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B 7914-2:2018  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  2 

4 種類 2 

4.1 金属びょうの種類  2 

4.2 ボルト及びボルト一体形金属びょうのボルト部の種類  3 

5 品質 3 

5.1 外観  3 

5.2 強度  3 

6 構造 3 

7 寸法及び寸法の許容差  3 

7.1 かく(Q)形  3 

7.2 面取りかく(M)形  4 

7.3 球面丸(K)形及び平面丸(H)形  4 

7.4 ボルト部  5 

8 材料 6 

8.1 鋼  6 

8.2 銅合金  6 

8.3 銅合金鋳物  6 

8.4 アルミニウム合金  6 

8.5 アルミニウム合金鋳物及びダイカスト 6 

8.6 ステンレス鋼  6 

9 試験方法 6 

9.1 外観  6 

9.2 寸法測定  6 

9.3 刻線測定  6 

9.4 強度試験  6 

10 検査  7 

10.1 一般  7 

10.2 性能検査  7 

10.3 受渡検査  7 

11 試験報告書  7 

12 呼び方  7 

13 表示  8 


 

B 7914-2:2018  

(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

測量機器工業会(JSIMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業

規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業

規格である。 

これによって,JIS B 7914-2:2007は改正され,この規格に置き換えられた。 

なお,平成30年8月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ

ーク表示認証において,JIS B 7914-2:2007によることができる。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS B 7914の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS B 7914-1 第1部:コンクリート製標識くい 

JIS B 7914-2 第2部:金属びょう 

JIS B 7914-3 第3部:測量くぎ 

 

 


 

  

日本工業規格          JIS 

 

B 7914-2:2018 

 

標識くい−第2部:金属びょう 

Marks for survey and boundary-Part 2: Metal markers 

 

序文 

この規格は,2007年に制定され,その後今回が初めての改正である。 

この規格は,測量基準点及び各種の境界標識に使用する金属びょうの品質,形状,寸法などについて規

定する。これによって,金属びょうの品質の向上を図り,公的・私的領域区画の確定,財産の保全及び経

費の節減に寄与することを目的とする。この規格のほかにJIS B 7914-1,JIS B 7914-3及びJIS K 6932が

ある。 

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。 

 

適用範囲 

この規格は,測量基準点及び各種の境界標識用として使われる金属を素材とするびょう状の標識くい(以

下,金属びょうという。)について規定する。ただし,特殊な条件下の測量作業に使用される金属びょうに

は適用しない。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 7502 マイクロメータ 

JIS B 7503 ダイヤルゲ−ジ 

JIS B 7507 ノギス 

JIS B 7721 引張試験機・圧縮試験機−力計測系の校正方法及び検証方法 

JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材 

JIS G 3507-1 冷間圧造用炭素鋼−第1部:線材 

JIS G 4303 ステンレス鋼棒 

JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯 

JIS H 3250 銅及び銅合金の棒 

JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条 

JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物 

JIS H 5202 アルミニウム合金鋳物 

JIS H 5302 アルミニウム合金ダイカスト 

JIS Z 8401 数値の丸め方 


B 7914-2:2018  

  

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

3.1 

刻線,中心線 

金属びょうの頭部上面にある基準点,境界線又は境界点を明示するための標示(位置標示ともいう。)の

うち,十字に刻まれた線。中心線ともいう。 

3.2 

刻印,マーク 

金属びょうの頭部上面に刻まれた若しくは印刷された矢印,又は使用者との協定の上決められた文字及

び/又は印。 

 

種類 

4.1 

金属びょうの種類 

金属びょうの種類は,頭部の形状,ボルトの有無及び材料によって区分し,表1〜表3による。 

ボルト及びボルト一体形金属びょうのボルト部の形状の種類は,4.2による。 

 

表1−頭部の形状による区分 

区分 

記号 

上面・側面 

かく形 

 

面取りかく形 

 

球面丸形 

 

平面丸形 

 

 

表2−ボルトの有無による区分 

ボルトの有無 

記号 

ボルトなし 

ボルト付き 

 

表3−材料による区分 

材料 

記号 

頭部 

ボルト部 

鋼(鋳物を除く。) 

Fs 

 

○ 

鋼鋳物 

Fm 

 

○ 

銅合金(鋳物を除く。) 

Bs 

○ 

○ 

銅合金鋳物 

Bm 

○ 

○ 

アルミニウム合金(鋳物を除く。) 

As 

○ 

○ 

アルミニウム合金鋳物系 

Am 

○ 

○ 

ステンレス鋼 

Ss 

○ 

○ 


B 7914-2:2018  

 

4.2 

ボルト及びボルト一体形金属びょうのボルト部の種類 

ボルト及びボルト一体形金属びょうのボルト部(以下,ボルト部という。)の形状の種類は,表4による。 

 

表4−ボルト部の形状の種類 

ボルト部の形状の種類 

記号 

形状例 

ストレート 

 

ヘキサ 

 

モリ 

 

 

品質 

5.1 

外観 

金属びょうの外観は,頭部上面に著しいきず,ばりなど標識としての機能に影響を与える変形があって

はならない。 

5.2 

強度 

金属びょう頭部(ボルト部を除く。)は,厚さ方向に頭部全面に1 MPaの力を負荷し,それを解放した

後,1 %以上の厚さ変化,曲がり,たわみなどの視認できる変形があってはならない。 

 

構造 

金属びょうの頭部上面には,基準点,境界線又は境界点を示す標示がなければならない。標示は,刻線

(中心線)又は刻印(マーク)で行い,次による。 

a) 刻線の深さは,中心点において0.5 mm以上とする。 

b) 刻印は,視認性及び耐久性を確保できる深さとする。 

 

寸法及び寸法の許容差 

7.1 

かく(Q)形 

頭部の辺長及び厚さの寸法及び許容差は,表5による。ただし,厚さの寸法欄に○印の付いたものだけ

とする。 

 


B 7914-2:2018  

  

表5−かく(Q)形の寸法及び許容差 

 

 

単位 mm 

辺長 

厚さ H 

許容差 

10 

許容差 

30 

+1 
 0 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

±0.3 

35 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

40 

○ 

○ 

○ 

○ 

− 

45 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

50 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

ボルト付き形は,H=10だけとする。 

 

7.2 

面取りかく(M)形 

頭部の辺長,厚さ及び面取りの寸法及び許容差は,表6による。ただし,銅合金鋳物及びアルミニウム

合金鋳物の製品に対する許容差は,全て±1 mmとする。 

 

表6−面取りかく(M)形の寸法及び許容差 

 

 

単位 mm 

辺長 

寸法 

 

許容差 

許容差 

45 

+1 
 0 

厚さH 

 5 

10 

±0.3 

面取りF 

 5 

 5 

±1 

50 

厚さH 

10 

10 

±0.3 

面取りF 

 5 

10 

±1 

ボルト付き形は,H=10だけとする。 
注記 E=D−2F 

 

7.3 

球面丸(K)形及び平面丸(H)形 

頭部の直径及び厚さの寸法及び許容差並びに刻線の長さは,表7による。 


B 7914-2:2018  

 

表7−球面丸(K)形及び平面丸(H)形の寸法及び許容差 

 

 

単位 mm 

直径 

厚さ 

刻線の長さ 

許容差 

許容差 

 30 

±0.5 

 

 8 

±0.2 

 5以上 

 50 

10 

 5以上 

 60 

10 

 5以上 

 63 

10 

 5以上 

 75 

10 

10以上 

 80 

12 

10以上 

100 

12 

10以上 

 

7.4 

ボルト部 

ボルト部の太さ及び長さの寸法及び許容差は,表8による。ただし,長さの寸法欄に○印の付いたもの

だけとする。 

なお,表8の図は,モリの例を示す。 

 

表8−ボルト部の寸法及び許容差 

 

 

単位 mm 

太さ 

長さL a) 

許容差 

25 

35 

45 

55 

65 

75 

85 

許容差 

 6 

±1 

 

○ 

 

 

 

 

 

±2 

 8 

○ 

○ 

○ 

 

○ 

 

 

 9 

○ 

 

○ 

○ 

○ 

○ 

○ 

10 

 

 

○ 

 

 

 

○ 

注a) 長さは,受渡当事者間の協定によって変更できる。 


B 7914-2:2018  

  

材料 

使用する金属材料は,次による。 

8.1 

鋼 

鋼板材及び鋼棒は,JIS G 3101及びJIS G 3507-1に規定する材料を使用する。 

8.2 

銅合金 

銅合金の板材,棒材及び鍛造材は,JIS H 3250に規定する鍛造及び切削用材料のうち,合金番号C 3604

及びC 3771(ただし,記号 C 3771 BFを除く。)を使用する。 

8.3 

銅合金鋳物 

銅合金鋳物は,JIS H 5120に規定する鋳物用材料のうち,記号CAC203を使用する。 

8.4 

アルミニウム合金 

アルミニウム合金の板材は,JIS H 4000に規定する板用材料のうち,合金記号A1050P,A1070P,A1080P,

A1100P,及びA1200Pを使用する。 

8.5 

アルミニウム合金鋳物及びダイカスト 

アルミニウム合金鋳物及びダイカストは,それぞれJIS H 5202及びJIS H 5302に規定する鋳物用材料の

うち,AC7A及びADC5を使用する。 

8.6 

ステンレス鋼 

ステンレス鋼材は,JIS G 4303及びJIS G 4305に規定するSUS 304を使用する。 

 

試験方法 

9.1 

外観 

外観試験は,目視によって行う。 

9.2 

寸法測定 

寸法測定は,JIS B 7507に規定するノギス又はこれと同等以上の精度をもつ測定器を用いて行う。 

9.3 

刻線測定 

刻線(中心線)の刻み深さは,JIS B 7503に規定するダイヤルゲージ又はこれと同等以上の精度をもつ

測定器を用いて行う。 

9.4 

強度試験 

9.4.1 

一般 

強度の測定は,力を加える前後の厚さを,JIS B 7502に規定するマイクロメータ又はこれと同等以上の

精度をもつ測定器を用いて測定し,厚さの変化率δを計算によって求める。数値の丸め方は,JIS Z 8401

による。 

9.4.2 

試験方法 

JIS B 7721に規定する方法で校正された3等級以上の圧縮試験機を用い,被検査品に,毎秒0.5±0.2 MPa

の増加速度で,1 MPaまで力をかけ,それを解放する。 

球面丸形の金属びょうの試験では,球面上に,力が均等に加わるような処置をする。 

9.4.3 

計算 

厚さは0.01 mmまで測定し,力を加える前後の厚さの変化率δは,次の式によって算出し,小数点以下

は切り捨てる。 

%

100

0

0

h

 


B 7914-2:2018  

 

ここに, 

h0: 力を負荷する前の厚さ 

 

h: 力を負荷し,解放した後の厚さ 

 

10 検査 

10.1 一般 

製品の検査は,性能検査と受渡検査とに区分して行う。 

10.2 性能検査 

性能検査は,9.4に規定する強度試験を行い,厚さの変化率δが,5.2の規定に適合しなければならない。 

なお,検査品の個数及び検査の頻度は,合理的な方法で製造業者が決定する。また,製造業者は,試験

結果を,性能試験報告書として保管しておかなければならない。 

10.3 受渡検査 

受渡検査は,外観,寸法及び刻線(中心線)測定を行う。検査は,9.1,9.2及び9.3に従って行い,5.1,

箇条6及び箇条7に適合しなければならない。 

なお,検査品の個数は,受渡当事者間の協定によって決定する。 

 

11 試験報告書 

受渡検査の試験報告書には,次の項目を記載しなければならない。 

a) この規格番号(この規格に基づいて試験を行ったことの記載) 

b) 試験実施日及び実施場所 

c) 試験結果 

なお,性能検査の結果の要求があった場合は,10.2に規定した性能試験報告書を提出する。 

 

12 呼び方 

金属びょうの呼び方は,次の構成による(例1及び例2参照)。寸法は,2文字で表示する。ただし,値

が100の場合は,C 0とする。 

− この規格番号 

− 頭部の形状,ボルトの有無を表す記号,表5〜表8による頭部の寸法(辺長又は直径,厚さ及び面取

り)及び材料の区分 

− ボルトの形状,長さ,直径及び材料の区分1) 

注1) ボルトなしの場合は,ハイフン(−)を含めて省略する。 

この規格番号−X  Y  k k m m n n Z z  −  X  m m n n  Z z 

 

ボルトの材料 

 

ボルトの直径 

 

ボルトの長さ 

 

ボルトの形状 

   

頭部の材料 

 

面取り寸法 

 

厚さ 

 

辺長 

 

ボルトの有無 

 

頭部の形状 

   


B 7914-2:2018  

  

例1 この規格番号−M B 501010 Bs−S30 08Ss 

 

ボルト径8 mm ステンレス鋼材 

 

ストレートボルト部長さ30 mm 

 

頭部の材料銅合金(鋳物を除く。) 

 

一辺 50 mm 厚さ10 mm 面取り寸法10 mm 

 

ボルト付き 

 

面取り角形頭部 

 

例2 この規格番号−Q N 300300 As 

 

頭部の材料アルミニウム(鋳物を除く。) 

 

一辺 30 mm 厚さ3 mm 面取りなし 

 

ボルトなし 

 

かく形頭部 

 

13 表示 

製品には,次の事項を表示しなければならない。 

a) 箇条12に規定する呼び方 

b) 製造業者名又はその略号 

c) 製造年月又はその略号 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献 JIS B 7914-1 標識くい−第1部:コンクリート製標識くい 

JIS B 7914-3 標識くい−第3部:測量くぎ 

JIS K 6932 再生プラスチック製標識くい