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B 5121

:2003

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本金型

工業会(JDMA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの

申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 5121:1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 8693:1998,Tools for moulding−Flat

ejector pins

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,

このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登

録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 5121

:2003 には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


B 5121

:2003

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  種類及び記号 

1

3.

  材料及び硬さ 

1

4.

  形状及び寸法 

2

5.

  表示

5

5.1

  AJ 形の場合 

5

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表 

6


日本工業規格

JIS

 B

5121

:2003

モールド用段付き平エジェクタピン

Flat ejector pins for moulds

序文  この規格は,1998 に第 2 版として発行された ISO 8693:1998,Tools for moulding−Flat ejector pins を

元に,対応する部分(形状・寸法,材料・硬さ及び表示)については対応国際規格を翻訳し,技術的内容

を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定内容を日本

工業規格として追加している。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,主にダイカスト金型,プラスチック用金型などのモールド型に用いられる段

付き平エジェクタピンについて規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を示す記号は,ISO/IEG Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 8693

:1998,Tools for moulding−Flat ejector pins(MOD)

2.

種類及び記号  モールド用段付き平エジェクタピンの種類及び記号は,表 のとおり区分する。

表 1  種類及び記号

種類

記号

A1

形 A1

A2

形 A2

AJ

形 AJ

3.

材料及び硬さ  モールド用段付き平エジェクタピンの材料及び硬さは,表 の値とする。

表 2  材料及び硬さ

硬さ(

1

)

種類

材料

しゅう動部

つば部

A1

熱間工具鋼

表面硬化層(

2

)

950 HV

(深さ 0.3 mm)

A2

冷間合金工具鋼 950

HV

(深さ 0.3 mm)

45

±5 HRC

(熱間鍛造)

AJ

高速度工具鋼 SKH51
又は同等の性能をも
つもの

60

±2 HRC

硬さは受渡当事者
間の協定とする。

注(

1

)

硬さの測定範囲は製造業者の一任とする。

(

2

)

材料強さは,1 400 MPa(近似値:硬さ 43 HRC)以上とする。


2

B 5121

:2003

4.

形状及び寸法

4.1 A1

形の形状及び寸法は,

表 による。

表 3  寸法及び形状(A1 形)

注(

3

)

この位置の一定範囲は,表面粗さ及び直径 の寸法公差に規定値を適用しない。

単位  mm

L

63 80

100

125

160

200

250

315  400

L

1

寸法

許容差

 (h11)

D

1

T

(

4

) 

W

(

4

) 

32

40

50 63 80 100

125

160

200

H

R

0.8

4 3.5

4.2

1

3.8

3 0.3

4 3.5

4.2

8

1.2

3.8

1

5 10

1.2

4.5

1.5

6

0

−0.075

*12

2

5.5

1.5

8 14

2

7.5

1.5

 

10

0

−0.090

16

2

9.5

5 0.5

2

 

12 18

2.5

11.5

2

 

16

0

−0.110

*22

2.5

15.5

7 0.8

注(

4

)

この寸法の許容差は,P

1

から P

2

の長さが 100 mm 以下のものに適用し,100 mm を超える場合の許容差は,(L

L

1

) /100

を乗じた値とする。また,寸法公差範囲で P

2

の位置が最大値とする。


3

B 5121

:2003

4.2 A2

形の形状及び寸法は,

表 による。

表 4  寸法及び形状(A2 形)

注(

5

)

この位置の一定範囲は,表面粗さ及び直径 の寸法公差に規定値を適用しない。

単位  mm

63

80

100 125 160 200 250 315

L

1

寸法

許容差

(h11)

D

1

T

(

6

)

W

(

6

)

32 40

50

63

80

100  125  160

H

R

0.8

4 3.5

4.2

1

3.8

0.3

4 3.5

4.2

8

1.2

3.8

1

5 10

1.2

4.5

3

1.5

6

0

−0.075

12

2

5.5

1.5

8 14

2

7.5

1.5

10

0

−0.090

16

2

9.5

5

0.5

2

12

0

−0.110

18

2.5

11.5

7 0.8

注(

6

)

この寸法の許容差は,P

1

から P

2

の長さが 100 mm 以下のものに適用し,100 mm を超える場合の許容差は,(L

L

1

) /100

を乗じた値とする。また,寸法公差範囲で P

2

の位置が最大値とする。


4

B 5121

:2003

4.3 AJ

形の形状及び寸法は,

表 による。

表 5  寸法及び形状(AJ 形)

注(

7

)

この位置の一定範囲は,表面粗さ及び直径 の寸法公差に規定値を適用しない。

単位  mm

L

100 125 150 200 250 300

L

1

呼び寸法

D

D

1

T

(

8

)

W

(

8

)

50 60 75 100

125

150

H

0.3

×1 0.3

0.4

×1 0.4

1

0.4

×1.2 0.4

0.5

×1.2 0.5

1.2

0.4

×1.5 0.4

0.5

×1.5

2 4

0.5

1.5

0.5

×2 0.5

0.6

×2

3 6

0.6

2

4

0.6

×3 0.6

0.8

×3

4 8

0.8

3

0.8

×4 0.8

1

×4

5 9

1

4

1

×5 1

1.2

×5

6 10

1.2

5

6

1.2

×6 1.2

1.5

×6

7 11

1.5

6

1.5

×8 1.5

2

×8

10 15

2

8

2

×10 2

2.5

×10

*12 17

2.5

10

8

注(

8

)

この寸法の許容差は,P

1

から P

2

の長さが 100 mm 以下のものに適用し,100 mm を超える場合の許容

差は,  (LL

1

) /100

を乗じた値とする。また,寸法許容差範囲で P

2

の位置が最大値とする。


5

B 5121

:2003

5.

表示  モールド用段付き平エジェクタピンの表示は,次による。

a)

AJ

形の場合

a)

規格名称

b)

規格番号

c)

種類又はその記号

d)

厚さ  (T)  

e)

幅  (W)  

f)

長さ  (L)  

g)

材料記号

例  モールド用段付き平エジェクタピン  JIS B 5121  AJ  0.8×4×150  SKH51


1

B 5121

:2003

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 5121

:2003  モールド用段付き平エジェクタピン

ISO 8693

:1998  モールド用平エジェクタピン

(I) JIS

の規定 (III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線又は実線の側線

項目番号

内容

(II)

国 際 規

格番号

項目番号

内容

項目ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)  JIS

と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

1.

適用範囲

ダイカスト金型,プラ
スチック用金型 など

のモールド型に 用い
られる段付き平 エジ
ェクタピンを規定。

 1.

適用範囲

圧縮成形型,射出成形
型,ダイカスト型に用

いられる段付き平エジ
ェクタピンを規定。

IDT

2.

種類及び記

材料及び寸法公 差に
よって A1 形,A2 形,

AJ

形に分けて規定。

なし MOD/追加

種類の区分を明確にし,そ
の記号を決めた。

用途別に寸法許容差が異なるために,

1

形(ISO 形)と 2 形(JIS 形)に分

類した。また,使用上の混乱を避ける
ため,当面 JIS の併記とし,将来は国
際規格への提案を含めて一本化する

予定。

3.

材料及び硬

種類別に材料と 硬さ

を規定。

 2.

材 料 及 び

硬さ

材料は,熱間工具鋼又

は冷間合金工具鋼。硬
さは材料別に数値を規
定。

MOD/

追加

JIS

で追加された種類の材

料を追加規定した。

使用上混乱するおそれがあるため,当

面 JIS の併記とし,将来は国際規格へ
の提案を含めて一本化する予定。

4.

形状及び寸

種類に対応した 呼び
寸法,基準寸法,許容
差などを規定。

 3.

寸法

呼び寸法,基準寸法,
許容差などを規定。

MOD/

追加

追加された種類の寸法・形
状を追加規定した。

用途別に寸法許容差が異なるために,

1

形(ISO 形)と 2 形(JIS 形)に分

類した。また,使用上の混乱を避ける

ため,当面 JIS の併記とし,将来は国
際規格への提案を含めて一本化する
予定。

6

B 5121

2003


2

B 5121

:2003

(I) JIS

の規定 (III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異の項

目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体 
  表示方法:点線の下線又は実線の側線

項目番号

内容

(II)

国 際 規

格番号

項目番号

内容

項目ごと

の評価

技術的差異の内容

(V)  JIS

と国際規格との技術的差異の

理由及び今後の対策

5.

表示

規格名称,番号,種類,

呼び寸法,材質 を規
定。

 4.

表示

規格名称,番号,呼び

寸法,材質を規定。

IDT

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.

項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

                      −  IDT…………… 技術的差異がない。 
                      −  MOD/追加…… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.

  JISと国際規格との対応程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

                      −  MOD…………  国際規格を修正している。

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B 5121

2003