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B 6163 : 1998

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS B 6163-1974 は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正では,日本工業規格と国際規格との整合化を目的とし,国際規格を採用することによって,

改正を行った。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,公開出願後の特許出願,実用新案権,又は公開出願後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,公開出願後の特許出願,実用新案権,又は公開出願後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 6163

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(規定)  モールステーパスリーブ及びモールステーパシャンクソケット−形状・寸法(イ

ンチ系)

附属書 2(参考)  モールステーパスリーブ及びモールステーパシャンクソケットの材料,品質,試

験方法及び表示


日本工業規格

JIS

 B

6163

 :

1998

モールステーパスリーブ及び

モールステーパシャンクソケット

−形状・寸法

Reduction sleeves and extension sockets for

tools with Morse taper shanks

−Dimensions

序文  この規格は,1974 年に第 1 版として発行された ISO 238, Reduction sleeves and extension sockets for

tools with Morse taper shanks

を元に,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格である。

  なお,

附属書 1(規定)には,原国際規格で規定しているモールステーパスリーブ及びモールステーパ

シャンクソケットの形状・寸法のうち,インチ系のものをメートル換算して規定した。

1.

適用範囲  この規格は,モールステーパスリーブ(以下,スリーブという。)及びモールステーパシャ

ンクソケット(以下,ソケットという。

)の形状・寸法について規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 238 : 1974

  Reduction sleeves and extension sockets for tools with Morse taper shanks

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。この引用規格は,その最新版を適用する。

JIS B 4003

  モールステーパ部をもつシャンク及びソケット−形状・寸法

備考  ISO 296 : 1991, Machine tools−Self-holding tapers for tool shanks は,この規格と同等である。

3.

形状・寸法  スリーブ及びソケットの寸法は,表 及び表 による。

4.

製品の呼び方  スリーブ及びソケットの呼び方は,名称及びモールス外側テーパ×内側テーパによる。

例  モールステーパスリーブ  MT4×2

モールステーパシャンクソケット MT4×2


2

B 6163 : 1998

表 1  モールステーパスリーブ

単位 mm

外側テーパ

内側テーパ

モールス

テーパ番号

d

l

a

1

モールス

テーパ番号

d

1

2 17.780 92 17

1 12.065

3 23.825 99  5

1 12.065

  112 18

2 17.780

4 31.267

124  6.5  (1) 12.065

    2

17.780

140

22.5

3

23.825

5 44.399

156  6.5  (1) 12.065

  

(2)

17.780

    3

23.825

171

21.5

4

31.267

6 63.348

218  8

(1) 12.065

  

(2)

17.780

    3

23.825

    4

31.267

    5

44.399

備考1.  内側モールステーパ番号のうち,括弧を付けたものは,なるべく用いない。

2.

モールステーパ部は,JIS B 4003 による。


3

B 6163 : 1998

表 2  モールステーパシャンクソケット

単位 mm

外側テーパ

内側テーパ

モールス

テーパ番号

d

l

a

1

モールス

テーパ番号

d

1

d

2

l

2

1 12.065 69  7

1 12.065 20  145

(2)

17.780

30

160

2 17.780 84  9

1 12.065 20  160

    2

17.780

30

175

(3)

23.825

36

196

3 23.825 99  5

1 12.065 20  175

103

9 2

17.780

30

194

    3

23.825

36

215

(4)

31.267

48

240

4 31.267

124  6.5  (1) 12.065 20  200

    2

17.780

30

215

  128 10.5  3 23.825 36  240

    4

31.267

48

265

(5)

44.399

63

300

5 44.399

156  6.5  (1) 12.065 20  232

(2)

17.780

30

247

    3

23.825

36

268

  163 13.5  4 31.267 48  300

    5

44.399

63

335

6 63.348

218  8

(1) 12.065 20  294

(2)

17.780

30

309

(3)

23.825

36

330

    4

31.267

48

355

    5

44.399

63

390

備考1.  内側モールステーパ番号のうち,括弧を付けたものは,なるべく用いない。

2.

モールステーパ部は,JIS B 4003 による。


4

B 6163 : 1998

附属書 1(規定)  モールステーパスリーブ及びモールステーパシャンク 

ソケット−形状・寸法(インチ系)

1.

適用範囲  この附属書は,モールステーパスリーブ(以下,スリーブという。)及びモールステーパシ

ャンクソケット(以下,ソケットという。

)のインチ系寸法について規定する。

備考  原国際規格はインチで規定しているが,この附属書では 1in=25.4mm で換算して規定した。

2.

形状・寸法  スリーブ及びソケットのインチ系寸法は,附属書 表 及び附属書 表 による。

附属書 表 1  モールステーパスリーブ(インチ系)

単位 mm

外側テーパ

内側テーパ

モールス

テーパ番号

d

l

a

1

モールス

テーパ番号

d

1

2 17.78  92.075

17.463  1  12.065

3 23.825 98.425

4.763  1  12.065

  111.125

17.463

2

17.78

4  31.267 123.825 6.35

(1)

12.065

    2

17.78

  139.7

22.225

3

23.825

5  44.399 155.575 6.35

(1)

12.065

    (2)

17.78

    3

23.825

  171.45

21.431

4

31.267

6  63.348 217.488 7.938  (1)

12.065

  

(2)

17.78

    3

23.825

    4

31.267

    5

44.399

備考1.  内側モールステーパ番号のうち,括弧を付けたものは,なるべく用いない。

2.

モールステーパ部は,JIS B 4003 による。


5

B 6163 : 1998

附属書 表 2  モールステーパシャンクソケット(インチ系)

単位 mm

外側テーパ

内側テーパ

モールス

テーパ番号

d

l

a

1

モールス

テーパ番号

d

1

d

2

l

2

1 12.065

69.85

7.144 1  12.065

19.990

146.05

     (2)

17.78

29.997

161.925

2 17.78

85.725

8.731 1  12.065

19.990

161.925

      2

17.78

29.997

174.625

     (3)

23.825

35.992

196.85

3 23.825

98.425

4.763 1  12.065

19.990

174.625

104.775

8.731

2

17.78

29.997

193.675

      3

23.825

35.992

215.9

     (4)

31.267

48.006

238.125

4

31.267 123.825 6.35

(1)

12.065 19.990

200.025

      2

17.78

29.997

215.9

127

10.319

3

23.825

35.992

238.125

      4

31.267

48.006

266.7

     (5)

44.399

62.992

301.625

5

44.399 155.575 6.35

(1)

12.065 19.990

231.775

     (2)

17.78

29.997

247.65

      3

23.825

35.992

269.875

161.925 13.494

4

31.267  48.006 301.625

      5

44.399

62.992

336.55

6

63.348 217.488 7.938  (1)

12.065 19.990

295.275

     (2)

17.78

29.997

307.975

     (3)

23.825

35.992

330.2

      4

31.267

48.006

355.6

      5

44.399

62.992

390.525

備考1.  内側モールステーパ番号のうち,括弧を付けたものは,なるべく用いない。

2.

モールステーパ部は,JIS B 4003 による。


6

B 6163 : 1998

附属書 2(参考)  モールステーパスリーブ及びモールステーパシャンク 

ソケットの材料,品質,試験方法及び表示

序文  この附属書 2(参考)は,従来の JIS に規定されていた項目のうち,対応国際規格に規定されてい

ない項目についてまとめて記述するものであって,規定の一部ではない。

1.

材料  スリーブ及びソケットの材料は,JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)に規定する S45C, JIS G 

4105

(クロムモリブデン鋼鋼材)に規定する SCM435 及び SCM415 又はこれらと同等以上の性能をもつも

のとする。

2.

品質

2.1

外観  スリーブ及びソケットの外観は,割れがなく使用上有害な地きず,まくれ,さびなどの欠点

がなく,仕上げは良好でなければならない。

2.2

表面粗さ  モールステーパ部の表面粗さは,JIS B 0601(表面粗さ−定義及び表示)に規定する 3.2

µmR

y

以下とする。

2.3

硬さ  硬さは,35HRC 以上とする。

2.4

振れ  外側モールステーパに対する内側モールステーパ軸心の振れは,スリーブについては 0.03mm,

ソケットについては 0.04mm 以下とする。

2.5

モールステーパ部の当たり  モールステーパ部の当たりは,75%以上とする。

3.

試験方法

3.1

表面粗さ  表面粗さは,JIS B 0659(比較用表面粗さ標準片)に規定する標準片と比較測定する。

3.2

硬さ  硬さは,JIS B 7726(ロックウェル硬さ試験−試験機検証)に規定する試験機を用いて,JIS Z 

2245

(ロックウェル硬さ試験方法)による試験方法によって測定する。

3.3

振れ  モールステーパ軸心の振れは,テーパゲージ(

1

)

,テストバー(

2

)

を使用して

附属書 図 の位

置にダイヤルゲージ(

2

)

を当て,スリーブ又はソケットを回転させて測り,読みの最大差を測定する。

(

1

)

テーパゲージは,JIS B 3301(モールステーパゲージ)に規定するゲージによる。

(

2

)

テストバー及びダイヤルゲージの精度は,JIS B 6191(工作機械−静的精度試験方法及び工作精

度試験方法通則)による。


7

B 6163 : 1998

附属書 図 1

3.4

モールステーパ部の当たり測定  モールステーパ部の当たりは,モールステーパ面の母線に沿って

鉛丹又はプルツシャンブルーを薄く塗り,JIS B 3301 に規定するモールステーパゲージに挿入し,軽く押

し付けながら静かに約 30 ゚回して測定する。

4.

表示  製品には,外周部の適当な位置に次の事項を表示する。

a)

呼び(

3

)

b)

製造業者名又はその略号

(

3

)

呼びは,MT 外側モールステーパ番号×内側モールステーパ番号による。

JIS B 6163

(モールステーパスリーブ及びモールステーパシャンクソケット−形状・寸法)

改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

堤      正  臣

東京農工大学

(委員)

清  水  伸  二

上智大学

青  山  藤詞郎

慶應義塾大学

中  嶋      誠

通商産業省機械情報産業局

本  間      清

工業技術院標準部

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会

羽  山  隆  貫

日立ツール株式会社

西  垣  吉麻呂

日本工具工業会

平  野  光  男

日産自動車株式会社

横  山      茂

日立精機株式会社

辻      正  年

株式会社静岡鉄工所

八  賀  聰  一

社団法人日本工作機械工業会

三  角      進

株式会社日研工作所

小  坂      登

大昭和精機株式会社

石  川      均

エヌティーツール株式会社

杉  矢  健  一

黒田精工株式会社

堀      隆  郎

株式会社 MST コーポレーション

安  武  昭  彦

社団法人日本工作機器工業会

(事務局)

堺      弘  司

社団法人日本工作機器工業会