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B 7518:2018  

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 引用規格 1 

3 用語及び定義  2 

4 設計仕様(設計特性)  2 

4.1 一般  2 

4.2 主要部の名称  2 

4.3 寸法  3 

4.4 表示方式  4 

4.5 測定面  7 

4.6 構造及び機能  7 

4.7 硬さ  7 

5 計測特性及び性能  8 

5.1 一般  8 

5.2 本尺の固定  8 

5.3 指示値の最大許容誤差(MPE)  8 

5.4 性能  10 

6 製品文書における表示  11 

7 仕様への適合の検証  11 

7.1 一般  11 

7.2 計測特性及び性能の校正のための標準器 12 

7.3 標準温度  12 

8 検査 12 

9 表示 12 

附属書A(参考)使用上の注意  13 

附属書B(参考)設計仕様(設計特性),計測特性及び性能の仕様表示例  14 

附属書JA(参考)製品文書における表示  15 

附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表  16 

 

 


 

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(2) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本精密測定機器

工業会(JMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 7518:1993は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

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デプスゲージ 

Vernier, dial and digital depth gauges 

 

序文 

この規格は,2011年に第1版として発行されたISO 13385-2を基とし,製造及び使用の実状に見合う合

理性を備えた規格とするため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。

変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。 

 

適用範囲 

この規格は,バーニヤ目盛又はダイヤル目盛を備えたアナログ表示のデプスゲージ,及びデジタル表示

のデプスゲージについて規定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 13385-2:2011,Geometrical product specifications (GPS)−Dimensional measuring equipment−

Part 2: Calliper depth gauges; Design and metrological characteristics(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 0641-1 製品の幾何特性仕様(GPS)−製品及び測定装置の測定による検査−第1部:仕様に対

する合否判定基準 

注記 対応国際規格:ISO 14253-1,Geometrical Product Specifications (GPS)−Inspection by 

measurement of workpieces and measuring equipment−Part 1: Decision rules for proving 

conformance or non-conformance with specifications 

JIS B 0642 製品の幾何特性仕様(GPS)−測定器の一般的な概念及び要求事項 

注記 対応国際規格:ISO 14978,Geometrical product specifications (GPS)−General concepts and 

requirements for GPS measuring equipment 

JIS B 0680 製品の幾何特性仕様(GPS)−製品の幾何特性仕様及び検証に用いる標準温度 

JIS B 7503 ダイヤルゲージ 

JIS B 7506 ブロックゲージ 

JIS B 7513 精密定盤 

JIS B 7533 てこ式ダイヤルゲージ 


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JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード) 

注記 対応国際規格:IEC 60529,Degrees of protection provided by enclosures (IP Code) 

JIS Z 8103 計測用語 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0641-1,JIS B 0642及びJIS Z 8103によるほか,次による。 

3.1 

デプスゲージ(calliper depth gauge) 

ベース測定面に平行な測定面をもつ本尺が,ベース測定面と直角となる方向に動き,本尺測定面とベー

ス測定面との距離(深さ)を読み取ることができる測定器。 

注記 指示値の表示は,アナログ(バーニヤ目盛又はダイヤル目盛)表示又はデジタル表示がある。 

3.2 

部分測定面接触(partial measuring face contact) 

測定面の一部と測定対象物との接触。 

3.3 

指示誤差(error of indication) 

デプスゲージの指示値から対応する入力量としての真の値を差し引いた値。 

注記 真の値は,概念的な値で,実際には求められないため取決めによる真の値を用いる。 

 

設計仕様(設計特性) 

4.1 

一般 

デプスゲージの一般的な設計仕様(設計特性)は,製造業者又は供給業者が別に指定する場合を除き,

この規格の要求に従わなければならない。 

使用者に情報を提供する場合の仕様表示例を,参考として附属書Bに示す。 

4.2 

主要部の名称 

デプスゲージの主要部の名称は,図1による。 

なお,図は単に主要部の名称を示すものであって,設計の詳細を示すものではない。 

 

 

 

 

 

 


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1 本尺 

5 止めねじ 

 9 本尺基準端面 

2 ベース 

6 バーニヤ目盛 

10 微動送り 

3 ベース測定面 

7 本尺目盛 

11 微動送りねじ 

4 本尺測定面 

8 指掛け 

12 微動送り車 

 

 ld ベース測定面の長さ 

図1−バーニヤ目盛を備えたデプスゲージの例及び名称 

 

4.3 

寸法 

寸法は,次による。 

a) デプスゲージの構成部品の寸法は,通常,表1による。 

 

表1−デプスゲージの寸法 

単位 mm 

最大測定長a) 

ベース長さld 

150 

100 

200 

100 

250 

100 

300 

100〜150 

350 

100〜150 

500 

150〜250 

600 

150〜250 

この表以外の最大測定長を適用する場合の各部の寸法は,
受渡当事者間の協定による。 
注a) 最大測定長は,深さ測定の寸法を示す。 

l

d

 

5 10 

12 

11 

微動送りがあるもの 


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b) デプスゲージのベース長さを延長するための補助部品の長さは,180 mm,260 mm又は320 mmであ

ることが望ましい。 

c) 表示の個別の寸法は,4.4による。 

4.4 

表示方式 

4.4.1 

一般 

デプスゲージの表示は,バーニヤ目盛若しくはダイヤル目盛を備えたアナログ表示,又はデジタル表示

とする。 

アナログ表示のデプスゲージは,目量又は最小読取値,及びその単位を表示しなければならない。 

デジタル表示のデプスゲージは,表示値の単位を表示しなければならない。 

4.4.2 

アナログ表示 

4.4.2.1 

一般 

バーニヤ目盛を備えたデプスゲージの場合,本尺目盛の目幅は1 mmとする。本尺目盛は,デプスゲー

ジの最大測定長より,少なくともバーニヤ目盛の長さ一つ分長い範囲まで,目盛がなければならない。 

ダイヤル目盛を備えたデプスゲージの場合,本尺目盛の目幅は1 mm又は2 mmとすることが望ましい。 

4.4.2.2 

バーニヤ目盛及び本尺目盛 

バーニヤ目盛を備えたアナログ表示の最小読取値は,0.05 mm又は0.02 mmとする。例を,図2に示す。 

 

 

 注記 この図の読取値は,100.00 mmとなる。 

 

図2−バーニヤ目盛を備えたアナログ表示の例 

 

4.4.2.3 

バーニヤ目盛の設計 

バーニヤ目盛の目盛形式は,表2による。表2のバーニヤ目盛の目盛形式に対応した読取値の例を図3

〜図5に示す。 

 

表2−バーニヤ目盛の目盛形式 

単位 mm 

本尺の目量 

バーニヤの目盛形式 

最小読取値 

説明図 

19 mmを20等分 

0.05 

図3 

39 mmを20等分 

図4 

49 mmを50等分 

0.02 

図5 

 

1 本尺目盛 

2 バーニヤ目盛 


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注記 この図の読取値は,1.45 mmとなる。 

注記 この図の読取値は,30.35 mmとなる。 

図3−最小読取値0.05 mm(19 mmを20等分)の例  図4−最小読取値0.05 mm(39 mmを20等分)の例 

 

 

 

注記 この図の読取値は,15.40 mmとなる。 

 

図5−最小読取値0.02 mm(49 mmを50等分)の例 

 

バーニヤ目盛を備えたデプスゲージの目盛線の太さは,特に指定がない限り,表3による。 

 

表3−バーニヤ目盛を備えたデプスゲージの目盛線の太さ 

単位 mm 

項目 

太さ 

太さむら 

本尺目盛線 

0.08〜0.20 

0.03以下 

バーニヤ目盛線 

 

4.4.2.4 

バーニヤ目盛の目盛面 

本尺目盛面とバーニヤ目盛面との段差及び隙間の寸法は,図6又は図7による。 

 

図6−傾斜したバーニヤ目盛を備えたベース 

 

1 本尺目盛 

2 バーニヤ目盛 

3 本尺 

4 ベース 


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図7−平面のバーニヤ目盛を備えたベース 

 

4.4.2.5 

ダイヤル目盛及び本尺目盛 

ダイヤル目盛を備えたアナログ表示の目量は,0.05 mm,0.02 mm又は0.01 mmとする。本尺目盛は本尺

に表示し,ダイヤル目盛はベースに配置する。ダイヤル目盛には,目量及びその単位を記載しなければな

らない。例を,図8に示す。 

 

注記 この図の読取値は,41.55 mmとなる。 

 

図8−ダイヤル目盛を備えたアナログ表示の例 

 

4.4.2.6 

ダイヤル目盛の設計 

ダイヤル目盛を備えたデプスゲージの目盛線の太さは,特に指定がない限り,表4による。 

 

表4−ダイヤル目盛を備えたデプスゲージの目盛線の太さ 

単位 mm 

項目 

太さ 

太さむら 

本尺目盛線 

0.10〜0.30 

0.03以下 

ダイヤル目盛線 

1 本尺目盛 

2 ダイヤル目盛 

1 本尺目盛 

2 バーニヤ目盛 

3 本尺 

4 ベース 


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4.4.3 

デジタル表示 

デジタル表示の最小表示量は,0.01 mmとする。例を,図9に示す。 

 

 

図9−デジタル表示の例 

 

指示値を測定データとして出力する機能をもつ場合は,そのデータ出力プロトコル(インタフェース)

について,製品文書などに記載する。また,デジタル表示のデプスゲージは,高速での本尺移動によって

誤った指示値を示すおそれがある場合,及び電源電圧が低下した場合,エラーメッセージなどの異常を表

示する機能を備えていなければならない。 

4.4.4 

デジタル表示の使用環境に対する保護 

デジタル表示のデプスゲージについて,防じん(塵)・防水を保証する場合,与える保護等級(JIS C 0920

に従ったIPコード)を製品などに明示しなければならない。 

4.5 

測定面 

ベース測定面及び本尺測定面は,耐摩耗性があり,かつ,鋭利であってはならない。また,それらの測

定面の表面性状は,Ra 0.4以下とする。 

4.6 

構造及び機能 

本尺は作動範囲全域にわたって滑らかで,かつ,緩みがなく作動し,有害な遊びがあってはならない。 

4.7 

硬さ 

デプスゲージの測定面の硬さは,ステンレス鋼の場合は550 HV以上又は52 HRC以上とし,その他の材

料では700 HV以上又は60 HRC以上とする。 

なお,測定箇所は,本尺測定面及びベース測定面,又はそれらの面から2 mm以内のそれぞれの側面の

いずれかとする。 

 

1 電子式本尺目盛 

2 デジタル表示部 


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計測特性及び性能 

5.1 

一般 

バーニヤ目盛を備えたデプスゲージは,固定された基点をもたなければならない。デジタル表示のデプ

スゲージは,測定範囲内の任意の位置で基点合わせができるものとする。また,ダイヤル目盛を備えたデ

プスゲージは,ダイヤルの範囲内で基点合わせができるものとする。 

この規格で規定するデプスゲージの計測特性及び性能は,ベース測定面と本尺測定面とを定盤上に接触

した状態で基点合わせを行った後,測定する。デプスゲージの計測特性及び性能は,適切な機器及び不確

かさが明確な標準器,例えばJIS B 7506に規定するブロックゲージ,ステップゲージなどを用いて測定す

ることができる。測定は,測定範囲内全域のデプスゲージの計測特性及び性能を評価できるものでなけれ

ばならならない。 

注記1 使用上,注意すべき事項を,参考として附属書Aに示す。 

注記2 使用者に情報を提供する場合の仕様表示例を,附属書Bに示す。 

5.2 

本尺の固定 

本尺を止めねじなどによって固定する場合,指示値は次の条件を満たさなければならない。 

− アナログ表示のデプスゲージの場合,指示値は変化しない。 

− デジタル表示のデプスゲージの場合,指示値の変化は1デジタルステップを超えない。 

注記 デジタル表示は,指示値が切り替わるわずかな範囲にスライダが位置した場合,1デジタルス

テップ変化する可能性がある。 

5.3 

指示値の最大許容誤差(MPE) 

5.3.1 

一般 

指示誤差の特性は,5.1に示した基点合わせに基づく任意の指示値に適用する。 

なお,部分測定面接触誤差(5.3.2)は必ず適用するが,部分測定面接触誤差の繰返し精密度(5.3.3)は,

製造業者又は供給業者が設計仕様(設計特性)から,必要と判断した場合にだけ適用する。 

注記 指示誤差の特性の記号及びこれに対応する表示を,附属書JAに示す。 

5.3.2 

部分測定面接触誤差 E(最大許容誤差 EMPE) 

部分測定面接触誤差は,部分測定面接触(3.2)の場合の指示誤差とし,深さ測定に適用する。 

部分測定面接触誤差の最大許容誤差EMPEは,表6によって測定したとき,表5による。 

 

表5−部分測定面接触誤差の最大許容誤差 EMPE 

単位 mm 

測定長 

目量,最小表示量又は最小読取値 

0.05 

0.02又は0.01 

 

50以下 

±0.05 

±0.02 

 50を超え 100以下 

±0.06 

±0.03 

100を超え 200以下 

±0.07 

200を超え 300以下 

±0.08 

±0.04 

300を超え 400以下 

±0.09 

400を超え 500以下 

±0.10 

±0.05 

500を超え 600以下 

±0.11 

この表以外の測定長をもつデプスゲージのEMPEは,受渡当事者間の協定による。 
注記 EMPEは,真直度,測定面の平面度及び基準面との平行度によって生じる測定誤差を含む。 

 


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部分測定面接触誤差は,測定範囲内の任意の位置の,ベース測定面に沿った異なる位置で,例えばブロ

ックゲージなどの小さな面をもつ標準器を用いて測定する(図10参照)。 

 

 

図10−部分測定面接触誤差の測定 

 

部分測定面接触誤差の測定方法は,表6による。 

 

表6−デプスゲージの部分測定面接触誤差の測定方法 

項目 

測定方法 

図 

測定用具 

部分測定
面接触誤
差 

精密定盤上に置いた呼び
寸法が等しい2個のブロ
ックゲージ又はゲージ類
の測定面にベース測定面
を密着させた状態で,本尺
測定面を精密定盤に当て
たときのデプスゲージの
読みからゲージ寸法を減
じて測定誤差を求める。 

・JIS B 7506に規定

する2級のブロッ
クゲージ又はこれ
と同等以上のゲー
ジ 

・JIS B 7513に規定

する1級の精密定
盤 

 

5.3.3 

部分測定面接触誤差の繰返し精密度 R(最大許容誤差 RMPE) 

部分測定面接触誤差の繰返し精密度は,同一の測定条件下で,測定範囲の任意の位置で行われる,同一

の測定量の連続した測定結果の一致の精密さとする。 

部分測定面接触誤差の繰返し精密度は,ベース測定面の任意の位置で,任意の寸法(測定範囲内の位置)

精密定盤 

ブロックゲージ 

デプスゲージ 

1 デプスゲージ 

2 精密定盤 

3 ブロックゲージ 


10 

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に対して,例えばブロックゲージなどの標準器を用いて測定する。 

注記 製造業者又は供給業者は,使用者からの要求によって,繰返し精密度の詳細を提供する場合が

ある。 

5.4 

性能 

5.4.1 

デプスゲージの性能 

a) ベース測定面の平面度 デプスゲージのベースの測定面の平面度は,5.4.2によって測定したときベー

ス長さ100 mm以下については,0.005 mmとし,ベース長さ100 mmを超えるものについては,0.01 mm

とする。 

b) ベース測定面に対する本尺測定面の平行度 デプスゲージのベースの測定面に対する本尺の測定面

の平行度は,5.4.2によって測定したとき0.005 mmとする。 

c) ベース測定面と本尺の基準端面との直角度 デプスゲージのベースの測定面と本尺の基準端面との

直角度(mm)は,5.4.2によって測定したとき,次の式によって求められた値以内とする。 

 

000

1

01

.0

L

直角度

 

ここに, 

L: 測定長を表す数値(mm) 

 


11 

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5.4.2 

性能の測定方法 

デプスゲージの性能の測定方法は,表7による。 

 

表7−測定面の平面度,平行度及び直角度の測定方法 

項目 

測定方法 

図 

測定用具 

ベース測定
面の平面度 

a) ベースの測定面と本尺測定面と

がほぼ同一平面に調整し,止め
ねじで固定した後測定装置に取
り付ける。 

b) ベース測定面の両端に当てたダ

イヤルゲージ又はてこ式ダイヤ
ルゲージの読みが同一になるよ
う傾斜調整を行ってからダイヤ
ルゲージ又はてこ式ダイヤルゲ
ージをベース測定面上で前後左
右に移動して測定する。 

c) 得られた最大値と最小値との差

を求める。 

・JIS B 7503に規

定する0.001 
mm目盛ダイ
ヤルゲージ 

・JIS B 7533に規

定する目量
0.002 mmのて
こ式ダイヤル
ゲージ 

・測定装置 

ベース測定
面に対する
本尺測定面
の平行度 

a) ダイヤルゲージ又はてこ式ダイ

ヤルゲージの測定子を本尺の測
定面に当て,前後左右に移動し
て測定する。 

b) 得られた最大値と最小値との差

を求める。 

ベース測定
面と本尺の
基準端面と
の直角度 

a) 本尺を精密定盤に垂直に測定装

置に取り付け,てこ式ダイヤル
ゲージの測定子をベースの測定
面上で,本尺の目盛面と平行と
なる方向に移動して測定する。 

b) 得られた最大値と最小値との差

を求める。 

・JIS B 7513に規

定する1級の
精密定盤 

・JIS B 7533に規

定する目量
0.002 mmのて
こ式ダイヤル
ゲージ 

・測定装置 

 

製品文書における表示 

製品文書における最大許容誤差の表示の記号を,参考として附属書JAに示す。 

 

仕様への適合の検証 

7.1 

一般 

仕様への適合及び不適合の検証は,国際的に認められている仕様の範囲と合格の範囲が等しい場合の合

格基準(simple acceptance)を用いる。 

注記 国際的に認められている合格基準とは,ISO/TR 14253-6:2012である。 

本尺 

本尺 

基準端面 

てこ式ダイヤルゲージ

ベース 
測定面 

スタンド 

精密定盤 

本尺 

ホルダー 

クランプ 

測定装置の基準平面 

ベース測定面 

止めねじ 

測定装置の 

傾斜調整 

本尺 

スタンド 

ダイヤルゲージ又は 

てこ式ダイヤルゲージ 

本尺測定面 

測定装置の 

クランプ 

測定装置の 

デプスゲージ 

取付台 


12 

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7.2 

計測特性及び性能の校正のための標準器 

標準器は,国家標準又は国際単位系(SI)に対してトレーサブルな標準器を用いる。 

7.3 

標準温度 

この規格で規定する性能の仕様は,JIS B 0680に規定する標準温度20 ℃における値とする。 

 

検査 

デプスゲージの検査は,寸法,表示方式,測定面,構造及び機能,硬さ,並びに計測特性及び性能につ

いて行い,4.3〜4.7及び箇条5の規定に適合しなければならない。 

 

表示 

デプスゲージには,見やすい箇所に,容易に消えることがなく,かつ,品質を損なわない方法で,次の

事項を表示する。 

a) アナログ表示の場合:目量又は最小読取値,及びそれらの単位記号 

デジタル表示の場合:表示値の単位記号 

b) 最大測定長 

c) 製造業者名若しくは供給業者名又はその略号 

d) 製造番号(英数字) 

 


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附属書A 

(参考) 

使用上の注意 

 

A.1 温度及び変形要素は,長さ方向への測定値に対する影響をもっている。その影響によって,見込ま

れる最小の不確かさが,デプスゲージの目量,最小表示量又は最小読取値より大きくなる可能性がある。

これは,測定結果を評価するときに考慮する必要がある。不確かさの詳細は,ISO 14253-2による。 

 

A.2 デジタル表示の場合,デプスゲージの電装部品に影響を与える環境要因に注意する。 


14 

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附属書B 

(参考) 

設計仕様(設計特性),計測特性及び性能の仕様表示例 

 

次の仕様表示例は,カタログ,パンフレットなどによって,製造業者又は供給業者から使用者に製品情

報を提供するときの一例を示している。これらの項目は,一般的に寸法図及び一覧表として示される場合

が多い。 

 

 

  品   名 

: 

 

  製 品 概 要 

: 

 

 

 設計仕様(設計特性) 

 

種類 

: 

 

 

表示方式 

: 

 

 

最小読取値,目量又は 最小表示量 

: 

mm 

 

測定範囲 

: 

mm 

 

寸法 

 

 ベースの長さ(ld) 

: 

mm 

 

 計測特性及び性能 

 

指示値の最大許容誤差 MPE 

 

 部分測定面接触誤差の最大許容誤差 EMPE 

: 

mm 

 

 部分測定面接触誤差の繰返し精密度の最大許容誤差 RMPE(必要な場合): 

mm 

 

  会 社 名 

: 

 

  日付,版数など 

: 

 

 


15 

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附属書JA 

(参考) 

製品文書における表示 

 

表JA.1に示す表示は,下付き添字の量を減らし,より見やすく,分かりやすくするために,製品文書,

図などにおいて使用することができる。 

 

表JA.1−製品文書,図などにおける記号及びこれに対応する表示 

この文書における記号 

対応する表示 

EMPE 

MPEE 

RMPE 

MPER 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献  

[1] ISO 8015,Geometrical product specifications (GPS)−Fundamentals−Concepts, principles and rules 

[2] ISO 14253-2,Geometrical product specifications (GPS)−Inspection by measurement of workpieces and 

measuring equipment−Part 2: Guidance for the estimation of uncertainty in GPS measurement, in 

calibration of measuring equipment and in product verification 

[3] ISO/TR 14253-6:2012,Geometrical product specifications (GPS)−Inspection by measurement of 

workpieces and measuring equipment−Part 6: Generalized decision rules for the acceptance and 

rejection of instruments and workpieces 

[4] ISO/TR 14638:1995,Geometrical product specification (GPS)−Masterplan 

[5] ISO/TR 16015:2003,Geometrical product specifications (GPS)−Systematic errors and contributions to 

measurement uncertainty of length measurement due to thermal influences 


16 

B 7518:2018  

 

附属書JB 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

 

JIS B 7518:2018 デプスゲージ 

ISO 13385-2:2011,Geometrical product specifications (GPS)−Dimensional measuring 
equipment−Part 2: Calliper depth gauges; Design and metrological characteristics 

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

3 用語及び
定義 

 

 

JISとほぼ同じ 

追加 

指示誤差の記述を追加した。 

用語の追加であり実質的な差異は
ない。 

4 設計仕様
(設計特性) 

4.1 一般 
4.2 主要部の名称 

 

4.1 

JISとほぼ同じ 

追加 

微動送りがあるものを追加した。 
デプスゲージの主要部の名称を一
部追加した。 
図は設計の詳細ではないと明記し
た。 

主要部の名称を旧規格に合わせて
追加した。 
技術的差異はない。 

4.3 寸法 

 

4.2 

JISとほぼ同じ 

変更 
 

寸法を指定する対象を最大測定長
600 mmとした。 

国際規格との整合性をもたせるた
め,寸法を指定する対象を変更し
た。 

4.4.2.2 バーニヤ
目盛及び本尺目盛 

 

4.3.2.2 

JISとほぼ同じ 

追加 

最小読取値の指定を追加した。 

最小読取値を標準化するため,旧
規格に合わせて追加した。 

4.4.2.3 バーニヤ
目盛の設計 

 

4.3.2.3 

JISとほぼ同じ 

追加 
 
 
削除 

目盛形式の挿入図を追加した。 
目盛線の太さの寸法を追加した。 
 
最小読取値の0.1 mmを削除した。 

一定の品質を保つため,旧規格に
合わせて追加した。 
技術的差異はない。 
旧規格を踏襲し削除した。 

4.4.2.4 バーニヤ
目盛の目盛面 

 

4.3.2.4 

JISとほぼ同じ 

追加 

バーニヤの段差及び隙間の寸法を
追加した。 

一定の品質を保つため,旧規格に
合わせて追加した。 

4.4.2.5 ダイヤル
目盛及び本尺目盛 

 

4.3.2.5 

JISとほぼ同じ 

追加 

目量の指定を追加した。 

目量を標準化するため,旧規格に
合わせて追加した。 

4.4.2.6 ダイヤル
目盛の設計 

 

− 

− 

追加 

目盛線の太さの寸法を追加した。 

一定の品質を保つため,旧規格に
合わせて追加した。 

 

2

 

B

 7

5

1

8

2

0

1

8

 

 

 

 

 


17 

B 7518:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

4 設計仕様
(設計特性) 

4.4.3 デジタル表
示 

 

4.3.3 

JISとほぼ同じ 

追加 

最小表示量の指定を追加した。 
エラーメッセージに関する規定を
追加した。 

最小表示量を標準化するため,旧
規格に合わせて追加した。 
異常を視覚的に確認できるように
するため,旧規格に合わせて追加
した。 

4.4.4 デジタル表
示の使用環境に対
する保護 

 

4.3.4 

JISとほぼ同じ 

変更 

保護等級の表示を,防じん(塵)・
防水を保証しているデジタル表示
だけに限定した。 

全機種での保護等級の表示は実用
的ではないため,対象を限定した。 

削除 

耐電磁場に関する記述を削除した。 実用的ではないため削除した。 

4.5 測定面 

 

4.4 

JISとほぼ同じ 

追加 

表面性状の許容値を追加した。 

一定の品質を保つため,旧規格に
合わせて追加した。 

4.6 構造及び機能 

 

− 

− 

追加 

本尺の作動に関する規定を追加し
た。 

一定の品質を保つため,旧規格に
合わせて追加した。 

4.7 硬さ 

 

− 

− 

追加 

測定面の硬さの許容値を追加した。 一定の品質を保つため,旧規格に

合わせて追加した。 

5 計測特性
及び性能 

5.1一般 

 


Annex A 

JISとほぼ同じ 

変更 

章立てを統一した。 

JISの認証において測定方法は重
要となるため,本文の規定に変更
した。 

5.3.1 一般 

 

5.3.1 

JISとほぼ同じ 

変更 

検査項目の適用を,基本的には,E
に限定した。 

全機種で全検査項目を保証するこ
とは実用的ではないため,項目を
限定した。 

5.3.2 部分測定面
接触誤差 E 

 

5.3.2 
A.2.2 

JISとほぼ同じ 

追加 

最大許容誤差の一覧表を追加した。 
測定方法の詳細を追加した。 

一定の品質を保つため,旧規格に
合わせて追加した。 
なお,正負記号は今後のISOの方
針及び旧規格に合わせて省略せず
に記載した。 
我が国で一般的な測定方法につい
て,旧規格に合わせて追加した。 

− 

 

5.4 

− 

削除 

計測特性のMPE,MPLに関する項
目を削除した。 

規格の明瞭化を考慮して削除し
た。 

 

2

 

B

 7

5

1

8

2

0

1

8

 

 

 

 

 


18 

B 7518:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

5 計測特性
及び性能 

5.4 性能 

 

− 

− 

追加 

ベース基準面の平面度,本尺又は柱
の基準端面の直角度,スクライバ測
定面の平行度の記述を追加した。 

一定の品質を保つため,旧規格に
合わせて追加した。 

5.4.1 a) ベース測
定面の平面度 

 

− 

− 

追加 

平面度の許容値を追加した。 

一定の品質を保つため,旧規格に
合わせて追加した。 

5.4.1 b) ベース測
定面に対する本尺
測定面の平行度 

 

− 

− 

追加 

平行度の許容値を追加した。 

一定の品質を保つため,旧規格に
合わせて追加した。 

5.4.1 c) ベース測
定面と本尺の基準
端面との直角度 

 

− 

− 

追加 

直角度の許容値を追加した。 

一定の品質を保つため,旧規格に
合わせて追加した。 

5.4.2 性能の測定
方法 

 

− 

− 

追加 

測定方法の詳細を追加した。 

我が国で一般的な測定方法につい
て,旧規格に合わせて追加した。 

6 製品文書
における表
示 

 

 

製品文書における表
示 

変更 

− 

基本的に本文の表示で運用するた
め詳細を附属書JAに変更した。 

7 仕様への
適合の検証 

7.1 一般 

 

7.1 

JISとほぼ同じ 

変更 

合否判定基準を

ISO/TR 

14253-6:2012に変更した。 
不確かさの評価に関する記述を削
除した。 

実用的な合否判定基準に変更し
た。 

7.2 計測特性及び
性能の校正のため
の標準器 

 

7.2 

JISとほぼ同じ 

追加 

対応する日本工業規格がない標準
器は,国家標準にトレーサブルな標
準器を用いることを明記した。 

対応する日本工業規格のない標準
器が記載されているため,標準器
と国家標準を結びつける規定を追
加した。 

7.3 標準温度 

 

− 

− 

追加 

寸法及び指示誤差などが標準温度
の値であることを明確にした。 

使用の利便のため,具体的な規定
を追加した。 

8 検査 

 

 

− 

− 

追加 

検査において,適合が必須の規定を
指定した。 

JISの認証を考慮して追加した。 

9 表示 

 

 

JISとほぼ同じ 

追加 

最大測定長の規定を追加した。 

 

 

2

 

B

 7

5

1

8

2

0

1

8

 

 

 

 

 


19 

B 7518:2018  

 

(I)JISの規定 

(II)国際 
規格番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

− 

− 

 

Annex D 

− 

削除 

校正に関する項目を削除した。 

規格の明瞭化を考慮して削除し
た。 

附属書JA 
(参考) 

− 

 

− 

− 

追加 

製品文書における表示を追加した。 基本的に本文の表示で運用する

が,参考として附属書に追加した。 

 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 13385-2:2011,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 削除  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
− 追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
− 変更  国際規格の規定内容を変更している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD  国際規格を修正している。 

 

2

 

B

 7

5

1

8

2

0

1

8