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B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

(1)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本フル

ードパワー工業会(JFPA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正す

べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 8356-8:2000 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 16889:1999,Hydraulic fluid power

filters

―Multi-pass method for evaluating filtration performance of a filter element を基礎として用いた。

JIS B 8356

-には,次に示す附属書がある。

附属書 A(規定)  試験油の特性

附属書 B(参考)  試験装置設計ガイド

附属書 C(参考)  報告書中の計算及びグラフ例

附属書 D(参考)  試験マルチパス試験のための ISO ラウドロビンの総括

試験マルチパス試験のための ISO ラウドロビンの総括(ISO/CD 4572)


B 8356

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目次

(2)

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目  次

ページ

序文1

1.

  適用範囲 1

2.

  引用規格 1

3.

  定義2

3.1

  投入したテストダスト質量 2

3.2

  差圧2

3.3

  レストコンダクティビティ 3

3.4

  真の集じん量 3

4.

  記号3

4.1

  図記号 3

4.2

  数値記号 4

5.

  一般手順 4

6.

  試験装置 5

6.1

  タイマ 5

6.2

  自動粒子計数器 5

6.3

  ISO ミディアムテストダスト 5

6.4

  オンライン計数システム 5

6.5

  試料容器 5

6.6

  石油系試験流体 5

6.7

  フィルタ評価試験回路 5

6.8

  薄膜フィルタ及び関連試験装置 5

7.

  計測器の精度及び試験条件 5

8.

  フィルタ性能試験回路の妥当性確認手順 6

8.1

  フィルタ試験装置の妥当性確認 6

8.2

  コンタミナント投入装置の妥当性確認 7

9.

  試験開始前に要求される情報のまとめ 8

10.

  事前準備 8

10.1

  試験フィルタ 8

10.2

  コンタミナント投入装置 8

10.3

  フィルタ試験装置 10

11.

  フィルタ性能試験 10

12.

  計算 12

13.

  結果の表記 14

14.

  規格適合表示 16


B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

目次

(3)

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ページ

附属書 A(規定)  試験油の特性 19

附属書 B(参考)  試験装置設計ガイド21

附属書 C(参考)  報告書中の計算及びグラフ例 24

附属書 D(参考)  試験マルチパス試験のための ISO ラウドロビンの総括

                試験マルチパス試験のための ISO ラウドロビンの総括(ISO/CD 4572) 32

解説45


B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

目次

(4)

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白      紙


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日本工業規格

JIS

 B

8356

-8

:2002

(ISO 16889

:1999

)

油圧用フィルタ性能評価方法―

第 部:フィルタエレメントのろ過性能試験

(

マルチパステスト法)

Hydraulic fluid power filters

―Multi-pass method for evaluating filtration

performance of a filter element

序文  この規格は,1999 年に第 1 版として発行された ISO 16889,Hydraulic fluid power filters―Multi-pass

method for evaluating filtration performance of a filter element

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更

することなく作成した日本工業規格である。

1.

適用範囲

1.1

この規格は,次の項目について規定する。

1.1.1

連続的に試験粒子を投入する,油圧フィルタのマルチパスろ過性能試験。

1.1.2

集じん量,粒子除去特性及び圧力降下を評価する方法。

1.1.3

粒径 25  µ m 以下の粒子に関し,平均ろ過比(β値)が 75 以上の性能をもち,更にフィルタ性能試

験回路の油タンク内の最終質量汚染濃度が 200 mg/l 未満である,油圧用フィルタエレメントに適用できる

試験。

備考  試験流量範囲及び最小測定粒径については,試験装置の妥当性確認によって決める。

1.1.4

 ISO

ミディアムテストダスト及び

附属書 による,試験流体を使用する試験。

1.2

この規格は,油圧フィルタエレメントのろ過性能の評価において,静電気の影響を受けることなく

繰返し性に優れた試験結果を得ることのできる試験方法を示すものである。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している),MOD(修

正している),NEQ(同等でない)とする。

ISO 16889

: 1999   Hydraulic fluid power filters ― Multi-pass method for evaluating filtration

performance of a filter element

(IDT)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成す

るものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新

版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 0125

-1  油圧・空気圧システム及び機器―図記号及び回路図―第 1 部:図記号

備考  ISO 1219-1:1991,Fluid power systems and components―Graphic symbols and circuit diagrams―Part


2

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

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1

:Graphic symbols が,この規格と一致している。

JIS B 0142

  油圧及び空気圧用語

備考  ISO 5598:1985,Fluid power systems and components―Vocabulary からの引用事項は,この規格

の該当事項と同じである。

JIS B 8356

-2    油圧用フィルタ性能評価方法―第 2 部:フィルタエレメントの組立完全性試験及びファ

ーストバブルポイントの測定

備考  ISO 2942:1994,Hydraulic fluid power―Filter elements―Verification of fabrication integrity and

determination of the first bubble point

が,この規格と一致している。

JIS B 8356

-7  油圧用フィルタ性能評価方法―第 7 部:フィルタの圧力降下特性試験

備考  ISO 3968 : 1981 , Hydraulic fluid power ― Filters ― Evaluation of pressure drop versus flow

characteristics

が,この規格と一致している。

JIS B 9931

  質量法による作動油汚染の測定方法

備考  ISO 4405 : 1991 , Hydraulic fluid power ― Fluid contamination ― Determination of particulate

contamination by the gravimetric method

が,この規格と一致している。

JIS B 9935

  油圧―液体用オンライン式自動粒子計数システム―校正方法及び妥当性確認方法

備考  ISO 11943:1999,Hydraulic fluid power―On-line automatic particle-counting systems for liquids―

Methods of calibration and validation

が,この規格と一致している。

JIS B 9936

  油圧―微粒子分析―運転中のシステム管路からの作動油試料採取方法

備考  ISO 4021:1992,Hydraulic fluid power―Particulate contamination anaylsis―Extraction of fluid

samples from lines of an operating system

が,この規格と一致している。

JIS B 9937

油圧―作動油試料容器―清浄度の品質及び管理方法

備考  ISO 3722:1976,Hydraulic fluid power―Fluid sample containers―Qualifying and controlling cleaning

methods

が,この規格と一致している。

ISO 11171

:1999  Hydraulic fluid power―Calibration of automatic particle counters for liquids

ISO 12103

-1:1997  Road vehicles―Test dust for filter evaluation―Part 1:Arizona test dust

ASTM D 4308

-95  Standard test method for electrical conductivity of liquid hydrocarbons by precision meter

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0142 によるほか,次による。

3.1

投入したテストダスト質量(contaminant mass injected)  最終試験差圧△までに試験回路に投入する

テストダストの質量。

3.2

差圧  (differential pressure)  定められた試験条件における供試体の,入口と出口との圧力の差(図 1

参照)。

3.2.1

初期アッセンブリ差圧  (clean assembly differential pressure)  フィルタエレメントを含むフィルタ

のケースの,入口と出口との圧力の差(

図 参照)。

3.2.2

初期エレメント差圧  (clean element differential pressure)  アッセンブリの初期差圧△から,ハウジ

ングの差圧を減じたエレメントの差圧(

図 参照)。

3.2.3

最終アッセンブリ差圧  (final assembly differential pressure)  ハウジングの差圧とエレメント最終差

圧との合計で,試験終了時のアッセンブリの差圧(

図 参照)。

3.2.4

ハウジング差圧  (housing differential pressure)  エレメントを除いたフィルタケースの差圧(図 

照)。


3

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3.2.5

最終エレメント差圧  (terminal element differential pressure)  メーカによって定められた,フィルタ

エレメントの最大差圧(

図 参照)。

3.3

レストコンダクティビティ  (rest conductivity)  直流電圧が電極間に印加後,初期電流測定時の導電

率。

備考  イオン欠乏又は分極が発生していない状態で,電荷を蓄えていない流体の抵抗値の逆数。

3.4

真の集じん量  (retained capacity)  エレメントの最終差圧△に達したときの,フィルタエレメント

によって捕そく(捉)されたテストダストの質量。

番号

1

:最終アッセンブリ差圧

2

:最終エレメント差圧

3

:初期エレメント差圧

4

:ハウジング差圧

5

:初期アッセンブリ差圧

図 1  マルチパステストにおける差圧の定義

4.

記号

4.1  

図記号  使用される図記号は,JIS B 0125-による。


4

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4.2

数値記号

参照番号

記号

単位

内容又は説明

4.2.1 

x

,

A

u

個/ml

フィルタ入口側で計測された粒径 x

m

µ (c)以上の平均粒子数

4.2.2 

x

,

A

d

個/ml

フィルタ出口側で計測された粒径 x

m

µ (c)以上の平均粒子数

4.2.3* 

)

(C

x

β

なし

粒径 x

m

µ (c)におけるろ過比(ISO 11171 校正)

4.2.4 

t,

x

β

なし

粒径 x

m

µ (c)及び時間 におけるろ過比

4.2.5* 

)

(C

x

β

なし

粒径 x

m

µ (c)における平均ろ過比(ISO 11171 校正)

4.2.6 

R

C

 g

真の集じん量

4.2.7 

G

b

 

mg

/l

フィルタ入口側の平均汚染濃度

4.2.8 

G

b

'

mg

/l

フィルタ入口側の目標汚染濃度

4.2.9 

G

i

 mg

/l

投入油の平均汚染濃度

4.2.10 

G

i

' mg

/l

投入油の目標汚染濃度

4.2.11 

G

80

 mg

/l

p 80 %時における試験タンクの汚染濃度

4.2.12 

g

投入に必要なテストダストの質量

4.2.13 

M

e

 

g

フィルタエレメントの見かけの集じん量(投入量)

4.2.14 

M

l

 g

投入したテストダストの質量

4.2.15 

M

p

 g

エレメント差圧△までに投入したテストダストの質量

4.2.16 

なし

定められた時間内での計測回数

4.2.17 

N

u,x,i

 

個/ml i 番目の計測時におけるフィルタ入口側の 以上の粒子数

4.2.18 

N

d,x,i

個/ml i 番目の計測時におけるフィルタ出口側の 以上の粒子数

4.2.19 

t,

x

,

N

u

個/ml

試験時間 までのフィルタ入口側における 以上の平均粒子数

4.2.20 

t,

x

,

N

d

個/ml

試験時間 までのフィルタ出口側における 以上の平均粒子数

4.2.21 

Pa

,kPa,又は bar

圧力

4.2.22 

p Pa,kPa,又は bar

差圧

4.2.23 

l

/min

試験流量

4.2.24 

q

d

 

l

/min

フィルタ出口側の廃棄試験流量

4.2.25 

q

i

 

l

/min

平均投入油流量

4.2.26 

q

i

' l

/min

目標投入油流量

4.2.27 

q

u

 

l

/min

フィルタ入口側の廃棄試験流量

4.2.28 

min

試験時間

4.2.29 

t' min

予測試験時間

4.2.30 

t

f

 

min

最終試験時間

4.2.31 

t

p

 

min

エレメント△までの試験時間

4.2.32 

V

if

 

l

投入装置内の最終計測油量

4.2.33 

V

ii

 

l

投入装置内の初期計測油量

4.2.34 

V

min

 l

投入装置内の必要最小油量

4.2.35 

V

tf

 

l

フィルタ試験装置内の最終計測油量

4.2.36 

V

v

 

l

妥当性確認のできた投入装置の最小油量

注*

ろ過比β

x

(

C

)

及び平均ろ過比

)

(C

x

β

の(c)は,IS0 11171 に従って校正した自動粒子計数器を用いて,JIS B 

8356

-に基づきろ過性能を評価していることを示す。

5.

一般手順

5.1

6. 

及び 7.  に従って,装置の運転を開始する。

5.2

8.

に従って,装置の妥当性を確認する。

5.3

9.

10.  及び 11.  に従って,すべての試験を行う。


5

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5.4

12. 

に従って,試験データを分析する。

5.5

10.

11.  及び 12.  から得られたデータを,13.  に従って提示する。

6.

試験装置

6.1

タイマ

6.2  

自動粒子計数器  ISO 11171 に従って,校正する。

6.3

ISO

ミディアムテストダスト(ISO 12103-A3)  ISO 12103-に従って,ダスト量が 200 g 未満の場合,

110

℃∼150  ℃で 1 時間以上乾燥させる。試験装置に使用するには,ダストを試験油と混ぜ,3 000 W/m

2

∼10 000 W/m

2

の出力密度で超音波分散をかけながら機械的にかくはんする。

備考  このダストは市販されている。

ISO 12103

-A3 テストダスト(ISO 12103-に規定されている粉体)を入手する際は,社団法人

日本フルードパワー工業会に問い合わせる。

6.4

オンライン計数システム(必要に応じて希釈装置)  JIS B 9935 に従って,妥当性を確認する。

6.5

試料容器  JIS B 9937 に定められた方法で,容器内の 6  m

µ

(c)以上の粒子が 1 ml 当たり 20 個以下

になっている容器。

6.6

石油系試験流体  附属書 による。

備考1.  国際的に入手可能でありフィルタ規格で広く用いられ,実績のある,十分に管理された油圧

作動油を使用することによって,結果の再現性が向上する。

2.

この試験作動油に帯電防止剤を加えると,試験結果に影響を与える可能性がある。

6.7

フィルタ評価試験回路  “フィルタ試験装置”及び“コンタミナント投入装置”からなる。

6.7.1

フィルタ試験装置の構成

a)

  8.

の要求事項を満たし,更に手順で要求される試験流量,圧力,油量に適応できる油タンク,ポンプ,

作動油調整装置,及び計測器とする。

b)

表 に規定する装置の初期汚染基準を満足できる,クリーンアップフィルタを設ける。

c)

想定される汚染濃度に影響されない構造である。

d)

予想される試験時間において,粒子の分布が変わらない構造である。

e)

JIS B 8356

-に準拠した圧力計測の接続口を設ける。

f)

JIS B 9936

に準拠した試験フィルタの,入口側及び出口側の作動油の採取装置を設ける。

備考  附属書 に典型的な構造を示す。

6.7.2

コンタミナント投入装置の構成

a)

  8.

の要求事項を満たし,更に手順で要求される試験流量,圧力,油量に適応できる油タンク,ポンプ,

作動油調整装置及び計測器とする。

b)

想定される汚染濃度に影響されない構造である。

c)

予想される試験時間において,粒子の分布が変わらない構造である。

d)

  JIS B 9936

に準拠した試験フィルタの,入口側及び出口側の作動油の採取装置を設ける。

備考  附属書 に典型的な構造を示す。

6.8

薄膜フィルタ及び関連試験装置  JIS B 9931 に準拠した質量法に適した装置。

7.

計測器の精度及び試験条件

7.1   

装置の精度及び試験条件が,

表 の範囲になるよう維持し活用する。


6

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7.2

実施される試験条件によって,

表 の範囲になるよう試験パラメータを維持する。

1  装置の精度及び試験条件の変動範囲

試験パラメータ SI 単位

計測器の表示精度(±)

試験条件の許容変動範囲

(±)

導電率 pS/m 10

差圧 Pa,kPa,bar 5

フィルタ入口側の基本汚染

濃度

mg

/l

― 10

流量

投入油流量 ml/min 2

% 5

試験流量

l

/min 2

% 5

自動粒子計数器のセンサ流

l

/min 1.5

% 3

%(

1

)

動粘度(

2

) mm

2

/s 2

% 1

mm

2

/s

質量 g

0.1

mg

温度

℃ 1

℃ 2

℃(

3

)

時間 s

1 s

油量

テストダスト装置 l

2

フィルタ試験装置 l

2

% 5

注(

1

)  センサ流量の変動は,センサ間で許容されている 10  %に含む。

(

2

) 1 mm

2

/s=1cSt

(

3

)  粘度の許容値が保証できる温度範囲。

2  試験条件値

試験条件

条件 1

条件 2

条件 3

フィルタ試験装置の初期汚染濃度

測定された最少粒径が,

表 に規定されている最小数の 1  %未満

投入装置の初期汚染濃度

投入質量汚染濃度の 1%未満

フィルタ入口側の 
              基本汚染濃度 mg/l(

4

)

3

±0.3 10±1.0 15±1.5

推奨測定粒径(

5

)

想定されるフィルタ性能のβ値が 2 から 1 000 の範囲となる 5 個以上の粒径を
選択する。一般的粒径:(4,5,6,7,8,10,12,14,20,25,30)

µ

m

(c)

サンプリングと計測方法

オンライン自動粒子計数器

注(

4

)  二つのフィルタの試験結果を比較する場合は,フィルタ入口側の基本質量汚染濃度は同じほうがよい。

(

5

)  目の細かいフィルタでは,β値の低い(β=2,10…)粒径を求めることはできない。また,目の粗いフィル

タでは,β値の高い(β=…200,1 000)を求めることができない。

8.

フィルタ性能試験回路の妥当性確認手順

備考  ここに示す妥当性確認手順では,フィルタ性能試験回路が試験油中にテストダストを常に分散

し,粒径分布の変化を防止できることを示す。

8.1

フィルタ試験装置の妥当性確認

8.1.1

試験装置が使用される最小流量で妥当性確認を行う。このときにはフィルタのハウジングを取り外

し,配管を接続する。

8.1.2

フィルタ試験装置内の総油量(クリーンアップフィルタ回路内の油量を除く。)を調整する。

  この総油量は,1 分間当たり許容最小流量の 4 分の 1(25  %)から 2 分の 1(50  %)で,5 l 以上とする。

備考1.  試験装置の妥当性確認は,60 l/min 以下の場合には,許容最小流量の 2 分の 1(50  %)で実

施し,60 l/min を超える場合には,4 分の 1(25  %)で実施するのがよい。


7

B 8356

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2.

4

分の 1 又は 2 分の 1 は,フィルタ試験手順(10.3.4 参照)で要求される総油量と試験流量との

比である。

8.1.3

ISO 12103

-A3 テストダストを用い,

表 に示す入口側汚染濃度の各試験条件(1,2,又は 3)で試

験装置を汚染させる。

8.1.4

自動粒子計数器の各センサ流量が,

表 に示す許容値でセンサの校正時の流量と等しいことを確認

する。

8.1.5

1

時間試験装置内の試験流体を循環した状態で,試験フィルタ入口側の試料採取口において 60 分

間の連続オンライン自動粒子計数を実施する。

  妥当性確認中,センサ流量は常に一定に保ち続け,流れを妨げてはならない。

8.1.6

表 に示す累積粒径について,オンライン粒子計数を 1 分以下の計数間隔で 60 分間実施し,その

結果を記録する。

8.1.7

次に示す結果のとき,妥当性確認に合格とする。

a)

対象粒径において,各計測間隔での計数結果が,すべての粒子計数結果の平均から 15  %を超えてい

ない。

b)

 1

ml

当たりの累積粒子計数結果の平均が,

表 の許容値を満足する。

8.1.8

JIS B 9935

に従って,オンライン粒子計数装置の妥当性を確認する。希釈装置を使用する場合,希

釈装置も含めて妥当性を確認する。

  3  1 ml 中の累積粒子数の許容値

試験条件 1

(3 mg/l)

試験条件 2

(10 mg/l)

試験条件 3

(15 mg/l)

粒径

m

µ

(c)

最小

最大

最小

最大

最小

最大

1

104 000

128 000

348 000

426 000

  522 000

639 000

2

  26 100

  31 900

  86 900

106 000

  130 000

159 000

3

  10 800

  13 200

  36 000

  44 000

    54 000

66 000

4

  5 870

  7 190

 19 600

 24 000

  29 400

35 900

5

  3 590

  4 390

 12 000

 14 600

  17 900

22 000

6

  2 300

  2 830

  7 690

  9 420

  11 500

14 100

7

  1 510

  1 860

  5 050

  6 190

   7 570

 9 290

8

  1 010

  1 250

  3 380

  4 160

   5 080

6 230

10

   489

   609

  1 630

  2 030

   2 460

3 030

12

   265

   335

   888

  1 110

   1 340

1 660

14

   160

   205

   536

   681

    810

1 020

20

    46

    64

   155

   211

    237

312

25

        16

        27

        56

        86

          87

126

30

          6

        12

        21

        40

          34

58

40

     1.1

     4.5

     4.4

    14.2

     7.9

20

50

     0.15

     2.4

     1.0

     7.6

     2.4

11

8.2

コンタミナント投入装置の妥当性確認

8.2.1

コンタミナント投入装置の妥当性確認は,最大汚染濃度,最大コンタミナント投入装置油量及び最

小投入流量の条件ににおいて,使用可能な油量をすべて投入しきるまで実施する。

8.2.2

要求にあった総油量及びテストダスト量を備えた,コンタミナント投入装置を準備する。

備考  コンタミナント投入装置の準備手順は,妥当性確認の一部である。


8

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

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        この手順を変更するときには,装置を再妥当性も再確認する。

8.2.3

テストダストを加え,15 分間以上循環する。

8.2.4

コンタミナント投入装置から投入を開始し,装置の外へ流した油を採取し,投入流量を測定する。

8.2.5

設定投入流量の±5  %以内に投入流量を維持する。

8.2.6

妥当性確認開始後 30 分,60 分,90 分,及び 120 分のとき。又は投入装置の容量によって等間隔で

少なくとも4回,投入量を測定し,試料を採取する。

8.2.7

JIS B 9931

に従って,8.2.5 で得られた試料の質量汚染濃度分析を実施する。

8.2.8

妥当性確認時の最後に,コンタミナント投入装置の油量を測定する。この値が最小妥当性確認油量

V

V

となる。

8.2.9

各試料の質量汚染濃度が 8.2.1 で定めた値の±10  %以内であり,しかも各試料の質量汚染濃度が平

均の±5  %以内であるとき,妥当性確認試験に合格とする。

8.2.10

各採取時のコンタミナント投入流量が 8.2.1 で定めた値の±5  %以内であり,しかも各採取時の流

量が平均の±5  %以内であるとき,妥当性確認試験に合格とする。

8.2.11

コンタミナント投入装置の残油量(8.2.8)に平均投入流量(8.2.9)と総投入時間との積を加えた値が,

コンタミナント投入装置内の初期油量(8.2.2)の±10  %以内であるとき妥当性確認試験に合格とする。

9.

試験開始前に要求される情報のまとめ  この試験を適用する前に,試験フィルタについての次の情報

が必要である。

a)

組立完全性試験における試験圧力(JIS B 8356-2)

b)

試験流量

c)

最終エレメント差圧

d)

試験フィルタのろ過比予測値

e)

試験フィルタの見かけの集じん量予測値 M

e

10.

事前準備

10.1  

試験フィルタ

10.1.1

試験エレメントが試験液をバイパスしないことを確認する。

10.1.2

試験エレメントは,JIS B 8356-に従って組立完全性試験を行う。

備考1.  組立完全性試験は,6.6 で推奨された試験液を使用する。

2.

スピンオン構造のようにエレメントが簡単に外れない場合,組立完全性試験はマルチパステ

スト試験後にエレメントを外して行う。ただし,その値が低かったり,ファーストバブルポ

イントが許容できない値であっても,必ずしも試験開始時の値となる必要はない。

3.

エレメントが規定の試験圧力に満たない場合は,試験を続行することはできない。

4.

試験エレメントをハウジングに装着する前に,適宜,試験液を蒸発させるようにする。

10.2

コンタミナント投入装置

10.2.1

次の式で計算された予測試験時間(t')が 1 時間から 3 時間に収まるように,フィルタ入口側の目標

汚染濃度(G

b

'

)を

表 から選択する。

q

'

G

M

't

×

×

=

b

e

000

1

……………………………………………………………(1)

ここに, 't   :予測試験時間(min)


9

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-8:2002 (ISO 16889:1999)

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M

e

:フィルタエレメントの見かけの集じん量(投入量)(g)

G

b

'

:フィルタ入口側の目標汚染濃度(mg/l)

q  :試験流量(l/min)

備考1.  フィルタ製造業者から,試験フィルタの見かけの集じん量が提示されない場合は,1 本目の

エレメントで集じん量を推定し,2 本目のエレメントで試験してもよい。

2.

予測試験時間が 1 時間未満又は 3 時間を超えても,試験条件 1,2 又は 3 が維持されていれば

よい。

10.2.2

次の式によって,予測試験時間(t')及び目標投入油流量に合致した投入装置の必要最小油量を求め

る。

V

min

=(1.2×tq

i

'

)+V

v

……………………………………………………(2)

ここに,V

min

:投入装置内の必要最小油量(l)

t'    :予測試験時間(min)

q

i

'

:目標投入油流量(l/min)

V

v

:妥当性確認のできた投入装置の最小油量(l)

備考1.  上記の計算で求めた油量は試験を通じて適切な循環が得られるよう,汚染液を試験エレメン

トに十分な量を流し,更に 20  %上乗せした量を確保するものである。

2.

投入油流量は通常 0.25 l/min の値が用いられる。これはフィルタ試験装置から排出されるフ

ィルタ出口側廃棄試験流量が,著しくテスト結果に影響を及ぼさないようになっている。

  フィルタ入口側の汚染濃度が維持されれば,投入油流量を変更してもよい。

  投入油流量は,8.2.5  で使用した値と同等か,又はそれを超えることが望ましい。

10.2.3

投入装置の目標汚染濃度を,次の式によって求める。

'

q

q

'

G

'

G

i

b

i

×

=

………………………………………………………………(3)

ここに,G

i

'

:投入油の目標汚染濃度(mg/l)

G

b

'

:フィルタ入口側の目標汚染濃度(mg/l)

  q  

:試験流量(l/min)

  q

i

'

:目標投入油流量(l/min)

10.2.4

投入装置(試験温度で測定)の初期計測油量(V

ii

)を,10.2.2 で選んだ値に合わせ,

図 に示す報告書

に記録する。

10.2.5

次の式によって,投入に必要なテストダスト質量(M)を計算する。

000

1

ii

i

V

'

G

M

×

=

………………………………………………………………(4)

ここに,M   :投入に必要なテストダストの質量(g)

G

i

'

:投入油の目標汚染濃度(mg/l)

V

ii

:投入装置内の初期計測油量(l)

10.2.6

投入装置に  ISO 12103-A3 コンタミナントを追加する前に,汚染濃度が

表 に示された値より小さ

いことを確認する。

10.2.7

投入装置の妥当性確認(8.2)に用いられたのと同じ手順を使い,投入装置に当該量の液(V

ii

)と ISO 

12103

-3A テストダスト(M)(10.2.5)を入れる準備をする。


10

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10.2.8

温度が安定したところで,投入油流量を 10.2.2 で選んだ値の±5  %以内になるように調節し,これ

を試験中維持する。

10.2.8.1

  準備中は,投入装置のサンプリング油を直接投入装置タンクに戻す。

10.3

フィルタ試験装置

10.3.1

フィルタ試験装置にフィルタハウジング試験(エレメントなし)を装着し,エア抜きを行う。

10.3.2

試験液のレストコンダクティビィティを確認し,1 000 pS/m から 10 000 pS/m の範囲に維持する

のがよい。(ASTM D 4308:95 参照)帯電防止剤を加えることによって,この範囲に維持できる。

    注意  帯電防止剤を加えると,試験結果に影響を与えるおそれがある。

10.3.3

試験液を動粘度が 15 mm

2

/s±1.0 mm

2

/s に維持できるような試験温度と定格流量でフィルタ試験

装置内を循環させ,JIS B 8356-に従ってフィルタハウジングの圧力降下及び温度を記録する。

10.3.4

フィルタ試験装置(クリーンアップフィルタ回路を除く。)の全油量を,数値上フィルタを通過する

1

分間当たり試験液量(最低 5 l)の 4 分の 1(25  %)から半分(50  %)の範囲になるよう調節する。

備考1.  フィルタ試験装置の試験油量は,試験油量が 60 l/min 又はそれ以下においては,1 分間当た

りの試験油量の 2 分の 1(50  %),60 l/min を超える場合は 1 分間当たり試験油量の 4 分の

1

(25  %)と等しくなるのがよい。

2.

繰返し試験で同じ結果を得るために,フィルタ試験装置の試験油量は一定に維持されなけれ

ばならない。容量対流量の比が 1:4 から 1:2 という規定は,装置のタンクを小さくできる

とともに,必要となる試験液の量を最小限に抑え,タンク内の混合を最大限にすることがで

きる。

10.3.5

試験液の汚染濃度を,

表 の規定より低く抑える。

10.3.6

オンライン自動粒子計数器を立ち上げる。

10.3.6.1

  フィルタ入口側及びフィルタ出口側のサンプリング流量を,使用したサンプリング手順に合った

初期上流値に調節し,出口側流量を投入量の±5  %以内に調節する。

試験期間を通じて,両方のサンプリング点からの流量を中断させないように維持する。

10.3.6.2

  必要があれば,試験終了時に粒子計数器の流量と濃度が装置の要求事項に適合するように,オン

ライン自動粒子計測器の入口側及び出口側の希釈流量を調節する。

備考  入口側及び出口側のセンサ流量は 8.1.4 及び表 に規定された値,及び限度内に設定し,維持す

るのがよい。

10.3.6.3

  希釈又は,ろ過していない入口側のサンプリング油は,直接試験タンクに戻す。

備考1.  オンライン自動粒子計数器のために入口側サンプル油を希釈又はろ過している場合は,その

希釈又はろ過された油は,フィルタ試験装置の外に捕集するのがよい。

2.

入口側のサンプリング油を希釈又はろ過している場合は,廃棄する出口側サンプリング流量

を,装置の外に捕集された入口側サンプリング流量に相当する値だけ減少させるのがよい。

      これは,初期装置容量の±5  %以内に保つよう規定されている,装置容量を一定に維持す

るうえで有効である。

10.3.7

粒子計数器の感度を,選定した値(

表 2)に調節する。

11.

フィルタ性能試験

11.1  

試験フィルタエレメントをハウジングに装着し,指定された試験条件(試験流量及び 10.3.3 で定めら

れた 15 mm

2

/s±1.0 mm

2

/s となる油温)で試験流体を流す。試験装置内の試験流体の量を確認する。


11

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11.2

初期アッセンブリ差圧を測定し記録する。

  初期アッセンブリ差圧から 10.3.3 で測定したハウジング差圧を減じ,初期エレメント差圧を計算し記録

する。

11.3

最終エレメント差圧にハウジング差圧を加え,最終アッセンブリ差圧を計算する。

11.4

試験エレメントの入口側からのオンライン計数によって,初期の装置の清浄度を測定し記録する。

11.5

この入口側の清浄度が

表 を満足するとき,フィルタ試験装置のクリーンアップフィルタをバイパ

スさせる。

11.6

コンタミナント投入装置から試料を採取する。

  その試料に“コンタミナント投入装置の初期質量汚染分析試料”とラベルをはり付ける。

11.7

コンタミナント投入装置からの投入流量を測定し確認する。

備考  投入流量が許容値を常に満足することを確認するため,試験終了まで投入流量を連続的に測定

することが要求される。

11.8

フィルタ試験を,次に示すように開始する。

11.8.1

コンタミナント投入装置からの流れを,フィルタ試験装置の油タンクへ導く。

11.8.2

タイマを始動する。

11.8.3

フィルタ試験装置内の油量を一定(±5  %)に維持するために,試験フィルタ出口側の試料をフィル

タ試験装置外へ流す。

11.9

試験フィルタの入口側及び出口側の試料について,アッセンブリ差圧が 11.3 で計算した最終差圧に

達するまで,1分以下の計数間隔でオンライン粒子計数を実施し記録する。

備考1.  試験フィルタの入口側及び出口側のセンサ流量は表 に示す許容値を満足し,10.3.6.2 で選択

した流量とする。

2.

センサ流量は

表 に示す許容値で,試験終了までモニタし記録する。

3.

ISO 11171

に従って共存誤差の発生限界値を超えて,自動粒子計数器を使用しないように気

を付ける。共存誤差の発生限界値を超えることが予想されるときには,オンライン希釈装置

を使用する。

4.

各粒子計数結果において,センサを通過する試験油の正確な量を計算するために,センサ流

量と希釈比を制御し記録するのがよい。

5.

統計上有効な粒子計数結果とするために,計数する油量は 10 ml 以上であるのがよい。

11.10

試験終了まで,各粒子計数の開始時のアッセンブリ差圧を記録する。

備考  この目的のためには,差圧変換器を用いて,連続的に差圧を測定するのがよい。

11.11

   

アッセンブリ差圧が最終アッセンブリ差圧の 80  %に達したとき,試験フィルタの入口側から質量

汚染濃度測定用試料を採取する。

11.12

   

次の手順で最終アッセンブリ差圧に達したとき,試験を終了する。

11.12.1

   

最終試験時間を記録する。

11.12.2

   

コンタミナント投入装置からの投入油を,フィルタ試験装置外へ流す。

11.12.3

   

試験フィルタへの流れを停止する。

11.13

   

フィルタ試験装置内の最終油量 V

tf

を,測定し記録する。

11.14

   

コンタミナント投入装置内の最終油量 V

if

を,測定し記録する。

11.15

   

コンタミナント投入装置からの,最終質量汚染濃度測定用試料を採取する。

11.16

   

エレメントの外観を検査し,異常の有無を確認する。


12

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備考  試験前,設置及び試験手順について認定したとしても,試験結果を評価するときに満足できる

試験が実施できたことを確認するほうがよい。

12.

計算

12.1  

最終試験時間(11.12.1)の(10

,20,30......100)%に相当する 10 点の試験時間を定め,図 に示す報告

書に記録する。

12.2

各試験時間に対応するアッセンブリ差圧は,その時間の前後に最も近い差圧の測定値を直線でつな

いで求める。100  %の点は最終アッセンブリ差圧を用いる。

12.3

各々のアッセンブリ差圧からハウジング差圧を引き,それぞれの試験時間に対応するエレメント差

圧を計算し,

図 に示す報告書に記録する。

12.4

試験(11.9)で得られた粒子計数値を測定油量で除し,各粒径ごとに 1 ml 当たりの累積粒子計数値を

計算する。希釈を行った場合は補正する。

12.5

次の式に従って,10 点の試験時間(t)における各々の粒子径(x)の,フィルタ入口及び出口側の平均

粒子数を計算する。

n

N

N

n

i

i,

x

,

t,

x

,

å

=

=

1

u

u

………………………………………………………(5)

n

N

N

n

i

i,

x

,

t,

x

,

å

=

=

1

d

d

………………………………………………………(6)

ここに,N

u,x,i

:i 番目の計測時におけるフィルタ入口側の 以上の粒子数

(個/ml)

                          N

d,x,i

:i 番目の計測時におけるフィルタ出口側の 以上の粒子数

(個/ml)

t,

x

,

N

u

:試験時間 までのフィルタ入口側における 以上の平均粒

子数(個/ml)

t,

x

,

N

d

:試験時間 までのフィルタ出口側における 以上の平均粒

子数(個/ml)

            n  :定められた試験時間内での計測回数

12.5.1

初めの 1 分,2 分及び 3 分の三つの粒子計測値は削除する。

備考  試験開始直後,粒子計測値が安定する前に取られた値を排除する。

12.5.2

最初の試験時間(10  %)については,上式によって 12.4 で得られた 10  %の試験時間までの,すべ

ての粒子計数結果(上記によって削除された最初の三つを除く。)から,フィルタ入口及び出口側の平均値

を計算する。

この平均粒子数を,

図 に示す報告書に記録する。

備考  試験時間の合計が 30 分に満たない場合は,10  %の試験時間に対するデータが得られないこと

もある。その場合は空欄としてもよい。

12.5.3

  2

番目の試験時間(20  %)については,上式によって 12.4 で得られた最初の試験時間から,2 番目

の試験時間までのすべての粒子計数結果から,フィルタ入口及び出口側の平均値を計算する。この平均粒

子数を,

図 に示す報告書に記録する。


13

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12.5.4

  3

番目から 10 番目までの試験時間(30  %∼100  %)については,それぞれの試験時間の間で計数さ

れた粒子計数結果を使って,12.5.3 の手順を繰り返す。この平均粒子数を,

図 に示す報告書に記録する。

12.6

 10

点の試験時間に対応するろ過比(β

x,t

)は,それぞれの試験時間における各粒子径(x)の,フィルタ

入口側平均粒子数をフィルタ出口側平均粒子数で除して求める(下記の式を参照)。

有効けた数 3 けた(

例:1.75;20.1;300)までを,図 に記載された報告書に記録する。

t,

x

,

t,

x

,

t,

x

N

N

β

d

u

=

………………………………………………………………(7)

ここに,β

x,

:粒径

x

m

µ

(c)及び時間

t

におけるろ過比

t,

x

,

N

u

:試験時間

t

までのフィルタ入口側における

x

以上の平均粒

子数(個/ml)

t,

x

,

N

d

:試験時間

t

までのフィルタ出口側における

x

以上の平均粒

子数(個/ml)

平均ろ過比(β値)は,粒子計数結果の平均値を求め,その平均値から計算しなければならない。

いかなる場合もβ値を平均してはならない。

12.7

フィルタ入口側及び出口側の平均粒子数は,12.6 で得られた 10 点の試験時間に対応する平均粒子数

を平均して求める。(下記の式を参照)

図 に示す報告書に記録する。

å

=

=

100

10

u

u

t

t,

x

,

x

,

N

A

…………………………………………………………(8)

å

=

=

100

10

d

d

t

t,

x

,

x

,

N

A

…………………………………………………………(9)

ここに,

x

,

A

u

:フィルタ入口側で計測された粒径

x

m

µ

(c)以上の平均粒子

数(個/ml)

x

,

A

d

:フィルタ出口側で計測された粒径

x

m

µ

(c)以上の平均粒子

数(個/ml)

t,

x

,

N

u

:試験時間

t

までのフィルタ入口側における

x

以上の平均粒子

数(個/ml)

t,

x

,

N

d

:試験時間

t

までのフィルタ出口側における

x

以上の平均粒子

数(個/ml)

t

:10,20,30......10 点の試験時間の間隔を示す。

12.8

平均ろ過比

( )

C

x

β

は次に示す式によって,各粒径

x

m

µ

(c)におけるフィルタ入口側平均粒子数をフィ

ルタ出口側平均粒子数で除して求める。有効けた数 3 けたまでを,

図 に示す報告書に記録する。

( )

x

,

x

,

x

A

A

β

d

u

C

=

…………………………………………………………(10)

ここに,

( )

C

x

β

:粒径

x

m

µ

(c)における平均ろ過比

x

,

A

u

:フィルタ入口側で計測された粒径

x

m

µ

(c)以上の平均粒

子数(個/ml)

x

,

A

d

:フィルタ出口側で計測された粒径

x

m

µ

(c)以上の平均粒

子数(個/ml)

備考  ろ過比

( )

C

x

β

の(c)は ISO 11171 に従って校正した粒子計数器によって,JIS B 8356-に基づいて

ろ過性能を評価していることを示す。平均ろ過比(β値)は粒子計数結果の平均値を求め,その


14

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

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平均値から計算しなければならない。いかなる場合もβ値を平均してはならない。

12.9

コンタミナント投入装置から採取された二つの試料について汚染濃度測定を行う(11.6 及び 11.15 

よる。)。値は 0.1 mg/l まで報告する(JIS B 9931 参照)。

12.9.1

コンタミナント投入装置から採取された,二つの試料の平均汚染濃度(

G

i

)を計算する。

12.9.2

各々のコンタミナント投入装置の汚染濃度が,この平均値の±5  %以内であれば試験は容認される。

備考  平均汚染濃度(

G

i

)が 10.2.3 で選択した値(

G

i

'

)から 5  %以上ずれている場合は,汚染濃度測定を

繰り返す。再確認した結果が 5  %以上違っていたならば,コンタミナント投入装置の妥当性確

認を繰り返すのがよい(8.2)。

12.10

p

が 80  %のときのフィルタ入口側試料(11.11 による。)に対して,汚染濃度測定を 3 回行い,こ

れらの平均を装置の最終汚染濃度として記録する。値は 0.1 mg/l まで報告する。

備考  最終試料は試験終了と重複することが多いため,△

p

が 80  %のときに採取する。

12.11

   

平均投入油流量(

q

i

)は,次の式によって,投入装置内の初期計測油量から最終計測油量を引いた値

を,最終試験時間で除して求める。

f

if

ii

i

t

V

V

q

=

…………………………………………………………(11)

ここに,

q

i

:平均投入油流量(l/min)

V

ii

:投入装置内の初期計測油量(l)

V

if

:投入装置内の最終計測油量(l)

t

f

:最終試験時間(min)

この値が 10.2.2 で選択された値の±5  %であれば,試験は容認される。

12.12

フィルタ入口側の平均汚染濃度(

G

b

)を次の式によって計算し記録する。

q

q

G

G

i

i

b

×

=

…………………………………………………………(12)

ここに,

G

b

:フィルタ入口側の目標汚染濃度(mg/l)

G

i

:投入油の平均汚染濃度(mg/l)

q

i

:平均投入油流量(l/min)

q

:試験流量(l/min)

この値が

表 に規定されたフィルタ入口側の基本汚染濃度と等しい場合,試験は容認される。

13.

結果の表記

13.1  

この規格に従って評価されたフィルタエレメントについて,少なくとも次に示す情報を報告する。

図 に示す報告書式に含まれるすべての結果及び計算結果を表記する。ここに示す報告書式を使うのがよ

い。

13.2

最終エレメント差圧に達するまでの最終試験時間(

t

f

),投入油の平均汚染濃度(

G

i

),及び平均投入油

量(

q

i

)を使用し,次の式によってフィルタエレメントに投入したテストダスト ISO 12103-A3 の質量(

M

l

)

を計算する。

000

1

f

i

i

l

t

q

G

M

×

×

=

………………………………………………………(13)

ISO 12103

-A3 テストダスト捕そく量を次の式によって計算し,有効数字 2 けたまで四捨五入で報告する。


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(

)

(

)

000

1

2

000

1

000

1

b

80

f

u

b

80

f

d

f

80

l

R

/

G

G

t

q

G

G

t

q

V

G

M

C

+

×

×

×

×

×

=

…(14)

ここに,

M

l

:投入したテストダストの質量(g)

G

i

:投入油の平均汚染濃度(mg/l)

q

i

:平均投入油流量(l/min)

t

f

:最終試験時間(min)

C

R

:真の集じん量(g)

G

80

:△

p

 80 %

時における試験タンクの汚染濃度(mg/l)

q

d

:フィルタ出口側破棄試験流量(l/min)

G

b

:フィルタ入口側の平均汚染濃度(mg/l)

q

u

:フィルタ入口側破棄試験流量(l/min)

備考1.  式(14)は,ISO 12103-A3 テストダスト投入質量から備考 の(3)項を減じている。

2.

テストダスト投入質量から減じた三つの項は,次による。

    (1) 試験終了時にフィルタ試験装置内に残留していたコンタミナントの質量。

    (2) 試験フィルタの出口側採取口から試験装置外に排出されたコンタミナントの質量の推測

値[(

G

80

G

b

)項は試験フィルタ出口側の質量汚染濃度推測最小値]

    (3) 試験フィルタ入口側採取流量(

q

u

)に伴い試験装置外へ排出されたコンタミナントの質量

の推測値[0.5(

G

80

G

b

)項は平均質量汚染濃度の推測値である]

試験フィルタ入口側の採取油が試験装置外に排出されず再循環する場合,式(14)の右辺第

3

項を除いて計算する。

13.3

  12.9

及び 12.10 で得られた質量汚染濃度の値を報告する。

13.4

図 に示す報告書式で計算し記録する。エレメント差圧と式(15)で示す ISO 12103-A3 テストダスト

投入量との関係を図に描く(

付図 C.2)。

000

1

p

i

i

p

t

q

G

M

×

×

=

……………………………………………………(15)

ここに,  M

p

:エレメント差圧△までに投入したテストダストの質量(g)

    G

i

:投入油の平均汚染濃度(mg/l)

                                                                      q

i

:平均投入油流量(l/min)

  t

p

:エレメント差圧△までの試験時間(min)

13.5

平均ベータ値と粒径の関係を片対数グラフ用紙に描く。β=100 000 を最大値として対数軸にベータ

値をとる。

付図 C.3 の例を参考にする。

備考  β

x

(

C

)

が無限大(試験フィルタ出口側で粒子数がゼロ)のとき,β

x

(

C

)

=10 000 として図に描くの

がよい。

13.6

片対数グラフ上のβ値と粒径の 2 点とを結ぶ直線から,内挿法によって平均ろ過比の 2,10,75,

100

200

,1 000 となる粒径を,

付図 に示す報告書式に従って計算し記録する。外挿法は使わない。

備考1.  上述の各β値について内挿法で粒径を求められない場合,“計数可能な最小粒径以下”又は

“計測可能な最大粒径以上”のどちらか適切な表記を選択しフィルタの性能を表す。

2.

定められたろ過比β

x

(

C

)

のときの粒径 x  m

µ

(c)を 13.5 で描く 2 点(ろ過比と粒径がそれぞれ

β

x1

,β

x2

と x

1

と x

2

について)から内挿法で計算する場合,式(16)を用いる。


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(

)

( )

(

)

(

)

1

2

1

1

C

2

1

p

log

log

x

β

/

β

β

/

β

x

x

M

x

x

x

x

+

×

=

………………………………(16)

ここに,M

p

:エレメント差圧△までに投入したテストダストの質量(g)

3.

β値が 100 000 以上のとき,式(16)に 100 000 を代入する。

13.7

片対数グラフ上に粒径ごとの,平均β値と試験時間%とを描く。このときβ値を対数軸にとる。

図 C.4 の例を参照。

13.8

両対数グラフ上に粒径ごとの,平均β値とエレメント差圧とを描く。このときβ値を縦軸にとる。

付図 C.5 の例を参照。

13.9

試験に伴うすべての物理量の記録を,利用できるようにする。

14.

規格適合表示  この規格に適合していることを,試験報告書,カタログ及び販売資料に,次を使用す

る。

“フィルタエレメントのろ過性能試験(マルチパステスト法)は,JIS B 8356-に適合する。


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試験期間:

試験日:

測定者:

試験フィルタ

試験エレメント形式:                                      試験ハウジング形式:

スピンオン形:    はい/いいえ                最小ファーストバブルポイント圧力:

試験条件

試験流体 
銘柄:                                    参照:                              ロット番号:                       
試験動粘度(mm

2

/s):                                                          試験油温(℃):

静電防止剤:はい/いいえ                銘柄:                          コンダクティビティ:                   
テストダスト 
形式:  ISO 12103-A3 テストダスト      ロット番号:

試験装置 
試験流量 q(l/min):                                            初期油量(l):                                     
フィルタ入口側の平均汚染濃度 G

b

(mg/l):                      最終油量(l):

コンタミナント投入装置

投入条件

初期

最終

平均

装置油量(l)

平均投入油流量(l/min)

汚染濃度(mg/l)

平均汚染濃度(mg/l)

計数装置

粒子計数器形式

流量(ml/min)

希釈率

入口側

出口側

粒子計数器校正:  方法:                                                    校正日:

試験結果

エレメントの組立完全性試験

ファーストバブルポイント圧力  ISO 2942(Pa):                            試験液:                                   
差圧 
ハウジング(kPa):                                        初期アッセンブリ(kPa):

初期エレメント(kPa):                                      最終エレメント(kPa):                                   
差圧対投入テストダスト

試験 
時間間隔

試験時間 
(min)

エレメント差圧
(kPa)

テストダスト
投入質量(g)

試験 
時間間隔

試験時間
(min)

エレメント差圧
(kPa)

テストダスト
投入質量(g)

10

60

20

70

30

80

40

90

50

100

真の集じん量

ISO 12103

-A3 テストダストの投入質量 M

i

(g):                    ISO 12103-A3 テストダスト真の捕そく量:

Δp 80  %時における試験タンクの汚染濃度 G

80

(mg/l):

ろ過比β

x

(

C

)

平均ろ過比 2

10

75

100

200

1

000 

粒径, m

µ

(c)

図 2  エレメントのマルチパス試験報告書


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試験結果(続き)

粒子計数結果(個/min)及びろ過比

試験

時間間隔

d

m

µ

(c)

β

d

m

µ

(c)

β

d

m

µ

(c)

β

d

m

µ

(c)

β

d

m

µ

(c)

β

d

m

µ

(c)

β

初期

10 %

  入口

    出口

20 %

  入口

    出口

30 %

  入口

    出口

40 %

  入口

    出口

50 %

  入口

    出口

60 %

  入口

    出口

70 %

  入口

    出口

80 %

  入口

    出口

90 %

  入口

    出口

100 %

  入口

    出口

平均  入口 
平均  出口

図 2  エレメントのマルチパス試験報告書(続き)

 


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附属書 A(規定)  試験油の特性

A.1

作動油の特性

―  流動点(最高)                              −60  ℃

―  密閉式引火点(最低)                   82  ℃

―  全酸価又は全塩基価(最大)      0.10 mgKOH/g

A.2

添加剤

―  粘度指数向上剤:20  %以下(質量)

―  酸化防止剤:2  %以下(質量)

―  りん酸トリクレジルのような耐摩耗性添加剤:(0.5±0.1)%(質量)

備考  TCPを使用する場合は,オルソ異性体濃度を 1  %以下に制限する(質量)。

A.3

調整後の作動油の特性

―  動粘度 40

℃(最低)

13.2 mm

2

/s

 100

℃(最低)

4.9 mm

2

/s

−50  ℃(最高)

2 500 mm

2

/s

−40  ℃(最高)

600 mm

2

/s

―  流動点(最高)                      −60  ℃

―  密閉式引火点(最低)                82  ℃

―  全酸価又は全塩基価(最大)          0.20 mgKOH/g

―  ゴム膨潤,標準合成ゴムI          19  %から 30  %

―  蒸発減量(最大)                    20  %

―  銅板腐食(JIS K 2513,最大)         No.2e

―  水分(最大)                        100 g

µ

/g

―  鋼球―鋼球の摩耗(平均摩耗こん,最大直径)  1 mm

―  塩素(最大)                        50 g

µ

/g

A.4

調整後の作動油の色  使用する油は透明であり,1/10 000(質量)を超えない割合の赤色色素を含有し

た(識別のため)油を使用する。

A.5

認定油  上記要求事項を満たす作動油は,次のとおりである。

― MIL-H-5606

― AIR 3520

―  Nato Code H-515/520

―  DEF STAN 91-48

A.6

レストコンダクティビィティ  試験油のレストコンダクティビィティを確認し,1 000 pS/m から


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10 000 pS

/m の範囲で維持するのがよい(ASTM D 4308:95 を参照)。

耐電防止剤を加えることによって,この範囲に維持できる。

注意  表示された製造日から 18 か月以上経過した添加剤の使用は勧められない。


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附属書 B(参考)  試験装置設計ガイド

B.1

序文

B.1.1

  マルチパス試験手順では,所望の試験を行う装置の適正を見極めるため,事前の妥当性確認手順が

必要となる。

B.1.2

  この附属書は,この規格の妥当性確認事項を満たす装置の構造に関する,基本的指針を示すもので

ある。

B.1.3

  この附属書はあくまでも構造上の指針に過ぎず,装置の妥当性を保証すべきものではないことに留

意すべきである。

B.2

基本試験装置

B.2.1

一般的指針

B.2.1.1

  基本的な装置の概略図を,

付図 B.1 に示す。これはフィルタ試験装置とコンタミナント投入装置

との二つの装置で構成されている。

B.2.1.2

配管  すべての配管は,乱流の起こるサイズとし,長い直線配管は避ける。

B.2.1.3

継手  継手は,コンタミナントが滞留するような,ねじや凹凸が内側に露出していないほうがよ

い。

B.2.1.4

配管及び継手  配管及び継手は,滞留域ができないように配置し,水平より垂直のほうが望まし

い。

B.2.1.5

バルブ  ボール弁は,コンタミナントを滞留させないので,他の種類のバルブよりも望ましい。

B.2.1.6

フィルタ試験装置  フィルタ試験装置は,次のような要素で構成する。

B.2.2.1

油タンク

B.2.2.1.1  

油タンクは,油の流入が液面より下になり,底部の開先角度が 90゜未満となる円すい形とする。

備考  この構造であれば,コンタミナントが沈殿するような水平面をなくすことができる。

B.2.2.1.2

付図 B.2 に示す油タンクの形状は完全な円すいとなっており,高さ制限のある装置において,

必要油量を収容するのに有効である。

B.2.2.1.3

  付図 B.3 に示す油タンクの形状は,円すい底部に円柱部分がつながったものとなっており,油

タンクの直径に制限のある装置において,必要油量を収容するのに有効である。

B.2.2.1.4

  油タンクの開先角度が 60゜から 90゜であれば,製作が容易であり液面が見分けやすい。

B.2.2.1.5

  試験タンク内の清浄な油の液面を検知する装置を使って,レべルが一定に維持されているか確

認する。

B.2.2.2

ポンプ及び駆動源

B.2.2.2.1

  使用圧力で,コンタミナントに影響されにくいポンプを選択するのがよい。

B.2.2.2.2

  流量脈動の少ない(10  %未満)ポンプを選択するのがよい。

B.2.2.2.3

  ポンプは,コンタミナントの分布を変えるような構造であってはならない。

備考  歯車ポンプと一部のピストンポンプが,これらの点に関して対応能力がある。

  遠心ポンプなどの非容積式ポンプは,妥当性確認の結果,問題があるとされている。

B.2.2.2.4

  ポンプ駆動源は,試験流量が調節できるように,可変速度形がよい。


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B.2.2.2.5

  ポンプ駆動源は,回転速度を一定に保てるように,負荷の変化に影響されにくいものがよい。

備考  このような特性を発揮するものとして,可変周波数 AC 駆動と DC 駆動とがある。

B.2.2.3

クリーンアップ・フィルタ

B.2.2.3.1

  クリーンアップ・フィルタは,試験方法の

表 に示す初期汚染濃度が実現できるものでなけれ

ばならない。

B.2.2.3.2

  フィルタは,迅速にクリーンアップするため,試験対象フィルタより高いβ値で,最大装置流

量に対応した大きさのものがよい。

B.2.2.3.3

  経済性を高めるため,フィルタはコンタミナント捕集容量の大きいものがよい。

B.2.2.3.4

  単位面積当たりの流速を小さくするため,複数又は大きめのフィルタを使用するのがよい。

B.2.2.4

熱交換器/ヒータ  試験条件によっては,試験油の冷却又は加熱が必要になる場合がある。

―  熱交換器:通常のシェルアンドチューブ形熱交換器を利用してもよい。

  オイルが下からチューブ側に入る,たて形構造を用いる。これは熱交換器に粒子が沈殿,又は捕そ

くされることを防ぐためのものである。

―  1 パス又は複数パスの熱交換器が,上記のような形で問題なく利用されている。

―  油をチューブ側に流して運転した場合,熱移動において最大 65  %の損失が生じるというデータがあ

る。

―  そのため,熱交換器の大きさを決める際は,注意する必要がある。

―  二重管式の他,油タンクや配管の外面にコイルを巻くといったほかの冷却方法も,有効である。

―  油の加熱:油の加熱が必要な場合には,バンドヒータを外面に用いたり,もう 1 台の熱交換器を用い

て,シェル側に高温流体を流すことによって対応できる。

B.2.2.5

調整弁

B.2.2.5.1

バイパス弁  試験フィルタの入口側に,油タンクに直接戻るバイパス弁を取り付けたバイパス

回路を設けると便利である。これによって,低流量試験でもポンプが高速で駆動できるようになり,大き

な流量脈動や運転上のオーバーヒートを防ぐことができる。

フィルタのバイパス回路には,ダイヤフラム操作弁やゲート弁,ピンチ弁が適している。

備考  バイパス回路を利用する場合には,装置の一部として試験装置の妥当性確認をしておくのがよ

い。

B.2.2.5.2

粒子計数器用圧力調整弁  オプションとして,試験フィルタの出口側バルブを設けることによ

って,オンライン自動粒子計数器で通常必要とされる圧力で試験フィルタを試験することができる。

これには,ボール弁,ダイヤフラム操作弁やゲート弁,ピンチ弁が適している。

B.2.2.6

流量計  流量計は,試験区間における真の流量を読み取り,コンタミナントによる摩耗から流量

計を保護するためにも,試験フィルタと出口側サンプル・ポートの間に設置するのがよい。

それ以外の位置に流量計を取り付けると,測定できないサンプル流量分の補正をする必要が出てくる可

能性がある。これには密封ベアリングを使ったタービン流量計が適している。

B.2.3

コンタミナント投入装置  コンタミナント投入装置は,次のような機器で構成される。

B.2.3.1

油タンク  構造及び設計上の注意事項は,フィルタ試験装置の油タンクの場合と同じである。

備考  容量も大きく汚染濃度も高くなる可能性があるため,コンタミナント投入装置のタンクには補

助かくはん機があるとよい。これには,かくはん機や補助循環ループなどがある。

B.2.3.2

ポンプ

B.2.3.2.1

  この回路では汚染濃度が高くなるため,ポンプはスラリによる摩耗の影響を全く受けないもの


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に限定される。これには遠心ポンプなどの非容積式ポンプが適している。

B.2.3.2.2

  遠心ポンプを使用する場合は,入口が下向きになっているたて形か,底部で排出するようにな

っている水平形が適している。

B.2.3.3

クリーンアップフィルタ  コンタミナントの保持能力が特に重要になる点以外は,フィルタ試験

装置に対するものと同様の配慮が必要である。

B.2.3.4

熱交換器  B.2.2.4 に示すフィルタ試験装置の内容を参照する。

B.2.3.5

流量計  コンタミナント投入装置に使用する流量計は,高濃度の摩耗粒子に適応するものがよい。

1.

油タンク                                 7.  流量計

2.

ポンプ                                     8.  熱交換器

3.

試験フィルタ                         9.  温度計

4.

粒子計数装置                       10.  サンプリング弁

5.

調整弁                                   11.  差圧指示器

6.

クリーンアップフィルタ   12.  圧力計

付図 B.1  装置の概略図

付図 B.2  円すい形                                付図 B.3  円すい―円柱形


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附属書 C(参考)  報告書中の計算及びグラフ例

備考  ここに示す妥当性確認手順では,フィルタ性能試験回路が試験油中にテストダストを常に分散

し,粒径分布の変化を防止できることを示す。

この附属書では,マルチパス試験による試験結果,その計算方法及びグラフ表示例を示す。

C.1

初期条件  本体 9.に従って試験を実施する前に要求される情報を,次に示す。

組立完全性試験圧力: 1

500

 Pa

試験流量  q: 100 l/min

最終試験差圧  △p: 400 kPa

予測ろ過値:

β

5

(

c

)

=4,β

15

(

c

)

=75

予測集じん量 M

e

: 40 g

次に示す試験条件で試験を実施した。

入口側質量汚染濃度  G

b

'

: 10 mg/l

投入流量  q

i

'

: 0.25 l/min

測定粒径:

(5,10,15,20,30)

m

µ

(c)

10.2.1

の式(1)から,

l/min

100

l

mg

10

g

40

000

1

×

×

/

't

=40 min

10.2.2

の式(2)から,      V

min

=(1.2×40 min×0.25 l/min)+8 l=20 l

10.2.3

の式(3)から,

l/min

25

0

l/min

100

mg/l

10

i

.

'

G

×

=4 000 mg/l

10.2.5

の式(4)から,

000

1

l

20

mg/l

000

4

×

M

=80 g

C.2

マルチパス試験の結果  上記の条件でマルチパス試験を実施した。他の試験条件及び試験結果は,付

図 C.1 に示されている。付図 C.1 に示す試験結果は,次に示すように決められた。

12.11

の式(11)から,

min

2

34

l

4

11

l

20

i

.

.

q

×

=0.252 l/min

12.12

の式(12)から,

l/min

100

l/min

252

0

mg/l

980

3

b

.

G

×

=10 mg/l


25

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試験期間:テスト機関

試験日:1999 年 12 月 4 日

測定者:ABC

試験フィルタ

試験エレメント形式:  試験フィルタ                            試験ハウジング形式:  試験ハウジング

スピンオン形:    はい/○いいえ            最小ファーストバブルポイント圧力:  1 500

試験条件

試験流体 
銘柄:  ○×石油XYZ                    参照:  MIL-H-5606              ロット番号:  1234                 
試験動粘度(mm

2

/s):  14.9                                                    試験油温(℃):  37.2

静電防止剤:○はい/いいえ              銘柄:  Stadis                    コンダクティビティ:  1 250           
テストダスト 
形式:ISO 12103-A3 テストダスト      ロット番号:  4390C

試験装置 
試験流量 q(l/min):  100                                          初期油量(l):  25.0                                 
フィルタ入口側の平均汚染濃度 G

b

(mg/l):  10.0              最終油量(l):  24.5

コンタミナント投入装置

投入条件

初期

最終

平均

装置油量(l) 20.0

11.4

平均投入油流量(l/min) 0.252

汚染濃度(mg/l)

3 979.7

3 981.1

平均汚染濃度(mg/l) 3

980

計数装置

粒子計数器形式

流量(ml/min)

希釈率

入口側 ABC モデル 123,S/21 100 1:1

出口側 ABC モデル 123,S/22 100 なし

粒子計数器校正:  方法:  ISO 11171:1999                                校正日:  1999 年 12 月 4 日

試験結果

エレメントの組立完全性試験 
ファーストバブルポイント圧力  ISO 2942(Pa):  2 190                      試験液:  MIL-H-5606               
差圧

ハウジング(kPa):  31.0                                    初期アッセンブリ(kPa):  39.4                           
初期エレメント(kPa):  8.4                                  最終エレメント(kPa):  400                             
差圧対投入テストダスト

試験時間 
間隔

試験時間 
(min)

エ レ メ ン ト 差
圧(kPa)

テ ス ト ダ ス ト
投入質量(g)

試験時間 
間隔

時間時間
(min)

エ レ メ ン ト 差
圧(kPa)

テ ス ト ダ ス ト
投入質量(g)

10

 3.4

10.1

 3.4

 60

% 20.5

17.9

20.6

20

 6.8

11.9

 6.9

 70

% 24.0

31.7

24.0

30

% 10.3

13.7

10.3

80

% 27.4

59.0

27.4

40

% 13.7

15.4

13.7

90

% 30.8

123.0

30.8

50

% 17.1

16.8

17.1  100

% 34.2

400.0

34.3

真の集じん量

ISO 12103

-A3 テストダストの投入質量 M

i

(g):  34              ISO 12103-A3 テストダスト真の捕そく量:  34

Δp 80  %時における試験タンクの汚染濃度 G

80

(mg/l):  22.3

ろ過比β

x

(

C

)

平均ろ過比 2

10

75

100

200

1

000 

粒径, m

µ

(c)

―  7.80 13.7 14.6 15.9 18.7

付図 C.1  エレメントのマルチパス試験報告書


26

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

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試験結果(続き)

粒子計数結果(個/min)及びろ過比

試験

時間間隔

d>5

m

µ

(c)

β

d

m

µ

(c)

β

d

m

µ

(c)

β

d

m

µ

(c)

β

d

m

µ

(c)

β

d

m

µ

(c)

β

初期

0.50

0.20  0.10  0.00  0.00

13 900

1 750

480

174

29

10 %

  入

    出口

2 240

6.2

33.7

51.9

1.1

432.0

0.0

5 490

0.0

14 200

1 760

481

179

31

20 %

  入

    出口

2 490

5.7

39.1

45.0

1.7

285.0

0.0

4 710

0.0

14 400

1 770

482

176

30

30 %

  入

    出口

2 800

5.1

45.4

39.0

1.7

289.0

0.0

5 770

0.0

7 210

15 600

1 890

520

192

34

40 %

  入

    出口

3 100

5.0

53.5

35.3

2.1

252.0

0.0

5 320

0.0

15 500

1 870

504

184

31

50 %

  入

    出口

3 230

4.8

56.3

33.2

2.2

225.0

0.0

5 010

0.0

15 600

1 860

504

186

33

60 %

  入

    出口

3 350

4.7

60.9

30.5

2.9

177.0

0.1

2 690

0.0

16 000

1 890

518

190

33

70%

  入口

    出口

3 750

4.3

74.7

25.3

3.3

158.0

0.1

2 590

0.0

16 800

1 910

508

187

32

80%

  入口

    出口

5 050

3.3

117.0

16.3

6.3

80.9

0.1

1 260

0.0

7 680

19 400

2 030

527

190

32.4

90 %

  入

    出口

7 520

2.6

186.0

10.9

10.0

52.9

0.1

1 280

0.0

21 200

2 090

532

192

33

100 %

  入

    出口

8 760

2.4

224.0

 9.3

12.3

43.3

0.3

753.0

0.0

16 300

1 880

506

185

32

平均  入口 
平均  出口

4 230

3.9

89.0

21.1

4.4

116.0

0.1

2 130

0.0

37 900

付図 C.1  エレメントのマルチパス試験報告書(続き)


27

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

13.2

の式(13)から,

g

3

34

000

1

min

34.2

l/min

0.252

mg/l

980

3

l

.

M

×

×

小数第 1 位の位を四捨五入して 34 g

真の集じん量を求めるときには,テスト結果報告書に含まれない次の値が必要である。

試験回路から排出された出口側サンプル流量 q

d

:0.20 l/min

試験回路から排出された入口側サンプル流量 q

u

:0.05 l/min

13.2.1

の式(14)から,

(

)

000

1

mg/l

10

mg/l

3

22

min

2

34

l/min

2

0

000

1

l

5

24

mg/l

3

22

g

3

34

R

×

×

×

.

.

.

.

.

.

C

(

)

000

1

mg/l

10

mg/l

3

22

5

0

min

2

34

l/min

5

0

+

×

×

×

.

.

.

.

= 34.3−0.55−0.08−0.03=33.6 g (小数第 1 位の位を四捨五入して 33 g)

付図 C.1 で報告するテストダストの投入質量は,13.4 の式(15)を用いて算出する。平均粒子数及びろ過

比は式(5),(6),(7),(8),(9)及び式(10)から計算する。

付図 C.2 は,試験エレメント差圧とテストダストの投入質量を示したグラフである。最初のデータは試

験開始前の初期差圧を示し,残りの測定点は試験終了時間の 10  %∼100  %までの報告時間における値を

示す。これらの値も

付図 C.1 に示す。

式(16)は,

付図 C.1 の最後に報告されるろ過比となる粒径を内挿法で算出するときに用いる。

例として,粒径 10

m

µ (c)と 15  m

µ (c)の間のβ

x

(

c

)

=75 となる粒径を算出する場合を示す。

)

(

)

(

)]

(

)

(

[

116

1

21

log

1

21

75

log

c

m

15

c

m

10

/

.

.

/

x

×

µ

µ

+10

m

µ (c)=13.7  m

µ (c)

β=2 となる粒径が最小計測粒径以下の場合は,計算しない。外挿法は用いない。

付図 C.3 は,βと粒径の折れ線グラフである。粒径 10  m

µ (c)及び 15  m

µ (c)におけるβ値が,それぞ

れ 21.1 及び 116 の場合の線形外挿法による計算例を示す。内挿法によるβ=75 となる粒径を計算すると,

13.7

m

µ (c)又はβ

13.7

(

c

)

=75 となる。

付図 C.4 は,各粒径における平均ろ過比と試験時間との関係をグラフで示す。これらの値は付図 C.1 

示されている。30

m

µ (c)におけるβ値の測定値はほとんど無限大とであるが,β値はβ=100 000 として

描く。

付図 C.5 は,各粒径における平均ろ過比とエレメントの差圧との関係を示す。これらの値は,付図 C.1

にも示される。ここでも,β=∞であるとき,β=100 000 として図に示している。


28

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

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付図 C.2  差圧とテストダスト投入量との関係(例)


29

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

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付図 C.3  ろ過比と粒径との関係(例)


30

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

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付図 C.4  ろ過比と試験時間間隔との関係(例)


31

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

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付図 C.5  ろ過比とエレメント差圧との関係(例)


32

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

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附属書 D(参考)  試験マルチパス試験のための ISO ラウドロビンの総括 
                              試験マルチパス試験のための ISO ラウドロビンの総括 

(ISO/CD 4572)

D.1

  背景

備考  この附属書で報告されているラウンドロビンは,“AC ファイン試験ダスト”を用いて,JIS B 

9932

及び JIS B 9935 に従い校正された自動粒子計数器を使用して行われたものである。この規

格で用いられた校正手順は,ISO 11171 及び JIS B 9935 に従い,ISO 12103-A3 試験用ダストを

用いたものとなっている。

したがって,この附属書で報告されている粒径は,この規格を用いた結果と比較する場合に

は,適宜補正することが望ましい。また,ISO 4572 から JIS B 8356-8(ISO 16889)へと規格番

号も変更されている。

1984

年夏,当初 8 か国から 27 の試験機関の参加を得て,インターナショナルラウンドロビンが行われ

た。各参加者には,JIS B 9932 に従って用意された自動粒子計数器校正サンプルが提供された。各試験機

関は,これらのサンプルと,提供された ISO 12103-A3 試験用ダストを使って,JIS B 9935 に従い,オン

ライン自動粒子計数器の校正と妥当性確認を行うよう要請された。また,フィルタエレメントが 3 組提供

され,ISO 16889 

表 に従い,条件 1,2,3 のもとで試験するよう要請された。

当初は,条件 1 と 2 用の 2 タイプのエレメントであったが,その後計画が拡張され,いくつかの試験機

関にはタイプ 3 のエレメントが提供され,試験条件 3 についての試験要請がなされた。各条件用の各タイ

プのエレメントはそれぞれ同一の製造ロッドから 3 本供給された。 試験機関には ISO/CD 4572 の手順に

従って,各タイプにつき 2 本のエレメントの試験を行うよう求められた。結果は,試験機関が特定できな

いようにコード化され,全米フルード・パワー協会に送られて,分析が行われた。

8

か国 21 の試験機関から,このラウンドロビンによるデータが提供された。以下は,ISO/TC 131/SC8 

/WG9 のマルチパスラウンドロビンテストから得られた要約と結論である。主要項目ごとに解説を付け,

すべてのデータ及び要約が表に示されている。統計結果は外れた値を除外して示されている。

D.2

  マルチパスフィルタ試験装置の妥当性確認  フィルタ試験装置の妥当性確認結果は,表 D.1 及び表

D.2

に示されている。

表 D.2 では,合格となった試験機関と不合格となった試験機関が示されている。い

ずれにおいても最終分析から除外された値は,JIS B 9935 による校正で外れていたか,この試験を行う前

にオンライン計数システムの妥当性を示さなかったものである。

オンライン自動粒子計数器の校正と妥当性確認で合格とならなかったほとんどの試験機関は,フィルタ

試験装置の妥当性確認においてもおおむね不合格であった。JIS B 9935 に合格した試験機関の多くは,

ISO

/CD 4572 に従ったフィルタ試験装置の妥当性確認においても,すべての粒径において合格している

(妥当性確認において 93  %が 8.1 の要求事項を満たしている。)。

D.3

コンタミナント投入装置の妥当性確認  表 D.3 に示すように,コンタミナント投入装置の妥当性確認

では,ほとんどすべての試験機関が合格となった。不合格となったのはわずかに 2 機関で,それもごくわ

ずかの差によるものである。


33

B 8356

-

8


20
02
 (
ISO

 1

6889


199

9

)

著作権法

により

無断で

の複製

,転載


は禁止さ

れてお

ります

表 D.1  フィルタ試験装置の妥当性確認:粒子計数結果

各粒径( m

µ

)以上の平均粒子数/ g

µ

各粒径( m

µ

)以上の平均粒子数

フィルタ入口側汚染濃度 1 mg/l 当たりの各粒径( m

µ

)以上の平均粒子数

試 験
機 関
No.

測 定
容 量
ml

試 験
条 件
mg

/l

1  2  3  5  7  10 12 15 20 30 40  1  2  3  5  7  10 12 15 20 30 40

R F

測定値

2 000

1 660

1 300

757

450

215

126

70

29

7.3

2.3

  1

25

10

  12 781

7 114

4 091

2 076

1 278

680

287

67

1 278

711

409

208

128

68

29

6.7

2

9.9

3

 3

891 2

939 1

700

990

434

136

60

16

5

 1

297

980

567

330

145

45

20

5.4

1.7

  2

9.9

10

  13 154

9 979

5 686

3 332

1 204

875

466

208

55

16

1 315

998

569

333

120

88

47

21

5.5

1.6

  2

9.9

15

  19 095  14 606

8 497

4 923

2 168

1 313

708

317

82

25

1 273

974

566

328

145

88

47

21

5.5

1.6

  3

50

3

5 106

3 950

2 529

1 434

654

404

193

93

22

1 702

1 317

843

478

218

135

64

31

7.4

  4

20

3

3 933

2 243

1 411

661

416

1 311

748

470

220

139

4

20

5   

3

819

1

017

331

141

35

764

203

66

28

7.0

  5

25

3

5 257

3 982

2 327

1 310

566

362

188

75

18

5

1 752

1 327

776

437

189

121

63

25

6.0

1.7

  5

25

3

5 203

3 965

2 311

1 301

565

356

188

78

19

5

1 734

1 322

770

434

188

119

63

26

6.3

1.7

  6

30

3.1

4 775

3 460

2 133

1 386

731

486

286

1 530

1 109

684

444

234

156

92

6

30

9.5   

6

066

2

258

828

320

80

30

639

238

87

34

8.4

3.2

  8

25

3

5 199

3 951

2 291

1 386

685

383

203

90

24

1 733

1 317

764

462

228

128

68

30

7.8

  8

25

10

  15 320  11 812

7 257

4 595

2 138

1 307

682

290

75

1 532

1 181

726

460

214

131

68

29

7.5

  9

25

3

  123 505  96 584  60 339

35 105

16 279

10 379

5 641

2 496

646

193

1 647

1 288

805

468

217

138

75

33

8.6

2.6

10

25

3   

2

145

607

183

80

21

8

715

202

61

27

7.1

2.6

11

50

3

4 660

3 734

2 269

1 415

674

406

1 553

1 245

756

472

225

135

11

50

3

5 004

3 817

2 266

1 401

681

431

1 668

1 272

755

467

227

144

12

1

3

3 711

2 200

1 178

626

375

190

81

23

5

1 237

733

393

209

125

63

27

7.8

1.8

13

25

2.5

5 086

3 387

1 169

291

63

13

2 034

1 355

468

117

25

5.3

13

25

2.5

5 065

3 338

1 172

294

61

13

2 026

1 335

469

117

24

5.2

14

10

3

3 821

2 277

1 343

625

371

212

1 274

759

448

208

124

71

15

25

3

  95 408  75 356  44 282

28 100

12 008

7 992

4 813

2 170

713

329

1 272

1 005

590

375

160

107

64

29

9.5

4.4

16

10

10

  14 049  11 178

8 000

2 429

813

363

85

22

1 405

1 118

800

243

81

36

8.5

2.2

16

10

10

  14 871  11 793

8 393

2 559

846

370

87

24

1 487

1 179

839

256

85

37

8.7

2.4

19

50

1

1 648

1 314

765

470

218

128

70

28

8

3

1 648

1 314

765

470

218

128

70

28

8.0

2.6

19

50

1

1 647

1 249

741

475

202

131

73

28

7

2

1 647

1 249

741

475

202

131

73

28

7.2

2.1

22

20

10

  15 723  11 776

6 990

1 936

691

301

80

29

1 572

1 178

699

194

69

30

8.0

2.9

24

25

2.9

  87 179  50 853

31 342

14 695

622

1 224

714

440

206

8.7

24

25

2.9

  87 521  52 496

31 517

15 248

653

1 228

737

442

214

9.2

26

10

3

3 827

2 309

604

183

85

5

1 276

770

201

61

28

1.8

26

10

10

  13 123

7 425

2 143

697

285

24

1 312

742

214

70

28

2.4

27

50

3

5 200

3 936

2 185

1 342

699

377

1 733

1 312

728

447

233

126

27

50

3

5 139

3 897

2 229

1 381

675

369

1 713

1 299

743

460

225

123

27

50

10   

7

268

1

996

615

287

97

30

727

200

62

29

9.7

3.0

27

50

10   

6

960

1

971

599

317

93

29

696

197

60

32

9.3

2.9

28

25

5

6 717

4 747

2 646

1 298

816

480

242

107

35

7

1 343

949

529

260

163

96

48

21

7.0

1.3

平均

2 030

1 550

1 218

720

428

205

123

66

28

7.4

2.3

標準偏差 6.1

169.7

121.9

77.1

57.5

29.4

16.6

11.6

4.3

1.4

0.7

非分散 0.3

% 11

10

11

13

14

13

17

15

19

32

試験機関 2,3,6,15,16,28 を除いた平均

2 030

1 645

1 274

741

454

212

129

67

28

7.7

2.5

標準偏差 6.1

72.4

48.2

25.8

22.9

11.1

7.7

4.7

2.2

1.3

0.5

非分散 0.3

% 4

4

3

5

5

6

7

8

17

18


34

B 8356

-

8


20
02
 (
ISO

 1

6

889


199

9

)

著作権法

により

無断で

の複製

,転載


は禁止さ

れてお

ります

表 D.2  フィルタ試験装置の妥当性確認のチェック

妥当性確認―各測定値の平均に対する比率

判定 1:各測定値が許容値に入っている

0

:各測定値が許容値に入っていない

備考

試 験
機 関
No.

1 2 3 5 7 10

12

15

20

30

40 1 2 3 5 7 10

12

15

20

30

40

  1

1 %

1 %

1 %

1 %

1 %

1 %

1 %

2 %

1

1

1

1

1

1

1

1

  2

2 %

1 %

1 %

2 %

2 %

3 %

5 %

8 %

20 %

0

0

0

0

0

0

0

1

ISO 12103

-A3  試験用ダストで測定

  2

1 %

2 %

7 %

4 %

63 %

5 %

5 %

8 %

10 %

18 %

0

0

0

0

0

0

0

0

1

ISO 12103

-A3  試験用ダストで測定

  2

1 %

1 %

1 %

1 %

3 %

4 %

5 %

6 %

4 %

11 %

0

0

0

0

0

0

0

0

1

ISO 12103

-A3  試験用ダストで測定

  3

2 %

2 %

16 %

4 %

5 %

6 %

7 %

6 %

12 %

1

1

0

1

1

1

1

1

1

0

ISO 12103

-A3  試験用ダストで測定

4

5

%

2

%

3

%

2

%

1

%

      1

1

1

1

1

  4

1 %

1 %

6 %

3 %

8 %

1

1

1

1

1

  5

1 %

1 %

1 %

2 %

3 %

4 %

6 %

9 %

14 %

16 %

1

1

1

1

0

1

1

1

1

1

  5

1 %

1 %

0 %

1 %

2 %

3 %

5 %

8 %

13 %

16 %

1

1

1

1

0

1

1

1

1

1

  6

2 %

1 %

2 %

3 %

7 %

12 %

21 %

1

0

1

1

1

0

0

妥当性確認    不合格

  6

2 %

2 %

4 %

5 %

12 %

38 %

0

0

0

0

1

0

妥当性確認    不合格

  8

1 %

1 %

1 %

1 %

20 %

3 %

4 %

10 %

15 %

1

1

1

1

1

1

1

1

1

  8

2 %

1 %

0 %

5 %

5 %

5 %

7 %

12 %

15 %

1

1

1

1

1

1

1

1

1

  9

3 %

3 %

2 %

3 %

2 %

6 %

3 %

4 %

1 %

2 %

1

1

1

1

1

1

0

1

1

10

1 %

2 %

3 %

5 %

6 %

16 %

1

1

0

1

1

1

11

11 %

2 %

2 %

2 %

3 %

4 %

1

1

1

1

1

1

11

2 %

1 %

1 %

1 %

1 %

9 %

1

1

1

1

1

0

12

1 %

1 %

1 %

0 %

1 %

1 %

2 %

5 %

12 %

1

1

0

1

1

1

1

1

1

13

2

%

1

%

2

%

3

%

11

%

19

%

 1  1  1  1  1 0

13

1

%

1

%

2

%

6

%

12

%

21

%

 1  1  1  1  0 0

14

1 %

2 %

5 %

6 %

6 %

8 %

1

1

1

1

1

1

15

2 %

1 %

1 %

1 %

2 %

3 %

3 %

4 %

4 %

7 %

0

0

0

0

0

0

1

1

0

0

ISO 12103

-A3  試験用ダストで測定

16

2 %

2 %

1 %

3 %

3 %

3 %

1 %

6 %

0

0

1

0

0

0

1

1

オンライン計数器の妥当性確認    不合格

16

2 %

2 %

2 %

1 %

1 %

1 %

5 %

5 %

0

1

0

0

0

0

1

1

オンライン計数器の妥当性確認    不合格

19

0 %

0 %

1 %

3 %

4 %

1 %

2 %

3 %

3 %

7 %

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

19

1 %

1 %

2 %

6 %

1 %

2 %

4 %

6 %

12 %

11 %

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

22

1 %

1 %

0 %

1 %

1 %

2 %

3 %

3 %

1

1

1

1

1

1

1

1

24

1 %

1 %

1 %

2 %

15 %

1

1

1

1

1

24

2 %

0 %

1 %

2 %

14 %

1

1

1

1

0

26

2 %

4 %

2 %

2 %

4 %

11 %

1

1

1

1

1

1

26

1 %

2 %

2 %

3 %

5 %

20 %

1

1

1

1

1

1

27

0 %

0 %

3 %

4 %

1 %

1 %

1

1

1

1

1

1

27

1 %

0 %

1 %

1 %

1 %

2 %

1

1

1

1

1

1

27

0 %

1 %

1 %

0 %

1 %

3 %

1

1

1

1

0

1

27

1 %

1 %

1 %

25 %

1 %

2 %

1

1

0

1

0

1

28

2 %

3 %

7 %

10 %

12 %  14 %

17 %

23 %

35 %

54 %

0

0

0

0

0

0

0

0

1

0

オンライン計数器の妥当性確認    不合格

合格した試験機関数

2  13 24 26 20 24 17 17 18 18 17

試験機関の総数

2  17 31 34 26 34 23 27 27 27 21

合格率

100 %

76 %

71 %

76 %

77 %  71 %

74 %

63 %

67 %

67 %

81 %

73

%  合格

試験機関 2,3,6,15,16,28 を除いた試験機関の合格数

2  11 22 24 18 22 16 15 16 13 12

試験機関 2,3,6,15,16,28 を除いた試験機関の総数

2  11 22 24 19 24 17 17 18 18 12

試験機関 2,3,6,15,16,28 を除いた合格率

100 % 100 % 100 % 100 %

95 %  92 %

94 %

88 %

89 %

72 %

100 % 93

%  合格


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B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

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表 D.3  コンタミナント投入装置の妥当性確認

測定された質量汚染濃度

(mg/l)

試験機関

No.

試 験 ダ ス ト
投入量

(mg/l)

1 2 3 4

平均質量
汚染濃度

(mg/l)

平均に対する
変動値

(%)

最大 5  %

投入量に対す
る誤差

(%)

最大 10  %

  1

1 890

1 857

1 881

1 879

1 853

1 867

0.8

1.2

  2

14 710

14 900

14 794

14 582

14 573

14 712

1.3

0.0

3

? 537 560

512

523

533

5.1

n

/a (

1

)

  4

1 000

1 005

1 017

1 004

1 000

1 007

1.0

0.7

5

3

409 3.33 3.25

3.25

3.22

3.26

2.1

  6

1 000

993

1 003

1 003

1 003

1 000

0.7

0.0

  8

3 400

3 407

3 404

3 391

3 395

3 399

0.2

0.0

  9

1 500

1 417

1 423

1 461

1 408

1 427

2.4

4.9

10

2 200

2 219

2 212

2 272

2 208

2 228

2.0

1.3

11

?

1 774

1 729

1 750

1 737

1 748

1.5

n

/a

12

3 000

3 119

2 995

3 071

3 095

3 070

2.4

2.3

13

1 600

1 652

1 690

1 606

1 680

1 657

3.1

3.6

14

2 000

1 873

1 881

1 792

1 825

1 843

2.8

7.9

15

1 100

1 076

1 081

1 039

1 031

1 057

2.5

4.8

16

9 463

9 610

9 998

9 846

10 019

9 868

2.6

4.3

19

8 516

8 489

8 485

8 444

8 459

8 469

0.3

0.6

19

5 678

5 657

5 653

5 664

5 653

5 657

0.1

0.4

22

8 485

8 693

8 529

8 564

8 698

8 621

1.1

1.6

24

1 100

1 015

1 030

1 055

1 098

1 050

4.6

4.6

26

5 000

5 048

5 030

5 136

5 076

5 073

1.3

1.5

27

4 000

4 053

3 996

4 021

4 022

4 023

0.7

0.6

28

1 500

1 289

1 263

1 384

1 377

1 328

4.9

11.5

(

2

)

平均 2.2

3.5

注(

1

)  5.1  %の値は平均に対する最大変動値を 0.1  %外れている。

(

2

)  11.5  %の値は投入量に対する最大誤差を 1.5  %外れている。

D.4

  タイプ 12フィルタのマルチパス試験結果  タイプ 1 フィルタについては,MIL-L-5606 の作動

油を使って,20 か所の試験機関で合計 44 件の試験が行われた。タイプ 2 フィルタについては,MIL-L-5606

の作動油を使って,21 か所の試験機関で合計 47 件,タイプ 3 フィルタについては,MIL-H-5606 の作動

油を使って,2 か所の試験機関で合計 4 件の試験が行われた。

タイプ 1 及び 2 のフィルタについては,流量は 100 l/min,タイプ 3 では 95 l/min の流量とした。ま

た,すべての試験において,動粘度は 15 mm

2

/s,最終エレメント差圧は 400 kPa となっていた。

合計 28 のタイプ 1 フィルタ(試験条件 1)については,試験油に帯電防止剤を使わずレストコンダクティ

ビィティは 1 000 pS/m 未満で試験が行われ,14 件は帯電防止剤を使用しレストコンダクティビィティは

1 000 pS

/m 以上で試験が行われた。さらに,二つのフィルタについては,代替作動油の MIL-L-23699 で

試験を行われた。この作動油はポリオールエステルをベースとした,もともとレストコンダクティビィテ

ィの高いタービン潤滑油である。

合計 29 のタイプ 2 フィルタ(試験条件 2)は,帯電防止剤を使わずレストコンダクティビィティは 1 000

pS

/m 未満で試験され,14 件は帯電防止剤を使用し,レストコンダクティビィティは 1 000 pS/m 以上で試


36

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

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験された。

さらに,二つのフィルタについては,代替作動油の MIL-L-23699 で試験が行われた。

4

件のタイプ 3 フィルタ(試験条件 3)は,すべて帯電防止剤を使用して試験された。

様々な試験機関で行われた試験方法で,もう一つ異なった条件はフィルタ試験装置内の油量である。

おおよそ半数の試験機関は,流量対油量の比率を約 4:1 で行い,それ以外は約 2:1 の比率で行われた。

表 D.4D.8 は,すべてマルチパス試験結果とその統計的分析を示したものである。表 D.9D.10 は,

ISO

/CD 4572 の時間加重平均を用いた 5 点平均方式と,その国際規格で定められている 10 点平均方式を

用いて,タイプ 1 とタイプ 2 フィルタにおける平均ろ過比(β)を比較したものである。

D.5

  マルチパス試験結果についての考察  帯電防止剤を使用した(レストコンダクティビィティ 1 000

pS

/m 以上)試験機関の試験結果の平均と,

これを使用しなかった(レストコンダクティビィティ 1 000 pS/m

未満)試験機関との差異はきわめて小さなものであった。

タイプ 1 とタイプ 2 のフィルタ(それぞれ試験条件 1,2)の結果では,帯電防止剤を使用しなかった(レ

ストコンダクティビィティ 1 000 pS/m 未満)試験機関での初期エレメント差圧は比較的変動が小さく,真

の集じん量の変動もほぼ同じであった。また,帯電防止剤を使用した(レストコンダクティビィティ 1 000

pS

/m 以上)試験機関では,計算から求めたろ過精度に,概して小さな変動を示した。

タイプ 3 のフィルタ及び試験条件 3 については, 統計的分析を行うのに十分なデータが得られなかった。

表 D.11D.13 には,それぞれタイプ 1 とタイプ 2 フィルタにおける,初期エレメント差圧,試験ダスト

投入量,真の集じん量の平均値が示されている。また各試験機関内における共分散(COV)や反復性(r),試

験機関の間の再現性(R)についても,すべて平均に対する割合で示されている。

試験油に MIL-L-23699 と MIL-L-5606 を使用した場合の,差圧と真の集じん量については近い値となっ

たが,MIL-L-23699 を使用した場合のほうがろ過比率は高く,ろ過精度(β=1 000)は小さくなった。

異なった流量対油量の比を使った試験機関の間では,特に結果に差異は認められなかった。

表 D.14D.15 には,タイプ 1 とタイプ 2 フィルタにおける,様々なろ過比におけるろ過精度の平均値が

示されている。また,各試験機関内における共分散(COV)や反復性(r),試験機関の間の再現性(R)につい

ても,すべて平均値に対する割合で示されている。

様々なβ値におけるろ過精度の変動は,タイプ 2 フィルタよりもタイプ 1 フィルタのほうが,やや大き

くなっている。これは,試験条件 1 ではフィルタ入口側汚染濃度が 3 mg/l にまで削減されているが,試験

条件 2 では 10 mg/l になっていることが一要因であると考えられる。これによって,タイプ 1 フィルタの

効率がよいこともあって,出口側の粒子数が少なくなりデータが変動した。結果を改善するには,タイプ

2

又は 3 の試験条件で,できればフィルタ入口側汚染濃度を 10 mg/l 又は 15 mg/l とし,各間隔でより多く

の油量を計測することを勧める。

D.6  

結論  ラウンドロビンテストに従い各工程を終了したこと,結果の反復性と再現性から判断して,こ

の規格に盛り込まれた手順は,妥当であると結論づけられる。


37

B 8356

-

8


20
02
 (
ISO

 1

6889


199

9

)

著作権法

により

無断で

の複製

,転載


は禁止さ

れてお

ります

表 D.4  マルチパス試験データ(タイプ フィルタ)

差圧(kPa)

汚染濃度(mg/l)

集じん量(g)

時間加重  β( m

µ

)

粒径( m

µ

)

粒径( m

µ

)

β

試験 
機関

No.

帯 電 防
止剤 
(ppm)

レストコンダク
ティビィティ

(pS/m)

油量 
(l)

ハ ウ ジ
ング

全体

エ レ メ
ント

基本フィル
タ入口側

80

%時フィ

ルタ入口側

質量

M

l

真の集じん量

C

R

1 2 3 5 7 10

12

75

100

200

1

000

  1

0

66

46

27.8

48.4

20.6

2.96

4.0

38.9

38.8

754

2 024

21 893

26 759

55 290

2.3

  1

0

66

45

27.8

47.4

19.6

2.93

4.2

39.1

39.0

395

960

2 687

24 300

9 888

2.0

2

1

227

25 49.0 76.0 27.0

4.80

31.9

31.7

30.9

172

828

2

490

3.2

5.3

2

150

1

303

25 49.0 76.0 27.0

4.70

20.9

31.0

30.4

165

1

358

3.2

4.7

3

40  12

600

35 20.3 38.0 18.0

2.67

3.3

31.7

31.5

  144

405

2

945

2.3

3.9

4

0

60

25 10.0 30.0 20.0

2.92

1.4

43.0

42.9

328

1

007

981

603

420

5.0

4

0

60

25 10.0 30.0 20.0

2.89

1.1

41.1

41.1

486

1

543

1

353

736

500

4.2

  5

1 200

25

22.0

45.0

24.0

2.97

5.7

34.4

33.8

129

276

978

9 579

30 250

1.6

3.0

5

1

200

25 22.0 43.0 21.0

3.02

5.8

35.5

35.3

125  274

875

10

350

1.6

3.1

  6

0

780

50

20.0

40.0

20.0

3.03

3.1

30.6

30.5

341

1 487

9 937

16 021

23 390

17 554

2.7

  6

0

780

50

20.0

35.0

15.0

3.10

3.2

31.9

31.7

343

1 635

14 626

69 228

143 520

91 296

2.7

  8

40

10.0

30.0

20.0

3.17

4.2

36.4

36.2

653

1 523

2 378

2 311

2 066

1 510

2.5

  8

40

10.0

30.0

20.0

3.20

3.8

36.4

36.2

646

1 822

4 012

3 919

4 037

2 827

2.4

  9

13

60

50

37.0

52.0

15.0

2.87

2.8

35.7

35.4

361

626

1 397

7 775

23 300

4.2

9

13

60

50 37.0 57.0 20.0

2.96

2.9

32.6

32.3

  276

479

1

500

5

840

4.3

10

0

298

33

100.0

120.0

20.0

2.90

28.7

41.0

39.9

2 817

3 091

2 622

2 324

10

0

298

33

100.0

121.0

21.0

3.00

18.2

40.0

39.3

8 292

9 949

7 449

5 272

10

100

677

33

100.0

127.0

27.0

3.00

13.1

43.8

43.3

1 825

60 765

68 641

56 171

10

100

677

33

100.0

127.0

27.0

3.00

14.9

46.0

45.4

5 341

114 693

63 691

53 442

11

0

31

50

9.0

25.0

16.0

3.00

37.6

624

3 196

38 402

100 467

48 229

2.3

11

37

50

8.0

26.0

18.0

3.00

38.0

753

3 174

40 275

131 800

82 633

2.2

12

0

25 55.0 71.0 16.8

3.00

14.0

32.6

32.3

31

110

238

432

501

4.4

4.8

6.5

14.2

12

0

25

55.0

73.8

18.9

3.00

12.5

28.4

28.1

26

207

1 109

6 149

8 626

4.0

4.3

5.0

6.9

13

0

23

50

13.0

34.0

21.0

3.00

5.2

39.2

38.8

117

385

2 039

9 156

67 600

4.1

13

0

23

50

13.0

30.0

18.0

3.00

5.6

46.8

46.4

143

472

2 445

13 615

72 800

3.9

14

0

45

25

31.0

49.0

18.0

3.00

4.0

33.3

33.0

563

938

1 740

3 500

4 670

3.2

14

0

45

25

31.0

49.0

18.0

3.00

4.4

33.3

33.1

760

2 230

13 400

34 000

2.3

15

50

1 500

45

3.5

14.0

10.0

2.80

3.0

35.2

35.1

316

704

2 078

3 570

3 900

3.6

15

50

1

500

45  3.5 18.0 14.0

2.80

3.2

34.0

33.9

  372

828

7

110

3.2

19

0

50

30

30.8

50.4

20.0

3.00

8.0

33.8

33.5

845

2 000

5 210

4 154

3 440

2.2

19

0

50

30

30.8

50.6

19.8

3.00

13.6

37.1

36.4

341

759

1 943

8 647

9 248

2.3

22

50

2 300

26

34.0

53.0

19.0

3.02

4.4

27.2

27.1

254

996

9 860

28 900

54 900

3.0

22

50

2 300

26

34.0

54.0

19.0

3.03

4.1

26.4

26.3

202

834

8 660

27 300

34 000

3.2

22

0

260

26

34.0

52.0

18.0

2.97

3.7

34.7

34.6

396

1 246

6 580

18 850

142 000

2.8

22

0

260

26

34.0

52.0

18.0

2.96

4.4

32.1

32.0

364

831

2 064

3 855

10 554

3.4

24

0

41  8.0 28.0 20.0

3.03

3.1

30.7

30.6

18

756

6

471

46

900

3.8

3.9

4.3

5.3

24

0

42  8.0 30.0 22.0

3.09

3.3

29.7

29.6

26

1

153

13

978

100

000

227

000

3.6

3.7

4.1

4.9

26

60

1 100

25

155

171

16.0

2.93

4.0

33.2

32.9

509

3 472

3.7

26

60

1 100

25

157

176

19.0

3.28

3.0

32.9

32.5

306

2 316

4.2

27

100

20 000

25

20.0

38.0

18.0

3.06

4.3

36.2

36.0

264

1 268

14 608

30 800

97 700

2.8

27

100

20 000

25

20.0

38.0

18.0

3.07

9.1

37.7

37.5

214

940

9 328

18 000

28 200

3.1

28

0

60

50 13.4 29.2 15.8

3.10

3.4

50.2

50.1

  434

1

792

30

243

2.6

28

0

60

50

13.4

29.2

15.8

3.16

2.9

51.7

51.6

443

1 745

17 602

63 319

68 082

63 186

2.6

28

100

1 000

50

13.4

29.2

15.8

3.00

2.9

50.8

50.7

221

815

8 552

46 977

3.2

MIL

-L-23699 の場合

0

2 500

30

36.5

56.0

19.0

2.99

4.5

40.3

40.2

439

916

2 123

7 656

12 726

2.1

0

3 620

35

37.0

57.0

20.0

2.99

21.6

39.5

38.1

523

1 228

3 183

16 127

37 572

1.8


38

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

表 D.5  マルチパス試験データの平均値(タイプ 1 フィルタ)

集じん量(g)

時間加重  β( m

µ

)

粒径( m

µ

)

粒径( m

µ

)

β

初 期 エ レ メ ン

ト差圧Δp

(kPa)

投入

M

1

真の集じん量

C

R

1 2 3 5 7 10

75

100

200

1

000

すべてのデータの平均値

19.2

36.4

36.1

163

359

185

1 558

4 064

5 276

3.9

4.2

3.5

3.7

すべてのデータの共分散

17 %

17 %

9 %

12 %

46 %

55 %

外れた値を除いたすべての平均値

19.2

36.4

36.1

163

359

831

2 933

9 662

23 082

(

3

)

(

3

)

(

3

) 3.3

外れた値を除いたすべての共分散

18

%

16

%

17

%       

28

%

平均値(1 000 pS/m 未満

又は帯電防止剤未使用)

18.7

37.6

37.3

162

485

911

3 370

10 100 16 100

(

3

)

(

3

)

(

3

) 3.3

共分散(1 000 pS/m 未満

又は帯電防止剤未使用)

11

%

16

%

17

%       

32

%

平均値(1 000 pS/m 以上)

19.0

32.9

32.6

127

238

784

3 229

15 600 40 000

(

3

)

(

3

)

(

3

) 3.6

共分散(1 000 pS/m 以上)

25

%

10

%

10

%       

21

%

平均値(流量/油量=4)

35.2

34.9

161

306

272

1864

5 128

5 197

4.4

平均値(流量/油量=2)

37.9

37.7

166

377

175

3023

10 274 15 565

4.2

平均値(油 MIL-L-23699)

19.5

39.9

39.1

477

1 049

2 547

10 383 19 012

1.9

注(

3

)  不十分なデータ


39

B 8356

-

8


20
02
 (
ISO

 1

6889


199

9

)

著作権法

により

無断で

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,転載


は禁止さ

れてお

ります

表 D.6  マルチパス試験データ(タイプ フィルタ)

差圧(kPa)

汚染濃度(mg/l)

集じん量(g)

時間加重  β( m

µ

)

粒径( m

µ

)

粒径( m

µ

)

β

試験 
機関

No.

帯 電 防
止剤 
(ppm)

レストコンダク
ティビィティ

(pS/m)

油量 
(l)

ハ ウ ジ
ング

全体  エレメ

ント

基本フィル
タ入口側

80

%時フィ

ルタ入口側

質量

M

l

真の集じん量

C

R

測定

5  10 15 20 30 40 2

10

75

100

200

1

000

 1

0

66

42

27.8

34.8

7.3

10.0

14.6

53.0

52.5 on

-line

12.3

83.1 469

6

808

9.7

10.5

12.5

16.4

 1

0

66

29

27.8

35.1

7.6

10.0

15.0

45.7

45.4 on

-line

12.2

81.5 426

5

334

9.8

10.6

12.7

16.7

 2

1 225

25

49.0

63.0

14.0

10.0

33.2

39.6

38.7 on

-line

2.7

17.8 459

8.5

12.2

12.7

13.7

15.2

 2

1 142

25

49.0

63.0

14.0

10.1

34.9

42.2

41.4 on

-line

3.2

22.4 356

7.9

12.2

12.7

14.0

15.3

 3

40

12 600

35

20.3

29.7

9.4

9.2

15.3

35.6

35.0 on

-line

2.6

15.9 29

8.7

15.2

15.3

15.5

15.9

 3

40

12 600

35

20.3

29.8

9.5

9.2

15.7

36.3

35.6 on

-line

2.4

16.0 31

8.8

15.2

15.3

15.5

15.9

 4

0

60

25

10.0

20.0

10.0

5.1

30.8

45.5

44.7 on

-line

5.0

37.4 419

681

518

6.7

11.4

12.0

13.5

 4

0

60

25

10.0

20.0

10.0

4.8

21.8

42.9

42.3 on

-line

4.7

34.3 352

1

104

579

6.9

11.7

12.3

13.8

19.6

 5

1 200

25

22.0

34.0

12.0

9.8

18.0

39.6

39.1 on

-line

4.9

33.9 410

6.8

11.6

12.2

13.6

15.3

 5

1 200

25

22.0

32.0

10.0

9.9

19.3

38.5

37.9 on

-line

4.9

37.8 520

10

300

6.7

11.3

11.9

13.2

16.1

 6

0

780

50

10.0

23.0

13.0

10.3

21.8

39.6

38.6 on

-line

2.4

8.9 64

1

525

10.3

15.3

15.7

16.8

19.3

 6

0

780

50

10.0

23.0

13.0

10.4

23.4

38.9

37.9 on

-line

2.3

8.4

59

1 200

12 867

4 051

10.5

15.4

15.9

17.0

19.7

 8

40

10.0

15.0

5.0

10.2

11.5

35.5

35.0 on

-line

10.1

100.0 591

478

242

9.4

10.0

12.0

 8

40

10.0

15.0

5.0

10.2

10.4

36.5

36.1 on

-line

8.9

84.7 940

787

491

5.3

9.7

10.3

11.8

 9

12.5

60

50

37.0

44.0

7.0

9.8

10.0

38.8

38.2 on

-line

5.5

25.0 74

109

76

7.0

15.1

18.9

 9

12.5

60

50

37.0

44.0

7.0

9.8

10.0

38.2

37.6 on

-line

5.4

23.3 67

161

139

7.1

15.6

17.3

10 0 298

33

100.0

111.0

11.0

5.0

15.9

43.3

42.7 on

-line

3.0

52.0

3 536

37 105

18 552

7.1

10.4

10.8

11.6

13.5

10 0 298

33

100.0

110.0

10.0

5.0

8.5

43.3

43.0 on

-line

4.0

48.0

2 772

26 499

17 579

6.8

10.6

10.9

11.8

13.7

10 100  677

33

100.0

116.0

16.0

4.9

17.1

50.3

49.6 on

-line

4.0

54.0

3 002

18 900

6.8

10.4

10.8

11.6

13.6

10 100  677

33

100.0

117.0

17.0

5.0

15.6

47.5

46.9 on

-line

4.0

66.0

3 276

16 814

8 097

5 181

6.6

10.2

10.5

11.4

13.5

11 0  34

50

8.0

17.0

9.0

5.0

41.7

on

-line

6.0

34.0 234

4

260

6.5

12.1

12.8

14.6

17.5

11 0  35

50

9.0

19.0

10.0

5.0

39.9

on

-line

6.0

35.0 328

4

834

6.4

11.7

12.3

13.9

17.1

12

25

55.0

64.0

9.0

5.0

82.3

41.5

39.5 on

-line

1.4

4.8 42

301

6

125

6.5

11.7

16.5

17.2

19.0

24.0

12

25

55.0

63.0

8.4

5.0

86.0

41.6

39.5 on

-line

1.3

3.4 23

177

496

7.3

12.9

17.9

18.6

21.2

13 0  11

50

13.0

23.0

11.0

5.0

11.8

41.0

39.5 on

-line

2.8

13.7

135

1 741

3 691

9.0

13.7

14.3

15.8

18.9

13 0  11

50

13.0

21.0

9.0

5.0

13.1

40.3

40.2 on

-line

3.2

12.0

115

1 366

3 608

9.3

14.1

14.7

16.1

19.4

14 0  45

25

31.0

45.0

14.0

5.0

12.8

36.9

36.2 on

-line

3.4

13.8 159

2

620

8.8

13.5

14.1

15.4

18.3

14 0  45

25

31.0

45.0

14.0

5.0

14.0

35.1

34.4 on

-line

3.1

12.4 177

3

760

9.2

13.4

13.9

15.2

17.8

15 50

1

500

45

3.5

7.0

3.5

4.8

8.6

35.1

34.8 on

-line

3.6

18.7 259

8.1

12.6

13.2

14.5

15.4

15 50

1

500

45

3.5

7.0

3.5

4.5

9.0

42.5

42.1 on

-line

4.3

20.4 285

7.7

12.5

13.0

14.3

15.4

16 450 3

200

25

16.8

22.0

5.4

5.6

44.2

39.7

39.3 on

-line

3.8

13.1 78

443

1

422

8.9

14.9

15.7

17.7

27.0

16 450 3

200

25

18.5

24.1

5.7

5.2

30.0

37.9

37.7 on

-line

3.8

13.2 76

504

1

400

8.9

14.9

15.7

17.6

26.7

19 0  50

30

30.8

39.0

8.6

10.0

17.3

34.4

33.6 on

-line

4.5

25.3 138

5

241

7.3

13.2

14.1

15.5

17.7

19 0  50

30

31.0

39.0

8.4

10.0

22.3

34.3

33.5 on

-line

3.8

20.0 109

2

365

7.9

13.9

14.7

16.0

18.6

22 50

2

300

26

34.0

43.0

9.0

9.9

32.5

37.9

36.8 on

-line

3.2

32.2 398

5

265

7.5

11.7

12.3

13.6

16.8

22 50

2

300

26

34.0

44.0

10.0

10.2

31.3

38.0

36.9 on

-line

3.5

33.6 435

9

680

7.3

11.6

12.1

13.5

16.3

22 0 260

26

34.0

42.0

8.0

10.0

21.0

39.4

38.8 on

-line

4.5

43.5 514

4

581

6.8

11.1

11.7

13.1

16.5

22 0 260

26

34.0

42.0

8.0

10.1

20.1

38.9

38.2 on

-line

4.8

47.3 591

5

187

6.6

10.9

11.5

12.9

16.2

24 0

40

8.0

21.0

13.0

4.8

8.9

39.8

39.4 on

-line

3.5

34.7 406

3

096

7.3

11.6

12.2

13.6

17.2

26 60

1

100

25

157.0

163.0

6.0

10.6

15.6

40.9

40.2 on

-line

2.9

12.0 87

1

160

9.4

14.6

15.3

16.6

19.7

26 60

1

100

25

157.0

163.0

7.0

10.4

14.0

43.3

42.6 on

-line

3.8

19.2 152

2

511

8.0

13.3

14.0

15.5

18.4

27 100

20

000

25

20.0

28.0

8.0

9.7

33.0

38.9

38.0 on

-line

3.3

22.7 700

6

500

7.9

11.7

12.2

13.2

15.8

27 100

20

000

25

20.0

28.0

8.0

9.7

18.0

38.7

38.3 on

-line

3.3

21.6 646

11

000

7.9

11.8

12.3

13.3

15.8

28 0  60

50

13.4

22.1

8.7

10.0

10.3

45.7

45.2 on

-line

5.8

44.5 640

9

053

6.3

11.0

11.5

12.8

15.8

28 0  60

50

13.0

22.0

9.0

9.9

10.7

40.8

40.3 on

-line

4.7

34.1

515

7 763

31 714

6.9

11.4

11.9

13.1

16.1

28 100 1

000

50

13.4

22.0

8.7

10.1

10.7

48.6

48.1 on

-line

4.0

29.6

455

7 864

65 557

7.3

11.7

12.2

13.5

16.4

28 100 1

000

50

13.4

22.1

8.7

9.9

11.0

46.4

45.8 on

-line

3.6

25.9 378

4

717

7.6

12.0

12.5

13.8

16.9

                      MIL

-L-23699 の場合

 0

2

500

30

36.0

43.5

7.0

10.0

22.2

41.1

40.3 on

-line

14.8

127

1 820

13 698

8.8

9.4

10.9

13.9

 0

2

500

30

36.8

44.0

7.2

10.0

25.2

38.9

38.0 on

-line

16.7

176

2 608

8 019

8.2

8.8

10.2

13.2


40

B 8356

-

8


20
02
 (
ISO

 1

6

889


199

9

)

著作権法

により

無断で

の複製

,転載


は禁止さ

れてお

ります

表 D.7  マルチパス試験データの平均値(タイプ フィルタ)

集じん量(g)

時間加重  β

粒径( m

µ

)

粒径( m

µ

)

β

初期エレメント

差圧Δp

(kPa)

投入

M

1

真の集じん量

C

R

5  10 15 20 30 40  2  10 75 100

200

1

000

すべてのデータの平均値

9.3

40.6

39.9

3.6

19.0

136

1 104

1 295

18 189

6.9

7.9

12.6

13.2

14.4

17.4

すべてのデータの共分散

33 %

10 %

11 %

8 %

19 %

16 %

17 %

14 %

17 %

外れた値を除いたすべての平均値

9.0

40.6

39.9

3.9 23.5 214 3

682

  7.6 12.6 13.2 14.1 16.7

外れた値を除いたすべての共分散

30 %

10 %

11 %

15 %

16 %

17 %

12 %

10 %

平均値(1 000 pS/m 未満又は帯電防止剤未使用)

9.9

40.2

38.6

4.1 25.2 198 3

510

  6.9  7.5 12.1 13.2 13.8 17.0

共分散(1 000 pS/m 未満又は帯電防止剤未使用)

31 %

10 %

8 %

8 %

18 %

16 %

20 %

13 %

12 %

平均値(1 000 pS/m 以上)

8.2

40.1

39.5

3.4 21.0 409

14

400

  7.9 12.7 13.2 14.4 15.9

共分散(1 000 pS/m 以上)

37 %

9 %

9 %

9 %

11 %

11 %

10 %

4 %

平均値(流量/油量=4)

40.7

39.9

3.3

17.0

151

1 287

3 205

20 724

6.9

8.0

12.5

13.1

14.4

17.5

平均値(流量/油量=2)

40.7

40.1

4.0 21.2 115 868 697 8

103    7.8 12.8 13.5 14.3 17.1

MIL

-L-23699 の場合の平均

7.1

40.0

39.2

15.7

148

2 144

10 116

∞      8.5

9.1

10.5

13.5


41

B 8356

-

8


20
02
 (
ISO

 1

6889


199

9

)

著作権法

により

無断で

の複製

,転載


は禁止さ

れてお

ります

表 D.8  マルチパス試験データ(タイプ フィルタ)

差圧(kPa)

汚染濃度(mg/l)

集じん量(g)

時間加重  β( m

µ

)

粒径( m

µ

)

粒径( m

µ

)

β

試験 
機関

No.

帯 電 防
止剤 
(ppm)

レストコンダク
ティビィティ

(pS/m)

ハウジング  全体  エレメント

基本

フィルタ入口側

80

%時

フィルタ入口側

質量

M

l

真の集じん量

C

R

測定

10 20 25 30 40  2  10 75 100

200

1

000

2

200

1 558

 57

 63

6.0

15.0

155.9

36.8

33.1

on

-lin

e

1.34

2.30

3.37

7.69

∞ 17.4

30.1

31.1

31.2

31.6

32.3

2

1 398

 57

 63

6.0

14.8

127.2

36.3

33.1

on

-lin

e

1.25

2.37

3.38

6.12

∞ 17.3

30.2

31.2

31.3

31.6

32.4

26 60  1

100  130

133

3.0

18.1

86.0 41.9

38.8 bottle

1.14

1.66

2.39

3.51

10

22.6

40.0

 

26 60  1

100  130

133

3.0

18.0

86.0 42.3

39.6

1.16

1.78

2.64

4.05

11

21.5

38.9

 

平均値

4.5

39.3

36.2

1.22

1.98

2.88

4.85

21.10

19.7

34.8

31.1

31.3

31.6

32.4

共分散

38 %

8 %

10 %

7 %

18 %

18 %

すべての試験は,流量 95 l/m,油量 24 l で行われている。


42

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

表 D.9  時間加重平均と 10 ポイント平均の比較β(タイプ フィルタ)

平均  β

粒径( m

µ

)

粒径( m

µ

)

β

試験

機関

No.

平均値

1 2 3 5 7 10 12

200

1

000

β=1 000

における差

(%)

 3

時間加重 144

405

2

945

∞ 2.3

3.9

 3

10

ポイント 145

466

2.3

 4

時間加重

328

1

007

981

603

420

5.0

 4

10

ポイント

311

974

990

595

425

 4

時間加重

486

1 543

1 353

736

500

4.2

 4

10

ポイント

457

1 581

1 386

737

495

4.3

0.3

 5

時間加重 129

276

978

9

579

30

250

1.6 3.0

 5

10

ポイント 117

256 816

9

823

130

000

1.7 3.2

4.8

 5

時間加重 125

274

845

10

350

1.6 3.1

 5

10

ポイント

126

282

911

9 380

40 200

44 800

40 200

1.6

3.1

-0.9

 8

時間加重

653

1 523

2 378

2 311

2 006

1 510

2.5

 8

10

ポイント

677

1 617

2 671

2 422

2 065

2.4

-2.2

 8

時間加重

646

1 822

4 012

3 919

4 037

2 827

2.4

 8

10

ポイント

599

1 914

4 462

4 273

3 629

2.4

0.8

15

時間加重

316

704

2 078

3 570

3 900

3.6

15 10

ポイント 313

618

2

273

 3.7

2.5

15

時間加重 372

828

7

110

 3.2

15 10

ポイント 322

785

7

117

 3.2

1.4

19

時間加重

845

2 000

5 210

4 154

3 440

2.2

19 10

ポイント

822

1 836

3 725

3 070

2 302

2.2

2.2

19

時間加重

341

759

1 943

8 647

9 248

2.3

19 10

ポイント

341

760

1 990

7 247

6 820

2.3

-0.4

26

時間加重

509

3

472

 3.7

26 10

ポイント

507

2

946

 3.8

1.8

26

時間加重

306

2

316

 4.2

26 10

ポイント

293

2

771

18

000

 4.1

-1.8

28

時間加重 434

1

792

30

243

 2.6

28 10

ポイント

1

784

24

700

28

時間加重

443

1 745

17 602

63 319

68 082

63 186

2.6

28 10

ポイント

1 740

17 400

59 800

74 900

83 000

28

時間加重 221

815

8

552

46

977

 3.2

28 10

ポイント

799

8 540

44 300

69 900

70 300

3.2

0.5

平均値 1.6


43

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

表 D.10  時間加重平均と 10 ポイント平均の比較β(タイプ フィルタ)

平均  β

粒径( m

µ

)

粒径( m

µ

)

β

試験

機関

No.

平均値

5  10 15 20 30 10 75

100

200

1

000

β=75

における差

(%)

 3

時間加重 2.6

15.9

29

8.7 15.2 15.3 15.5 15.9

 3

10

ポイント 2.6

15.8 29

8.7 15.2 15.3 15.5 15.9

0.0

 3

時間加重 2.4

16.0

31

8.8 15.2 15.3 15.5 15.9

 3

10

ポイント 2.4

16.7 32

8.7 15.2 15.3 15.5 15.9

0.0

 4

時間加重

4.7  34.3  352 1

104

579

6.9 11.7 12.3 13.8 19.6

 4

10

ポイント

5.0  28.8  408 1

219

648

7.0 11.8 12.3 13.7 19.1

1.1

 5

時間加重 4.9

37.8

520

10

300

6.7 11.3 11.9 13.2 16.1

 5

10

ポイント 5.1

41.5

568

155

000

6.6 11.1 11.7 13.0 15.5

-1.6

 5

時間加重 4.9

33.9

410

6.8 11.6 12.2 13.6 15.3

 5

10

ポイント 4.9

35.5

399

81

600

6.8 11.5 12.1 13.6 15.9

-0.4

 8

時間加重

10.1 100.0  591  478

242

  9.4 10.0 12.0

 8

10

ポイント  10.4

109.0  751  551

 9.2 9.8 11.6

-1.8

 8

時間加重 8.9

84.7

940

787

491

5.3

9.7

10.3

11.8

 8

10

ポイント 9.0

94.0

837

667

5.2

9.5

10.1

11.7

-2.2

15

時間加重 3.6

18.7

259

8.1 12.6 13.2 14.5 15.4

15 10

ポイント 3.1

17.7

234

8.3 12.8 13.4 14.7 15.4

1.2

15

時間加重 4.3

20.4

285

7.7 12.5 13.0 14.3 15.4

15 10

ポイント 3.5

20.1

263

8.0 12.6 13.1 14.5 15.4

0.7

16

時間加重

3.8  13.1

78  443

1

422

8.9 14.9 15.7 17.7 27.0

16 10

ポイント

3.7  12.2

71  470

548

9.2 15.1 15.9 17.7

1.6

16

時間加重

3.8  13.2

76  504

1

400

8.9 14.9 15.7 17.6 26.7

16 10

ポイント

3.4  11.3

75  444

580

9.5 15.0 15.8 17.8

0.4

19

時間加重 4.5

25.3

138

5

241

7.3 13.2 14.1 15.5 17.7

19 10

ポイント

4.5  28.5  146 3

210

72

900

7.2 13.0 13.8 15.5 18.1

-1.8

19

時間加重 3.8

20.0

109

2

365

7.9 13.9 14.7 16.0 18.6

19 10

ポイント

3.9  21.2  116 2

123

37

950

7.8 13.7 14.6 15.9 18.7

-1.3

27

時間加重 3.3

22.7

700

6

500

7.9 11.7 12.2 13.2 15.8

27 10

ポイント 3.4

23.3

813

9

033

7.8 11.6 12.1 13.0 15.4

-0.8

28

時間加重 5.8

44.5

640

9

053

6.3 11.0 11.5 12.8 15.8

28 10

ポイント 5.6

43.3

659

10

768

6.4 11.0 11.5 12.8 15.7

0.3

28

時間加重

4.7  34.1  515 7

763

31

714

6.9 11.5 12.0 13.3 16.2

28 10

ポイント 4.6

31.7

457

6

450

7.0 11.6 12.2 13.5 16.5

1.4

28

時間加重

4.0  29.6  455 7

864

65

557

7.3 11.7 12.2 13.5 16.4

28 10

ポイント 4.0

29.6

448

7

660

7.3 11.7 12.2 13.5 16.4

0.1

28

時間加重 3.6

25.9

378

4

717

7.6 12.0 12.5 13.8 16.9

28 10

ポイント 3.6

25.3

381

5

846

7.6 12.0 12.5 13.8 16.8

0.2

平均値

0.9


44

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

表 D.11  初期エレメント差圧

タイプ 1 フィルタ  試験状況

タイプ 2 フィルタ  試験状況

試験機関の条件

Δp

(kPa)

COV 
(%)

(%)

(%)

Δp

(kPa)

COV 
(%)

r

(%)

R

(%)

全試験機関

19 18 29 51 9.0 30 19

87

1 000 pS

/m 以上の試験機関

19 25 35 55 8.2 37 12 109

1 000 pS

/m 未満の試験機関 19  11  36  31  9.9  31  11

89

表 D.12  試験ダスト投入量

タイプ 1 フィルタ

タイプ 2 フィルタ

試験機関の条件

M

l

(g)

COV 
(%)

r

(%)

R

(%)

M

l

(g)

COV 
(%)

(%)

R

(%)

全試験機関

36.5 17  18  47 40.6 10  16  29

1 000 pS

/m 以上の試験機関

32.9 10  9  23 40.1  9  8  25

1 000 pS

/m 未満の試験機関

37.6 16  22  36 40.2 10  7  28

表 D.13  真の集じん量

タイプ 1 フィルタ

タイプ 2 フィルタ

試験機関の条件

C

R

(g)

COV 
(%)

r

(%)

R

(%)

C

R

(g)

COV 
(%)

r

(%)

R

(%)

全試験機関

36.1 17  18  49 39.9 11  16  30

1 000 pS

/m 以上の試験機関

32.6 10  9  24 39.5  9  8  26

1 000 pS

/m 未満の試験機関

37.3 17  22  37 38.6  8  6  23

表 D.14  平均ろ過精度(タイプ フィルタ)

全試験機関 1

000

pS

/m 以上の試験機関 1

000

pS

/m 未満の試験機関

β

m

µ

COV 
(%)

r

(%)

R

(%)

m

µ

COV 
(%)

r

(%)

R

(%)

m

µ

COV 
(%)

r

(%)

R

(%)

1

000

3.3 28 23 80 3.6 21 22 59 3.3 32 26 108

表 D.15  平均ろ過精度(タイプ フィルタ)

全試験機関 1

000

pS

/m 以上の試験機関 1

000

pS

/m 未満の試験機関

β

m

µ

COV 
(%)

r

(%)

R

(%)

m

µ

COV 
(%)

r

(%)

R

(%)

m

µ

COV 
(%)

r

(%)

R

(%)

10

 7.6

15

11

42

 7.9

 9

7

26

 7.5

18

 8

53

75

12.6 16

8 45 12.7 11  3  33 12.1 16

6 47

100

13.2 17

9 47 13.2 11  3  31 13.2 20 10 56

200 14.1 12

6  34 14.4 10  3  29 13.8 13

5  38

1

000 16.7 10

6  30 15.9

4  5  32 17.0 12

5  34


45

B 8356

-8:2002 (ISO 16889:1999)

日本工業標準調査会標準部会 産業機械技術専門委員会 構成表

     氏名

      所属

(委員会長)    岡  村  弘  之      東京理科大学理工学部

(委員)

朝  田  泰  英

財団法人電力中央研究所

伊  藤  正  人

厚生労働省労働基準局

大  地  昭  生

日本内燃機関連合会

大  湯  孝  明

社団法人日本農業機械工業会

重  久  吉  弘

財団法人エンジニアリング振興協会

鈴  木  通  友

社団法人全国木工機械工業会

筒  井  康  賢

独立行政法人産業技術総合研究所

橋  元  和  男

国土交通省総合政策局

平  野  正  明

社団法人日本機械工業連合会

藤  咲  浩  二

社団法人日本産業機械工業会

松  山  新一郎

株式会社豊田自動織機

吉  田  岳  志

農林水産省生産局

渡  邉  和  夫

社団法人日本建設機械化協会