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B 7156

:2005

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本望遠鏡工業会(JTMA)/財団法

人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標

準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって JIS B 7156:1993 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 14135-1:2003,Optics and optical

instruments

−Specification for telescopic sights−Part 1:General-purpose instruments 及び ISO 14135-2:2003,

Optics and optical instruments

−Specification for telescopic sights−Part 2:High-performance instruments を基礎と

して用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 7156

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(参考)マウント取付部の推奨寸法

附属書 1(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


B 7156

:2005

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

2

4.

  分類

2

5.

  マウント取付部 

2

6.

  基本的要求事項 

2

7.

  試験

4

7.1

  試験環境 

4

7.2

  主な特性の試験方法

4

8.

  消費者情報 

4

8.1

  本体表示 

4

8.2

  製品情報 

4

附属書 A(参考)マウント取付部の推奨寸法 

7

附属書 1(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

8


日本工業規格

JIS

 B

7156

:2005

ライフルスコープ−特性

Telescopic sights

序文  この規格は,2003 年に第 1 版として発行された ISO 14135-1,Optics and optical instruments−

Specification for telescopic sights

−Part 1:General-purpose instruments 及び ISO 14135-2,Optics and optical

instruments

−Specification for telescopic sights−Part 2:High-performance instruments を翻訳し,技術的内容を変

更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書 1(参考)に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,射撃を目的とする空気銃,拳銃及びライフル銃に取り付けて使用するライフ

ルスコープ(以下,ライフルスコープという。

)の特性について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 14135-1:2003

,Optics and optical instruments−Specification for telescopic sights−Part 1:General

−purpose instruments (MOD)

ISO 14135-2:2003

,Optics and optical instruments−Specification for telescopic sights−Part 2:High−

performance instruments (MOD)

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その

最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 7157

  望遠鏡用語

備考  ISO 14132-1:2002,Optics and optical instruments−Vocabulary for telescopic systems−Part 1:

General terms

及び ISO 14132-3:2002,Optics and optical instruments−Vocabulary for telescopic

systems

−Part 3: Terms for telescopic sights からの引用事項は,この規格の該当事項と同等であ

る。

JIS B 7261

  望遠鏡試験方法−試験環境

備考 ISO 

10109-4:2001

,Optics and optical instruments−Environmental requirements−Part 4:Test

requirements for telescopic systems

がこの規格と一致している。

JIS B 7263-3

  望遠鏡試験方法−第 3 部:ライフルスコープ

備考  ISO 14490-3:2004,Optics and optical instruments−Test methods for telescopic systems−Part 3:


2

B 7156

:2005

Test methods for telescopic sights

が,この規格と一致している。

JIS Z 8120

  光学用語

ISO/DIS 14490-1:2002

  Optics and optical instruments−Test methods for telescopic systems−Part 1: Test

methods for basic characteristics

ISO/DIS 14490-5:2002

  Optics and optical instruments−Test methods for telescopic systems−Part 5: Test

methods for transmittance

ISO/DIS 14490-7:2002

  Optics and optical instruments−Test methods for telescopic systems−Part 7:

Assessment of the image quality

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 7157ISO/DIS 14490-1:2002,JIS B 7263-3 及び JIS 

Z 8120

による。

4. 

分類  ライフルスコープは,使用目的ごとに必要とする特性の程度に差があるため,用途別に次のよ

うに分類する。さらに,特性によって一般品(A)と高性能品(AA)とに区分する。

−  空気銃用

−  拳銃用

−  ライフル銃用

5. 

マウント取付部  ライフルスコープには,ライフルスコープを銃に固定するための別部材を取り付け

るための,マウント取付部が付いていなければならない。

通常,マウント取付部は,中央鏡筒であるが,中央鏡筒及び対物鏡筒の両者をマウント取付部とする製

品もある。

通常,中央鏡筒は,円筒形状であるが,底部に取付座を備えた形状の場合もある。

マウント取付部の略図を

図 示す。なお,推奨寸法は参考として附属書 に示す。

D

o

  対物鏡筒の直径

D

c

  中央鏡筒の直径

1

  対物鏡筒

2

  中央鏡筒

  1  マウント取付部(略図)

6. 

基本的要求事項  ライフルスコープの基本的要求事項は,7.の試験を行ったとき,表 及び表 によ

る。また,基本的要求事項は,ライフルスコープに関する重要な特性を必要最低限の値及び許容値で定義

する。さらに許容値は,測定値と公称値との最大偏差であり,公称値は製造業者又は販売業者が規定する

値とする。


3

B 7156

:2005

  1  各特性の必要最低限の値

特性

分類

一般品(A)

高性能品(AA)

射出ひとみ距離(mm)

空気銃用 
拳銃用

ライフル銃用

50

250

70

50

250

70

分解能(″)

(射出ひとみ≦4.5mm)

空気銃用

拳銃用 
ライフル銃用

中心

≦400/D(

1

)

中心

≦300/D(

1

)

分解能(″)

(射出ひとみ>4.5mm)

空気銃用

拳銃用 
ライフル銃用

≦2×60/Γ(

2

)

≦1.5×60/Γ 
≦1.5×60/Γ

≦2×60/Γ(

2

)

≦1.2×60/Γ 
≦1.0×60/Γ

視度調整範囲(m

-1

)

拳銃用又はライフル銃用 3

3

レチクル調整範囲(

3

)(

′)

拳銃用又はライフル銃用 30

30

透過率

空気銃用 
拳銃用 
ライフル銃用

レンズの全透過面には,反
射防止膜が施されていなけ
ればならない。

レンズの全透過面には,反
射防止膜が施されていなけ
ればならない。

(

1

)  D

は JIS B 7157 に従い,ミリメートル単位の入射ひとみ径とする。

(

2

)

Γは,JIS B 7157 にある倍率である。

(

3

上下弾着補正及び水平弾着補正について,それぞれの調整範囲。

  2  各特性の許容値

特性

分類

一般品(A)

高性能品(AA)

Γ≦3

Γ>3

ズーム

Γ≦3

Γ>3

ズーム

倍率

空気銃用 
拳銃用 
ライフル銃用

±10%

±5%

±10%

±5%

±3%

±5%

視野

空気銃用 
拳銃用 
ライフル銃用

±5%

±5%

±3%

±5%

空気銃用

±5%

±5%

入射ひとみ径(

4

)

拳銃用又はライフル銃用

±3%

±3%

Γ≦2

Γ>2

Γ≦2

Γ>2

視度のゼロ設定(

5

)(m

-1

)

空気銃用 
拳銃用 
ライフル銃用

なし

±0.5

なし

±0.25

Γ<6

Γ≧6

Γ<6

Γ≧6

空気銃用 6/Γ

なし 4/Γ

なし

拳銃用 4.5/Γ

なし 3/Γ

なし

レチクルの視差(

6

)(

′)

ライフル銃用 3/Γ 0.5 2/Γ 0.3

空気銃用

±1.5%

±1.0%

全視野に対するレチクル中
心(

7

)

拳銃用又はライフル銃用

±1.5%

±0.7%

レチクルの倒れ(°)

空気銃用 
拳銃用 
ライフル銃用

±2

±2

レチクル斜行(°)

拳銃用又はライフル銃用

±2

±2

一次像面のレチクル

なし

なし

ズ ー ミ ン グ に よ る 像 変 位

(

′)

二次像面のレチクル 2

1

(

4

ズーム式ライフルスコープの場合,最大倍率時の値とする。

(

5

)

ズーム式ライフルスコープの場合,ズーミングによる焦点偏位を含む。

(

6

)

物体空間の角度偏差。

(

7

)

視野中心との位置関係。


4

B 7156

:2005

7. 

試験

7.1 

試験環境  ライフルスコープの試験環境条件は,JIS B 7261 による。

7.2 

主な特性の試験方法  ライフルスコープの基本特性の試験方法は,ISO/DIS 14490-1:2002,ISO/DIS 

14490-5

及び ISO/DIS 14490-7 による。また,ライフルスコープ特有の光軸上視差,視差,射出ひとみ径距

離及びレチクル斜行の試験方法は,JIS B 7263-3 による。ただし,当事者間の協定によって,同等の方法

に従って試験を行ってもよい。

8. 

消費者情報

8.1 

本体表示  ライフルスコープの本体に表示する特性は,表 による。

  3  本体表示

一般品(A)

高性能品(AA)

特性

必す

推奨

必す

推奨

倍率又は倍率の範囲(

8

)

入射ひとみ径(

8

)

製造業者名又は登録商標

製品名及び規格番号

分類及び一般品(A)と高性能品(AA)との区分

原産地

製造番号

視度ゼロの位置

1

クリック当たりのレチクル調整量

弾着点の調整方向

(

8

)

例えば,6×42 又は 3-10×50 のように,倍率及び入射ひとみ径を組み合わせて表示する。

8.2 

製品情報  ライフルスコープの製品カタログ,取扱説明書及びその他の技術情報冊子に記載する特

性は,

表 による。

  4  製品情報

一般品(A)

高性能品(AA)

特性

必す

推奨

必す

推奨

倍率又は倍率の範囲

入射ひとみ径(mm)

製造業者名又は登録商標

製品名及び規格番号

原産地

分類及び一般品(A)と高性能品(AA)との区分

視野(100 m 当たりのメートル又は角度)

射出ひとみ径(mm)

分解能又は MTF

透過率

反射防止膜の単層複層

薄暮係数

射出ひとみ距離(mm)

レチクルの概略寸法

照準設定距離(メートル)


5

B 7156

:2005

  4  製品情報(続き)

一般品(A)

高性能品(AA)

特性

必す

推奨

必す

推奨

レチクルの調整範囲

1

クリック当たりのレチクル調整量

弾着点の調整方向

機械的寸法

質量

使用温度

保管温度

防水性


7

B 7156

:2005

附属書 A(参考)マウント取付部の推奨寸法

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

 A.1  マウント取付部の推奨寸法

寸法(

1

)

形状

D

C

D

O

許容値

分類

円筒形 19

mm

又は 22 mm

すべての製品の対物
鏡筒の寸法

±0.1 mm

空気銃用

円筒形 25.4

mm

又は 30 mm

すべての製品の対物
鏡筒の寸法

±0.1 mm

拳銃用

円筒形 25.4

mm

又は 30 mm

25.4  mm

,26 mm,30

mm

,36 mm

D

O

> 36 mm の 場 合

は,ミリメートル単位

の各整数値。

±0.1 mm

ライフル銃用

取付座付き(

図 A.1 

示す例を参照)

製造業者の仕様書 25.4

mm

,26 mm,30

mm

,36 mm

D

O

> 36 mm の 場 合

は,ミリメートル単位

の各整数値。

±0.1 mm

ライフル銃用

(

1

)  D

O

:対物鏡筒の直径。D

C

:中央鏡筒の直径。

単位  mm

 A.1  取付座付き中央鏡筒の例(断面図)


8

B 7156

:2005

附属書 1(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 7156

:2005  ライフルスコープ−特性

ISO 14135-1

:2003,望遠鏡−ライフルスコープの特性−第 1 部:一般品,

及び ISO 14135-2:2003,望遠鏡−ライフルスコープの特性−第 2 部:高性
能品

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差

異の項目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

1.

適用 範

一 般 品 及 び 高 性 能 品の ラ
イ フ ル ス コ ー プ の 特性 に
ついて規定。

ISO 

14135-1

ISO 

14135-2

1

ISO 14135-1

は一般品につ

いて,ISO 14135-2 は高性能
品についてそれぞれ規定。

MOD/

変更

二 つ の 国 際 規 格 を
一つの JIS とした。

ユーザの利便性を考え,一つの規格と
した。

2.

引用 規

JIS B 7157

JIS B 7261

JIS B 7263-3

JIS Z 8120

ISO/DIS 14490-1:2002

ISO/DIS 14490-5:2002

ISO/DIS 14490-7:2002

2

ISO 14132-1:2002

ISO 14132-3:2002

ISO 10109-4:2001

ISO/DIS 14490-1: 2002

ISO 14490-3: 2004

ISO/DIS 14490-5: 2002

ISO/DIS 14490-7: 2002

MOD/

変更

JIS

に,内容をより

分 り や す く す る た

め,JIS を追加。

理解を深めるもので,実質的な技術的
差異はない。

3.

定義

JIS B 7157

ISO/DIS14490-1:2002

JIS B 7263-3

JIS Z 8120 

3

ISO 14132-1

及 び

ISO 

14132-3

MOD/

追加

JIS

に,内容をより

分 り や す く す る た
め,関連規格を追加

理解を深めるもので,実質的な技術的
差異はない。

4.

分類

4

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

追加

規 格 の 構 成 上 追 加
する必要あり

5.

マウ ン

ト取付部

5

JIS

と同じ。

IDT

8

B 7156


2005


9

B 7156

:2005

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異の

項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項目ごとの
評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ) JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

6.

基本 的

要求事項

6

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

追加

試験方法と関連付け,
更に区分 A,AA を追

実質的な技術的差異なし

7.

試験

規定なし。

MOD/

追加

JIS

の内容をより分り

やすくするため,具体
的な試験方法 JIS  
追記。

ユーザーの利便性を考え,追記した。

8.

消費 者

情報

・特性を一つ追加。特性を

一つ変更。

・規格番号及び種類の区分

記号

7

JIS

とほぼ同じ。

MOD/

追加

・消費者に有効な情報

を具体的に規定。 

・次回国際規格の見直し時に提案を検

討。 

附属書 A

(参考)

附 属 書 A

(参考) 

JIS

と同じ。

IDT

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。 
    ―  MOD/追加………  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。 

9

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