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B 7158-1

:2010

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義 

1

4

  要求事項

2

4.1

  プラン視野比 

2

4.2

  表示

2

附属書 A(参考)ベレックの式から算出した物体側焦点深度

3

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表 

4


B 7158-1

:2010

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本顕微鏡工業会(JMMA)及び財団法人日

本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標

準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。

JIS B 7158

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

B

7158-1

  第 1 部:プラン対物レンズの像面平たん(坦)性

JIS

B

7158-2

  第 2 部:色収差補正(予定)


日本工業規格

JIS

 B

7158-1

:2010

顕微鏡対物レンズの性能及び表示−

第 1 部:プラン対物レンズの像面平たん(坦)性

Designation of microscope objectives-Part 1: Flatness of field/Plan

序文 

この規格は,2007 年に第 1 版として発行された ISO 19012-1 を基に,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,PLAN と表記した対物レンズの像面平たん(坦)性に関するプラン視野比の要求事項及び

平たん性の表示方法について規定する。この規格は,同一製造業者の対物レンズ,結像レンズ及び接眼レ

ンズを組み合わせて使用する目視観察に適用する。

像面平たん性は,他の収差の補正レベルについては考慮しない。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 19012-1:2007

,Optics and photonics−Designation of microscope objectives−Part 1: Flatness of

field/Plan(MOD)

なお,対応の程度を示す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7252

  顕微鏡対物レンズ及び接眼レンズの表示方法

JIS Z 8120

  光学用語

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8120 によるほか,次による。

3.1 

非点隔差(astigmatic difference)

メリジオナル像面とサジタル像面との光軸方向の距離。

3.2 

プラン視野数,PFN(plan field number)


2

B 7158-1

:2010

平たん物体面の一次像(対物レンズが作る最初の像)が鮮明に見える範囲の直径をミリメートル(mm)

で表した数値。

3.3 

対物レンズ視野数,OFN(objective field number)

対物レンズの設計において,組み合わせる接眼レンズの最大視野数。

3.4 

プラン視野比,PFR(plan field ratio)

対物レンズ視野数に対するプラン視野数の比。PFR=PFN/OFN

要求事項 

4.1 

プラン視野比 

PLAN と表示される対物レンズのプラン視野比は,0.85 以上とする。

プラン視野比を求めるときの,プラン視野数は,次による。

メリジオナル像面及びサジタル像面の像面からの距離を,それぞれ τ

m

τ

s

とすると,平均像面の距離は(τ

m

τ

s

)/2 で,非点隔差は  (τ

m

τ

s

)  で表される。プラン視野数は,接眼レンズの倍率が 10 倍のとき,一次像

において平均像面の距離及び非点隔差の絶対値が,次のベレックの式で計算した像側焦点深度 δ と等しい

か,又はそれ以下であるという条件を満たす最大視野によって規定する。

2

O

2

VIS

TOT

2

000

250

M

NA

NA

M

×

×

×

×

=

λ

ω

δ

ここに,

δ: 像側焦点深度(μm)

ω: 目の分解能(角度で 5'とした場合,0.001 4)

M

TOT VIS

総合観察倍率

NA: 対物レンズの開口数

λ: e 線の波長(μm)

M

O

一次像面の倍率

光学設計時にはこの像側焦点深度が便利であるが,実用的には物体側焦点深度の値の方が参考になる。

ベレックの式から算出した物体側焦点深度 δ

ob

を,

附属書 A

に示す。

4.2 

表示 

表示の名称又は名称の一部に PLAN をもつ対物レンズは,同時に OFN の値も例に示すように表示しな

ければならない。ただし,OFN の表示は,2014 年以降に販売するものに適用する。

  対物レンズ視野数 25 の場合 OFN25

なお,表示記号は,

JIS B 7252

による。


3

B 7158-1

:2010

附属書 A

(参考)

ベレックの式から算出した物体側焦点深度

×

×

×

×

=

2

VIS

TOT

ob

2

000

250

NA

NA

M

n

λ

ω

δ

ω=0.001 4,λ=0.55 μm

対物レンズの倍率

4 4 4 4 5 5 5

対物レンズの開口数 NA  0.10 0.13 0.16 0.20 0.12 0.15 0.16

接眼レンズの倍率

10 10 10 10 10 10 10

物体側焦点深度 δ

ob

      μm

115  83.5 65.4 50.6 77.3 58.8 54.4

屈折率 

a)

1 1 1 1 1 1 1

対物レンズの倍率

10 10 10 10 10 10

対物レンズの開口数 NA 0.22 0.25 0.30 0.32 0.40 0.45

接眼レンズの倍率

10 10 10 10 10 10

物体側焦点深度 δ

ob

      μm

21.6 18.4 14.7 13.6 10.5 9.13

屈折率 

a)

1 1 1 1 1 1

対物レンズの倍率

20 20 20 20 20 20

対物レンズの開口数 NA 0.40 0.45 0.50 0.60 0.70 0.75

接眼レンズの倍率

10 10 10 10 10 10

物体側焦点深度 δ

ob

      μm

6.08 5.24 4.59 3.68 3.06 2.82

屈折率 

a)

1 1 1 1 1 1

対物レンズの倍率

40 40 40 40 40 40 40 40 40 40

対物レンズの開口数 NA

0.55 0.60 0.65 0.70 0.75 0.85 0.95 1.00 1.25 1.30

接眼レンズの倍率

10 10 10 10 10 10 10 10 10 10

物体側焦点深度 δ

ob

      μm 2.49 2.22 1.99 1.81 1.65 1.41 1.22 1.74 1.33 1.27

屈折率 

a)

1 1 1 1 1 1 1

1.515

1.515

1.515

対物レンズの倍率

60 60 60 60 60 60 60

対物レンズの開口数 NA  0.70 0.85 0.90 0.95 1.25 1.30 1.40

接眼レンズの倍率

10 10 10 10 10 10 10

物体側焦点深度 δ

ob

      μm

1.39  1.06  0.985 0.917 0.972 0.925 0.842

屈折率 

a)

1 1 1 1

1.515

1.515

1.515

対物レンズの倍率

63 63 63 63 63 63 63

対物レンズの開口数 NA  0.70 0.75 0.80 0.95 1.25 1.32 1.40

接眼レンズの倍率

10 10 10 10 10 10 10

物体側焦点深度 δ

ob

      μm

1.35  1.23  1.12  0.888 0.938 0.875 0.812

屈折率 

a)

1 1 1 1

1.515

1.515

1.515

対物レンズの倍率

100 100 100 100 100 100

対物レンズの開口数 NA 0.90 0.95 1.25 1.30 1.35 1.40

接眼レンズの倍率

10 10 10 10 10 10

物体側焦点深度 δ

ob

      μm

0.726 0.671 0.689 0.653 0.620 0.590

屈折率 

a)

1

1  1.515 1.515 1.515 1.515

a)

  屈折率は,乾燥系対物レンズの場合は 1,液浸系対物レンズの場合は 1.515 で計算している。


4

B 7158-1

:2010

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS B 7158-1:2010

  顕微鏡対物レンズの性能及び表示−第 1 部:プラン対物レンズ

の像面平たん(坦)性

ISO 19012-1:2007

  Optics and photonics−Designation of microscope objectives−

Part 1: Flatness of field/Plan

(I)JIS の規定

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容

箇 条 番 号
及び題名

内容

(II) 
国際規

格番号

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

(V)JIS と国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策

1  適 用 範

1 Scope

変更

ISO

規格の NOTE を規定とし

た。

技術的差異はない。

3  用 語 及
び定義

3.1  非点隔差 
3.2  プラン視野数 
3.3  対物レンズ視野

3.4  プラン視野比

3

3.1 tangential structured

object

3.2 tangential image surface 
3.3 sagittal structured object 
3.4 sagittal image surface

削除

JIS Z 8120

に 3.2 及び 3.4 と同

義の用語“メリジオナル像面”,
“サジタル像面”及びその関連

用語が定義されているため削
除した。

技術的差異はない。

4  要 求 事

4.1  プラン視野比

4

4.2 Definition of plan

objectives

4.3 Determination of plan

field number

変更

箇条のタイトル変更,削除,番

号変更を行った。 
4.1  プラン視野比 
像側焦点深度と物体側焦点深

度との関係の説明を追加した。

技術的差異はない。

 4.2

表示

4.1 4.1

Indication

変更

対応国際規格の“does not apply 
to objective lenses sold before 
the year 2010”を“2014 年以降
に販売するものに適用する”と

した。

国内メーカの対応期間などを考

慮した。

国際規格の視野数の表示例を
削除した。

技術的差異はない。

追加

“ な お , 表 示 記 号 は , JIS B 

7252

による”を追加した。

JIS B 7252

の表 1 との整合性を考

慮した。技術的差異はない。

4

B 715

8-

1


2

010


5

B 7158-1

:2010

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 19012-1:2007,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

5

B 715

8

-1


2

010