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B 7762-13

:2006 (ISO 8662-13:1997)

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会(JFPA)

/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日

本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 8662-13 : 1997,Hand-held portable

power tools

−Measurement of vibrations at the handle−Part 13 : Die grinders 及び Technical corrigendum 1 (1998)

を基礎として用いた。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。

JIS B 7762-13

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(参考)  ダイグラインダのハンドルにおける振動測定の試験報告書例

JIS B 7762

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS B 7762-1

  第 1 部:通則

JIS B 7762-2

  第 2 部:チッピングハンマ及びリベッティングハンマ

JIS B 7762-3

  第 3 部:ロックドリル及びロータリハンマ

JIS B 7762-4

  第 4 部:グラインダ

JIS B 7762-5

  第 5 部:舗装ブレーカ及び建設作業用ハンマ

JIS B 7762-6

  第 6 部:インパクトドリル

JIS B 7762-7

  第 7 部:インパクト,インパルス又はラチェット動作のレンチ,スクリュードライバ及

びナットランナ

JIS B 7762-8

  第 8 部:ポリッシャ及びロータリ並びにオービタル及びランダムオービタルサンダ

JIS B 7762-9

  第 9 部:ランマ

JIS B 7762-10

  第 10 部:ニブラ及びシャー

JIS B 7762-11

  第 11 部:締結工具

JIS B 7762-12

  第 12 部:往復動作ののこぎり及びやすり並びに揺動又は回転動作ののこぎり

JIS B 7762-13

  第 13 部:ダイグラインダ

JIS B 7762-14

  第 14 部:石工工具及び多針たがね


B 7762-13

:2006 (ISO 8662-13:1997)

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

2

3.

  測定事項

2

4.

  測定器

2

4.1

  一般

2

4.2

  トランスデューサ

2

4.3

  メカニカルフィルタ

2

4.4

  トランスデューサの固定

2

4.5

  補助機器

3

4.6

  校正

3

5.

  測定方向及び測定位置

3

5.1

  測定方向

3

5.2

  測定位置

3

6.

  作業手順

4

6.1

  一般

4

6.2

  ダイグラインダの操作

4

6.3

  試験器具(先端工具)

4

6.4

  試験器具(先端工具)の取付け

4

7.

  測定手順及び測定の有効性

5

7.1

  測定手順

5

7.2

  測定の有効性

5

7.3

  測定結果の処置

6

8.

  試験報告書

6

附属書 A(参考)ダイグラインダのハンドルにおける振動測定の試験報告書例

7

 


日本工業規格

JIS

 B

7762-13

:2006

(ISO 8662-13

:1997

)

手持ち可搬形動力工具−

ハンドルにおける振動測定方法−

第 13 部:ダイグラインダ

Hand-held portable power tools

Measurement of vibrations at the handle

−Part 13:Die grinders

序文  この規格は,1997 年に第 1 版として発行された ISO 8662-13,Hand-held portable power tools−

Measurement of vibrations at the handle

−Part 13:Die grinders 及び Technical corrigendum 1(1998)を翻訳し,技術

的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。ただし,技術的正誤票 1

(Technical corrigendum 1)については,編集し,一体とした。

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,先端工具をコレットに取り付ける空気動力式ダイグラインダのハンドルにお

ける振動を実験室で測定する方法について規定し,規定の試験器具を取り付けたときのダイグラインダの

ハンドルにおける振動値を確定するための形式試験の規格である。

代表的なダイグラインダを

図 に示す。

この規格は,その適用によって,同じ軸付き先端工具(同じ直径及び同じ最大周速度)を取り付けた場

合の,同じ種類の異なる形式の動力工具を比較するために用いることを目的とする。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 8662-13:1997

,Hand-held portable power tools−Measurement of vibrations at the handle−Part

13:Die grinders

及び Technical corrigendum 1 (1998) (IDT)


2

B 7762-13

:2006 (ISO 8662-13:1997)

単位  mm

  1  代表的なダイグラインダ:測定方向及びトランスデューサの位置の例

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7762-1

  手持ち可搬形動力工具−ハンドルにおける振動測定方法−第 1 部:通則

備考  ISO 8662-1:1988,Hand-held portable power tools−Measurement of vibrations at the handle−Part

1: General

が,この規格と一致している。

ISO 2787

,Rotary and percussive pneumatic tools−Performance tests

3.

測定事項  測定事項は,次による。

a)  JIS B 7762-1

の 3.1 及び 3.3 に規定する補正加速度実効値

b)

空気圧

c)

回転速度

4.

測定器

4.1

一般  測定器の詳細については,JIS B 7762-1 の 4.14.6 による。

4.2

トランスデューサ  トランスデューサの詳細については,JIS B 7762-1 の 4.1 による。

4.3

メカニカルフィルタ  測定誤差の生じないことが分かっている場合の測定には,通常,メカニカル

フィルタを用いる必要はない(JIS B 7762-1 の 4.3 参照)

4.4

トランスデューサの固定  動力工具のハンドルへのトランスデューサの固定は,JIS B 7762-1 の 4.2

による。小さいトランスデューサは,平らな表面に適切な接着性ワックスを用いて固定してもよい。すべ

ての場合において,トランスデューサの固定は,トランスデューサの製造業者の取扱説明書に従って行う

図 参照)。

ハンドルに弾力性のあるカバーがついている場合,トランスデューサが取り付けられているクランプを


3

B 7762-13

:2006 (ISO 8662-13:1997)

カバーの周りにしっかりと固定する,又はトランスデューサを固定する特殊なアダプタを用いる(JIS B 

7762-1

の 4.2  参照)

備考  工具のハンドルに弾力性のあるカバーがある場合,試験報告書にはその措置の内容,例えば,

堅く固定する,アダプタを用いるなどを記載する。

トランスデューサの固定方法は,次のいずれかによる。

A

:ブロックをろう付け,又は溶接したホースクリップで固定する。

B

:トランスデューサをねじ止めしたアダプタで固定する。アダプタは,プラスチックバンドで固定する。

C

:平らな表面に,適切な接着剤を用いて固定する。

D

:平らな面を削りだし,ねじ穴を設けてねじで固定する。

  2  トランスデューサ固定方法の選択

4.5

補助機器  空気圧は,ISO 2787 に従って,精密な圧力計を用いて測定する。

参考  ISO 2787 の 6.2.2 では,フルスケールの 0.5  %の圧力差を,容易に読み取ることができる圧力

計を用いるよう規定している。

回転速度は,少なくとも±1  %の精度の回転計を用いて測定するか,又は振動トランスデューサからの

信号を用いて測定する。

4.6

校正  校正は,JIS B 7762-1 の 4.8 による。

5.

測定方向及び測定位置

5.1

測定方向  測定は,ストレートダイグラインダは回転軸に垂直な一方向だけ,アングルダイグライ

ンダは出力回転軸に平行な一方向だけで行う(

図 参照)。

5.2

測定位置  測定は,通常,作業者が動力工具を保持するハンドル上で行う。補助ハンドルをもつダ

イグラインダでは,補助ハンドルにおいても同様に測定を行う。

トランスデューサの位置は,動力工具を保持する手の前と後ろで(

図 参照),可能であればハンドルの

下側に取り付ける。トランスデューサ間の距離は,100 mm とする。

グリップ長さが 100 mm 未満の場合,トランスデューサをグリップ面の両端に固定し,その位置を試験

報告書に記述する。

表面が 5.1 のように理想的な軸に正確に垂直でない場合でも,トランスデューサはハンドルの表面に垂

直に固定する。この軸から±15°の偏りは許容するが,偏りが±15°より大きい場合,適切なブロックを

用いることが望ましい。


4

B 7762-13

:2006 (ISO 8662-13:1997)

6.

作業手順

6.1

一般  測定は,適切に点検整備を行い,注油した新品のダイグラインダによって行う。

試験中,ダイグラインダは研削するときのように保持する(

図 参照)。

高精度回転やすりを用い,同じトランスデューサの位置で測定したダイグラインダの補正加速度実効値

は,通常,2.5 m/s

2

未満である。要求された場合には,これを提示する。

  3  作業者の作業姿勢

6.2

ダイグラインダの操作  空気ダイグラインダには,ねじ込み式のホース継手及びホースクリップで

取り付けた,少なくとも 2 m の長さのホースを経由して空気を供給する。

空気ダイグラインダは,次の公称負荷回転速度で試験を行う。

−  調速機のないダイグラインダの場合,定格無負荷回転速度の(50±5)  %の回転速度

−  調速機付ダイグラインダの場合,定格無負荷回転速度の(80±5)  %の回転速度

適切な回転速度を得るために,

空気圧を調整する。空気圧がダイグラインダの振動特性に影響する場合,

ダイグラインダ内部の不釣合いを変えないほかの適切な方法で,公称負荷回転速度を得るものとする。

6.3

試験器具(先端工具)  ダイグラインダに取り付けられる試験器具(先端工具)は,密度 7 800±20

kg/cm

3

の鋼製とする。要求される試験器具の仕様を,

図 及び表 に示す。工具のシャンク径 は,試験

するダイグラインダに適するものを選択する。

6.4

試験器具(先端工具)の取付け  試験器具は,コレットに対して,それぞれ 0°及び 180°だけ回転

した二つの回転位置で取り付ける。

表 に示す不釣合い は,表示値の±4  %以内とする。また,寸法公

差も

表 のとおりとする。


5

B 7762-13

:2006 (ISO 8662-13:1997)

  1  ダイグラインダ用試験器具の寸法

試験回転速度

min

-1

a

mm

b

mm

c

mm

e

mm

U

±4  %

g

・mm

4 000

∼  4 899

20

± 0.1

10

± 0.5 17.7 ± 0.1

  10

±

0.1

      92

4 900

∼  5 999

18

± 0.1

9

± 0.5 16.1 ± 0.1

   9

±

0.1

      61

6 000

∼  7 299

16

± 0.1

8

± 0.5 15.4 ± 0.1

   8

±

0.1

      41

7 300

∼  8 999

14

± 0.1

7

± 0.5 15.1 ± 0.1

   7

±

0.1

      27

9 000

∼ 10 999

12

± 0.05

6

± 0.5 16.0 ± 0.1

   6

±

0.05

            18

11 000

∼ 13 399

11

± 0.05

5

± 0.5 13.9 ± 0.1

   5.5

±

0.05

            12

13 400

∼ 16 399

10

± 0.05

4

± 0.5 12.6 ± 0.1

   5

±

0.05

       8.2

16 400

∼ 19 999

9

± 0.05

4

± 0.5 11.6 ± 0.1

   4.5

±

0.05

       5.5

20 000

∼ 24 499

8

± 0.05

4

± 0.5 11.1 ± 0.1

   4

±

0.05

       3.7

24 500

∼ 29 999

7

± 0.05

4

± 0.5 11.2 ± 0.1

   3.5

±

0.05

       2.5

30 000

∼ 36 999

6

± 0.02

3

± 0.3 8.5 ± 0.05

   3

±

0.02

       1.2

37 000

∼ 44 999

5

± 0.02

3

± 0.3 6.6 ± 0.05

   2.5

±

0.02

       0.54

45 000

∼ 54 999

4

± 0.02

3

± 0.3 4.3 ± 0.03

   2

±

0.02

       0.18

55 000

∼ 70 000

4

± 0.02

3

± 0.3 2.9 ± 0.03

   2

±

0.02

       0.12

  4  試験器具(先端工具)

7.

測定手順及び測定の有効性

7.1

測定手順

7.1.1

3

人の作業者が,試験器具を着脱して二方向で 2 回ずつ一連の試験を行う。

測定は,0°,180°,0°,180°の順番に行う。

7.1.2

さらに,試験器具を取り付けずに,試験回転速度で無負荷運転状態のダイグラインダにて,1 回

測定する。

7.1.3

それぞれの測定時間は,作業が安定した状態になったとき,8 秒以上の読取りが行える長さとする。

7.2

測定の有効性  測定に有効性をもたせるために,試験は,試験器具の同一方向の測定から得られる,

最大値と最小値(それぞれのトランスデューサで)との間の比率が 1.4 未満になるまで続ける。


6

B 7762-13

:2006 (ISO 8662-13:1997)

7.3

測定結果の処置  それぞれのトランスデューサ及び作業者から得た値の算術平均値を計算する。主

ハンドル及び補助ハンドルのそれぞれについて,3 人の作業者それぞれに対して平均値を用いて,すべて

の算術平均値を計算する。これらのすべての算術平均値の最大値を,最終報告値とする。

8.

試験報告書  JIS B 7762-1 の 7.の項目及び次の事項を,試験報告書に記載する。

a)

動力工具の寸法

b)

試験器具の寸法

c)

試験器具の不釣合い

d)

空気圧又は動力供給源に関する他のデータ

e)

回転速度

f)

振動測定の結果(7.3 参照)

試験報告書例を,

附属書 に示す。


7

B 7762-13

:2006 (ISO 8662-13:1997)

附属書 A(参考)ダイグラインダのハンドルにおける振動測定の

試験報告書例

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

試験は JIS B 7762-1,手持ち可搬形動力工具−ハンドルにおける振動測定方法−第 1 部:通則,及び JIS B 7762-13

手持ち可搬形動力工具−ハンドルにおける振動測定方法−第 13 部:ダイグラインダ  によって行われた。

概要

試験者:

試験日:

報告者:

試験された動力工具

形式:

モデル No.:

質量,kg:

製造業者名:

製造番号:

定格無負荷回転速度,min

-1

試験器具(先端工具)

試験器具の直径:

不釣合い,g・mm:

運転条件

回転速度,min

-1

試験の継続時間,s:

空気圧,MPa:

測定装置

加速度ピックアップ―製造業者名,形式:

加速度ピックアップ―質量,g:

増幅器―製造業者名,形式:

分析器―製造業者名,形式:

データレコーダ―製造業者名,形式:

トランスデューサの固定

トランスデューサの固定方法の記述:

測定方向の記述:

信号処理

スペクトル分析器の信号積分の方法及び補正加速度実効値の決定方法の記述。

その他の仕様

データレコーダを用いた場合,周波数特性として,オクターブバンド,又は 1/3 オクターブバンドの中心周波数の補

正係数についての記述。

適用した場合,測定値に関する他の詳細事項の記述。

備考  振動数分析の例を記述するのが望ましい。


8

B 7762-13

:2006 (ISO 8662-13:1997)

結果

結果は,次の表によって補正加速度実効値で表す。

個別補正加速度実効値  作業者 A

単位  m/s

2

補正加速度実効値

トランスデューサの位置

トランスデューサの位置

主ハンドル

補助ハンドル

試験器具の方向

1 2 1 2

180°

 

180°

 

算術平均値

個別補正加速度実効値  作業者 B

単位  m/s

2

補正加速度実効値

トランスデューサの位置

トランスデューサの位置

主ハンドル

補助ハンドル

試験器具の方向

1 2 1 2

    0°

180°

    0°

180°

算術平均値

個別補正加速度実効値  作業者 C

単位  m/s

2

補正加速度実効値

トランスデューサの位置

トランスデューサの位置

主ハンドル

補助ハンドル

試験器具の方向

1 2 1 2

    0°

180°

    0°

180°

算術平均値


9

B 7762-13

:2006 (ISO 8662-13:1997)

主ハンドルの六つの算術平均値のすべての平均値:

    m/s

2

補助ハンドルの六つの算術平均値のすべての平均値:

    m/s

2

試験器具なしでの主ハンドルの補正加速度実効値(7.1.2 参照)

    m/s

2

試験器具なしでの補助ハンドルの補正加速度実効値(7.1.2 参照)

    m/s

2