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B 8226-1

:2011

(1)

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

2

4

  材料

4

4.1

  材料の選定

4

4.2

  材料規格

5

4.3

  防食

5

5

  形式

5

5.1

  ドーム形破裂板(正作動)

5

5.2

  反転ドーム形破裂板(逆作動)

6

5.3

  平形破裂板

6

5.4

  その他の形式及び設計

7

6

  ホルダ

8

6.1

  設計

8

6.2

  形式

8

6.3

  接続

10

7

  バキュームサポート

10

7.1

  一般

10

7.2

  開放形バキュームサポート

10

7.3

  非開放形バキュームサポート

10

8

  遮熱材

10

9

  補強リング

10

10

  ガスケット(シール)

11

11

  組立て

11

11.1

  一般

11

11.2

  交換可能形破裂板式安全装置

11

11.3

  交換不可形破裂板式安全装置

11

12

  仕様破裂圧力

11

13

  検査

12

14

  試験要領

13

14.1

  一般

13

14.2

  圧力試験

13

14.3

  破裂試験

13

14.4

  漏れ試験

14


B 8226-1

:2011  目次

(2)

ページ

14.5

  非破壊試験

14

15

  成績書

15

16

  製品仕様

15

17

  表示

15

17.1

  一般

15

17.2

  破裂板/破裂板組立品

15

17.3

  ホルダ

16

17.4

  交換不可形破裂板式安全装置

16

17.5

  補助部品

16

17.6

  表示の省略

17

18

  保管・こん包

17

18.1

  一般

17

18.2

  こん包の表示

17

18.3

  組立及び取付説明書

17

18.4

  書類・銘板など

17

附属書 JA(規定)破裂板式安全装置の吹出し量の算出方法

18

附属書 JB(参考)破裂板式安全装置の破裂試験方法

24

附属書 JC(参考)破裂板式安全装置の使用基準

26

附属書 JD(参考)JIS と対応国際規格との対比表

29


B 8226-1

:2011

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本高圧力技術協会(HPI)及び財

団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日

本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

これによって,JIS B 8226:2000 は廃止され,その一部を分割して制定したこの規格に置き換えられた。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の

特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS B 8226

(破裂板式安全装置)の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

B

8226-1

  第 1 部:一般

JIS

B

8226-2

  第 2 部:安全弁との組合せ

JIS

B

8226-3

  第 3 部:適用,選定及び取付け


日本工業規格

JIS

 B

8226-1

:2011

破裂板式安全装置−第 1 部:一般

Bursting disc safety devices

−Part 1: General

序文

この規格は,2003 年に第 1 版として発行された ISO 4126-2 を基とし,技術的内容を変更して作成した

日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JD に示す。

破裂板式安全装置は,圧力容器,配管,ガスシリンダー,その他の密閉された装置を過剰圧力又は負圧

から保護するために使用される再閉止しない圧力逃し装置である。破裂板式安全装置は,標準的にはホル

ダを含む部品及び必要な場合には,バキュームサポート,補強リングなどその他の部品の組合せから構成

されている。破裂板は,破裂板式安全装置の圧力保持及び圧力感知部品であり,かつ,所定の圧力におい

て,破裂によって開口するように設計されている。広範囲の呼び径,破裂圧力及び温度を対象とし,金属

及び非金属の両方の耐食材料で製造される破裂板式安全装置には,数多くの形式がある。

1

適用範囲

この規格は,圧力容器,配管系,ダクトなどの密閉された装置が過剰圧力又は負圧によって破損するこ

とを防止するために設ける,破裂板及びホルダ,バキュームサポートなどの附属品で構成された安全装置

(以下,破裂板式安全装置という。

)について規定する。ただし,次に掲げるものは含まない。

a)

爆ごう(轟)による急激な圧力上昇に対応しようとするもの。

b)  JIS B 8246

に規定するもの。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 4126-2:2003

,Safety devices for protection against excessive pressure−Part 2: Bursting disc safety

devices

(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 0203

  管用テーパねじ

JIS B 2001

  バルブの呼び径及び口径

JIS B 2220

  鋼製管フランジ

JIS B 2239

  鋳鉄製管フランジ


2

B 8226-1

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JIS B 2240

  銅合金製管フランジ

JIS B 8246

  高圧ガス容器用弁

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

破裂板式安全装置(bursting disc safety device)

差圧によって作動し,破裂板の破裂によって機能するように設計した非再閉止圧力逃し装置。組立品に

ホルダがあればそれも含める。

注記  破裂板式安全装置の使用基準を附属書 JC に示す。

3.2

破裂板組立品(bursting disc assembly)

必要な機能を果たすため,ホルダ内に組み込む破裂板,バキュームサポートなどの構成部品からなる組

立品。

3.3

破裂板(bursting disc)

破裂板式安全装置の圧力保持及び圧力感知部品。

3.4

ホルダ(bursting disc holder)

破裂板式安全装置の一部品であり,破裂板組立品を正しい位置に保持するための部品。

3.5

ドーム形破裂板(正作動とも呼ぶ)[conventional domed bursting disc (also referred to as: forward-acting)]

破裂圧力の方向にドーム状に成形した破裂板(すなわち,破裂圧力が破裂板の凹面側に加わる。

図 

照)

3.6

(削除)

3.7

反転ドーム形破裂板(逆作動とも呼ぶ)[reverse domed bursting disc (also referred to as: reverse-acting)]

破裂圧力と反対方向にドーム状に成形した破裂板(すなわち,破裂圧力が破裂板の凸面側に加わる。

2

参照)

3.8

平形破裂板(flat bursting disc)

取付けのとき,平らになっている 1 枚又は複数の層から構成される破裂板。延性又はぜい(脆)性材料

で製作してもよい。

3.9

グラファイト破裂板(graphite bursting disc)

グラファイト,含浸グラファイト,フレキシブルグラファイト又は複合グラファイトから製造し,かつ,

曲げ又はせん断力によって破裂するように設計した破裂板。

注記  次の定義を適用する。

a)

グラファイト(graphite)  炭素元素の結晶形態。


3

B 8226-1

:2011

b)

含浸グラファイト(impregnated graphite)  充塡材料が含浸されている多孔性のグラファイ

ト。

c)

フレキシブルグラファイト(flexible graphite)  グラファイト層間化合物に熱を加えて圧

縮することによって形成したグラファイト。

d)

複合グラファイト(graphite composite)  二つ以上の異種材料によって構成され,単独の

材料とは異なる特性をもち,かつ,グラファイトの割合は質量分率 50 %以上であるもの。

3.10

破裂圧力(bursting pressure)

破裂板が破裂したときの上流側と下流側との間の差圧値。

3.11

仕様破裂圧力(specified bursting pressure)

破裂板の要求事項を満足する仕様温度を考慮した破裂圧力(破裂圧力の許容差とともに使用する。3.15

参照)

3.12

仕様最高破裂圧力(specified maximum bursting pressure)

破裂板の要求事項を満足する仕様温度を考慮した最高破裂圧力(仕様最低破裂圧力とともに使用する。

3.13

参照)

。破裂圧力の最高限界(

図 参照)。

3.13

仕様最低破裂圧力(specified minimum bursting pressure)

破裂板の要求事項を満足する仕様温度を考慮した最低破裂圧力(仕様最高破裂圧力とともに使用する。

3.12

参照)

。破裂圧力の最低限界(

図 参照)。

3.14

仕様温度(coincident temperature)

仕様破裂圧力との関連において,発注者によって指定された破裂板の設計温度。吹出し量の計算に用い

る。

3.15

破裂圧力の許容差(performance tolerance)

仕様最低破裂圧力と仕様最高破裂圧力とで規定される圧力範囲[

図 9 a)参照],又は仕様破裂圧力に対す

る正負の範囲を百分率又は実数値で表示したもの[

図 9 b)参照]。

3.16

運転圧力(operating pressure)

保護しているシステムの通常運転圧力(

図 参照)。

3.17

背圧差(differential back pressure)

破裂圧力と反対方向に加わる破裂板の差圧。他の要因によって出口側に加わる圧力及び/又は破裂板の

入口側での真空の結果生じる。

3.18

放出面積(vent area)

流体放出の有効断面積。


4

B 8226-1

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3.19

バッチ(batch),ロット(lot)

同一の形式,サイズ,材料規格及び仕様破裂圧力条件の単一グループとして,同一材料ロット(3.20 

照)から製作する破裂板,又は破裂板式安全装置の数量。

3.20

材料ロット(lot of material)

a)

金属(metal)  同一溶解チャージ,熱処理及び適切な規格の許容値内にある規定厚さの同一規格材料。

b)

グラファイト及びフレキシブルグラファイト(graphite and flexible graphite)  同一グラファイト製造

業者で同一製造工程による同一規格の同じグレード及び品質の材料。

c)

含浸グラファイト(impregnated graphite)  同一製造業者によって,特定グレードの充塡材料で含浸

される同一ロットのグラファイト。

d)

複合グラファイト(graphite composite)  グラファイトと同一に他の成分を混合した特定グレードの

グラファイト。

3.21

バキュームサポート(back pressure support)

背圧差による破裂板の損傷を防止する部品。背圧サポートともいう。

3.22

補強リング(stiffening ring)

損傷を防止するため,

主として壊れやすい破裂板を補強するために使用される破裂板組立品の構成部品。

3.23

コーティング(coating)

破裂板組立品の部品に,金属又は非金属材料で形成させる薄膜の層。

3.24

ライニング(lining)

防食などの目的で破裂板組立品又はホルダに,金属又は非金属材料で被覆する薄板。

3.25

めっき(plating)

めっきの工程によって破裂板又はホルダに付ける金属皮膜。

3.26

マッフル(muffled outlet)

放出流体を分散させる破裂板式安全装置の部品。

3.27

遮熱材(temperature shield)

過剰な温度上昇から破裂板を保護する部品。

3.28

吹出し量(bursting disc device discharge capacity)

破裂板式安全装置から吹き出す流体の量。算出方法は,

附属書 JA による。

4

材料

4.1

材料の選定


5

B 8226-1

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破裂板式安全装置の部品に使用される材料の選定は,次の事項を考慮する。

a)

使用される流体に対する適合性。

b)

プロセス流体,隣接部品との適応性及び使用中に破裂板式安全装置が受ける化学的及び物理的条件。

注記  破裂板装置の下流側に耐食材料を使用するのが望ましい。これらの部品の腐食よって引き起

こされた損傷は,破裂板式安全装置の性能を損なうおそれがある。

4.2

材料規格

破裂板式安全装置の材料は,JIS 又は国際的に認知された規格(例えば,ASTMASMEENISO 

格など)による。それらは均一な化学的及び物理的性質をもち,かつ,破裂板式安全装置が作動不良を起

こすようないかなる欠陥もないこととする。

4.3

防食

腐食環境で使用する場合,破裂板式安全装置の腐食の影響を受ける部品は,適切なコーティング,めっ

き又はライニングによって防食しなければならない。コーティング及びめっきは,耐食対象表面に均一か

つ均質に実施する。ライニングは継目なしとし,セット又は一体品として破裂板式安全装置とともに納入

する。防食は,製造業者だけが施工するものとする。防食は,破裂板式安全装置の性能を損なってはなら

ない。

5

形式

5.1

ドーム形破裂板(正作動)

      記号 
      1  フラットシート

      2  アングルシート 
      3  流れ

図 1−ドーム形破裂板(正作動)

ドーム形破裂板は,破裂圧力が凹面側に加わる方向ヘドーム状に成形され,当初の塑性変形が運転条件

下で更に進展しないような構造とする。ドーム形破裂板は,引っ張りで破裂又は開口し,次の形式がある。

a)

ドーム形  1 枚以上の層からなり,破裂圧力は,材料の破断引張強さによって決まる(図 参照)。

b)

スリット付きドーム形  2 枚以上の層から構成されており,少なくとも 1 枚は,強度を低減させると

ともに破裂圧力を調整するためにスリットを設けている。


6

B 8226-1

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c)

切溝付きドーム形  破裂圧力に到達したときに,破裂板が切溝に沿って開放するように切溝を付けて

いる。

d)

ナイフ付きドーム形  破裂圧力に到達したときに,ナイフの刃によって切断され開放する。

5.2

反転ドーム形破裂板(逆作動)

反転ドーム形破裂板は,破裂圧力が破裂板の凸面側に加えられるときに座屈,曲げ又はせん断応力によ

って破裂するように設計されている(

図 参照)。

      記号   
      1  流れ

図 2−反転ドーム形破裂板(逆作動)

反転ドーム形破裂板は,次の形式がある。

a)

切溝付き反転ドーム形  ドームが破裂圧力において反転するときに,破裂板に沿って開放するように

切溝が付けられている。この破裂板は,反転する圧力を決定するため溝を付けるなど弱い箇所をもっ

ている。

b)

スリップアウト,又は引裂き反転ドーム形  破裂した後,ホルダから下流へ破片が排出される。

注記  この形式の破裂板には,破片を捕捉するキャッチング装置を付けることができる。

c)

ナイフ付き反転ドーム形  ドームの反転中に,ナイフの刃によって切断され開口する。

d)

せん断反転ドーム形  反転と同時にせん断力によって開口する 1 枚以上の層をもつ。

e)

反転ドーム複合形又は多層形  2 枚以上の層をもち,少なくとも一つの破裂板が反転する圧力を決定

するような弱い箇所をもつ。

5.3

平形破裂板

平形破裂板は,1 枚以上の層をもつ。この形式は,ホルダを必要とするか又は取付けフランジの間に直

接入れる。平形破裂板としては,次の形式がある。

a)

グラファイト交換形  平面又は凹部形状となっており,ホルダと一緒に使用する。破裂板は,曲げ又

はせん断力によって破裂するように設計する(

図 参照)。


7

B 8226-1

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    記号   
    1  グラファイト交換形

    2  流れ 
    3  ホルダ 
    4  バキュームサポート(必要な場合)

図 3−グラファイト交換形及びホルダ

b)

グラファイト単体形  取付けフランジの間に直接入れるような設計とする。破裂圧力及び圧力が加わ

る方向に片側又は両側に凹部を設けてもよい(

図 参照)。グラファイト単体形は,リングで補強して

もよい。圧力が加わる側にライニングの薄板を付けてもよい。

    記号

    1  リング(附属品) 
    2  流れ

図 4−グラファイト単体形

破裂後のグラファイト単体形の圧力保持能力は,6.1.1 に規定する方法の一つによって決定する。

注記  グラファイト単体形の設計について,破裂板に隣接する下流側配管径は製造業者の指示に従う

のがよい。通常,この配管径は凹部の内径より大きくする。

c)

スリット付き平形  2 枚以上の層をもつ。例えば,破裂圧力を調整するため,層の少なくとも 1 枚の

強度を低減するためにスリットを設ける。ホルダと併用してもよい。

5.4

その他の形式及び設計

破裂板の形式及び設計は,この規格の要求事項を満足しなければならない。


8

B 8226-1

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6

ホルダ

6.1

設計

6.1.1

圧力保持

ホルダの圧力保持能力は,次のいずれかによって決定する。

a)

JIS B 2220

などに示すフランジ継手に関する一般的設計方法による。

b)

製造業者の確立された設計手法。

c)

製造業者によって開発され,試作又は代表的な製品サンプルで実施された実験的設計手法。

6.1.2

その他の設計要求事項

ホルダの設計は,次の項目を満足しなければならない。

a)

破裂板組立品の正確な位置決め。

b)

破裂板組立品が常に適切な方法によってだけで取り付けることができる。

c)

それぞれの破裂板組立品に適切な締付け荷重を加えるか,又は伝達することができる。

d)

バキュームサポートが必要な場合,その部品は正しい位置に取り付ける(箇条 参照)

e)

規定使用条件の下で圧力を十分保持できるよう,製造業者の適切な組込み要領書に従って取り付ける。

f)

組立ての段階において,ねじ穴などいかなる穴の位置もホルダと取付けフランジとの間に使用する規

定のガスケットと適合している。

g)

流れの方向を含む圧力システム継手内の正確な位置決め。

h)

規定使用条件に対する適合性。

i)

破裂板組立品が正常に機能する。

注記  ホルダは,取付け及び取外し中に保護されるように設計することが望ましい。ドーム形破裂

板では,ドームがホルダから出ないようにすることによって保護できる。その他の方法につ

いては,当事者間の取決めによって採用してもよい。

6.2

形式

ホルダの形式は,破裂板のそれぞれの形式及び用途に適するものでなければならない。

ホルダは,次の形式がある。

a)

インサート(カプセル)形  止め金具の有無にかかわらず,インサート(カプセル)形ホルダは,入

口及び出口部材から構成されており,かつ,取付けフランジボルトの内側に設置する(

図 参照)。

図 5−インサート(カプセル)形ホルダ(例)

b)

全面フランジ形  止め金具の有無にかかわらず,全面フランジ形ホルダは,入口及び出口部材から構


9

B 8226-1

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成されており,かつ,取付けフランジボルト締めに適するような穴又はスロットでなければならない

図 参照)。

注記  通常,外径は取付けフランジの外径と同じである。

図 6−全面フランジ形ホルダ(例)

c)

ユニオン形  ユニオン形ホルダは,ナットで接続された入口及び出口部材から構成されている(図 7

参照)

    記号 
    1  マッフル(分散放出口)附属品

図 7−ユニオン形ホルダ(例)

d)

プラグ(スクリュー)形  プラグ(スクリュー)形ホルダは,一緒にねじ込まれる入口及び出口部材

がある。出口部材は,マッフル付きとしてもよい(

図 参照)。


10

B 8226-1

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図 8−プラグ(スクリュー)形ホルダ(例)

e)

その他  この規格の要求事項を満足すれば,その他の形式のホルダも採用できる。

6.3

接続

ホルダ,例えば,インサート(カプセル)形,全面フランジ形を取付けフランジの間に取り付ける場合,

ホルダ当たり面及び表面仕上げは,発注者の配管仕様と合致していなければならない。

その他の形式(6.2 参照)の接続については,発注者の要求に従って,ねじ込み,溶接,特定な形状など

とすることができる。

7

バキュームサポート

7.1

一般

破裂板が使用中に背圧差に耐えられない場合は,バキュームサポートを取り付ける。

バキュームサポートは,恒久的に破裂板に取り付けるか,又は破裂板式安全装置の一部品となるように

するか,若しくは破裂板の正しい側だけに組み立てられることを確実にして,破裂板式安全装置の一部品

となるようにした状態で製造業者によって納入されなければならない。破裂板の機能を損なわないように,

ばり又は類似の欠陥は全て除去する。

7.2

開放形バキュームサポート

開放形バキュームサポートは,破裂板と密着しており,かつ,適切なサポートでなければならない。ま

た,システム内の圧力が破裂板へ伝達するようなバキュームサポートの設計とする。

破裂板が破裂する場合,バキュームサポートは当該破裂板の仕様温度において,仕様最低破裂圧力又は

仕様破裂圧力の負の許容差を超えない圧力になったときに開放する。

7.3

非開放形バキュームサポート

非開放形バキュームサポートは,破裂板と密着しており,かつ,適切なサポートでなければならない。

また,流体の放出を可能にする開口部がなければならない。

8

遮熱材

遮熱材は,破裂板の温度上昇による不適切な作動を防止するため,温度を下げるように設計・製造する。

要求がある場合にだけ使用され,かつ,製造業者によって供給する。

9

補強リング

補強リングは,破裂板の正常な機能を妨げずに,座の部分の補強,及び保護する部品である。リングは,


11

B 8226-1

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恒久的に破裂板に装着する。

10

ガスケット(シール)

破裂板式安全装置の一部であるガスケット(シール)は,化学的,熱的及び機械的な要求事項を満足し

なければならない。使用方法,形式,材料規格(4.2 参照)及び寸法は,製造業者によって決定しなければ

ならない。

11

組立て

11.1

一般

破裂板式安全装置の組立て,取付け,使用及び保守に関する取扱説明書は,製造業者によって提供する。

組立てに関する要求事項は,次のいずれかによる。

a)

破裂板組立品が,容易に取替えできるような方法でホルダ内に保持される(11.2 参照)

b)

破裂板組立品が,一体形組立品としてホルダ内に恒久的に保持される(11.3 参照)

11.2

交換可能形破裂板式安全装置

破裂板式安全装置は,ホルダ内の部品が容易に取外し,取替えができ,組立てができなければならない。

部品は,製造業者又は発注者のいずれかで組み立ててもよい。

ホルダ及び破裂板組立品は,箇条 14 に従って組立て前に試験する。組立て前に,破裂板組立品に表示さ

れたホルダに関する製造業者の型式/形式を照合し,それがホルダに表示されたものと一致していること

を確認する(箇条 17 参照)

破裂板式安全装置は,その部品の組合せによって性能が決定され,かつ,製造業者の取扱説明書によっ

て組み立てなければならない。

11.3

交換不可形破裂板式安全装置

破裂板式安全装置の部品は,製造業者が組立てを行う。それらの部品は,溶接,かしめ,接着又はその

他の方法によって恒久的に接合される。溶接材,ろう付け材,はんだ,接着剤,セメントなどの接合材料

は,接合される部品の材料と適合し,かつ,それらの部品が使用される用途に適していなければならない。

接合は,承認された手順書を用いて,適切な経験/資格のある者によって実施する。完成された継手部は,

取り付けたときに有効な密閉性,

及び耐圧性を保持しなければならない。

交換不可形破裂板式安全装置は,

同じ材料ロットで,バッチとして製造する。試験方法及び表示は,箇条 14 及び箇条 17 による。

12

仕様破裂圧力

仕様破裂圧力は,次のいずれかで表示する(

図 参照)。

a)

仕様温度における仕様最高破裂圧力及び仕様最低破裂圧力[

図 9 a)  参照]。

b)

仕様温度における仕様破裂圧力及び破裂圧力の許容差[

図 9 b)  参照]


12

B 8226-1

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a)

仕様温度における仕様最高破裂圧力及び仕様最低破裂圧力

b)

仕様温度における仕様破裂圧力及び破裂圧力の許容差

図 9−仕様破裂圧力

13

検査

製造中の部品検査は,製造業者の検査基準によって実施する。全ての部品は製作完了時に,欠陥の有無

について目視検査をする。不正確な作動が起こる可能性のある欠陥部品は,全て廃却又は修理する。

破裂圧力の最高限界 
仕様最高破裂圧力(3.12 参照)

破裂圧力の最低限界 
仕様最低破裂圧力(3.13 参照)

運転圧力(3.16 参照)

破裂板は損傷しない。

適切な余裕

破裂圧力の許容差(3.15 参照)

破裂板は,破裂圧力の

許容差の範囲内で破裂する。

破裂圧力の最低限界 
仕様最低破裂圧力

3.13 参照)

運転圧力(3.16 参照)

破裂板は損傷しない。

破裂圧力の最高限界 
仕様最高破裂圧力(3.12 参照)

仕様破裂圧力(3.11 参照)

破裂圧力の許容差(3.15 参照)

適切な余裕

正側の許容差

負側の許容差

破裂板は,破裂圧力の

許容差の範囲内で破裂する。


13

B 8226-1

:2011

14

試験要領

14.1

一般

ホルダの耐圧性能の証明を行う要求があれば,圧力試験は 14.2 の規定によって実施する。破裂板及び交

換不可形破裂板式安全装置の仕様破裂圧力の証明は,14.3 の規定によって実施する。

注記  特定な用途の場合に,発注者から追加試験を要求することがある(14.4 及び 14.5 参照)。

14.2

圧力試験

14.2.1

交換可能形破裂板式安全装置

要求があれば,製造業者は各ホルダの耐圧試験を実施する。試験流体は,通常,水とする。適切な安全

予防措置を講じた場合は,他の流体を使用してもよい。

ホルダの圧力試験を実施するためには,破裂板を入れた状態でホルダを適切な密封ジグを使用し,試験

圧力を保持させるため十分な締付け荷重を与えて組み立てる。

試験圧力は,目視検査を実施するのに十分な時間保持する。目視によって,漏れ又は永久変形を示すホ

ルダは,全て不合格とする。試験圧力については,製造業者と発注者との協定によって決める。

14.2.2

交換不可形破裂板式安全装置

交換不可形破裂板式安全装置に対する試験圧力は,14.2.1 によるほか,仕様破裂圧力とする。試験圧力

については,製造業者と発注者との協定によって決めてもよい。

14.3

破裂試験

14.3.1

一般

破裂板及び交換不可形破裂板式安全装置を製作する場合は,各バッチ(

表 参照)からランダムサンプ

リングし,かつ,破裂圧力が要求規定を満足することを確認するため,14.3.214.3.4 による破裂試験を実

施する。バッチの製造中に実施される破裂試験は,バッチの一部としない。

なお,破裂試験は,

附属書 JB を使用してもよい。

14.3.2  15 

℃∼30  ℃の範囲内の仕様温度

破裂板及び交換不可形破裂板式安全装置は,

表 の抜取り個数を,15  ℃∼30  ℃の温度範囲内で試験す

る。

14.3.3  15 

℃∼30  ℃の範囲を上回る,又は下回る仕様温度

14.3.3.1

破裂板及び交換不可形破裂板式安全装置は,

表 の抜取り個数を仕様温度で試験する。

14.3.3.2

代替として次の事項を全て満足すれば,当事者間の協定によって 15  ℃∼30  ℃の温度範囲内で試

験する。

a)

試験温度での破裂圧力と仕様温度の破裂圧力との関係は,製造業者の認定破裂試験記録から決定でき

る。

b)

破裂板の形式及び材料の組合せだけ有効である。

試験対象の抜取り個数は,

表 による。破裂圧力を確定するために使用される製造業者の認定破裂試験

結果は,成績書に記録する(箇条 15 参照)


14

B 8226-1

:2011

表 1−破裂板及び交換不可形破裂板式安全装置の破壊試験に対する抜取り個数

バッチの総数

抜取り個数

10

個未満

2

10

個∼15 個

3

16

個∼30 個

4

31

個∼100 個

6

101

個∼250 個 4

%

,ただし 6 個以上

251

個∼999 個

3

%

,ただし 10 個以上

1 000

個以上

最低 30 個

14.3.4

破裂試験方法

14.3.4.1

破裂板は,設置されるホルダに取り付けるか,又はホルダと内径,及び内部形状が設置されるも

のと同一であるジグで試験をする。

14.3.4.2

反転ドーム形破裂板の試験装置は,反転及び破裂を確実にするための十分な能力をもつものでな

ければならない(14.3.4.7 も参照)

14.3.4.3

試験される破裂板の締付け荷重は,製造業者の取付説明書の規定による。

14.3.4.4

試験設備は,破裂板又は交換不可形破裂板式安全装置に対して規定された試験及び認定に対する

要求事項を満たす校正された計測・指示計器を装備する。

14.3.4.5

圧力検出装置は,可能な限りホルダ又は試験ジグの入口に近接して配置し,かつ,圧力降下が最

小になるような方法で取り付ける。

14.3.4.6

仕様温度において試験を実施する場合,破裂板,ホルダ又はジグは,試験を実施する前に温度が

安定するように十分に時間をかけ,かつ,温度を保持する。仕様温度は,試験中,保持する。

14.3.4.7

破裂板及び交換不可形破裂板式安全装置を試験するとき,入口側圧力を 5 秒以上の時間をかけて

予想最低破裂圧力の 90 %まで昇圧させなければならない。その後,入口側圧力は,圧力計の最小目盛の正

確な読取りを可能にするため一定速度で昇圧させ,破裂板が破裂するまでの時間は 120 秒以内でなければ

ならない。

注記  用途によっては上記と異なる試験方法を必要とする場合があり,発注者と相談の上,製造業者

によって指定されることが望ましい。破裂圧力及び他の全て関連した特性を記録する。

14.3.4.8

破裂圧力が仕様破裂圧力の要求規定に合致しない場合(箇条 12 参照)

,このバッチは不合格とす

る。

14.3.4.9

試験を実施するとき,適切な安全予防措置をとらなければならない。

14.4

漏れ試験

14.4.1

一般

要求があれば,

製造業者は破裂板の漏れ及び/又は破裂板式安全装置から周辺への漏れを検査するため,

漏れ試験を実施する。

漏れ試験は,試験方法,破裂板式安全装置の試験台数及び合否判定基準を規定し,かつ,文書化した試

験手順によって実施する。

14.4.2

許容漏れ量の決定

許容漏れ量は,用途による。最大漏れ量は,発注者が指定し,かつ,その圧力装置に適用される法規又

は規格に規定されている許容値を超えてはならない。

14.5

非破壊試験


15

B 8226-1

:2011

非破壊試験が要求される部品は,指定された方法,個数及び判定基準に基づいて製造業者が実施する。

15

成績書

製造業者は,破裂板又は交換不可形破裂板式安全装置の破裂板の各バッチ又は部分バッチに,この規格

の要求事項に従って製造・検査されたことを証明する成績書を発行する。成績書は,例えば,次の内容を

含む。

a)

製造業者の名称又は商標

b)

製品の型式/形式

c)

呼び径

d)

仕様温度における仕様最高破裂圧力及び仕様最低破裂圧力並びに単位,又は仕様温度における仕様破

裂圧力及び破裂圧力の許容差並びに単位

e)

14.3.3.2

に従って試験をしたとき,試験条件に関連した d)  の記載内容

f)

破裂圧力を確定するために用いられた製造業者の認定破裂試験記録の引用(14.3.3.2 参照)

g)

試験時に記録された実破裂圧力及び温度

h)

破裂板及び部品の材料(含浸グラファイトの場合,含浸剤の種類も明記する。

i)

製造業者の識別記号

j)

バッチの識別

k)

この規格番号,すなわち,JIS B 8226-1

l)

必要によって,漏れ試験,非破壊試験などの結果

m)

該当する場合には,17.6 に準拠した情報

16

製品仕様

少なくとも,次のデータを製造業者に提出しなければならない。

a)

製品の型式/形式

b)

呼び径(JIS B 2001 による。

c)

呼び圧力(JIS B 0203JIS B 2220JIS B 2239 及び JIS B 2240 による。

d)

装置部品の材料仕様

e)

仕様温度における仕様最高破裂圧力及び仕様最低破裂圧力並びに単位,又は仕様温度における仕様破

裂圧力及び破裂圧力の許容差並びに単位

f)

発注者へ納入される破裂板組立品の数量

g)

この規格に対する追加要求事項。例えば,検査,表示,こん包,試験成績書など。

17

表示

17.1

一般

破裂板式安全装置の表示は,17.6 の省略可能なものを除いて,17.217.5 に準じる。可能であれば,表

示は恒久的なものであり,かつ,取付け後も見えるようにする。

17.2

破裂板/破裂板組立品

各破裂板/破裂板組立品に固定された銘板(タグ)で表示する方がよい。表示は,例えば,次の項目を

含む。

a)

製造業者の名称又は商標


16

B 8226-1

:2011

b)

製品の型式/形式

c)

呼び径

d)

材料記号

e)

仕様温度における仕様最高破裂圧力及び仕様最低破裂圧力並びに単位,又は仕様温度における仕様破

裂圧力及び破裂圧力の許容差並びに単位

f)

流れ方向

g)

この規格番号,すなわち,JIS B 8226-1

h)

バッチの識別

i)

破裂板/破裂板組立品に取り付けられているホルダの製造業者の識別(別個のホルダが要求されない

場合は除く。

j)

破裂板に固定した部分の影響を考慮した放出面積。

例えば,

非開放形バキュームサポートの影響など。

k)

製造年

17.3

ホルダ

各ホルダには,外周上に又は外周に固定された銘板上に,例えば,次の内容を表示する。

a)

製造業者の名称又は商標

b)

製品のホルダ識別

c)

呼び径

d)

呼び圧力

e)

材料記号

f)

流れ方向

g)

この規格番号,すなわち,JIS B 8226-1

h)

固定又は取外し可能な部品の影響を考慮した放出面積。例えば,ホルダの附属品である非開放形バキ

ュームサポート,ナイフブレードの影響など。

i)

製造年

17.4

交換不可形破裂板式安全装置

各交換不可形破裂板式安全装置には,外部に例えば,次の内容を表示する。

a)

製造業者の名称又は商標

b)

製品のホルダ識別

c)

呼び径

d)

呼び圧力

e)

破裂板及びホルダの材料識別

f)

仕様温度における仕様最高破裂圧力及び仕様最低破裂圧力並びに単位,又は仕様温度における仕様破

裂圧力及び破裂圧力の許容差並びに単位

g)

流れ方向

h)

この規格番号,すなわち,JIS B 8226-1

i)

バッチの識別

j)

固定した部品の影響を考慮した放出面積。例えば,ホルダの附属品である非開放形バキュームサポー

トなど。

k)

製造年

17.5

補助部品


17

B 8226-1

:2011

破裂板式安全装置とは別に供給されることがある補助部品,スリップアウト形バキュームサポート,遮

熱材などには,例えば,次の内容を表示する。

a)

製造業者の名称又は商標

b)

製品の型式/形式

c)

材料記号

d)

流れ方向

e)

この規格番号,すなわち,JIS B 8226-1

f)

固定した部品の影響を考慮した面積を除いた放出面積

g)

製造年

17.6

表示の省略

サイズ及び形状によって規定されている項目の表示ができない場合,可能な限り実施できる範囲内で表

示する。

表示は,成績書[箇条 15 m)  参照]

,又は表示規定から省略した情報を含む文書とその製品との関連を

示す参照番号を必ず含まなければならない。

取外し可能な銘板,ラベルなどは,製造業者と発注者との間で合意しなければならない。

18

保管・こん包

18.1

一般

破裂板式安全装置又はその部品は,損傷を防止し,かつ,それらの機能が確実に維持できるようにこん

包されなければならない。

18.2

こん包の表示

各破裂板のこん包には,例えば,次の情報を表示する。

a)

製造業者の名称又は商標

b)

製品の型式/形式

c)

呼び径

d)

内容物の材料表示

e)

仕様温度における仕様最高破裂圧力及び仕様最低破裂圧力並びに単位,又は仕様温度における仕様破

裂圧力及び破裂圧力の許容差並びに単位

f)

ホルダの製造業者の参照記号

g)

バッチの識別

h)

参照番号

e)

h)は,要求のある場合に適用する。

破裂板式安全装置の部品(例えば,バキュームサポート,遮熱材など)が別々に納入される場合,こん

包には適切な参照記号を表示する。

18.3

組立及び取付説明書

ほかに指示がない限り,製造業者はこん包に組立及び取付説明書を含める。

18.4

書類・銘板など

こん包には次の項目を含む。

a)

要求があれば,箇条 15 の成績書。

b)

当事者間での合意による取外し可能部品の銘板,ラベルなど。


18

B 8226-1

:2011

附属書 JA

規定)

破裂板式安全装置の吹出し量の算出方法

JA.1

適用範囲

この附属書は,破裂板式安全装置の吹出し量の算出方法について規定する。

JA.2

吹出し量

破裂板式安全装置の吹出し量は,流体ごとに次による。

a)

蒸気

9

.

0

)

1

.

0

(

25

.

5

m

×

+

=

p

A

C

K

Q

ここに,

Q

m

吹出し量(kg/h)

K: 吹出し係数で,表 JA.1 による。ただし,測定した場合は,

測定値とする。

C: 蒸気の性質による係数で,表 JA.2 による。

A: 破裂板の最小開口面積,又は入口管の最小断面積(mm

2

p: 仕様破裂圧力(MPa)

b

)

ガス

9

.

0

1

m

×

ZT

M

Ap

C

K

ここに,

C': と p

2

/p

1

とによる係数で,p

1

及び p

2

が MPa の値である場

合は,

図 JA.1 による。

k: 断熱指数(C

p

/C

v

,不明の場合は k=1.0 とする。

p

1

仕様破裂圧力(絶対圧力)

(MPa)

p

2

背圧

1)

(絶対圧力)

(MPa)

1)

ただし,背圧は発注者の指定による。指定が

ない場合は,大気圧とする。

M: 分子量(kg/kmol)

Z: 図 JA.2 による圧縮係数

T: 仕様温度(K)

      Q

m

及び は,a)  と同じ。


19

B 8226-1

:2011

表 JA.1−吹出し係数 K

No.

管台の形状

吹出し係数 K

1

0.68

2

0.73

3

0.80

c

)

液体

δ

p

K

f

A

Q

μ

Δ

09

.

5

m

ここに,

f

μ

液体の動粘性補正係数(レイノルズ数による係数)で
図 JA.3 による。その液体が 20  ℃の水と同等又はそれ
より小さい粘度である場合は,1.0 とする。液体の粘度
が,水より大きい場合は,f

u

は減少する。

レイノルズ数は,次の式によって算出する。

A

Q

R

μ

m

e

4

313

.

0

=

ここに,

R

e

レイノルズ数

μ

液体の粘度(

Pa

s

1 Pa

s

1 kg/(m

s)

Δp

液体の入口側と出口側との差圧

2)

MPa

2)

ただし,差圧は発注者の指定による。

δ

液体の密度(

kg/m

3

K'

吹出し係数で,

0.62

又は該当する法規若しくは規格で

規定された値とする。

  Q

m

及び

A

は,a

)

と同じ。

注記

粘性流体の吹出し量の算出は,次の手順で行う。

1

)

非粘性流体として仮の面積で吹出し量を算出する。

2

)

この吹出し量から

R

e

を算出する。

3

)

この

R

e

で粘性流体として吹出し量を算出する。

4

)

これで面積が不足する場合は,次の大きさの面積(口径)で算出する。

5

)

満足する値が得られるまで順次繰り返して算出する。


表 JA.2−蒸気の性質による係数(C

0.5

1.004 0.994 0.971 0.950 0.931 0.912 0.895 0.879 0.863 0.848 0.834 0.821 0.808 0.796 0.784 0.773 0.763 0.752 0.742 0.733 0.724 0.715 0.706 0.698 0.690 0.682 0.675

1

0.986 0.980 0.982 0.960 0.938 0.919 0.900 0.883 0.867 0.852 0.837 0.824 0.810 0.798 0.786 0.775 0.764 0.753 0.743 0.734 0.725 0.716 0.707 0.699 0.691 0.683 0.675

1.5

0.976 0.975 0.969 0.969 0.946 0.825 0.906 0.888 0.871 0.855 0.843 0.826 0.813 0.800 0.788 0.777 0.765 0.755 0.745 0.735 0.726 0.717 0.708 0.699 0.691 0.684 0.676

2

0.971

0.966 0.963 0.955 0.932 0.912 0.893 0.875 0.859 0.844 0.829 0.815 0.802 0.790 0.778 0.767 0.756 0.746 0.736 0.727 0.717 0.709 0.700 0.692 0.684 0.676

2.5

0.968

0.960 0.965 0.940 0.918 0.898 0.880 0.863 0.847 0.832 0.818 0.805 0.792 0.780 0.769 0.758 0.747 0.737 0.728 0.718 0.709 0.701 0.693 0.685 0.677

3

0.966

0.961 0.956 0.948 0.925 0.904 0.884 0.867 0.850 0.835 0.821 0.807 0.794 0.782 0.770 0.759 0.748 0.738 0.729 0.719 0.710 0.702 0.693 0.685 0.678

4

0.964

0.957 0.953 0.939 0.915 0.895 0.875 0.857 0.841 0.826 0.811 0.798 0.785 0.773 0.762 0.751 0.741 0.731 0.721 0.712 0.703 0.695 0.687 0.679

5

0.965

0.955 0.952 0.929 0.905 0.884 0.865 0.847 0.831 0.816 0.802 0.789 0.776 0.765 0.753 0.743 0.733 0.723 0.714 0.705 0.696 0.688 0.680

6

0.968

0.962 0.953 0.943 0.917 0.893 0.873 0.854 0.837 0.821 0.807 0.793 0.780 0.768 0.756 0.745 0.735 0.725 0.715 0.706 0.698 0.689 0.681

7

0.971

0.959 0.954 0.930 0.904 0.881 0.861 0.843 0.826 0.811 0.797 0.783 0.771 0.759 0.748 0.737 0.727 0.717 0.708 0.699 0.690 0.682

8

0.975

0.968 0.956 0.944 0.915 0.890 0.869 0.849 0.832 0.816 0.801 0.787 0.774 0.762 0.750 0.739 0.729 0.719 0.709 0.701 0.691 0.683

9

0.980

0.963 0.960 0.927 0.900 0.877 0.856 0.837 0.820 0.805 0.791 0.777 0.765 0.753 0.741 0.731 0.721 0.711 0.702 0.693 0.685

10

0.987

0.972 0.962 0.941 0.911 0.885 0.863 0.843 0.825 0.809 0.794 0.780 0.767 0.755 0.744 0.733 0.723 0.713 0.703 0.695 0.686

12

1.000

0.977 0.973 0.935 0.904 0.878 0.856 0.836 0.818 0.802 0.787 0.773 0.761 0.748 0.737 0.726 0.716 0.707 0.697 0.688

14

1.019

1.005 0.982 0.964 0.926 0.896 0.870 0.848 0.828 0.811 0.795 0.780 0.766 0.753 0.741 0.730 0.720 0.710 0.700 0.691

16

1.039

1.005 1.001 0.952 0.916 0.886 0.861 0.839 0.820 0.802 0.786 0.772 0.758 0.746 0.734 0.723 0.713 0.703 0.694

18

1.068

1.044 1.007 0.977 0.933 0.903 0.875 0.851 0.829 0.811 0.793 0.778 0.764 0.751 0.738 0.727 0.716 0.706 0.696

20

1.100

1.036 1.011 0.958 0.917 0.890 0.863 0.840 0.819 0.801 0.785 0.769 0.756 0.743 0.731 0.720 0.709 0.699

22

1.136

1.081 1.038 0.989 0.937 0.903 0.877 0.851 0.828 0.809 0.791 0.775 0.761 0.747 0.735 0.723 0.712 0.702

24

1.068 1.024 0.963 0.919 0.888 0.863 0.839 0.817 0.798 0.783 0.767 0.752 0.740 0.727 0.716 0.705

26

1.116 1.065 0.989 0.940 0.902 0.873 0.849 0.827 0.805 0.787 0.772 0.757 0.742 0.731 0.719 0.708

28

1.185 1.105 1.022 0.962 0.917 0.886 0.856 0.834 0.813 0.794 0.777 0.762 0.748 0.734 0.721 0.711

30

1.142 1.059 0.986 0.936 0.898 0.869 0.841 0.821 0.800 0.782 0.764 0.752 0.737 0.725 0.714

32

1.180 1.103 1.015 0.956 0.912 0.880 0.852 0.827 0.807 0.788 0.771 0.754 0.743 0.728 0.715

34

1.154 1.042 0.974 0.928 0.891 0.862 0.837 0.813 0.793 0.776 0.758 0.747 0.730 0.719

36

1.210 1.075 0.998 0.946 0.903 0.872 0.844 0.819 0.800 0.781 0.762 0.749 0.735 0.724

38

1.112 1.023 0.961 0.918 0.881 0.852 0.826 0.805 0.786 0.766 0.751 0.740 0.725

40

1.152 1.047 0.980 0.933 0.892 0.861 0.834 0.810 0.790 0.770 0.755 0.743 0.726

42

1.075 1.001 0.947 0.906 0.871 0.841 0.817 0.795 0.775 0.759 0.746 0.729

44

1.104 1.021 0.961 0.918 0.881 0.849 0.823 0.802 0.781 0.763 0.750 0.733

46

1.135 1.045 0.978 0.928 0.893 0.857 0.831 0.807 0.787 0.767 0.755 0.741

660

680

700

飽和
温度

580

600

620

640

500

520

560

420

440

460

480

360

380

400

540

絶対
圧力

MPa

温度  ℃

200

220

240

260

280

300

320

340

20

B 8226-1


201

1

注記 1  この表の圧力・温度の中間値は,比例法によって計算する。 
注記 2  絶対圧力は,吹出し量決定圧力の絶対値とする。


21

B 8226-1

:2011

図 JA.1と p

2

/p

1

とによる係数(MPa の場合)(C'

圧力比 p

2

/p

1

C'


22

B 8226-1

:2011

図 JA.2−圧縮係数(Z

臨界温度(

吹出し温度(

対臨界温度比

K

K

r

=

T

臨界圧力(絶対)

吹出し圧力(絶対)

対臨界圧力比

=

r

P

対臨界圧力比 P

r




Z


23

B 8226-1

:2011

図 JA.3−動粘性補正係数(f

μ

レイノルズ数 R

e

20







f

μ


24

B 8226-1

:2011

附属書 JB

参考)

破裂板式安全装置の破裂試験方法

JB.1

適用範囲

この附属書は,破裂板式安全装置の破裂試験方法について記載する。

JB.2

破裂試験

JB.2.1

  室温で使用する破裂板

室温で使用する破裂板は,室温で試験を行う。試験数は,

表 による。室温は,

15

30

℃とする。

JB.2.2

  室温以外の温度で使用する破裂板

室温以外の温度で使用する破裂板は,a

)

によって抜取試験を行う。ただし,破裂圧力比温度曲線を用い

て室温で試験する場合には,b

)

又は c

)

による。

a

)

破裂板は,仕様温度で指定された破裂許容差に,破裂圧力が入ることを証明するために,

表 に示す

破裂板の試験する数を抜き取り,指定された仕様温度で試験する。

b

)

ドーム形金属単板破裂板及び平面及びモノブロック形グラファイト(グラファイト単体形)破裂板の

破裂圧力比温度[

(ある温度における破裂圧力)/(室温における破裂圧力)

]曲線は,仕様温度にお

ける破裂圧力を推定するために使用できる。それぞれの破裂圧力比温度曲線は,特定の材料から製作

されたこれらの形式の破裂板についての破裂特性を示す。

これらの破裂圧力比温度曲線は,次によって作成する。

試験する破裂板の一つのサンプルロットの最小数は,

12

枚とする。破裂板は,室温を含め適切な温

度範囲にまたがる

4

通りの異なったそれぞれの温度において,最小

3

枚の破裂板を試験する。これら

の試験結果から,材料ごとに破裂圧力比温度曲線を作成する。

この試験方法を使用するとき,それぞれのロットから

表 に示す破裂板の枚数を室温で試験し,そ

の結果が室温において指定された破裂許容差の範囲内に破裂圧力が入ることを確認する。

c

)

形状に破裂圧力比温度曲線が影響を受ける形式の破裂板の破裂圧力比温度曲線は,仕様温度における

破裂圧力を推定するために使用できる。

この方法によって作成されたそれぞれの破裂圧力比温度曲線は,破裂板の形式,及び材料の特性を

示す。

これらの破裂圧力比温度曲線は,次によって作成する。

試験する破裂板の一つのサンプルロットの最小数は,

12

枚とする。破裂板は,室温を含め適切な温

度範囲にまたがる

4

通りの異なったそれぞれの温度において,最小

3

枚の破裂板を試験する。これら

の試験結果から,材料の破裂圧力比温度曲線を作成する。

ただし,これらの試験の結果は,特定の口径,材料及び破裂板の形式の破裂圧力比温度曲線を作成

するのに使用する。

その試験結果が,少なくとも特定の形式の破裂板について,

3

種類の口径,材料の場合には,その

破裂圧力比温度曲線は,試験した口径と同じ範囲にまたがるものを作成する。

この場合には,この曲線は,その試験を行った口径の範囲内で,仕様温度における破裂圧力を推定

することに使用できる。


25

B 8226-1

:2011

この試験方法を使用するとき,作成された破裂圧力比温度曲線に用いたものと同一材料から製作し

た同一口径及び形式の破裂板をそれぞれのロットから

表 に示す破裂板の数を抜き取り,室温で試験

し,その結果が室温において指定された破裂圧力の許容差の範囲に破裂圧力が入ることを確認する。

試験する破裂板の抜取り個数は,

表 と同じ個数とする。

JB.3

破裂試験における留意事項

破裂試験における留意事項は,次による。

a

)

破裂試験は,その破裂板が設置されるものとオリフィスの口径及び形状が,同一のホルダ又は試験ジ

グで行う。

b

)

反転ドーム形は,破裂板が反転するのに適合した圧力システムに接続する。

c

)

破裂板の締付けは,所定の荷重による。

d

)

試験装置は,圧力及び温度測定機器を含む。使用する圧力計は,JIS B 7505-1 に規定する

1.6

級以上又

はこれと同等以上の性能のもので,試験破裂圧力の

1.5

3

倍の圧力を最大目盛とする圧力計とする。

e

)

圧力感知装置は,できる限り破裂板の入口に近い位置で,かつ,圧力降下が最小になるように取り付

ける。

f

)

取り付けられた

1

台の破裂板で,予想最小破裂圧力の

90 %

の圧力まで,

5

秒以上の時間で,装置の入

口側から加圧する。その後,破裂板が破裂又は開口するまで安定,かつ,継続的に装置入口から加圧

する。破裂圧力及びその他の必要な特性を記録する。

上記の試験方法と異なる場合には,受渡当事者間の協議による。

g

)

加圧媒体の性状は,可能な限り実際の状態(気圧又は液圧)で行う。ただし,ガスで試験するときは,

適切な安全上の配慮をすることが特に重要である。


26

B 8226-1

:2011

附属書 JC

参考)

破裂板式安全装置の使用基準

JC.1

適用範囲

この附属書は,破裂板式安全装置の使用基準について記載する。

JC.2

使用方法一般

破裂板式安全装置は,圧力系統の脱圧用安全装置として単独又は安全弁と併用して使用することができ

る。破裂板式安全装置は,次の場合に使用する。

a

)

ばね式安全弁では追従できないような,急激な圧力上昇のおそれがある場合

b

)

運転状態によって沈着物が発生したり又はゴム状物質が固着し,超過圧力に対する他の安全装置の作

動機能を害するおそれがある場合

c

)

運転中,安全装置から内蔵する流体の漏れが許されない場合

d

)

腐食性の強い流体に使用する場合

e

)

安全弁の作動を妨げるような温度条件の場合

JC.3

設置

JC.3.1

  設置の種類

破裂板式安全装置だけを設置するか又は安全弁と併用して設置するかについては,圧力密閉装置の使用

目的,流体の性質,装置の運転条件などを考慮して,その組合せを選択する。

また,JIS B 8226-2 及び JIS B 8226-3 も参照する。

a

)

破裂板式安全装置だけを設置する場合

1

) 2

個の破裂板式安全装置を並列に設置して,採用する止め弁の面積は,破裂板の吹出し量に影響を

与えてはならない(

図 JC.1 参照)。

2

) 2

個の破裂板式安全装置を直列に設置する場合には,その中間に圧力指示計及び逃し管を取り付け

る(

図 JC.2 参照)。

図 JC.1−並列破裂板式安全装置

図 JC.2−直列破裂板式安全装置


27

B 8226-1

:2011

b

)

安全弁と併用して設置する場合

1

)

破裂板式安全装置を安全弁と並列に設置する場合には,それぞれの吹出し量の和は,圧力密閉装置

の規定吹出し量以上とする(

図 JC.3 参照)。

2

)

破裂板式安全装置を安全弁の入口側に設置する場合は,その中間に圧力指示計及び逃し管を取り付

けなければならない。また,この場合には,その中間の管路は,圧力密閉装置の所要吹出し量を満

足する能力がある安全弁の作動に影響を及ぼすものであってはならない(

図 JC.4 参照)。

3

)

破裂板式安全装置を安全弁の出口側に直列に設置する場合には,背圧の変動に関係なく常に一定し

た吹出し圧力が得られるような構造で,かつ,圧力密閉装置の必要とする吹出し量を満たす能力の

安全弁を用いてもよい(

図 JC.5 参照)。

4

)

破裂板式安全装置を安全弁と直列に設置し,さらに,他の破裂板式安全装置を並列に取り付ける場

合には,直列破裂板よりも破裂圧力の少し高い並列破裂板を設置すると,直列破裂板は最初に直列

破裂板が破裂することによって初めての圧力降下に役立ち,場合によっては全量を放出せず,その

後,更に圧力が上昇する場合には,並列破裂板が破裂することによって圧力上昇を防止することが

できる(

図 JC.6 及び図 JC.7 参照)。

図 JC.3−安全弁と並列

図 JC.4−安全弁と直列“入口側”

図 JC.5−安全弁と直列“出口側”  図 JC.6−安全弁と並直列“入口側” 図 JC.7−安全弁と並直列“出口側”

JC.3.2

  設置の方法

破裂板式安全装置の設置の方法は,次による。

a

)

破裂板式安全装置は,圧力密閉装置に近接して取り付ける。


28

B 8226-1

:2011

b

)

破裂板式安全装置の取付け位置は,破裂時に安全な状態で内容物を放出できる方向及び場所を選ばな

ければならない。

c

)

破裂板式安全装置の放出管は,なるべく曲がりを避け,直線的で,かつ,短い距離で屋外又は安全な

場所へ導くようにする。また,破裂板の破片が安全な放出の障害とならないようにする。

d

)

破裂板式安全装置を取り付けるとき,破裂板にひずみを与えないように放出管の支持部を設計する。

e

)

運転状態によって破裂板内面に晶析などが原因で固体を析出するおそれがあるときは,析出を防止す

る措置を講じる。

f

)

破裂板式安全装置の放出管の断面積は,破裂板が必要とする吹出し面積以上とする。

g

)

破裂板式安全装置の放出管は,ドレン,雨水などがたまるおそれがある場合には,ドレン抜きを設け

なければならない。特に,破裂板上にたまった水が凍結するおそれがあるときには,防護措置を講じ

る。

h

)

可燃性流体が放出され,放出管中で着火の危険があるときは,予防する手段を講じる。

i

) 2

個以上の破裂板式安全装置の放出管を共通とする場合のヘッダは,十分な吹出し容量のものでなけ

ればならない。ただし,酸素と可燃性流体又は反応しやすい流体の放出管とを

1

本に集約してはなら

ない。

j

)

破裂板は,容易に検査及び交換ができる位置に取り付け,かつ,破裂板及び破裂板式安全装置は,箇

条 17 の表示に規定した表示項目が容易に点検できるように設置する。

k

)

インサート形ホルダを使用する破裂板式安全装置は,破裂板の正しい機能及びフランジガスケットの

効果的なシールのためにフランジ中心に設置する。心合せは,受渡当事者間の協議によって,次のい

ずれかを採用する。

1

)

ホルダ又は破裂板式安全装置の外径を,取付けフランジボルトの全ての穴に内接する直径とする。

2

)

位置決めカラーの使用

3

)

人手による調整

4

)

その他の適切な方法

l

)

破裂板式安全装置は,両ホルダの締付面を完全に清掃し,ごみ,きずなどがない状態を確認してから,

破裂板又は破裂板とバキュームサポートとをはめ込み,ボルトは片締めにならないよう対称的に交互

に少しずつ締める。

m

)

取付けボルトに締付けトルクの指定がある場合には,それに従う。

n

)

破裂板の取替えに当たっては,次の点に留意する。

1

)

表面に異物がないことを確認する。

2

)

きず及び変形を生じないように取り扱う。

3

)

ホルダ,放出管などを清掃する。

o

)

破裂板式安全装置をシステムの中に設置したときに識別表示が見えない場合には,発注者は,破裂板

又は包装容器の中と同じ内容を消えない方法で適切な札に表示し,これを取り付ける。

参考文献

JIS B 7505-1

  アネロイド型圧力計−第

1

部:ブルドン管圧力計

JIS B 8210

  蒸気用及びガス用ばね安全弁

JIS B 8226-2

  破裂板式安全装置−第

2

部:安全弁との組合せ

JIS B 8226-3

  破裂板式安全装置−第

3

部:適用,選定及び取付け


附属書 JD

参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS B 8226-1

:2011

  破裂板式安全装置−第 1 部:一般

ISO 4126-2

:2003

  Safety devices for protection against excessive pressure−Part 2:

Bursting disc safety devices

(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇条番号
及び題名

内容

(II)

国 際

規 格
番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

1

適用範

次のものは適用除外する
ことを規定。

a)

爆ごう(轟)による急

激な圧力上昇に対応しよ
うとするもの。

b) JIS B 8246

に規定する

もの。

 1

適用範

ISO

規格では,JIS のよう

な適用除外規定はない。

追加 a)

爆ごう(轟)については,

破裂板式安全装置では時間的

に追随しないため,JIS では除
いた。また,形式及び吹出し
量の計算式も異なる。

b)  JIS B 8246

で規定されてい

るため除く。

従来の JIS を引用した。

2

引用規

3

用語及

び定義

3.6

(削除)

3.6

slotted lined bursting disc

(スリット付き破裂板)

削除

JIS

では削除

slotted lined bursting disc

(スリット

付き破裂板)のほか,切溝付き,
ナイフ付きなどの形式については
用語で定義されておらず,整合性

をとるため JIS では削除とした。

 3.12

仕様最高破裂圧力

破裂圧力の最高限界(図

9

参照)

 3.12

追加

JIS

では,最高限界及び図 9 を

追加した。

図 9 を参照することによって容易
に理解できるようにした。

 3.13

仕様最低破裂圧力

破裂圧力の最低限界(図

9

参照)

 3.13

追加

JIS

では,最低限界及び図 9 を

追加した。

図 9 を参照することによって容易

に理解できるようにした。

 3.16

運転圧力

(図 9 参照)

 3.16

追加

JIS

では,図 9 を追加した。

図 9 を参照することによって容易

に理解できるようにした。

29

B

 82

26
-1


20
1

1


(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇条番号

及び題名

内容

(II)

国 際
規 格

番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と

の評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

3

用語及

び 定 義
(続き)

3.19

バッチ(batch)又は

ロット(lot)

 3.19

バッチ(batch)だけを規

追加

JIS

では,ロットを追加した。 従来の JIS では,ロットだけを定

義していた。バッチ又はロットの
どちらを使用してもよい。

 3.21

バ キ ュ ー ム サ ポ ー

ト(back pressure support) 
背圧サポートともいう。

 3.21

背 圧 サ ポ ー ト ( back

pressure support

バキュームサポートとも
いう。

変更

JIS

では,用語をバキュームサ

ポートとし,定義の補足説明
で背圧サポートを参照した。

従来の JIS の表現に従った。

 3.28

吹 出 し 量 ( bursting

disc device discharge

capacity

追加

ISO

規格に定義がないため,

JIS

では追加した。

附属書 JA においてこの用語を使
用しているため。

4

材料 4.2

材料規格

4.2

附属書参照(ENASTM

DIN

BS など)と規定さ

れており,JIS の材料の参
照はない。

変更

破裂板式安全装置の材料は,

JIS

又は国際的に認知された

規格,例えば ASTMASME

EN

ISO 規格などによる。

国内の材料事情を考慮した。

6

ホルダ

6.1.1 a) JIS B 2220

6.1.1 a)

EN 1092-1 

変更

JIS

番号に変更 

国内規格である JIS 番号を採用

12

仕 様

破裂圧力

図 9 b)

破裂圧力の最高限界又は
仕様最高破裂圧力 
破裂圧力の最低限界又は

仕様最低破裂圧力

 12

追加

JIS

には,破裂圧力の最高限界

及び仕様最高破裂圧力並びに
破裂圧力の最低限界及び仕様
最低破裂圧力を併記した。

破裂圧力の最高限界と仕様最高破

裂圧力,破裂圧力の最低限界と仕
様最低破裂圧力とは同じであるこ
とを明確に示した。

14

試 験

要領

14.2.1

交換可能形破裂板

式安全装置

 14.2.1

追加

 14.2.2

交換不可形破裂板

式安全装置

 14.2.2

JIS

には,試験圧力については

製造業者と発注者との協定に
よって決めることを追加規定
した。

国内では,必ずしも試験圧力は一

律に規定されておらず,実情と照
らし合わせて追加規定した。

 14.3.1

一般

選択

従来の JIS の方法を選択でき
るようにした。

技術的な差異はない。

 14.3.3.2

b)

破裂板の形式及び材料の
組合せだけ有効

 14.3.3.2

b)

破裂板の形式及び材料ロ
ットの組合せだけ有効

変更

国内製造業者の現状に合わせ
て変更

材料ごとの温度で管理しても,品
質上問題ないことを確認した上で
使用することが望ましい。

30

B

 82

26
-1


20
1

1


(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(II)

国 際
規 格

番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

15

成 績

k)

この規格番号

15

k)

EN ISO 4126-2 

変更

JIS

番号に変更 

国内規格である JIS 番号を採用

b)

呼び径

16

b)

EN ISO 6708 

変更

JIS

番号に変更

国内規格である JIS 番号を採用

16

製 品

仕様

c)

呼び圧力

16

c)

EN 1333 

変更

JIS

番号に変更

国内規格である JIS 番号を採用

17

表示 17.2 破裂板/破裂板組立

g)

この規格番号

 17.2

g)

EN ISO 4126-2 

変更

JIS

番号に変更

国内規格である JIS 番号を採用

 17.3

ホルダ

g)

この規格番号

 17.3

g)

EN ISO 4126-2 

変更

JIS

番号に変更

国内規格である JIS 番号を採用

 17.4

交 換 不 可 形 破 裂 板

式安全装置

h)

この規格番号

 17.4

h)

EN ISO 4126-2 

変更

JIS

番号に変更

国内規格である JIS 番号を採用

 17.5

補助部品

e)

この規格番号

 17.5

e)

EN ISO 4126-2 

変更

JIS

番号に変更

国内規格である JIS 番号を採用

附属書 JA
(規定)

破裂板式安全装置の吹出
し量の算出方法

追加

JIS B 8226-3

の附属書 C

(参考)

に圧力逃しシステムの吹出し

量の求め方が記載されている
が,破裂板式安全装置として
の吹出し量の求め方を追加し

た。

国内には,破裂板式安全装置の製
造業界として ISO 規格に合致した

試験装置をもっている事業場はな
く,したがって,作動特性及び流
量性能については,従来の JIS 

基づいた規定によっても差し支え
ないものとした。 
なお,当該試験装置については,

近い将来,例えば公的検査機関を
設置し試験を行い,証明書などを
発行できる状況が待たれる。

31

B

 82

26
-1


20
1

1


(I)JIS

の規定 (III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(II)

国 際
規 格

番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS

と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

附属書 JB

(参考)

破裂板式安全装置の破裂

試験方法

 14

試験要領

選択

従来の JIS の附属書 2(規定)

を追加することによって,本
文に規定されている ISO 規格
と選択できるようにした。た

だし,試験する破裂板の抜取
り個数は,本文表 1 を参照す
ることとした。

国内では,破裂板式安全装置の製

造業者は,従来の JIS で試験を実
施しており,この JIS の破裂試験
方法でも技術的差異がないため,

い ず れ か を 選 択 で き る よ う に し
た。

附属書 JC
(参考)

破裂板式安全装置の使用
基準

追加

従来の JIS では附属書 3

(規定)

としていたが,JIS B 8226-3 

一部重複するが附属書 JC(参
考)として採用した。

従来の JIS の記載は図示が多いな
ど分かりやすく,有用であると考

え残した。しかし,JIS B 8226-3
の 規 定 と 重 複 す る 事 項 が あ る た
め,参考とした。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 4126-2:2003,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。 
    −  選択……………… 国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

32

B

 82

26
-1


20
1

1