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B 7525-2

:2013

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

1

4

  目盛の単位  

1

5

  標準温度  

1

6

  許容誤差  

1

7

  表面張力  

2

8

  視定の方法  

2

9

  浸没 

2

10

  材料及び製作  

2

11

  形状  

2

12

  目盛  

3

12.1

  一般  

3

12.2

  目盛線  

4

12.3

  目盛線の順序  

4

12.4

  目盛線の数字  

4

12.5

  補助目盛線  

4

13

  耐圧  

5

14

  温度計  

5

15

  許容誤差試験  

5

15.1

  許容誤差試験を行う目盛線  

5

15.2

  衡量法  

5

16

  材料及び構造試験  

6

17

  耐圧試験  

7

18

  表示  

7

附属書 A(規定)取引又は証明用の液化石油ガス用浮ひょう型密度計  

8

附属書 B(規定)使用中検査  

15


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(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本

工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS B 7525

の規格群には,次に示す部編成がある。

  JIS B 7525-1  浮ひょう−密度浮ひょう

  JIS B 7525-2  浮ひょう−液化石油ガス用浮ひょう型密度計

  JIS B 7525-3  浮ひょう−浮ひょう型比重計


日本工業規格

JIS

 B

7525-2

:2013

浮ひょう−液化石油ガス用浮ひょう型密度計

Liquefied petroleum gases hydrometers

序文 

この規格の

附属書 及び附属書 には,液化石油ガス用浮ひょう型密度計が計量法の特定計量器として

要求される要件のうち,構造及び性能に関わる技術上の基準及び試験方法について規定する。この附属書

の適合だけをもって計量法で定める検定に合格したことにはならない。

適用範囲 

この規格は 15  ℃における液化石油ガスの密度を指示するように目盛られた耐圧型の液化石油ガス用浮

ひょう型密度計(以下,密度計という。

)について規定する。

密度計の形状の一例を,

図 に示す。

なお,取引又は証明用の液化石油ガス用浮ひょう型密度計は,

附属書 及び附属書 による。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7411

  一般用ガラス製棒状温度計

JIS Z 8103

  計測用語

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8103 による。

目盛の単位 

目盛の単位は,キログラム毎立方メートル(kg/m

3

)又はグラム毎立方センチメートル(g/cm

3

)で表し

た密度(単位体積当たりの質量)とする。また,グラム毎ミリリットル(g/ml)を使用してもよい。

標準温度 

密度計の標準温度は,15  ℃とする。15  ℃の液体中で使用するときは,密度計は,その温度における液

体の密度を指示しなければならない。

許容誤差 

密度計の許容誤差は,

表 による。


2

B 7525-2

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表 1−許容誤差

目量

許容誤差

1 kg/m

3

±1 kg/m

3

0.001 g/cm

3

±0.001 g/cm

3

2 kg/m

3

±2 kg/m

3

0.002 g/cm

3

±0.002 g/cm

3

表面張力 

表面張力に関連した調整は,密度計を液中のその平衡位置から僅かに移動させたときに,そのけい部が

メニスカスの形にどのような外見的変化も生じることなく,その液面を通り抜けなければならない。

視定の方法 

視定の方法は,次による。

a)

水平面視定又は上縁視定(A.2.3 及び A.2.2 参照)とし,いずれかを表記する。

b)

読み取りの位置は,目盛線の幅の中心とする。

浸没 

目盛は,そのメニスカスのすぐ近くの部分を除き,露出したけい部が乾いた状態で使用するように付け

なければならない。

10 

材料及び製作 

材料及び製作は,次による。

a)

胴 部 及 び け い 部 は , ひ ず み 及 び 目 に 見 え る 欠 陥 が な い も の を 選 ん で 加 工 し , 体 膨 張 係 数 が

(25±5)×10

6

  ℃

1

の透明なガラスで製作する。

b)

重量付加物は,密度計の底部に固定する。密度計は,70  ℃で 1 時間横倒しにして保ち,その後その状

態で冷却された後,箇条 11 c)  に適合しなければならない。

c)

目盛紙は,滑らかでつや消しの表面をもち,炭化した跡があってはならない。また,目盛紙は,その

けい部が 70  ℃の温度に 1 時間さらされたとき,脱色したり変形したりしてはならない。

d)

密度計の内部は,固定されていなければならない。

ただし,密度計を 70 ℃以上の高温で使用する場合は,重量付加物及び目盛紙は,その使用温度よ

り僅かに高い温度で,b)及び c)の規定に適合しなければならない。 

11 

形状 

形状は,次による。

a)

外側表面は,主軸に関して対称とする。

b)

断面積に測定に支障をきたすような急な変化があってはならない。

図 に示すように,気泡を逃がす

ような設計とする。

c)

密度計は,その垂直軸が 3°以内の傾きで浮かなければならない。

d)

目盛上の最高目盛線の下方で,少なくとも 5 mm については,けい部の断面積が変化してはならない。

e)

目盛上の最低目盛線の上方に,少なくとも 15 mm については,けい部が直径に変化なく伸びていなけ


3

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ればならない。

f)

密度計の主要寸法は,

表 による。

 a) 

b) 

c) 

図 1−密度計の形状の一例

表 2−密度計の主要寸法

単位  mm

項目

温度計付き

温度計なし

最大全長 387 以下 330 以下

胴部の直径 23 以下 23 以下

目盛部の直径

9 以上

8 以上

目盛範囲の長さ 125 以上 110 以上

温度計目盛範囲の長さ 50 以上

12 

目盛 

12.1 

一般 

目盛は,次による。また,目盛の例を,

図 に示す。

a)

目盛紙は,使用温度で所定の位置に確実に固定されていなければならない[箇条 10 c)参照]

。目盛紙

は,金属はく(箔)に白色塗装したものを含む。

b)

目盛紙は,移動してはならない。目盛紙のいかなる移動も,容易に確認できるような適切な方法がと

られていなければならない。

c)

目盛は,1 形式の目盛が複数ある場合には,それによって表示される値は著しく違ってはならない。

また,両方の目盛は,箇条 11 の規定による。

d)

目盛線及び記載事項は,

黒色を推奨するとともに,

明瞭かつ耐久性のある表記をしなければならない。

e)

目盛は,直線で,かつ,ねじれがあってはならない。


4

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12.2 

目盛線 

目盛線は,次による。

a)

目盛線は,明瞭かつ均一な太さで,0.5 mm を超えてはならない。

b)

目盛線の間隔には,明らかな部分的不規則があってはならない。

c)

目盛線は,直線で,かつ,ねじれがあってはならない。

d)

目盛線は,それぞれけい部の円周の 1/5 以上でなければならない。

e)

目盛の公称範囲を表示する最高目盛線及び最低目盛線は,長目盛とする(12.3 参照)

f)

短,中及び長の目盛線は,それぞれ全ての目盛線の中心点,右端又は左端のいずれかが密度計の軸に

平行な想像上の線の上にあるように,垂直方向に配置しなければならない。

12.3 

目盛線の順序 

目盛線の順序は,次による。

a)

目量が 1 kg/m

3

又は 0.001 g/cm

3

の密度計は,次による。

1) 10

番目ごとの目盛線は,長目盛線とする。

2)  2

本の隣り合う長目盛線の間には,中目盛線がなければならない。

3)

隣り合う中及び長の目盛線の間には,4 本の短目盛線がなければならない。

b)

目量が 2 kg/m

3

又は 0.002 g/cm

3

の密度計は,次による。

1)  5

番目ごとの目盛線は,長目盛線とする。

2)  2

本の隣り合う長目盛線の間には,4 本の短目盛線がなければならない。

12.4 

目盛線の数字 

目盛線の数字は,次による。

a)

二重の目盛の場合以外は,目盛は一組だけの数字をもち,目盛数字は目盛線に対して垂直又は水平に

表記してもよい。

b)

目盛は,

どの目盛線についても対応する値が容易に識別できるように数字を記入しなければならない。

c)

公称範囲の最高及び最低の目盛線は,全て数字を記入しなければならない。

d)

少なくとも 10 本の目盛線ごとに数字を記入しなければならない。

e)

表示する密度については,数字表示は全て表現する。ただし,一部の桁を省略した数字で示してもよ

い。

12.5 

補助目盛線 

補助目盛線は,

表 の許容誤差の 2 倍以内の補助目盛を,公称目盛範囲を超えて施さなければならない。


5

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図 2−代表的な目盛

13 

耐圧 

密度計は,密度を計るときにくぼみが生じ,又は破損するおそれがあってはならない。

14 

温度計 

密度計の胴部に封入するガラス製温度計は,感温液が水銀であり,計ることができる温度は,−10  ℃∼

40  ℃の範囲であって,かつ,目量が 1  ℃以下でなければならない。その他の性能及び試験については,

JIS B 7411

による。

15 

許容誤差試験 

15.1 

許容誤差試験を行う目盛線 

密度計の許容誤差試験は,任意の 3 か所以上の目盛線について行う。この場合において 2 か所は両端に

近い箇所とする。

15.2 

衡量法 

15.2.1 

試験方法 

密度が校正された試験液(例えば,純水,炭化水素液体)に密度計を沈め,密度計が試験液から受ける


6

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浮力を測定して,試験を行う目盛線の許容誤差を求める。

15.2.2 

衡量法で許容誤差を求める方法 

密度計の密度を表す目盛線の許容誤差(E)は,次の式によって求める。

(

)

(

)

(

)

{

}

0

LW

A

A

1

π

Δ

1

Δ

1

'

π

Δ

1

t

t

α

ρ

ρ

δ

DT

ρ

ω

W

ρ

W

 

DT

ρ

W

R

E

+





+

+

 −

 −

+

 −

=

g

g

ここに,

E

衡量法によって求めた許容誤差(

g/cm

3

R

許容誤差試験を行う目盛線の表す密度(

g/cm

3

W

A

密度計の空気中ひょう量時の分銅質量(

g

W

LW

密度計におもり(

ω

)を付けての液中ひょう量時の分銅質量(

g

ω

密度計を試験液中に沈めるためのおもりの液中ひょう量時の
分銅質量(

g

ρ

空気密度(

g/cm

3

Δ

分銅密度(

g/cm

3

D

浮ひょうけい部の直径(

cm

T

試験液の表面張力(

mN/m

T'

被測定液体の表面張力(

mN/m

g: 重力の加速度(

cm/s

2

δ

試験液の密度(

g/cm

3

α

ガラスの体膨張係数(℃

1

t

試験液の液温(℃)

t

0

浮ひょうの標準温度(℃)

15.2.3 

試験の条件 

試験の条件は,次による。

a)

トレーサビリティが確保された分銅,温度計,湿度計及び気圧計を用いて試験を行う。

b)

試験を行う前に密度計を酒精(エチルアルコール)又はエチルエーテルで洗浄した後,その密度計の

表面の温度を試験液の温度に近い温度にしてから試験を行う。

c)

試験実施時に大気圧が急激に変動するような状況下では,試験は行わない。

16 

材料及び構造試験 

材料及び構造試験は,次による。

a)

ガラス材料の膨張試験  密度計の材料に使用されているガラスが箇条 10 a)の規定に適合するかどう

かの試験は,熱膨張試験装置を使用してその密度計の材料に使用されているガラスの線膨張係数を測

定し,その線膨張係数に

3

を乗じて体膨張係数を算出して行う。

b)

構造試験

1)

重量付加物及び目盛紙  密度計を

70

℃の温度に保った試験槽の中に

1

時間横倒しにして放置し,

その密度計の表面を通常の温度に戻した後,室温に近い温度の液体に浮かべて静止させ,傾きが生

じるかどうか目視によって確認する。また,目盛紙の脱色又は変形を目視で確認する。ただし,封

入したガラス製温度計が

70

℃の温度で破損するおそれがあるとき,又は浮かべる液体がないとき

は省略できる。

2)

目盛紙  密度計を手のひらで上下に軽く振動を与えて,その目盛紙がけい部に密着しているかどう

か又は離脱するおそれがあるかどうかについて確認する。


7

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17 

耐圧試験 

密度計が箇条 13 の規定に適合するかどうかの試験は,密度計に

1 MPa

の圧力を加えて行う。ただし,

0.500 g/cm

3

1)

未満の密度を表す目盛線のあるものについては,

1.4 MPa

の圧力を加えて行う。

1)

 0.500

g/cm

3

は公称範囲であり,補助目盛線ではない。

18 

表示 

密度計には,次の事項を容易に消えない方法で,読みやすく,かつ,明瞭に表示しなければならない。

a)

目盛の単位,例えば,

kg/m

3

b)

標準温度,例えば,

15

℃”

c)

視定の方法,例えば,

“水平面視定”又は“上縁視定”

d)

製造事業者名又はその略号

e)

製造番号。その最初の

2

桁の数字は,製造年を示してもよい。例えば,

060001

注記  “生産国名”(例えば,“

made in Japan

”)など,使用者への情報提供となる表示をしてもよい。


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附属書 A

(規定)

取引又は証明用の液化石油ガス用浮ひょう型密度計

A.1 

適用範囲 

この附属書は,日本国内で取引又は証明に使用する,液化石油ガス用浮ひょう型密度計(以下,密度計

という。

)のうち,

450 kg/m

3

650 kg/m

3

0.450 g/cm

3

0.650 g/cm

3

)で一定の範囲の密度を表す目盛線が目

盛られたものであって,目量が

1 kg/m

3

又は

2 kg/m

3

0.001 g/cm

3

又は

0.002 g/cm

3

)の密度計について規定

する。

A.2 

用語及び定義 

この附属書で用いる主な用語及び定義は,次による。

A.2.1

標準温度

密度計に密度目盛を目盛るときに標準とする温度。

A.2.2

上縁視定

密度計の目盛を読むときに,メニスカスの頂点で読む読み方。

A.2.3

水平面視定

密度計の目盛を読むときに,水平な液面のレベルで読む読み方。

A.2.4

器差

計量値から真実の値を減じた値。

A.2.5

器差検定

計量法に規定される構造に係る技術上の基準に適合するかどうかを定めるために器差を測定すること。

A.2.6

検定

計量法に規定される特定計量器の検査。

注記

検定を行うものは,計量法によってその特定計量器の種類ごとに都道府県知事,指定検定機関,

独立行政法人産業技術総合研究所及び日本電気計器検定所と定められている。

A.2.7

検定公差

検定における器差の許容値。

A.2.8

使用公差

使用中検査における器差の許容値。


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A.2.9

目量

隣接する目盛標識のそれぞれが表す物象の状態の量の差。

A.2.10

型式承認表示

計量法に規定される特定計量器の型式について,

その承認を取得している型式に属することを示す表示。

A.3 

目盛の単位 

目盛の単位は,密度(単位体積当たりの質量)

[(

kg/m

3

)又は(

g/cm

3

注記

計量単位規則第

2

条による。

A.4 

検定公差 

密度計の検定公差は,

表 A.1 による。

表 A.1−密度計の検定公差

目量

検定公差

0.001 g/cm

3

±0.001 g/cm

3

0.002 g/cm

3

±0.002 g/cm

3

A.5 

材料 

材料は,次による。

a)

密度計の材料に使用されているガラスは,透明なものでなければならない。

b)

密度計の材料に使用されているガラスの体膨張係数の値は,

(25

±

5)

×

10

6

1

の範囲のものでなけ

ればならない。ただし,体膨張係数の値をその密度計に表記する場合は,この限りでない。

c)

密度計は,その材料に使用されているガラスに,気泡,きず,ひずみなどがあるため,その密度計が

表す示度の視定しにくいもの,又は爪で押して潰れる気泡があるものであってはならない。

A.6 

性能 

A.6.1 

目盛紙 

目盛紙は,次による。

a)

密度計は,けい部の内側に目盛紙を入れたものでなければならない。

b)

密度計は,けい部の内面と目盛紙との間に間隙があるため,示度の視定の際に誤認のおそれがあるも

のであってはならない。

c)

密度計は,目盛紙が離脱していないものであって,かつ,離脱するおそれがあるものであってはなら

ない。

d)

密度計は,

70

℃の温度に

1

時間保たれたときに,その目盛紙に変色又はゆがみを生じるものであって

はならない。

A.6.2 

目盛線 

目盛線は,次による。

a)

密度計の主な目盛線及び特定の密度を表す目盛線には,それらの表す密度の値又はその値を表す数値


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が表記されていなければならない。

b)

密度計の目盛線は,相互に対応するものについては,その大きさ及びその他の性質が均一でなければ

ならない。

c)

密度計の目盛線は,その中心線によって密度を示すように目盛られたものでなければならない。

d)

密度計の目盛線は,その長さがけい部の全周の長さの

1/5

を超えるものでなければならない。

e)

密度計の目幅は,

0.5 mm

を超えるものでなければならない。

f)

密度計の目盛線の太さは,

0.1 mm

0.5 mm

の範囲にあって,かつ,目幅の

1/5

以下でなければならな

い。

g)

密度計の目盛線は,その密度計を液体に浮かべたときに,水平面に対し角度

3

°以上傾斜するもので

あってはならない。

A.6.3 

補助目盛線 

補助目盛線は,次による。

a)

密度計は,その密度計が計ることのできる最高及び最低の密度の値を表す目盛線に,連続してそれぞ

5

本以下の補助目盛線が目盛られたものでなければならない。

b)

密度計の上端の補助目盛線にあっては,けい部の最上端から

10 mm

以上,下端の補助目盛線にあって

は,けい部が胴部に移る箇所から上方に

5 mm

以上離れていなければならない。

A.6.4 

おもり室 

おもり室は,次による。

a)

密度計は,胴部の下に散弾,水銀,その他の重量付加物を入れるおもり室を設けたときは,重量付加

物がおもり室の外に出ているもの又は出るおそれがあるものであってはならない。

b)

密度計の重量付加物を固定するものは,

70

℃の温度に

1

時間保たれたとき軟化するものであってはな

らない。

A.6.5 

温度計 

密度計の胴部に封入されているガラス製温度計は,感温液が水銀であり,計ることができる温度が−

10

℃∼

40

℃までの範囲であって,かつ,目量が

1

℃以下のものでなければならない。

A.6.6 

形状 

形状は,次による。

a)

外側表面は,主軸に関して対称とする。

b)

断面積に,測定に支障をきたすような,急な変化があってはならない。

c)

密度計は,液体に浮かべて静止させたときに,鉛直線に対して角度

3

°以上傾斜するものであっては

ならない。

A.6.7 

表面張力の影響 

密度計を液中のその平衡位置から僅かに移動させたときに,そのけい部がメニスカスの形にどのような

外見的変化も生じることなく,その液面を通り抜けなければならない。

A.6.8 

耐圧 

密度計は,密度を計るときに,くぼみが生じ,又は破損するおそれがあるものであってはならない。

A.6.9 

視定の方法及びその調整 

視定の方法及びその調整は,次による。

a)

目盛は,水平な液面のレベルで読む(水平面視定)ように調整するか,又はメニスカスの頂点で読む

(上縁視定)ように調整する。


11

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b)

読み取りの位置は,目盛線の幅の中心とする。

A.7 

試験方法 

A.7.1 

体膨張試験 

密度計の材料に使用されているガラスが A.5 b)

の規定に適合するかどうかの試験は,熱膨張試験装置を

使用してその密度計の材料に使用されているガラスの線膨張係数を測定し,その線膨張係数に

3

を乗じて

体膨張係数を算出して行う。

A.7.2 

目盛紙密着試験 

密度計の目盛紙が A.6.1 c)

の規定に適合するかどうかの試験は,密度計に手のひらで上下に軽く振動を

与えて,その目盛紙がけい部に密着しているかどうか又は離脱するおそれがあるかどうかについて行う。

A.7.3 

加熱試験 

加熱試験は,次による。

a)

密度計の目盛紙が A.6.1

d)

の規定に適合するかどうかの試験は,密度計を

70

℃の温度に保たれた試

験槽の中に

1

時間放置し,その密度計の表面を通常の温度に戻した後,その目盛紙に変色又はゆがみ

が生じるかどうか目視をして行う。

b)

密度計の重量付加物を固定するものが,A.6.4

b)

の規定に適合するかどうかの試験は,密度計を

70

の温度に保たれた試験槽の中に

1

時間横倒しにして放置し,その密度計の表面を通常の温度に戻した

後,液体に浮かべて静止させ,傾きが生じるかどうか目視をして行う。

A.7.4 

耐圧試験 

密度計が,A.6.8 の規定に適合するかどうかの試験は,当該密度計に

1 MPa

の圧力を加えて行う。ただ

し,

0.500 g/cm

3

未満の密度を表す目盛線のあるものについては,

1.4 MPa

の圧力を加えて行う。

A.8 

表示 

密度計には,次の事項を容易に消えない方法で,かつ,見やすく表示しなければならない。

a)

液化石油ガス用である旨

b)

単位の記号,

kg/m

3

”又は“

g/cm

3

c)

標準温度,例えば,

15

℃”

d)

視定の方法,例えば,

“水平面視定”又は“上縁視定”

e)

製造事業者名,登録商標又は経済産業大臣に届け出た記号

f)

製造番号

A.9 

検定 

A.9.1 

一般 

この箇条は,計量法に規定される検定方法において,型式承認表示を付している計量器の構造検定のと

きに行う“個々に定める性能の検定”

,型式承認表示を付していない計量器の構造検定のときに行う“型式

承認表示を付していない計量器の検定”及び型式承認表示の有無を問わず実施する“器差検定の方法”に

ついて規定する。

A.9.2 

個々に定める性能の検定 

計量法に規定される“個々に定める性能”の技術上の基準及び検定の方法について規定する。

a)

性能は,A.6.1

c)

A.6.4

a)

A.6.6A.6.7 及び A.6.8 による。


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B 7525-2

:2013

b)

検定方法は,目視,A.7.2 及び A.7.4 による。

A.9.3 

型式承認表示を付していない密度計の検定 

型式承認表示を付していない場合の構造検定の方法は,目視及び A.7 による。ただし,A.7.2 及び A.7.4

以外の規定は,必要がないと判断できるときは,省略することができる。

A.9.4 

器差検定 

A.9.4.1 

器差検定を行う目盛線 

密度計の器差検定は,任意の

3

か所以上の目盛線について行う。この場合において,

2

か所は,両端に

近い箇所とする。

A.9.4.2 

衡量法 

水に密度計を沈め,密度計が水から受ける浮力を測定して,検定を行う目盛線の器差(

E

)を次のいず

れかによって求める(

図 A.1 参照)。

図 A.1−衡量法の模式図

  水

浮ひょう

器差検定を

行う目盛線

 
針金

おもり

天びん


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B 7525-2

:2013

a)

重さが調整された同一のおもりを密度計に巻き付け,水に浮かべて目盛線と液面とを一致させる場合

は,次の式によって器差(

E

)を算出する。

(

)

(

)

(

)

{

}

15

025

000

0

1

2

001

0

2

001

0

980

π

980

'

π

LW

A

A

+

+

+

+

=

t

.

.

.

δ

DT

ω

w

W

W

DT

W

R

E

ここに,

E

衡量法によって求めた器差(

g/cm

3

R

器差検定を行う目盛線の表す密度(

g/cm

3

W

A

密度計の重さに釣り合う一級基準分銅の質量又は基準直示天
びんの指示値(

g

W

LW

密度計におもり(

ω

)を付けて針金で基準手動天びん又は基準

直示天びんにつって水に浮かべ,器差検定を行う目盛線が液
面と一致するようにしたときの重さに釣り合う一級基準分銅
の質量又は基準直示天びんの指示値(

g

w

密度計をつるための針金の重さに釣り合う一級基準分銅の質
量又は直示天びんの指示値(

g

ω

密度計を水中に沈めるためのおもりを基準手動天びん又は基
準直示天びんにつり,水中に沈ませたときの重さに釣り合う
一級基準分銅の質量又は基準直示天びんの指示値(

g

D

器差検定を行う目盛線のけい部の直径(

cm

T

水の表面張力(

mN/m

T'

液体の表面張力(

mN/m

δ

温度

t

℃のときの水の密度(

g/cm

3

t

水の温度(℃)

b)

器差検定を行う目盛線ごとに重さの違うおもりを密度計に巻き付け,水に浮かべて目盛線と液面とを

一致させる場合は,次の式によって器差(

E

)を算出する。

(

) (

)

(

)

(

)

{

}

15

025

000

0

1

2

001

0

2

001

0

980

π

'

'

980

'

π

O

O

+

+

+

+

=

t

.

.

.

δ

DT

w

W

w

W

DT

w

W

R

E

ここに,

E

衡量法によって求めた器差(

g/cm

3

R

器差検定を行う目盛線の表す密度(

g/cm

3

W

O

密度計及び密度計をつるための針金の重さに釣り合う一級基
準分銅の質量又は基準直示天びんの指示値(

g

w

針金の重さに釣り合う一級基準分銅の質量又は基準直示天び
んの指示値(

g

W'

器差検定を行う密度計の胴部におもりを巻き付け,針金で基
準手動天びん又は基準直示天びんにつって水に浮かべ,器差
検定を行う目盛線が液面と一致するようにしたときの重さに
釣り合う一級基準分銅の質量又は基準直示天びんの指示値

g

w'

器差検定を行う密度計に巻き付けたおもりを針金で基準手動
天びん又は基準直示天びんにつり,水中に沈ませたときの重
さに釣り合う一級基準分銅の質量又は基準直示天びんの指示
値(

g

D

器差検定を行う目盛線のけい部の直径(

cm

T

水の表面張力(

mN/m

T'

液体の表面張力(

mN/m


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B 7525-2

:2013

δ

温度

t

℃のときの水の密度(

g/cm

3

t

水の温度(℃)

A.10 

使用中検査 

使用中検査は,

附属書 による。

A.11 

対応関係 

この規格の箇条と特定計量器検定検査規則(以下,検則という。

)の項目との対応関係は,

表 A.2 による。

表 A.2−この規格の箇条と検則項目との対比表

箇条

検則の対応項目

A.8

表示

第十二章第一節第一款第一目“表記事項”

A.5

材料

第十二章第一節第一款第二目“材質”

A.1

適用範囲

A.6

性能

A.9.2

個々に定める性能の検定

第十二章第一節第一款第三目“性能”

A.4

検定公差

第十二章第一節第二款“検定公差”

A.7

試験方法

A.9.3

型式承認表示を付していない密度計の検定

第十二章第一節第三款第一目“構造検定の方法”

A.9.4

器差検定

第十二章第一節第三款第二目“器差検定の方法”

B.2

性能に係る技術上の基準

第十二章第二節第一款“性能に係る技術上の基準”

B.3

使用公差

第十二章第二節第二款“使用公差”

B.4

性能に関する検査の方法

第十二章第二節第三款第一目“性能に関する検査の方法”

B.5

器差検査の方法

第十二章第二節第三款第二目“器差検査の方法”


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B 7525-2

:2013

附属書 B

(規定)

使用中検査

B.1 

一般 

この附属書は,密度計の製造後,市場において使用されている密度計の性能などについて規定する。

B.2 

性能に係る技術上の基準 

性能に係る技術上の基準は,A.1 及び A.6 を満足しなければならない。

B.3 

使用公差 

使用公差は,密度計の目量に応じ,それぞれ A.4 とする。

B.4 

性能に関する検査の方法 

性能に関する検査の方法は,目視及び A.7 による。ただし,A.7.1A.7.3 及び A.7.4 は,必要がないと認

めるときは省略することができる。

B.5 

器差検査の方法 

密度計の器差検査は,次による。

a)

任意の

2

か所の目盛線について行う。

b)

A.9.4.2

による。ただし,

“器差検定”は,

“器差検査”に置き換える。