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B 6161 : 1998

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS B 6161-1969 は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正では,日本工業規格と国際規格との整合化を目的とし,国際規格を採用するとともに,一部

従来の規定を追加することによって,改正を行った。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 6161

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(規定)  ブラウンアンドシャープテーパシャンクセンタ

附属書 2(参考)  センタの等級,材料,品質及び振れの測定方法


日本工業規格

JIS

 B

6161

 : 1998

工作機械−旋盤センタ−形状・寸法

Machine tools-Lathe centres

−Sizes for interchangeability

序文  この規格は,1973 年に第 1 版として発行された ISO 298, Machine tools−Lathe centres−Sizes for

interchangeability

を元に,対応する部分(製品の呼び方及び形状・寸法)については対応国際規格の技術的

内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定内容を

日本工業規格として追加している。また,

附属書 1(規定)には,原国際規格で規定しているインチ系の

ブラウンアンドシャープテーパシャンクをもつセンタの形状・寸法をメートル換算して規定した。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,旋盤センタ(以下,センタという。)の形状・寸法について規定する。

備考1.  旋盤以外の工作機械にも使用できる。

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 298 : 1973 Machine tools

−Lathe centres−Sizes for interchangeability

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。

JIS B 0401-2

  寸法公差及びはめあいの方式−第 2 部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の表

JIS B 0614

  円すい公差方式

備考  ISO 1947 : 1973, System of cone tolerances for conical workpieces from C=1 : 3 to 1 : 500 and

lengths from 6 to 630mm

は,この規格と同等である。

JIS B 4003

  モールステーパ部をもつシャンク及びソケット−形状・寸法

備考  ISO 296 : 1974, Machine tools-Self-holding tapers for tool shanks のモールステーパについての規

定は,この規格と同等である。

3.

製品の呼び方  センタの呼び方は,テーパ番号,テーパ種類及び先端角度(

1

)

によって,次のように構

成する。

(

1

)

先端角度60°については省略する。

1.  4番モールスセンタ

2. 80番メトリック75°センタ

3. 100番メトリック90°センタ

4.

形状・寸法  センタの形状及び寸法は,表 による。


2

B 6161 : 1998

表 1  センタ

参考  ハーフセンタ 

単位 mm

D

1

(

3

)

参考

L

a

l

2

l

3

l

4

h

1

r

テーパの

種類

テーパ

番号

テーパ

D

l

1

最大  基準寸法

公差

h9

基準寸法 公差

4 1

:

20

=0.05

4 23  4.1 0

−0.03

33

±1 2 25  8  −

メトリック

5

%テーパ

6 1

:

20

=0.05

6 32  6.2 0

−0.036

47

2.5

34.5

12.5

モールス

テーパ

0 1

:

19.212

=0.052 05

9.045 50

9.2

0

−0.036

72

±1 3 53 19  16 1  2.5

 1

:

20.047

=0.049 88

12.065 53.5  12.2

0

−0.043

82

3.5

57 25  22 1.5

2.5

 2

:

20.02

=0.049 95

17.78 64

18.0  0

−0.052

100

±1.5

5 69 31  30 2  4

 3

:

19.922

=0.050 2

23.825 81

24.1

125

5  86  39

38  3

4

 4

:

19.254

=0.051 94

31.267 102.5

31.6

0

−0.062

155

±2 6.5 109 46  50 5  6

 5

:

19.002

=0.052 63

44.399 129.5

44.7

200

6.5

136

64

63

7

6

 6

:

19.18

=0.052 14

63.348 182

63.8

0

−0.074

270

8

190 80  79

10 10

メトリック

5

%テーパ

80 1

:

20

=0.05

80 196  80.4 0

−0.087

315

±2 8 204

101

 100

:

20

=0.05

100 232 100.5

360

±3 10 242 118


3

B 6161 : 1998

(

2

)

先端角度は,特に重い工作物の場合は必要に応じて,75゚又は90゚を適用し,それぞれの先端角度の公
差は,負であってはならない。

(

3

)  D

1

の公差は,JIS B 0401-2 の h9 による。

備考1.  モールステーパシャンク部は,JIS B 4003に規定するねじ付きシャンクと同等である。ただし,ね

じは設けない。

2.

テーパシャンク部の角度公差は,

AT5

0

JIS B 0614

のテーパ角度公差の等級 AT5)

,又はテーパシャ

ンクとテーパゲージとの当たりを,75%以上とする。


4

B 6161 : 1998

附属書 1(規定)  ブラウンアンドシャープテーパシャンクセンタ

1.

適用範囲  この附属書は,ブラウンアンドシャープテーパシャンクをもつセンタについて規定する。

なお,この附属書で規定する以外の事項は,本体による。

備考  原国際規格はインチで規定しているが,この附属書では 1in=25.4mm で換算して規定した。

2.

形状・寸法  ブラウンアンドシャープテーパシャンクをもつセンタの形状・寸法は,附属書 表 

よる。

附属書 表 1  ブラウンアンドシャープテーパシャンクセンタ

単位 mm

テーパの種類

テーパ

D

D

1

(

1

)

テーパ

番号

l

1

最大

基準寸法

公差

h9

ブラウンアンド 
シャープ

1 1

:

23.906

=0.041 83

6.071

23.8 6.172  0

−0.036

 2

:

23.906

=0.041 83

7.595

30.2 7.696  0

−0.036

 3

:

23.906

=0.041 83

9.525

38.1 9.627  0

−0.036

(

1

)  D

1

の公差は,JIS B 0401-2の h9による。

(

2

)

先端角度は,特に重い工作物の場合は必要に応じて,75°又は 90°を
適用し,それぞれの先端角度の公差は,負であってはならない。


5

B 6161 : 1998

附属書 2(参考)  センタの等級,材料,品質及び振れの測定方法

序文  この附属書 2(参考)は,従来の JIS に規定されていた,センタの等級,材料,品質及び振れの測

定方法について他のものと比較するものであって,規定の一部ではない。

1.

等級,材料及び品質  センタの等級,材料及び品質を附属書 表 に示す。

附属書 表 1  センタの等級,材料及び品質

項目

等級

A

B

先端の振れ 0.005mm

0.015mm

表面粗さ 1.6

µmR

y

 3.2

µmR

y

硬度 
(平行部において)

55

∼63HRC

材料

JIS G 4401

(炭素工具鋼鋼材)の SK5∼7,JIS G 4404(合金工具

鋼鋼材)の SKS2 又は同等以上の性能をもつもの。

2.

振れの測定方法  センタの振れの測定方法を,附属書 図 に示す。

参考  JIS B 7503  ダイヤルゲージ

附属書 図 1  センタの振れの測定方法


6

B 6161 : 1998

JIS B 6161

(工作機械−施盤センタ−形状・寸法)改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

堤      正  臣

東京農工大学

(委員)

中  嶋      誠

通商産業省機械情報産業局

本  間      清

工業技術院標準部

橋  本  繁  晴

財団法人日本規格協会

柏      正  博

株式会社池貝

近  藤  耕  司

オークマ株式会社

山  本  吉  規

株式会社テクノワシノ

皆  川  哲  治

株式会社ツガミ

櫛  田  敏  男

二村機器株式会社

中  村  晋  哉

日本精工株式会社

中  根      徹

株式会社三洋製作所

林      敏  信

株式会社田倉工具製作所

安  武  昭  彦

社団法人日本工作機器工業会

(事務局)

堺      弘  司

社団法人日本工作機器工業会