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B 8267:2020  

(1) 

追補1のまえがき 

このJIS B 8267の追補1は,産業標準化法に基づき,日本産業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣

及び経済産業大臣がJIS B 8267:2015を改正した内容だけを示すものである。 

JIS B 8267:2015は,この追補1の内容の改正がされ,JIS B 8267:2020となる。 

日本産業規格          JIS 

B 8267:2020 

圧力容器の設計 

(追補1) 

Construction of pressure vessel 

(Amendment 1) 

追補1の序文 

先進各国では,エネルギー安定供給確保及び地球温暖化防止の観点から精力的に燃料電池自動車の開

発・普及を進めている。我が国では,2014年12月に燃料電池自動車の市場導入が行われ,今後の本格的

な普及のために必要不可欠な水素ステーションの整備に官民一体となり取り組んでいる。水素ステーショ

ンに設置される圧縮水素用圧力容器の設計圧力は20 MPaを超える高圧であるため,高圧ガス保安法 特定

設備検査規則 例示基準別添7“第二種特定設備の技術基準の解釈”(安全率3.5対応,設計圧力20 MPa以

下)の適用を受けることができなかった。 

この度,高圧ガス保安法“特定設備検査規則の機能性基準の運用について”が改正され,圧縮水素スタ

ンド及び移動式圧縮水素スタンドの第二種特定設備について,設計圧力20 MPaを超える場合が含まれる

こととなった。したがって,この規格も水素ステーション関係の設備に適用できるように,高圧ガス保安

法に対応させ,適用する圧力容器の設計圧力を改正した日本産業規格である。 

JIS B 8267:2015を,次のように改正する。 

1.1(適用する圧力容器)の“この規格は,設計圧力30 MPa未満の圧力容器の構造及び取付物について規

定する。”を,“この規格は,圧力容器の構造及び取付物について規定する。この規格を設計圧力30 MPa

以上の圧力容器に適用する場合は,高圧への適用に対する設計上の考慮を示す必要がある。”に置き換える。