c) Yは並列ブロック上にあり,同サイズのインタフェース取付面の連続軸間最小距離を示す。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

 取付面を含み,幅Y,長さが4L2の平面には,取付ボルト以外のものは通さない構造とする。 

図2−取付面−サイズ4,サイズ5及びサイズ6 

表2−取付面の寸法−サイズ4,サイズ5及びサイズ6 

単位 mm 

サイズ 

G a) 

G1 

L1 

L2 b) 

LT 

T c) 

X1 

Y d) 

幅A溝部 

の面積 

mm2 

最小 最小 最小 

最大 

最小 

13 

20 

29 

20.5 64.5 77.5 142 15.5 

M8×1.25 

74 

36.5 

21 

82 

438 

17 

25 

34 

25.5 79.5 91.5 171 

19 

M10×1.5 

88 

42 

26.5 

97 

652 

20 

30 

44 

29.5 

95 

105 

200 22.5 

M10×1.5 108 50.5 

32 

119 

924 

注a) 幅Gの開口部最小深さは,Gと等しくする。 

b) サイズ4,5及び6は,オプションの電気コネクタに対応するため,L2はL1と同じではない。 

c) ベース最小ねじ深さは,ボルト径Tの2倍とする(図4,断面X−X参照)。 

d) Yは並列ブロック上にあり,同サイズのインタフェース取付面の連続軸間最小距離を示す。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

注a) 角部R 10か所 

b) 角部R 4か所 

c) 開口部5か所 

d) 開口部2か所 

e) 開口部3か所 

図3−インタフェースの寸法及びその公差 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図4−取付面の主要な流路及び駆動用流路の識別並びにその位置の公差 

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B 8375-1:2007 (ISO 5599-1:2001) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表3−形状並びに位置の寸法及びその公差 

単位 mm 

サイズ 

寸法 

4.5 

10 

13 

17 

20 

12 

16 

20 

25 

30 

14 

19 

24 

29 

34 

44 

G a) 

G1 

13.5 

14.5 

17.5 

20.5 

25.5 

29.5 

8.5 

10 

13 

15.5 

19 

22.5 

T b) 

M5×0.8 

M6×1 

M8×1.25 

M8×1.25 

M10×1.5 

M10×1.5 

16.5 

22 

29 

36.5 

42 

50.5 

X1 

11.25 

13.5 

16.5 

21 

26.5 

32 

d c) 

25 

32 

40 

50 

63 

80 

公差 

a c) 

0.8 

0.8 

1.4 

1.4 

e c) 

0.2 

0.2 

0.3 

0.4 

0.5 

0.5 

開口部面積 mm2 

70 

143 

269 

438 

652 

924 

注a) 幅Gの開口部最小深さは,Gと等しくする。 

b) ベース最小ねじ深さは,ボルト径Tの2倍とする(図4,断面X−X参照)。 

c) aは図3の輪郭度公差,dは図4の突出公差域,eは図4の位置度公差を示す。 

図5−単動バルブのノーマル位置 

図6−パイロット制御でのポート間情報