>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

B 7911

:2002

(1)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本測量機器工業会(JSIMA)/財団法人日本

規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調

査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするため,ISO 12858-2:1999,Optics and optical

instruments

─Ancillary devices for geodetic instruments─Part 2:Tripods を基礎として用いた。

JIS B 7911

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

このファイルは、MS-Word Version2000 で作成されています。


B 7911

:2002

(2)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  種類

1

5.

  重量及び寸法

1

6.

  機能

2

6.1

  脚頭

2

6.2

  ジョイント

2

6.3

  定心かん(桿)

3

6.4

  脚部

4

6.5

  石突

4

6.6

  ねじり剛性

4

6.7

  荷重下での高さ安定性

4

6.8

  脚部の材料

4

6.9

  腐食からの保護

5

7.

  工具

5

8.

  表示

5

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

6

解  説

8

 


著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

日本工業規格

JIS

 B

7911

:2002

測量機器用三脚

Tripods for surveying instruments

序文  この規格は,1999 年に第 1 版として発行された ISO 12858-2,Optics and optical instruments─Ancillary

devices for geodetic instruments

―Part 2:Tripods を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格で

ある。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,測量機器用の伸縮三脚(以下,三脚という。)について規定する。

備考1.  この規格は,レベル,セオドライト,トータルステーション,GPS装置,光波測距儀など,

及びその附属器材(ターゲット,反射鏡,アンテナなど)に使用する三脚に適用する。

2.

三脚と機器との取付部は,JIS B 7907 の規定による。

3.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している),MOD(修

正している),NEQ(同等でない)とする。

ISO 12858-2

:1999  Optics and optical instruments―Ancillary devices for geodetic instruments―

Part 2

:Tripods (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 7907

  測量機器用三脚取付部

JIS Z 8103

  計測用語

JIS Z 8120

  光学用語

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8103 及び JIS Z 8120 による。

4.

種類  三脚の種類は,次の 2 種類とする。

L

形  軽量機器用又は小型機器用。

なお,脚頭の形状によって LF 形(平面)と LS 形(球面)とに分類する。

H

形  重量機器用。

5.

重量及び寸法  三脚の質量及び寸法は,表 の数値に適合しなければならない。


2

B 7911

:2002

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

なお,

図 の三脚の形状は,参考例である。

  1  三脚

  1  三脚の質量及び寸法

軽量機器用

(平面脚頭)

(球面脚頭)

重量機器用

(平面脚頭)

種類

項目

LF

形 LS 形

H

三脚の質量 kg

5.5

以下

7

以下

使用に適する機器の質量 kg

5

以下 15 以下

l

1

:伸ばしたときの全長 mm

1 650

以上 1

700

以上

l

2

:縮めたときの全長 mm

1 200

以下 1

200

以下

:脚頭の直径 mm

125

以上 150 以上

:定心かん(桿)の移動範囲 mm

25

以上 35 以上

:ステップ高 mm

110

以上 125 以上

備考  は,JIS B 7907 で規定するC形には適用しない。

6.

機能

6.1

脚頭  三脚上に設置した機器は,定心かんを緩めたとき脚頭上面を自由に,かつ,円滑に移動でき

なければならない。また,脚頭に取り付けた付加装置は,機器の性能を阻害するものであってはならない。

6.2

ジョイント  脚頭と脚部とのジョイント(継箇所)は,三脚を迅速にセットできる構造で,フリクシ

ョンは,調整可能でなければならない。


3

 B 7911

:2002

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

6.3

定心かん(桿)  定心かんは,規定の取付ねじを具備し,機器の心出しが行えるよう移動でき,かつ,

脚頭に確実に固定されていなければならない。また,定心かんは,機器の求心を妨げない穴径をもち,垂

球又は求心ロッドによる求心精度が 2 mm を確保することができる懸架点を設けなければならない。定心

かんの寸法は,

図 による。

なお,

図 で示す定心かんの握り部寸法は,JIS B 7907 で規定する C 形のものには適用しない。

備考1.  定心かん及び機器の取付ねじの種類及び寸法は,JIS B 7907 の規定による。

2.

定心かんの穴径 B,並びに三脚取付部の寸法 A

1

及び寸法 A

2

は,JIS B 7907 の規定による。

3.

懸架点は,JIS B 7907 で規定する C 形の定心かんには適用しない。

単位  mm

  2  機器と三脚との取付部

平面脚頭

各部の名称

1

:底板(機器側)

2

:脚頭上面

3

:脚頭上面

4

:定心かん

5

:取付ねじ


4

B 7911

:2002

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

単位  mm

  2  機器と三脚との取付部(続き)

6.4

脚部  木製の三脚においては,木部が収縮しても確実に固定することができるように,木部と接合

する金具は,調整できなければならない。

6.5

石突  石突は,踏み込むためのステップをもたなければならない。石突の先端は,鋼製でなければ

ならない。

6.6

ねじり剛性  三脚は,機器を使用する際に発生するねじれに対し,変形を永続せずに吸収すること

ができなければならない。ねじり剛性の試験は,次による。

脚を完全に伸ばし,石突の先端が互いに 1 m 離れるように硬い地盤へ三脚を設置し,石突を確実に踏み

込む。セオドライトを据え,脚頭を水平方向に 60  ″ねじる。この場合,ねじりを加える位置は,180°対

向で行う。ねじりを加える前と,解除した後との変化量の許容値は,

表 による。

  2  ねじり剛性

三脚の種類

許容値

L

H

10

″以下

3

″以下

6.7

荷重下での高さ安定性  脚頭上面に最大機器重量の 2 倍の荷重をかけたとき,脚頭面は,石突の先

端に対して 0.05 mm を超えて沈下してはならない。

高さの変動は,測微装置付のレベルを用いて,荷重前,荷重時,及び荷重後に水準標尺を観察すること

によって測定するのがよい。

6.8

脚部の材料  脚部は,金属製,プラスチック製又は木製による。木製は,十分に乾燥させた節のな

い木目のまっすぐな木材を用いる。その他の部分については規定しない。

6.9

腐食からの保護  構成要素は,すべて耐腐食性材料を用いるか,又は腐食保護を施さなければなら

ない。

球面脚頭


5

 B 7911

:2002

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

なお,脚部は,警告色による腐食保護が望ましい。

7.

工具  ジョイントのフリクション(6.2 を参照)を調整したり,脚の接合部(6.4 を参照)の緩みを調整し

たりするのに必要な工具は,三脚とともに供給しなければならない。ただし,工具が一般市販品を利用で

きる場合は,それを省略することができる。

8.

表示  三脚の一部に,製造業者名又は登録商標を表示しなければならない。


7

 B 7911

:2002

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 7911

:2002  測量機器用三脚

ISO 12858-2

:1999  光学及び光学機器―測地機器用補助装置―三脚

(

Ⅰ)JIS の規定

(

Ⅱ)国際規格番

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

項目 
番号

内容

項目
番号

内容

項目ごとの 
評価

技術的差異の内容

1.

適用範囲

測 量 機 器 用 の 伸 縮 三 脚
について規定

ISO 12858-2 

1.

伸 縮 三 脚 及 び 取
付 部 に つ い て 規

MOD/

変更

ISO

では,三脚と取付部と

をまとめて規定している

取付部については,JIS B 7907 で規
定しているので一部を除き削除し
た。

2.

引用規格

JIS B 7907

及び JIS 用語

2

規格を引用

 2.

ISO 2

規格を引用

MOD/追加

JIS B 7907

を引用してい

る。

規格の構成の違いからで,内容は同
じである。

3.

定義

JIS

用語 2 規格を引用

3.

ISO

用語 1 規格を

引用

MOD/変更

用語の相違

技術的には全く問題ない。

4.

種類

三脚の種類

4.

JIS

に同じ

IDT

5.

重 量 及 び

寸法

三脚の質量及び寸法

5.  JIS

に同じ

MOD/変更

全長について,

ISO

では,L形 1 700 mm

以上,H形 1 800 mm 以上。

JIS

では,L形 1 650 mm 以

上,H形 1 700 mm 以上。

国内の実状,すなわち一般的に身長

が西欧人とは相違するので,東洋人
の身長に合わせた。 
変更を ISO に提案する用意がある。

6.

機能

三 脚 各 部 に つ い て の 要

求事項

 6.

JIS

に同じ

MOD/変更

6.3

  国内で使用の定心か

んの一種に寸 法の相違 が
ある。

6.5

  ISO 石突先端の鋼材

処理を無硬化,JIS では,
硬化処理の規定なし。

6.3

  JIS B 7907 に規定されている

定心かんの一種に,寸法が本規定と
相違しているため,それについては
適用しないことを明記。

6.5

  ISO では,焼入れ硬化による

もろ(脆)さを危ぐ(惧)している
が,国内の実態を調査した結果で

は,硬化処理品でも割れの問題はな
い。

6

B 791

1


2002

6

B 791

1


2002

著作権法により

無断での複製,転載等は禁止されてお

ります。


8

B 7911

:2002

(

Ⅰ)JIS の規定

(

Ⅱ)国際規格番

(

Ⅲ)国際規格の規定

(

Ⅳ)JIS と国際規格との技術的差異の項目

ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

(

Ⅴ)JIS と国際規格との技術的差異

の理由及び今後の対策

項目

番号

内容

項目

番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

7.

工具

工具の供給

7.

JIS

に同じ

MOD/変更

ISO

では,調整工具は三脚

とともに供給。

JIS

では,一般市販品の場

合は供給義務はなし。

使用者側で調達可能なため,合理性
を考慮し実態に合わせた。

8.

表示

商標の表示

8.

商標及び名称の
表示

MOD/

変更

ISO

では,名称(国際規格番

号など)の表示を推奨して
いる。

推奨項目であり,JIS では不要なた
め,削除した。

Annex

(

参考)

取 付 ね じ の 寸 法
公差

MOD/

削除

ISO

では,取付ねじの寸法

公差を附属書(参考)に記載

している。

取付ねじの寸法公差については,

JIS B 7907

で規定しているので削

除した。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

― IDT  技術的差異がない。

― MOD/削除 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

― MOD/追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

― MOD/変更 国際規格の規定内容を変更している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

― MOD  国際規格を修正している。 

7

B 791

1


2002

著作権法により

無断での複製,転載等は禁止されてお

ります。


8

B 7911

:2002

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

日本工業標準調査会標準部会  計測計量技術専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)  杉  浦      賢

財団法人ファナックFAロボット財団

(委員)

井  戸  一  朗

社団法人日本電気計測器工業会

伊  藤  尚  美

社団法人日本計量機器工業連合会

今  井  秀  孝

独立行政法人産業技術総合研究所

大  園  成  夫

東京電機大学

梶  村  皓  二

財団法人機械振興協会

苅  谷  道  郎

株式会社ニコン映像カンパニー

河  野  嗣  男

東京都立科学技術大学

齋  藤  照  博

独立行政法人製品評価技術基盤機構

高  辻  乗  雄

日本精密測定機器工業会

山  田  範  保

環境省大臣官房審議官