>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 B

6547

-1991

ローラ乾燥機−試験及び検査方法

Roller dryer

−Test and inspection methods

1.

適用範囲  この規格は,ロールの長さ(

1

)2 750mm

以上 4 850mm 以下,段数 2 以上,加熱セクション(

2

)3

以上の単板用ローラ乾燥機の,構造,呼び寸法,機能試験,運転試験,精度検査及び工作精度検査方法に

ついて規定する。

(

1

)

加熱セクションのロールの長さをいう。

(

2

)

加熱セクションの長さは,原則として 1 600∼2 600mm とする。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS B 6521

  木材加工機械の騒音測定方法

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位は,従来単位によるものであって,参考とし

て併記したものである。

2.

構造  ローラ乾燥機の各部分は,熱による変形を考慮したうえで,それぞれ十分な剛性をもち,工作

精度に悪影響を及ぼさないものでなければならない。

3.

呼び寸法  ローラ乾燥機の呼び寸法は,ロールの長さ (mm) で表し,表 による。

表 1  呼び寸法

単位 mm

ロールの長さ

呼び寸法

寸法

許容差

2 750

2 750

±10

3 050

3 050

3 350

3 350

3 650

3 650

3 950

3 950

±20

4 250

4 250

4 550

4 550

4 750

4 750

4 850

4 850

±30

備考  ローラ乾燥機の呼び方は,名

称,呼び寸法,段数及び加熱

セクション数による。

  ローラ乾燥機 4 550×4×9

4.

機能試験方法  ローラ乾燥機の機能試験は,表 による。


2

B 6547-1991

表 2  機能試験

番号

試験項目

試験方法

 1

電気装置

運転試験の前後に,各 1 回絶縁状態を試験する。

 2

送り装置

機能の確実さ,円滑さ及び表示の正確さとを試験する。

 3

工作物の送り

機能の確実さ及び円滑さを試験する。

 4

送風装置

機能の円滑さを試験する。

 5

加熱装置

バルブ,トラップなどの機能の確実さを試験する。

 6

保温装置

機能の確実さ及び熱風漏れを試験する。

 7

吸気−排気装置  機能の円滑さを試験する。

 8

安全装置

作業者に対する安全機能と機械防護機能の確実さとを試験す
る。

 9

潤滑装置

機能の円滑さと確実さとを試験する。

10

附属装置

機能の確実さを試験する。

備考  その機能をもたないローラ乾燥機では,表 中のこれに該当する試験項目を省略す

る。

5.

運転試験方法  機内が使用温度(

3

)

に達した後,使用送り速度(

3

)

で所要電力及び騒音を測定し,

表 

録様式 に規定する各項について記録するとともに,異常振動を感触によって観察する。

なお,騒音の測定は,JIS B 6521 による。

(

3

)

使用温度及び使用送り速度は,受渡当事者間の協議によって決定する。

表 3  記録様式 1

送風機

加熱装置

所要電力

加熱

冷却

蒸気

その他

電流 A

測定

時刻

使用

温度

使用

送り

速度

加熱セ

クショ

ン温度

(

4

)

電圧

入力

騒音

A

特性

室温

番号

時分  ℃ m/s

風量

m

3

/

min

風圧

Pa

mm

Aq

軸受

温度

風量

m

3

/

min

風圧

Pa

mm

Aq

軸受

温度

圧力

Mpa

kgf/

cm

2

使用

kg/

h

燃料

使用

排気

孔開

左 右

V

搬送

装置

加熱

送風

冷却

送風

kW dB

記事

(

4

)

加熱セクション温度の測定位置は,ロールの端面から約300mm 内側とする。

備考  騒音測定条件については,記事欄に記録する。

6.

精度検査方法  ローラ乾燥機の精度検査は,表 による。


3

B 6547-1991

表 4  精度検査

単位 mm

番号

検査項目

測定方法

測定方法図

許容値

1

ロ ー ル の 長 さ
の相互差

各ロールに鋼製巻尺を平行に当てて,
ロールの長さを測定し,読みの最大差
を測定値とする。

3

ロールの長さ

3 350

以下

3 350

を越え

るもの

2

ロールの振れ

両端を図のように支持したロールにテ

ストインジケータを当てて,ロールを
手動回転させ,回転中のテストインジ
ケータの読みの最大差を測定値とす

る。 
この場合,少なくともロールの中央及
び両端の 3 か所で測定する。

1.0 1.5

3

各 段 の 下 ロ ー
ルの平面度

任意の 6 本以上の下ロール上に直定規
を送り方向に当てて,ロールと直定規

とのすきまをすきまゲージによって測
定する。この測定は,各下ロールの両
端付近で行い,その最大値を測定値と

する。

1.5 2.0

ロール

隣接するロール軸両端の間隔をノギス

で測定し,読みの差の最大値を測定値
とする(

5

)

1

ロ ー ル 軸 の 間
隔について

3

4

ロール

軸の平
行度

セクシ
ョン間

任意のセクションの中央付近と隣りの
セクションの中央付近のロール軸の間
隔及び対角長さを鋼製巻尺で測定し,

それぞれの読みの差を測定値とする

(

5

)

対 角 長 さ に つ
いて

5

(

5

)

この測定は,ロール軸を送り方向に寄せて行う。

備考  最大差とは,指定された測定方法によって得た最大値と最小値との差をいう。


4

B 6547-1991

7.

工作精度検査方法  ローラ乾燥機の工作精度検査は,表 による。

表 5  工作精度検査

番号

検査項目

測定方法

許容値

1

仕 上 が り 含
水 率 の ば ら

つき

単板(

6

)

を各段(

7

)

の中央及び両端の各位置に置いてそれぞれ 10 枚以上乾燥し,2 時間放

置後に単板の対角線上の中央及び両端の 3 点の含水率を測定し,その総平均値に対す

る各位置ごとの平均値の最大と最小との差の比で表す。

 0.25

2

割れ

品質中位の単板(

6

)

を各段(

7

)10

枚以上乾燥し,乾燥前と乾燥後の割れの総長さの比で表

す。

1.5

(

6

)

試験単板は,同一樹種で類似条件の約1×2m の表板とし,割れの検査では補強しないものとする。

(

7

)  3

段以上のローラ乾燥機では,上下段及び中央部の 1 段とする。

備考  試験単板は,正常な稼動状態において挿入する。

改正原案作成委員会構成委員名簿(順不同,敬称略)

氏名

所属

(委員長)

林      大九郎

東京農業大学農学部

田  辺  俊  彦

通商産業省機械情報産業局

山  崎  宗  重

工業技術院標準部

木  下  敍  幸

林野庁農林業試験場

高  橋      久

日本合板組合連合会

望  月  善  治

野田合板株式会社資材部

佐  藤  孟  志

西北ベニヤ工業株式会社

桜  井      昭

開成産業株式会社

谷  尻  正  三

株式会社中国機械製作所

大  友  静  正

株式会社ウロコ製作所

竹  田  正  義

株式会社太平製作所合板産業機械事業部

正  木  康  雄

南機械株式会社

村  上      勝

社団法人全国木工機械工業会

(事務局)

佐久間  章  雄

社団法人全国木工機械工業会