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B 5119

:2003

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本金型

工業会(JDMA)/財団法人日本規格協会(JSA)  から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの

申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 5119:1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 8406:2001,Tools for moulding−

Mould bases

−Round locating elements and spacers を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,

このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登

録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 5119

:2003 には,次に示す附属書がある。

附属書 1(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


B 5119

:2003

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  種類及び記号

1

3.

  材料及び硬さ

3

4.

  形状・寸法

3

5.

  表示

3

附属書 1(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

10

 


日本工業規格

JIS

 B

5119

:2003

モールド用位置決め部品

Round locating elements and spacers for moulds

序文  この規格は,2001 に第 2 版として発行された ISO 8406:2001,Tools for moulding−Mould bases−Round

locating elements and spacers

を元に,対応する部分(ISO の形状及び寸法)については対応国際規格を翻訳

し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない

規定項目及び規定内容を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。変更の一覧表をその

説明を付けて,

附属書 1(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,主にプラスチック用金型,ダイカスト用金型,ゴム用金型などのモールド金

型に用いるテーパピン形状の位置決め部品,及びそれに組み合わせて使うスペーサについて規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 8406:2001

,Tools for moulding−Mould bases−Round locating elements and spacers (MOD)

2.

種類及び記号  モールド用位置決め部品の種類及び記号は,表 による。

  1  種類及び記号

用途

種類

記号

A

A

テーパピン形状の

位置決め部品

AJ

AJ

B

B

BJ1

BJ1

BJ2

BJ2

スペーサ

BJ3

BJ3

モールド用位置決め部品の適用例を

図 及び図 に示す。

 
 
 


2

B 5119

:2003

                      断面図                                        平面図

  1  モールド用位置決め部品の適用例

  2  モールド用位置決め部品の使用例

注(

1

)

テーパピン形状の位置決め部品

(

2

)

スペーサ


3

B 5119

:2003

3.

材料及び硬さ  モールド用位置決め部品の材料及び硬さは,表 による。

  2

種類

材料

硬さ

A

受渡当事者間の協議による。 62±2HRC 以上

AJ

合金工具鋼 SKS3 又は同等以上
とする。

55HRC

以上

B

受渡当事者間の協議による。 62±2HRC 以上

BJ1

BJ2

BJ3

機械構造用炭素鋼 S45C 又は同
等以上とする。

45HRC

以上

4.

形状・寸法  モールド用位置決め部品の形状・寸法は,付表 1∼付表 による。

5.

表示  モールド用位置決め部品の表示は,次のとおりとする。

a)

規格の名称

b)

規格番号

c)

種類又はその記号

d)

呼び寸法(

)

e)

角度(

α

)

  (A形・AJ形の場合)

f)

長さ(

)

  (B形・BJ1 形・BJ2 形・BJ3 形の場合)

例  モールド用位置決め部品  JIS B 5119 A 32×5°

モールド用位置決め部品  JIS B 5119 AJ 32×3°

モールド用位置決め部品  JIS B 5119 B 16×7

モールド用位置決め部品  JIS B 5119 BJ 16×5


4

B 5119

:2003

付表  1  形の形状及び寸法

注(

3

)

基準面

  (

4

)

位置決め部品の長さは,組み合わせ後に調整加工されて使用する。

  (

5

)

加工のためのセンター穴は,付けてもよい。

  (

6

)

角度(α)は,受渡当事者間の協議による。

  (

7

)

凸形の根元のテーパ形状は,受渡当事者間の協議による。

単位

mm

呼び寸法

D)

D D

1

D

2

L L

1

L

2

L

3

L

4

12

12 6 M4

40

19.5

5  7

16

16 10 M5 50 24.5

11

6 8

20

20 12

9  11

25

25 16

M8  64 31.5 15

10 12

32

32 20

80 39.5

14 16

40

40 25

M10 18

18 20

50

50 32 M12

100 49.5

25

25 27


5

B 5119

:2003

付表  2  AJ 形の形状及び寸法

注(

8

)

参考値とする。

単位    mm

呼び寸法

(D)

寸法

許容差

α

(

度)

D

1

D

2

D

3

L L

1

L

2

L

3

L

4

*12 12

*13 13

7 5 M4

6

16 16

+0.012 
+0.001

10 8 M5

30 14  8

7

11

20

20

12  9

40 19

10 12

25 25

16

12

M6

50 24

13

11 15

30 30

*32 32

+0.015 
+0.002

20 15

60 29 20 15

*35 35

22

16

*70

34 22 17

40 40

25

19

M8

80 39 25 19

18

50 50

+0.018 
+0.002

1

3

5

10

32 25 M10

100

49 30 21 20

備考

呼び寸法(D)については,標準数の R40 を採用したが,*印は標準数に近い数値を用いた。


6

B 5119

:2003

付表  3  形の形状及び寸法

単位  mm

呼び寸法

D

D

1

T D

2

5

12 12

12

4.5

7

16 16

15

5.5

8

20 20

18

8

25 25

18

9

10

32 32

23

13

40 40

30

11

13

50 50

30

13.5


7

B 5119

:2003

付表  4  BJ1 形の形状及び寸法

単位  mm

呼び寸法

(D)

D

1

呼び寸法

(D)

D

1

呼び寸法

(D)

D

1

5 5 5

10 10 10

*12

15 15 20

5 20 30

10 25

*35

40

*13

4.5

15 35 10

5

25 6.6

45 20

10 5 30

15 10

40

9

40

20 20 10

25 30 20

16 5.5

35

*30

40 30

5 5 40

10 10

50 11

50

15 20

20 30

30

32

9

40

40

20 6.6

50

備考  呼び寸法(D)については,標準数の R40 を採用したが,*印は標準数に近い数値を用いた。


8

B 5119

:2003

付表  5  BJ2 形の形状及び寸法

単位  mm

呼び寸法

(D)

D

1

D

2

D

H T 

10

*12 17 4.5 8 4.8

15

10

*13 17 4.5 8 4.8

15

10

16 20 5.5 9.5 5.8

15

10

20 25

15

10

25 30

6.6 11  7

15

20

*30 35

30

20

32 38

30

20

*35 40

30

20

40 45

9 14 9

30

20

50 58 11 17.5

11.3

30

備考

呼び寸法(D)については,標準数の R40 を採用したが,*印は標準数に近い数
値を用いた。


9

B 5119

:2003

付表  6  BJ3 形の形状及び寸法

単位  mm

呼び寸法

(D)

D

1

D

2

C T 

*12 17  4.5 2.7

*13 17  4.5 2.7

16 20 5.5  3

20 25

25 30

6.6 3.8

5

*30 35

32 38

*35 40

40 45

9 4.8 10

備考  呼び寸法(D)については,標準数の R40 を採用したが,*印は標準

数に近い数値を用いた。


10

B 5119

:2003

附属書 1(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 5119

:2002  モールド用位置決め部品

ISO 8406

:2001  Tool for moulding—Mould bases―Round locating elements and

spacers

(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

項目 
番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目 
番号

内容

項 目 ご と
の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

1.

適 用 範

モ ー ル ド 金 型 に 用 いる テ
ー パ ピ ン 形 状 の 位 置決 め

部品及び,それに組み合わ
せ て 使 う ス ペ ー サ につ い
て規定する。

ISO 8406

1.

適 用 範

モールド金型の 2 つの
部 位 に つ い て 正 確 に

位 置 を 決 め る た め の
テーパ形状の部品と,
ス ペ ー サ に つ い て 規

定する。

IDT

2.

種 類 及

び記号

A

形,A J 形,B 形,B J 1

形,B J 2 形,B J 3 形を規

ISO 8406

3.

寸法 3.1

テーパ形状の位置

決め部品

3.2

スペーサ

MOD/

A J

形,B J 1 形,B J 2

形,B J 3 形を追加し規
定。

国内で使用している規格と ISO 規格で
は,形状・寸法などに相違点があり,ISO
規格に一本化すると使用上混乱するお

それがあるため,当面 JIS

と併記し,将

来は国際規格へ一本化する予定。

3.

材 料 及

び硬さ

材料は A 形,B 形,が受渡
当事者間の協議と規定。A J 
形  は S K S 3 又は同等以

上,B J 1 形,B J 2 形,B J 3
形は,S 4 5 C 又は同等以上
と規定。硬さは A 形及びB

形が 62±2H R C 以上と規
定。A J 形は 55 H R C 以上,

B J 1

形,B J 2 形,B J 3 形

は,45 H R C 以上と規定。

ISO 8406

4.

材 料 及

び硬さ

材料は,ISO 4957 によ
り,硬さは 62±2 以上
とする。

MOD/

材料は,A J 形を S K S

3

又 は 同 等 以 上 と 規

定。B J 1 形,B J 2 形,

B J 3

形は,

S 4 5 C

又は

同等以上と規定。硬さ
は A J 形は 55 HR C 以

上と規定。B J 1 形,B

J 2

形,B J 3 形は,45 H

R C

以上と規定。

ISO

規格に一本化すると使用上混乱す

るおそれがあるため JIS 材料を用いる
こととしたが,将来は国際規格へ一本

化する予定。

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B 51

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(

Ⅰ) JIS の規定

(

Ⅲ)  国際規格の規定

(

Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容 
  表示箇所:本体

  表示方法:点線の下線

項目

番号

内容

(

Ⅱ)  国際

規格番号

項目

番号

内容

項 目 ご と

の評価

技術的差異の内容

(

Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由

及び今後の対策

4.

形状・寸

付表 1∼付表 6 に呼び寸法,
基準寸法,許容差,テーパ

等を規定。

ISO 8406

3.

寸法 3.1

テーパー形状位置

決め部品,3.2  スペー

サ ー と し て , 基 準 寸
法,許容差等を規定。

MOD/

付表 2 に A J 形を,付
表 4∼付表 6 に B J 1

形,B J 2 形,B J 3 形
を規定。

国内で使用している規格と ISO 規格で
は,形状・寸法などに相違点があり,ISO

規格に一本化すると使用上混乱するお
それがあるため,当面 JIS

と併記し,将

来は国際規格へ一本化する予定。

5.

表示

規格の名称,規格番号,種
類 又 は そ の 記 号 , 呼び 寸

法,角度(A 形,A J 形)

長さ(B 形,B J 1 形,B J 2
形,B J 3 形)を規定。

ISO 8406

5.

表示

規 格 の 名 称 , 規 格 番
号,呼び寸法,角度(A

形)を規定。

MOD/

種 類 又 は そ の 記 号 と
長さ(B 形,B J 1 形,

B J 2

形,B J 3 形)を

追加して規定。

国内で使用している規格と ISO 規格で
は,形状・寸法などに相違点があり,ISO

規格に一本化すると使用上混乱するお
それがあるため,当面 JIS

と併記し,将

来は国際規格へ一本化する予定。

 
JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考 1.項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………技術的差異がない。 
    ―  MOD/追加………国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………国際規格を修正している。

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