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B 8210:2017  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  2 

4 記号及び単位  6 

5 構造 6 

5.1 一般  6 

5.2 接続端  7 

5.3 ばね  10 

5.4 安全弁各部の寸法  11 

5.5 非破壊検査  11 

5.6 外観  12 

6 材料 12 

6.1 一般  12 

6.2 使用制限  12 

7 製品検査 13 

7.1 目的  13 

7.2 一般  13 

7.3 水圧検査  14 

7.4 気圧検査  14 

7.5 設定圧力又は冷温補正試験圧力の調整 15 

7.6 弁座気密性検査  15 

7.7 密閉性能検査  18 

7.8 作動性能検査  18 

8 形式試験 20 

8.1 一般  20 

8.2 作動特性試験  20 

8.3 流量特性試験  22 

8.4 吹出し係数の決定  23 

8.5 吹出し係数の認定  23 

9 安全弁の吹出し性能の決定  24 

10 安全弁のサイジング  24 

11 表示及び封印  24 

11.1 表示  24 

11.2 封印  24 


 

B 8210:2017 目次 

(2) 

ページ 

附属書A(規定)安全弁の吹出し性能の決定  25 

附属書B(規定)安全弁のサイジング 28 

附属書C(規定)熱力学的特性  32 

附属書D(規定)ばね  47 

附属書E(参考)種々の媒体に対する吹出し量の算出例  51 

附属書JA(規定)安全弁のサイジング−代替方法  55 

附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表  66 

 

 


 

B 8210:2017  

(3) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

ボイラ協会(JBA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改

正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が改正した

日本工業規格である。これによって,JIS B 8210:2009は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の

特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

この規格の一部の図で†マークの付いているものは,アメリカ石油協会(American Petroleum Institute)に

よるAPI Standard 527 4th Edition 2014,API Standard 520 9th Edition 2014から引用・翻訳したものであり,

同協会から文書による承諾を得ている。 

アメリカ石油協会は,文法上の誤り又は文脈から外れて引用されたことによって規格を解釈する上で生

じた矛盾については一切責任を負わない。APIから文書による承諾を得ない限り,これらの資料の複製又

は転記をしてはならない。 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

B 8210:2017 

 

安全弁 

Safety devices for protection against excessive pressure- 

Safety valves 

 

序文 

この規格は,2013年に第3版として発行されたISO 4126-1及びAmendment 1:2016,並びに2013年に第

2版として発行されたISO 4126-7及びAmendment 1:2016を基とし,我が国の実情に合わせるため,技術

的内容を変更して作成した日本工業規格である。ただし,追補(amendment)については,編集し,一体

とした。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。 

 

適用範囲 

この規格は,設定圧力が0.1 MPa(ゲージ圧)1) 以上で,かつ,のど部の径が7 mm以上の全量式又は弁

座口の径15 mm以上の揚程式安全弁について規定する。ただし,パイロット式安全弁,冷凍用圧力容器に

用いる安全弁には適用しない。 

なお,この規格は製品規格であり,安全弁の使い方に適用するものではない。 

注1) この規格では,場合に応じて絶対圧力又はゲージ圧力のうち,適切なものを使用する。単位の

表記は,絶対圧力については紛らわしい場合はPa(絶対圧),それ以外は単にPaと表記する。

また,ゲージ圧力についてはPa(ゲージ圧)と表記する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 4126-1:2013,Safety devices for protection against excessive pressure−Part 1: Safety valves及び

Amendment 1:2016 

ISO 4126-7:2013,Safety devices for protection against excessive pressure−Part 7: Common data及び

Amendment 1:2016(全体評価:MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0100 バルブ用語 

JIS B 0203 管用テーパねじ 

JIS B 0403 鋳造品−寸法公差方式及び削り代方式 


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JIS B 0405 普通公差−第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差 

JIS B 2001 バルブの呼び径及び口径 

JIS B 2220 鋼製管フランジ 

JIS B 2239 鋳鉄製管フランジ 

JIS B 2240 銅合金製管フランジ 

JIS B 8201 陸用鋼製ボイラ−構造 

JIS B 8225 安全弁−吹出し係数測定方法 

JIS B 8226-2 破裂板式安全装置−第2部:安全弁との組合せ 

JIS B 8227 気液二相流に対する安全弁のサイジング 

JIS B 8265 圧力容器の構造−一般事項 

JIS B 8267 圧力容器の設計 

JIS G 0581 鋳鋼品の放射線透過試験方法 

JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品 

JIS G 5502 球状黒鉛鋳鉄品 

JIS G 5705 可鍛鋳鉄品 

JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物 

JIS Z 2343-1 非破壊試験−浸透探傷試験−第1部:一般通則:浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の

分類 

JIS Z 3104 鋼溶接継手の放射線透過試験方法 

JIS Z 3106 ステンレス鋼溶接継手の放射線透過試験方法 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0100によるほか,次による。 

3.1 

安全弁(safety valve) 

使用する流体の圧力以外のいかなる動力の補助もなしで,あらかじめ設定した安全な圧力を超えること

を防止するため,自動的に所定量の流体を放出し,正常な使用圧力状態に回復した後,再び閉止して,そ

れ以上の流体を放出しないように設計した弁。 

注記1 弁は,設定圧力を超えて圧力が増加したとき,急速開作動(ポッピング)又は比例開作動(リ

ニア特性は必ずしも必要でない)のいずれかの特性を示す。 

注記2 安全弁は,その機構から,パイロット式安全弁とそれ以外の安全弁とに分けられる。3.2〜3.4

は,パイロット式以外に該当する安全弁に関するものである。 

3.2 

直接負荷式安全弁(direct loaded safety valve) 

弁体下面にかかる流体圧力による押上げ力に対して,おもり(錘),てことおもり,又はばね2) などに

よる直接的な負荷だけによって弁体を抑えつけている安全弁。 

注2) ばねによる負荷の場合,ばね安全弁という。 

3.3 

作動補助機構付き安全弁(assisted safey valve) 

設定圧力より低い圧力で弁体を押し上げることのできる作動補助機構を備えた安全弁で,作動補助機構


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に故障を生じてもこの規格の全ての規定を満足する安全弁。 

3.4 

補助荷重負荷式安全弁(supplementary loaded safety valve) 

安全弁の入口圧力が設定圧力近くになるまで前漏れが起こらないように,追加的荷重を負荷して密閉力

を増す安全弁。 

注記 外部の動力源を用いることもできるこの付加的な力(補助荷重)は,安全弁の入口圧力が設定

圧力に達すると,確実に解放される。補助荷重の大きさは,補助荷重が解放されない場合に,

最高許容圧力の1.1倍以下の圧力で,安全弁の吹出し量が公称吹出し量を満たすように設定す

る。 

3.5 

揚程式安全弁(curtain area restricted safety valve) 

安全弁のリフトが弁座口の径の1/40以上1/4未満で,弁体が開いたときの流路面積の中で弁座流路面積

(カーテン面積)が最小となる安全弁。 

3.6 

全量式安全弁(full bore safety valve) 

弁座流路面積が,のど部の面積より十分大きなものとなるようなリフトが得られる安全弁。 

3.7 

設定圧力(set pressure) 

動作条件下にある安全弁が開き始める圧力として,あらかじめ設定されている圧力。 

注記 所定の使用条件において,弁を開かせようとする圧力による力と弁体を弁座に押し付けておこ

うとする力とが釣り合ったときに弁入口に存在するゲージ圧力。 

設計時に想定する数値で,それが許容範囲内にあることは,形式試験又は製品検査で検証す

る。 

3.8 

最高許容圧力[maximum allowable pressure (PS)] 

圧力装置製造業者の規定する機器の最高設計圧力。 

3.9 

超過圧力(overpressure) 

安全弁の設定圧力を超える圧力増加分。 

注記 超過圧力は,通常は設定圧力の百分率で表す。 

3.10 

吹止り圧力(reseating pressure; closing pressure) 

弁体が弁座と再接触するか,又はリフトがゼロとなるときの入口側の静的圧力。再着座圧力ともいう。 

3.11 

冷温補正試験圧力(試験台設定圧力)[cold differential test pressure (CDTP)] 

試験台で安全弁の試験を行うときに,安全弁が開き始める圧力として設定される入口側の静的圧力。 

注記 この試験圧力は,背圧及び/又は温度などの使用状態に対する補正を含む。 

3.12 

吹出し量決定圧力(relieving pressure; flow rating pressure) 

安全弁の吹出し量を算出する場合の入口側の圧力で,設定圧力と超過圧力との和。 


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注記 公称吹出し量を算出する場合には,設定圧力と許容される超過圧力との和をとる。 

3.13 

吹出し量決定温度(relieving temperature) 

安全弁の吹出し量を算出する場合の入口側の温度。 

3.14 

吹出し圧力(opening pressure; popping pressure) 

安全弁が急速開作動(ポッピング)するときの入口側の圧力。ポッピング圧力ともいう。 

注記 ポッピングとは,安全弁のリフトが瞬間的に増大し,内部の流体を吹き出す動作。 

3.15 

吹始め圧力(start to discharge pressure; start to leak pressure) 

入口側の圧力が増加して,出口側で流体の微量な流出が検知されるときの入口側の圧力。 

注記 この場合の微量な流出とは,蒸気用では目視又は聴音によって検知されるときの流出,ガス用

及び液体用では吹始め圧力の許容範囲内において,聴音,出口開口部に張った石けん水の膜な

どによって明確に検知されるときの流出であって,弁座漏れによる流出ではない。 

3.16 

背圧(back pressure) 

排出系における圧力を受けて,安全弁の出口に存在する圧力。 

注記 背圧は,既存背圧と累積背圧との和である。 

3.17 

累積背圧(built-up back pressure) 

安全弁及びその排出系を通る流体が引き起こす安全弁の出口の圧力。 

3.18 

既存背圧(superimposed back pressure) 

安全弁の作動する前に,安全弁の出口に既に存在する圧力。 

注記 この圧力は,他の圧力源によって既に排出系に存在している圧力を受けたものである。 

3.19 

バランスベローズ(balanced bellows) 

安全弁の設定圧力に対する背圧及び/又は安全弁の作動への影響を最小限に止めるために設けるベロー

ズ装置。 

3.20 

吹下り(blowdown) 

設定圧力と吹止り圧力との差。 

ただし,製品検査において実測した吹出し圧力又は吹始め圧力と吹止り圧力とに基づく場合は,吹出し

圧力と吹止り圧力との差又は吹始め圧力と吹止り圧力との差とすることができる。 

注記 吹下りは,通常は設定圧力(実測した吹出し圧力又は吹始め圧力に基づく場合は,吹始め圧力

又は吹出し圧力)の百分率で表すが,設定圧力,又は実測した吹出し圧力若しくは吹始め圧力

が0.3 MPa(ゲージ圧)より低い場合は,実数値(MPa)で表す。 

3.21 

リフト(lift) 

閉位置から弁体が実際に移動した距離。 


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3.22 

吹出し面積(flow area) 

理論吹出し量(附属書A参照)及び公称吹出し量の算出に用いる面積(図JA.1参照)で,安全弁の流

体取入口から二次側に至るまでの流路の最小断面積。ただし,障害物の存在による減算は行わない。 

3.23 

のど部の面積(throat area; bore area) 

のど部の径によって算出する流路面積。 

3.24 

弁座流路面積(カーテン面積)(seat flow area; curtain area) 

弁体のリフトによって得られる弁体と弁座面との間の円筒状又は円すい状開口部の流路面積。 

3.25 

流路径(flow diameter) 

吹出し面積に対応する直径。 

3.26 

弁座口の径(seat diameter) 

弁体と弁座との当たり面の内径(図JA.1参照)。 

3.27 

のど部の径(throat diameter; bore diameter) 

流体取入口から弁座面に至る流路の最狭部分の内径(図JA.1参照)。 

3.28 

理論吹出し量(theoretical discharge capacity) 

安全弁の吹出し面積に等しい断面積をもつ理論的理想ノズルを流れる質量単位,又は容積単位で表す計

算流量。 

3.29 

吹出し係数(coefficient of discharge) 

試験によって求めた実際の吹出し量と,計算によって求めた理論吹出し量との比。 

3.30 

公称降格吹出し係数(certified de-rated coefficient of discharge) 

公称吹出し量を算出するときに使用する吹出し係数であって,吹出し係数と降格係数との積で表した値。

降格係数は,公称降格吹出し係数と吹出し係数との比で,通常0.9以下とする。 

3.31 

公称吹出し量[certified (discharge) capacity] 

安全弁の選定において使用する吹出し量で,次のいずれかによって求める。 

a) 測定された吹出し量×降格係数 

b) 理論吹出し量×吹出し係数×降格係数 

c) 理論吹出し量×公称降格吹出し係数 

d) 附属書JAによって決定される吹出し量。 

3.32 

呼び径[nominal size (DN)] 

配管システムにおいて使用される部品に共通する,英数字を用いたサイズの表記。 


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呼び径は参照目的で使われ,部品の接続端の物理的な内径又は外径と間接的に相当する無次元の数字3) 

と,その後に付くA又はBの文字とから成る。 

なお,安全弁の呼び径は入口側の呼び径とし,一般にJIS B 2001に規定する呼び径を準用する。 

注3) この無次元の数字は,計測による数値を表しておらず,計算用途には使用しない。 

3.33 

クオリティ,乾き度(steam quality, dryness fraction) 

蒸気(steam)中の気体(vapour)質量を表す相対的尺度であり,全蒸気質量中の気体質量の割合{気体

質量/[気体質量+液体(liquid)質量]}又はその百分率で表す。 

 

記号及び単位 

記号及び単位は,次による。 

 

Kd: 吹出し係数4) 

 

Kdr: 公称降格吹出し係数(≦Kd×0.9)4) 

 

n: 試験数 

 

qm: 単位面積当たりの理論質量流量 

[kg/(h・mm2)] 

 

q'm: 試験結果から得た単位面積当たりの質量流量 

[kg/(h・mm2)] 

注4) Kd及びKdrは,小数点以下第3位まで表す。 

 

構造 

5.1 

一般 

構造一般は,次による。 

a) 確実な作動性及び弁座気密性を確保するために,可動部を案内するガイド機構を備えていなければな

らない。 

b) 安全弁の弁座は,弁箱と一体になっていない場合には,運転中に緩まないように強固に固定しなけれ

ばならない。 

c) リフトを制限することによって,必要吹出し量に適合するようにリフトを減じることのできる安全弁

の場合,リフト制限機構は弁リフトだけを制限するものであって,弁の作動性能を低下させるもので

あってはならない。リフト制限機構が調整可能なものであれば,調整機能を機械的にロックし,封印

できるように設計しなければならない。リフト制限機構は,製造業者の設計に従って取り付け,封印

しなければならない。 

弁リフトは,制限されない場合のリフトの30 %又は1.0 mmのいずれか大きい値以下に制限しては

ならない。 

d) 安全弁の全ての外部調整装置には,権限のない者による調整の防止又は権限のない者が調整を行った

ことの判別ができるように,ロック及び/又は封印を施さなければならない。 

e) 毒性及び可燃性流体用の安全弁は,外気への漏出を防止するため,密閉ボンネット形にしなければな

らない。また,ボンネットにベントホールを設ける場合は,流体を安全な場所まで導き処理できるよ

うにしなければならない。 

f) 

安全弁の二次側には,ドレン抜きなど,液体の滞留を防止する手段を講じなければならない。 

g) 弁で,耐圧強度を必要とする外殻構造部(耐圧外殻構造部)5) の応力は,JIS B 8201,JIS B 8265又は

JIS B 8267に規定した許容応力値を超えてはならない。ただし,これらの規格にない材料の許容応力


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は,受渡当事者間の協定による。 

注5) 弁体は含まない。 

h) ガイドと,弁体,弁体ホルダ又は弁棒とのような互いにしゅう動する表面は,耐食性をもち,かつ,

摩耗又はかじりについて配慮した材料としなければならない。 

i) 

弁座及び弁体に用いる材料にはそれらの表面に固着が生じないものを選定し,安全弁の設定圧力での

作動を妨げることのないようにしなければならない。 

j) 

摩擦力によって弁性能に悪影響を与えるおそれのあるシール部品を採用してはならない。 

k) 指定のある場合は,手動開弁装置を備え付けなければならない。 

なお,この装置は,設定圧力の75 %以上の圧力のとき手動によって弁体を上げることのできるもの

で,手を放したとき弁体が閉止の位置に戻るものでなければならない。 

l) 

安全弁は,各部の破損又は部品の不具合・故障がその吹出しを妨げることがないように組み立てなけ

ればならない。 

m) 設定圧力が3 MPa(ゲージ圧)を超える蒸気,又は温度が235 ℃を超える流体に使用する安全弁は,

ばねが吹き出す流体に直接さらされないようにしなければならない。 

n) ねじ込み形安全弁は,取付けのとき,スパナをかける面がなければならない。 

o) 弁体と弁座との当たり面の弁軸に対する傾きは,45度(円すい座)又は90度(平面座)とすること

が望ましい。 

5.2 

接続端 

接続端は,次による。 

a) 安全弁の接続端に使用するねじ継手のねじの形状・寸法は,JIS B 0203による。また,材料は,箇条

6による。 

b) フランジ継手のフランジは,JIS B 2220,JIS B 2239又はJIS B 2240によるほか,次による。 

1) 蒸気ボイラ用全量式安全弁の場合,接続フランジの形状・寸法は,吹出しの反動力を考慮した表1

によるか,又はそれと同等以上の強度をもつ形状・寸法とする。 

2) 蒸気ボイラ用全量式以外の全量式又は揚程式の安全弁で,吹出しの反動力の面から,フランジの強

度を増す必要がある場合は,フランジの厚さを増すか,及び/又は大きい呼び径の寸法によっても

よい。 

3) 上記1) 又は2) の場合,材料は,箇条6によるほか,JIS B 2220又はJIS B 2239による。 

c) a) 又はb) に規定する以外の接続端は,受渡当事者間の協定による。 


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表1−蒸気ボイラ用全量式の場合の接続フランジの形状・寸法 

 

 

単位 mm 

フランジの呼び圧力 

(記号) 

呼び径 

(A) 

フランジ 

ボルト穴 

ボルトの 

ねじの呼び 

t(最小) 

数 

10 K 

20 
25 

125 
135 

18 
20 


67 
76 

90 

100 


19 
19 

M 16 
M 16 

32 
40 

140 
155 

20 
20 


81 
96 

105 
120 


19 
19 

M 16 
M 16 

50 
65 

175 
200 

22 
24 


116 
132 

140 
160 


19 
23 

M 16 
M 20 

80 

(90) 

210 
225 

24 
26 


145 
160 

170 
185 


23 
23 

M 20 
M 20 

100 

270 

26 

195 

225 

25 

M 22 

125 
150 

305 
350 

28 
30 


230 
275 

260 
305 

12 
12 

25 
25 

M 22 
M 22 

200 

430 

34 

345 

380 

12 

27 

M 24 

16 K 

20 
25 

125 
135 

20 
20 


67 
76 

90 

100 


19 
19 

M 16 
M 16 

32 
40 

140 
155 

22 
22 


81 
96 

105 
120 


19 
19 

M 16 
M 16 

50 
65 

175 
200 

24 
26 


116 
132 

140 
160 


19 
23 

M 16 
M 20 

80 

(90) 

210 
225 

28 
28 


145 
160 

170 
185 


23 
23 

M 20 
M 20 

100 

270 

30 

195 

225 

25 

M 22 

125 
150 

305 
350 

32 
34 


230 
275 

260 
305 

12 
12 

25 
25 

M 22 
M 22 

200 

430 

38 

345 

380 

12 

27 

M 24 

20 K 

20 
25 

130 
140 

20 
22 


70 
80 

95 

105 


19 
19 

M 16 
M 16 

32 
40 

160 
165 

22 
22 


90 

105 

120 
130 


23 
19 

M 20 
M 16 

50 
65 

200 
210 

26 
28 


130 
140 

160 
170 


23 
23 

M 20 
M 20 

80 

(90) 

230 
240 

30 
32 


150 
160 

185 
195 


25 
25 

M 22 
M 22 

100 

275 

36 

195 

230 

25 

M 22 

125 
150 

325 
370 

38 
42 


235 
280 

275 
320 

12 
12 

27 
27 

M 24 
M 24 

200 

450 

48 

345 

390 

12 

33 

M 30×3 


B 8210:2017  

 

表1−蒸気ボイラ用全量式の場合の接続フランジの形状・寸法(続き) 

単位 mm 

フランジの呼び圧力 

(記号) 

呼び径 

(A) 

フランジ 

ボルト穴 

ボルトの 

ねじの呼び 

t(最小) 

数 

30 K 

20 
25 

130 
140 

22 
24 


70 
80 

95 

105 


19 
19 

M 16 
M 16 

32 
40 

160 
165 

24 
26 


90 

105 

120 
130 


23 
19 

M 20 
M 16 

50 
65 

200 
210 

30 
32 


130 
140 

160 
170 


23 
23 

M 20 
M 20 

80 

(90) 

230 
250 

34 
36 


150 
165 

185 
205 


25 
25 

M 22 
M 22 

100 

300 

40 

200 

250 

27 

M 24 

125 
150 

355 
405 

44 
50 


240 
290 

295 
345 

12 
12 

33 
33 

M 30×3 
M 30×3 

200 

475 

56 

355 

410 

12 

33 

M 30×3 

40 K 

20 
25 

140 
150 

27 
30 


70 
80 

100 
110 


23 
23 

M 20 
M 20 

32 
40 

175 
185 

32 
34 


90 

105 

130 
145 


25 
23 

M 22 
M 20 

50 
65 

220 
230 

38 
40 


130 
140 

175 
185 


25 
25 

M 22 
M 22 

80 

(90) 

255 
270 

42 
44 


150 
165 

205 
220 


27 
27 

M 24 
M 24 

100 

325 

50 

200 

265 

33 

M 30×3 

125 
150 

365 
425 

54 
60 


240 
290 

305 
360 

12 
12 

33 
33 

M 30×3 
M 30×3 

200 

500 

68 

355 

430 

12 

39 

M 36×3 

注記 括弧内の呼び径は,できるだけ使用しないことが望ましい。 

 

d) 入口側は,形式にかかわらず,安全弁入口における外部接続管又はスタブ接続の最小流路面積が,弁

入口接続端の通過面積(入口部分)以上でなければならない[図1 a) 参照]。 

また,出口側は,形式にかかわらず,安全弁出口における外部接続管の内部の面積が,めねじによ

る外部接続の弁を除き,弁出口の最小流路面積以上でなければならない[図1 b) 参照]。 


10 

B 8210:2017  

 

 

 

 

1 安全弁 

 

2 安全弁入口管 

 

3 安全弁出口管 

 

Di 作動性能の確保に必要な安全弁の内径 

 
接続する管の呼び径が,b) に示すように安全弁出口の呼び径に等しくない場合,8.1.4に規定するように試験の間は

適切な管を接続しなければならない。 

図1−弁出入口の設計 

 

e) 蒸気用全量式安全弁で,設定圧力2.0 MPa(ゲージ圧)以下の場合に限り接続端におねじを使用する

ことができる。その場合の接続ねじは,表2による。 

 

表2−蒸気用全量式安全弁の呼び径に対応するねじの呼び 

安全弁の呼び径(A) 管用テーパねじの呼び(JIS B 0203参照) 

20 

R1 

25 

R11/4 

32 

R11/2 

40 

R2 

50 

R21/2 

 

5.3 

ばね 

安全弁のばねは,附属書Dによる。 

b) 出口 

a) 入口 

適切 

φDi 

φDi 

不適切 


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B 8210:2017  

 

5.4 

安全弁各部の寸法 

安全弁の各部の寸法許容差は,次による。 

a) 特に規定がない部分及び鋳放し品の寸法許容差は,表3による。 

 

表3−寸法許容差 

部位 

寸法許容差 

フランジ部 

JIS B 2220,JIS B 2239又はJIS B 2240参照 

鋳放し厚さ 

青銅品 

15
10

−% 又は±0.5 mmのうち,絶対値の大きい方 

鋳鉄品 

JIS B 0403の附属書2(鋳鋼品の普通寸法公差)に規定
する並級とする。 

鋳鋼品 

JIS B 0403の附属書2に規定する中級又は並級とする。 

機械加工部 

JIS B 0405に規定する中級又は粗級とする。 

 

b) 弁入口径,のど部の径及び弁座口の径の設計寸法について,正側の許容差はJIS B 0405の中級による

こととし,負側の許容差は認めない。 

c) 図2に示す安全弁の寸法及び直角に対する許容差は,表4による。 

 

表4−寸法及び直角に対する許容差 

安全弁の呼び径(A) 

L1及びL2(設計値)に対する許容差 mm 

直角に対する許容差α 分 

  

100以下 

±1.5 

±30 

 100を超え 250以下 

±3.0 

±20 

 250を超えるもの 

±3.0 

±15 

 

 

L1 中心線1と出口側フランジ面間の寸法 
L2 中心線2と入口側フランジ面間の寸法 

図2−安全弁の寸法及び直角に対する許容差 

 

5.5 

非破壊検査 

5.5.1 

一般 

安全弁の非破壊検査は,次による。ただし,この非破壊検査の実施は,受渡当事者間の協定による。 

5.5.2 

溶接形安全弁の入口側突合せ溶接継手の開先部(鋳鋼の場合) 

a) JIS G 0581によって放射線透過試験を行い,分類1類に合格しなければならない。ただし,開先部の


12 

B 8210:2017  

 

透過写真の有効範囲は,突合せ端面から管の厚さの1.5倍又は50 mmのいずれか小さい範囲とする。 

なお,この規定によることができない場合は,受渡当事者間の協定による。 

b) 開先部は,仕上げ後JIS Z 2343-1によって浸透探傷試験を行い,次の各項に適合しなければならない。 

1) 割れがない。 

2) 欠陥が認められる最も不利な場所における任意の38 mm×152 mm以下の長方形又は直径が89 mm

以下の円内に6個を超える線状欠陥の集団がない。 

3) 19 mm以下の厚さに対しては6 mmより長く,19 mmを超え57 mmまでの厚さに対しては長さが厚

さの1/3より大きく,57 mm以上の肉厚に対しては19 mmより長い線状欠陥がない(長い方の欠陥

の長さに等しい間隔以上に離れて直線上に並んだJIS Z 2343-1に規定する浸透指示模様は,独立し

た指示模様とする。)。 

4) 線状欠陥以外の欠陥については,2.3 mm以上のものがない。 

5.5.3 

溶接形安全弁の入口側突合せ溶接継手の開先部(鍛造又は圧延材料の場合) 

入口側突合せ溶接接手の開先部は,5.5.2 b) による。 

5.5.4 

フランジ形安全弁の入口側フランジ付根部(鋳造の場合) 

クロム−モリブデン系低合金鋼の鋳造品又は設定圧力11 MPa(ゲージ圧)以上の鋳鋼製安全弁の入口側

フランジ付根部は,JIS G 0581によって放射線透過試験を行い,欠陥が検出されたとき,付根部の肉厚が

20 mm以下の場合は1類,肉厚が20 mmを超える場合は2類以上に分類されるものでなければならない。 

5.5.5 

弁座取付溶接部 

弁座を弁箱に溶接して取り付ける場合の溶接開先面及び溶接後の溶接部は,5.5.2 b) による。 

5.5.6 

弁座と弁体との当たり面 

弁座と弁体との当たり面は,JIS Z 2343-1によって浸透探傷試験を行い,割れ,その他の有害な欠陥が

あってはならない。 

5.5.7 

入口側耐圧外殻構造部の突合せ溶接部 

入口側耐圧部分の突合せ溶接部は,JIS Z 3104又はJIS Z 3106によって放射線透過試験を行う。溶接部

の欠陥は,2類以上に分類されるものでなければならない。ただし,構造などの関係でこの規定によるこ

とができない場合は,受渡当事者間の協定による。 

5.6 

外観 

安全弁の外観は,組立て後の製品について目視によって確認し,次の項目を満足しなければならない。 

a) 鋳造品は,有害な鋳巣,鋳ばり,砂焼付き,砂かみ,割れなどがあってはならない。 

b) 鍛造品には,割れ,かぶり,せぎりきずなどがあってはならない。 

c) 機械加工面には,有害なきず,仕上げ程度の不同などがあってはならない。 

d) 寸法の指定がない,かど部及び隅部には,適切な面取り,丸みなどが付いていなければならない。 

 

材料 

6.1 

一般 

耐圧外殻構造部の材料は,安全弁の用途に応じ6),JIS B 8201,JIS B 8265又はJIS B 8267による。ただ

し,これらの規格に規定のない材料を用いる場合は,受渡当事者間の協定による。 

注6) 弁を設置する機器に適用するJISによる。 

6.2 

使用制限 

6.2.1 

蒸気用安全弁 


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蒸気用安全弁は,次による。 

a) JIS G 5501に規定するねずみ鋳鉄品,JIS G 5705に規定する黒心可鍛鋳鉄品及びパーライト可鍛鋳鉄

品は,次の安全弁の耐圧外殻構造部に用いてはならない。 

1) 設定圧力が1.6 MPa(ゲージ圧)を超える安全弁,ただし,黒心可鍛鋳鉄品は,2.4 MPa(ゲージ圧)

を超える安全弁。 

2) 流体の温度が230 ℃を超える安全弁。ただし,黒心可鍛鋳鉄品は,350 ℃を超える安全弁。 

b) JIS H 5120に規定する青銅鋳物の2種,3種,6種及び7種は,蒸気ボイラ用では208 ℃,それ以外

では225 ℃を超える安全弁に使用してはならない。 

c) その他の材料の温度制限は,通常,安全弁を設置する機器に適用するJISによる。 

6.2.2 

ガス用及び液体用安全弁 

ガス用及び液体用安全弁は,次による。 

a) JIS G 5501に規定するねずみ鋳鉄品は,毒性又は可燃性流体に使用する安全弁,設定圧力が0.2 MPa

(ゲージ圧)以上の安全弁,及び温度が0 ℃未満又は250 ℃を超える安全弁の耐圧外殻構造部に使用

してはならない。 

b) JIS G 5502に規定する球状黒鉛鋳鉄品並びにJIS G 5705に規定する可鍛鋳鉄品は,毒性又は可燃性流

体に使用する安全弁であって設定圧力が0.2 MPa(ゲージ圧)以上の安全弁,毒性又は可燃性流体以

外の流体に使用する安全弁であって設定圧力が1.6 MPa(ゲージ圧)を超える安全弁,及び流体温度

が0 ℃未満又は250 ℃を超える安全弁の耐圧外殻構造部に使用してはならない。 

c) その他の材料の温度制限は,通常,安全弁を設置する機器に適用するJISによる。 

 

製品検査 

7.1 

目的 

7.3〜7.8に規定する検査では,安全弁が圧力保持部及び接合部からいかなる漏れも生じることがなく,

また,所定の圧力で作動して,設計に対する要求事項に適合していることを確認7) する。 

注7) 作動特性は,通常,8.2によるが,それによらない場合は7.8による。ただし,作動特性を8.2

によって試験するか否かにかかわらず,設定圧力は7.5によって調整する。 

なお,ここでは流量特性について規定していない。流量特性は,通常,8.3によるが,それに

よらない場合は附属書JAによる。 

7.2 

一般 

次のa)〜e) の条件を全て満たす場合は,弁本体の水圧検査と同等の有効性をもつ代替検査(例えば,統

計的サンプリングによる設計証明試験など)に替えてもよい。 

a) ねじ接続端 

b) 入口直径が最大32 mm 

c) 破裂圧力と設計圧力との比が8以上 

d) 設計圧力が4 MPa(ゲージ圧)以下 

e) 非危険流体に使用するもの 

また,上記a),b) 及びe) の条件を満たす弁が,次のf),g) 及びh) の全ての条件を満たす場合も,同

様に代替検査に替えてもよい。 

f) 

設計圧力が4 MPa(ゲージ圧)を超える 

g) 破裂圧力と設計圧力との比が10以上 


14 

B 8210:2017  

 

h) 圧延又は鍛造した材料のもの 

検査においては,臨時に取り付ける配管,接続部,蓋などは,試験圧力に耐える適切で安全なものにす

る。 

また,臨時に溶接で取り付けた仮取付金具類は,注意深く除去し,溶接痕は,母材表面と同一面まで研

削仕上げを行う。研削仕上げ後,そのような仮付け部は磁粉探傷試験又は浸透深傷試験によって検査する。 

7.3 

水圧検査 

7.3.1 

適用 

a) 弁の入口から弁座面までの部分は,製造業者が定めた最高許容圧力の1.5倍の圧力で検査しなければ

ならない。 

b) 弁座面から出口側の部分は,製造業者が定めた設計最高背圧の1.5倍の圧力で検査しなければならな

い。ただし,この圧力は,出口側フランジの呼び圧力より低くすることができ,背圧が0又は指定が

ない場合は検査する必要はない。 

c) 上記a) 及びb) によるほか,検査圧力は安全弁を設置する機器に適用するJISによることができる。 

7.3.2 

保持時間 

検査圧力は,呼び径に応じて,弁の全ての表面及び接続部を目視で検査するのに十分な時間,維持しな

ければならない。ただし,表5に規定する保持時間を下回ってはならない。 

弁座の出口側の検査については,出口側の呼び径に基づき加圧保持時間を決める。 

 

表5−水圧検査の最小保持時間 

呼び径(A) 

時間(秒) 

  

50以下 

15 

  50を超え 

200以下 

60 

 200を超え 

600以下 

180 

 600を超える 

受渡当事者間の協定による。 

 

7.3.3 

許容基準 

7.3.1に規定した試験部分から漏れがあってはならない。 

7.3.4 

安全に対する要求事項 

水圧検査時の安全に対する要求事項は,次のa)〜d) による。 

a) 検査媒体として,通常,適切に管理した水を使用する。他の検査液体を使用する場合には,別途注意

が必要である。 

b) 水圧検査部品の内部に空気を封じ込めないように十分空気抜きする。 

c) 水圧検査を受ける安全弁の該当部分にぜい性破壊を起こすおそれのある材料を使用している場合,安

全弁又はその該当部分,及び検査媒体の両方を材料の延性−ぜい性遷移温度以上の適切な温度に維持

し,ぜい性破壊が起こるのを防止しなければならない。 

d) 検査中の安全弁又は受圧部分には,例えば,打音検査に伴う荷重など,いかなる衝撃荷重も与えては

ならない。 

7.4 

気圧検査 

7.4.1 

適用及び保持時間 

空気又は他の適切なガスを用いて行う気圧検査は,次のa) 及びb) の条件の場合,受渡当事者間の協定


15 

B 8210:2017  

 

によって7.3に示した水圧検査に替えて実施することができる。 

a) 液体を満たすことが実用的でない設計及び構造の安全弁 

b) 安全弁の使用に当たって微量の水分の残留も許されない安全弁 

検査する部分の検査圧力及び保持時間は,それぞれ7.3に従う。 

7.4.2 

許容基準 

7.3.1に規定した試験部分から漏れがあってはならない。 

7.4.3 

安全に対する要求事項 

気圧検査における危険性については,次のa)〜c) によって,適切な予防手段を取らなければならない。 

a) 弁の重大な破裂が加圧中のある段階で起こった場合,非常に大きなエネルギーが放出されることにな

る。したがって,昇圧中は何人もその作業区域に立ち入ってはならない(同じ圧力に加圧した場合,

空気の放出するエネルギーは,同容積の水と比較してはるかに大きい。)。 

b) 検査条件におけるぜい性破壊の危険性については,設計段階での厳密な評価を行っていなければなら

ず,気圧検査を受ける安全弁の材料選定は,検査中のぜい性破壊の危険を避けるようにしなければな

らない。このため,あらゆる部品の試験中の金属温度は,その材質の延性−ぜい性遷移温度に適度な

余裕を取ったものにする。 

c) 高圧貯槽と検査対象の弁との間で圧力降下がある場合は,ガス温度が下がるという事実に注意を払う

必要がある。 

検査圧力の上昇が完了するまでの間は,間近で検査を行うために近づいてはならない。気圧検査中

に,いかなる衝撃も弁に与えてはならない。また,検査圧力を超える圧力が発生しないように防止処

置を取らなければならない。 

7.5 

設定圧力又は冷温補正試験圧力の調整 

全ての安全弁は,指定された設定圧力又は冷温補正試験圧力で作動するように調整しなければならない。

空気又は他のガスを試験媒体に使用する場合,安全弁の設定圧力又は冷温補正試験圧力の調整は,水圧検

査を実施した後に行わなければならない(7.3参照)。 

7.6 

弁座気密性検査 

7.6.1 

一般 

安全弁の弁座気密性検査は,設定圧力又は冷温補正試験圧力の調整後に行わなければならない。検査に

用いる媒体は受渡当事者間の協定によるものとし,媒体の種類に応じて7.6.2,7.6.3,7.6.4又は7.6.5を適

用する。 

次に示す要領に従った検査は,安全のために,安全弁の使用及び作動について知識と経験とをもつ者が

行わなければならない。 

注記 安全弁が偶然的にポッピングしたときに,弁出口線上に検査者の顔面がないように,漏れの観

察は鏡又は他の間接的手段による。 

7.6.2 

空気による検査 

a) 検査装置 検査は,図3に示すような装置を用いて行う。 

b) 検査要領 

1) 検査媒体は周囲温度に近い空気(又は窒素)とする。 

2) 安全弁は試験台上に鉛直に設置し,弁出口側に図3のように試験器具を取り付ける。管の端部は直

角に切断し,切断面は滑らかにする。また,管は水面に垂直に挿入する。蓋に限らず,ドレン抜き,

換気穴,その他全ての開口部を閉じる。 


16 

B 8210:2017  

 

3) 設定圧力が300 kPa(ゲージ圧)を超える弁では,弁入口圧力を設定圧力の90 %として,1分間当

たりの気泡数を決定する。設定圧力が300 kPa以下の弁では,検査圧力を設定圧力より30 kPa低く

する。 

4) 検査に先立って,設定圧力を明らかにし,弁内部の水分を除去しなければならない。弁の全ての接

続部及び取付け部が確実に接続されていることを適切な手段で確認する。気泡を数える前に表6に

示す時間保持し,その後,メタルシート形の弁は少なくとも1分間,ソフトシート形の弁は1分間,

漏れを観察する。 

c) 許容基準 メタルシート形の弁は,1分間当たりの気泡数が表7に示す値を超えてはならない。ソフ

トシート形の弁では,漏れが1分間あってはならない(気泡数0/分)。 

 

 

図3−空気による弁座気密性検査用器具† 

 

表6−気泡の数を数える前の圧力保持時間 

安全弁の呼び径(A) 

圧力保持時間(分) 

50以下 

1以上 

65,80及び100 

2以上 

125以上 

5以上 

 

表7−メタルシート形の最大許容漏れ量 

安全弁の設定圧力 

kPa(ゲージ圧) 

流路径が18 mm以下 

流路径が18 mmを超える 

気泡数/分 

気泡数/分 

 

100を超え 6 896以下 

40 

20 

 6 896を超え 10 300以下 

60 

30 

 10 300を超え 13 800以下 

80 

40 

 13 800を超え 17 200以下 

100 

50 

 17 200を超え 20 700以下 

100 

60 

 20 700を超え 27 600以下 

100 

80 

 27 600を超え 34 400以下 

100 

100 

 34 400を超え 41 400以下 

100 

100 

 41 400を超える 

100 

100 


17 

B 8210:2017  

 

7.6.3 

蒸気による検査 

a) 検査要領 

1) 検査媒体は蒸気とする。 

2) 安全弁は蒸気の試験台上に鉛直に設置する。 

3) 設定圧力が300 kPa(ゲージ圧)を超える弁では,弁入口の圧力を設定圧力の90 %として,また,

設定圧力が300 kPa以下の弁では,検査圧力を設定圧力より30 kPa低くする。 

4) 検査に先立って,設定圧力を明らかにし,弁内部の水分を除去する。乾燥には空気(又は窒素)を

用いてよい。その後,設定圧力を明らかにし,弁入口圧力を検査圧力まで上げる。検査圧力は少な

くとも3分間保持しなければならない。気密性検査は,聴音又は目視によって気密性を検査するが,

1分間漏れを観察する。 

b) 許容基準 メタルシート形及びソフトシート形の弁共に,聴覚又は視覚で検知できる漏れが1分間あ

ってはならない。 

7.6.4 

水による検査 

a) 検査要領 

1) 検査媒体は周囲温度に近い水とする。 

2) 安全弁は水の試験台上に鉛直に設置する。 

3) 設定圧力が300 kPa(ゲージ圧)を超える弁では,弁入口の圧力を設定圧力の90 %,また,設定圧

力が300 kPa以下の弁では,検査圧力を設定圧力より30 kPa低くする。 

4) 検査に先だって,設定圧力を明らかにし,弁出口からの目視できる流れがないときは,二次側に張

った水面が安定した状態になるようにしなければならない。弁入口の圧力を検査圧力に上げ,その

後1分間,検査圧力下に保持して漏れを観察する。弁出口側から溢れ出た水を集め,その量を測定

する。 

b) 許容基準 表8に示す許容量を超える漏れがあってはならない。 

 

表8−許容漏れ量 

メタルシート形 

(1分間当たりの換算漏れ量) 

ソフトシート形 

(1分間の漏れ量) 

呼び径25(A)以上 

{6.67×10−3×[呼び径(A)の数値]}cm3以下 

呼び径25(A)未満 

1.67×10−1 cm3以下 

 

7.6.5 

空気による検査−代替方法 

a) 検査対象となる弁の形式 開放ボンネット形の安全弁8) は,7.6.2に代えてここに規定する要領に従

って検査してもよいが,気泡が弁ガイドの内側の通路を通って開放形ボンネットに移動し,気泡を弁

出口で観察できない弁に対して,この手法を用いてはならない。 

注8) 7.6.2 b) 2) に示した弁と異なり,ボンネットが確実に密閉できない弁。 

b) 検査手順 

1) 検査媒体は空気(又は窒素)とする。 

2) 安全弁は空気の試験台上に鉛直に設置し,弁出口は弁座着座面の上,13 mmまで水で満たす。 

3) 設定圧力が300 kPa(ゲージ圧)を超える弁では,弁入口の圧力を設定圧力の90 %として,また,

設定圧力が300 kPa以下の弁では,検査圧力を設定圧力より30 kPa低くして,1分間当たりの気泡


18 

B 8210:2017  

 

数を決定する。 

4) 検査に先立って,設定圧力を明らかにし,出口側の液受けは上記の水で封じたレベルまで水を満た

す。弁入口の圧力を検査圧力まで上げて気泡を数えるまで1分間保持する。その後,メタルシート

形の弁では少なくとも1分間,ソフトシート形の弁では1分間漏れを観察する。 

c) 許容基準 メタルシート形の弁は,1分間当たりの気泡数が表7に示す値の50 %を超えてはならない。

ソフトシート形の弁では,漏れが1分間あってはならない(気泡数0/分)。 

7.7 

密閉性能検査 

7.7.1 

入口側 

安全弁の入口側の密閉性は,目視によって確認し,7.3.1 a) と同時に判定する。 

7.7.2 

出口側 

安全弁の出口側の密閉性は,目視によって確認し,次による。 

a) 背圧の指定がある場合 背圧の指定がある場合の安全弁の出口側の密閉性は,7.3.1 b) と同時に判定

する。 

b) 密閉形安全弁で背圧の指定がない場合 密閉形安全弁で背圧の指定がない場合は,出口側の背圧が掛

かる部分に0.2 MPaの空気又はその他のガス圧を加える。 

なお,試験保持時間は,7.3.2の規定に従う。 

注記 密閉形安全弁の定義は,JIS B 0100を参照。 

7.7.3 

許容基準 

7.3.1に規定した試験部分から漏れがあってはならない。 

7.8 

作動性能検査 

7.8.1 

一般 

製品検査として行う作動性能検査の方法は,7.8.2〜7.8.5による。ただし,検査条件が検査設備の能力を

超える場合の検査方法及び検査に用いる媒体は,受渡当事者間の協定による。 

7.8.2 

吹始め圧力 

安全弁の入口側圧力を増加させ,出口側で流体の微量な流出を検知したときの入口側の圧力(吹始め圧

力)を測定する。吹始め圧力は,次による。 

a) 蒸気用の場合 吹始め圧力については,通常,規定しない。 

b) ガス用及び液体用の場合 吹始め圧力の許容差は,設定圧力に対して±5 %(最小±0.025 MPa)とす

る。ただし,設定圧力を超えることの許されない場合の許容差は,+側を−側に加える。 

なお,通常設定圧力には,吹始め圧力に対応した圧力をとる。 

7.8.3 

吹出し圧力(ポッピング圧力) 

安全弁の入口側圧力を増加させ,安全弁がポッピングするときの入口側の圧力(吹出し圧力)を測定す

る。吹出し圧力は,次による。 

a) 蒸気用の場合 ボイラの安全弁の吹出し圧力の許容差は,表9による。また,ボイラ以外の安全弁で

は,許容差は設定圧力の±3 %(最小値±0.015 MPa)とする。ただし,設定圧力を超えることの許さ

れない場合の許容差は,+側を−側に加える。 


19 

B 8210:2017  

 

表9−蒸気用安全弁の吹出し圧力の許容差 

設定圧力 MPa(ゲージ圧) 

許容差 MPa 

 

 

0.5未満 

±0.015 

 

0.5以上  2.3未満 

±(設定圧力の3 %) 

 

2.3以上  7.0未満 

±0.07 

 

7.0以上 

±(設定圧力の1 %) 

 

b) ガス用及び液体用の場合 吹出し圧力の許容範囲は,吹始め圧力の1.1倍未満とする。また,吹出し

圧力で設定する場合の許容差は,設定圧力の±3 %(最小値±0.015 MPa)とする。ただし,設定圧力

を超えることの許されない場合の許容差は,+側を−側に加える。 

7.8.4 

吹下り 

安全弁の入口側圧力を増加させ,安全弁の吹出し後,入口側の圧力を減じ,弁体と弁座とが再接触した

ときの入口側の圧力(吹下り)を測定する。吹下りは,次による。 

a) 蒸気用の場合 蒸気用安全弁の吹下りは,設定圧力と吹止り圧力との差とする。ただし,実測した吹

出し圧力と吹止り圧力とから,吹下りを定めることができる。吹下りの許容差は,表10による。また,

貫流ボイラ,再熱器,配管などに使用する蒸気用安全弁の吹出し圧力が0.3 MPa(ゲージ圧)を超え

る場合の吹下りは,設定圧力の10 %以下とすることができる。 

 

表10−蒸気用安全弁の吹下りの許容差 

設定圧力 MPa(ゲージ圧) 

吹下り MPa 

 

0.4以下 

0.03 

 

0.4を超えるもの 

設定圧力の7 %以下(4 %以下) 

注記 受渡当事者間の協定によって括弧内の数字とすることができる。 

 

b) ガス用及び液体用の場合 ガス用及び液体用の吹下りは,設定圧力と吹止り圧力との差とする。ただ

し,実測した吹出し圧力又は吹始め圧力と,吹止り圧力から,吹下りを定めることができる。吹下り

の許容差は,それぞれ表11及び表12による。 

 

表11−ガス用安全弁の吹下り 

設定圧力 MPa(ゲージ圧) 

吹下り MPa 

メタルシート形 

ソフトシート形 

 

 

0.2以下 

0.03以下 

0.05以下 

 

0.2を超えるもの 

設定圧力の15 %以下 

設定圧力の25 %以下 

 

表12−液体用安全弁の吹下り 

吹下り MPa 

メタルシート形 

ソフトシート形 

0.06又は設定圧力の20 %のい
ずれか大きい方以下 

受渡当事者間の協定による 

 

7.8.5 

リフト 

安全弁の入口側圧力を増加させ,安全弁をポッピングさせ,閉弁位置から安全弁吹出し中の開弁位置ま


20 

B 8210:2017  

 

での軸方向の移動量(リフト)を測定する。全開リフトで検査できず,リフトが制限される検査装置を使

用する場合は,その移動距離を測定することによる代替検査としてもよい。 

 

形式試験 

8.1 

一般 

8.1.1 

適用 

3.1に定義する安全弁の作動特性及び流量特性は,この箇条に適合した形式試験によって決定しなければ

ならない。ただし,作動特性及び流量特性について,この箇条の規定によらない場合は,それぞれ7.8及

び附属書JAによる。 

8.1.2 

試験 

作動特性を決定する試験は8.2に従って,また,流量特性を決定する試験は8.3に従って,それぞれ実施

しなければならない。 

これらの試験を個別に実施する場合,流体の流れに影響する部品は,弁内部に完全な状態で設置されて

いなければならない。 

試験要領,試験用具及び試験装置は,吹出し量決定圧力における作動性及び吹出し量を確認できるもの

でなければならない。 

8.1.3 

試験の目的 

試験の目的は,特定の試験条件の下で,少なくとも,安全弁の開弁前,吹出し中及び閉弁時における次

のような特性を決定することである。 

a) 設定圧力 

b) 超過圧力 

c) 吹止り圧力 

d) 弁性能の再現性 

e) 視覚又は聴覚によって決定する安全弁の機械的特性で,一例として次のようなものがある。 

− 着実に再閉止する。 

− チャタリング,フラッタリング,かじり及び/又は弁に有害な振動がない。 

f) 

超過圧力時のリフト 

g) 実際の質量流量 

8.1.4 

試験要領 

試験は,作動特性及び流量特性を決定できる適切なデータを採取できるものでなければならない。図1 b) 

に示すように出口に管を内ねじ接合する弁は,試験のとき,適切な厚さをもち,少なくとも管径の5倍以

上の長さの管をねじ込んだ状態で実施しなければならない。 

8.1.5 

吹出し係数の算出 

理論吹出し量は,適用に応じて附属書Aに従って算出し,この値と吹出し量決定圧力における実吹出し

量の値とを用いて,附属書Aに従って安全弁の吹出し係数を算出する。 

8.1.6 

設計変更 

安全弁に流路,リフト又は弁の特性に影響を及ぼす設計変更を行った場合,この箇条に従って新たに試

験を実施しなければならない。 

8.2 

作動特性試験 

8.2.1 

一般要求事項 


21 

B 8210:2017  

 

作動特性を決定するときの設定圧力は,ばねが設計された設定圧力の最小値と最大値との間の圧力でな

ければならない。空気又はその他のガス用安全弁には,空気,その他の物性値が明らかなガス又は過熱度

10 ℃以上の過熱蒸気を用いて試験を行わなければならない。蒸気用の安全弁には,蒸気,空気又はその他

の物性値が明らかなガスを用いて試験を行わなければならない。また,液体用の安全弁には水又はその他

の物性値が明らかな液体を用いて試験を行わなければならない。 

作動特性に応じて適用する許容差又は限界値等は,次による。 

a) 試験によって認められた設定圧力 製造業者が示す設定圧力の±3 %又は±0.01 MPaのいずれか大き

い方を超えない値 

b) 超過圧力におけるリフト 製造業者の示す規定値を下回らない値 

c) 超過圧力 製造業者の示す規定値をとるが,設定圧力の10 %又は0.01 MPaのどちらか大きい方を超

えない値 

d) 吹下り 製造業者の示す規定値以下で,次の範囲内の値 

圧縮性流体 

最小設定圧力の2 %[f) に規定した,比例開作動特性をもった安全弁には適用し

ない。],最大設定圧力の15 %又は0.03 MPaのいずれか大きい方 

非圧縮性流体 

最小設定圧力の2.5 %[f) に規定した,比例開作動特性をもった安全弁には適用

しない。],最大設定圧力の20 %又は0.06 MPaのいずれか大きい方 

e) リフト制限機構付き安全弁の超過圧力及び吹下り 全開リフト弁と同様の許容差及び限界値 

f) 

比例開作動特性をもった安全弁の超過圧力及び吹下り 製造業者が規定した最小から最大までの

種々のリフトにおいて立証され,かつ,安定していること。また,弁のリフトと超過圧力の関係を示

す曲線のデータが作成されていること。 

8.2.2 

安全弁のオープニング特性 

安全弁の製造業者は,全ての安全弁についてリフト特性を指定しなければならない。 

8.2.3 

試験装置 

圧力計測の不確かさは,±0.5 %の範囲内でなければならない。 

8.2.4 

試験で使用する弁 

a) 試験する安全弁は,試験設備の能力の範囲内で,作動特性を決定する形式の弁について,設計,圧力

及びサイズの範囲を代表するものでなければならない。弁入口面積と吹出し面積との比及び吹出し面

積と弁出口面積との比を考慮しなければならない。 

b) サイズの範囲が7サイズ以上の場合は,3サイズに対して試験を行わなければならない。サイズの範

囲が6サイズ以下の場合は,試験するサイズの数を2に減じてもよい。 

c) サイズの範囲を拡大して,以前に試験した安全弁がサイズ範囲を代表していない場合は,改めて適切

な数の試験を行わなければならない。 

d) この試験は,試験に使用する各サイズの弁ごとに大きく異なる3個のばねを使用して実施しなければ

ならない。この場合,1個の弁に3個の大きく異なるばねを取り付けるか,同一サイズの3個の弁に3

個の大きく異なるばねを取り付けて実施するか,いずれでもよい。各試験は作動の再現性を確認する

ために,設計上の最小の設定圧力での試験を含め,少なくとも3回実施しなければならない。 

e) 単一のサイズであるが,様々な圧力等級で製作する弁の場合は,その弁を使用する圧力範囲に対応す

る4個の異なるばねを使用して試験を行わなければならない。 

f) 

サイズの範囲によって十分に対応できない場合は,40 mm以上の流路径をもつ縮尺モデルを使用しな

ければならない。 


22 

B 8210:2017  

 

g) 縮尺モデル弁の流路の全ての寸法は,実際の弁の該当する寸法から厳密に縮尺しなければならない。 

h) 試験流体が可動部分を押し上げる力に影響する部品の寸法は,縮尺しなければならない。 

i) 

バランスべローズの場合,有効面積9) だけは縮尺してもよい。 

注9) 有効面積は,バランスベローズの面積(ピストン面積)であり,それを用いてベローズの端

部の荷重を算出する。 

j) 

モデル弁のばね定数にベローズ分(それがある場合)を加えた合計のばね定数は,実際の弁の合計ば

ね定数から縮尺しなければならない。 

k) モデル弁流路の全表面の粗さは,少なくとも実際の弁の該当する表面の粗さよりも小さくてはならな

い。 

l) 

試験の実施前に,モデル弁が上記に適合していることを確認しなければならない。 

8.3 

流量特性試験 

8.3.1 

試験要求事項 

作動特性試験(8.2参照)を行って合格となった後であれば,流量特性試験においては,液体用に設計し

た安全弁を除いて,試験流体として蒸気,空気又は物性値が明らかな他のガスを用いてもよい。液体用の

安全弁は,水又はその他の物性値が明らかな液体を用いて試験を行わなければならない。流量特性を作動

特性から独立して決定する場合には,弁体を作動特性試験によって決定したリフトに固定しなければなら

ない。 

8.3.2 

試験で使用する弁 

試験する安全弁は,作動特性試験に使用した弁と同一のもの又は同等のものを使用しなければならない

(8.2.4参照)。 

8.3.3 

試験要領 

8.3.3.1 

試験条件 

a) 試験要領,試験用具及び試験装置は,試験を実施する前に承認されたものでなければならない。 

b) 試験要領,試験用具及び試験装置は,吹出し量決定圧力における作動性及び吹出し量を確認できるも

のでなければならない。 

c) 8.2.1 b) に従って決定したリフトに弁開度を制限する部品を固定してもよい。 

d) 試験は,ばねあり,又はばねなしで実施できる。流路にばねを設置する弁の試験は,ばねを装着して

実施しなければならない。 

e) 調整リング付きの場合は,リング位置によって吹出し係数が変わらないことを確認するため,種々の

圧力で試験を行わなければならない。 

8.3.3.2 

試験に用いる弁の数 

a) 試験は,サイズの範囲が7サイズ以上の設計形式については,3サイズに対してそれぞれ異なる3圧

力で実施しなければならない。6サイズ以下のものについては,サイズの数を減らして2サイズに対

してそれぞれ3圧力の試験を実施してもよい。 

b) サイズの範囲を6以下から7以上に拡大した場合は,改めて,3サイズ(合計9試験)の試験を実施

しなければならない。 

c) 新規又は特別設計の安全弁で,1サイズだけであるが,様々な圧力等級で製作する弁については,そ

の弁を使用する圧力範囲に対応する四つの異なる設定圧力で試験を実施するか,試験設備の能力から

決まる圧力で試験を実施しなければならない。 

8.3.3.3 

リフト制限機構付き弁 


23 

B 8210:2017  

 

リフト制限機構付き弁の制限リフトにおける吹出し量については,全開リフトのときの流量特性を決め

る試験の直後に決定してもよいし,後で決定してもよい。 

制限リフトにおける流量特性試験を行う場合,全ての試験圧力のうち少なくとも3点を用いて,吹出し

係数対弁リフトの特性曲線を作成しなければならない。 

8.3.3.4 

試験圧力 

背圧(絶対圧)と吹出し量決定圧力(絶対圧)との比(背圧比)が0.25未満となるように調整した試験

圧力で,安全弁のサイズごとに3回の試験を行わなければならない。 

また,これらの試験は,背圧を大気圧とした状態で行わなければならない。 

背圧比が0.25を超える場合の圧縮性流体に対しては,吹出し係数は,この比に大きく依存することがあ

る。したがって,流量特性試験は,背圧比に対する吹出し係数Kdの曲線又は表を得るために必要な,背圧

比0.25と最大の背圧比との間の幾つかの背圧比において実施しなければならない。この曲線は,背圧比が

0.25より小さい範囲まで広げて差し支えない。 

この曲線は,どのような設定圧力及び超過圧力においても,吹出し係数の確証に用いなければならない。

また,背圧を受ける状態での吹出し係数の確証にも用いなければならない。 

8.3.3.5 

流量試験における許容差 

流量特性試験について8.3に規定する全ての方法において,一つの共通吹出し係数を認定するために,

全ての最終結果は,それらの算術平均から±5 %の範囲内になければならない。 

試験時にこれらの許容差が達成されない場合は,吹出し係数と0.25より大きい背圧比との関係を表すた

めに,各背圧比における最小の吹出し係数を用いて作成した曲線を,試験した範囲の弁に適用することが

できる。 

8.3.3.6 

試験中の調整 

試験中に弁の調整を行ってはならない。試験条件に変更又は変化が生じた後は,流量,温度及び圧力が

安定状態に達するまで,十分に時間をおいた後,計器の読取りを行わなければならない。 

8.3.3.7 

記録及び試験成績 

試験記録には,試験の目的のとおりに,全ての観察結果,計測,計器の読み及び計器の校正記録(必要

であれば)を含まなければならない。試験記録の原本は,試験を実施した試験機関の管理下におかなけれ

ばならない。全ての試験記録の写しは,各試験関係者に提供しなければならない。訂正したこと及び訂正

した測定値は,試験記録の中に別々に追記しなければならない。 

安全弁製造業者又は製造業者に認定された代理人は,最後の安全弁が製造された後,10年間,試験記録

及び追記事項の写しを保管しなければならない。 

8.3.3.8 

流量試験装置 

流量試験装置は,実際の試験における吹出し量の測定値の不確かさが±2 %以内になるように設計及び

運用しなければならない。 

8.4 

吹出し係数の決定 

吹出し係数Kdは,次の式(1)によって算出する。 

n

q

q

K

n

1

m

m

d

  (1) 

8.5 

吹出し係数の認定 

安全弁の公称降格吹出し係数Kdrは,次の式(2)に示すように,試験によって決定した吹出し係数Kdの90 %


24 

B 8210:2017  

 

以下としなければならない。 

Kdr≦0.9 Kd (2) 

吹出し係数及び公称降格吹出し係数は,流量特性試験(8.3参照)を実施したときの超過圧力より高い超

過圧力における吹出し量の算出に使用してもよいが,低い超過圧力における吹出し量計算には使用しては

ならない。 

 

安全弁の吹出し性能の決定 

安全弁の単位面積当たりの理論質量流量の決定は,附属書Aによる。 

 

10 

安全弁のサイジング 

安全弁のサイジングは,附属書Bによる。ただし,これによらない場合は,附属書JAによる。 

なお,附属書Eには附属書Bの規定に基づいた算出例を示す。 

 

11 

表示及び封印 

11.1 

表示 

11.1.1 

安全弁本体への表示 

安全弁には,弁本体又は本体に確実に取り付けた表示板に,最小限,次の情報を表示する。 

a) 呼び径(入口) 

b) 弁本体(外殻構造部)の材質 

c) 製造業者の名称又は商標 

d) 入口側と出口側における接続部が同一寸法又は同一呼び圧力の場合は,流れ方向を示す矢印 

11.1.2 

銘板への表示 

次の情報は,安全弁に確実に取り付けた銘板に表示する。 

a) 設定圧力 

b) 参照規格(JIS B 8210) 

c) 製造業者による形式番号 

d) 流体の種類(ガス:G,蒸気:S,液体:L)を示した公称降格吹出し係数 

注記 流体種類を示す記号は,公称降格吹出し係数の前後いずれに付けてもよい。 

e) 吹出し面積(mm2又はcm2) 

f) 

リフトの最小値(mm)及び対応する超過圧力。超過圧力は,例えば,設定圧力の百分率で表示する。 

例 3 %:15 mm,10 %:8 mm 

g) 冷温補正試験圧力(補正を行った場合) 

h) 製造番号又は製造年を表すための代替記号 

11.2 

封印 

全ての外部調整部分には,封印を施さなければならない。 


25 

B 8210:2017  

 

附属書A 

(規定) 

安全弁の吹出し性能の決定 

 

A.1 適用 

この附属書は,安全弁の吹出し性能の決め方について規定する。フラッシングを伴う液体又は気液二相

の場合には適用できない(JIS B 8227参照)。 

ガス(実在気体)が臨界状態に近い状態下又は非常な高圧下で吹き出す場合に,理想気体に対する公式

を用いて吹出し量を算出すると,その妥当性が低下する可能性があることに注意が必要である。 

また,凝縮は考慮していないので,凝縮が起きる場合には,A.3.3及びA.3.4は適用できない。 

 

A.2 記号及び単位 

記号及び単位は,次による。 

 

C: 等エントロピー指数による係数 

 

Kb: 亜臨界流れに対する理論流量補正係数 

 

Kd: 吹出し係数10) 

 

k: 等エントロピー指数 

 

kS: 蒸気圧力の効果を表す係数 

(h・mm2・MPa/kg) 

 

M: 分子量 

(kg/kmol) 

 

n: 試験数 

 

p0: 吹出し量決定圧力 

(MPa) 

 

pb: 背圧 

(MPa) 

 

qm: 単位面積当たりの理論質量流量 

[kg/(h・mm2)] 

 

q'm: 試験結果から得た単位面積当たりの質量流量 

[kg/(h・mm2)] 

 

R: 一般ガス定数 

[J/(mol・K)] 

 

Re: レイノルズ数 

 

T0: 吹出し量決定温度 

(K) 

 

v0: 吹出し量決定圧力及び吹出し量決定温度における比容積 

(m3/kg) 

 

Z: 吹出し量決定圧力及び吹出し量決定温度における圧縮係数 

注10) Kdは,小数点以下第3位まで表す。 

 

A.3 安全弁の吹出し能力の決定 

A.3.1 吹出し係数の決定 

吹出し係数Kdは,次の式(A.1)によって算出する。 

n

q

q

K

n

1

m

m

d

  (A.1) 

Kdは,切り捨てによって小数点以下有効数字3桁まで算出しなければならない。 


26 

B 8210:2017  

 

A.3.2 臨界及び亜臨界流れ 

安全弁の流路のようなオリフィスを通過するガス又はベーパの理論流量は,臨界流れに達するまで下流

側圧力が臨界圧まで低下するに従って増加する。下流側圧力がそれ以上低下しても,もはや増加しない。 

臨界流れは,次の条件下において起こる。 

1

0

b

1

2

k

k

k

p

p≦

 

亜臨界流れは,次の条件下において起こる。 

0

b

1

2

k

k

k

p

p>

 

A.3.3 臨界流れにおける吹出し量 

a) 蒸気の吹出し量 蒸気の吹出し量は,次の式(A.2)によって算出する。 

0

0

m

8

911

.0

p

C

q

  (A.2) 

この式では,種々の圧力及び温度での比容積を得るために蒸気表を用いてもよい。ただし,この式

を直接使用する場合,温度が飽和又は超臨界状態に近くなると,20 %を超える誤差が生じる可能性が

あることに注意する。 

誤差が1 %より小さくなるのは,温度が少なくとも飽和状態より30 ℃以上高いか,又は圧力がp0

(MPa)であるとして,少なくとも飽和又は超臨界状態より [30+(10 p0−200)] ℃以上高い蒸気につい

てだけである。 

より低温の場合を含めた算出方法について次に示す。 

式(A.2)は,次のように書き換えることができる。 

S

0

m

10kp

q

  (A.3) 

ここに,kSは蒸気圧力の効果を表す係数であり,次の式(A.4)で与えられる。 

C

v

p

k

8

911

.0

10

0

0

S

  (A.4) 

注記1 定数0.911 8は,次の計算による。 

8

911

.0

10

10

3

314

.8

10

10

R

 

kSの値は,表C.1から求めることができる。 

式(A.3)は,乾き飽和蒸気及び過熱蒸気に適用することができる。ここに,乾き飽和蒸気とは,乾き

度が最低でも98 %の蒸気を指し,Cは吹出し時の等エントロピー指数による係数である。 

)1

/(

)1

(

)1

(

2

948

.3

k

k

k

k

C

 

注記2 定数3.948は,次の計算による。 

948

.3

10

600

3

5

R

 


27 

B 8210:2017  

 

Cを決定するためのkの値は,安全弁入口における吹出し状態に基づくもので,表C.2から定めな

ければならない。 

b) 臨界流れ状態における各種ガスの吹出し量 臨界流れ状態における各種ガスの吹出し量は,次の式

(A.5)によって算出する。 

0

0

0

0

m

8

911

.0

10

p

C

ZT

M

C

p

q

  (A.5) 

Zの値は,図C.1から求めることができる。 

 ここに,

)1

/(

)1

(

)1

(

2

948

.3

k

k

k

k

C

 

Cを丸めた値は,表C.2から求めることができる。 

A.3.4 亜臨界流れにおける各種ガスの吹出し量 

亜臨界流れにおける各種ガスの吹出し量は,次の式(A.6)によって算出する。 

0

0

b

0

b

0

m

8

911

.0

10

p

CK

ZT

M

CK

p

q

  (A.6) 

 

ここに,

)1

/(

)1

(

/)1

(

0

b

/2

0

b

b

1

2

1

2

k

k

k

k

k

k

k

p

p

p

p

k

k

K

 

Kbの値は,表C.3から求めることができる。 

A.3.5 レイノルズ数Reが80 000以上の乱流域にある非フラッシング液の吹出し量 

0

b

0

m

09

.5

v

p

p

q

  (A.7) 

注記 定数5.09は,次の計算による。 

09

.5

10

10

2

600

3

6

6

 


28 

B 8210:2017  

 

附属書B 

(規定) 

安全弁のサイジング 

 

B.1 

適用 

この附属書は,安全弁のサイジングについて規定する。フラッシングを伴う液体又は気液二相の場合に

は適用できない(JIS B 8227参照)。 

ガス(実在気体)が臨界状態に近い状態下又は非常な高圧下で吹き出す場合に,理想気体に対する公式

を用いて吹出し量を算出すると,その妥当性が低下する可能性があることに注意が必要である。 

また,凝縮は考慮していないので,凝縮が起きる場合には,B.5.1〜B.5.3は適用できない。 

 

B.2 

記号及び単位 

記号及び単位は,次による。 

 

A: 吹出し面積 

(mm2) 

 

C: 等エントロピー指数による係数 

 

G: 単位面積当たりの質量流量 

[kg/(s・m2)] 

 

G*: 無次元化した単位面積当たりの質量流量 

 

Kb: 亜臨界流れに対する理論流量補正係数 

 

Kd: 吹出し係数11) 

 

Kdr: 公称降格吹出し係数(≦Kd×0.9)11) 

 

kS: 蒸気圧力の効果を表す係数 

(h・mm2・MPa/kg) 

 

Kv: 粘度補正係数 

 

M: 分子量 

(kg/kmol) 

 

p0: 吹出し量決定圧力 

(MPa) 

 

p: 弁内の減圧した圧力 

(MPa) 

 

pb: 液体が噴き出す場合の背圧 

(MPa) 

 

Qm: 公称吹出し量 

(kg/h) 

 

T0: 吹出し量決定温度 

(K) 

 

v: 蒸気の比容積 

(m3/kg) 

 

v0: 吹出し量決定圧力及び吹出し量決定温度における比容積 

(m3/kg) 

 

χ0: 吹出し量決定圧力及び吹出し量決定温度における蒸気のクオリティ(乾き度)12) 

 

Z: 吹出し量決定圧力及び吹出し量決定温度における圧縮係数 

注11) Kd及びKdrは,小数点以下第3位まで表す。 

12) χ0は,切上げによって小数点以下第2位まで表す。 

 

B.3 

一般 

安全弁の公称降格吹出し係数Kdrは,試験で得た吹出し係数の90 %を超えてはならない。 

d

dr

9.0K

K≦

  (B.1) 

流量特性試験実施時よりも高い吹出し量決定圧力で吹出し量を算出することは認められる。ただし,低


29 

B 8210:2017  

 

い超過圧力で吹出し量を算出することは認められない。 

流量特性試験時に背圧下で臨界流れ状態であるときに求めた公称降格吹出し係数をもつ安全弁に,より

高い背圧下で同じ公称降格吹出し係数を使用することができない場合がある。 

様々な弁形式の公称降格吹出し係数の認定に対する要求事項としては,場合に応じて,この規格及びJIS 

B 8226-2を適用できる。 

 

B.4 

ガス又はベーパ放出用の安全弁 

この附属書では,ベーパと一般的に呼ばれる物質については区別をしない。すなわち,ガスという用語

は,ガス及びベーパを指すものとして扱う。 

いかなるガスについて吹出し量を算出する場合でも,吹出し面積,吹出し係数は一定として,A.3に示

した式を使わなければならない。 

 

B.5 

吹出し量の算出 

ガス(実在気体)が臨界状態に近い状態下又は非常な高圧下で吹き出す場合に,B.1に記載したように,

理想気体に対する公式を用いて吹出し量を算出すると,その妥当性が低下する可能性があることに注意が

必要である。 

また,凝縮は考慮していない。凝縮が起こる場合には,B.5.1〜B.5.3は適用できない。 

注記 適用する式は吹き出す流体に応じて異なる。また,算出例を附属書Eに示す。 

B.5.1 臨界流れにおける(飽和,過熱,超臨界)蒸気に対する吹出し量の算出 

0

0

dr

m

8

911

.0

p

CAK

Q

  (B.2) 

式(B.2)では,種々の圧力及び温度における蒸気の比容積を求めるために,蒸気表を使ってもよい。ただ

し,式(B.2)をそのまま用いると,蒸気の温度が飽和温度又は臨界温度に近くなるにつれ,20 %を超える誤

差が生じることに注意する必要がある。 

誤差が1 %より小さくなるのは,蒸気の温度が少なくとも飽和温度より30 ℃以上高いか,又は圧力が

p0(MPa)であるとして,少なくとも飽和又は超臨界状態より [30+(10 p0−200)] ℃以上高い場合だけであ

る。 

より低温の場合を含めた算出方法について次に示す。 

式(B.2)は,次のように書き換えることができる。 

S

0

dr

m

10

k

p

AK

Q

  (B.3) 

ここに,

C

v

p

k

8

911

.0

10

0

0

S

である。 

蒸気圧力の効果を表す係数kSは,表C.1から得る。弁内の飽和蒸気の流れを例に,表C.1のkSの値を求

める手順を次に示す。 

安全弁内の流れを等エントロピー(断熱)流れと考えると,減圧した圧力pでの単位面積当たりの質量

流量Gは,その場所の比容積v及び弁入口の圧力p0を用いて次の式で与えられる。 

dp

p

v

v

G

p

p0

6

2

2

10

2

1

  (B.4) 

圧力pに対する比容積v( p) の値は,IAPWS-IF97 13) に示す国際蒸気状態式及び補間式によって得られ


30 

B 8210:2017  

 

るので,積分区間[p0,p]を定めれば,Gは数値積分することによって求めることができる。 

ここに,p0に対してpを,例えば,p=0.99 p0,p=0.98 p0,p=0.97 p0,p=0.96 p0のように仮定すると,

Gの値は,最初のうちはpを下げるにつれて増加するが,圧力低下による膨張,すなわち,上に示したG

の計算式中に分母として存在するvの増加によって,極大値をとった後,減少する。 

図B.1は,入口圧力p0=0.4 MPaの飽和蒸気として,圧力pを徐々に変えていった場合の無次元化した

単位面積当たりの質量流量G* 14) の算出例であるが,図B.1においてG*が極大となったときの圧力が,臨

界流れのときのpcrであり,次の式(B.5)によって表C.1のデータを得ることができる。 

cr

0

6

S

600

3

10

10

p

G

p

k

  (B.5) 

 

0.0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

0.0

0.5

1.0

pc/p0

p0=0.4MPa (飽和蒸気)

臨界状態

 

 

G

*

圧力比p/p0

 

図B.1−無次元化した単位面積当たりの質量流量G*とp/p0との関係 

 

注13) IAPWS-IF97,IAPWS Industrial Formulation 1997 for the Thermodynamic Properties of Water and 

Steam 

14) 単位面積当たりの質量流量Gを無次元化すると次の式となる。 

0

0

6

/

10

*

v

p

G

G

 

B.5.2 湿り蒸気に対する吹出し量の算出 

次の式(B.6)は,乾き度が90 %以上の均質な湿り蒸気についてだけ適用可能である。 

0

0

0

dr

m

8

911

.0

p

CAK

Q

  (B.6) 

代替方法では,式(B.6)を次のように変形する。 

0

S

0

dr

m

10

k

p

AK

Q

  (B.7) 

ここに,kSは蒸気圧力の効果を表す係数で,次の式で与えられる。 

圧力比 p/p0 

 

G

pcr/po 


31 

B 8210:2017  

 

C

v

p

k

8

911

.0

10

0

0

S

 

kSの値を表C.1に示す。表C.1の値は,B.5.1でkSを求める手順として記載したものと同様の手順によ

って得ることができる。 

B.5.3 ガス媒体に対する吹出し量の算出 

B.5.3.1 臨界流れのガス媒体に対する吹出し量の算出 

0

0

dr

0

dr

0

m

8

911

.0

10

v

p

CAK

ZT

M

CAK

p

Q

  (B.8) 

ここに,

0

0

dr

m

0

dr

0

m

8

911

.0

10

v

p

CK

Q

ZT

M

CK

p

Q

A

 

B.5.3.2 亜臨界流れのガス媒体に対する容量算出 

0

0

b

dr

0

b

dr

0

m

8

911

.0

10

v

p

K

CAK

ZT

M

K

CAK

p

Q

  (B.9) 

ここに,Kbは,A.3.4又は表C.3によって定める。 

Zの値は,図C.1から求めることができる。 

B.5.4 液体に対する吹出し量の算出 

0

b

0

v

dr

m

09

.5

v

p

p

A

K

K

Q

  (B.10) 

Kvの値は,図C.2から求めることができる。 


32 

B 8210:2017  

 

附属書C 
(規定) 

熱力学的特性 

 

C.1 適用 

この附属書は,附属書A,附属書B及び附属書Eにおいて用いる蒸気圧力の効果を表す係数kS,等エン

トロピー指数k,等エントロピー指数による係数C,亜臨界流れに対する理論流量補正係数Kb,吹出し量

決定圧力及び吹出し量決定温度における圧縮係数Z,粘度補正係数Kvなどの数値について規定する。 

 

C.2 記号及び単位 

記号及び単位は,次による。 

 

A: 吹出し面積 

(mm2) 

 

C: 等エントロピー指数による係数 

 

kS: 蒸気圧力の効果を表す係数 

(h・mm2・MPa/kg) 

 

k: 等エントロピー指数 

 

Kb: 亜臨界流れに対する理論流量補正係数 

 

Kv: 粘度補正係数 

 

M: 分子量 

(kg/kmol) 

 

p0: 吹出し量決定圧力 

(MPa) 

 

pb: 背圧 

[MPa(ゲージ圧)] 

 

pr: 対臨界圧力15) 

 

pc: 熱力学的臨界圧力 

(MPa) 

 

Qm: 公称吹出し量 

(kg/h) 

 

Re: レイノルズ数 

 

T0: 吹出し量決定温度 

(K) 

 

Tr: 対臨界温度16) 

 

Tc: 熱力学的臨界温度 

(K) 

 

Z: 吹出し量決定圧力及び吹出し量決定温度における圧縮係数 

 

μ0: 粘度(粘性係数) 

(Pa・s) 

注15) 熱力学的臨界圧力で規格化した圧力 

16) 熱力学的臨界温度で規格化した温度 

 

C.3 蒸気データ 

蒸気圧力の効果を表す係数kSは,表C.1による。 

 

C.4 等エントロピー指数による係数 

等エントロピー指数による係数Cは,表C.2による。 


33 

B 8210:2017  

 

C.5 亜臨界流れに対する理論流量補正係数 

亜臨界流れに対する理論流量補正係数Kbは,表C.3による。 

 

C.6 吹出し圧力及び温度における圧縮係数 

対臨界圧力pr及び対臨界温度Trから求めることができる圧縮係数Zを,図C.1に示す。 

pr及びTrは,各々次の式によって与える。 

c

0

r

p

p

p

c

0

r

T

T

T

 

 

C.7 粘度補正係数 

a) 粘度補正係数Kvは,図C.2による。 

b) 次の式(C.1)は図C.2の曲線を近似したもので,Kvを決定するために用いることができる。使用に当た

っては近似の精度を確認するのが望ましい。また,この式は図C.2に示す範囲を超えて外挿すること

は望ましくない。 

0.1

5.1

5.0

v

75

.

342

878

.2

5

993

.0

Re

Re

K

  (C.1) 

c) レイノルズ数は,次の式(C.2)によって算出することができる。 

A

Q

Re

π

4

6.3

0

m

  (C.2) 

 

C.8 ガスの性質 

ガスの性質は,表C.4による。 

 


34 

B 8210:2017  

 

表C.1−蒸気圧力の効果を表す係数kS 

 

圧力:大気圧〜0.2 MPa  温度:飽和温度〜750 ℃ 

0.105

101.0

3.832

3.839

3.866

3.918

3.970

4.072

4.314

4.540

4.756

4.961

5.158

5.531

5.880

6.210

6.368

0.106

101.2

3.538

3.540

3.565

3.613

3.661

3.755

3.978

4.187

4.386

4.575

4.757

5.102

5.424

5.728

5.875

0.107

101.5

3.313

3.313

3.333

3.379

3.423

3.511

3.720

3.916

4.102

4.279

4.449

4.772

5.073

5.358

5.495

0.108

101.8

3.133

3.134

3.149

3.192

3.234

3.317

3.515

3.700

3.875

4.043

4.204

4.509

4.794

5.064

5.193

0.109

102.0

2.987

2.988

2.999

3.039

3.079

3.159

3.347

3.523

3.690

3.850

4.004

4.294

4.566

4.823

4.946

0.110

102.3

2.865

2.866

2.873

2.912

2.950

3.026

3.206

3.375

3.536

3.689

3.836

4.114

4.375

4.621

4.740

0.112

102.8

2.672

2.673

2.673

2.710

2.745

2.816

2.984

3.141

3.291

3.434

3.571

3.830

4.074

4.303

4.414

0.114

103.3

2.527

2.528

2.528

2.557

2.590

2.657

2.816

2.964

3.106

3.241

3.370

3.615

3.845

4.062

4.167

0.116

103.8

2.413

2.414

2.415

2.436

2.468

2.532

2.683

2.825

2.960

3.089

3.213

3.447

3.666

3.874

3.973

0.118

104.3

2.322

2.323

2.325

2.339

2.370

2.431

2.577

2.713

2.843

2.967

3.086

3.311

3.522

3.722

3.818

0.120

104.8

2.248

2.248

2.251

2.260

2.290

2.348

2.489

2.621

2.746

2.866

2.981

3.199

3.403

3.597

3.690

0.125

106.0

2.112

-

2.114

2.112

2.139

2.195

2.326

2.450

2.567

2.680

2.788

2.992

3.184

3.365

3.452

0.130

107.1

2.021

-

2.023

2.023

2.037

2.090

2.215

2.333

2.445

2.553

2.656

2.851

3.034

3.208

3.291

0.135

108.2

1.958

-

1.959

1.961

1.964

2.015

2.136

2.250

2.359

2.462

2.562

2.751

2.928

3.096

3.177

0.140

109.3

1.913

-

1.914

1.918

1.913

1.960

2.078

2.189

2.295

2.396

2.494

2.678

2.851

3.015

3.095

0.145

110.3

1.882

-

-

1.887

1.884

1.919

2.035

2.144

2.248

2.347

2.443

2.624

2.794

2.956

3.033

0.150

111.4

1.860

-

-

1.865

1.863

1.888

2.003

2.110

2.213

2.311

2.405

2.584

2.752

2.911

2.988

0.160

113.3

1.836

-

-

1.840

1.841

1.849

1.961

2.066

2.167

2.263

2.356

2.532

2.698

2.855

2.931

0.170

115.1

1.829

-

-

1.833

1.836

1.828

1.939

2.044

2.144

2.239

2.331

2.506

2.671

2.828

2.903

0.180

116.9

1.834

-

-

1.836

1.838

1.832

1.930

2.035

2.134

2.230

2.322

2.497

2.662

2.819

2.895

0.190

118.6

1.835

-

-

1.836

1.841

1.836

1.930

2.035

2.135

2.231

2.323

2.499

2.665

2.819

2.894

0.200

120.2

1.838

-

-

-

1.844

1.840

1.928

2.033

2.133

2.229

2.321

2.497

2.662

2.819

2.894

 注記2 温度の増分は,線形補間による誤差の最大値が1%になるようにとっている。

700

400

500

600

105

130

150

200

飽和
蒸気

120

圧力

(MPa)

750

 注記1 温度,圧力の中間値に対しては,線形補間による。

110

250

飽和温度

(゚C)

350

300

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


35 

B 8210:2017  

 

表C.1−蒸気圧力の効果を表す係数kS(続き) 

 

圧力:0.2 MPa〜4.0 MPa  温度:飽和温度〜280 ℃ 

0.2

120.2

1.838

1.844

1.840

1.840

1.862

1.884

1.906

1.928

1.950

1.971

1.992

2.013

2.033

2.054

2.074

2.094

0.3

133.5

1.860

1.865

1.868

1.866

1.861

1.880

1.902

1.924

1.945

1.967

1.988

2.009

2.030

2.051

2.071

2.091

0.4

143.6

1.876

-

1.881

1.885

1.883

1.878

1.897

1.919

1.941

1.963

1.985

2.006

2.027

2.048

2.068

2.088

0.5

151.8

1.888

-

-

1.894

1.897

1.896

1.893

1.915

1.937

1.959

1.981

2.002

2.024

2.045

2.065

2.086

0.6

158.8

1.898

-

-

1.899

1.906

1.908

1.905

1.910

1.933

1.955

1.977

1.999

2.020

2.041

2.062

2.083

0.7

165.0

1.906

-

-

-

1.911

1.916

1.916

1.912

1.928

1.951

1.973

1.995

2.017

2.038

2.059

2.080

0.8

170.4

1.913

-

-

-

-

1.921

1.924

1.922

1.924

1.947

1.969

1.991

2.013

2.035

2.056

2.077

0.9

175.4

1.919

-

-

-

-

1.923

1.929

1.930

1.927

1.943

1.965

1.988

2.010

2.032

2.053

2.075

1.0

179.9

1.924

-

-

-

-

1.924

1.932

1.936

1.934

1.938

1.961

1.984

2.006

2.028

2.050

2.072

1.1

184.1

1.928

-

-

-

-

-

1.934

1.940

1.941

1.937

1.957

1.980

2.003

2.025

2.047

2.069

1.2

188.0

1.932

-

-

-

-

-

1.934

1.943

1.945

1.944

1.953

1.976

1.999

2.022

2.044

2.066

1.3

191.6

1.936

-

-

-

-

-

-

1.944

1.949

1.949

1.949

1.973

1.996

2.018

2.041

2.063

1.4

195.0

1.939

-

-

-

-

-

-

1.944

1.951

1.953

1.950

1.969

1.992

2.015

2.038

2.060

1.5

198.3

1.942

-

-

-

-

-

-

1.944

1.953

1.956

1.955

1.965

1.988

2.012

2.034

2.057

1.6

201.4

1.944

-

-

-

-

-

-

-

1.953

1.959

1.959

1.961

1.985

2.008

2.031

2.054

1.7

204.3

1.946

-

-

-

-

-

-

-

1.953

1.960

1.962

1.960

1.981

2.005

2.028

2.051

1.8

207.1

1.949

-

-

-

-

-

-

-

1.952

1.961

1.965

1.963

1.977

2.001

2.025

2.048

1.9

209.8

1.950

-

-

-

-

-

-

-

1.951

1.962

1.966

1.966

1.973

1.998

2.021

2.045

2.0

212.4

1.952

-

-

-

-

-

-

-

-

1.961

1.968

1.969

1.970

1.994

2.018

2.041

2.1

214.9

1.954

-

-

-

-

-

-

-

-

1.961

1.968

1.971

1.969

1.990

2.014

2.038

2.2

217.3

1.955

-

-

-

-

-

-

-

-

1.959

1.969

1.973

1.972

1.987

2.011

2.035

2.3

219.6

1.956

-

-

-

-

-

-

-

-

1.957

1.969

1.974

1.974

1.983

2.008

2.032

2.4

221.8

1.957

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.968

1.975

1.976

1.979

2.004

2.029

2.5

224.0

1.958

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.967

1.975

1.978

1.977

2.001

2.025

2.6

226.1

1.959

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.965

1.975

1.979

1.978

1.997

2.022

2.8

230.1

1.961

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.974

1.980

1.981

1.990

2.015

3.0

233.9

1.962

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.971

1.980

1.983

1.984

2.008

圧力

(MPa)

140

150

160

170

180

190

200

280

210

220

飽和
蒸気

飽和温度

(゚C)

270

260

230

240

250

 

 
 
 
 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


36 

B 8210:2017  

 

表C.1−蒸気圧力の効果を表す係数kS(続き) 

3.2

237.5

1.963

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.967

1.979

1.984

1.985

2.002

3.4

240.9

1.964

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.977

1.985

1.987

1.995

3.6

244.2

1.964

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.974

1.984

1.988

1.989

3.8

247.3

1.964

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.969

1.982

1.988

1.989

4.0

250.4

1.964

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.979

1.987

1.990

210

150

 注記2 温度の増分は,線形補間による誤差の最大値が1%になるようにとっている。

260

230

240

250

270

 注記1 温度,圧力の中間値に対しては,線形補間による。

280

140

飽和温度

(゚C)

160

飽和
蒸気

170

180

190

200

圧力

(MPa)

220

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


37 

B 8210:2017  

 

表C.1−蒸気圧力の効果を表す係数kS(続き) 

 

圧力:0.2 MPa〜4.0 MPa  温度:280 ℃〜750 ℃ 

0.2

2.094

2.114

2.133

2.153

2.172

2.210

2.248

2.285

2.321

2.410

2.497

2.580

2.662

2.741

2.819

2.894

0.3

2.091

2.111

2.131

2.150

2.170

2.208

2.246

2.283

2.320

2.409

2.496

2.580

2.661

2.741

2.818

2.894

0.4

2.088

2.109

2.128

2.148

2.168

2.206

2.244

2.282

2.318

2.408

2.495

2.579

2.661

2.740

2.818

2.894

0.5

2.086

2.106

2.126

2.146

2.165

2.204

2.242

2.280

2.317

2.407

2.494

2.578

2.660

2.740

2.817

2.893

0.6

2.083

2.103

2.124

2.144

2.163

2.202

2.241

2.278

2.315

2.406

2.493

2.577

2.659

2.739

2.817

2.893

0.7

2.080

2.101

2.121

2.141

2.161

2.200

2.239

2.277

2.314

2.404

2.492

2.577

2.659

2.739

2.817

2.893

0.8

2.077

2.098

2.119

2.139

2.159

2.198

2.237

2.275

2.312

2.403

2.491

2.576

2.658

2.738

2.816

2.892

0.9

2.075

2.095

2.116

2.136

2.157

2.196

2.235

2.273

2.311

2.402

2.490

2.575

2.657

2.738

2.816

2.892

1.0

2.072

2.093

2.114

2.134

2.154

2.194

2.233

2.272

2.309

2.401

2.489

2.574

2.657

2.737

2.815

2.892

1.1

2.069

2.090

2.111

2.132

2.152

2.192

2.232

2.270

2.308

2.400

2.488

2.573

2.656

2.737

2.815

2.891

1.2

2.066

2.087

2.108

2.129

2.150

2.190

2.230

2.268

2.306

2.399

2.487

2.573

2.656

2.736

2.814

2.891

1.3

2.063

2.085

2.106

2.127

2.148

2.188

2.228

2.267

2.305

2.397

2.486

2.572

2.655

2.735

2.814

2.890

1.4

2.060

2.082

2.103

2.124

2.145

2.186

2.226

2.265

2.303

2.396

2.485

2.571

2.654

2.735

2.814

2.890

1.5

2.057

2.079

2.101

2.122

2.143

2.184

2.224

2.263

2.302

2.395

2.484

2.570

2.654

2.734

2.813

2.890

1.6

2.054

2.076

2.098

2.119

2.141

2.182

2.222

2.262

2.300

2.394

2.483

2.570

2.653

2.734

2.813

2.889

1.7

2.051

2.073

2.095

2.117

2.138

2.180

2.220

2.260

2.299

2.393

2.482

2.569

2.652

2.733

2.812

2.889

1.8

2.048

2.070

2.093

2.114

2.136

2.178

2.219

2.258

2.297

2.391

2.481

2.568

2.652

2.733

2.812

2.889

1.9

2.045

2.067

2.090

2.112

2.133

2.176

2.217

2.257

2.296

2.390

2.480

2.567

2.651

2.732

2.811

2.888

2.0

2.041

2.064

2.087

2.109

2.131

2.174

2.215

2.255

2.294

2.389

2.479

2.566

2.650

2.732

2.811

2.888

2.1

2.038

2.062

2.084

2.107

2.129

2.171

2.213

2.253

2.293

2.388

2.478

2.566

2.650

2.731

2.810

2.887

2.2

2.035

2.059

2.082

2.104

2.126

2.169

2.211

2.251

2.291

2.386

2.477

2.565

2.649

2.731

2.810

2.887

2.3

2.032

2.056

2.079

2.101

2.124

2.167

2.209

2.250

2.290

2.385

2.476

2.564

2.648

2.730

2.809

2.887

2.4

2.029

2.052

2.076

2.099

2.121

2.165

2.207

2.248

2.288

2.384

2.476

2.563

2.648

2.730

2.809

2.886

2.5

2.025

2.049

2.073

2.096

2.119

2.163

2.205

2.246

2.286

2.383

2.475

2.562

2.647

2.729

2.809

2.886

2.6

2.022

2.046

2.070

2.094

2.116

2.161

2.203

2.245

2.285

2.382

2.474

2.562

2.646

2.729

2.808

2.886

2.8

2.015

2.040

2.064

2.088

2.111

2.156

2.199

2.241

2.282

2.379

2.472

2.560

2.645

2.727

2.807

2.885

3.0

2.008

2.034

2.058

2.083

2.106

2.152

2.195

2.238

2.279

2.377

2.470

2.558

2.644

2.726

2.806

2.884

750

360

380

400

650

600

450

500

550

圧力

(MPa)

280

290

300

700

310

320

340

 

 
 
 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


38 

B 8210:2017  

 

表C.1−蒸気圧力の効果を表す係数kS(続き) 

3.2

2.002

2.027

2.053

2.077

2.101

2.147

2.191

2.234

2.275

2.374

2.468

2.557

2.643

2.725

2.805

2.883

3.4

1.995

2.021

2.046

2.071

2.096

2.143

2.187

2.230

2.272

2.372

2.466

2.555

2.641

2.724

2.805

2.883

3.6

1.989

2.014

2.040

2.066

2.090

2.138

2.183

2.227

2.269

2.369

2.464

2.554

2.640

2.723

2.804

2.882

3.8

1.989

2.007

2.034

2.060

2.085

2.133

2.179

2.223

2.266

2.367

2.462

2.552

2.639

2.722

2.803

2.881

4.0

1.990

2.000

2.027

2.054

2.079

2.129

2.175

2.220

2.262

2.364

2.460

2.551

2.637

2.721

2.802

2.880

 注記2 温度の増分は,線形補間による誤差の最大値が1%になるようにとっている。

650

500

550

600

700

圧力

(MPa)

290

300

310

 注記1 温度,圧力の中間値に対しては,線形補間による。

750

320

340

360

380

400

450

280

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


39 

B 8210:2017  

 

表C.1−蒸気圧力の効果を表す係数kS(続き) 

 

圧力:4.0 MPa〜22.0 MPa  温度:飽和温度〜420 ℃ 

4.0

250.4

1.964

1.990

2.000

2.027

2.054

2.079

2.104

2.129

2.152

2.175

2.198

2.220

2.241

2.262

2.283

2.304

5.0

263.9

1.962

1.986

1.991

1.995

2.023

2.051

2.078

2.104

2.129

2.154

2.178

2.201

2.224

2.246

2.268

2.289

6.0

275.6

1.956

1.967

1.982

1.989

1.992

2.020

2.049

2.078

2.105

2.131

2.156

2.181

2.205

2.228

2.251

2.274

6.5

280.9

1.953

-

1.972

1.984

1.989

2.004

2.034

2.064

2.092

2.119

2.145

2.171

2.195

2.219

2.243

2.266

7.0

285.8

1.949

-

1.959

1.977

1.985

1.989

2.019

2.049

2.079

2.107

2.134

2.160

2.186

2.210

2.234

2.258

7.5

290.5

1.944

-

-

1.966

1.979

1.984

2.002

2.035

2.065

2.095

2.123

2.150

2.176

2.201

2.226

2.250

8.0

295.0

1.939

-

-

1.952

1.971

1.980

1.986

2.019

2.051

2.082

2.111

2.139

2.166

2.192

2.217

2.241

8.5

299.3

1.933

-

-

1.936

1.960

1.974

1.979

2.003

2.037

2.069

2.099

2.128

2.155

2.182

2.208

2.233

9.0

303.3

1.927

-

-

-

1.947

1.966

1.974

1.987

2.022

2.055

2.086

2.116

2.145

2.172

2.199

2.224

9.5

307.3

1.921

-

-

-

1.931

1.955

1.968

1.973

2.006

2.041

2.074

2.105

2.134

2.162

2.189

2.215

10.0

311.0

1.915

-

-

-

-

1.942

1.960

1.967

1.990

2.026

2.060

2.092

2.123

2.152

2.180

2.207

10.5

314.6

1.908

-

-

-

-

1.926

1.950

1.961

1.973

2.011

2.046

2.080

2.111

2.141

2.170

2.198

11.0

318.1

1.900

-

-

-

-

1.908

1.938

1.953

1.961

1.995

2.032

2.067

2.100

2.131

2.160

2.188

11.5

321.4

1.892

-

-

-

-

-

1.924

1.944

1.953

1.979

2.017

2.054

2.088

2.120

2.150

2.179

12.0

324.7

1.884

-

-

-

-

-

1.906

1.934

1.946

1.962

2.002

2.040

2.075

2.108

2.140

2.170

12.5

327.8

1.876

-

-

-

-

-

1.886

1.921

1.938

1.948

1.987

2.026

2.063

2.097

2.129

2.160

13.0

330.9

1.867

-

-

-

-

-

-

1.906

1.928

1.938

1.971

2.011

2.049

2.085

2.118

2.150

13.5

333.8

1.857

-

-

-

-

-

-

1.888

1.917

1.931

1.954

1.996

2.036

2.073

2.107

2.140

14.0

336.7

1.847

-

-

-

-

-

-

1.865

1.904

1.922

1.936

1.981

2.022

2.060

2.096

2.129

14.5

339.5

1.837

-

-

-

-

-

-

1.840

1.889

1.912

1.922

1.965

2.008

2.047

2.084

2.119

15.0

342.2

1.826

-

-

-

-

-

-

-

1.871

1.901

1.912

1.948

1.993

2.034

2.072

2.108

15.5

344.8

1.814

-

-

-

-

-

-

-

1.849

1.888

1.905

1.930

1.978

2.020

2.060

2.097

16.0

347.4

1.802

-

-

-

-

-

-

-

1.823

1.874

1.895

1.912

1.963

2.007

2.047

2.086

16.5

349.9

1.789

-

-

-

-

-

-

-

1.793

1.857

1.884

1.897

1.946

1.993

2.034

2.074

17.0

352.3

1.775

-

-

-

-

-

-

-

-

1.836

1.872

1.886

1.929

1.978

2.022

2.062

17.5

354.7

1.761

-

-

-

-

-

-

-

-

1.811

1.859

1.877

1.910

1.963

2.008

2.050

18.0

357.0

1.745

-

-

-

-

-

-

-

-

1.782

1.843

1.867

1.891

1.947

1.994

2.038

420

350

360

飽和
蒸気

飽和温度

(゚C)

410

400

370

380

390

圧力

(MPa)

280

290

300

310

320

330

340

 

 
 
 
 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


40 

B 8210:2017  

 

表C.1−蒸気圧力の効果を表す係数kS(続き) 

18.5

359.3

1.728

-

-

-

-

-

-

-

-

1.740

1.824

1.855

1.874

1.930

1.980

2.025

19.0

361.5

1.709

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.801

1.842

1.860

1.913

1.965

2.012

19.5

363.6

1.689

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.775

1.828

1.847

1.895

1.950

1.999

20.0

365.7

1.665

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.743

1.811

1.836

1.876

1.935

1.985

20.5

367.8

1.638

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.698

1.791

1.824

1.857

1.919

1.971

21.0

369.8

1.605

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.616

1.768

1.811

1.839

1.902

1.956

21.5

371.8

1.559

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.742

1.795

1.823

1.885

1.942

22.0

373.7

1.459

-

-

-

-

-

-

-

-

-

-

1.710

1.778

1.807

1.866

1.926

410

飽和
蒸気

420

圧力

(MPa)

350

290

 注記2 温度の増分は,線形補間による誤差の最大値が1%になるようにとっている。

400

370

380

390

310

320

330

340

 注記1 温度,圧力の中間値に対しては,線形補間による。

360

280

飽和温度

(゚C)

300

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


41 

B 8210:2017  

 

表C.1−蒸気圧力の効果を表す係数kS(続き) 

 

圧力:4.0 MPa〜42.0 MPa  温度:380 ℃〜750 ℃ 

4.0

2.220

2.241

2.262

2.283

2.304

2.344

2.384

2.422

2.460

2.497

2.551

2.637

2.721

2.802

2.880

6.0

2.181

2.205

2.228

2.251

2.274

2.317

2.359

2.400

2.439

2.478

2.534

2.624

2.710

2.793

2.873

8.0

2.139

2.166

2.192

2.217

2.241

2.288

2.333

2.376

2.418

2.459

2.517

2.611

2.699

2.784

2.865

10.0

2.092

2.123

2.152

2.180

2.207

2.258

2.306

2.352

2.396

2.439

2.500

2.597

2.688

2.774

2.857

12.0

2.040

2.075

2.108

2.140

2.170

2.226

2.278

2.327

2.374

2.419

2.483

2.583

2.676

2.765

2.849

14.0

1.981

2.022

2.060

2.096

2.129

2.191

2.248

2.300

2.350

2.397

2.464

2.568

2.665

2.755

2.841

16.0

1.912

1.963

2.007

2.047

2.086

2.154

2.216

2.273

2.326

2.376

2.446

2.553

2.653

2.745

2.833

18.0

1.867

1.891

1.947

1.994

2.038

2.115

2.182

2.244

2.300

2.353

2.427

2.538

2.641

2.736

2.825

20.0

1.811

1.836

1.876

1.935

1.985

2.072

2.147

2.213

2.273

2.329

2.407

2.523

2.628

2.726

2.817

21.0

1.768

1.811

1.839

1.902

1.956

2.050

2.128

2.197

2.260

2.317

2.397

2.515

2.622

2.721

2.813

22.0

1.710

1.778

1.807

1.866

1.926

2.026

2.109

2.181

2.246

2.305

2.386

2.508

2.616

2.716

2.809

23.0

1.611

1.737

1.776

1.828

1.895

2.002

2.089

2.165

2.232

2.293

2.376

2.500

2.610

2.711

2.804

24.0

1.311

1.682

1.744

1.789

1.861

1.976

2.069

2.148

2.217

2.280

2.366

2.492

2.603

2.705

2.800

25.0

1.183

1.607

1.704

1.750

1.825

1.950

2.048

2.130

2.202

2.267

2.355

2.484

2.597

2.700

2.796

26.0

1.087

1.481

1.655

1.708

1.785

1.922

2.207

2.112

2.187

2.254

2.344

2.476

2.591

2.695

2.792

27.0

0.990

1.327

1.594

1.670

1.741

1.892

2.004

2.094

2.172

2.241

2.333

2.467

2.584

2.690

2.788

28.0

0.926

1.194

1.513

1.623

1.697

1.861

1.981

2.076

2.157

2.228

2.322

2.459

2.578

2.685

2.783

29.0

0.881

1.089

1.402

1.567

1.656

1.829

1.957

2.057

2.140

2.214

2.311

2.451

2.571

2.680

2.779

30.0

0.849

1.017

1.273

1.499

1.608

1.796

1.932

2.037

2.124

2.200

2.300

2.442

2.565

2.674

2.775

32.0

0.805

0.928

1.102

1.332

1.501

1.723

1.879

1.997

2.091

2.172

2.277

2.425

2.552

2.664

2.766

34.0

0.778

0.877

1.012

1.192

1.380

1.647

1.823

1.954

2.056

2.143

2.254

2.408

2.538

2.653

2.758

36.0

0.761

0.844

0.954

1.097

1.270

1.566

1.765

1.909

2.021

2.113

2.230

2.391

2.525

2.643

2.749

38.0

0.750

0.822

0.916

1.036

1.186

1.485

1.706

1.862

1.984

2.082

2.206

2.373

2.511

2.632

2.741

40.0

0.743

0.808

0.890

0.995

1.124

1.409

1.645

1.815

1.946

2.051

2.181

2.355

2.498

2.621

2.732

42.0

0.740

0.798

0.872

0.965

1.079

1.343

1.585

1.768

1.908

2.019

2.156

2.337

2.484

2.610

2.723

600

圧力

(MPa)

380

390

400

410

420

440

 注記1 温度,圧力の中間値に対しては,線形補間による。
 注記2 温度の増分は,線形補間による誤差の最大値が1%になるようにとっている。

750

460

480

500

700

650

520

550

 

 
 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


42 

B 8210:2017  

 

表C.2−等エントロピー指数による係数C 

0.40 

1.647 

0.60 

1.957 

0.80 

2.198 

1.001 

2.395 

1.20 

2.560 

1.40 

2.703 

1.60 

2.829 

1.80 

2.940 

2.00 

3.039 

0.41 

1.665 

0.61 

1.971 

0.81 

2.209 

1.01 

2.404 

1.21 

2.568 

1.41 

2.710 

1.61 

2.834 

1.81 

2.945 

2.01 

3.044 

0.42 

1.682 

0.62 

1.984 

0.82 

2.219 

1.02 

2.412 

1.22 

2.576 

1.42 

2.717 

1.62 

2.840 

1.82 

2.950 

2.02 

3.049 

0.43 

1.700 

0.63 

1.997 

0.83 

2.230 

1.03 

2.421 

1.23 

2.583 

1.43 

2.723 

1.63 

2.846 

1.83 

2.955 

2.03 

3.053 

0.44 

1.717 

0.64 

2.010 

0.84 

2.240 

1.04 

2.430 

1.24 

2.591 

1.44 

2.730 

1.64 

2.852 

1.84 

2.960 

2.04 

3.058 

0.45 

1.733 

0.65 

2.023 

0.85 

2.251 

1.05 

2.439 

1.25 

2.598 

1.45 

2.736 

1.65 

2.858 

1.85 

2.965 

2.05 

3.063 

0.46 

1.750 

0.66 

2.035 

0.86 

2.261 

1.06 

2.447 

1.26 

2.605 

1.46 

2.743 

1.66 

2.863 

1.86 

2.971 

2.06 

3.067 

0.47 

1.766 

0.67 

2.048 

0.87 

2.271 

1.07 

2.456 

1.27 

2.613 

1.47 

2.749 

1.67 

2.869 

1.87 

2.976 

2.07 

3.072 

0.48 

1.782 

0.68 

2.060 

0.88 

2.281 

1.08 

2.464 

1.28 

2.620 

1.48 

2.755 

1.68 

2.874 

1.88 

2.981 

2.08 

3.076 

0.49 

1.798 

0.69 

2.072 

0.89 

2.291 

1.09 

2.472 

1.29 

2.627 

1.49 

2.762 

1.69 

2.880 

1.89 

2.986 

2.09 

3.081 

0.50 

1.813 

0.70 

2.084 

0.90 

2.301 

1.10 

2.481 

1.30 

2.634 

1.50 

2.768 

1.70 

2.886 

1.90 

2.991 

2.10 

3.085 

0.51 

1.829 

0.71 

2.096 

0.91 

2.311 

1.11 

2.489 

1.31 

2.641 

1.51 

2.774 

1.71 

2.891 

1.91 

2.996 

2.11 

3.090 

0.52 

1.844 

0.72 

2.108 

0.92 

2.320 

1.12 

2.497 

1.32 

2.649 

1.52 

2.780 

1.72 

2.897 

1.92 

3.001 

2.12 

3.094 

0.53 

1.858 

0.73 

2.120 

0.93 

2.330 

1.13 

2.505 

1.33 

2.656 

1.53 

2.786 

1.73 

2.902 

1.93 

3.006 

2.13 

3.099 

0.54 

1.873 

0.74 

2.131 

0.94 

2.339 

1.14 

2.513 

1.34 

2.663 

1.54 

2.793 

1.74 

2.908 

1.94 

3.010 

2.14 

3.103 

0.55 

1.888 

0.75 

2.143 

0.95 

2.349 

1.15 

2.521 

1.35 

2.669 

1.55 

2.799 

1.75 

2.913 

1.95 

3.015 

2.15 

3.107 

0.56 

1.902 

0.76 

2.154 

0.96 

2.358 

1.16 

2.529 

1.36 

2.676 

1.56 

2.805 

1.76 

2.918 

1.96 

3.020 

2.16 

3.112 

0.57 

1.916 

0.77 

2.165 

0.97 

2.367 

1.17 

2.537 

1.37 

2.683 

1.57 

2.811 

1.77 

2.924 

1.97 

3.025 

2.17 

3.116 

0.58 

1.930 

0.78 

2.176 

0.98 

2.376 

1.18 

2.545 

1.38 

2.690 

1.58 

2.817 

1.78 

2.929 

1.98 

3.030 

2.18 

3.121 

0.59 

1.944 

0.79 

2.187 

0.99 

2.386 

1.19 

2.553 

1.39 

2.697 

1.59 

2.823 

1.79 

2.934 

1.99 

3.034 

2.19 

3.125 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

2.20 

3.129 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


43 

B 8210:2017  

 

表C.3−亜臨界流れに対する理論流量補正係数Kb 

0.4 

0.5 

0.6 

0.7 

0.8 

0.9 

1.001 

1.1 

1.2 

1.3 

1.4 

1.5 

1.6 

1.7 

1.8 

1.9 

2.0 

2.1 

2.2 

pb/p0 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

pb/p0 

0.45 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

1.000 

0.999 

0.999 

0.45 

0.50 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

1.000 

0.999 

0.998 

0.996 

0.994 

0.992 

0.989 

0.50 

0.55 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

1.000 

0.999 

0.997 

0.994 

0.991 

0.987 

0.983 

0.979 

0.975 

0.971 

0.55 

0.60 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

1.000 

0.999 

0.997 

0.993 

0.989 

0.983 

0.978 

0.972 

0.967 

0.961 

0.955 

0.950 

0.945 

0.60 

0.65 

− 

− 

− 

− 

0.999 

0.999 

0.995 

0.989 

0.982 

0.974 

0.967 

0.959 

0.951 

0.943 

0.936 

0.929 

0.922 

0.915 

0.909 

0.65 

0.70 

− 

− 

0.999 

0.999 

0.993 

0.985 

0.975 

0.964 

0.953 

0.943 

0.932 

0.922 

0.913 

0.903 

0.895 

0.886 

0.878 

0.871 

0.864 

0.70 

0.75 

− 

1.000 

0.995 

0.983 

0.968 

0.953 

0.938 

0.923 

0.909 

0.896 

0.884 

0.872 

0.861 

0.851 

0.841 

0.832 

0.824 

0.815 

0.808 

0.75 

0.80 

0.999 

0.985 

0.965 

0.942 

0.921 

0.900 

0.881 

0.864 

0.847 

0.832 

0.819 

0.806 

0.794 

0.783 

0.773 

0.764 

0.755 

0.747 

0.739 

0.80 

0.82 

0.992 

0.970 

0.944 

0.918 

0.894 

0.872 

0.851 

0.833 

0.817 

0.801 

0.787 

0.774 

0.762 

0.752 

0.741 

0.732 

0.723 

0.715 

0.707 

0.82 

0.84 

0.979 

0.948 

0.917 

0.888 

0.862 

0.839 

0.818 

0.799 

0.782 

0.766 

0.752 

0.739 

0.727 

0.716 

0.706 

0.697 

0.688 

0.680 

0.672 

0.84 

0.86 

0.957 

0.919 

0.884 

0.852 

0.825 

0.800 

0.778 

0.759 

0.742 

0.727 

0.712 

0.700 

0.688 

0.677 

0.677 

0.658 

0.649 

0.641 

0.634 

0.86 

0.88 

0.924 

0.880 

0.842 

0.809 

0.780 

0.755 

0.733 

0.714 

0.697 

0.682 

0.668 

0.655 

0.644 

0.633 

0.624 

0.615 

0.606 

0.599 

0.592 

0.88 

0.90 

0.880 

0.831 

0.791 

0.757 

0.728 

0.703 

0.681 

0.662 

0.645 

0.631 

0.617 

0.605 

0.594 

0.584 

0.575 

0.566 

0.558 

0.551 

0.544 

0.90 

0.92 

0.820 

0.769 

0.727 

0.693 

0.664 

0.640 

0.619 

0.601 

0.585 

0.571 

0.559 

0.547 

0.537 

0.527 

0.519 

0.511 

0.504 

0.497 

0.490 

0.92 

0.94 

0.739 

0.687 

0.647 

0.614 

0.587 

0.564 

0.545 

0.528 

0.514 

0.501 

0.489 

0.479 

0.470 

0.461 

0.453 

0.446 

0.440 

0.434 

0.428 

0.94 

0.96 

0.628 

0.579 

0.542 

0.513 

0.489 

0.469 

0.452 

0.438 

0.425 

0.414 

0.404 

0.395 

0.387 

0.380 

0.373 

0.367 

0.362 

0.357 

0.352 

0.96 

0.98 

0.462 

0.422 

0.393 

0.371 

0.352 

0.337 

0.325 

0.314 

0.305 

0.296 

0.289 

0.282 

0.277 

0.271 

0.266 

0.262 

0.258 

0.254 

0.251 

0.98 

1.00 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

0.000 

1.00 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


44 

B 8210:2017  

 

 

 

 

記号 Z:圧縮係数,Pr:対臨界圧力,Tr:対臨界温度 

 

図C.1−圧縮係数Z 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


45 

B 8210:2017  

 

 

 

記号 Kv:粘度補正係数,Re:レイノルズ数 

 

図C.2−粘度補正係数Kv 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


46 

B 8210:2017  

 

表C.4−ガスの性質 

ガス名称 

化学式 

分子量M 

(kg/kmol) 

0.101 3 MPa,15 ℃における

等エントロピー指数k 

臨界圧力pc 

(MPa) 

臨界温度Tc 

(K) 

臨界圧力比 

アセチレン 

C2H2 

26.02 

1.26 

6.282 

309.15 

0.553 

空気 

− 

28.96 

1.40 

3.769 

132.45 

0.528 

アンモニア 

NH3 

17.03 

1.31 

11.298 

405.55 

0.544 

アルゴン 

A(又はAr) 

39.91 

1.66 

4.864 

151.15 

0.488 

ノルマルブタン 

C4H10 

58.08 

1.11 

3.648 

426.15 

0.583 

二酸化炭素 

CO2 

44.00 

1.30 

7.397 

304.25 

0.546 

一酸化炭素 

CO 

28.00 

1.40 

3.546 

134.15 

0.528 

塩素 

Cl2 

70.91 

1.35 

7.711 

417.15 

0.537 

クロルフルオルメタン(R22) CHClF2 

86.47 

1.18 

4.914 

370.15 

0.568 

エタン 

C2H6 

30.05 

1.22 

4.945 

305.25 

0.561 

エチレン 

C2H4 

28.03 

1.25 

5.157 

282.85 

0.555 

水素 

H2 

2.015 

1.41 

1.297 

33.25 

0.527 

塩化水素 

HCl 

36.46 

1.41 

8.268 

324.55 

0.527 

硫化水素 

H2S 

34.08 

1.32 

9.008 

373.55 

0.542 

イソブタン 

CH(CH3)3 

58.08 

1.11 

3.749 

407.15 

0.583 

メタン 

CH4 

16.03 

1.31 

4.641 

190.65 

0.544 

塩化メチル 

CH3Cl 

50.48 

1.28 

6.647 

416.25 

0.549 

窒素 

N2 

28.02 

1.40 

3.394 

126.05 

0.528 

亜酸化窒素 

N2O 

44.02 

1.30 

7.265 

309.65 

0.546 

酸素 

O2 

32.00 

1.40 

5.036 

154.35 

0.528 

プロパン 

C3H8 

44.06 

1.13 

4.357 

368.75 

0.578 

プロピレン 

C3H6 

42.05 

1.15 

4.660 

365.45 

0.574 

二酸化硫黄 

SO2 

64.07 

1.29 

7.873 

430.35 

0.548 

水蒸気 

H2O 

18.02 

 

22.064 

647.10 

 

 

 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


47 

B 8210:2017  

 

附属書D 
(規定) 

ばね 

 

D.1 圧縮コイルばね 

安全弁に使用する圧縮コイルばねは,次による。 

D.1.1 一般 

ばね製造業者は,要求があった場合に,ばねをこの規格で規定した材料で製作し,この規格の規定に適

合する検査を受けたことを示す証明書を提出しなければならない。許容応力は,これまでの経験と最新の

知見とに基づき,使用状態での温度,環境及び応力緩和が許容範囲内にあることを考慮して,決定しなけ

ればならない。 

D.1.2 材料 

ばね材料は,目的の使用条件に適したものでなければならない。 

D.1.3 識別表示 

ばねは,適切な手段によって表示することで,確実な識別が可能でなければならない。識別するために

実施する刻印又はエッチング(食刻)は,ばねの機能を損なわない領域で行わなければならない。 

在庫のばねを使用する場合,上記のように表示することができないときは,識別票又はその他の適切な

手段によって識別できるようにしなければならない。 

D.1.4 寸法 

圧縮コイルの各部の寸法に対する要求事項は,次による。この要求事項から外れた設計であっても,ば

ねの設計が使用条件に適合していることを証明できる場合は,使用してよい。 

a) 寸法比 ばねの直径に対する自由長さの比は,5を超えてはならない。 

b) ばね指数 ばね指数,すなわち,ばねの平均直径をばね断面の直径で割った値は,3〜12の範囲内に

なければならない。 

c) コイルの間隔 コイルの間隔は,一定になっていなければならない。ばねは,自由長さから密着時又

は試験荷重負荷時の長さを自由長さから減じた計算値の80 %を超えて圧縮してはならない。 

d) ばねの末端 平行な末端をもつばねは,両端がいずれも隣のコイルに接した構造として,端面は研削

しなければならない。 

ばねの末端は,一周のうち270°〜300°の間[図D.1 e) 参照]に相当する,ばねの軸に直角な平面

をもつ座面になっており,座面の平面度は,ばねの末端を水平面に置いたときに,ばねの形状が図D.1 

a) 及び図D.1 c) に示す限界範囲内に収まるようなものでなければならない。 

平滑なばね端部に,平滑で一貫した先細りをもたせるため,コイルの先端部の厚さは,ばね材料(棒

又は線)断面の直径の4分の1にほぼ等しくなければならない。 

コイルの末端部が,規定の内径及び外径で決まった範囲からはみ出すことがないようにしなければ

ならない[図D.1 e) 参照]。 

平行ではない端部をもつばねの使用については,ばねにばね受け及び押さえを取り付けることで,

平行な端部をもつばねに対する寸法基準を満足することができるときは,使用してよい[図D.1 b) 及

び図D.1 d) 参照]。 

D.1.5 検査,試験及び許容範囲 


48 

B 8210:2017  

 

a) 永久変形 全てのばねは,永久変形試験を受けなければならない。ばねの永久変形は,安全弁製造業

者の仕様書又はその他の適切な規格に従った一連の試験荷重又は密着圧縮を繰り返した結果生じる,

ばねの自由長さの変化として定義する。ばねは,少なくとも3回,試験荷重又は密着状態まで圧縮し

て初期の自由長さを決定する。その後,少なくとも3回,ばねを試験荷重又は密着状態まで圧縮して

最終的な自由長さを測定する。永久ひずみは,初期の自由長さの0.5 %を超えてはならない。 

b) 寸法確認 各々のばねは,次に示す最小限の確認を受けなければならない。 

1) ばねを使用するときの最大圧縮状態における荷重及びばねの長さ,又は算出した全変位の80 %以下

の範囲内で,弾性領域にあるときのばね定数 

2) コイル径及び自由長さ 

3) 端部の直角性を見るための寸法 

ばねを定盤上の直角定規に寄せて置き,直角定規とばね上端との間の最大の隙間を計測する[図

D.1 a) 及び図D.1 b) 参照]。平行な末端をもつばねについては,この計測を行った後,ばねの上下

を入れ替えて計測を繰り返さなければならない。 

4) 必要に応じた端部の平度を見るための寸法 

ばねを定盤上に置き,ばね上端表面上の最大の高低差を計測する[図D.1 c) 及び図D.1 d) 参照]。

この計測は,必要に応じて,ばねの上下を入れ替えて計測を繰り返さなければならない。 

c) 許容範囲 ばね検査における許容範囲は,弁又はばねの製造業者が決めなければならない。 


49 

B 8210:2017  

 

 

 

 

a) 

b) 

 

 

 

c) 

d) 

 

 

e) 

 図で最大隙間:e×(自由長さ),  最大高低差:f ×(コイルの平均径) 

 
− e(コイル外側面の傾き)及びf(端部コイルの傾き)は,バルブ製造業者が決定する。 
− ばねの端部がばねの外径又は内径からはみ出す場合は,その部分を研削し,規定されたばねの外径と内径とに合

致するようになっていなければならない。 

− ばねの末端の平らな座面は,一周のうち270°〜300°の部分を占めるものでなければならない。 
− ばね押さえのばねへの挿入部及びつば(鍔)部の外径は,それぞればねの内径及び外径と等しくする。 

 

図D.1−ばねの端部のコイル 


50 

B 8210:2017  

 

D.2 皿ばね 

安全弁に皿ばねを使用する場合は,次による。 

D.2.1 一般 

皿ばね製造業者は,要求があった場合,ばねをこの規格で規定した材料で製作し,この規格の規定に適

合する検査を受けたことを示す証明書を提出しなければならない。許容応力は,これまでの経験と最新の

知見とに基づき,使用状態での温度,環境及び応力緩和が許容範囲内にあることを考慮して,決定しなけ

ればならない。 

また,皿ばね又は皿ばねを積層して使用する場合は,それは案内が円滑なものでなければならない。 

D.2.2 材料 

皿ばねの材料は,目的の使用条件に適したものでなければならない。 

D.2.3 識別表示 

各皿ばねは,適切な手段によって表示することで,確実な識別が可能でなければならない。識別するた

めに実施する刻印又はエッチングは,応力の最も低い部分で行わなければならない。 

また,取扱説明書に特に記載されていない場合は,安全弁の組立,保守及び修理において,各皿ばねが

正確な位置になるように表示しなければならない。 

D.2.4 寸法 

a) ばねの圧縮量 使用状態における皿ばねのたわみは,皿ばねを平らな状態にしたとき又は試験荷重負

荷時の高さを自由長さから減じた値の80 %を超えてはならない。 

b) 端部の直角及び平行に対する許容差 積層した皿ばねの端部の直角及び平行に対する許容差は,受渡

当事者間の協定による。 

D.2.5 検査・試験及び判定基準 

a) 永久変形 全ての皿ばねは,永久変形試験を行わなければならない。皿ばねを組み立てた状態で各ば

ねが平らになる状態まで少なくとも3回以上圧縮して初期自由長さを求め,その後,同様に3回以上

圧縮した後に自由長さの計測を行い,0.5 %を超える永久変形を生じてはならない。 

b) 荷重−変形関係の計測 皿ばね製造業者は,積層したばねについて事前の測定,永久変形の測定を行

った後,荷重−変形関係を計測し,それが許容範囲内にあることを証明しなければならない。 


51 

B 8210:2017  

 

附属書E 

(参考) 

種々の媒体に対する吹出し量の算出例 

 

E.1 

適用 

この附属書は,附属書Aに基づいて吹出し係数を決定した安全弁の各種流体に対する公称吹出し量の算

出方法及びサイズの決め方の例を示すものであって,規定の一部ではない。 

 

E.2 

記号及び単位 

記号及び単位は,次による。 

 

A: 吹出し面積 

(mm2) 

 

C: 等エントロピー指数による係数 

 

Kb: 亜臨界流れに対する理論流量補正係数 

 

Kdr: 公称降格吹出し係数 

 

Kv: 粘度補正係数 

 

k: 等エントロピー指数 

 

M: 分子量 

(kg/kmol) 

 

p0: 吹出し量決定圧力 

(MPa) 

 

pb: 背圧 

(MPa) 

 

pr: 対臨界圧力17) 

 

pc: 熱力学的臨界圧力 

(MPa) 

 

Qm: 公称吹出し量 

(kg/h) 

 

T0: 吹出し量決定温度 

(K) 

 

Tr: 対臨界温度18) 

 

 

Tc: 熱力学的臨界温度 

(K) 

 

v0: 吹出し量決定圧力及び吹出し量決定温度における比容積 

(m3/kg) 

 

Z: 吹出し量決定圧力及び吹出し量決定温度における圧縮係数 

 

μ0: 粘度(粘性係数) 

(Pa・s) 

注17) 熱力学的臨界圧力で規格化した圧力 

18) 熱力学的臨界温度で規格化した温度 

 

E.3 

各種流体に対する吹出し量の算出 

E.3.1 臨界流れにおけるガス体の吹出し量の算出 

例題 最高許容圧力(PS)が1.0 MPa(ゲージ圧)の窒素ガスを保有する容器に用いる安全弁の吹出し面

積の算出 

安全弁の10 %超過圧力時の公称降格吹出し係数(Kdr)=0.870 

ガスの分子量(M)=28.02 kg/kmol 

ガスの等エントロピー指数(k)=1.40 

ガスの吹出し温度 =20 ℃ 


52 

B 8210:2017  

 

要求されるガスの公称吹出し量(Qm)=18 000 kg/h 

安全弁の設定圧力 =1.0 MPa(ゲージ圧) 

安全弁の背圧 大気圧 

T0=20.0+273.15=293.15 K 

p0=[1.0×1.10]+0.101=1.201 MPa(絶対圧) 

 

)1

/(

0

b

1

2

k

k

k

p

p≦

であるから,流れは臨界である。 

必要面積は,

0

dr

0

m

10

ZT

M

CK

p

Q

A

 

 ここに,

7.2

1

4.1

2

4.1

948

.3

)1

4.1

/(

)1

4.1(

C

 

なお,等エントロピー指数kによる係数Cは,表C.2から得ることもできる。 

圧縮係数は,図C.1による。 

関係する計算を次に示す。 

対臨界圧力 

c

0

r

p

p

p

 

ここに,臨界圧力pc=3.394 MPa(絶対圧)  (表C.3から) 

対臨界温度 

c

0

r

T

T

T

 

 ここに,Tcは臨界温度=126.05 K  (表C.3から) 

pr=1.201/3.394=0.35 

Tr=293.15/126.05=2.33 

Z=1.00(図C.1) 

      

064

2

15

.

293

000

.1

02

.

28

87

.0

7.2

201

.1

10

000

18

A

 mm2 

注記 5 %の超過圧力で認証された吹出し係数が,例えば,0.870と与えられた場合,10 %の超過圧力

下の必要吹出し面積は,それを用いて算出できる。 

E.3.2 亜臨界流れにおけるガス体の吹出し量の算出 

例題 安全弁の設定圧力が1.3 MPa(ゲージ圧),背圧が0.8 MPa(ゲージ圧)で,公称降格吹出し係数

を0.800とした場合の必要流路面積の算出 

安全弁の10 %超過圧力時の公称降格吹出し係数(Kdr)=0.800 

ガスの分子量(M)=28.02 kg/kmol 

ガスの等エントロピー指数(k)=1.40 

ガスの吹出し温度 =20 ℃ 

要求されるガスの公称吹出し量(Qm)=18 000 kg/h 

安全弁の設定圧力 =1.30 MPa(ゲージ圧) 

安全弁の背圧 0.80 MPa(ゲージ圧) 


53 

B 8210:2017  

 

T0=20.0+273.15=293.15 K 

pr=1.531/3.394=0.45 

Tr=293.15/126.05=2.33 

Z=0.995(図C.1) 

0

b

1

2

k

k

k

p

p

であるから,流れは亜臨界である。 

ここに,

589

.0

101

.0

1.1

30

.1

101

.0

80

.0

0

b

p

p

 

    

0

b

dr

0

m

10

ZT

M

K

CK

p

Q

A

 

ここに,

992

.0

1

2

1

2

1

1

1

0

b

2

0

b

b

k

k

k

k

k

k

k

p

p

p

p

k

k

K

 

 Kbは,計算で求めることも,表C.3から求めることもできる。 

    

770

1

15

.

293

995

.0

02

.

28

992

.0

8.0

7.2

531

.1

10

000

18

A

 mm2 

E.3.3 液体の吹出し量の算出 

例題 次に示す条件で油の吹出しに必要な安全弁の流路面積の算出 

安全弁の10 %超過圧力時の公称降格吹出し係数(Kdr)=0.650 

10 %超過圧力時で要求される油の公称吹出し量(Qm)=45 000 kg/h 

比容積[v(=1/密度)]=0.001 075 27 m3/kg 

粘度(μ0)=0.5 Pa・s 

安全弁の設定圧力 =3.0 MPa(ゲージ圧) 

背圧 =0.3 MPa(ゲージ圧) 

適用するのは次の式である。 

v

p

p

A

K

K

Q

b

0

v

dr

m

09

.5

 

粘性がないと仮定した(すなわち,粘性を無視する)流体の流路面積の算出 Kv=1 

b

0

dr

m

09

.5

p

p

v

K

Q

A

 

0.3

3.0

100

/

10

1

0.3

b

0

p

p

MPa 

50

.

257

0.3

27

075

001

.0

65

.0

09

.5

000

45

A

mm2 

a) 次の大きなオリフィスA'を選択したとき,この場合,A'=380 mm2として粘度補正係数の最小値Kv min

を得ることができる。 


54 

B 8210:2017  

 

A

A

K

min

 v

であるから,

68

.0

380

43

.

257

min

 v

K

 

b) 与えられた流量及び選択したオリフィスからレイノルズ数(Re)を算出する。 

A

Q

Re

π

4

6.3

m

 

 

447

1

380

π

4

5.0

6.3

000

45

 

図C.2から Kv=0.92>0.68 

c) 上記の算出例でKv min≦Kvの場合は,選択した面積は与えられた流量を十分吹き出すことができる。

そうでない場合は,上記a) 及びb) を繰り返す。 


55 

B 8210:2017  

 

附属書JA 

(規定) 

安全弁のサイジング−代替方法 

 

JA.1 適用 

この附属書は,附属書Bに示した方法に代えて用いることができる安全弁のサイジングについて規定す

る。 

 

JA.2 記号及び単位 

記号及び単位は,次による。 

 

A: 吹出し面積 

(mm2) 

 

C': 蒸気の性質による係数(表JA.1参照) 

 

C'': 断熱指数(k)による係数 

 

D: 弁座口の径 

(mm) 

 

dt: のど部の径 

(mm) 

 

Kb: 亜臨界流れに対する理論流量補正係数 

 

Kd: 吹出し係数 

 

Kdr: 公称降格吹出し係数[≦(測定値の平均)×0.9] 

 Kdr': 測定によらないで定めた公称降格吹出し係数 

 

Kp: 超過圧力による補正係数 

 

Kv: 粘度補正係数 

 

Kw: 背圧による補正係数 

 

L: 弁のリフト 

(mm) 

 

M: 分子量 

(kg/kmol) 

 

p0: 吹出し量決定圧力 

[MPa(絶対圧)] 

 

pb: 背圧 

[MPa(絶対圧)] 

 

pbg: 背圧 

[MPa(ゲージ圧)] 

 

pS: 設定圧力 

[MPa(ゲージ圧)] 

 

Qm: 公称吹出し量 

(kg/h) 

 

Re: レイノルズ数 

 

T0: 吹出し量決定温度 

(K) 

 

v0: 吹出し量決定圧力及び吹出し量決定温度における比容積 

(m3/kg) 

 

Z: 吹出し量決定圧力及び吹出し量決定温度における圧縮係数 

 

θ: 吹出し部の弁軸に対する角度 

(゜) 

 

μ0: 粘度(粘性係数) 

(Pa・s) 


56 

B 8210:2017  

 

JA.3 蒸気用に対する公称吹出し量 

a) JIS B 8225又はこれと同等の方法によって定めた吹出し係数に基づいて算出する場合は,次の式(JA.1)

によって求める。 

Qm=5.25 C'KdrAp0  (JA.1) 

ここに, Aは次の式で与える(図JA.1参照)。 

DL

(カーテン面積が流路中で最狭で,平面座の場合) 

sin

πDL

A

(カーテン面積が流路中で最狭で,円すい座の場合) 

 

(参考sin45°=0.707) 

2

t

4

πd

A

(のど部が流路中で最狭の場合) 

 

p0は,ボイラ用弁の公称吹出し量に対しては,[(設定圧力)×1.03+

0.101],又は[(設定圧力)+0.015+0.101]のいずれか大きい方を,圧

力容器用弁の公称吹出し量に対しては,[(設定圧力)×1.1+0.101],

又は[(設定圧力)+0.020+0.101]のいずれか大きい方をとる。ただし,

許容される超過圧力に指定のある場合は,それによる。 

 

b) 吹出し係数の測定をしない場合は,次の三つの条件全てを満たす安全弁(全量式安全弁)については,

式(JA.1)中のKdrに代えてKdr'=0.777を用いて,公称吹出し量を算出する。 

D≧1.15×dt 

πDL≧1.05×A 

弁の入口及び管台の通路の面積≧1.7×A 

また,上記三つの条件のいずれか一つでも満たさない安全弁(揚程式安全弁)については,吹出し

面積Aが次の二つの式のいずれかで算出されるとき,式(JA.1)中のKdrに代えて図JA.2から求めたKdr'

の値を用いて,公称吹出し量を算出する。 

DL

(カーテン面積が流路中で最狭であって,平面座の場合) 

sin

πDL

A

(カーテン面積が流路中で最狭であって,円すい座の場合) 


57 

B 8210:2017  

 

 

平面座でds=dtの場合 

D=ds 

 

 

 

 

 

平面座でds<dの場合 

D=d 

円すい座でds<dの場合 

D=d 

 

 

 

 

平面座でds>dの場合 

D=ds 

円すい座でds>dの場合 

D=ds 

 

 

 

 

d: 弁体側弁座面の内径 

dt: のど部の径 

ds: 弁座側弁座面の内径 

di: 流体取入口の径 

 

図JA.1−吹出し面積及び弁座口の径 

 


58 

B 8210:2017  

 

 

 

 L:弁のリフト(mm) 

D:弁座口の径(mm) 

 

図JA.2−公称降格吹出し係数Kdr' 

 

 

 

 

 

 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


59 

B 8210:2017  

 

表JA.1−蒸気の性質による係数C' 

0.5

1.0040.9940.9710.9500.9310.912 0.8950.8790.8630.8480.8340.8210.8080.7960.7840.7730.7630.752 0.7420.7330.7240.7150.7060.6980.6900.6820.675

0.6570.641

1

0.9860.9800.9820.9600.9380.9190.9000.8830.8670.8520.8370.8240.8100.7980.7860.7750.7640.753 0.7430.7340.7250.7160.7070.6990.6910.6830.675

0.6580.641

1.5

0.9760.9750.9690.9690.9460.9250.9060.8880.8710.8550.8430.8260.8130.8000.7880.7770.7650.755 0.7450.7350.7260.7170.7080.6990.6910.6840.676

0.6580.641

2

0.971

0.9660.9630.9550.9320.9120.8930.8750.8590.8440.8290.8150.8020.7900.7780.7670.756 0.7460.7360.7270.7170.7090.7000.6920.6840.676

0.6590.642

2.5

0.968

0.9600.9650.9400.9180.8980.8800.8630.8470.8320.8180.8050.7920.7800.7690.758 0.7470.7370.7280.7180.7090.7010.6930.6850.677

0.6590.642

3

0.966

0.9610.9560.9480.9250.9040.8840.8670.8500.8350.8210.8070.7940.7820.7700.759 0.7480.7380.7290.7190.7100.7020.6930.6850.6780.6590.643

4

0.964

0.9570.9530.9390.9150.8950.8750.8570.8410.8260.8110.7980.7850.7730.762 0.7510.7410.7310.7210.7120.7030.6950.6870.6790.6600.643

5

0.965

0.9550.9520.9290.9050.8840.8650.8470.8310.8160.8020.7890.7760.765 0.7530.7430.7330.7230.7140.7050.6960.6880.6800.6610.644

6

0.968

0.9620.9530.9430.9170.8930.8730.8540.8370.8210.8070.7930.7800.768 0.7560.7450.7350.7250.7150.7060.6980.6890.6810.6620.645

7

0.971

0.9590.9540.9300.9040.8810.8610.8430.8260.8110.7970.7830.771 0.7590.7480.7370.7270.7170.7080.6990.6900.6820.6630.646

8

0.975

0.9680.9560.9440.9150.8900.8690.8490.8320.8160.8010.7870.774 0.7620.7500.7390.7290.7190.7090.7010.6910.6830.6640.646

9

0.980

0.9630.9600.9270.9000.8770.8560.8370.8200.8050.7910.777 0.7650.7530.7410.7310.7210.7110.7020.6930.6850.6650.647

10

0.987

0.9720.9620.9410.9110.8850.8630.8430.8250.8090.7940.780 0.7670.7550.7440.7330.7230.7130.7030.6950.6860.6660.648

12

1.000

0.9770.9730.9350.9040.8780.8560.8360.8180.8020.787 0.7730.7610.7480.7370.7260.7160.7070.6970.6880.6680.650

14

1.019

1.0050.9820.9640.9260.8960.8700.8480.8280.8110.795 0.7800.7660.7530.7410.7300.7200.7100.7000.6910.6700.651

16

1.039

1.0051.0010.9520.9160.8860.8610.8390.8200.802 0.7860.7720.7580.7460.7340.7230.7130.7030.6940.6720.653

18

1.068

1.0441.0070.9770.9330.9030.8750.8510.8290.811 0.7930.7780.7640.7510.7380.7270.7160.7060.6960.6740.655

20

1.100

1.0361.0110.9580.9170.8900.8630.8400.819 0.8010.7850.7690.7560.7430.7310.7200.7090.6990.6770.656

22

1.136

1.0811.0380.9890.9370.9030.8770.8510.828 0.8090.7910.7750.7610.7470.7350.7230.7120.7020.6790.658

24

1.0681.0240.9630.9190.8880.8630.839 0.8170.7980.7830.7670.7520.7400.7270.7160.7050.6810.660

26

1.1161.0650.9890.9400.9020.8730.849 0.8270.8050.7870.7720.7570.7420.7310.7190.7080.6830.662

28

1.1851.1051.0220.9620.9170.8860.856 0.8340.8130.7940.7770.7620.7480.7340.7210.7110.6860.664

30

1.1421.0590.9860.9360.8980.869 0.8410.8210.8000.7820.7640.7520.7370.7250.7140.6880.665

32

1.1801.1031.0150.9560.9120.880 0.8520.8270.8070.7880.7710.7540.7430.7280.7170.6910.667

34

1.1541.0420.9740.9280.891 0.8620.8370.8130.7930.7760.7580.7470.7300.7210.6930.669

36

1.2101.0750.9980.9460.903 0.8720.8440.8190.8000.7810.7620.7490.7350.7240.6950.671

38

1.1121.0230.9610.918 0.8810.8520.8260.8050.7860.7660.7510.7400.7270.6980.673

40

1.1521.0470.9800.933 0.8920.8610.8340.8100.7900.7700.7550.7430.7310.7000.675

42

1.0751.0010.947 0.9060.8710.8410.8170.7950.7750.7590.7460.7340.7030.677

44

1.1041.0210.961 0.9180.8810.8490.8230.8020.7810.7630.7500.7380.7060.679

46

1.1351.0450.978 0.9280.8930.8570.8310.8070.7870.7670.7550.7410.7080.681

48

1.1001.0170.9580.9130.8760.8460.8200.7980.7780.7610.7450.7110.683

50

1.1291.0380.9740.9250.8860.8540.8270.8040.7830.7650.7490.7140.685

680

540

460

480

500

520

700

750

800

580

600

620

640

660

440

絶対
圧力

MPa

温度     ゚C

飽和
温度

200

220

240

260

280

300

320

560

340

360

380

400

420

 

注記1 この表の圧力・温度の中間値は,比例法によって算出する。 
注記2 絶対圧力は,吹出し量決定圧力の絶対値とする。 

 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


60 

B 8210:2017  

 

JA.4 ガス用に対する公称吹出し量 

ガス用に対する公称吹出し量は,次による。 

a) JIS B 8225又はこれと同等の方法によって定めた吹出し係数に基づいて算出する場合は,次の式(JA.2)

によって求める。 

0

b

0

dr

m

ZT

M

AK

p

C''K

Q

  (JA.2) 

ここに, 

1

1

1

2

48

.

39

k

k

k

k

C''

 

 

断熱指数(k)が不明の場合はk=1.001として,C''=23.96となる。 

 

1

0

b

1

2

k

k

k

p

p

の場合,

k

k

k

p

p

p

p

k

k

C''

K

1

0

b

2

0

b

b

)1

(

83

.

55

 

 

1

0

b

1

2

k

k

k

p

p≦

の場合,Kb=1.0とする。 

 

p0は,公称吹出し量の算出においては,[(設定圧力)×1.1+0.101],

又は[(設定圧力)+0.020+0.101]のいずれか大きい方をとる。ただし,

許容される超過圧力に指定がある場合は,それによる。 

 

Zは,図JA.3参照。不明の場合は,Z=1.0とする。 

 

b) 吹出し係数を測定しない場合,式(JA.2)において,揚程式安全弁については,Kdrの代わりに図JA.2か

ら求めたKdr'の値を用いて公称吹出し量を算出する。また,全量式安全弁については,Kdr'=0.777と

する。 


61 

B 8210:2017  

 

 

 

図JA.3−圧縮係数 


62 

B 8210:2017  

 

JA.5 液体用に対する公称吹出し量 

液体用安全弁に対する公称吹出し量は,次による。 

a) 吹出し係数を実測した結果に基づいて算出する場合 吹出し係数を実測した結果に基づく場合は,附

属書Bに示すサイジング法による。 

b) 吹出し係数を測定しない場合 予備的にKv=1とし,次の式(JA.3)を用いて必要な吹出し面積Aを求

める。 

0

bg

S

p

v

w

d

m

25

.1

09

.5

v

p

p

A

K

K

K

K

Q

  (JA.3) 

ここに, Kd=0.62とする。 

 

Kwは背圧が大気圧であれば,Kw=1とする。背圧のある環境で用いる

ベローズ平衡形安全弁では背圧による補正が必要である。非平衡形安

全弁では補正の必要はない(図JA.4参照)。 

 

Kvは粘度補正係数で,図JA.5又は次の式による。 

 

0.1

5.1

5.0

v

75

.

342

738

.2

5

993

.0

Re

Re

K

 

 

A

Q

Re

π

/

4

6.3

0

m

 

 

Kpは,25 %超過圧力では1.0である。超過圧力が25 %以外の場合,Kp

は図JA.6によって定める。 

 

得られた吹出し面積Aに対して,利用可能な安全弁の中から,Aを僅かに上回る弁の吹出し面積を用い

てレイノルズ数を算出し,Kvを求める。Kvを式(JA.3)に適用してAの値を再計算し,再計算したAの値が

選んだ弁の吹出し面積より大きい場合は,利用可能な弁から吹出し面積が一回り大きなものを選ぶ。選ん

だ弁について,算出したAが選んだ弁の吹出し面積を下回るようになるまでこの手順を繰り返す。 


63 

B 8210:2017  

 

 

 

 

pbg:背圧(ゲージ圧),pS:設定圧力(ゲージ圧) 

注記 pbg/pS≦15 %では,Kw=1.0である。 

 

図JA.4−背圧による補正係数Kw † 

補正

 

K

w

 

背圧の設定圧力に対する百分率 pbg/pS×100 


64 

B 8210:2017  

 

 

 

図JA.5−粘度補正係数Kv † 

 K

v

 

レイノルズ数 Re 


65 

B 8210:2017  

 

 

 

 

注記 超過圧力10 %以下ではKp=0.6 

超過圧力は,設定圧力に対する百分率を取っている。 

 

図JA.6−超過圧力による補正係数Kp † 

 

超過圧力(Overpressure)(%) 

よる

係数

 

K

p

 


66 

B 8210:2017  

 

附属書JB 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

 

JIS B 8210:2017 安全弁 

ISO 4126-1:2013,Safety devices for protection against excessive pressure−Part 1: Safety 
valves及びAmendment 1:2016 
ISO 4126-7:2013,Safety devices for protection against excessive pressure−Part 7: 
Common data及びAmendment 1:2016 

 

(I)JISの規定 

(II) 
国際規 
格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲 適用する安全弁の

設定圧力,流路径の
範囲に関する規定 

ISO 
4126-1 

適用する安全弁の設定
圧力,流路径の範囲に関
する規定 

変更 

ISO規格では,設定圧力(ゲージ圧)
0.1 bar(0.01 MPa)以上,かつ,流
路径4 mm以上を対象としている
が,JISでは,設定圧力が0.1 MPa
(ゲージ圧)以上,かつ,全量式は
のど部の径が7 mm以上,揚程式は
弁座口径が15 mm以上のものに適
用するとした。 

各要求事項,特に吹下りの規定を
満足させることが困難であるとの
意見があり,国内製造業者の現状
に合わせて,設定圧力が0.1 MPa
未満のものと,より小口径のもの
は適用除外とした。 

 

注1) 圧力単位の表
記についての注 

 

− 

− 

追加 

ISO規格では,圧力表記でゲージ
圧,絶対圧について,bar gauge,bar 
absとしている。 
JISでは,圧力を,絶対圧について
はPa,ゲージ圧をPa(ゲージ圧)
と表記している。 

JISでは,圧力の単位としてPaを
採用しており,Pa a.,Pa gの表記
が許されないことから,絶対圧を
Pa,ゲージ圧をPa(ゲージ圧)と
表記することとした。 

2 引用規格  

 

 

 

 

 

 

3 用語及び
定義 

3.5 揚程式安全弁 

 

− 

− 

追加 

JIS固有の揚程式安全弁の定義を規
定した。 

寸法による形式の定義として従来
のJISを引用した。 

 

3.6 全量式安全弁 

 

− 

− 

追加 

JIS固有の全量式安全弁の定義を規
定した。 

寸法による形式の定義として従来
のJISを引用した。 

 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


67 

B 8210:2017  

 

(I)JISの規定 

(II) 
国際規 
格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及び
定義(続き) 

3.7 設定圧力 

ISO 
4126-1 

3.5 

JISとほぼ同じ。 

変更 

ISO規格では,注記で単に“弁を開
かせようとする圧力と弁体を弁座
に押し付ける力とが釣り合ったと
きの圧力”としているが,JISでは,
運転状態において開き始める圧力
として設計時に想定する数値であ
ること,それが許容範囲内にあるこ
とを形式試験等で検証することを
追記した。 

より詳しく記載し,理解しやすい
ようにした。 

 

3.8 最高許容圧力 

 

3.6 

JISとほぼ同じ。 

変更 

JISでは圧力装置製造業者が規定す
るとした。ISO規格ではこの点につ
いて触れていない。 

従来JISを引用した。 

 

3.12 吹出し量決定
圧力 

 

− 

− 

追加 

ISO規格では“relieving pressure”
としているが,JISでは吹出し量を
決定するときの圧力であることを
明示する名称とした。 

従来JISの内容と合わせたものと
した。 

 

3.13 吹出し量決定
温度 

 

− 

− 

追加 

ISO規格では“relieving temperature”
としているが,JISでは吹出し量を
決定するときの温度であることを
明示する名称とした。 

3.12と対になる用語であり,追記
した。 

 

3.14 吹出し圧力 

 

− 

− 

追加 

JISでは吹出し圧力の定義を追加し
た。 

従来JISを引用した。 

 

3.15 吹始め圧力 

 

− 

− 

追加 

JISでは吹始め圧力の定義を追加し
た。 

従来JISを引用した。 

 

3.20 吹下り 

 

3.15 

吹下りの定義 

変更 

ISO規格では,吹出し圧力又は吹始
め圧力を定義していないので,本文
のただし書きのような記載はない。 
JISでは,設定圧力を基準とする方
法,実測値である吹出し圧力又は吹
始め圧力と吹止り圧力との差を用
いる方法の二つがあるとした。 

ISO規格では,設定圧力を基準と
して吹下りを定めているが,国内
の実情を考慮し,JISでは,実測
した吹出し圧力又は吹始め圧力と
吹止り圧力に基づき定めることも
できるとした。 

 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


68 

B 8210:2017  

 

(I)JISの規定 

(II) 
国際規 
格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及び
定義(続き) 

3.23 のど部の面積 

ISO 
4126-1 

− 

− 

追加 

JISではのど部の面積の定義を追加
した。 

従来JISを引用した。 

 

3.24 弁座流路面積 

 

− 

− 

追加 

JISでは弁座流路面積の定義を追加
した。 

従来JISを引用した。 

 

3.26 弁座口の径 

 

− 

− 

追加 

JISでは弁座口の径の定義を追加し
た。 

従来JISを引用した。 

 

3.27 のど部の径 

 

− 

− 

追加 

JISではのど部の径の定義を追加し
た。 

従来JISを引用した。 

 

3.30 公称降格吹出
し係数 

 

− 

− 

追加 

JISでは公称降格吹出し係数の定義
を追加した。 

従来JISを引用した。 

 

3.31 公称吹出し量 

 

3.21 

公称吹出し量の定義 

変更 

JISではJIS B 8225及びそれと同等
の規格の規定に従って決定するも
のを追加した。 

従来JISを引用した。 

 

3.32 呼び径 

 

3.22 

呼び径の定義 

変更 

ISO規格では,ISO 7268によるこ
ととなっているが,JISでは,JIS B 
2001を準用することを追記した。 

従来JISを引用した。 

5 構造 
5.1 一般 

f) 液体の滞留防止
措置に関する規定 

 

5.1.6 

JISとほぼ同じ。 

変更 

JISでは,液体の滞留を防ぐ手段と
して“ドレン抜きなど”として,例
示を追記した。 

従来JISを引用した。 

 

g) 耐圧外殻構造部
の応力に関する規
定 

 

5.1.7 

耐圧部の設計応力 

変更 

ISO規格では,適切な規格の既定値
を超えないこととし,参照規格の例
としてEN 12561,ANSI/ASME B 
16.34を上げている。 
JISではJIS B 8201,JIS B 8265又
はJIS B 8267の許容応力値を超え
ないこととした。また,弁体を含ま
ないことを注に記した。 

従来JISを引用した。 

 

k) 蒸気用安全弁の
強制開閉動作を行
う装置の設置に関
する規定 

 

5.1.11 

規定がある場合の手動
開閉装置の設置 

追加 

JISでは,手動で開閉できる圧力の
規定を追加した。 

従来JISを引用した。 

 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


69 

B 8210:2017  

 

(I)JISの規定 

(II) 
国際規 
格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

5 構造 
5.1 一般 
(続き) 

m) ばねが高温の吹
出し流体に直接さ
らされないための
規定 

ISO 
4126-1 

− 

− 

追加 

JISでは,規定を追加した。 

ばねは,高温下ではへたりを生じ,
自由長が減少する可能性がある。
ばね特性を健全に維持するために
従来JISを引用した。 

 

n) ねじ込み形安全
弁の取付けに必要
なスパナ装着面設
置に関する規定 

 

− 

− 

追加 

JISでは,規定を追加した。 

メンテナンスの利便性に有用な規
定であることから,従来JISを引
用した。 

 

o) 弁軸に対する弁
体/弁座面の推奨
角度に関する規定 

 

− 

− 

追加 

JISでは,規定を追加した。 

品質管理上有効であるため,従来
JISを引用した。 

5.2 接続端 

a) 接続端に用いる
継手に関する規定 

 

5.2 

− 

追加 

JISでは接続端がねじ継手による場
合を独立させ,追記した。 

従来JISを引用し,ねじ継手によ
る接続の規定を設けた。 

 

b) a)以外の継手に
対する規定 

 

− 

− 

追加 

JISでは,作動時の反動力が大きな
安全弁に対するフランジの形状・寸
法の規定を追加した。 

従来JISを引用し,全量式安全弁
では,吹出し時の反動力が大きい
ため,一般に,管フランジより1
サイズ上となる規定にした。 

 

c) a)及びb)以外の
接続端に対する規
定 

 

 

− 

追加 

JISでは,a),b)に規定のない継手
について,規定を追加した。 

従来のJISの内容に準じた。 

 

e) 接続端におねじ
を使用する場合の
接続ねじに対する
規定 

 

− 

− 

追加 

JISでは,蒸気用全量式安全弁にね
じ込み式フランジを用いる場合の
ねじ寸法を規定した。 

従来JISを引用した。 

5.4 安全弁
各部の寸法 

a) 寸法許容差に関
する規定 

 

− 

− 

追加 

JISでは,規定を追加した。 

品質管理上有効であるため,従来
JISを引用した。 

 

b) 弁入口径,のど
部及び弁座口径に
関する規定 

 

− 

− 

追加 

JISでは,規定を追加した。 

品質管理上有効であるため,従来
JISを引用した。 

 

c) 面間寸法及び直
角に関する規定 

 

− 

− 

追加 

JISでは,規定を追加した。 

品質管理上有効であるため,従来
JISを引用した。 

 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


70 

B 8210:2017  

 

(I)JISの規定 

(II) 
国際規 
格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

5.5 非破壊
検査 

非破壊検査に関す
る規定 

ISO 
4126-1 

− 

− 

追加 

JISで従来から行っている非破壊検
査に関する規定を追加した。 

品質管理上必要と考えて,従来JIS
を引用した。 

5.6 外観 

外観に関する規定 

 

− 

− 

追加 

JISで従来から行っている目視検査
に関する規定を追加した。 

品質管理上有効と考えて,従来JIS
を引用した。 

6 材料 
6.1 一般 

外殻構造部の材料
に関する規定 

 

5.1.7 
5.4 

引用規格として,EN,
ASME,ASTM,JISを
例示。 

変更 

引用規格をJIS B 8201,JIS B 8265
及びJIS B 8267とした。 

品質管理上必要と考えて,ボイ
ラ・圧力容器関係JISを引用した。 

6.2 使用制
限 

材料の使用制限 

 

− 

− 

追加 

鋳造品を外殻構造部に使用する場
合の使用制限を規定した。 

品質管理上必要と考えて,安全弁
が設置される設備(ボイラ・圧力
容器)のJISに準じることとした。 

7 製品検査 
7.1 目的 

検査の目的 

 

6.1 

目的 

変更 

JISでは,作動特性を形式試験によ
らない場合は,製品検査の規定によ
ってよいと注に記載した。 

国内の安全弁製造業者の実情に配
慮した。 

7.3.1 適用 

 

 

− 

− 

変更 

JISでは,検査圧力を安全弁が設置
される機器に適用されるJISによ
るとした。 

適用について紛れがないようにし
た。 

7.3.2 保持
時間 

表5 

 

− 

− 

変更 

JISでは,呼び径が600Aを超える
ものの規定を追記した。 

適用の利便性を考慮した。 

7.4.2 許容
基準 

許容基準の規定 

 

− 

− 

追加 

ISO規格は,許容基準の規定がない
が,JISでは規定を追加した。 

水圧試験の規定と同様の構成で,
より整った形にした。 

7.6 弁座気
密性検査 

弁座気密性の検査
に関する規定 

 

6.6 

検査手順と漏れ量 

変更 

ISO規格は,漏れ量の許容値は受渡
当事者間の協定によるとし,例え
ば,API 527が基準になるとしてい
る。 
JISでは,API 527と同様の内容を
規定した。 

従来JISと同様,API 527の最新
版(2014年版)を引用した。 

7.7 密閉性
能検査 

安全弁の密閉性能
に関する規定 

 

− 

− 

追加 

JISでは,安全弁入口側,出口側の
密閉性能に関する規定を追加した。 

従来JISを引用した。 

 
 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


71 

B 8210:2017  

 

(I)JISの規定 

(II) 
国際規 
格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

7.8 作動性
能検査 

作動性能の検査に
関する規定 

ISO 
4126-1 

− 

− 

追加 

製品検査における作動性能検査に
ついては,ISO規格では規定してい
ない。 
JISでは規定を追加した。 

品質管理上必要と考えて,従来JIS
を引用した。 

8 形式試験 
8.1.1 適用 

形式試験の適用に
関する規定 

 

7.1.1 

− 

変更 

JISでは,流量特性試験,作動特性
検査に独自の規定があり,それによ
ってもよいとした。 

国内の安全弁製造業者の実情に配
慮して,ISO規格とは異なるもの
も認めた。 

8.2.1 一般
要求事項 

形式試験について
の一般要求事項 

 

7.2.1 

− 

変更 

作動特性試験時の設定圧力がばね
設計時の想定範囲内でなければな
らないことを追記した。 

JIS及びISO 4126-1 2nd Edt.の規
定を残した。 

10 安全弁
のサイジン
グ 

安全弁のサイズ決
定法に関する規定 

ISO 
4126-7 

− 

変更 

JISでは,流量特性試験について独
自の規定があり,それによってもよ
いとした。 

国内の安全弁製造業者の実情に配
慮して,ISO規格とは異なるもの
も認めた。 

附属書A 
(規定) 
安全弁の吹
出し性能の
決定 

A.1 適用 

 

− 

変更 

JISでは,吹出し量算出における理
想気体の公式の使用上の注意に対
する表現をISO規格とは異なるも
のにした。 

より簡明な表現にした。 

 

 

 

 

変更 

JIS B 8227を適用する場合(気液二
相流)には,このJISを適用しない
ことを明記した。 

ISO規格とは規格が異なる。 

 

A.2 記号及び単位 

 

− 

変更 

ISO規格では一つにまとめている。 
JISでは,附属書ごとに記載した。 

利便性を考慮して,記号の説明は,
重複があっても本体,附属書ごと
にまとめた。 

附属書B 
(規定) 
安全弁のサ
イジング 

B.1 適用 

 

 

変更 

JISでは,吹出し量算出における理
想気体の公式の使用上の注意に対
する表現をISO規格とは異なるも
のにした。 

より簡明な表現にした。 

 

 

 

 

 

変更 

JIS B 8227を適用する場合(気液二
相流)には,このJISを適用しない
とした。 

ISO規格とは規格が異なる。 

 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


72 

B 8210:2017  

 

(I)JISの規定 

(II) 
国際規 
格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

附属書B 
(規定) 
安全弁のサ
イジング 
(続き) 

B.2 記号及び単位 

ISO 
4126-7 

− 

変更 

ISO規格では,一つにまとめてい
る。 
JISでは,附属書ごとに記載した。 

利便性を考慮して,記号の説明は,
重複があっても本体,附属書ごと
に記号をまとめた。 

B.5 吹出し量の算
出 

 

6.3 

 

変更 

JISでは,吹出し量算出における理
想気体の公式の使用上の注意に対
する表現をISO規格とは異なるも
のにした。 

より簡明な表現にした。 

 

 

 

6.3.1 

 

変更 

JISでは,蒸気圧力の効果に関する
係数kSの反復算出法の説明はISO
規格と異なったものにした。 

より明確で,分かりやすい記載に
変更した。 

附属書C 
(規定) 
熱力学的特
性 

C.2 記号及び単位 

 

− 

変更 

ISO規格では一つにまとめている。 
JISでは,附属書ごとに記載した。 

利便性を考慮して,記号の説明は,
重複があっても本体,附属書ごと
にまとめた。 

附属書D 
(規定) 
ばね 

D.1.5 検査,試験及
び許容範囲 
a) 永久変形 

 

8.6.1 

圧縮コイルばねの永久
変形 

変更 

ISO規格の永久変形試験では,コイ
ルが密着するまで負荷するとして
いる。 

国内の安全弁製造業者の実情に配
慮して,ISO規格とは異なるもの
も認めた。 

附属書E 
(参考) 
種々の媒体
に対する吹
出し量の算
出例 

E.2 記号及び単位 

 

− 

変更 

ISO規格では,一つにまとめてい
る。 
JISでは,附属書ごとに記載した。 

利便性を考慮して,記号の説明は,
重複があっても本体,附属書ごと
に記号をまとめた。 

E.3.1 臨界流れにお
けるガス体の吹出
し量の算出 

 

A.1  
Example 

Example 

 

変更 

ISO規格は,5 %超過圧力について
のKdrが認証されている場合の
10 %超過圧力での必要吹出し面積
の算出をExample 2とし,Example 1
と同内容の算出結果を示している
が,JISではISO規格のExample 2
はE.3.1と同様に算出できるとこと
を注記し,Example 2は割愛した。 

全く同じ内容を,2度繰り返して
記載することは不要である。 

 
 
 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7

 

 

 

 

 


73 

B 8210:2017  

 

(I)JISの規定 

(II) 
国際規 
格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

附属書JA 
(規定) 
安全弁のサ
イジング−
代替方法 

安全弁の公称吹出
し量の算出方法 

ISO 
4126-7 

− 

− 

選択 

JISでは,蒸気,ガス及び液体に対
して,ISO規格に規定する方法の他
に,代替算出方法を追加規定し,
ISO規格とこの附属書とのいずれ
かの手法を選択できるようにした。 

現状では,国内バルブ製造業界に
ISO規格に合致した試験装置をも
っている事業場はない。したがっ
て,蒸気及びガス用弁には従来JIS
に基づいた方法,液体用の弁には
新たに規定した方法によっても差
し支えないとした。 

 

JA.2 記号及び単位 

 

− 

変更 

ISO規格では一つにまとめている。 
JISでは,附属書ごとに記載した。 

利便性を考慮して,記号の説明は,
重複があっても本体,附属書ごと
にまとめた。 

 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:(ISO 4126-1:2013,Amd.1:2016,ISO 4126-7:2013,Amd.1:2016,MOD) 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
− 変更  国際規格の規定内容を変更している。 
− 選択  国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD  国際規格を修正している。 

 

 

 























 

 

1

4

 

B

 8

2

1

0

2

0

1

7