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B 5117: 2003

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本金型

工業会 (JDMA) / 財団法人日本規格協会 (JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS B 5117 : 1995 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 8405 : 1998  Tools for moulding−

Ejector sleeves with cylindrical    head

−Basic series for general purposes を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS B 5117:2003

には,次に示す附属書がある。

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


B 5117

:2003

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  種類及び記号 

1

4.

  材料及び硬さ 

1

5.

  形状及び寸法 

2

6.

  表示

4

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表 

5

 


日本工業規格

JIS

 B

5117

:2003

モールド用エジェクタスリーブ

Ejector sleeves for moulds

序文  この規格は,1998 年に第 1 版として発行された ISO 8405,Tools for moulding−Ejector sleeves with

cylindrical head

−Basic series for general purposes を元に,対応する部分(ISO の形状・寸法,材料・硬さ及

び表示)については対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格である

が,対応国際規格には規定されていない規定内容を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,

附属書(参考)に示す。

1.

適用範囲  この規格は,主にダイカスト金型,プラスチック用金型などのモールド型に用いるエジェ

クタスリーブについて規定する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 8405:1998

,Tools for moulding−Ejector sleeves with cylindrical head−Basic series for general

purposes (MOD)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。この引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS B 5103

  モールド用エジェクタピン

備考  ISO 6751 : 1998  Tools for moulding−Ejector pins with cylindrical head からの引用規格は,この規

格の該当事項と同等である。

3.

種類及び記号  エジェクタスリーブの種類及び記号は,表 のとおり区分する。

  1  種類及び記号

種類

記号

A

形 A

AJ

形 AJ

4.

材料及び硬さ  エジェクタスリーブの材料及び硬さは,表 による。

 
 
 


2

B 5117

:2003

  2  材料及び硬さ

硬さ(

1

)

種類

材料

しゅう動部

つば部

熱間工具鋼

表面硬化層(

2

)

950 HV

(深さ 0.3 mm)

A

冷間合金工具鋼 60±2 HRC

45

±5 HRC

(熱間鍛造)

AJ

合金工具鋼 SKD61 又は

同等の性能をもつもの
とする。

900 HV

以上

内部硬さ 30 HRC 以上

硬さは受渡当事者間の

協定とする。

(

1

)

硬さの測定範囲は,製造業者の一任とする。

(

2

)

材料強さは,1 400 MPa(近似値:硬さ 43 HRC)以上とする。

5.

形状及び寸法

5.1

A

形のエジェクタスリーブの形状及び寸法は,

表 による。


3

B 5117

:2003

  3  形状及び寸法(形)

(

3

)

熱間工具鋼:Ra 0.8,冷間合金工具鋼:Ra 0.4

(

4

)  t

=0.012×0.1×L

1

(mm)

 

単位  mm

D

1

D

2

L

呼び寸法

(D

1

×D

2

)

寸法

許容差

(H5)

寸法

許容差

(g6)

D

3

D

4

L

1

(

5

)

R

75

100 125 150 175 200 225 250 275 300

2

×4 2

2.2

×4 2.2

 4

2.5   8

2.5

×5 2.5

2.7

×5 2.7

+0.004

    0

3

35

3

×5 3

3.2

×5 3.2

 5

−0.004

−0.012

3.5

10

3 0.3

4

×8 4

○  ○

4.2

×8 4.2

4.5

○  ○

5

×8 5

○  ○

5.2

×8 5.2

+0.005

    0

 8

5.5

14

○  ○

6

×10 6

○  ○  ○  ○

6.2

×10 6.2

10

−0.005 
−0.014

6.5 16

5 0.5

○  ○  ○  ○

8

×12 8

○  ○  ○  ○  ○

8.2

×12 8.2

+0.006

    0

12 8.5

20

○  ○  ○  ○  ○

10

×14 10

○  ○  ○  ○  ○

10.2

×14 10.2

14 11

○  ○  ○  ○  ○

12

×16 12

○  ○  ○  ○  ○

12.5

×16 13

+0.008

    0

16

−0.006

−0.017

13

22

45

7 0.8

○  ○  ○  ○  ○

(

5

)

軸径が 16<D

2

≦32 の場合,つば部の形状は JIS B 5103 A1 形のエジェクタピンと同様とする。

 
 
 
 
 
 
 


4

B 5117

:2003

5.2 AJ

形のエジェクタスリーブの形状及び寸法は,

表 による。

  4  形状及び寸法(AJ 形)

 

単位  mm

L

D

1

D

2

75

100 125 150 175 200 225 250 275 300

L

1

呼び寸法

(D

1

×D

2

)

寸法

許容差

(H7)

寸法  許容差

D

3

D

4

H

35

40 50 60

70

2

×4 4.0 8

2

×5

2.0 2.5

2.5

×5

5.0 9

2.5

×6

2.5

6.0

3.0

10

○  ○

3

×5 5.0 9

○  ○

3

×6

3.0

+0.010

0

3.5

○  ○  ○  ○

3.5

×6

6.0 10

○  ○  ○  ○

3.5

×7

3.5

7.0

4.0

11

○  ○  ○  ○

4

×6 6.0 10

○  ○  ○  ○

4

×7 7.0

○  ○  ○  ○

4

×8

4.0

8.0

4.5

○  ○  ○  ○

4.5

×7 7.0

11

6

○  ○  ○  ○

4.5

×8

4.5 5.0

○  ○  ○  ○  ○

5

×8 5.0

8.0

5.5

13

○  ○  ○  ○  ○

6

×10 6.0

+0.012

0

6.5

○  ○  ○  ○  ○

7

×10 7.0

10.0

−0.01

−0.02

7.5

15

○  ○  ○  ○  ○

8

×12 8.0

12.0

8.5 17

○  ○  ○  ○  ○

10

×15 10.0

+0.015

0

15.0

−0.01
−0.03

10.5

20

8

○  ○  ○  ○  ○

6.

表示  エジェクタスリーブの表示は,次による。

a)

規格名称

b)

規格番号

c)

種類又はその記号

d)

呼び寸法  (D

1

×D

2

)

e)

長さ  (L)

f)

材料記号

例  モールド用エジェクタスリーブ  JIS B 5117  AJ  2×4×100  SKD61


5

B 5117

:2003

附属書(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS B 5117 : 2001

  モールド用エジェクタスリーブ

ISO 8405 : 1998

  Tools for moulding−Ejector sleeves with cylindrical

head

−Basic series for general purposes

(I) JIS

の規定 (III)

国際規格の規定 (IV)

JIS

と国際規格との技術的差異

の項目ごとの評価及びその内容 
  表示個所:本体

  表示方法:点線の下線又は実線の
側線

項目番号

内容

(II)

国 際 規

格番号

項目番号

内容

項目ごとの

評価

技術的差異の内容

(V)  JIS

と国際規格との技術的

差異の理由及び今後の対策

1.

適用範囲

ダイカスト金型,プ

ラスチック用金型な
どのモールド型に用
いるエジェクタスリ

ーブについて規定。

ISO 8405 

1.

適用範囲

圧縮成形型,射出成形

型,ダイカスト型に用い
られるエジェクタスリ
ーブについて規定。

IDT

2.

引用規格

関連規格を表示。

2.

参照

関連規格を表示。 IDT

3.

種類及び記

A

形,AJ 形を規定。

なし MOD/追加

種 類 の 区 分 を 明 確 に
し , そ の 記 号 を 決 め

た。

使用上混乱するおそれがあるた
め,ISO 形と JIS 形に分類した。

当面 JIS の併記とし,将来は国
際規格へ一本化する予定。

4.

材料及び硬

A

形,AJ 形それぞれ

に使用材料の種類及
び部位別の硬さを規
定。

 4.

材 料 及 び

硬さ

材料は,熱間工具鋼又は

冷間合金工具鋼を使用
し,それぞれ軸部及び頭
部の硬さを規定。

MOD/

追加

JIS

で追加された種類

の 材 料 を 追 加 規 定 し
た。

使用上混乱するおそれがあるた

め,ISO 形と JIS 形に分類した。
当面 JIS の併記とし,将来は国
際規格へ一本化する予定。

5.

形状及び寸

A

形,AJ 形の呼び寸

法,基準寸法及び許

容差を規定。

 3.

寸法

各部の寸法及び許容差
を規定。

MOD/

追加

追 加 さ れ た 種 類 の 寸
法・形状を追加規定し

た。

JIS B 5114

と組み合わせて使用

される。従って,そのはめあい

公差に合った寸法を追加規定し
た。

6.

表示

規格名称,番号,種
類,呼び寸法,長さ,
材 料 記 号 な ど を 規

定。

 5.

表示

規格名称,番号,呼び寸
法長さ,材料を規定。

MOD/

追加

種 類 を 表 記 す る よ う
にした。

使用上混乱するおそれがあるた
め,当面 JIS の併記とし,将来
は国際規格へ一本化する予定。

5

B 51

17

2003


6

B 5117

:2003

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

− IDT ………………  技術的差異がない。 
− MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。

2.  JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

− MOD……………… 国際規格を修正している。

6

B 51

17

2003