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日本工業規格

JIS

 B

7523

-1977

サインバー

Sine Bars

1.

適用範囲  この規格は,一般に使用するサインバーのうち,本体とその下部の切り欠きに接触する 2

個のローラとからなる形式のサインバーについて規定する。

引用規格:

JIS B 7430

  オプチカルフラット

JIS B 7506

  ブロックゲージ

JIS G 4404

  合金工具鋼鋼材

2.

主要部の名称  サインバーの主要部の名称は,図による。

図  主要部の名称

備考  この図は,単に線図的なものであって,設計の詳細を示すものではない。

3.

等級  サインバーの等級は,その精度によって 1 級及び 2 級の 2 等級とする。

4.

許容値及び測定方法  許容値及び測定方法は,表による。


2

B 7523-1977

表  許容値及び測定方法

単位

µm

許容値

項目

測定方法

説明図

測定用具

呼び

寸法

(mm)

1

2

測 定 面 の 任 意

の 位 置 に お い

1

測 定 面 の

平面度

測定面にオプチカルフ

ラットを当て,赤色干

渉 し ま の 数 を 読 み 取

る。ただし,周辺 1mm

を除く。

オ プ チ カ ル フ

ラット(

JIS B 

7430

呼び 60,

2

級)

1

2

2

ロ ー ラ の

直径の差

ローラの直角 2 方向の

直径を両端及び中央の

3

箇所で測定し,それら

の値の平均値を各ロー

ラの直径とし,2 個のロ

ーラの直径の差を求め

る。

比較測長器

ブ ロ ッ ク ゲ ー

ジ (

JIS B 

7506

の A 級)

− 1.0  2.0

3

ロ ー ラ の

真 円 か ら

の狂い

短い精密な V ブロック

にローラをのせ,頂点

に測微器の測定子を当

て,ローラを回転させ

たときの指示の最大値

と最小値との差を,ロ

ーラの両端と中央の 3

箇所で求め,その最大

差をとる。

測微器

精密な V ブロ

ック(90 度)

− 0.8  1.2

4

ロ ー ラ の

真直度

長い精密な V ブロック

にローラをのせ,母線

上の両端及び中央の 3

箇所に測定子を当てた

ときの指示の最大値と

最小値との差を直交す

る 4 母線上について求

め,その最大差をとる。

測微器

精密な V ブロ

ック(90 度)

− 0.8  1.2

100

±1.5

±3.0

5

ロ ー ラ の

中心距離

両ローラの外側距離の

両端及び中央の 3 箇所

の平均値から,各ロー

ラの直径の

2

1

を差し引

いた値を求める。

比較測長器

ブ ロ ッ ク ゲ ー

ジ (

JIS B 

7506

の A 級)

200

±3.0

±6.0

両ローラの両端におけ

る外側距離の差を求め

る。

比較測長器

ブ ロ ッ ク ゲ ー

ジ (

JIS B 

7506

の A 級)

100 1.5  3.0

6

ロ ー ラ 相

互 の 平 行

測定面を下にして定盤

上に置いたときの両ロ

ーラの両端における頂

点の高さを測定し,3 頂

点を含む平面からの他

の 1 点の隔たりを求め

る。

測微器 200

3.0

6.0


3

B 7523-1977

単位

µm

許容値

項目

測定方法

説明図

測定用具

呼び

寸法

(mm)

1

2

100 1.5  3.0

7

測 定 面 と

ロ ー ラ と

の平行度

ローラを下にして定盤

上に置いたときの測定

面の両端及び中央にお

ける各 2 箇所合計 6 箇

所の高さの指示の最大

値と最小値との差を求

める。

測微器

200 3.0  6.0

8

ロ ー ラ と

側 面 と の

なす角度

保持具を用いてサイン

バーの側面を定盤の使

用面に直角におき,ロ

ーラの両端の頂点に測

定子を当てたときの指

示の差を 2 個のローラ

について求め,これを

両側面に対して行い,

そ の 最 大 値 か ら 求 め

る。

直角保持具

測微器

直 角 か ら の 狂

±0.5

      mrad

9

総合精度

サインバーの側面をそ

ろえて 30 度の角度ゲー

ジを密着させたのち,

50mm

又は 100mm のブ

ロックゲージを組み合

わせて 30 度に設置し,

角度ゲージ上面の両端

に測微器の測定子を当

てたときの指示の差か

ら求める

(

1

)

30

度角度ゲー

ブ ロ ッ ク ゲ ー

ジ (

JIS B 

7506

の A 級)

測微器

精密定盤

40

µrad

80

µrad

(

1

)

角度ゲージの角度の誤差は,補正を行う。

備考1.  表に示す測定用具は,誤差を測定しておくこと。

2.

番号 の許容値は,20℃におけるものとする。

5.

寸法  サインバーの呼び寸法は,ローラの中心距離をもって表し,100mm 及び 200mm の 2 種類とす

る。

なお,本体の幅は,原則として,呼び付法 100mm のものでは 20mm,200mm のものでは 30mm とする。

6.

仕上げ  測定面及びローラ円筒面は,ラップ仕上げ又はこれと同等以上の仕上げとし,表面粗さは,

測定面で 0.1S,ローラ円筒面で 0.2S とする。

7.

材料  本体及びローラの材料は,JIS G 4404(合金工具鋼鋼材)の SKS3 又はこれと同等以上のもの

とし,適当な熱処理及び安定処理を施したもので,その硬さは,Hv700 以上とする。


4

B 7523-1977

8.

検査  サインバーの検査は,精度,寸法,仕上げ及び材料について,4.5.6.及び 7.の規定に適合し

なければならない。

9.

表示  サインバーには,製造業者の記号,呼び寸法(単位 mm は,省いてもよい。),等級,製造番号

及び製造年を表示する。