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B 7106 : 1997

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS B 7106-1960 は改正され,この規格に置き換えられる。


日本工業規格

JIS

 B

7106

: 1997

写真レンズ−絞り目盛

Photographic lenses

−F−number marking

序文  この規格は,1996 年に第 2 版として発行された ISO 517 (Photography−Apertures and related properties

pertaining to photographic lenses

−Designations and measurements)  を元に,対応する部分については,技術的

内容を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,ISO 517 の規定は,日本工業規格では 3 分割し,JIS B 7094JIS B 7095 及び JIS B 7106 に規定して

いる。

1.

適用範囲  この規格は,写真レンズに表示する絞り目盛(以下,絞り目盛という。)及びその許容差に

ついて規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 517 : 1996

  Photography−Apertures and related properties pertaining to photographic lenses−

Desianations and measurements

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。この引用規格は,その最新版を適用する。

JIS B 7095

  写真レンズ−有効口径,F ナンバ及び口径比の測定方法

JIS Z 8120

  光学用語

3.

定義  この規格に用いる用語の定義は,JIS Z 8120 による。

4.

表示方法  表示方法は,次による。

a)

絞り目盛は,原則として写真レンズの F ナンバをもって表す。

b)

絞り目盛に使用する F ナンバの数列は,1 を通る公比

2

の等比数列(

表 

A

欄)によって,目盛

に表示する数字は,次のように略記する。

0.5, 0.7, 1

[又は

1.0

(

1

)

, 1.4, 2, 2.8, 4, 5.6, 8, 11, 16, 22, 32, 45, 64, 90, 128,

……

(

1

)

 1.0

のときは,目盛線と間違えないために特に

0

を付けるとよい。

c)

標準

F

ナンバの計算式

標準

F

ナンバ又は絞り値の数列は,次の式によって計算する。

2

2

m

F

ナンバ=

ここに,

m

=−2,  −1, 0, 1, 2,  ……(

m

は整数)

d)

最大口径比に相当する F ナンバは,

b)

の数列に含まれなくてもよいが,その場合にもこれに続く F ナ


2

B 7106 : 1997

ンバはこの数列による。

  1.9, 2, 2.8, 4, 5.6,

……

この場合,1.9 の目盛のところで混み合うおそれのあるときは,1.9, 2.8, 4, 5.6,  ……と目盛って

もよい。

e)

b)

及び

c)

に規定する絞り目盛を更に細分する必要がある場合には,原則として次の数列による F ナン

バの位置に適当な表示(例えば点,線,数字など)をする。

1)

  2

分割の場合には,

表 1

の B 欄による。

2)

  3

分割の場合には,

表 1

の C 欄による。

f)

絞り目盛を他の目盛と区別する必要のある場合には,f/の記号を表示し,その後に F ナンバの数字を

列記する。

表 1  を通る公比

2

2

4

及び

2

6

の等比数列

A

B

C

A

B

C

公比

2

公比

2

4

公比

2

6

公比

2

公比

2

4

公比

2

6

0.500

0.500

0.500

11.31

11.31

11.31

0.561

13.45 12.70

0.630

 14.25

0.707

0.707

0.707

16.00

16.00

16.00

0.794

19.03 17.96

0.891

 20.16

1.000

1.000

1.000

22.63

22.63

22.63

1.189 1.122

26.91 25.40

1.260

 28.51

1.414

1.414

1.414

32.00

32.00

32.00

1.682 1.587

38.05 35.92

1.782

 40.32

2.000

2.000

2.000

45.25

45.25

45.25

2.378 2.245

53.82 50.80

2.520

 57.02

2.828

2.828

2.828 64.00 64.00 64.00

3.364 3.175

76.11 71.84

3.564

 80.63

4.000 4.000 4.000

90.51

90.51

90.51

4.757 4.490

107.6 101.6

5.040

 114.0

5.657

5.657

5.657

128.0

128.0

128.0

6.727

6.350

 

7.127

 

8.000

8.000

8.000

9.514

8.980

 

10.08

 

5.

写真レンズの ナンバに対する許容差

  表示された F ナンバは,

表 2

に示す許容差の範囲で,真の値

と等しくなければならない。


3

B 7106 : 1997

表 2  測定された ナンバの許容差

表示された F ナンバ

許容差

(真の値に対するもの)

開放絞り

±5%

F5.6

未満

+12%

−11%

(±1/3 絞り)

F5.6

以上

+19%−16%

(±1/2 絞り)

開放絞りの値が標準系列の値から選ばれたならば,許容差は真の値に対して与えられねばならない。

例えば,F1.4 に対する許容差は,

)

414

.

1

(

2

=

に対する許容差である。

関連規格

JIS B 7094

  写真レンズー焦点距離の測定方法

JIS B 7106

  改正原案作成委員会構成表

氏名

所属

(委員会長)

一  色  真  幸

東京工芸大学工学部

(委員)

大  頭      仁

早稲田大学理工学部

久  保  走  一

東京工芸大学芸術学部

近  藤  英  樹

日本大学芸術学部

横  田  英  嗣

東海大学工学部

中  嶋      誠

通商産業省機械情報産業局

本  間      清

通商産業省工業技術院標準部

山  村  修  蔵

財団法人日本規格協会

青  野  康  廣

株式会社ニコン

菊  池  寿  郎

オリンパス光学工業株式会社

北  岸      望

キヤノン株式会社

工  藤  吉  信

ミノルタ株式会社

河  本  眞  介

旭光学工業株式会社

鈴  木  憲  章

元日本写真機工業会

池  田      稔

写真流通商社連合会

市  川  泰  憲

株式会社写真工業出版社

岩  本      啓

全日本写真材料商組合連合会

鎌  田      環

国民生活センター

古  川  哲  夫

財団法人日本消費者協会

松  下  百合子

社団法人日本写真協会

(事務局)

竹  田  尚  義

日本写真機工業会

(◎印は小委員会委員長,○印は小委員会委員を兼ねる。)