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B 7090 : 1999

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日

本工業規格である。


日本工業規格

JIS

 B

7090

 : 1999

光学及び光学機器−基準波長

Optics and optical instruments

−Reference wavelengths

序文  この規格は,1998 年に第 2 版として発行された ISO 7944, Optics and optical instruments−Reference

wavelengths

を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,光学材料,光学系及び光学機器,並びに眼用レンズの特性を記述するために

使用する二つの基準波長について規定する。

また,これに付随して,主分散及びアッベ数を定義する。

2.

基準波長,主分散及びアッベ数

2.1

一般的事項  基準波長は,水銀 e 線 546.07nm(2.2 参照)とヘリウム d 線 587.56nm(2.3 参照)とす

る。

眼光学関連分野以外は,基準波長として水銀 e 線を使用する。

基準波長に加えて,必要に応じて使用してもよい波長(推奨波長)は,

表 1,表 及び表 による。

備考1.  眼光学関連分野においても,将来はただ一つの基準波長を目標としている。

なお,国内の眼光学関連分野においては,基準波長として e 線の使用を推奨する。

2.

この規格におけるすべての波長は.

標準空気

[分光学的標準空気;炭酸ガス 0.03%を含む 15℃,

1

気圧  (=101.325kPa)  の乾燥空気]中における値である。

2.2

基準波長,水銀 線 546.07nm  基準波長,水銀 e 線(緑)546.07nm に対する屈折率 n

e

における主分

散は,n

F

n

c

である。

ここに,

n

F

:  カドミウム F

′線(青)に対する屈折率

n

c

:  カドミウム C

′線(赤)に対する屈折率

アッベ数 v

e

は,基準波長に対する屈折率と主分散とを用いて,次の式で定義する。

C

F

e

e

n

n

n

v

=

1

2.3

基準波長,ヘリウム 線 587.56nm  基準波長,ヘリウム

d

線(黄)

587.56nm

に対する屈折率

n

d

おける主分散は,

n

F

n

C

である。

ここに,

  n

F

水素

F

線(青)に対する屈折率

n

C

水素

C

線(赤)に対する屈折率

アッベ数

v

d

は,基準波長に対する屈折率と主分散とを用いて,次の式で定義する。

C

F

d

d

n

n

n

v

=

1


2

B 7090 : 1999

表 1  基準波長と可視光線領域及び紫外線領域における推奨波長

スペクトル線

水銀

i

(紫外)

水銀

h

(紫)

水銀

g

(青)

カドミウム

F

′線

(青)

水素

F

′線

(青)

水銀

e

(緑)

ヘリウム

d

(黄)

カドミ

ウム

C

′線

(赤)

水素

C

(赤)

ヘリウム

r

(赤)

元素 Hg

Hg

Hg

Cd

H

Hg

He

Cd

H

He

波長 nm 365.01(

1

) 404.66 435.83

479.99

486.13 546.07

587.56

643.85  656.27  706.52

基準波長 nm

− 546.07

587.56

基 準 波 長 に 対 す
る屈折率

n

e

n

d

(

1

)  3

重線のうち,この波長のスペクトル線を使うことが望ましい。

表 2  赤外線領域における推奨波長

元素 Rb

Cs

Hg

Hg  Hg Hg Hg Hg Hg

波長 nm 780.0 852.11(

1

) 1

013.98(

2

1 128.66 1 395.1 1 529.6 1 813.1 1 970.1  2 325.4

(

1

)

セシウム s 線

(

2

)

水銀 t 線

表 3  レーザーの推奨波長

励起媒質

He-Ne He-Ne Nd

:

YAG

波長 nm 543.5  632.8  1

064.1